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2014年3月

2014/03/29

食肉などの生食に関する調査会(第2回)

忘れもしない「焼肉えびすのユッケ事件」、あれ以降、肉の生食に関して厳しい状況になりました。

ユッケ用として使われていたモモ肉の売り上げが落ち、焼肉屋さんのみならず精肉業者も大変な時期が続きました。

生肉に引き続き、生レバーも食べられなくなりました・・・。
副産物を取り扱う業者さんも大変ですが、肥育農家も内蔵価格の引き下げで打撃を受けました・・・。

(現在は厚労省の生食用牛肉加工基準・調理基準に適合した施設で作られた密封パック入りのユッケは、管轄の保健所に届け出た焼肉屋さんで食べる事が出来ます)

南九州って昔から鶏肉を刺身で食べる食文化がありまして、肉の生食に関しては結構馴染みがある地域なんですよね。

私自身はユッケにはさほど煩悩は無かったわけですが、レバ刺しは好きでしたし、肉の生食の厳正化で食べなれた鳥刺しまでも議論の対象になっているらしいと聞けば、「食肉などの生食に関する調査会」の会議内容は、すごく気になるところです。

「食肉通信」が今回(第2回・3月17日)の調査会の記事を書いてくれましたので要点のみ。

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★今回は「今後の検討の進め方」を決定するために、議論の参考とすべく、各団体からの報告を受けた。報告内容は次の通り

①自治体調査の生食などの提供に関するアンケート結果

②食肉などの生食に関する事業者の取り組み等に関するアンケート結果
(日本食鳥協会・日本副産物協会・全国食肉事業協同組合連合会・日本フードサービス協会)

③東京都におけるカンピロバクター食中毒事件一覧

④東京都におけるカンピロバクターなどを原因とする食中毒発生状況

⑤厚労科学研究の
 ・内臓肉の衛生管理に関する研究
 ・熊本県における猪、鹿および豚のE型肝炎ウイルス汚染実態調査と分子疫学解析
 ・カンピロバクターの制御に関する研究

⑥生食用食鳥肉などの安全に関する自治体の取り組み(宮崎県と鹿児島県)

⑦腸管出血性大腸菌O157散発例のリスク想定および発生状況など

★本格的な議論は次回(第3回)から。検討内容は次の通り

①食肉などの種別ごとのリスクの大きさ、検討の優先順位

②優先順位の高いものから、リスクの大きさに応じた規制手法について

★第3回の議論が終了した時点で乳肉水産食品部会に報告
 26年度以降も検討の優先順位にしたがい、食肉などの種別ごとに規制手法のあり方について引き続き検討する

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また記事には次のような事も書かれていた

★副産物協会などから出た意見
(食の選択の自由を背景としている。牛生レバー生食禁止への疑問も)

 ・資料を見れば生食が危ない事は確認されたが、それでも牛レバーの生食については、消費者の食べたいという声にどのように折り合うか

 ・管理する側の意見ばかりではなく、食べる消費者の意見もきいて議論してほしい

・食中毒を出せば業者は営業停止になるので、あらゆるデータ、客観的な資料を示してほしい。議論して、その結果としてゼロリスクを求めるのか?

★公益衛生や医師、研究者の代表の意見

 ・屠畜時の肝臓圧迫で肝臓汚染は明らか。事実として、子供が食べると重篤となり、熱を加えて食べるべき。食文化ではなく、心の問題とすべきだ。

 ・リスクに応じた規制には整合性がある、現状での生食禁止を支持

また、牛レバーに関しては

★生食が安全であると担保できる地検が研究された時点で、再度調査会で生食について検討を加えると確認

ということです。以上


※関連 

 牛肉ユッケが復活の兆し(産経ニュース)
 http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130217/wec13021719090003-n1.htm

 エスフーズの国産牛ユッケ
 http://www.sfoods.co.jp/top/yukke.pdf

※厚労省

薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会乳肉水産食品部会食肉等の生食に関する調査会資料(平成26年3月17日開催)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000040554.html
 

 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会乳肉水産食品部会食肉等の生食に関する調査会資料(平成25年12月26日開催)
 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000033719.html

※日本焼肉協会  

 生食調査会が改めてリスクと規制手法確認、次回から本格議論
 
http://www.yakiniku.or.jp/sei/meet_data2.html

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生レバーに関しては実際に、ある種の溶液に漬けたり、紫外線等で菌を死滅させる方法など研究されているようですので、今後に期待というところでしょうか・・・。

個人的には、あらゆる食品において「ゼロリスク」を求めるのは無理なのではないかと思ってます。ゼロリスクを求めるなら、フグだって生ガキだって規制の対象にならざるを得ないんじゃなかろうか・・・なんて事も考えてしまいます、はい。
 

2014/03/25

平成26年3月期 西諸県郡子牛セリ

3月20日~22日の三日間 西諸地区子牛セリ市が開催されました。 

結果は 

雌 569頭 平均 512,067 
去 692頭 平均 602,803 
トータル 1,261頭 平均 561,860 
前回比 2,092安 前年同月比 107,630高

http://twilog.org/k_ichiba より

三月開催の他地域の価格が若干の下げ傾向だったので
下げるかなと思っておりましたが、雌は下げ気味 
去勢は上げでトータルではほぼ横ばいという結果でした。

あり得ない相場です。
肥育で普通の経営なら利益を出すのはかなり大変です。

経営全体の見直しが必要になってきたかな?

宮崎交通創始者の岩切章太郎氏の言葉

「心配するな工夫せよ」の精神でいきましょうか?

 

種雄牛 頭数 雌平均 去勢平均
美穂国 395 542 614
勝平正 323 501 580
福之国 129 478 602
平忠勝 102 500 597
福安照 77 477 601
忠富士 62 637 660
耕富士 38 487 573

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2014/03/21

去年の後半はモモ肉が売れたらしい

「食肉通信」という業界紙を購読しています。
最近の記事には去年の牛肉の売れ筋や価格の推移などが書いてありました。

11月・12月の消費動向などを読んでみると・・・牛肉の消費が少しだけ増えているとか。

(これは国産牛肉だけじゃなく輸入肉も含まれているわけで、和牛生産農家としては素直に喜んで良い数字ではないのかもしれませんけど・・・。)

例年、特に12月は、お歳暮や正月の需要としてすき焼き用のお肉が売れるみたいなのですが、今年は特にローストビーフ用のモモ肉の塊が売れたのだとか。

記事によれば、TVなどで取り上げられた「炊飯器で作るローストビーフ」が影響したのではとの事でした。

このブログでも取り上げ、実際に私も何度か作ってみました。

作り方はこちら→炊飯器で作るローストビーフ

とりあえず、何と言っても 「楽」 (*´ω`*)

20130629

オーブンで作るとなると、温度を気にして、焼き上がりにも気を配ったにも関わらず、火が上手く通ってなかったり、あるいはパサパサになったり、作った後は天板を洗ったり・・・

201202294

▲ちょっと火が通りすぎた例( ´;ω;`)ブワッ

色々考えると作るのが億劫になるのがローストビーフなわけですが、炊飯器にお任せの方法は本当に簡単なんですよ。

何より、まず失敗することはないし、おまけに出来上がりも、旨い!

低温調理法(お肉を低温でじっくり熱を通す事によって、うまみ成分を引き出す調理法)ってのも話題になりましたが、炊飯器を使えば、それが簡単にできるのです。

それにローストビーフって「豪華な食事」ってイメージがありますよね?
それが炊飯器で簡単に出来るなら、一度は作ってみようかと思うのは主婦なら当然。
モモ肉の売り上げが伸びたのも道理ってものです。

しかし、TVの影響って凄いですね。
TVで取り上げられると、やっぱり一般主婦の食いつきが違うって、しみじみ思いました。

・・・・やっぱり、牛肉の食べ方を提案していくって大切なんですね。

201401

よく聞くのが(特に生産者から)
「牛肉は、焼いて塩で食べるのが一番なんだよ!」
って言葉。

私としても異存はありません。
私も、良い肉を塩で食べるのが一番牛肉の旨さがわかると思ってます。

でも、一般の消費者に
もっといろんな方法で牛肉の色んな美味しさを知って貰って、
もっともっと牛肉の事を知って貰って、
もっともっとたくさん食べて貰うには、
色んなジャンルの料理人さんたちとタッグを組んで、
あるいは生産者自ら、
色んな提案をしていかなきゃいけないんですよね・・・

塩が一番旨い!って言ってるだけなら、消費拡大には繋がらないわけで。

とりあえず・・・・
炊飯器で作るローストビーフの作り方を考えてくれた人、ありがとう!

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2014/03/11

口蹄疫・埋却地再生(H26年3月)

埋却地の再生 4割整備完了  県発表

宮崎日日新聞2016年3月7日付転載(改行等加えた)

 2010年口蹄疫の家畜埋却地の再生整備を進める県は6日、作業の進捗(しんちょく)状況を発表した。2月末時点で、整備予定の土地の4割に当たるカ所の工事が完了。
県家畜防疫対策課は「順調に進んでいる」と説明している。

 埋却地の再生工事は昨年5月に川南町でスタート。
5市7町にある全埋却地268カ所(97.5ヘクタール)のうち、所有者が再利用を希望した222カ所(80ヘクタール)を、約10億円を投じて2015年度までに農地として復活させる。

 本年度は4市7町の143カ所(44ヘクタール)を整備予定。同課によると、県土地改良事業団体連合会が表土の石を除去したり、深層部と土を入れ替えたりする技術を指導したこともあり、工事は計画通りに進んでいる。
2月末までに86カ所(30ヘクタール)の工事が完了し、3月末までに残り57カ所(14ヘクタール)の整備も終了する見通しという。

同課は「埋却地の整備は口蹄疫からの再生・復興を果たす上で大きな仕事。残った埋却地も、いち早く農地として使える状態にしたい」と話している。

口蹄疫埋却地 44ヘクタール再生完了  宮崎県が見通し 全体の約65%

日本農業新聞2016年3月8日付転載(改行等加えた)

 

 県家畜防疫対策室は6日、県議会・環境農林水産常任委員会で口蹄疫埋却地の再生状況を説明した。
2月末現在で86カ所(約30ヘクタール)が完了し、3月末までには今年度予定の143カ所(約44ヘクタール)の整備を終了する見通しだという。

 口蹄疫で殺処分された牛、豚など約29万頭は西都など5市と川南など7町の268カ所(97.5ヘクタール)に埋設された。
再生事業では希望のあった222カ所(約80ヘクタール)について、3カ年間10億円掛け農地などに復活していく。

 今年度予定の4市7町の143カ所が終了すれば、全体で65%が整備されたことになる。
同課では残る整備も、できるだけ前倒しで実施して、早期に再生整備を図るつもりだ。


口蹄疫:家畜埋却地の農地再生整備事業 先月末86カ所、30ヘクタール完了 /宮崎

2014年3月6日付 毎日新聞

http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/m20140307ddlk45040616000c.html

 県は6日の県議会環境農林水産常任委員会で、口蹄疫(こうていえき)で殺処分された家畜の埋却地を農地に戻す再生整備事業について、進捗(しんちょく)状況を報告した。整地は計画通り進み、2月末までに県内86カ所、約30ヘクタールで完了。今年度中に計143カ所(約44ヘクタール)を整備するという。

 2010年の口蹄疫では児湯郡を中心に牛や豚約29万頭が殺処分され(以下会員のみ閲覧可能)


口蹄疫の埋却地再生 今年度の予定終了見通し

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20140306-OYT8T01554.htm

 2010年の口蹄疫で殺処分された牛や豚の埋却地となった農地の再生事業について、県は6日の県議会環境農林水産常任委員会で、2月末現在の進捗(しんちょく)状況を報告した。
今年度中に整備を予定している11市町の143か所、44ヘクタールのうち、ほぼ6割にあたる86か所、30ヘクタールがすでに完了し、残りも予定通り年度内に終了する見通しという。

 県によると、殺処分の対象になった牛や豚は約30万頭に上り、12市町の268か所、97・5ヘクタールの農地に埋められた。再生事業は所有者が希望した222か所、80ヘクタールが対象で、今年度からの3年間で計10億円をかけ整備する。

 県家畜防疫対策課は「できる限り前倒しして、早期の再生整備を図りたい」としている。

(2014年3月7日  読売新聞)

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