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2012/04/23

口蹄疫・宮崎県防疫演習 2012年4月20日

口てい疫2年 防疫演習

宮崎県に大きな被害をもたらした口てい疫の感染確認から20日で2年です。
宮崎県は、万が一、口てい疫が再発した場合に備え、感染拡大を防ぐための防疫演習を行いました。

20日の演習は、宮崎県庁の対策本部と、都城市内に設けられた現地対策本部をテレビ会議システムで結んで行われ、県や農業団体などからおよそ130人が参加しました。

演習は、全国有数の畜産地帯、都城市の農場で、口てい疫が疑われる症状の牛が見つかったという想定で始まりました。

都城市の現地対策本部では、農場の周囲に感染を広げないための消毒ポイントの位置や、家畜の移動を制限する地域などを地図に書き込んでいました。

同時に別の班は、家畜の処分に必要な人員や機材、それに処分した家畜を埋める場所の確保に向けた調整などを行って手順を確認していました。

現地対策本部には、農場に入った先遣隊から中継映像が送られ、畜舎の内部の詳しい状況などを確認しながら情報のやり取りが行われました。

演習を見学するため、県内の市町村のほか、福岡や鹿児島など九州のほかの県からも担当者およそ110人が訪れ、メモを取るなどして見守っていました。

おととし感染が集中した川南町の担当者は、「県と地元の連携が取れていて、大変参考になった」と話していました。

宮崎県の河野知事は、「おととしの発生を教訓にさまざまな対応が進歩していると手応えを感じている。2度と発生させないという緊張感を今後も持ち続けていく必要がある」と話しました。

また県畜産・口蹄疫復興対策局の永山英也局長は、「発生時は国や県と地元の市町村との連携不足も指摘されたが、当時の反省を生かし、情報共有するなど連携を強化していきたい」と話していました。

04月20日 13時03分 NHK


口蹄疫2年で家畜防疫演習

4月20日 17時53分 MRT

 おととし県内に甚大な被害をもたらした口蹄疫が確認されてから20日で2年になります。当時の教訓をいかそうと、迅速な防疫を図るための演習が、県庁と都城市を結んで行われました。

 全国有数の畜産基地、都城市を中心に行われた防疫演習には、県や都城市の職員など約130人が参加。

また、鹿児島県をはじめ県内外の自治体やJAの職員など、約110人が演習の様子を見守りました。

演習は、都城市の農場で口蹄疫のような症状を示す牛が見つかったとの想定で実施。報告を受けた都城市の現地本部では先遣隊を派遣し、牛舎や埋却地の情報を入手するなど防疫マニュアルに沿って初動態勢を確認しました。

また演習では、県庁に置かれた対策本部ともテレビ電話システムなどで連絡を取り合いました。午後からは、家畜の殺処分の方法などをスライドを使いながら確認したほか、防疫用の服を着用する練習にも取り組みました。

(県北諸県農林振興局・児玉州男局長)「県本部と現地本部との連携をやはり、もうちょっと密接にやるべきだといったようなことが課題だったのかなというふうに思います。万が一ということを考えて(反省点を)検討していく必要があると思います」

 約30万頭の家畜が犠牲となった口蹄疫。県では市町村との連携を図りながら強固な防疫態勢を整え備えることにしています。


口蹄疫から2年・再発防止へ防疫訓練

2012年04月20日 UMK

県の畜産業界を揺るがせた口蹄疫の発生からきょうで2年です。

口蹄疫を二度と発生させないため、県や都城市などが参加して、防疫訓練が行なわれました。

きょうの訓練は、「都城市の畜産農家で、口蹄疫が発生した」との想定で行なわれ、県や都城市などから、約290人が参加しました。

県の口蹄疫対策本部では、都城市の現地本部とテレビ会議システムなどを使って初動訓練を行ないました。

訓練では、獣医師や都城市の職員など5人が、発生農場から映像を送り、どこに消毒ポイントを設置するのか、殺処分する家畜の埋却地をどこにするかなど1つ1つ確認しました。
その後、連絡会議が開かれ河野知事や都城市の長峯市長などが情報を分析しました。

河野知事は「防疫体制はかなり進んでいるとの手ごたえを感じた。
二度と口蹄疫を発生させないという体制を整えていくことが大事」と話しました。

口蹄疫の発生から2年。
東アジアで感染が確認される中、さらなる防疫体制の充実が求められています。


口蹄疫:発生丸2年 都城と県庁で大規模防疫演習 職員ら、初動対応など確認 /宮崎

毎日新聞 2012年04月21日 地方版

 県内で約29万頭の家畜が殺処分された口蹄疫(こうていえき)の発生確認から2年の20日、都城市と県庁で大規模防疫演習があった。県や市の職員ら約130人が初動対応などを確認。福岡、鹿児島など九州各県の防疫担当者ら約110人も見学に訪れた。【門田陽介、重春次男、百武信幸】

 同市コミュニティセンターの演習に参加した河野俊嗣知事は「二度とあのような事態にならないという決意を込めて取り組む。九州は全体が畜産地帯。横の連携を図りながら防疫の徹底をはかりたい」とあいさつした。

 演習は、同市内の農場の牛が口蹄疫を発症したとの想定。センターの「現地対策本部」では、市内の農場から「成牛2頭に発熱や鼻に水疱(すいほう)がある」との連絡を受け、獣医師や県、地元建設業界代表でつくる先遣隊が現場へ急行した。

 対策本部は、テレビ会議システムでつながった県庁災害対策室と情報を交換しながら、防疫や消毒ポイント、資材など計5班を設置。大型地図を使って、制限区域の農場のリストアップや家畜の移動制限計画策定などを行った。

また、先遣隊が重機の数や種類、殺処分用の機材や農場の見取り図などを記入した調査票をスマートフォンで撮影し、本部に送信して情報をスピード共有する方法を紹介。

県内の畜産農家全1万戸の飼養状況や位置情報をデータベース化し、地図ソフトと連動させて迅速な初動対応を支援する県の「家畜防疫システム」のデモンストレーションや、ウイルスを拡散させずに防疫服を脱着する練習もあった。

 見学したえびの市の職員は、県が昨年から4月に防疫演習を実施していることについて「人事異動で職員が変わるので、ノウハウを継承、把握するために大切だ」と歓迎した。
   ◇  ◇

川南町の繁殖農家、森田栄俊さん(52)は「悔しさを礎にして前向いていかんとね」と語った。森田さんは牛37頭を失ったが、10年11月に経営再開後、母牛20頭、子牛18頭を飼育。先月は再開後初めて1頭を競りに出した。

再発防止のため消毒設備の設置や、飼養密度の管理など、農家に求められる防疫対策は格段に増えたが「やらなきゃいけないという思いの方が強い。一歩一歩、前に進んでいると思う」と話した。

口蹄疫2年防疫演習

県と都城市 畜舎撮影、対策室に映像送る

 県内で口蹄疫の感染が確認されて2年を迎えた20日、県と都城市は口蹄疫の発生を想定した防疫演習を行い、人員や機材確保などの初動対応や関係機関との連携を確認した。県市の畜産担当者や農業団体の職員ら約130人が参加。鹿児島、大分、熊本県などの防疫担当者も訪れ、訓練の様子を見守った。(阪東峻一)

 都城市の乳牛64頭を飼育する農場で、発熱や水ほうの症状が見られる牛2頭が見つかったとする想定で訓練を開始。都城市コミュニティセンターに置かれた現地対策本部と県庁の災害対策室がテレビ会議システムで結ばれ、発生農場に向かった先遣隊が撮影した畜舎の映像が映し出された。

 防疫マニュアルにのっとり、24時間以内に家畜を殺処分するために必要な人員や、埋却地を掘る重機を確保する手順を確認。ふん尿などの処理方法を調査書にまとめた。また、感染が懸念される周辺農場の位置や飼育頭数などをデジタル地図を使って把握し、道路の封鎖場所や消毒ポイント、移動・搬出制限区域内の農場などをリストアップした。


 都城家畜保健衛生所はスライドを用いて2年前の感染拡大時の防疫措置について参加者に説明した。防疫服を重ね着したり、粘着テープで密封したりする着脱講習なども行われた。

 総括講評で宮崎県や都城市の幹部から「先遣隊の映像で現地の様子がよく分かった」とする感想や「現地と県の連絡態勢をもっと緊密にすべきだ」などの意見が出された。県畜産・口蹄疫復興対策局の永山英也局長は「人事異動で担当者が代わったので、2年前を思い返して気持ちを引き締めるいい機会になった」と語った。

 大分家畜保健衛生所(大分市)で防疫を担当する獣医師の丸山信明さん(53)は「大分には殺処分主体のチームはあるが先遣隊はない。発生時にはスピード感が求められるので、あらゆる状況を想定しながら対応したい」と話していた。

 飼育していた牛1438頭を殺処分された高鍋町上江の畜産農家、長谷部康夫さん(62)は「口蹄疫はアジアで今も猛威を振るっており、いつ国内で発生してもおかしくない。二度と起きないように牛舎や車両の消毒を徹底したい」と再発防止を誓っていた。

(2012年4月21日 読売新聞)


「二度と発生させぬ」口蹄疫 丸2年で防疫演習

日本農業新聞 2012年4月21日付転載(改行等加えた)

 宮崎県と都城市は、口蹄疫が発生して丸2年となった20日、家畜防疫演習を行った。
職員約130人が参加し、移動・搬出制限区域の設定、殺処分・埋却などの県口蹄疫防疫マニュアルを確認した。

 演習は、同市にある乳牛64頭の農場で口蹄疫が疑われる不明疾病の乳牛が見つかったと想定。

都城家畜保健衛生所が県庁内の県対策本部に連絡し、同本部の防疫、資材、消毒など6班約50人が対応した。同家保からは獣医師、埋却などの先遣隊7人が現地に入った。

 現地対策本部には河野俊嗣知事、長峯誠市長が詰め、殺処分や埋却、通行遮断など現場の演習の映像が送られた。県対策本部ではJA宮崎中央会、同経済連などの職員も演習に参加した。

 河野知事は「二度と発生させない決意を新たにした。防疫を徹底しながら畜産新生を加速させたい」と力を込めた。

 被災畜産農家1283戸の経営再開状況は2011年12月末現在、再開が732戸(59%)、中止検討が371戸(30%)。
当初目標である8割の再開は達成困難で、県は65~70%に修正した。
県は再開予定105戸(8%)、不明29戸(2%)への支援を強化している。


口蹄疫発生2年 現場映像交え演習 県、都城で初動防疫確認

宮崎日日新聞 2012年4月21日付転載(改行等加えた)

 2010年に未曽有の被害をもたらした口蹄疫の感染疑い1例目確認から2年を迎えた20日、県は全国屈指の畜産地帯・都城市で口蹄疫の発生を想定した家畜防疫演習を行った。

 県庁の県対策本部と同市コミュニティセンターに設置された現地対策本部をテレビ会議システムで接続。

地図情報や県内全農場の情報などを一元化した家畜防疫情報システムを活用し、防疫マニュアルに沿って初動防疫の作業手順や作業上の留意点を確認した。

また、演習では初めて「発生農場」での作業映像が現地本部に送られ、初期対応への理解を助けた。

 現地本部は県、同市職員の80人で編成し、「移動制限・消毒ポイント」「資材」「防疫」など6班に分かれて作業。市町村や農業、建設業関係団体のほか、熊本、鹿児島など九州4県からの参加もあり、110人が見学した。

 演習は、乳牛64頭を飼育する酪農場で成牛2頭に口蹄疫が疑われる症状が見つかったとの想定で開始。

農場の位置や消毒ポイントの候補地などが登録された情報システムを使い、消毒ポイントや通行遮断区域、立ち入り検査などの対象となる周辺農場の選定などを行った。

消毒ポイントの選定では隣接する鹿児島県の曽於、霧島市とも連携。
並行して、防疫作業に動員する人員のリストアップや、資材の手配準備なども進めた。

 その著中、2頭が陽性だった場合に備えて農場に到着した先遣隊が農場の構造や埋却予定地を調査する映像が大型スクリーンに映し出され、県の担当者が参加者に作業の流れを説明。

「農場には、その農場に適した重機があるので借りられないか交渉する」
「肥育牛は人慣れしていないので、(殺処分では)農場に協力を求める」
など、実践的な助言を加えた。

 これまでのノウハウが生かされ、作業はスムーズに進んだが、演習後は県本部と現地本部の連携強化や、情報システムに登録してある消毒ポイントの候補地を増やす必要性などが課題として挙げられた。

 このほか、先遣隊が収集する基礎情報の精度が、防疫措置のスピードを左右するとの認識で一致した。

 県の演習は3回目で、次回は秋に行われる。


「苦悩の日々 忘れない」再発防止固く誓う 農家ら防疫演習や献花式

宮崎日日新聞 2012年4月21日付転載(改行等加えた)

 約30万頭の牛や豚などの命が失われた2010年口蹄疫の経験や教訓を時代につなごうと、発生から2年の節目となる20日、県内各地で防疫演習や献花式、一斉消毒などが行われた。

畜産農家ら関係者は再発防止とともに、「あの苦悩の日々を、絶対に忘れない」という誓いを新たにした。

 感染疑い1例目が確認された都農町であった献花式。町やJAの職員、農家ら約30人が畜魂碑に花を手向けた後、河野正和町長が「元気な姿を取り戻すことが失われた家畜に報いること。今年は復興に向けた正念場だ」と決意を口にした。

 真相究明を願う農家の思いに反し、感染経路は今も不明のまま。
深く頭を垂れていたJA尾鈴肥育牛部会の黒木和己副会長(59)は「再発を恐れて『よう始められん』という気持ちはよく分かる。ただ、何年も中断すればますます再開は難しくなる」と地域農業の将来をおもんぱかった。

 飼育していた家畜218頭を殺処分した高鍋町・県立農業大学校(井上裕一校長、101人)。高鍋農業校出身者以外は当時を知らない在校生ばかりになった。
岩切隆志農学部長(56)は「牧場に入る前に必ず通る場所に、記憶を風化させないためのモニュメントを置いている。失った命を無駄にしないため、防疫日本一を目指す」と語る。

 県農協青年組織協議会(落合博美委員長)の総会は発生丸2年のこの日に合わせて開催された。延岡市粟野名町の養豚農家佐々木敬一さん(34)は「直接的な被害は免れたが、母豚導入が1年ほど滞って出荷サイクルが崩れた。時間をかけて調整しなければならず、改めて事の重大さを実感している」とため息をついた。

 JA尾鈴肉用牛繁殖部会長野支部では、家畜の再導入が始まった10年11月以降、「一斉消毒の日」(毎月20日)に畜産農家が輪番制で集落の主要道路などを消毒している。

「機器のメンテナンスや薬剤の使用期限のチェックもできる。口蹄疫そのものより口蹄疫を忘れることが一番の敵だ」と黒木昌樹支部長(47)。この日も農家4人が噴霧器を操作しながら地区内をくまなく消毒して回った。

 都城市であった県の防疫演習を見学した小林市畜産課主幹の廣津寛さん(41)は「口蹄疫が発生すれば、全庁態勢で対応に当たらなければならない。小林は口蹄疫を経験していないので、担当外の職員も意識を高め、防疫の流れを理解する必要がある。発生時にスムーズに動ける準備を整えたい」と気を引き締めた。


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