カテゴリー「安愚楽牧場関連記事」の67件の記事

2012/03/31

安愚楽牧場・カミチクが一部継承/鹿児島、宮崎の農場

安愚楽牧場 カミチクが一部継承/鹿児島、宮崎の農場 http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=39476

(2012 03/30 11:14) 南日本新聞

 和牛オーナー制度が行き詰まり、破綻した畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)の問題で、牛の生産・加工・販売のカミチクグループ(鹿児島市)が鹿児島、宮崎両県内の一部の直営農場の経営と預託農家との契約を引き継ぐことが29日までに分かった。

 安愚楽牧場は2011年8月に民事再生法適用を申請したものの、同11月に東京地裁が再生手続きを廃止する決定をし、破産した。鹿児島県などによると、県内には直営牧場が2カ所(日置市、南さつま市)、預託農家が48戸あり、計約1万頭が飼われていた

 カミチクグループによると、取引先を通じ両県の農家の支援要請を受け、昨年9月から安愚楽側や債権者らと交渉してきた。2月末に契約を結び、同グループの直営農場・錦江ファームが県内の直営牧場2カ所と預託農家30戸を引き継いだ。

錦江ファームは従来の倍にあたる2万頭の飼養数を抱えることになった。余裕のある飼育環境を確保するため、宮崎県の直営牧場3カ所と預託農家8戸も獲得した。同グループが宮崎に進出するのは初めて

 関係者によると、鹿児島県内ではカミチク以外の企業と契約した預託農家もいるという。
 
 カミチクグループの上村昌志社長は「他県では安愚楽牧場の生産態勢がばらばらになったままのケースも聞く。うまく活用しないと鹿児島の畜産、経済の衰退につながる。再生させることが使命だと捉えている」と語った。

※メモ

錦江ファームが安愚楽の直営農場・預託農家を引き受け・・
この話は2月には聞いていたし、錦江ファームの牛肉を扱っている鹿児島・宮崎のスーパー「タイヨー」で個体識別を調べると元安愚楽牧場とみられるものが、既に3月には店頭に並んでいた。
が、ニュースなどの記事になったのは初めて目にした。

鹿児島・・・直営牧場2カ所、預託農家30戸
宮 崎・・・直営牧場3カ所、預託農家8戸

  

2012/02/26

安愚楽牧場の子会社(レストラン安愚楽北霧島)が破産

安愚楽牧場の子会社レストランが破産

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120223-908032.html

 和牛オーナー制度が行き詰まり、破綻した畜産会社「安愚楽1 件(あぐら)牧場」(栃木県)の子会社で、宮崎県小林市のレジャー施設内でレストランを経営していた「レストラン安愚楽1 件北霧島」(同市)が、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが23日、分かった。

 破産管財人によると、負債総額は約6億3千万円。決定は15日付。

 帝国データバンクによると、設立は1994年で、小林市と安愚楽牧場が第三セクター方式で出資する「コスモス牧場」内でレストランを経営。安愚楽牧場の破綻後、店舗を閉鎖していた。(共同)

 [日刊スポーツ 2012年2月23日20時10分]


レストラン安愚楽破産 コスモス牧場内で運営 小林

宮崎日日新聞 2012年2月24日付転載
 
 和牛オーナー制度が行き詰まり、破たんした畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)の子会社で、小林市のレジャー施設内でレストランを経営していた「レストラン安愚楽北霧島」(同市)が、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが23日、分かった。

 破産管財人によると、負債総額は約6億3千万円。決定は15日付。

 帝国データバンクによると、設立は1994年で、小林市と安愚楽牧場が第三セクター方式で出資する「コスモス牧場」内でレストランを経営。安愚楽牧場の破綻後、店舗を閉鎖していた。

 肥後正弘市長は「今後どのようになるのか全く分からない。レストランの施設が放置された場合の撤去費用などが足かせになるかもしれない。今後債権管理者が事務を進める中で、債権者と話して市の条件を提示していきたい」と話している。


※関連記事

安愚楽牧場・小林市コスモス牧場問題(2011/11/19)

http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/11/post-1449.html

※メモ・独り言

これに関する紀藤正樹弁護士のツイッター

2月24日 弁護士 紀藤正樹 Masaki kito ‏ @masaki_kito
安愚楽を温存させた小林市にも責任がある>安愚楽牧場の子会社「レストラン安愚楽北霧島」=宮崎県小林市が破産破産管財人によると、負債約6億3千万円。小林市と安愚楽が第三セクター方式で出資する「コスモス牧場」内でレストランを経営 nikkansports.com/general/news/f… #agura


安愚楽を温存させた小林市にも責任がある

「温存させた」に違和感。
小林市が安愚楽の経営状況を把握していたのならともかく・・・

2012/02/24

安愚楽牧場問題 消費者相が出資者に謝罪

安愚楽牧場 再発防止へ法律見直しも

2月21日 13時37分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120221/t10013174021000.html

松原消費者担当大臣は、衆議院予算委員会で、栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」が、繁殖用の牛への投資を募ったあと経営破綻したことに関連して、今後、同様の問題が起きないよう、関係する法律の見直しも含めて対応していく考えを示しました。

この中で、松原消費者担当大臣は、栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」が、繁殖用の牛への投資を募ったあと経営破綻したことに関連して、おととしの夏に、安愚楽牧場から消費者庁に、状況を報告したいと連絡があったにも関わらず、消費者庁が報告を受けなかったことを明らかにし、「極めて遺憾で、申し訳ない」と陳謝しました。

そのうえで、松原大臣は「安愚楽牧場に関しては、契約者が所有する牛の頭数や内訳が開示されていなかったことなど問題点が指摘されているので、今後、法令の見直しも含め、制度面、運用面の見直しも検討していく」と述べ、同様の問題が起きないよう、関係する法律の見直しも含めて対応していく考えを示しました。

宮日は記事にしているが、他紙はどうなんだろう?

安愚楽牧場問題 消費者相が出資者に謝罪

宮崎日日新聞 2012年2月22日付転載

 和牛オーナー制度が行き詰まり、負債約4300億円を抱え破たんした畜産会社「安愚楽牧場」について、松原仁消費者行政担当相は21日の衆院予算委員会で、消費者庁が2010年、同社から必要な報告を受けていなかったことを明かし、「極めて遺憾だ。(出資者には)申し訳ないと思っている」と謝罪した。

 消費者庁長官が昨年、担当課長らを厳重注意したことも明らかにした。柴山昌彦衆院議員(自民党)の質問に答えた。

 農林水産省は09年、財産状況に関する書類の記載に不備があるとして、預託法に基づき処分した。そのごの定期報告も求められた同社は10年夏、農水省から引き継いだ消費者庁に「報告したい」と連絡したが、同庁は「必要があれば聞く」と回答しただけで、報告を受けていなかった。

※関連記事
消費者庁に監視責任の声(日本農業新聞2011/11/19)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/11/20111119-e122.html

2012/01/21

口蹄疫・安愚楽牧場を家宅捜索2

「安愚楽牧場家宅捜索」の宮崎のテレビニュースを追加しておく

※関連
口蹄疫・安愚楽牧場を家宅捜索 http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2012/01/post-7e2d.html


安愚楽牧場を家宅捜索 獣医師法違反容疑
1月20日 17時21分 MRT

 安愚楽牧場の獣医師が、牛を診察せずに医薬品の投与を繰り返した疑いがあるとして告発された問題です。

宮崎県警は20日までに、獣医師法違反の疑いで栃木県の安愚楽牧場本社や川南町の直営農場などを家宅捜索しました。

 県警によりますと、家宅捜索したのは、破産した安愚楽牧場の栃木県にある本社や口蹄疫が発生した川南町の直営農場など数か所です。

家宅捜索は、口蹄疫被害農家2人の告発を受けて実施されたもので、告発状によりますと、安愚楽牧場の獣医師は、牛の診察をせずに従業員に医薬品を投与させた獣医師法違反の疑いがあるとしています。

県警は告発された獣医師や当時の従業員から任意で事情を聴いていて、家宅捜索で押収した書類とともに当時の状況を調べています。

また、安愚楽牧場の獣医師については、口蹄疫が確認される前に十分な診察をしないまま牛に抗生物質を処方したとして、県が去年11月、文書による行政指導を行っています。

獣医師法違反容疑で安愚楽牧場を家宅捜索 2012年01月20日 UMK

獣医師が診察を行わずに、医薬品を処方した獣医師法違反の疑いで県警は、安愚楽牧場の農場を家宅捜索しました。

獣医師法違反の疑いで県警が家宅捜索を行ったのは、栃木県にある安愚楽牧場の本社や口蹄疫で7例目となった川南町の農場などです。

この問題では、去年10月に、口蹄疫で被害を受けた川南町の畜産農家が告発状を提出し、高鍋警察署が受理していました。

告発状では、安愚楽牧場の専属獣医師が、口蹄疫で7例目となった安愚楽牧場の農場で、牛の診察を行わずに医薬品を処方した疑いがあると指摘しています。
安愚楽牧場は、去年、経営破たんし、破産手続きを進めています。

2012/01/20

口蹄疫・安愚楽牧場を家宅捜索

破産の安愚楽牧場を家宅捜索 獣医師法違反容疑

2012/01/20 02:02 【共同通信】

http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012011901001769.html

 破産した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県那須塩原市)の男性獣医師が、宮崎県内の同社農場で牛を自ら診察せずに医薬品投与などを繰り返した疑いがあるとして、宮崎県警が獣医師法違反容疑で安愚楽牧場本社や、宮崎県内の農場など数カ所を家宅捜索したことが19日、捜査関係者への取材で分かった。

 口蹄疫の被害に遭った宮崎県川南町の畜産農家の男性2人が昨年10月、同容疑で獣医師を告発。県警は、この獣医師や、牧場の元従業員などから任意で事情を聴いた。

 捜査関係者によると、家宅捜索は昨年12月中旬、本社や児湯第7牧場(宮崎県川南町)など数カ所で実施した。


県警、高鍋署 安愚楽牧場を家宅捜索 
     本社や川南の農場 獣医師法違反疑い

宮崎日日新聞 2012年01月20日

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=43279&catid=74

 破産した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)の男性獣医師が本県内の同社農場で牛を自ら診断せずに医薬品投与などを繰り返した疑いがあるとして、県警生活環境課と高鍋署が19日までに、獣医師法違反容疑で同社本社や本県内外の直営牧場などを家宅捜索したことが分かった。

 県警によると、家宅捜索したのは同社本社や、不適切な対応があったとされる、口蹄疫感染疑い7例目となった川南町の直営農場など数カ所。獣医師や当時の従業員ら関係者から任意で事情を聴いているという。

(以下紙面転載)

 告発状によると、獣医師は県東部の複数の同社農場を担当。口蹄疫発生前の2010年3月から4月にかけて、同農場の牛を直接診察することなく、従業員から「風邪の症状を示す牛がいる」と相談を受けた際、電話で投薬を支持した疑いがあるとしている。 獣医師法は、獣医師が診察しないで投薬することを禁じている。

 同農場近くで畜産経営し、口蹄疫で家畜全頭が殺処分された男性二人が11年10月、告発状を高鍋署に提出。同署は同11月に受理した。

 この問題をめぐっては、県も同月、十分な診察をしないまま同農場の牛725頭に抗生物質を処方したとして「獣医師法に照らして問題があった疑いがある」と獣医師に文書で指導している。

 同農場では1例目から4日後の10年4月25日に感染疑いが確認され、肥育牛725頭が殺処分された。しかし、確認時には既に半数程度の牛が発症していたことなどから、県口蹄疫検証委員会は同農場の「通報遅れ」を指摘。県は11年3月に同社に対して文書で改善を指導している。

2012/01/05

安愚楽牧場・預託農家(大分)の記事

口蹄疫前に経営不安視/安愚楽の預託農家 2012年01月05日 asahi.com> マイタウン> 大分> 記事

http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000001201050005

 和牛オーナー制度が行き詰まり、破産手続きが始まった安愚楽牧場(本社・栃木県)について、同社が破綻(は・たん)理由に挙げている宮崎県の口蹄疫(こう・てい・えき)発生や福島第一原発事故以前から経営が不安視されていたことが、県内の畜産農家らへの取材で分かった。牧場が所有していた牛の売却も進められているが、預託農家が今後も牛の飼育を続けていけるかの見通しは立っていない。

 国東市安岐町の河野牧場では、約1400頭の肉用牛を育てている。1996年ごろから安愚楽の牛を預かって肥育する預託農家となり、規模を拡大した。経営者の河野一さん(36)によると、預託農家には最上級の格付けの肉を生産する農家もいた。

 約2年前、安愚楽の本社が、九州外の商社が扱うある飼料を使うよう指示してきた。時々腐っていることもあるほど質が悪かったが、与える量を調べられるため、勝手に変えることは出来なかった。

 「会社の人も分かっていたが、本社から言われると断れなかった」。肉質は落ち、各農家に成績に応じて払われる預託料も1頭あたり1日120~150円だったのが、軒並み100円前後に引き下げられたという。安愚楽牧場は原発事故の影響による牛肉価格の低迷を経営悪化の理由にするが、それより以前からおかしくなっていたのではと感じる。

 安愚楽の預託農家は、自前の畜産経営が行き詰まって預託に切り替え、危機を切り抜けた農家が多い。多くの農家は安愚楽に恩義を感じ、会社に要望などをすることはなかった

 「これからは農家の声を本社に上げていこう」と昨春、県内の預託農家13軒などで「大分安愚楽会」を結成。その直後の8月、経営破綻が明るみに出た。

 最も飼養頭数の多かった河野さんの牧場の牛は8月、安愚楽に飼料を売っていた福岡県の飼料メーカーが担保に取り、安愚楽に替わってこの会社から預託料が払われるようになった

 安愚楽会会長の河野さんや県によると、他の預託農家の牛は安愚楽から餌を3分の1に減らされるなどしていたが最近、県内外の食肉卸業者などが購入。滞っていた預託料も12月、安愚楽の管財人から入り出した。1軒が廃業を決めたが、残りの農家は続けたい意向だ。

 だが、今後も子牛を購入し預託していく方針を新たな業者が決めたのは2軒だけ。他の農家は今の牛が売れた以降どうなるのか決まっていないという。「これまで振り回されて皆疲れている上、今いる牛が売れた数カ月先はどうなるか分からず、不安を抱えている」と河野さんは話す。

 県などによると、安愚楽の直営牧場2カ所は県外の業者が購入した。預託農家について県畜産振興課は「新たな受け皿探しが必要になるのか、農家がどういう意向を持っているのかなどを見極めながら相談に応じていきたい」と話している。(後藤たづ子)


※メモ・独り言

久しぶりに安愚楽の預託農家の記事が出た。
大分の預託農家の事が書かれているが、他の地域の預託も似たような状況なのだろうか?
鹿児島の預託農家が弁護団を作ったのは報道されたが、その後どうなっているのか・・・
宮崎の状況は?
全く報道がない。

>預託農家について県畜産振興課は「新たな受け皿探しが必要になるのか、農家がどういう意向を持っているのかなどを見極めながら相談に応じていきたい」と話している。

どこの自治体の畜産担当部署も「相談に応じる」くらいしかできないのだろうな、とは思う。

2011/12/14

安愚楽牧場・直営牧場売却(宮崎)

破産手続きの安愚楽牧場・直営牧場売却 2011年12月12日 UMK

http://www.umk.co.jp/news/headline/20111212/10020.html

全国から和牛オーナーを募り、経営が破たんした安愚楽牧場は、破産手続きの開始が決定しました。

手続きの開始に先立ち、県内にある安愚楽の直営牧場は、売却が始まっています。

栃木県に本社がある安愚楽牧場は、今年8月、約4300億円の負債を抱えて経営が破たんしました。
当初は、民事再生法による再生を目指しましたが、牧場の牛のエサ代も確保が困難となり、先週末、破産手続きの開始が決定しました。

これに先立ち、全国に40、県内に15ある安愚楽の直営牧場は、牛の飼育を引き受ける第三者に売却が始まっています。

また、安愚楽から牛を預かって飼育してきた県内の預託農家については、牛の引き受け先が決まったところもあり、安愚楽からの支払いが滞っていた預託料やエサ代が支払われています

安愚楽牧場には、全国で約7万3000人、県内には210人の和牛オーナーがいて、債権者集会は、来年の5月30日に東京で開かれます。


 

※メモ・独り言

大分に続いて宮崎でもニュースになったが扱っているのはUMKのみ。
宮崎の預託の中でも肥育農家に関しては次の引受先が決まったとの話も耳にする。
(繁殖農家についてはまだ話を聞かない)

小林市のコスモス牧場内にある直営牧場がどうなったのかが気になる。
借地に建てられているわけだから、そのまま売却という話にはならないと思うのだが。
小林市が立て替えている借地料、払ってもらえるのか?
また、解体になった場合の費用の支払いは???
小林市民の一人として気になるところ。

2011/12/11

安愚楽牧場・日経記事 12/11

安愚楽牧場のからくり 資金不足、新規契約で穴埋め
事業計画立案も融資交渉失敗

日本経済新聞 2011/12/11 18:46

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819490E2EBE2E68A8DE2EBE3E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2

 9日に破産手続きを開始した安愚楽牧場(栃木県那須塩原市)が、和牛オーナー契約収入のほとんどを、契約者への配当や解約金の支払いに充て、事業資金が慢性的に不足していたことが同社の資産内容を調査した監査法人の報告や元経営幹部の証言で明らかになった。

同社は2009年以降に農林中央金庫などJAバンクグループや銀行から融資を受けようと、食品加工で稼ぐ総合畜産会社化を目指す事業計画を立案したものの、融資交渉は失敗。不足資金をオーナー契約の拡大で埋め、経営破綻を先延ばししていたようだ

 ある元経営幹部は「減配や無配にすれば解約ラッシュが起きて、事業の継続はたちまち困難になる。事業を縮小均衡させて立て直すことは資金不足で選択できなかった」と語った。

 事業が実質的に赤字状態であるにもかかわらず、安愚楽牧場は和牛オーナーに対し予定通りの年4~8%とも言われる高配当を続けていた。

 8月に安愚楽牧場が申し立てた民事再生手続きで同牧場の財産評定を担当した監査法人の報告によると、同社は2011年3月期までの10年間に和牛オーナー契約の新規獲得や更新で累計6164億円を集めた

 一方で同じ期間中に、満期解約(繁殖牛の買い戻し)に3902億円かけ、配当(子牛買い取り)に1505億円を支出し、契約で集めた資金の9割近くが流出していた。牛へのエサ代や契約農場への預託費用など育成費1924億円の負担を加えると、この期間の和牛オーナー事業の資金収支は大幅な赤字だった。

 報告によると、安愚楽牧場は和牛の飼養頭数(破綻時約15万頭)を近い将来、26万頭にまで拡大、高い付加価値が見込める食品加工、飲食事業も強化する中期計画を作成していた。

 ただ、こうした計画の中身は社内でもほとんど知られず、「オーナー資金の返済負担から逆算した事業規模に過ぎない」(元幹部)ともみられていた。JAバンクや銀行も同牧場から受け入れた預金を担保とする限定的な融資にしか応じず、「交渉は失敗に終わった」(元経営幹部)という。

 安愚楽牧場が抱えた約4300億円の負債のうち、オーナーに対する負債(買い戻し条件付き契約残高)は約4200億円にのぼる。

 時価の10倍前後、1頭400万円以上もの値段で安愚楽牧場がオーナーに販売した繁殖牛の価値は、同社の経営破綻で暴落。9月5日時点での財産評定では、牧場、建物なども含めて資産総額はわずか132億円だ。

 和牛の処分が遅れれば、資産も飼料代に消えていく。東京地裁が11月8日、民事再生手続きの廃止を決定。破産が決まったのを受けて、安愚楽牧場は取引のあった飼料会社や契約農場などに対する和牛のまとめ売りを加速。畜産関係者によると、1頭数万円での処分が進んでいるもようだ。

 和牛オーナー制度のビジネスモデルも分析した監査法人の報告は「数年かけて返金するなら、保有牛が将来獲得する収益から滞りなく返金できた」と結論付け、経営破綻は「福島第1原子力発電所事故による放射能汚染の風評被害などで解約が殺到したためだ」とする経営陣の主張に一応の理解を示している。

 しかし、「返済能力あり」との判断は、母牛が年1頭安定的に子牛を産む優良牧場の成績を残すことが大前提で、安愚楽牧場の実態とはかけ離れている。安愚楽牧場は、繁殖事業の不振で慢性的な牛不足、資金不足に直面し、オーナー契約の伸びに見合う繁殖牛(母牛)を確保できない状態が続いていた

 消費者庁も11月末、繁殖牛としてオーナーに販売した10万頭前後の牛のうち3~4割は子牛など繁殖牛ではなかったとして、景品表示法違反(優良誤認)だと認定、違反事実の公表を同牧場に命じている。

 経営陣主導の民事再生手続きが廃止され、管財人主導の破産処理に切り替わったことで、経営陣の責任はあらためて検証される見通しだ。安愚楽牧場の厳しい経営の実情を知りうる立場にあった監督官庁や大口取引業者の責任を問う声も出ている。(編集委員 樫原弘志)


2011年3月期まで10年間のキャッシュフロー計算書
(単位、億円)

オーナー契約 ・・・・・・・・・・ 6164

食品加工、出荷牛販売・・・ 2132

繁殖牛買い戻し(解約)・・ ▲3902

子牛買い取り(配当)・・・・ ▲1505

オーナー牛育成費用・・・・ ▲1924

その他生産コスト
(自社牛育成費用など)・・・ ▲671

営業費用、本部費用・・・・・ ▲272

助成金等収入・・・・・・・・・・・・ 112

設備投資 ・・・・・・・・・・・・・ ▲152

投融資 ・・・・・・・・・・・・・・・・ ▲36

※▲はマイナス、監査法人資料をもとに作成

安愚楽牧場・破産手続き開始の決定

安愚楽牧場の破産手続き開始

いわゆる「和牛オーナー制度」で急成長した栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」について、裁判所は9日、破産の手続きを開始する決定をしました。

今後は、7万人を超える会員の被害をどの程度回復できるのか、資産の調査が行われます。

那須塩原市に本社がある「安愚楽牧場」は、繁殖用の牛への投資を募って子牛を買い取って配当する「和牛オーナー制度」で成長を続け、会員は7万人を超えましたが、原発事故の影響などで経営が悪化しました。

ことし9月から会社を存続させながら再建を図る民事再生の手続きが進められましたが、資金繰りがひっ迫して牛のえさ代も無くなる事態に陥っていました。

これを受けて、東京地方裁判所は、9日午後、すべての財産を処分する破産の手続きを開始する決定をしました。

債権者集会は来年5月30日に東京・千代田区の日比谷公会堂で開かれる予定です。

裁判所は、会社の財産を処分しても全国の会員など債権者に配当ができるかどうわからないとしていて、今後は、会社の資産の調査が行われます。

12月10日 09時21分 NHKローカル(栃木)


安愚楽牧場が破産
(2011年12月9日21時17分 スポーツ報知)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20111209-OHT1T00213.htm

 和牛オーナー制度が行き詰まり、民事再生手続きの廃止決定を受けていた畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)について、東京地裁(鹿子木康裁判長)は9日、破産手続き開始の決定をし、保全管理人の渡辺顕弁護士を破産管財人に選任した。債権者集会は、来年5月30日に東京都千代田区の日比谷公会堂で開く。

 現時点では債権者への配当ができるかどうか不明のため、負債総額を確定させる期間などを当面設定しないこととし、今後は管財人が財産状況の調査を進める。民事再生手続きで届け出た債権はそのまま破産債権として扱われる。

 安愚楽牧場は昨年発生した口蹄疫問題に続き、東京電力福島第1原発事故の影響による契約解除の増加や和牛価格の下落などで資金繰りが急激に悪化。

 8月9日に民事再生法の適用を申請。事業を継続しながら経営陣が関与しての清算を目指したが、渡辺弁護士が調査したところ「早期に直営の牧場や牛を売却しなければ財産保全はおろか、牛の餌代を賄えず、大量の牛が餓死しかねない状況」と判明。地裁が先月8日、民事再生手続きの廃止を決定した。

 再生手続きの申立書によると、安愚楽牧場の負債総額は約4330億円。大部分は全国の出資者約7万3000人への負債で計約4207億円に上る。

△宮崎日日新聞にも同じ記事あり

安愚楽牧場、破産手続き開始 東京地裁が決定 asahi.com>ニュース>社会>その他・話題>記事 記事2011年12月9日23時16分

http://www.asahi.com/national/update/1209/TKY201112090697.html

 和牛オーナー制度が破綻(はたん)した安愚楽(あぐら)牧場(本社・栃木県)について、東京地裁は9日、破産手続きの開始決定を出した。債権者集会は来年5月30日、東京都内で開かれる予定。

 管財人の渡辺顯(あきら)弁護士によると、同社直営の牧場は牛も含めて、1社に一括して売却することが決まった。また、全国の農家340戸に飼育を預託してきた牛は、農家や複数の業者への売却手続きが年内に完了する見込み。今後は、東京電力福島第一原発事故による風評被害をめぐって、東電への賠償請求も検討する。


安愚楽牧場の破産開始決定=来年5月に報告集会-東京地裁

http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2011120900995

 経営破綻した「和牛オーナー制度」運営の安愚楽牧場(栃木県那須町)について、東京地裁は9日、破産手続き開始を決定した。被害対策弁護団が明らかにした。
 破産管財人には保全管理人だった渡辺顕弁護士を選任。財産状況報告集会は来年5月30日午後1時半から、東京都千代田区の日比谷公会堂で開かれる。
 債権者への配当が実施できるか不明のため、債権届け出期間などは設けず、見通しが立った場合に改めて設定するとしている。
時事ドットコム(2011/12/09-20:58)


※メモ

朝日の記事によれば「東京電力福島第一原発事故による風評被害をめぐって、東電への賠償請求も検討」とのこと。福島をはじめ、東北・関東地方から出荷された牛は、非常に安い値段でしか取引されていないのが現状。例え安愚楽牧場の牛であっても、この地域からの出荷牛である以上、きちんと賠償されるのがスジ。

ただし、安愚楽牧場単独ではなく、各地の出荷団体と足並みを揃えての賠償請求がなされるべきだと思うのだけれど。どうなんでしょうね、そこらへん。

安愚楽牧場・売却先決まる(大分)

▽日付を記録するのを忘れたが、テレビ大分のニュース

安愚楽牧場 熊本県内の業者に所有権
テレビ大分 (11:30) 過去ニュース検索

 破産手続きが進められている安愚楽牧場から飼育を委託されている県内の農家の一部の牛の所有権が熊本県内の業者に移っていたことが分かりました。

 和牛オーナー制度を展開していた安愚楽牧場は4300億円の負債を抱え現在、破産手続きが進められています。飼育を委託されている農家は県内に13戸ありおよそ4300頭を飼育していますがこれらの牛の一部の所有権が安愚楽牧場から熊本県内で委託事業も展開している食肉関連会社に移ったことが分かりました。

 残りについても協議中ですが委託契約が今後も継続されるかは不透明だということです。これについて大分県では「新しい会社との契約について動向を見ながら必要な手を打ちたい」と話しています。

安愚薬牧場所有の県産牛・売却先決まる

2011年 12月8日 [16:55]  大分放送
http://www.e-obs.com/obs-news/genko/DD12080018534.html

和牛オーナー制度で出資者を集め経営破たんした安愚楽牧場が所有する県内の肉用牛7000頭余りの売却先が決まりました。

安愚楽牧場は和牛オーナー制度が行き詰まり、現在、破産手続きに移行しています。県内では直営の農場が竹田市と杵築市にあるほか、13の農家が委託を受けて肉用牛を育てていて、飼育頭数は7247頭に上っています。

県によりますと安愚楽牧場が所有していた県内の肉用牛の売却先が決まりました。
およそ3000頭を飼育する直営牧場については竹田市の農場が愛知県の飼料販売会社に、杵築市の農場が熊本県の食肉処理・加工会社にそれぞれ売却されます。

また農家13戸が委託をうけて育てていた肉用牛4200頭余りは県内外の業者6社が買い取ったということです。委託農家13戸のうち12戸はそのまま契約を継続し、牛を育てるということです。


破綻の「安愚楽」 県内の資産売却か

大分合同新聞 [2011年12月09日 09:51]
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_132339197173.html

 個人から出資者を募る和牛オーナー制度が行き詰まり経営破綻した安愚楽(あぐら)牧場(本社・栃木県)が、竹田市久住町にある同社直営牧場を県外の会社に売却したもようだ。一方、県内の預託農家が肥育している牛は、11月に所有権を得た熊本県の食肉関連会社が、大部分を複数の会社に転売したとみられる。県が8日、開会中の定例県議会農林水産委員会で説明した。

 安愚楽は近く破産手続きに入る見通しで、資産処分の動きが県内で相次いでいる。
 県によると、久住町の牧場は約2千頭の繁殖雌牛を抱える大規模牧場で、愛知県に本社がある畜産飼料会社の子会社が買収したとみられる。今後も牧場運営が継続される見通しという。他に杵築市山香町に肥育牛約600頭の直営牧場があり、預託農家の牛の所有権を得た同じ熊本県の会社が購入したもよう

※宮崎県内のニュースは無し

より以前の記事一覧

2012年5月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

ブログパーツ

  • 3月31日まで投票できます

  • ジオターゲティング