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2014年1月

2014/01/25

平成26年1月期西諸県子牛セリ

1月20日~22日の三日間 今年最初の西諸地区子牛セリ市が開催されました。 

結果は 

雌 510頭 平均 512,599 
去 675頭 平均 589,821
トータル 1,185頭 平均 556,586 
前回比 31,625安 前年同月比 80,705高

 

http://twilog.org/k_ichiba より

前回が史上最高値だったようですので さすがに若干下げました。
しかしながら依然異常な高値です。年明けから枝相場が下げてきている
中の素牛高。 購買者席からは大分ボヤキが出てました(^_^;)。
さていつまで続くのかこの相場、今月も予定頭数買えませんでした。

種牛毎の結果。

種雄牛 頭数 雌平均 去勢平均
勝平正 344 504 574
美穂国 311 539 603
福之国 122 494 604
平忠勝 99 507 597
福安照 64 501 572
忠富士 41 541 645
秀正実 35 509 537

平忠勝、福安照が増えてきましたがこれは両方県外からの種ですので
これ以上増えていくことはないでしょう。義美福の枝もそろそろ割れて
来ているようで、そこそこ行けるような??話です。福之国の後代は
義美福で決まりかな?期待したいです。

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今回、地元有志のご厚意により牛汁、豚汁の振る舞いがありました。

美味しくいただきました。ありがとうございました。

 

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2014/01/15

すんません、肉の直売やってませんm(__)m

昨年、何件か「お宅の肉が買いたいんだけど」という問い合わせを頂きました。

結論から言うと「直売はやっていません」m(_ _)m
はい、申し訳ありません。丁寧にお断り申し上げました。

実は、その内の1件は「取り込み詐欺」だったと踏んでるんですが(;^ω^)
取り込み詐欺に関しては宮崎日日新聞や農業新聞でも取り上げられました。

「お宅の商品を取り扱いたいのですが、とりあえず商品を送って頂けないでしょうか?」
と、問い合わせがあり、商品を送るときちんとその代金を振り込んでくる。
んで、「すごく美味しかったです!弊社としては是非お宅の商品を売りたいです!つきましては商品を100個ほど送って頂けないでしょうか?」
と、追加の商品を送らせて、代金を支払わないまま連絡が取れなくなってしまう手口です。

農家の皆様、くれぐれもお気を付けください。

Photo

今、6次産業化とかで、生産者が生産物の加工や販売をやるのが生産者の所得増加にも繋がる!と国も後押しをしてますね。

これに関しては異存はないのです。例えば・・・

果物を生産している農家が規格外の商品で自家産のジャムを作って直売所で売ったり、
生産者組合が菜種を育てて自分たちで精製し菜種油を売ったり、
米農家が米粉やお餅、あられやお煎餅を作って売る、

本当なら規格外でお金にならなかった農産物が、ひと手間けることにより収入になる。
間に入る加工業者がなくなることで、農家の収入が増える。

いいことづくめの様に感じます。

実際、ウチも10数年前は「直売やるのも良いかもね~」なんて考えていた時期がありました。

ただね、畜産関係の商品に関しては、特に重量が大きい肉用牛に関しては、すごく難しいんですよ。

まず、1頭の牛からは200数十キロのお肉が取れます。
これを売りつくす事は非常に難しいのです。

・お肉を保存しておく場所・冷蔵庫・冷凍庫が必要

・お肉を販売用にカットするための場所・機械が必要

・お肉を販売用にカットするための技術を持った人員が必要

・お肉を販売するための場所・人員が必要

・お肉を販売用にカットした時に出る端材や店頭での売り残りを加工する技術と設備が必要
 (お肉屋さんがコロッケやメンチカツなどの加工品を売ってるのはそのためです)

・牛肉の部位は多岐にわたり、それを売りつくすのが大変
 (一般的にロースやバラは売れるが、それ以外の部位をどうやって売るのか?)
 

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▲画像は http://beef-lab.com/ さんからお借りしました

自分のウチで育てた牛のお肉の販売をしている方を知ってますが・・・
その方、曰く、
「1頭分の部位を売りつくすのに飲食店、7軒が必要だった」
との事。

バラを焼肉屋さんに売って、
サーロインとヒレをステーキ屋さんに、
肩ロースはすき焼き屋さんとしゃぶしゃぶ屋さんに、
モモ肉はイタリアンのレストランに、
ランプは、スネは、マエバラは・・・・

その方は1頭分を引き受けてくれる7軒と契約を取り付けるまでに、
恐らく100軒近い飲食店を回ったに違いありません。

Photo_2

自分で売るって事は、これだけの事をやらなきゃいけない。

自分が営業・交渉に時間をかけるあまり牛の管理に裂ける時間が無くなるようであれば、
「きっちりと飼養管理ができる従業員」、

自分がしっかりと牛の面倒を見ようと思えば、
「営業・交渉をきちんとやってくれるセールスマン」
が必要になるんです。

ね?
めんどくさいでしょ?
設備投資も人件費も大変でしょ?

「ウチは牛肉の直売をやるメリットってほとんどないなぁ」
「そこまでして自分で自分の育てた牛のお肉を売りたいのか?」
「何より、自分に営業力や交渉力があるのか?」
「後継者もいないのに、そこまで経費をかける必要があるのか?」
と色々考えた次第です。

無理に直売を考えるよりも、先ずは自分の作ったお肉を卸屋さんや飲食店に気に入って頂ける様、リピートして購入して頂ける様、しっかりと牛を育てていく方が、ウチとしては結局は経営上も得なんじゃね?と直売をやらないという結果に達して今に至るのでありました、はい。

もちろん、方法は色々あって、例えば、

・売りやすい「すき焼き用」「ステーキ用」「焼き肉用」に使える部位だけを卸屋さんから買い戻して販売する

・売りやすい部位を即販売出来るようにカットしてパック詰めして貰い、店頭だけでなくネット販売する
(これに関しては実際に、卸屋さんから「やってみない?」とも言われました)

などです。

これも、

売りやすい部位って、要するに値段の高い部位なんだよね。

解体・トリミング・パック詰めを業者に頼むにしても、それなりの料金が必要なんだよね。

カット、パック詰めした売りやすい部位だけ販売するにも、それ相応の冷凍庫などの設備が必要なんだよね。

「それって商売としてあんまり美味しくないんじゃね?」
ということで、ウチでは却下となりました。

繁殖農家の方と話していて、よく聞くのが

いずれは肥育までこなす一貫経営

肥育まで可能になったら、肉の直販や焼肉屋さんなどの飲食店経営

という話です。

夢を持つのは必要ですし、夢を語るのもまた素敵なことです。

ただ、それには第1次産業従事者としての「牛飼い」の技量だけでなく、
第3次産業の「経営者」としての才覚もまた必要な事だけは忘れないでほしいです。


まぁウチは自分で売るって事に必要な営業力や交渉力が足りないと自覚しておりますし、
また後継者もおりませんから、これ以上設備投資をして何になる?という思いもあって
「直売」という一つの可能性を捨てたわけで偉そうな事は言えないんですけど。

「自分が育てた牛のお肉を自分で売りたい・食べて貰いたい!」という強い意志がある若い人は、それに向かって、ぜひとも頑張って頂きたいと思ってます。

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2014/01/09

新年を迎えて

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
(ホントならもう「寒中お見舞い」ですね。すんません。)

Photo

昨年はブログの更新が滞りまして、色んな方から心配していただき、
ありがたいやら、申し訳ないやらでした。

そして、とある方からのご紹介により「やいちゃッ亭」さんがウチのお肉を気に入って
定期的に購入し「山崎牛」という名前を大きく出して下さった記念すべき年でもありました。

新しく入ってくれたスタッフも牛の扱いに慣れた人で即戦力として活躍してくれているし、
怪我をしたスタッフがいたにも関わらず、牧場もうまく回っています。
これも喜ぶべき事でしょうね。

嬉しい事があった反面、私自身の体調不良(持病があるんですわ)や、
精神的にキツイ事やつらい事もあった1年でして・・・・

まぁ、良い事もあれば悪い事もあっての1年なんだなぁ・・・
なんて、妙に達観してしまった今年の始まりでありました。

ところで、嬉しい事と言えば・・・・

昨年、小林市役所に勤めている友人(N氏)と食事をする機会がありまして。。。。
(N氏は学校給食や地産池消や、弁当の日プロジェクトやらの「食育」に力を入れてくれている心強い人であります)

「1月に小林市で宮崎牛を給食に出すことが出来る段取りになりました!」

とのこと。

一昨年、ウチが「給食に牛肉を、プロジェクト」と題してウチの牛1頭を小林市の小中学校の給食で使って貰うというイベントをしました。

その時の記事は↓
「学校給食に牛肉を(勝手に命名)プロジェクト」

http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2012/03/post-bb73.html

これに刺激されたという人達が、知恵を絞り、行動し、今年1月に宮崎牛を小林市の給食に提供できるよう、取り計らってくれるという話でした。

市の畜産課のK主幹が中心となり、市内の和牛農家を巻き込んでのイベントです。

現在、宮崎県内の子牛市場では、出荷1頭当たり1000円が「牛肉購入券」という形で配られています。

つまり、なんやかんやの手数料を引かれて子牛が50万で売れたとしたら、49万9千円プラス「牛肉購入券千円」という形で支払われているわけです。

これは「生産者も地元の牛肉食べようね!」という、牛肉消費拡大を狙ったものなんですね。

この「牛肉消費券」を集めて、市内の小中学校の給食用に牛肉を買おうじゃないか、子供たちに給食で宮崎牛を食べて貰おう!

と、畜産課や農家の人達が子牛競り市に出荷した市内の子牛生産農家を回り「牛肉購入券」を集め、また、肥育農家の協力を仰いで、資金100万円超を集めたという事です。

この100万円超が、子供たちの給食に使われるわけですよ、あなた!

「山崎さんがやってくれたから、火が付いたんですよ」と言って下さるN氏と、
「良かったね、良かったね」と二人で嬉し泣きしたのでありました。
(ほら、お互い酔っ払いだったからさ、涙もろくなってるわけよ)

というわけで、少々フェイント気味ではありますが、1月28日に小林市内の小中学校で宮崎牛を使った給食メニューを提供できる運びとなったことを報告しておきます。

メニューは「こすモ~丼」
(こすモ~ってのは、小林市のゆるキャラで、牛さんなんです)

Photo_2


「こすモ~」ちゃんに関してはこちら
http://kankou-kobayashi.jp/publics/index/322/#page322

宮崎牛カルビの焼き肉を使ったどんぶりになるらしいです。

この給食については、当日にテレビや新聞で取り扱ってくれると思うので、
またその時に書きたいと思います。

一昨年には小林市細野の肥育農家さんが子供さんの通う学校の給食用にお肉を提供したという話も聞いて、また、今回の市内の畜産農家を巻き込んだ給食の話を聞いて、「学校給食に牛肉を!」と、個人的な思いで試しにやってみた取り組みが、決して無駄な事じゃなかったんだなぁ、と嬉しくなった次第です。

できればこの取り組みが、県内に、そして全国に広がることを。

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