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2012/10/19

口蹄疫・農水副大臣「まだ菌生きている」口蹄疫で事実誤認発言2

口蹄疫 農水副大臣失言「苦しみ分かってない」
  県内関係者 怒り、失望

宮崎日日新聞 2012年10月19日付転載(改行等加えた)

 口蹄疫の復興支援を要請した県内首長らに吉田公一農水副大臣が「まだ(口蹄疫の)菌が生きている」など事実誤認の発言をしていたことに対し、農家など県内外の関係者から怒りや落胆、失望の声が上がっている。

 「明らかな認識不足」「国の責任者が風評被害につながる発言をしていいのか」など副大臣としての資質を疑問視する意見が聞かれる一方、本県選出国会議員が18日、抗議文を直接手渡すなど波紋が広がっている。

 2010年に発生した口蹄疫で家畜を殺処分後、昨年7月に養豚業を再開した高鍋町北高鍋の岐本壮平さん(37)は「頭数は豚舎のまだ半分程度だが、豚肉価格が下がり、餌代が上がるなど状況は厳しい。国内にウイルスはないのに、副大臣がそれを否定する発言をするとは」と憤る。

 口蹄疫発生から3週間後に来県した赤松広隆農相=当時=に県内農家の窮状を訴えた宮崎市高岡町の酪農家、石川幸保さん(58)は「政治家の体たらくぶりは当時も今も変わらない。口蹄疫の記憶を風化させているのは国ではないか」と声を荒げた。

 口蹄疫被害農家でつくる県畜産復興対策協議会の吉松孝一会長は「防疫に懸命な農家の気持ちを踏みにじった。本当はウイスルが生きているのでは、という誤解が広がると大変だ。果たして復興を今の政府に頼っていいのか」と不信感を募らせる。

 東京電力福島第1原発事故に伴う風評被害の真っただ中にいる宮城県登米市の和牛農家、大立目敏夫さん(61)は「軽はずみな言葉でどれだけ農家が苦しむかが分かっているのか。知識がないのに、なぜボロボロと余計なことをしゃべってしまうのか」

 猛省と謝罪を求める抗議文を手渡したのは、自民党農林部会長の江藤拓衆院議員(宮崎2区)ら本県選出の同党国会議員3人。江藤議員は「副大臣が経緯を把握していないとは信じられない。心から謝罪する、意図が伝わらなかったとか言われたが、それでは通用しない」と語った。

 また民主党県連は「風評被害につながりかねない発言は大変残念。関係者や県民の心情を害したことは間違いない」とする声明を発表し、19日以降、同じ内容の文書を吉田副大臣に送り、復興支援の継続を求めるという。

 

「言葉足りなかった」会見で釈明

宮崎日日新聞 2012年10月19日付転載

 吉田公一農水副大臣は18日の定例記者会見で、本県の口蹄疫の状況について事実誤認の発言をしたことについて、「失言をした覚えはない。終息宣言をされたと言いながらも、まだまだ油断できないのではないかというつもりで話した」と述べた。一方で、口蹄疫の病原体を「菌」と表現するなど、実態を把握しているのか疑念を抱かせる発言もあった。

 会見は農林水産省であり、発言の真意を問われた吉田副大臣は「言葉が足りなかったのか、短い時間だったということもあり、意を尽くせないまま、市長さんがお帰りになったのが現状だと思っている」と説明。「口蹄疫は家畜伝染病の中で最も伝染力が強く、かなりの広範囲にわたって、防疫体制なりいろんな対策を取らないと、という意味で申し上げた」と釈明した。

 「私は農学部畜産学科出身で多少なりとも勉強してきた」としながらも、ウイルスが病原体である口蹄疫に関して「非常に菌が強い」「あれはウイルス細菌」とも発言した。

 被災農家には「意が通じないとすればお詫びしたいと思っている」と謝罪。西都市の橋田和実市長らが要望した埋却地の現状復旧に対する支援について「早く農地の復旧を図るよう農林省に指示してある。全力で支援したい」と述べる一方、埋却現場にはまだ足を運んでいないことも明らかにした。

 

口蹄疫発言で謝罪 吉田農水副大臣

日本農業新聞 2012年10月19日付転載

 農水省の吉田公一副大臣は18日の会見で、宮崎県西都市の橋田和実市長らが16日に要請に訪れた際、2010年に宮崎で発生した口蹄疫をめぐり認識不足を露呈する発言をしたことについて「まだまだ油断はできないというつもりで話をした。意が通じないとすれば(農家に)おわびしたい」と謝罪した。

 吉田副大臣は「口蹄疫が出た場合には、かなりの広範囲にわたって防疫体制なり、色んな対策をとらないと(いけない)という意味で申し上げた」と弁明。17日に橋田市長に電話で謝罪したことも明らかにした。

 吉田副大臣は16日、口蹄疫の埋却地となった農地の再生支援を求めて東京・霞が関の農水省を訪れた同県6市町の首長らに対し「(口蹄疫は)宮崎じゃ初めてでしょう」「じゃあ菌が生きてんな」などと発言した。

 

「農家傷つけた」自民党が抗議

日本農業新聞 2012年10月19日付転載(改行等加えた)

 宮崎県で発生した口蹄疫をめぐる吉田公一農水副大臣の発言を受け、自民党農林部会(江藤拓部会長)は18日、農水省で吉田副大臣と面会し直接抗議した。宮崎県の畜産農家を「著しく傷つける発言」として猛省と謝罪を求めた。

 宮崎県選出の江藤部会長は「これまで農林水産行政を一生懸命やってきた副大臣の発言とは信じられない。宮崎県で口蹄疫は終息した」と指摘し、抗議文を提出した。吉田副大臣は「説明が足りず、自分の意図が十分伝わらなかった。心から謝罪する」などと述べたという。

 面会後、江藤部会長は記者団に「新たな風評被害を招く恐れもある。地元では辞任要求の声も上がっている」と語った。抗議には同県選出の古川禎久衆院議員、松下新平参院議員のほか、山田俊男前農林部会長らが同行した。

※メモ
・吉田公一副大臣は国立宇都宮大学農学部畜産学科卒

※ついでに農林水産省での会見の概要も保存
http://www.maff.go.jp/j/press-conf/v_min/121018.html

記者:はい。じゃあ、先般ですね、宮崎県の西都市らの、まあ、首長さんらがですね、口蹄疫の関係で、副大臣の方に要請に来られた際にですね、まあ、これ、言葉のやり取りの中でですね、まあ、初めてなのかどうかとかですね、あと、まあ、菌、ウィルスがまだ生きてるかいないかみたいな話のやり取りがあってですね、まあ、若干、その辺、かなり、誤解を生みかねないようなやり取りが、一つ、あったり。

副大臣:それは、そうでしたね。

記者:承知するんですが、それについて、ちょっと、改めて、どういうことだったか、ちょっと、副大臣の方から、まず、お願いします。

副大臣:あぁ、そうですか。いや、私、まあ、口蹄疫が出たということは、28、確か28ある家畜法定伝染病の一つと、まあ、認識はしておりました。で、特に、私は農学部出身なもんですから、口蹄疫についてはですね、非常に、学生時代も勉強いたしましたし、家畜法定伝染病、28ある一つで、しかもですね、非常に菌が強いと。そして、まあ、伝染力も強いと、いうことは、承知しておりましたが、「口蹄疫が宮崎県に出た」ということについてですね、それなり、私なりに理解したわけでございますが、言葉が足りなかったのか、短い時間だったということもございまして、まあ、意を尽くせないで、そのまんま、市長さんが、まあ、お帰りになったし、というのが、現状だと思っておりまして、私自身は、口蹄疫というのはですね、家畜法定伝染病の中では、最も、この、何て言うですか、伝染力が強いわけですね、んで、中には、60キロ、70キロのところへ、その、空気伝染をしていくというようなこともございまして、従って、口蹄疫が出た場合にはですね、かなりの広範囲にわたって、防疫体制なり、いろんな対策を取らないと、という意味で、実は、申し上げていたと思っております。

記者:要請、終わった後ですね、「もし、今、誤解があるようであれば、一両日中にですね、まあ、電話でもしてみてですね、その辺を説明したい」っていうのもおっしゃってましたが、それで。

副大臣:それは、もう、市長さんに電話をさせていただいて、「意の尽くせないことについては、短い時間ではございましたが、ので、お詫びを申し上げます」と、「意の尽くせないところは、お詫び申し上げます」と、いうことを、市長さんには連絡させていただきました。

記者:それは、要請があった日ですか、翌日ですか。

副大臣:翌日ですね。はい。

記者:翌日。市長さんはそれに対して、何かをお答えになったかというのは、あの。

副大臣:いや、別に、普通の対応でございました。「あっ、そうですか」ということでございました。

記者:はい。分かりました。

記者:やはり、あの、今、副大臣御自身がおっしゃられたように、それほどまでに、大変な口蹄疫ということが宮崎で起きて、30万頭も牛や豚を含めて。

副大臣:そうですね。はい。

記者:そして、大変な、生産者が今も、思いをしている中で、まず、「宮崎を口蹄疫初めてでしょ」っていうところから始まっていると、いうことなんですが、それはどういうことでおっしゃられたんですか。

副大臣:いや、私自身、あの、口蹄疫という、その、家畜伝染病のことは知っておりました。あの、従って、あれは、あの、ウイルス、細菌でございますから、終息宣言をされたと言いながらもですね、えぇ、まあ、まだまだ、油断できないんではないか、というつもりでお話をいたしました。

記者:あの、まあ、埋却地からの、今度は、また、再利用も含めて、いろんな、まあ、今回、要望で来ていると思うんですけれども。

副大臣:はい、はい、はい。

記者:事前に来るという時に、やはり、その、口蹄疫の、宮崎の現状などについてのお勉強とか、そういうことは、あの、再度、また、されたりはしないんでしょうか。

副大臣:いや。もちろん、口蹄疫につきましては、私なりに調べて、そして、「ああ、ここは言い足りなかったな」と、いうようなこともございました。

記者:まあ、あの、大変恐縮です。今のお話を聞いていると、まあ、全くの、まあ、自分としては失言とか、誤解。「失言」というよりも「誤解」というような認識でいらっしゃるという。

副大臣:失言をした覚えないと思ってますが、あの、口蹄疫を否定したりですね、何かしたことはございませんで、私も実は農学部畜産科を出ておりますもんですから、家畜伝染病については、学生時代、勉強いたしましたので、そういうことはないと、思っております。

記者:昨日は、西都の橋田市長にのみ、お電話をされたんでしょうか。

副大臣:そうですね。代表のような、あの、方でしたので、市長さんにはお電話をさせていただきました。

記者:あの、農家は、非常に、まあ、今回の、まあ、報道についてですね、心を痛めて、まあ、「憤っている」というところなんですが、やはり、その、宮崎の農家に対して、どういう思いを、今、お持ちでしょうか、ということをお聞きしたいと思います。

副大臣:農家の皆様方にはですね、まあ、意が通じないとすれば、お詫びをしたいと思っています。従って、家畜伝染病というのは、どこで、どういうふうにして発生するかというのは、私も学生時代から、多少なりとも勉強してきたもんですから、あの、そういう意味では、今後もですね、是非、注意をしていただいて、そして、「早期発見が一番大事だ」ということでございますので、酪農家の皆さん方なり、あるいは、養豚業者の皆様方なり、それぞれですね、前兆を捉えて、早く捉えてですね、そして、対策を考えていただければ、一番いいなと、そんなふうに、実は思っております。

記者:あの、何度もすいません。今のお話のとこで、一番、実は苦労しているのは、あの、肉牛なんですけども、今、酪農家と養豚というふうに、まあ、おっしゃられたことからすると。

副大臣:ああ、まあ、もちろん入る。ねぇ。

記者:あの、御認識が・・・。

副大臣:当然ですよ。いや、牛だって、肉牛がかからないってことはありませんから。

記者:今後、副大臣のお立場で、口蹄疫、宮崎の、まあ、その、口蹄疫からの再生に向かって、何か、こう、やはり、やるべきだというような、要は、そういうお考えをお伝えしたんでしょうか。

副大臣:あぁ、もちろん、あの、今、ビニールシートで、まあ、3年間、焼却かですね、国際条約でも、何か、あの、口蹄疫が出た場合にはですね、焼却、もしくは、埋設、いうふうに、国際協定でもなっているようでございますから、今、宮崎でも、そういうような状況で、埋設をしてあるというふうに思っております。従って、埋設の年度といいますか、年数は約3年と聞いておりますが、はい。だから、まだ、シートにくるまれた、埋設してある家畜については、まだ、期限が来てないと思いますので、もう少し埋設しておく必要があるんではないかと、そんなふうに思ってます。

記者:昨日の、一昨日の要望は、恐らく、その、埋却期間が3年間、実は、来年、終わるところが始まるんですが、そこの農地の再利用などのって、支援をしてくれっていうお話だったんですが。

副大臣:そうですね。

記者:そこは、性格、御理解されているんですよね。

副大臣:えぇ、もちろんです。まず、石がですね、たくさん転がっておりまして、その、「土の上に出ている石等については片付けるように」と、「早く片付けて、早く農地の復旧を図るように」ということは、農林省に指示してあります。相当大きな石が転がっていますから。こんな大きな。

記者:御自身も、現場には足を運んだ。

副大臣:いや、まだ、行っておりません。

記者:最後に、嫌な質問で申し訳ないんですけども、来年の何月に、一番最初に、実は、3年が、期間が終わるっていうことはご存じですか。

副大臣:だいたい7月頃ではないでしょうか。はい。

記者:4、えぇと、4月なんですけども。

副大臣:はい。

事務方:あの、4月から、あの、7月にかけてありましたので、その期間が終わると、順次3年経つことになりますので、今、副大臣は、その最後の7月を申し上げたんだと思うんですけども。

副大臣:処理をね、最後のね。

記者:わかりました。ありがとうございます。

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