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2012/08/31

口蹄疫・知事と被害農家意見交換会(H24年8月)

畜産農家と知事の意見交換会

口てい疫の終息宣言から2年が経過したことを受けて、被害にあった畜産農家と知事との意見交換会が高鍋町で開かれ、農家の人たちが本格的な復興に向けて県に一層の支援を求めました。

この意見交換会は、口てい疫で大きな被害を受けた児湯地域の畜産農家などでつくる団体の求めで初めて開かれ、県から河野知事や、復興対策の担当幹部などが出席しました。

この中で、防疫対策について農家から、
▼処分を余儀なくされたかどうかで農家の間で温度差があるので、対策の徹底を呼びかける必要があるとか、

▼高齢者の農家ではこまめに牛舎や車両などを消毒をするのが難しいという課題があるといった意見が出されていました。

さらに、農家の団体は、処分した家畜を埋めた土地の再活用について、表面に大きな石が露出しているため、元の状態に戻すには一定の資金が必要だとして、県に支援を求めました。

これに対して、河野知事は「様々な課題や意見を聞いたので埋めた土地の問題を含めてしっかりと対応していきたい」と答えました。

意見交換をした県畜産復興対策協議会の吉松孝一会長は「復興は道半ばで、課題が多く残されている現状だが、今後もこのような機会を設けて復興に向けて県と協力していきたい」と話していました。

08月30日 18時31分 NHK


防疫、埋却地支援を 知事と被害農家意見交換 高鍋

宮日 2012年8月31日付

 2年前の口蹄疫で被害を受けた農家でつくる県畜産復興対策協議会(吉松孝一会長、675個人・団体)と河野知事による意見交換会は30日、高鍋町の県農業科学公園ルピナスパーク農業科学館であり、防疫態勢や本県畜産の新生に関して意見を交わした。

 同協議会役員や県関係者ら約30人が出席。
 防疫対策では、出席農家が「喉元過ぎれば熱さを忘れるというが、殺処分の有無や地域、複合経営か専業かで意識に差がある」と指摘。
 牛白血病(BL)対策や、常設の消毒施設設置を求める声なども上がった。

 県が目指す畜産新生に関しては「何らかの加工をすれば付加価値が高まる。宮崎らしい肉を作るストーリーが必要」と魅力を高める工夫を求める声も。

 殺処分した家畜の埋却地を農地として再利用する際、多額の整備費が必要で県が国に予算確保と制度創設を求めている問題では「石が多くどうしようもない」「飼料自給率向上を求められる中で、有効活用に向け支援が必要」と切実な声が聞かれた。

 河野知事は「防疫対策は農家の意識啓発に加え、仕組みづくりが必要。埋却地の問題は国と調整し、しっかり対応する。付加価値などさまざまな提案についてもワーキングチームで協議し、前に進む力にしたい」などと述べた。

※NHKのニュースの中にある ▼高齢者の農家ではこまめに牛舎や車両などを消毒をするのが難しいという課題 

これは各地域の悩みであるが、小林市では市畜産課が「循環消毒サービス」を行っている。他の地域にも広がると良いのだが。


防疫は地域ぐるみ 小林市が無料消毒

2012年08月26日 朝日新聞デジタル> マイタウン> 宮崎

http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001208250001

 農家の防疫作業を支援するため、小林市が牛農家を巡回しての消毒事業を進めている。農家の負担は無料で、今年度は昨年度の2倍の500戸が申し込んだ。市には、地域ぐるみで防疫の意識を高め、疾病を減らして生産性の向上につなげたいとの思いもある。

 8月上旬の昼前、繁殖農家の今別府和人さん(64)の畜舎を、防護服を身につけた「巡回消毒サービス」のスタッフ2人が訪れた。13頭を飼う牛舎と、出産に使う分娩(ぶん・べん)舎を、煙霧機などを使って1時間かけて消毒した。

 今別府さんは、知り合いの農家から「病気になる牛が減った」と聞き、この日初めて利用。農場の出入り口には車両や靴の消毒槽を設けているが、「畜舎全体の消毒は、器具もなく、夫婦2人では手が回らないのでありがたい」と話す。

 2年前に県内を襲った口蹄疫(こう・てい・えき)では市内での感染はなかったが、隣接自治体での発生で市の一部が移動・搬出制限区域に入り、家畜を出荷できないなどの打撃を受けた。事業は口蹄疫終息後の2010年秋、農家の消毒を補完するため市畜産課が考案。防疫を徹底していく具体策として、「消毒は地域ぐるみで」をスローガンに昨年度から始まった。

 国の飼養衛生管理基準は、畜舎の定期的な清掃や消毒を農家に求めている。だが、「高齢化が進み、自分たちでは清掃程度しかできない人も少なくない」と市の担当者は感じていた。

 市に寄せられた義援金の一部で、巡回用の車両と消毒薬散布の器具をそろえた。県都城家畜保健衛生所には、牛舎が腐食しにくい消毒剤を聞くなど技術指導をあおいだ。

 昨年度は250戸が利用。「牛の下痢の症状が減った」「防疫の強化には必要」などの反響があったという。今年度は市内の牛農家の約半数にあたる500戸が申し込んだ。

 作業は、酪農家の搾乳作業を請け負ってきた「西諸地域酪農ヘルパー利用組合」に委託。組合メンバーが朝と夜の本業の合間の日中に取り組む。各農家を年2回巡回できるようにしたという。

 同課は、消毒の徹底で口蹄疫以外の病気も減り、発育がよくなって生産性も向上すると期待する。事業費は現在、市が年650万円を支出。消毒の意義を実感してもらうため、来年度も続ける予定だ。同課は「将来的には農家に費用を出してもらい、委託先での事業化を検討したい」と話している。(北村有樹子)

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