口蹄疫・宮崎牛の対米輸出再開
宮崎牛対米輸出再開で出発式県内に多くの被害をもたらした口てい疫の問題で、2年あまりにわたって停止されていたアメリカ向けの牛肉の輸出が再開されたことを受けて、都城市の食肉加工工場から宮崎牛が出荷されることになり、出発式が行われました。
都城市のミヤチク高崎工場で3日行われた出発式では、JA宮崎経済連の山さき政志副会長が、「今回の対米輸出再開を機にさらなる牛肉需要の拡大を目指したい」とあいさつしました。
このあと、関係者が見送る中、宮崎牛およそ200キロを積んだトラックが出発しました。
JAでは、宮崎県内を含め国内の食肉加工工場から、9月だけでおよそ5トンの輸出を目指したいとしています。
JA宮崎経済連の河野博畜産部長は、「口てい疫発生から2年がたち、対米輸出が再開できて良かった。国内の牛肉の相場が低迷している中で、海外への輸出が拡大することで生産者を支えることができると思っている」と話していました。
09月03日 18時43分 NHK
宮崎牛の対米輸出再開で出発式9月3日 17時42分 MRT
約2年余りで再開されました。口蹄疫の発生で停止していた牛肉の、アメリカへの輸出が可能となり、都城市の工場で、輸出再開の出発式が行われました。
ミヤチク高崎工場で行われた出発式では、まずJA宮崎経済連の山崎政志副会長が「輸出先に『宮崎牛は安全安心』だと理解を求めています」とあいさつしたあと、関係者がテープカットしてアメリカへの輸出再開を祝いました。
JA宮崎経済連では、2009年度にはアメリカに約30トンの高級宮崎牛を輸出しましたが、口蹄疫の発生で、おととし4月から輸出がストップ。その後、農水省が家畜の衛生基準を定める国際機関OIEに対する「清浄国」への復帰申請などを経て輸出再開が実現したものです。
(JA宮崎経済連・河野博畜産部長)「(口蹄疫から)2年経った後でですね、再開できて本当に良かったなあと・・・」
JA宮崎経済連では今後、口蹄疫以前と同じくアメリカへ年間30トン、全体では年間50トンの牛肉の輸出をめざしたいとしています。
口蹄疫清浄国へ認定・宮崎牛の対米輸出再開2012年09月03日 UMK
日本は、アメリカから口蹄疫の清浄国と認められました。
これにより、宮崎牛のアメリカ輸出が再開され、出発式が行われました。
出発式は、都城市のミヤチク高崎工場で行われ、JA宮崎経済連の山崎政志副会長が、「アメリカから、わが国が口蹄疫の清浄国と認められ、輸出再開が可能となった」と挨拶しました。続いて、テープカットがあり、宮崎牛の輸出再開を祝いました。
JA宮崎経済連では、2回に分けて、あわせて400キロをアメリカに輸出します。
JA宮崎経済連では、香港やマカオもあわせ、年間50トン前後の宮崎牛の輸出を目標にしています。
県産牛の対米輸出再開 JA宮崎経済連が出発式宮日 2012年9月4日付
牛肉の対米輸出が再開されたことを受け、JA宮崎経済連(羽田正治会長)は3日、都城市高崎町のミヤチク高崎工場で出発式を開いた。同経済連や県などの関係者約15人が出席し、宮崎牛の米国への輸出再開を祝った。
対米輸出は、本県での口蹄疫発生を理由に2010年4月から止まっていた。米国は今年8月上旬、輸入禁止措置を18日に解除する方針を決めたが、直前で東京電力福島第1原発事故による放射性物質の検査状況の確認が必要として延期。農林水産省が同24日、あらためて米国への牛肉輸出を再開すると発表した。
同経済連肉用牛課によると、3日に出荷されたのはステーキ用のサーロインやリブロースなど計200キロ。1日にも同様の200キロが出荷されており、7日までに羽田空港から米国へ輸出される。
式では同経済連の山﨑政志代表理事副会長が「不況の影響で牛肉の消費が伸び悩み、枝肉価格は低迷が続いている。対米輸出をきっかけとして、需要拡大につなげたい」とあいさつ。テープカットが行われた後、宮崎牛を載せたトラックの出発を見送った。
同工場は県内で唯一、対米輸出認定を受けており、口蹄疫発生前の09年度には、県産牛肉輸出量の6割に当たる約30トンを米国に輸出している。
同経済連の河野博畜産部長は「米国も含めた牛肉輸出量を、口蹄疫発生前の年間50トンにもっていくことが最初の目標。積極的に輸出に取り組むことで、生産者の意欲向上にも期待したい。
※関連
口蹄疫・米国向け牛肉輸出再開確定
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2012/08/post-df54.html
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