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2013/07/22

第3回家畜伝染病国際シンポジウム

効果的防疫戦略探る 家畜伝染病で国際シンポ

宮日2013年07月20日

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=54830

 宮崎大産業動物防疫リサーチセンター(三澤尚明センター長)は19日、家畜伝染病に関する国際シンポジウム「重要家畜伝染病の防疫戦略と感染動物体内動態に迫る」を宮崎市の宮崎観光ホテルで開いた。

 大学教授や農業関係者ら約300人が出席。国内外の研究者らが世界で発生している家畜伝染病とその対策などを解説し、効果的な防疫戦略の在り方を探った。

(以下紙面を転載。改行等加えた)

 農林水産省消費・安全局の川島俊郎動物衛生課長は「国際防疫における日本の役割」と題して発表。
2010年に本県で発生した口蹄疫に触れ「国と都道府県、市町村の役割分担の明確化や、海外からの侵入防止措置の強化といった課題があらわになった」と説明。
「迅速な初動が何よりも大事で、生産者が早期通報をためらわないよう、保障の充実も必要だ」と述べた。

 米国の養豚専門獣医コンサルティング「スワイン・エクステンション&コンサルティング」の大竹聡社長は、豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)の清浄化について解説した。
大竹社長は日本で約280億円の被害が出ていることや、東日本の養豚場でPRRS清浄化を実現したことで生産性が上がった事例を紹介。
「飼料は高騰し、養豚農家に疾病と付き合う余裕はない。農場主は科学的根拠に基づいた知識を持ち、継続して防疫に取り組んでほしい」と求めた。

 このほか宮崎大農学部の後藤義孝教授(獣医微生物学)は英国の大学などと共同で開発中の「口蹄疫拡大シミュレーション」を紹介。
「口蹄疫の感染の拡大や収束を予測でき、さまざまな防疫方法を当てはめることで、感染の広がりがどのように変化するかも分かる。将来は防疫戦略確立のためのツールとしてかつようしたい」と話した。

「口蹄疫拡大シミュレーション」に関しては日本農業新聞に詳しく書かれていたので転載。

宮崎大学が国際シンポ 口蹄疫拡大シミュレーション
   防疫マップに活用を 地域別対応も細かく

日本農業新聞2013年7月20日付転載(改行等加えた)

  宮崎大学産業動物防疫リサーチセンターは19日、宮崎観光ホテルで第3回家畜伝染病国際シンポジウムを開き、外国の研究者30人を含む380人が参加した。

3年前の宮崎県での口蹄疫をモデルにし、同大学農学部の後藤義孝教授が「国家・地域防疫戦略~口蹄疫拡大シミュレーションの利活用」を報告。地域防疫や県全体の防疫マップづくりなどに活用できることが分かった。

 口蹄疫流行シミュレーションモデルは後藤教授の指導で御当研究室と英国のウォーリック大学、パーブライト研究室が共同で開発。
宮崎県の発生事例から生産者の聞き取り、発生場所、日時などの細かな情報をデータ化してモデルを作り上げた。

 後藤教授は同モデルを使って、
①ワクチン接種をしなかった場合
②ワクチン接種をした場合
③緩衝地帯を設けた場合
―ーの三設定の仮想環境で活用した事例を報告。
①の場合には発生件数は増えたが、殺処分頭は実際よりも少なく、
②では発生件数は半分で殺処分頭数は約25%と少なかった。
③の場合には圧倒的に発生が減少
ーーという結果が得られた。

 同モデルを使うことで、地域防疫レベルも細かに検討できる。
発生した場合には交通規制道路、消毒ポイントをどこにすれば、最も効果的なのかも分かるからだ。
県全体のエリアをカラー別に示した防疫マップも作ることができる。

 同モデルは最終的には汎用性が高く、他県での場合でも、全ての情報(生産農家、畜種、頭数など)を設定することで、他県のシミュレーションを作ることができるという。

後藤教授は「シミュレーションモデルは将来的には日本だけでなく、他の国も応用できる可能性がある。口蹄疫への防疫戦略を確立できる有用なツールになる」と話している。

 
当日のローカルニュースも記録。

家畜伝染病の国際シンポ

宮崎県の畜産に大きな被害をもたらした3年前の口てい疫の教訓を生かそうと、家畜伝染病の防疫をテーマにした国際シンポジウムが宮崎市で開かれました。

このシンポジウムは、家畜の防疫などを専門に研究する「宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター」が口てい疫の教訓を生かして世界各国で連携して防疫に取り組もうと、去年から開いていて、今回で3回目です。

19日は宮崎市内の会場に国内の獣医師や行政担当者、それにベトナムやタイといった海外の大学の教授など、合わせておよそ350人が集まりました。

はじめに宮崎大学の菅沼龍夫学長が「このシンポジウムで家畜伝染病防疫の国際ネットワークが構築されることを期待します」とあいさつしました。

続いて、OIE=国際獣疫事務局アジア太平洋地域の石橋朋子副代表が、OIEでは口てい疫の撲滅を重点に、加盟国の獣医サービスを向上させる取り組みなどを行っていることを説明しました。

また、農林水産省の川島俊郎動物衛生課長が家畜伝染病の世界的な発生状況を説明した上で、「日本は口てい疫の教訓を生かし、飼育管理の基準や迅速な処置のための法整備などのノウハウを、途上国に伝えていく必要がある」と訴えました。
07月19日 12時33分 NHK

家畜伝染病国際シンポジウム

7月19日 17時47分 MRT

 3年前の口蹄疫の教訓を生かそうと国内外の研究者が集まりました。家畜伝染病をテーマにしたシンポジウムが宮崎市で開かれ、防疫対策や最新の研究成果などが発表されました。

 2010年に県内で発生した口蹄疫の経験を踏まえ、宮崎大学が去年から開いているこのシンポジウム。今回は、国内をはじめ、中国やインドネシアなどから、家畜伝染病の研究者ら約300人が参加しました。

19日は、まず宮崎大学の菅沼龍夫学長が「家畜防疫の国際的なネットワークの絆が深まることを期待します」とあいさつしました。このあと防疫対策の発表が行われ、このうち、宮崎県の担当者は県内での具体的な取り組みを説明しました。

(県畜産新生推進局・中田哲朗局長)「国際線だけではなく国内線そしてビルの全ての入り口まで靴底消毒をしているのは、国内では宮崎空港だけではないか」

 口蹄疫の発生は現在も中国や台湾などで続いているだけに、参加者たちは真剣な表情で聞き入っていました。

※関連

口蹄疫・宮崎市で国際シンポ2 2012年1月21日
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2012/01/post-c5d7.html

口蹄疫・宮崎市で国際シンポ3(宮日記事)2012年1月21日
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2012/01/post-1c63.html

口蹄疫・家畜伝染病の国際シンポジウム 宮崎で開催 2012年9月28日
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2012/09/post-df64.html

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