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2012/08/09

安愚楽牧場:出資金の半額以上を配当

久しぶりに安愚楽牧場関連のニュース。


安愚楽牧場:出資金の半額以上を配当 管財人調査で判明

毎日新聞 2012年08月09日 02時30分(最終更新 08月09日 03時07分)

 和牛オーナー制度で出資金を集めていた「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県那須塩原市)が経営破綻した問題で、同社が過去20年に集めた約3700億円に上る出資金のうち半額以上をオーナーへの配当に充て、実質的に「自転車操業」だったことが破産管財人の調査で分かった。破綻から9日で1年。出資金の大半は返還されない見通しだ。


 管財人が過去20年間に出資者から集めた約3700億円の使途を調べたところ、約2000億円(54%)が配当金としてオーナーに戻され、残りの約1700億円も畜産事業の赤字補填(ほてん)などに使われていたことが分かった。全体の収支は76億円の赤字という。

 和牛オーナー制度は安愚楽牧場が飼育する繁殖牛の権利を販売し、同社が生まれた子牛を譲り受けるシステム。同社は配当金を支払った上、契約終了時に出資金を払い戻すことになっていた。配当金を出すには子牛販売で利益を出す必要があったが、実際は販売価格が想定を下回り大幅な赤字だった。

 消費者庁の立ち入り検査では、繁殖牛の頭数はオーナーの契約頭数の55?69%だったことも判明。同社元役員は「契約が成立するたびにみんなで『牛が足りない』と言っていた」と証言しており、制度自体が成り立っていなかった疑いがある。

 全国安愚楽牧場被害対策弁護団長の紀藤正樹弁護士は「牛の販売は名目に過ぎず、金を集めるための手段だった。実際の収支は火の車で、その状況を隠して金を集め続けたのは悪質だ」と指摘する。

 安愚楽牧場を巡っては、これまでに大阪、愛知など4府県警に弁護団から詐欺などの容疑で告訴状が提出されたほか、警視庁などに被害相談が相次いでいる。

 同社が破綻時にオーナーから預かっていた出資金の総額は約4200億円。警察当局が経営陣を立件すれば、豊田商事事件(被害総額約2025億円)を上回る過去最大の詐欺商法事件に発展する可能性がある。【前谷宏、浅野翔太郎、中川聡子】


※メモ・独り言

・過去20年間に出資者から集めた金額約3700億円の使途
オーナーへの配当金・・・・約2000億円
畜産事業の赤字補てん・・・約1700億円
全体の収支は76億円の赤字

10数年前は7万頭だったのが、数年で10万頭へ、最終的には15万頭もの牛を抱えていた。
急激な規模拡大は目を見張るものがあったが、長らく続く枝肉相場低迷の中「どっからお金が出てるんだ?」というのが謎だった。
要するに規模拡大の資金も畜産事業での利益ではなく、オーナーから集めた金だったわけか。

一時期は小林市場でも高額のメス牛を買いあさり、北海道・東北の牧場へ牛を送っていたようだった。その素牛代、新規の牧場を作る資金だけでも膨大な金額であったであろう。
「繁殖牛のオーナー」になっていたはずが、その投資したお金は牛以外の設備投資などにも回されていたのだろう。(その事をオーナーは知らされ、容認していたのだろうか?)

また今回の記事では、オーナーからの出資金を配当に回していた事がはっきりと書かれており、自転車操業だったことが改めて浮き彫りになった。

今更ながらではあるが・・・立件、ある?

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