鼻輪(はなわ)・鼻環(はなかん)
牛さんの絵には必ずと言っていいほど「鼻輪」が付いてます。
熊や犬にしか見えないような絵でも「鼻輪」が付いてると、とりあえず「牛」に見えてしまう![]()
それほど 牛=鼻輪 は定着してるみたいです。
鼻輪、鼻環、鼻ぐり、モーリングなど呼び名はさまざま。
この鼻輪、何のためにあるかと言えば「牛を調教するため」らしいです。
農耕や運搬に牛が使われていた時代から、牛にいう事を聞かせたり、扱いやすくするために付けており、とっても役に立つ物だったようです。
鼻輪に綱を通して牛さんを引いたりもしますね。
今はプラスチックや真鍮で出来ていますが、昔は農家の人や職人さんが一つ一つ手作りしていたとか。
材料として使われていたのがカマツカという植物。
材が硬く、粘り強く折れにくいため鎌の柄に使われていたことから「鎌柄」。
別名は「ウシコロシ」Σ(`0´*)
鼻輪に使い「牛の行動を殺す」ことからこの名が付いたと言われてるそうです。
▼写真はカマツカで作った鼻輪
(ネットで拾って勝手に使ってます。ごめんなさい)
さて、この鼻輪というやつ、必ず付けなきゃいけないものでもないのです。
現在では乳牛は殆ど付けてないようですし、ウチの様な肥育農家でも特に必要ともしていません。
牛を移動したり、病気の治療の際に保定する時にどうしても必要・・・・というわけでもなく、面(おもて・頭絡)があれば事は足ります。
宮崎県内の子牛競り市でも「宮崎中央」に出される子牛には全部鼻輪が付いていますが、「小林」や「児湯」などでは、付いてる子と付いていない子、さまざまです。
▼ウチでも鼻輪を付けてる子、付けていない子、色々です。
肥育農家にとって鼻輪がどうしても必要な物なら、
「子牛の競りに出す前に、鼻輪ぐらい付けとけよ!」
って話にもなるんでしょうが、そういった話も聞きません。
他の肥育農家にしても「どっちでもいいよ」って感じなんじゃないでしょうか。
中には、わざわざ外す人もいるようですし。
もっとも・・・
牛の「引き運動」をする繁殖農家さんにとっては、無くてはならないもの
なのかもしれません。
初めて牛の引き運動を見た時に
「野尻、すげ~!!牛が散歩してた~!」
と、わざわざ相方に報告して笑われましたっけ・・・・(゚▽゚*)
散歩じゃなくて、繁殖牛の足腰を鍛えるための運動だったわけですね。
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コメント
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うちは、肥育牛出荷の時にだけ、鼻かんをつけます。
人見知りなので、屠場の職員の方に大迷惑をかけるので
あとは、基本放牧なので、木の枝とかに引っ掛けたりして危険なので。
・・・昔、掃除のために止めていたダンプの荷台についている「ロープ掛け」に、うっかり鼻かんを引っ掛け、鼻をぶっちぎって、止血のため鼻を焼いた牛がいました・・・
おーコワ
投稿: アールグレイ | 2012/07/10 08:54
アールグレイさん
出荷の時だけ鼻環ですか。
やっぱり色々ですねぇ。
ウチにも数頭いますよ。鼻の切れたやつ
いったいどこに引っ掛けたのやら・・・(ノ_-。)
かといって、食欲が落ちるわけでもないようです。
投稿: センム | 2012/07/10 15:28
鼻輪もいろいろありますが、最近はプラスチックのでパチンですね。簡単でいいですが、頑丈です。本当は、強く引っ張ると鼻輪の方がこわれて、鼻が切れないようになっている、と聞いたことがあります。ホントかウソか分かりませんが、そのカマツカのもそうかもしれませんね。
因みに、子牛で耳票も鼻輪も付けていない時の姿を、プレーンと呼んでいます。私の中だけで流行っている呼び方です。
投稿: kawabata | 2012/07/10 20:13
kawabataさん
同じプラスチック製でも色々あるようですね。
直ぐに取れても用はなさないし、丈夫すぎて鼻が切れては困るし・・・
カマツカの物は、力がかかりすぎると外れる様にも見えます。
実のところは、どうかはわかりませんけど
「プレーン」・・・・なるほど良いですね!
アタシも使おうっと。
投稿: センム | 2012/07/11 22:14