あけましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。
今年もまた 牛の涎の如く、細く長く粘り強く頑張っていきたいと思います。
皆様、よろしくお願いいたします。
あけましておめでとうございます。
今年もまた 牛の涎の如く、細く長く粘り強く頑張っていきたいと思います。
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都城のやいちゃッ亭のオーナーから「熟成庫、入れましたよ~」と聞いたのはだいぶ前の事。
ようやく熟成も進み「試食会を開きます~」との御招待をうけ、食べてきましたよ、熟成肉。
そもそも熟成肉ってなんぞや?
ってところから入ると長~い話になるんだけど、やいちゃッ亭の熟成肉は、いわゆる「ドライエージングビーフ」ってやつです。
1~2度程度の温度、適度な湿度・風を保ちながら、そして、お肉自体が持ってる微生物の力を借りながら熟成させていく方法です。
熟成肉は何度か(何種類か)食べましたが、普通のお肉とはまた違った旨みが感じられ、なかなか奥深いものがあるのです。
んで、ウチのお肉を気に入って使って下さってる「やいちゃッ亭」さんが、どんな風に熟成肉を提供してくれるのだろうと思うだけでワクワク感が止まらないわけです。
今回のお肉は経産牛で、熟成期間40日のものだとか。
もうね、焼いてる時点で香りが違う。
普通なら固くて大変な経産牛のお肉が柔らかく旨みが凝縮されてる感じ。
また部位によっても、その旨さが違っていて熟成肉、たまらん!
もちろん、ドライエージングでなく普通に熟成したお肉も美味しくって、どっちが好みかは分かれるかもしれないけど、
「別物」として、どっちのお肉も楽しんで欲しいなぁって思うのであります。
ただ、ドライエージングビーフは火を通しすぎないで塊肉で焼くほうが、その旨みを楽しめるのではないかと思った次第です、はい。
現在、ウチのお肉の「ソトモモ」を熟成中でして、2か月後先位に食べられるらしく、それを楽しみにしているところ。
うふ、うふうふうふふ。
今のところ、宮崎県内でも店内で熟成させたお肉を食べさせてくれる所は、この「やいちゃッ亭」だけみたいです。
ただし予約が必要とのことですので、食べてみたい方は先ずは電話してみてね。
やいちゃッ亭 都城店
都城市前田町16-21
電話 0986-80-4266
やいちゃッ亭 橘店
宮崎市橘通西1-3-9
電話 0985-25-1129
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先月の事なのですが、有志で「肉肉まつり」なるものを開催しました。
やいちゃッ亭のオーナーと「いろんな肉の食べ比べをやったら面白そうだ」という話になり、6月の肉の日イブ(要は28日ね)に決行となった次第です。
あくまでも
肉の優劣を語るのではなく色んな牛肉を味わってみようぜ!
という主旨で、集まってくれたのは12名。
畜産農家やお肉屋さん、役場の職員、飼料屋さん、畜産業に関係のない単なる肉好きなどなどです。
▼竹ノ谷の蔓牛(いぶさな牛)モモ
▼都萬牛(経産肥育)モモ
▼飛騨牛
▼さの萬ドライエイジングビーフ(ホルスサーロイン)
▼シャロレー子牛肉と中勢以熟成肉(神戸牛モモ)
▼土佐あかうし ブロックで炭火焼
もう、タンしゃぶだけで「やられたわ♡」って感じだったのですが、次々出てくるお肉たちの美味しい事って言ったら・・・(思いだすだけで うっとり)
それぞれの肉にそれぞれの美味しさがあって、牛肉の世界って本当に奥深いわ。
さの萬のドライエージングビーフは鼻に抜けるナッツ臭がたまらんし、中勢以の熟成肉はチーズの香りが心地よい。
いぶさな牛は懐かしい肉の匂いだし、都萬牛は経産らしい深みがある。
シャロレーの子牛肉(実は子牛肉を食べたのは初めて)の肌理の細かさに驚かされた。
ホント個性的なお肉をたくさん堪能することができました。
また人それぞれに好きなタイプの肉があるのも面白かったです。
ある人は「糠漬け最高!」と言うのに、ある人は「糠の匂いがダメ」とか(笑)
今回は、しゃぶしゃぶ以外はほぼ塩だけで食べてみたのですが、調理法によってもまた味わいが違うものになるんでしょうね。
次は短角や無角なども食べてみたいと思ったのでありました。
※場所を提供してくださった やいちゃッ亭さま、お肉を用意してくださった関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。
「食肉通信」という業界紙を購読しています。
最近の記事には去年の牛肉の売れ筋や価格の推移などが書いてありました。
11月・12月の消費動向などを読んでみると・・・牛肉の消費が少しだけ増えているとか。
(これは国産牛肉だけじゃなく輸入肉も含まれているわけで、和牛生産農家としては素直に喜んで良い数字ではないのかもしれませんけど・・・。)
例年、特に12月は、お歳暮や正月の需要としてすき焼き用のお肉が売れるみたいなのですが、今年は特にローストビーフ用のモモ肉の塊が売れたのだとか。
記事によれば、TVなどで取り上げられた「炊飯器で作るローストビーフ」が影響したのではとの事でした。
このブログでも取り上げ、実際に私も何度か作ってみました。
作り方はこちら→炊飯器で作るローストビーフ
とりあえず、何と言っても 「楽」 (*´ω`*)
オーブンで作るとなると、温度を気にして、焼き上がりにも気を配ったにも関わらず、火が上手く通ってなかったり、あるいはパサパサになったり、作った後は天板を洗ったり・・・
▲ちょっと火が通りすぎた例( ´;ω;`)ブワッ
色々考えると作るのが億劫になるのがローストビーフなわけですが、炊飯器にお任せの方法は本当に簡単なんですよ。
何より、まず失敗することはないし、おまけに出来上がりも、旨い!
低温調理法(お肉を低温でじっくり熱を通す事によって、うまみ成分を引き出す調理法)ってのも話題になりましたが、炊飯器を使えば、それが簡単にできるのです。
それにローストビーフって「豪華な食事」ってイメージがありますよね?
それが炊飯器で簡単に出来るなら、一度は作ってみようかと思うのは主婦なら当然。
モモ肉の売り上げが伸びたのも道理ってものです。
しかし、TVの影響って凄いですね。
TVで取り上げられると、やっぱり一般主婦の食いつきが違うって、しみじみ思いました。
・・・・やっぱり、牛肉の食べ方を提案していくって大切なんですね。
よく聞くのが(特に生産者から)
「牛肉は、焼いて塩で食べるのが一番なんだよ!」
って言葉。
私としても異存はありません。
私も、良い肉を塩で食べるのが一番牛肉の旨さがわかると思ってます。
でも、一般の消費者に
もっといろんな方法で牛肉の色んな美味しさを知って貰って、
もっともっと牛肉の事を知って貰って、
もっともっとたくさん食べて貰うには、
色んなジャンルの料理人さんたちとタッグを組んで、
あるいは生産者自ら、
色んな提案をしていかなきゃいけないんですよね・・・
塩が一番旨い!って言ってるだけなら、消費拡大には繋がらないわけで。
とりあえず・・・・
炊飯器で作るローストビーフの作り方を考えてくれた人、ありがとう!
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
(ホントならもう「寒中お見舞い」ですね。すんません。)
昨年はブログの更新が滞りまして、色んな方から心配していただき、
ありがたいやら、申し訳ないやらでした。
そして、とある方からのご紹介により「やいちゃッ亭」さんがウチのお肉を気に入って
定期的に購入し「山崎牛」という名前を大きく出して下さった記念すべき年でもありました。
新しく入ってくれたスタッフも牛の扱いに慣れた人で即戦力として活躍してくれているし、
怪我をしたスタッフがいたにも関わらず、牧場もうまく回っています。
これも喜ぶべき事でしょうね。
嬉しい事があった反面、私自身の体調不良(持病があるんですわ)や、
精神的にキツイ事やつらい事もあった1年でして・・・・
まぁ、良い事もあれば悪い事もあっての1年なんだなぁ・・・
なんて、妙に達観してしまった今年の始まりでありました。
ところで、嬉しい事と言えば・・・・
昨年、小林市役所に勤めている友人(N氏)と食事をする機会がありまして。。。。
(N氏は学校給食や地産池消や、弁当の日プロジェクトやらの「食育」に力を入れてくれている心強い人であります)
「1月に小林市で宮崎牛を給食に出すことが出来る段取りになりました!」
とのこと。
一昨年、ウチが「給食に牛肉を、プロジェクト」と題してウチの牛1頭を小林市の小中学校の給食で使って貰うというイベントをしました。
その時の記事は↓
「学校給食に牛肉を(勝手に命名)プロジェクト」
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2012/03/post-bb73.html
これに刺激されたという人達が、知恵を絞り、行動し、今年1月に宮崎牛を小林市の給食に提供できるよう、取り計らってくれるという話でした。
市の畜産課のK主幹が中心となり、市内の和牛農家を巻き込んでのイベントです。
現在、宮崎県内の子牛市場では、出荷1頭当たり1000円が「牛肉購入券」という形で配られています。
つまり、なんやかんやの手数料を引かれて子牛が50万で売れたとしたら、49万9千円プラス「牛肉購入券千円」という形で支払われているわけです。
これは「生産者も地元の牛肉食べようね!」という、牛肉消費拡大を狙ったものなんですね。
この「牛肉消費券」を集めて、市内の小中学校の給食用に牛肉を買おうじゃないか、子供たちに給食で宮崎牛を食べて貰おう!
と、畜産課や農家の人達が子牛競り市に出荷した市内の子牛生産農家を回り「牛肉購入券」を集め、また、肥育農家の協力を仰いで、資金100万円超を集めたという事です。
この100万円超が、子供たちの給食に使われるわけですよ、あなた!
「山崎さんがやってくれたから、火が付いたんですよ」と言って下さるN氏と、
「良かったね、良かったね」と二人で嬉し泣きしたのでありました。
(ほら、お互い酔っ払いだったからさ、涙もろくなってるわけよ)
というわけで、少々フェイント気味ではありますが、1月28日に小林市内の小中学校で宮崎牛を使った給食メニューを提供できる運びとなったことを報告しておきます。
メニューは「こすモ~丼」
(こすモ~ってのは、小林市のゆるキャラで、牛さんなんです)
「こすモ~」ちゃんに関してはこちら
http://kankou-kobayashi.jp/publics/index/322/#page322
宮崎牛カルビの焼き肉を使ったどんぶりになるらしいです。
この給食については、当日にテレビや新聞で取り扱ってくれると思うので、
またその時に書きたいと思います。
一昨年には小林市細野の肥育農家さんが子供さんの通う学校の給食用にお肉を提供したという話も聞いて、また、今回の市内の畜産農家を巻き込んだ給食の話を聞いて、「学校給食に牛肉を!」と、個人的な思いで試しにやってみた取り組みが、決して無駄な事じゃなかったんだなぁ、と嬉しくなった次第です。
できればこの取り組みが、県内に、そして全国に広がることを。
大阪と奈良でお肉屋さんをやっている和島さんが牧場見学に来てくれました。
和島さんとは数年前からネット上でお付き合いはあったのですが、お会いするのは初めて。
山崎畜産の3カ所の農場のうち、2カ所を見学して頂きました。
ちょうど本日出荷予定の牛さんがいたので、それも見て貰いましたが
「思った以上に大きい」と驚いていました。
肉屋さんと言えども肉牛を見る機会はなかなか無いようです。
初めてお会いしたにも関わらず話が弾むのは、やはり「牛・肉」という共通項があるから、
そしてネット上でやりとりをしている気安さがあるのでしょう。
しかし色々話をしていて、エサの事、どんな飼い方をしているのかなど、お肉屋さんにももっともっと伝えなければいけないことがあるんだと気付かされました。
生産者からすれば当たり前のことでも、お肉屋さんが生産現場について知らない事やわからない事は色々とあるんだなぁ・・・と。
お肉屋さんは直接消費者の声を聞く立場ですから、まずはお肉屋さんに畜産現場に興味を持ってもらい、消費者に伝えて貰うのも大切な事なんですよね。
こうやって牧場まで来て頂き直接お話しするのも大事ですが、せっかくブログをやってるんだから、情報発信を怠ってはいけないですね。
諸事情で最近ブログの更新が滞っていますが、少しずつでも書いていきたいと改めて思った次第です。
和島さんはネットショップも展開されています。
特に宮崎県産のお肉を気に入って頂けており、宮崎牛のネット販売にも力を入れています。
牛肉通販専門店 和島大輔商店 http://02983.net/
都城の「やいちゃッ亭」さんでアースジェネターの佐藤社長達と焼き肉をしたわけですが、4人だけじゃさびしいし、せっかくだから誰か連れてきてよ~という私の願いを聞いて参加してくれたのが鹿児島の繁殖農家さんでした。
繁殖農家のNさんはアースジェネターのブログにも登場したことがある人物。
なんと!分娩間隔350日を誇る若者なのだ!
(以前は330日だったけど、安福久の種を付けるようになって長くなったらしい)
今の宮崎県の分娩間隔の平均が410日(ごめん、確認せずに書いてます)を超すことを考えると、ものすごい成績なのです。
分娩間隔が短いというのはつまり、手っ取り早く言えば1頭の繁殖牛から、より多くの子牛が生まれるつーことで、経営にはすごくプラスになること。
すんません。繁殖の事は殆どわからずに書いてます。
肥育のやり方・経営方針にも色々あって、経営者毎に考え方は違うわけで簡単に「この方法が正しい」なんて一概には言えないように、きっと、繁殖農家にも色んなやり方や方針があるに違いないのだけれど、昨今の「子牛の供給不足」を考えると、より多くの子牛を生産してくれる繁殖農家さんの存在は、とってもありがたいのであります。
で、聞いてみました。
「繁殖成績をあげるコツってあるの?」
すると思ってもみなかった答えが・・・
「基本は土作りだと教わりました!」
え~~~~っとぉ・・・・多分、
お母さん牛や子牛に食べさせる粗飼料をきちんと育て上げる事こそ一番大切、
粗飼料にこだわって、きちんと食べさせる事が大切
そういうことが言いたかったのだと勝手に解釈しました(苦笑)
実際、土作りには非常にこだわりを持ってるようでした。
すんません、繰り返すようですが繁殖の事、殆ど知りません。
彼に言わせると
「分娩期間を短くすることは、牛を見ていれば簡単」
らしいのです。
早期に母牛から子牛を離すことなどはしているようですが、
他には「特に変わった事はしていません」とか。
繁殖の仕事って、無事に出産させ、母牛と子牛の健康状態に気を使い、
牛の血統も色々考えて、肥育農家好みの子牛を育て上げ・・・
おそらく考えなきゃいけない事がたくさんあるはずで、
彼もきっとその事に凄く頑張っていて、
それに比べれば
「分娩期間を短くするのは簡単」
だと思ってる、ってことなんだと想像するわけです。
すごく牛が好きで牛飼いという仕事が好きで、
年中牛の事ばかり考えてるんだろうなぁ・・・
話していてそんな風に感じました。
それでも敢えて牛の事には触れずに「基本は土作り」と言い切る彼を「カッコいいなぁ」なんて心底思ったのでありました。
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なんかね、若い人と話してると、農業の高齢化は確かに進んでいるんだけど、
やる気のある若手は間違いなく育ってきているぞ!
って頼もしく思えてきます。
今日ももう終わろうとしています。
あの日から3年です。
そんな4月20日を何事もなく普段通りに過ごせたことが嬉しいです。
普通に牛の世話をして、普通にテレビなんか見たりして、
普通に食事をしている、そんなことが嬉しいです。
宮崎日日新聞社は4月20日を
「口蹄疫を忘れない日」
として特集を組んでくださっています。
その事にも本当に感謝です。
FBで知り合った方は、当時、遠く群馬から家畜防疫員として宮崎に来られていました。
その方が当時の川南町の様子の写真をFB上に掲載されていたことで初めて知った事でした。
全国各地の色々な方にお世話になっていたのだなあと改めて思った次第です。
宮日主催の口蹄疫感想文では、中学生の女の子の文章が載せられていました。
家の牛が殺処分された当時の事を書いたものでした。
小学生だった彼女が、今まで誰にも言えなかった当時の事を、しっかりと見つめなおした文章でした。
そこにはいわゆる「食育教育」とはまた違った「家畜を育てる意味」が深く書かれているような気がしました。
まとまりのない文章だけど、とりあえず書きとめておきます。
何とか週に2回は、ブログの更新をしたいと思っているのですが・・・
気力・体力ともに「無理っっ!!!」という状況です。すんません。(*_ _)人
書きたい事はたくさんあるのですが、下書きの途中で止まってる物ばかり。
写真の加工も出来てないし ( ´・ω・`)
一応、
「飛騨牛はすごいぞ」つー話
「宮崎に新しいブランド牛」(都萬牛に関して)
「枝肉の見方について」
「野上食品さん見学のはなし」
などなど、書きかけてはいるんですが・・・
フェイスブックのほうは週に2回は更新してます。
FBは、写真貼って2~3行書くだけなので、ラクなのだ(笑)
しょーもない話ばかりですが、アカウントをお持ちの方は是非ご覧ください。
ブログより牛さんの写真がてんこ盛りだったりします。
▲肥育後期の牛さんです。良い感じで幅が出てきてると思ってるのですが。
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