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カテゴリー「安愚楽牧場関連記事」の75件の記事

2013/06/18

安愚楽牧場 強制捜査(2013年6月)

安愚楽牧場旧経営陣を強制捜査へ
6月18日 6時58分 NHK

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130618/k10015375101000.html

「和牛オーナー制度」で全国の7万人以上の会員から資金を集め、おととし経営破綻した栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」が、繁殖用の牛の数を過大に説明していた疑いが強まったとして警視庁は旧経営陣数人を近く特定商品預託法違反の疑いで取り調べるなど強制捜査に乗り出す方針を固めました。

栃木県那須塩原市に本社があった「安愚楽牧場」は、繁殖用の牛への投資を募り、生まれた子牛を市場で売却した代金を配当する「和牛オーナー」制度で成長を続け、会員は7万人を超えましたが、おととし4200億円余りの負債を抱えて経営破綻し、破産の手続きが進められています。

警視庁が「安愚楽牧場」の契約や運用の実態について捜査を進めたところ、破綻の直前に投資家と契約する際に繁殖用の牛の数を実際よりも過大に説明していた疑いが強まったということです。

特定商品預託法では、投資の判断に影響を与える重要な事実について事業者が実際と異なる説明をすることが禁じられていて、警視庁は旧経営陣数人を近く特定商品預託法違反の疑いで取り調べるなど強制捜査に乗り出す方針を固めました。

警視庁は資金の流れなどを調べて、運用の実態について全容解明を進める方針です。

和牛オーナー制度の安愚楽牧場、元社長を逮捕へ

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130617-OYT1T01567.htm?from=ylist

 「和牛オーナー制度」を運営し、2011年8月に経営破綻した「安愚楽あぐら牧場」(栃木県那須塩原市)が、事実と異なる説明で顧客を勧誘していた疑いが強まったとして、警視庁が元社長ら旧経営陣3人について、特定商品預託法違反(不実の告知)容疑で強制捜査に乗り出す方針を固めたことが捜査関係者への取材でわかった。

 18日にも取り調べを行い、容疑が固まり次第、逮捕する。

 約7万3000人の顧客の出資金を含む4200億円超の負債を抱えて経営破綻した同社の問題は、刑事事件に発展することになった。

 捜査関係者によると、同社は経営破綻の直前、顧客と契約する際に同社が飼育していた繁殖牛の頭数を過大に伝えるなどした疑いが持たれている。同庁はこうした説明が、消費者保護を目的とする同法に違反する可能性が高いと判断した。

(2013年6月18日05時02分  読売新聞)

安愚楽牧場、強制捜査へ 和牛出資7万人超、詐欺容疑

朝日新聞 2013年6月18日6時0分

http://www.asahi.com/national/update/0618/TKY201306170517.html

 全国約7万3千人が出資した和牛オーナー制度が行き詰まり、約4300億円の負債を抱えて破産手続きを進めている「安愚楽牧場」(本社・栃木県那須塩原市)について、警視庁が近く詐欺などの疑いで強制捜査に乗り出す方針を固めたことが捜査関係者への取材でわかった。被害弁護団によると、消費者に広く被害が出た事件としては過去最大規模という。

 同社は1981年設立。繁殖牛のオーナーを募って契約金を集め、全国約40カ所の直営牧場などで牛を飼育。繁殖牛が産んだ子牛を同社が買い取り、エサ代などを引いた額をオーナーに「利益金」として還元する仕組みで運営してきた。

 雑誌広告などを積極的に展開。契約満了時に繁殖牛を契約金と同額で買い戻すとして実質的な元本保証をうたい、「支払いの遅れ、減額は一度もない」と強調して出資を募っていた。

※久しぶりに安愚楽の名前を見たと思ったら強制捜査の記事。

 記事の内容とは全く関係ないですが・・・・
「枝肉成績とりまとめ」というのがあります。

これは、全国の市場で格付けされた枝肉の成績が種雄牛ごとに取りまとめられたもので、出荷者(肥育農家など)の同意が得られた物だけを集めてあります。市場に出荷された枝肉のうち4等級以上の物が〇%とか、色々わかるわけです。

で、枝肉情報を提供した農家はこのデータを見られる仕組みになってます。
 

昨年あたりから、切り売りされた「元安愚楽牧場の種牛」の成績が、この「枝肉成績とりまとめ」に反映されるようになりました。
以前は市場に出されていても、出荷者の同意がなかったためか、安愚楽牧場の種牛の成績を目にすることはできなかったのですが。

「安福久」や「茂洋」「菊福秀」などの名だたる種雄牛と並んで「安愚楽〇号」なんて名前の種雄牛の成績が発表されているのです。
 
 この「安愚楽〇号」の枝肉成績があまりにもすごくて笑っちゃうくらいなんですが・・・。

今、市場では2等級、3等級の肉が足りなくて大変なんです。
2、3等級のお肉はスーパーなどで引き合いが強いわけですが、これが足りない。
というのも安愚楽牧場から安定供給されていた2、3等級の物が、破綻に伴い無くなってしまったことが大きいとか。

2、3等級の肉だから「くず肉」だとは、私は決して思わないけれど、安くでしか取引されていないことは事実で、そういう枝肉を作っていて出資者への高額の配当まで賄うのは、どんなにスケールメリットを謳っていても難しかっただろうなぁ、と思った次第です、はい。

2012/11/21

口蹄疫・安愚楽牧場の元獣医師、起訴猶予

安愚楽牧場無診察投薬 元獣医師を起訴猶予
   宮崎地検「悪質とは言い難い」

宮崎日日新聞 2012年11月21日付転載

 経営破たんした畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)の元獣医師男性(65)=埼玉県八潮市=が、口蹄疫感染疑い1例目が確認される直前の2010年4月、牛を自ら診察せずに医薬品投与などを繰り返したとして獣医師法違反の疑いで告発された問題で、宮崎地検は20日、元獣医師を起訴猶予処分とした。

 同地検は、無診察による投薬などの事実を認定した上で、悪質とは言い難いと判断した。

 同地検によると、元獣医師は、同社の児湯地域にある13牧場などの担当獣医師として勤務。10年4月17日ごろ、口蹄疫感染疑い7例目となった同社直営農場(川南町)の従業員から、風邪と思われる症状の牛がいると相談を受けた際、直接診察することなく、牛725頭に抗生物質の投薬を指示した。元獣医師が同牧場を巡回したのは、09年11月末ごろが最後だった。

 獣医師法は原則、獣医師が診察しないで投薬することを禁じている。同地検の加藤直人次席検事は「事実は認められるが、悪質事犯とまでは言い難い。薬剤が危険性の高いものでないことも要因」と説明している。

 口蹄疫の被害に遭い、元獣医師を告発した川南町の60代農家男性は「起訴されず残念。ただ、口蹄疫問題をめぐる一つの真相が明らかになったことは意義がある」と話した。

 県畜産・口蹄疫復興対策局は、同農場からの牛の異常について通報を受けた時点で、既に半数ほどの脳死が発症していたことを指摘。その上で、牛725頭に投薬する様な事態は、獣医師法で診察をするべき「特別の変状」に当たるのではないかとし、11年11月、元獣医師を文書で指導していた。

口蹄疫:「安愚楽牧場」の獣医師問題 元獣医師、地検が不起訴 /宮崎

毎日新聞 2012年11月21日 地方版

http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20121121ddlk45040458000c.html

 破産した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)の元専属男性獣医師が、川南町の農場で、牛を診察しないまま薬を処方していたとして獣医師法違反の疑いで書類送検された事件で、宮崎地検は20日、元獣医師を不起訴処分(起訴猶予)とした。「投与した薬は健康状態を害するものでなかった。悪質といえない」と説明している。

 地検によると、元獣医師は同社の13の牧場を担当。そのうち川南町の児湯第7牧場は電話で月に2、3回、牛の健康状態を聴取し、作業日報などを見るだけで09年11月末から巡回していなかった。10年4月、同牧場で「風邪症状の牛がいる」と連絡を受け、診察せずに全725頭に抗生物質のペニシリンを3日間投与するよう指示し、従業員らが投薬した。

 第7牧場では10年に口蹄疫(こうていえき)が発生。昨年10月、口蹄疫件被害にあった同町の畜産農家の男性2人が獣医師を告発した。

安愚楽牧場・獣医師を起訴猶予、無診察で薬投与

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20121121-OYS1T00258.htm

 宮崎地検は20日、経営破綻した畜産会社・安愚楽牧場(栃木県)が運営する宮崎県川南町の牧場で無資格の作業員に医薬品を投与させたとして、獣医師法違反(無診察による医薬品投与)容疑で書類送検された獣医師の男性(65)を不起訴(起訴猶予)とした。

 男性は同社の獣医師だった2010年4月、牛を直接診察せず、作業員に抗生物質の投与を指示するなどした結果、口蹄疫感染を拡大させたとして、町内の畜産農家2人から告発され、宮崎県警が同容疑で地検に書類送検していた。

 地検の加藤直人次席検事は「投与を指示した薬は危険なものではなく、悪質とは言えない」と処分理由を説明した。

(2012年11月21日  読売新聞)

旧大型農場の元獣医師、不起訴処分

11月20日 18時06分 MRT

 おととし、川南町にあった大型直営農場の牛725頭に対し、自ら診察をせずに、従業員らに医薬品を投与させ、告発、書類送検されていた元男性獣医師について、宮崎地検は不起訴処分としました。

宮崎地検によりますと、この元男性獣医師は、2009年11月末ごろから牧場を巡回せず、飼育牛を直接診察しないまま、おととし4月18日から20日までの間、従業員らに医薬品を投与させていました。

元男性獣医師は去年10月、口蹄疫被害農家2人から獣医師法違反の疑いで告発され、その後警察に書類送検されていましたが、宮崎地検は「悪質な事案とは言いがたい」などとして、20日付けで男性を不起訴処分にしました。

安愚楽牧場の獣医師を起訴猶予 宮崎地検「悪質性ない」
2012年11月20日 18時57分 中日新聞

 宮崎地検は20日、破産した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)の宮崎県川南町の農場で、牛を診察せずに投薬したとして、獣医師法違反容疑で書類送検された同社獣医師の男性(65)=埼玉県=を起訴猶予処分とした。
 この農場では2010年に口蹄疫が発生。口蹄疫被害に遭った近くの畜産農家の男性2人が昨年、告発していた。
 地検によると、獣医師は診察せずに投薬したことを認めたが、薬はペニシリンなどの抗生物質で、危険とは言えず悪質性がないと判断した。
(共同)

安愚楽牧場の獣医師を起訴猶予 宮崎地検「悪質性ない」
2012年11月20日 19:03 カテゴリー:社会 西日本新聞

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/335112

共同通信発の記事で内容は中日新聞と同じ





※関連

安愚楽牧場・口蹄疫被害で安愚楽の獣医師告発へ(2011/10/05)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/10/post-e936.html

安愚楽牧場・口蹄疫被害で安愚楽の獣医師告発へ2(2011/10/06)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/10/post-fcf3.html

安愚楽牧場・宮崎県 安愚楽獣医師を行政指導(2011/11/14)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/11/post-0919.html

安愚楽牧場・宮崎県 安愚楽獣医師を行政指導2(2011/11/16)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/11/post-6a49.html

口蹄疫・安愚楽の獣医師への告発受理(2011/11/25)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/11/post-62a9.html

口蹄疫・安愚楽牧場を家宅捜索(2012/01/20)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2012/01/post-7e2d.html

口蹄疫・安愚楽牧場を家宅捜索2(2012/01/21)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2012/01/post-aa3b.html

2012/11/02

安愚楽牧場・コスモス牧場休園へ

先月末に、安愚楽牧場も出資し、第3セクター「北きりしまリゾート牧場」が運営していた「コスモス牧場が休園」というニュースが流れたが、11月1日の臨時株主総会において、正式に休園が決定した。

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コスモス牧場休園へ

小林市の観光施設「コスモス牧場」を運営する第3セクターの臨時株主総会が1日開かれ、資金繰りの悪化のため、11月末から休園することを決めました。

「コスモス牧場」は、平成7年に開業した小林市の観光施設で、市やJAこばやしなどが出資する第3セクターの「北きりしまリゾート牧場」が運営しています。
動物との触れ合いや遊具を楽しめることから、初年度は37万人を超える入場者を記録しました。

しかし、その後、入場者は徐々に減少し、おととしから去年にかけて口てい疫や新燃岳の噴火が相次いだ上、出資していた会社の1つが経営の悪化で施設内の直営レストランを閉店したことなどから、昨年度の入場者はおよそ5万人にまで落ち込んでいました。

こうした事態を受けて、1日は小林市役所で、第3セクターの臨時株主総会が開かれ、入場者数の回復が見込めない中、今後、資金繰りがつかなくなるおそれがあるとして、11月26日から休園することを決めました。

また、第3セクター自体も12月末までに解散するということです。小林市の肥後正弘市長は、「地元の観光スポットの閉園は忍びない。民間への委託など再開できる方法を模索したい」と話していました。

11月01日 18時04分 NHK

コスモス牧場休園決定 今後は…

11月1日 18時00分 MRT

 小林市の観光施設、コスモス牧場が今月26日から休園することが、1日、正式に決まりました。一時は年間10万人が訪れる人気スポットだった施設は、今後どうなるのでしょうか?

 1日開かれた牧場を運営する第三セクターの取締役会と臨時株主総会。コスモス牧場の今月26日からの休園と第三セクターの解散を正式に決定しました。

(第三セクター社長・西川和孝小林市副市長)「今後の入場者数を検討した時にこのまま継続して運営することはきわめて困難である」

 おととしの口蹄疫や新燃岳の噴火、さらに安愚楽牧場の経営破たんに伴うレストランの閉鎖が利用者の減少に追い打ちをかけ休園に追い込まれたコスモス牧場。

1日、訪れた利用者は・・
(利用者)「もったいないなと思いますけど。景色もいいですので」

 コスモス牧場は、これまで、小林市が、委託料など年間約1800万円を負担し、運営されてきました。小林市は、牧場の今後について「運営内容を見直し市の直営、あるいは第三者による運営などを選択肢として再開を目指したい」としています。

(小林市・肥後正弘市長)「直営が一番いいのかなというふうに思ってますが、これを模索する中で、市民の方々が何を一番望んでらっしゃるのか(考えたい)」

 小林市では「出来るだけ早く決断したい。もし来年4月に再開するのなら来年1月中には方針を固めたい」としています。

今月26日から休園・小林市のコスモス牧場

2012年11月01日 UMK

小林市のレジャー施設「コスモス牧場」について、施設を運営する第3セクターは、きょう、臨時株主総会を開き、今月26日から休園することを決めました。

コスモス牧場を運営する北きりしまリゾート牧場は、小林市や、経営破たんした安愚楽牧場の関連会社などが出資して設立された第3セクターです。

きょうは、中間決算取締役会と臨時株主総会を開き対応を協議しました。
協議の結果、第3セクターの年末での解散と、コスモス牧場の今月26日からの休園が決まりました。

解散の理由について、安愚楽牧場の経営破たんの影響で資金繰りが悪化したことや、入場者数の低迷が要因としています。。

 

コスモス牧場休園決定 26日から 三セク来月末解散

宮崎日日新聞 2012年11月2日付転載

 小林市の観光施設「コスモス牧場」を運営する第三セクター「北きりしまりz-と牧場」(社長・西川和孝副市長)は1日、臨時株主総会を開き、牧場を26日から休園し、三セクを12月末で解散することを正式に決めた。

 解散理由について西川社長は「経営に関わっていた安愚楽牧場の破産、離脱で運営形態が変わった。入場者数が低迷し、今後も回復が見込めない」と説明した。

 コスモス牧場は2009年度まで年間10万人程度が訪れていたが、口蹄疫や新燃岳噴火に伴う休園、安愚楽牧場の経営破たんに伴うレストラン閉鎖で11年度の来場者は約5万人にまで落ち込み、本年度も客足は回復していない。

 市によると、同社は債務超過には陥っていないが、今後資金繰りが付かなくなる恐れがあるという。コスモス牧場は民間からの借地で、借地契約が13年度末に迫っていることや、遊具など施設の老朽化も同社の解散に踏み切る一因となった。

 肥後正弘小林市長は「地権者と協議しながら、市直営や民間委託なども含め市民の憩いの場としての運営再開を模索したい」と話した。

 同社は1994年に市、安愚楽共済牧場(当時)、同牧場の子会社・レストラン安愚楽北霧島、JAこばやしの4者が出資して設立。翌95年に小動物との触れ合い広場や焼き肉レストラン、遊具などを備えた同牧場を開園した。

※関連

安愚楽牧場の子会社(レストラン安愚楽北霧島)が破産(2012/02/26)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2012/02/post-c592.html

安愚楽牧場・小林市コスモス牧場問題(2011/11/19)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/11/post-1449.html

安愚楽牧場・宮崎県内への影響 H23年11月
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/11/2311-f8ee.html

安愚楽牧場・小林市 対策会議 2(2011/08/25)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/08/post-78a1.html

2012/10/04

安愚楽問題 国家賠償を検討

安愚楽問題で国賠訴訟検討 弁護団「被害拡大の一因」

2012.10.3 00:22 産経

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121003/trl12100300240000-n1.htm

 和牛オーナー制度が行き詰まり破綻した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)をめぐり、全国安愚楽牧場被害対策弁護団(団長・紀藤正樹弁護士)は2日、国にも被害を拡大させた一因があるとして、国家賠償訴訟の提訴を検討していることを明らかにした。

 弁護団は「和牛オーナー制度をめぐっては、以前にも同様の問題が起こっており、国が必要な規制権限を行使していれば多くの被害は防げた」と指摘。刑事事件としての捜査状況や、国側の対応も見据えながら、準備を進める方針。

 弁護団は8月、「実質的な調査など対応を全く取らなかった」として消費者庁に謝罪や賠償、真相究明などを要求していたが、同庁は9月27日、「現時点ではコメントを差し控えたい」と口頭で回答したという。弁護団は「被害が露呈して約1年になるのに極めて不誠実」と批判している。


安愚楽問題 国家賠償を検討 弁護団「被害拡大の一因」

宮崎日日新聞 2012年10月3日付

 和牛オーナー制度が行き詰まり破綻した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)をめぐり、全国安愚楽牧場被害対策弁護団(団長・紀藤正樹弁護士)は2日、国にも被害を拡大させた一因があるとして、国家賠償訴訟の提訴を検討していることを明らかにした。

 弁護団は「和牛オーナー制度をめぐっては、以前にも同様の問題が起こっており、国が必要な規制権限を行使していれば多くの被害は防げた」と指摘。刑事事件としての捜査状況や、国側の対応も見据えながら、準備を進める方針。

 弁護団は8月、「実質的な調査など対応を全く取らなかった」として消費者庁に謝罪や賠償、真相究明などを要求していたが、同庁は9月27日、「現時点ではコメントを差し控えたい」と口頭で回答したという。

 弁護団は「被害が露呈して約1年になるのに極めて不誠実な対応だ」と批判。回答を求める要求書を再度提出する。

 安愚楽牧場をめぐっては、既に栃木、大阪などの出資者が各地の警察に詐欺容疑などで告訴、告発しており、埼玉県の出資者も10月中に埼玉県警に告訴する予定。

※関連
安愚楽牧場問題 消費者相が出資者に謝罪(2012/02/24)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2012/02/post-6d00.html

安愚楽牧場・消費者庁に監視責任の声(日本農業新聞2011/11/19)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/11/20111119-e122.html

安愚楽牧場・消費者庁 監督不十分?(2011/11/18)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/11/post-ee98.html

※メモ・独り言

宮崎日日新聞には記事有り。
安愚楽に関してはきちんと取り上げるところが「宮日」。文章もほぼ同じだが若干詳しいか。

この手の訴訟になると「投資の失敗を国家賠償っておかしくね?」という意見が必ず出てくる。
じゃぁ「投資の失敗」ではなく「詐欺」なら?
「詐欺」だったとしても罰せられるのは詐欺師であり、だまされた人に「国家賠償」はやっぱりなんかおかしくないか?と個人的には思っている。

ただ、今回の場合は

農水省が安愚楽牧場の不備を見つけ指導し、消費者庁に引き継いだが、肝心の消費者庁は安愚楽牧場側が「定期報告しようか?」と申し出たにも関わらず「必要ない」と調査しなかった。

という問題が絡んでくるのだ。
これを抜きにして一方的に弁護団を非難するのもまた、おかしな話。

2012/08/30

安愚楽牧場・弁護団が国に賠償要求も

「国にも原因」と賠償要求 安愚楽問題で被害弁護団

2012.8.27 18:53 産経

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120827/trl12082718540007-n1.htm

 和牛オーナー制度が行き詰まり、約4300億円の負債を抱えて破綻した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)をめぐり、「被害拡大の一因は国にある」として全国安愚楽牧場被害対策弁護団(団長・紀藤正樹弁護士)は27日、謝罪や賠償などを消費者庁に文書で要求した。

 弁護団によると、農林水産省が安愚楽牧場へ立ち入り調査に入った平成21年時点で出資額は約2900億円、出資者は約4万8000人だった。その後、農水省から業務を引き継いだ消費者庁は同社から必要な報告も受けず、破綻時の出資者は約7万3000人に上った。

 弁護団は再発防止に向けた真相の究明なども求めている。「遅くとも21年に国が必要な規制権限を行使していれば多くの被害は防げた。要求を拒否されれば裁判を起こさざるを得ない」としている。


 

※関連
安愚楽牧場問題 消費者相が出資者に謝罪(2012/02/24)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2012/02/post-6d00.html

安愚楽牧場・消費者庁に監視責任の声(日本農業新聞2011/11/19)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/11/20111119-e122.html

安愚楽牧場・消費者庁 監督不十分?(2011/11/18)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/11/post-ee98.html

※独り言

「農林水産省が安愚楽牧場へ立ち入り調査に入った平成21年時点で出資額は約2900億円、出資者は約4万8000人」

この4万8000人という数字、今までにニュースになったかなぁとザーッと過去記事を読み返してみたけど、該当するものを見つけられないでいる。

「あるじゃん」や「オールアバウト」といった媒体を通じて安愚楽牧場オーナー募集の特集は長いこと目にしていたが、いつ見ても「3万人のオーナー」と書かれていた。

安愚楽がオーナーを増やすには、投資しているオーナーの数は多ければ多いほど信用を得たと思うのだが、何年たってもオーナー数は3万人から増えることはなかった。

オーナーの数は変わらず、枝肉相場も上向かない中、ひたすら規模拡大を続けていたのを見ていて、「オーナー一人一人が投資額を増やしているのだろうなぁ、いったい一人頭いくらぐらいを投資してるんだろう?」なんて、ぼんやり考えていたこともあった。

だが、安愚楽が倒産し、調べてみたらオーナーの数は7万3千人。
恐らく同じ家族から申し込み(旦那、奥さん、子供名義など)を、2人だろうが5人だろうが一つのオーナー番号で処理してたのだろうと想像している。

今回は弁護団が国に賠償責任を求めたというニュース。

確かに農水省が不備を見つけ指導し、消費者庁に引き継いだが、肝心の消費者庁は安愚楽牧場側が「定期報告しようか?」と申し出たにも関わらず「必要ない」と調査しなかったってわけだから、これは国の責任を問われても仕方がないよなぁと思う次第。

ただ、仮に消費者庁が調査したところで、安愚楽側は上手く言いくるめたのではないかと思ってしまう。
でなきゃ自分から「定期報告します」なんて申し出ないだろう。

繁殖牛の数とオーナーの数(実は家族名義を一つにまとめたオーナー番号の数)は合ってますよ。問題ないでしょ?

と言われれば、消費者庁も「問題ない」で済ませたのではと思ってしまうのだ。

まぁ、早くから経営は行き詰っていたようで、消費者庁の調査を数回上手くやり過ごしたところで、いずれは破綻していたとは思うのだけれど。

あくまで想像ですけどね。
なんで誰も公表されていたオーナー数と実際のオーナー数の差を問題にしないのかなぁと、ちょっと不思議に思ってるわけです。

あ、安愚楽の問題を取り上げているのは「口蹄疫」の絡みがあるからです。
過去に「安愚楽の預託農家だったんですか?」と取材を申し込まれたりもしましたが、当社は安愚楽牧場とは一切関係ありませんので。念のため。

2012/08/09

安愚楽牧場:出資金の半額以上を配当

久しぶりに安愚楽牧場関連のニュース。


安愚楽牧場:出資金の半額以上を配当 管財人調査で判明

毎日新聞 2012年08月09日 02時30分(最終更新 08月09日 03時07分)

 和牛オーナー制度で出資金を集めていた「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県那須塩原市)が経営破綻した問題で、同社が過去20年に集めた約3700億円に上る出資金のうち半額以上をオーナーへの配当に充て、実質的に「自転車操業」だったことが破産管財人の調査で分かった。破綻から9日で1年。出資金の大半は返還されない見通しだ。


 管財人が過去20年間に出資者から集めた約3700億円の使途を調べたところ、約2000億円(54%)が配当金としてオーナーに戻され、残りの約1700億円も畜産事業の赤字補填(ほてん)などに使われていたことが分かった。全体の収支は76億円の赤字という。

 和牛オーナー制度は安愚楽牧場が飼育する繁殖牛の権利を販売し、同社が生まれた子牛を譲り受けるシステム。同社は配当金を支払った上、契約終了時に出資金を払い戻すことになっていた。配当金を出すには子牛販売で利益を出す必要があったが、実際は販売価格が想定を下回り大幅な赤字だった。

 消費者庁の立ち入り検査では、繁殖牛の頭数はオーナーの契約頭数の55?69%だったことも判明。同社元役員は「契約が成立するたびにみんなで『牛が足りない』と言っていた」と証言しており、制度自体が成り立っていなかった疑いがある。

 全国安愚楽牧場被害対策弁護団長の紀藤正樹弁護士は「牛の販売は名目に過ぎず、金を集めるための手段だった。実際の収支は火の車で、その状況を隠して金を集め続けたのは悪質だ」と指摘する。

 安愚楽牧場を巡っては、これまでに大阪、愛知など4府県警に弁護団から詐欺などの容疑で告訴状が提出されたほか、警視庁などに被害相談が相次いでいる。

 同社が破綻時にオーナーから預かっていた出資金の総額は約4200億円。警察当局が経営陣を立件すれば、豊田商事事件(被害総額約2025億円)を上回る過去最大の詐欺商法事件に発展する可能性がある。【前谷宏、浅野翔太郎、中川聡子】


※メモ・独り言

・過去20年間に出資者から集めた金額約3700億円の使途
オーナーへの配当金・・・・約2000億円
畜産事業の赤字補てん・・・約1700億円
全体の収支は76億円の赤字

10数年前は7万頭だったのが、数年で10万頭へ、最終的には15万頭もの牛を抱えていた。
急激な規模拡大は目を見張るものがあったが、長らく続く枝肉相場低迷の中「どっからお金が出てるんだ?」というのが謎だった。
要するに規模拡大の資金も畜産事業での利益ではなく、オーナーから集めた金だったわけか。

一時期は小林市場でも高額のメス牛を買いあさり、北海道・東北の牧場へ牛を送っていたようだった。その素牛代、新規の牧場を作る資金だけでも膨大な金額であったであろう。
「繁殖牛のオーナー」になっていたはずが、その投資したお金は牛以外の設備投資などにも回されていたのだろう。(その事をオーナーは知らされ、容認していたのだろうか?)

また今回の記事では、オーナーからの出資金を配当に回していた事がはっきりと書かれており、自転車操業だったことが改めて浮き彫りになった。

今更ながらではあるが・・・立件、ある?

2012/06/01

安愚楽牧場・初の債権者集会

安愚楽牧場 初の債権者集会 5月30日 17時31分 NHK

「和牛オーナー制度」で7万人を超える会員を集め、経営破綻した畜産会社「安愚楽牧場」の初めての債権者集会が東京で開かれ、4000億円を超える出資金に対し、現時点では23億円程度しか回収できていない現状が明らかにされました。

栃木県那須塩原市に本社があった安愚楽牧場は、繁殖用の牛への投資を募って子牛を買い取って配当する「和牛オーナー制度」で成長を続け、会員は7万人を超えましたが、原発事故の影響などで経営が悪化し、すべての財産を処分する破産の手続きが東京地方裁判所で進められています。

裁判所は30日、初めての債権者集会を東京・千代田区で開き、およそ2000人の会員が参加しました。
一方、三ヶ尻久美子社長は、裁判所から出席するよう指示を受けましたが、病気を理由に出席しませんでした。

集会に参加した被害対策弁護団によりますと、集会では資産の処分や回収を進めている破産管財人が説明に立ち、会員からの出資金およそ4200億円に対し、現時点で回収できたのは23億円程度にとどまることを明らかにしたということです。
これに対して、会員からは社長などの責任を追及すべきだという声が相次いだということです。

破産管財人は、今後、東京電力に対して原発事故による被害の賠償を請求するなど、資産の回収を進める方針で、次の債権者集会は来年1月に開かれる予定です。

“被害回復”うたうトラブルに注意を

国民生活センターによりますと、安愚楽牧場の債権者に対し、債権を買い取るなどして被害を回復する代わりに新たな投資を持ちかけ、金を振り込ませるなどのトラブルに関する相談が、安愚楽牧場が破産手続きを申請した去年8月以降、30日までに274件寄せられているということです。相談はことしに入って急増していて、先月だけで88件に上っています。

今月、大阪に住む債権者に連絡してきた債権買い取り業者を名乗る男は「判決は10年後になるので配当には時間がかかるうえ、出資した金額の0.2%しかない」などと話したうえで、債権を「額面の20%から40%で買い取る」などと勧誘したということです。

この債権者の担当弁護士で、「安愚楽牧場被害対策大阪弁護団」の団長、斎藤英樹さんは「裁判の判決と配当手続きには関係がなく、10年かかるというのはでたらめだ」と指摘したうえで「債権者の不安をあおり、新たな投資話を持ちかける典型的なケースで、こうした投資話には絶対に乗らないでほしい」と話しています。


安愚楽牧場、資産23億円=債権者集会で管財人報告
時事通信 (2012/05/30-18:55)
http://jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012053000866

 破産手続き中の「和牛オーナー制度」運営、安愚楽牧場(栃木県那須町)の第1回債権者集会(財産状況報告集会)が30日、東京都内で開かれ、破産管財人の渡辺顕弁護士は、オーナーらの届け出債権約4200億円に対し、同社の資産が約23億4000万円にとどまると報告した。被害対策弁護団が明らかにした。

 弁護団によると、管財人が東京電力福島第1原発事故による被害の賠償を求め原子力損害賠償紛争解決センターに和解仲介を申請しており、資産は今後増える可能性が高い。配当の時期は示されなかったという。

 出席を求められていた三ケ尻久美子社長は、病気を理由に欠席した。次回の債権者集会は来年1月22日の予定。


安愚楽牧場、異例の大規模債権者集会
下野新聞(5月31日 05:00更新)
http://www.shimotsuke.co.jp/dosoon/official/20120530/795124

 和牛オーナー制度が行き詰まり、破綻した安愚楽牧場(那須塩原市埼玉)の第1回債権者集会が30日、東京都千代田区の日比谷公会堂で開かれた。破産管財人の渡辺顯弁護士(第1東京弁護士会)は約4200億円の債権総額に対し、現時点で回収できた資産は約23億円、全体の0・5%程度にとどまることを明らかにした上で、「配当した場合、とても厳しい状況になることは否定できない」などと説明した。第2回債権者集会は2013年1月22日の予定。

 出資者の和牛オーナーは約7万3千人。このため約2千人を収容できる日比谷公会堂で、この日は東京地裁が主催する債権者集会に加え、破産管財人が主催する同様の説明会が2度開かれた。

 出席者によると、渡辺弁護士は破産手続き開始に至る経緯を説明。従業員の雇用継続などの観点から事業譲渡方式を採り、「会社が所有する牛や牧場のほぼすべてを売却処分し、資金流出を抑えた」と強調した。

 債権総額は約4264億円で、現時点で回収できた資産は約23億4500万円。渡辺弁護士は「今後莫大な経費が掛かるとは考えられない。原発の補償などの積み上げに努力する。しばらく管財業務を見守ってほしい」と理解を求めた。配当金額には言及しなかった。

 破産管財人側は東京電力福島第1原発事故に伴い賠償請求しているほか、原子力紛争解決センターに申し立てて交渉中であることも明らかにした。債権者からは、監督官庁の消費者庁などの責任を追及する国家賠償請求を求める声などが上がった。

 三ケ尻久美子社長は東京地裁の出席要請に従わず、債権者集会を欠席した。代理人の弁護士は「うつと不眠症のため自宅で静養が必要」などと理由を説明した。


安愚楽牧場:回収資産、負債の0.5%…初の債権者集会
毎日新聞 2012年05月30日 21時21分(最終更新 05月30日 22時52分)
http://mainichi.jp/select/news/20120531k0000m040059000c.html

 「和牛オーナー制度」で出資金を集め、経営破綻した安愚楽(あぐら)牧場(栃木県、破産手続き中)の第1回債権者集会が30日、東京都内であった。破産管財人の渡辺顕弁護士は、負債額4264億円に対し、回収できた資産が23億円(0.5%)にとどまることを明らかにした。

 被害対策弁護団などによると、安愚楽牧場が出資者から集めた資金は4191億円。一方、資産額は簿価で139億円しかなく、牛や牧場の売却代金10億円や預金8億円など計40億円から税金などを引いた23億円が管財人の手元に残っているという。

 資産の中には元役員やその親族への貸付金計約2600万円など不透明な部分もあり、管財人は資産の回収を進める方針。

 集会に参加した川崎市の男性(79)は「金がほとんど戻ってこないことが改めて分かった」と落胆していた。

 三ケ尻久美子社長は病気を理由に集会を欠席した。【前谷宏、浅野翔太郎、中川聡子】


安愚楽、回収資産は0・5% 管財人が債権者に説明 
宮日 2012年05月30日18時51分
http://www.the-miyanichi.co.jp/news/Main/2012053001001786.php

 和牛オーナー制度が行き詰まり、4千億円超の負債を抱えて破綻した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)の第1回債権者集会が30日、東京都千代田区の日比谷公会堂で開かれた。破産管財人は、債権総額に対して回収できた資産が現時点で0・5%程度にとどまることを明らかにした。

 債権者は出資者を中心に約7万人に上り、集会は東京地裁ではなく、2千人を収容できる公会堂で実施。入りきれない人のために管財人が同じ会場で説明会をさらに2度開く異例の大規模集会となった。

 管財人によると、届け出債権は総額約4264億円で、回収できた資産は現時点で約23億円。東京電力福島第一原発事故で受けた被害の補償として、東電から受け取った約2800万円の仮払金も含まれる。

 会場で管財人は、東京電力に既に数十億規模の賠償請求をしたほか、消費税の還付請求をしていると説明。債権者からは「国の監督が不十分だった」と国家賠償請求をするよう求める声が多く挙がった。

 三ケ尻久美子社長は地裁の出席要請に従わず、病気を理由に欠席した。次回の債権者集会は来年1月22日の予定。

 安愚楽牧場をめぐっては、実際に飼育していた繁殖牛の頭数が契約頭数の6割に満たない時期もあったことが昨年、破綻後の消費者庁の調査で判明。元幹部も取材に「自転車操業状態だった」と認めている。
大阪や東海地方などの出資者の弁護団が、各地の警察に詐欺容疑で告訴・告発している。

 安愚楽牧場は昨年8月、原発事故の影響などを理由に民事再生法の適用を申請。事業を継続しながら経営陣が関与しての清算を目指したが、破産手続きに移行しなければ回収が十分にできないことが判明し、地裁が昨年12月に破産開始を決定した。


※メモ・独り言

・債権総額は約4264億円で、現時点で回収できた資産は約23億4500万円

・東京電力福島第一原発事故で受けた被害の補償として、東電から受け取った約2800万円の仮払金も含まれる

・安愚楽牧場が出資者から集めた資金は4191億円

・資産額は簿価で139億円、牛や牧場の売却代金10億円や預金8億円など計40億円から税金などを引いた23億円が管財人の手元に残っている

・元役員やその親族への貸付金計約2600万円

・従業員の雇用継続などの観点から事業譲渡方式を採り、「会社が所有する牛や牧場のほぼすべてを売却処分し、資金流出を抑えた」(渡辺弁護士談)

・東京電力に既に数十億規模の賠償請求をしたほか、消費税の還付請求をしている


債権者集会の資料が安愚楽牧場のHPに載せられている。
http://www.agura-bokujo.co.jp/g-navi/news/120531.pdf

これによれば「民事再生の申し立て後も毎月3千から4千頭の子牛が生まれ、一部の牧場では過密状態になり、また資金の枯渇から餌や薬も十分に与えることができなくなっており、死亡する牛の数が倍増した」とある。

北海道の一部の繁殖牧場では破綻前から事故率が40%だったという話もあったくらいなのに、いったいどれだけの命が失われたのだろう。

民事再生ではなく最初から「破産」という方法を選んでいたなら、死なずに済んだ子牛たちもいたかもしれない。
自分達の都合でいたずらに牛の命を弄んでいる様で、腹が立つ。

また宮日には、次の記事もあった。


牧場運営変化見えず 子会社事業も別会社に
宮日 2012年05月31日付転載

 破綻から10カ月近くが経過した安愚楽牧場の事業は、従業員を含めほぼ一括して別会社に引き継がれた。子会社の倒産が相次いだものの、表面上の大きな変化は見られず、出資者への4千億円を超える巨額の負債だけが残された形だ。

 農林水産省の調査では、昨年8月時点で牛を預託する農家は全国に346戸、牛の飼育頭数は約14万頭に上り、破綻の影響は避けられないとみられていた。

 しかし、安愚楽牧場の牛を預かっていた農家の男性にとっては「オーナー制度がなくなっただけ」という。

昨年は破綻の影響で牛が出荷できず、数頭が死んだが、今年に入り別会社と預託契約を交わし、3月から出荷を再開した。「これまでと同じシステムなんだよ」

 直営していた栃木県那須町の牧場に隣接するホテルを運営していた子会社は、今年2月付で破産手続きの開始決定を受けた。ただ、牛と同様に別会社が事業を引き継いだことから現在も変わらず営業を続けている。

 同県那須塩原市の本社にも破綻前と同じように人が出入り。関係者によると、ほぼ半数が自主退職したが、残りは事業を引き継いだ別会社の社員として働いている。

 関係者によると、社員は上司の指示で、慣例だった那須町の牧場にある安愚楽創業者の墓掃除を続けているという。創業者は三ケ尻久美子社長の夫で、この会社に三ケ尻社長が関与しているのではないかと、いぶかる声も出ている。


本社に元取締役が出入りしているという噂(あくまで「噂」)も聞いた事がある。
破綻し別会社になっても元経営者陣が何らかの影響力を与えているとしたら、2年前の口蹄疫の時の様に通報遅れや隠ぺいと言われても仕方がない事が再び繰り返されるのではないか。家伝法が改正されたことだし、よもやあの時と同じ様な悲惨な状況にはならないと信じたいが、不信感は拭えない。

2012/04/09

安愚楽牧場・安愚楽宮崎(高鍋)が破産 負債総額29億円

安愚楽宮崎(高鍋)が破産 負債総額29億円 宮日 2012年04月05日

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=44874&catid=74

 和牛オーナー制度が行き詰まり破綻した畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)の100%子会社で、預託牛の管理、肥育を行っていた「安愚楽宮崎」(高鍋町、伊藤正信代表)が、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが4日、分かった。破産管財人によると、負債総額は約29億円。

 帝国データバンク宮崎支店や東京商工リサーチ宮崎支店などによると、同社は1996年、小林市に設立。児湯、西諸県地区で牧場数カ所を展開し、安愚楽牧場から預託を受けて子牛から成牛まで一貫して生産肥育を行っていた。2010年4月には、口蹄疫により管理・肥育する牛が殺処分されるなどして児湯地区の牧場が閉鎖。11年11月に安愚楽牧場が破産手続きに移行したのに伴い、事業を停止していたという。

(以下紙面転載)

 破産管財人によると、決定は3月28日付。負債約29億円のうち、固定資産税などの税金を除くとほとんどすべてが安愚楽牧場からの借り入れで、「資産状況などを調査し、配当財源があれば配当する予定」としている。

 

安愚楽子会社が破産(宮崎)

日本農業新聞 2012年4月6日付転載(改行等加えた)

 経営破たんした安愚楽牧場(栃木県)の100%子会社・安愚楽宮崎(宮崎県高鍋町)が、東京地裁から破産手続き開始決定を受けたことが5日までに分かった。負債総額は29億円に上る。

 帝国データバンクによると、安愚楽宮崎は1996年に同県小林市で設立し、2001年に現在地へ移転した。西都・児湯地区を中心に10カ所以上の牧場を経営していた。

 本社からの預託で子牛から成牛までの一貫経営を手掛け、11年3月期の年間売上高は約7億6900万円だった。

 10年4月の口蹄疫では、肥育中の牛の殺処分で児湯地区の牧場が閉鎖に追い込まれた。11年3月に本社への合併を決議していたが、本社が民事再生法の適用を申請。連鎖倒産に追い込まれた。

 

安愚楽牧場:宮崎の子会社が破産手続き 負債29億円
毎日新聞 2012年04月04日 21時13分
http://mainichi.jp/select/news/20120405k0000m040079000c.html

 和牛オーナー制度で出資会員を集め、経営破綻した畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)の子会社「安愚楽宮崎」(宮崎県高鍋町)が、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けていたことが分かった。破産管財人によると、決定は3月28日付で、負債総額は約29億円。

 破産管財人や帝国データバンク宮崎支店によると、安愚楽宮崎は96年の設立。同県東部の児湯(こゆ)地区を中心に10カ所を超える牧場を運営し、本社から預託した和牛を生産、肥育していた。10年4月に広がった口蹄疫(こうていえき)の影響で同地区の牧場を閉鎖したものの11年3月期の売上高は約7億6900万円を計上。しかし同年12月の本社の破産手続き開始決定を受け、連鎖倒産した。

 農水省や県によると、全国38カ所の安愚楽直営牧場のうち20カ所は九州で、宮崎県内には15カ所あった。【門田陽介】

 

「安愚楽宮崎」が破産、負債29億円

ゆかしメディア 最終更新:2012年04月05日 18時35分
http://media.yucasee.jp/posts/index/10829

 安愚楽宮崎が、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けていたことが、東京商工リサーチの調べで5日わかった。親会社の安愚楽牧場の経営破綻にともなう連鎖。負債総額は約29億円となる。

 和牛預託商法の親会社、安愚楽牧場の100%子会社として平成8年に設立。牛の繁殖・飼養をしており、安愚楽牧場が全国で約14万5000頭飼養する黒毛和種牛のうち、約2万頭を預託していた。直営農場としての色合いが強かった。

 資金面を含め親会社に依存、親会社からの預託管理料を中心に年間約7億円の売上高だったが、19年3月期~21年3月期まで3期連続で赤字で、債務超過となっていた。

 22年4月には口蹄疫が発生し、約1万5000頭が殺処分されていた。

 

東京商工リサーチ

http://www.tsr-net.co.jp/news/flash/1218177_1588.html

(有)安愚楽宮崎 [宮崎] 黒毛和牛繁殖・飼養
破産開始決定 / 負債総額 約29億円

~安愚楽牧場の連鎖~

TSR企業コード:90-017443-9

 (有)安愚楽宮崎(児湯郡高鍋町大字上江6573-2、設立平成8年10月、資本金300万円、伊藤正信社長)は3月28日、東京地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は神原千郷弁護士(光和総合法律事務所、東京都港区赤坂4-7-15陽栄光和ビル5階、電話03-5562-2529)。

 親会社(株)安愚楽牧場(TSR企業コード:260136662、栃木県那須塩原市埼玉2-3、三ヶ尻久美子社長、平成23年8月民事再生法の適用申請、同年12月破産開始決定)の経営破綻に伴う連鎖で、負債総額は約29億円。


 平成8年10月に安愚楽牧場の全額出資で黒毛和種牛の繁殖・飼養を目的に設立。安愚楽牧場が全国で約14万5000頭を飼養する黒毛和種牛のうち、約2万頭を預託で飼養していたが、実際には直営農場としての色合いが強くグループ一体で営業していた資金面を含め親会社に依存、親会社からの預託管理料を中心に年間約7億円の売上高をあげていたが、19年3月期から21年3月期まで3期連続で赤字を出し債務超過となっていた

 このような中、22年4月に発生した口蹄疫問題で飼養していた約1万5000頭が殺処分を余儀なくされ、児湯第1農場から児湯第9農場までが閉鎖に追い込まれた。23年3月1日付の官報で親会社に吸収合併され解散する旨の広告を公示、合併準備を進めていたが、同年3月11日に発生した東日本大震災の影響もあって、この合併手続が延期されたもようで従来通りの営業を続けていた。しかし、23年8月に安愚楽牧場が民事再生法の適用を申請、さらに同年11月安愚楽牧場が破産に移行したのに伴い事業を停止、農場売却などで負債の圧縮を進めていた。

※メモ・独り言
宮崎に15カ所あった安愚楽の牧場の従業員は、「安愚楽牧場(栃木県)」の社員ではなく「安愚楽宮崎」の社員だったのか?安愚楽牧場の100%子会社で預託をやっていたとのことだが、売り上げの殆どは預託管理料で、3期連続で赤字を出して・・・とか、わけわからん。

2012/03/31

安愚楽牧場・カミチクが一部継承/鹿児島、宮崎の農場

安愚楽牧場 カミチクが一部継承/鹿児島、宮崎の農場 http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=39476

(2012 03/30 11:14) 南日本新聞

 和牛オーナー制度が行き詰まり、破綻した畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)の問題で、牛の生産・加工・販売のカミチクグループ(鹿児島市)が鹿児島、宮崎両県内の一部の直営農場の経営と預託農家との契約を引き継ぐことが29日までに分かった。

 安愚楽牧場は2011年8月に民事再生法適用を申請したものの、同11月に東京地裁が再生手続きを廃止する決定をし、破産した。鹿児島県などによると、県内には直営牧場が2カ所(日置市、南さつま市)、預託農家が48戸あり、計約1万頭が飼われていた

 カミチクグループによると、取引先を通じ両県の農家の支援要請を受け、昨年9月から安愚楽側や債権者らと交渉してきた。2月末に契約を結び、同グループの直営農場・錦江ファームが県内の直営牧場2カ所と預託農家30戸を引き継いだ。

錦江ファームは従来の倍にあたる2万頭の飼養数を抱えることになった。余裕のある飼育環境を確保するため、宮崎県の直営牧場3カ所と預託農家8戸も獲得した。同グループが宮崎に進出するのは初めて

 関係者によると、鹿児島県内ではカミチク以外の企業と契約した預託農家もいるという。
 
 カミチクグループの上村昌志社長は「他県では安愚楽牧場の生産態勢がばらばらになったままのケースも聞く。うまく活用しないと鹿児島の畜産、経済の衰退につながる。再生させることが使命だと捉えている」と語った。

※メモ

錦江ファームが安愚楽の直営農場・預託農家を引き受け・・
この話は2月には聞いていたし、錦江ファームの牛肉を扱っている鹿児島・宮崎のスーパー「タイヨー」で個体識別を調べると元安愚楽牧場とみられるものが、既に3月には店頭に並んでいた。
が、ニュースなどの記事になったのは初めて目にした。

鹿児島・・・直営牧場2カ所、預託農家30戸
宮 崎・・・直営牧場3カ所、預託農家8戸

  

2012/02/26

安愚楽牧場の子会社(レストラン安愚楽北霧島)が破産

安愚楽牧場の子会社レストランが破産

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120223-908032.html

 和牛オーナー制度が行き詰まり、破綻した畜産会社「安愚楽1 件(あぐら)牧場」(栃木県)の子会社で、宮崎県小林市のレジャー施設内でレストランを経営していた「レストラン安愚楽1 件北霧島」(同市)が、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが23日、分かった。

 破産管財人によると、負債総額は約6億3千万円。決定は15日付。

 帝国データバンクによると、設立は1994年で、小林市と安愚楽牧場が第三セクター方式で出資する「コスモス牧場」内でレストランを経営。安愚楽牧場の破綻後、店舗を閉鎖していた。(共同)

 [日刊スポーツ 2012年2月23日20時10分]


レストラン安愚楽破産 コスモス牧場内で運営 小林

宮崎日日新聞 2012年2月24日付転載
 
 和牛オーナー制度が行き詰まり、破たんした畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)の子会社で、小林市のレジャー施設内でレストランを経営していた「レストラン安愚楽北霧島」(同市)が、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが23日、分かった。

 破産管財人によると、負債総額は約6億3千万円。決定は15日付。

 帝国データバンクによると、設立は1994年で、小林市と安愚楽牧場が第三セクター方式で出資する「コスモス牧場」内でレストランを経営。安愚楽牧場の破綻後、店舗を閉鎖していた。

 肥後正弘市長は「今後どのようになるのか全く分からない。レストランの施設が放置された場合の撤去費用などが足かせになるかもしれない。今後債権管理者が事務を進める中で、債権者と話して市の条件を提示していきたい」と話している。


※関連記事

安愚楽牧場・小林市コスモス牧場問題(2011/11/19)

http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/11/post-1449.html

※メモ・独り言

これに関する紀藤正樹弁護士のツイッター

2月24日 弁護士 紀藤正樹 Masaki kito ‏ @masaki_kito
安愚楽を温存させた小林市にも責任がある>安愚楽牧場の子会社「レストラン安愚楽北霧島」=宮崎県小林市が破産破産管財人によると、負債約6億3千万円。小林市と安愚楽が第三セクター方式で出資する「コスモス牧場」内でレストランを経営 nikkansports.com/general/news/f… #agura


安愚楽を温存させた小林市にも責任がある

「温存させた」に違和感。
小林市が安愚楽の経営状況を把握していたのならともかく・・・

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