山崎畜産HP

ランキング参加中

無料ブログはココログ

« 口蹄疫・県家畜改良事業団 種雄牛センター完成 | トップページ | 道の駅 えびの に行ってきた »

2013/05/16

鹿児島の繁殖農家さんとお話したのだ

都城の「やいちゃッ亭」さんでアースジェネターの佐藤社長達と焼き肉をしたわけですが、4人だけじゃさびしいし、せっかくだから誰か連れてきてよ~という私の願いを聞いて参加してくれたのが鹿児島の繁殖農家さんでした。

繁殖農家のNさんはアースジェネターのブログにも登場したことがある人物。
なんと!分娩間隔350日を誇る若者なのだ!
(以前は330日だったけど、安福久の種を付けるようになって長くなったらしい)

今の宮崎県の分娩間隔の平均が410日(ごめん、確認せずに書いてます)を超すことを考えると、ものすごい成績なのです。

分娩間隔が短いというのはつまり、手っ取り早く言えば1頭の繁殖牛から、より多くの子牛が生まれるつーことで、経営にはすごくプラスになること。

すんません。繁殖の事は殆どわからずに書いてます。

肥育のやり方・経営方針にも色々あって、経営者毎に考え方は違うわけで簡単に「この方法が正しい」なんて一概には言えないように、きっと、繁殖農家にも色んなやり方や方針があるに違いないのだけれど、昨今の「子牛の供給不足」を考えると、より多くの子牛を生産してくれる繁殖農家さんの存在は、とってもありがたいのであります。

で、聞いてみました。

「繁殖成績をあげるコツってあるの?」

すると思ってもみなかった答えが・・・

「基本は土作りだと教わりました!」

え~~~~っとぉ・・・・多分、

お母さん牛や子牛に食べさせる粗飼料をきちんと育て上げる事こそ一番大切、
粗飼料にこだわって、きちんと食べさせる事が大切

そういうことが言いたかったのだと勝手に解釈しました(苦笑)

実際、土作りには非常にこだわりを持ってるようでした。

すんません、繰り返すようですが繁殖の事、殆ど知りません。

彼に言わせると

「分娩期間を短くすることは、牛を見ていれば簡単」

らしいのです。

早期に母牛から子牛を離すことなどはしているようですが、
他には「特に変わった事はしていません」とか。

繁殖の仕事って、無事に出産させ、母牛と子牛の健康状態に気を使い、
牛の血統も色々考えて、肥育農家好みの子牛を育て上げ・・・

おそらく考えなきゃいけない事がたくさんあるはずで、
彼もきっとその事に凄く頑張っていて、
それに比べれば

「分娩期間を短くするのは簡単」

だと思ってる、ってことなんだと想像するわけです。

すごく牛が好きで牛飼いという仕事が好きで、
年中牛の事ばかり考えてるんだろうなぁ・・・
話していてそんな風に感じました。

それでも敢えて牛の事には触れずに「基本は土作り」と言い切る彼を「カッコいいなぁ」なんて心底思ったのでありました。

にほんブログ村 企業ブログ 酪農・畜産業へ ビジネスブログランキング
↑ポチッとお願いします~


なんかね、若い人と話してると、農業の高齢化は確かに進んでいるんだけど、

やる気のある若手は間違いなく育ってきているぞ!

って頼もしく思えてきます。

« 口蹄疫・県家畜改良事業団 種雄牛センター完成 | トップページ | 道の駅 えびの に行ってきた »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

おはようございます!! 


Nさんの牛達はとても良い感じで 素直に育っていますよ。 


牛達って、飼っている農家さんそのものなのだと思います・・・ 

宮崎県畜産新生プランによれば、宮崎県の和牛の平均分娩間隔は414日で一年一産にほど遠い状況です。宮崎県全体で30数億円の損失が改善されるそうです(NHKニュース)。

それならば、どうするの? :新生プランには現場での具体的な方法については記載されていないようです。

いつ、するの?:今でしょう!! 365日以内に一気に短縮する魔法の方法はないかもしれませんが、改善する方法はあります。

土つくりもその一つでしょう。肝機能の改善もその一つです。

宮崎県畜産応援隊員
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/parts/000199723.pdf (4ページ目に記載)

岩ちゃん

>牛達って、飼っている農家さんそのものなのだと思います・・・

まぁステキ。日本中の農家さんを見て回っている岩ちゃんらしい言葉ですね。
繁殖牛はわかるけど、やっぱり肥育された牛さんもそうなのかしら、気になります
ただ、こういう仕事って(特に肥育はそうかもしれないけど)、きちんと「どうしたいか」という事を持っていないで人のやる事をまねてみても結局上手くいかないし、
だからといって、素直に人の意見を聞かないで凝り固まっていても上手くいかない。
むずかしいけど、人の意見をしっかり聞ける素直な気持ちは牛さんに伝わる気はします。

Go Go Ojisan

>肝機能の改善もその一つです。

そこでウルソですね

資料集のリンクありがとうございます。
これは見ていませんでした。JAの広報誌で概要は見ていたのですが、
こっちの方が詳しくて面白いですね。

新生プランの資料集、リンクが上手く貼れていなかったので再掲載しておきます

http://www.pref.miyazaki.lg.jp/parts/000199723.pdf

おはよう御座います。与論島で町議をしている原栄徳です。仕事は建設業やサービス業です。今島の牛舎環境が劣悪な状態になってて糞尿処理や悪臭に悩まされてて改善方法を町の行政側と検討中です。早急に研修視察に視察に生きたいと思っております。
参考になるような場所を紹介して頂けないでしょうか。
よろしくお願いします。

ハラヒデノリさん

初めまして 畜産業にとって糞尿処理は永遠の課題ですね。
弊社近隣でも耕種農家が減っており堆肥が捌けず困っております。

紹介できるような当てもないのですが、堆肥処理施設や生菌剤や
バイオマスなどがヒントになるのではと思います。

今、思いつくのはこんなとこです。

この記事へのコメントは終了しました。

« 口蹄疫・県家畜改良事業団 種雄牛センター完成 | トップページ | 道の駅 えびの に行ってきた »

2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

ブクログ

  • ブクログ

ブログパーツ

  • 3月31日まで投票できます

  • ジオターゲティング