口蹄疫・ウイルス侵入防止のための宮崎大市民講座
口蹄疫テーマに市民講座
侵入防ぐ規則作りを 宮崎大学日本農業新聞 2013年8月2日付転載(改行等加えた)
宮崎大学産業動物防疫リサーチセンターの末吉益雄防疫戦略部長らが1日、JA・AZM研修室で市民公開講座「海外渡航上の留意点~口蹄疫ウイルスを持ち込まないために」を開き、市民ら約40人が参加した。
口蹄疫ウイルスの国内侵入の危険性は今も続いているとし、発生国などからウイルスを持ち込まない重要性を訴えた。
末吉部長は2010年に発生した口蹄疫にどう取り組んだかを、映像を映しながら「再び発生させてはならない」と強調。海外の発生動向・防疫情報を説明した。
現在、清浄国は66カ国で、近隣の中国チベット自治区などで発生している。
肉や野菜などのベトナムの市場や郊外での牛や豚の放し飼いなどによるウイルス感染の危険性を自ら撮影した映像で報告。
発生国への渡航で気を付けるポイントは、観光か、農場へ行くのか、家畜接触があるか、畜産関連施設に入るのかなどで、場面によっては靴からカメラまでの消毒、服装の着替えなども必要になるという。
デンマークは国外の人は入国後48時間以内に養豚場に入れないルールがあり、「宮崎県でもこういうルールを作ってもいいのではないか」と指摘した。
※8月2日現在、宮崎日日新聞には記事なし。
以下、テレビのローカルニュース
口てい疫防疫侵入防止の講座
口てい疫が再び県内で起こらないよう、原因となるウイルスの侵入を防ぐための対処法などを学ぶ公開講座が、宮崎市で開かれました。
この公開講座は、発生が続く海外から口てい疫の原因となるウイルスを国内に持ち込まないための注意点について知ってもらおうと、宮崎大学が開きました。
会場となった宮崎市のJA・AZMホールには農業協同組合の職員など30人あまりが集まりました。
この中で宮崎大学産業動物防疫リサーチセンターの末吉益雄教授は、口てい疫のおよそ6割が汚染された肉などの畜産物から発生していると指摘した上で、「海外では牛や豚などを野放しで飼っているところも多く、市場では、加熱していない肉がそのまま置いてある。海外で畜産物に触る機会がある場合は、きちんと消毒をした上で、靴や服などをすべて替える必要がある」と述べました。
会場に来た60代の保健師の女性は「海外に行く際は、ウイルスに感染する恐れがないか注意していきたい」と話していました。
08月01日 19時26分 NHK
口蹄疫ウイルスを持ち込まないために
8月1日 17時46分 MRT
夏休みに入り海外への旅行者も増えるなか、外国から口蹄疫ウイルスを持ち込まないよう、防疫の大切さを考える講座が宮崎市で開かれました。
これは、外国に行った際の防疫の注意点や必要性を理解してもらおうと宮崎大学産業動物防疫リサーチセンターが開いたもので、JAや畜産関係者など約40人が参加しました。
講座では、末吉益雄教授が講師を務め、海外旅行に行く際には、食料品を扱う市場に気軽に出かけないことや、消毒スプレーで靴の裏などを消毒することをアドバイスしました。
(宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター末吉益雄教授)「果物とか、菓子のマーケットのすぐ近くには、精肉市場もつながっている可能性があるので、通路も危ないし自分の服とかも注意してください」
宮崎大学産業動物防疫リサーチセンターでは、口蹄疫の発生を繰り返さないよう今後も防疫の大切さを訴えていくことにしています。
口蹄疫ウイルスの持込みを防ぐ研修会
08月01日 18時46分更新 UMK
口蹄疫ウイルスを海外から持ち込まないための研修会が、宮崎市で開かれました。
この研修会は宮崎大学が開いたもので、宮崎大学産業動物防疫リサーチセンターの末吉益雄教授が、海外での家畜伝染病の現状について説明しました。
末吉教授は、ウイルス感染の火種が依然として東アジアに広がっていることを説明し、口蹄疫が広がる原因の約7割が海外で購入した肉や弁当などの食べ残しなど、ウイルスを持った食品が家畜のエサに混じることが原因だと指摘しました。
また、ベトナムなど、東南アジアの食肉市場では、口蹄疫ウイルスが飛散しているおそれがあり、観光で訪れた人も十分に注意するよう訴えました。
末吉教授は、帰国の際には現地で使った衣服や靴など、身に付けたものを替える必要があることや、空港の搭乗口で消毒の徹底を図るなど、水際での防疫対策を呼びかけました。
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