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2012/03/19

「学校給食に牛肉を!(勝手に命名)」プロジェクト その3

「農家が食材を給食用に提供」

となると、どうしても「食育」の話が絡んできます。

特に畜産農家だと「命を頂く」とか

「牛さんに感謝」とかって話になりがちなんですよね。

今回も「ぜひ、生徒の前でお話を・・・」てな事がありまして(笑)

ま、人前で話をするのが苦手な人間としては、当然断ります。sweat01
(ごめんなさい、マジ、無理!って感じ)

実は、今回牛さんを食材として提供したのには・・・・

「小中学生、こいつらみんな、10年後、20年後の消費者じゃん!」

というヨコシマで浅ましい考えもあるのです。( ̄◆ ̄;)

子供の頃に食べた美味しい物って、大人になっても忘れないと思うのです。
特にみんなで食べた給食の味って格別だと思うのです。

この子たちが大人になった時「やっぱ、和牛は旨いよね」と思ってくれたら嬉しい!

まぁ、今回は一度限りの事だから牛肉の味を刷り込む、あ、言葉が悪いですね、
「和牛の味をしっかりと覚えて貰う」のには無理かもしれないけれど、

お母さんに「今晩何が食べたい?」って聞かれた時に、

子どもが「ビーフシチュー。この前給食に出たみたいなの!」

なんて答えてくれたら、してやったり!って感じなんです。

ついでに「給食で出たのは和牛だったよ、和牛にしてね、かあさん♪」

なんて言ってくれたら最高!

あ、お母さんが「和牛は無理だけど、せめて国産牛」なんて思ってくれたら
それはそれで、ものすごく嬉しいんですが。

Photo

▲牛をトラックに積み込みます

命の大切さ、感謝の心、

牛さんが犠牲になってくれてること、

本当にすごく大切なことで、

生産者自らが、子供たちにも伝えなければいけないことかもしれません。

んでも、そういうのは、そういうのが得意な人に任せます(笑)

ウチは肥育農家なんですわ。
牛さんを「お肉」にするべく育てるのが仕事です。

正直、そこまで牛さんに感情移入はできないんです。
自分の中で「塩梅の良い折り合い」をつけています。

消費者は「食べる」という事だけですが、
生産者は「衣食住」すべてが牛さんの命の代償で成り立っています。
だから、本当に感謝しています。

そして、肥育農家として「美味しい肉」を提供するのが仕事だと思っています。

Photo_2

▲積み込み完了

少なくとも・・・・

「この肉は犠牲の上にできた肉、牛さんに感謝しなくては」

と、涙ながらに食べられる肉ではなく、

「この肉、美味しいよね。牛さん、ありがと~」

と、ニコニコしながら食べてくれる肉であったら嬉しいと思います。

ただね、トレーにパックされた牛肉も

元は「牛さん」だったんだよ!

その事だけ、子供たちに理解してもらえれば良いかなって思っています。

尤も、小林市内の子供たちは、近所や同級生に牛を育てている農家があって、
都会の子供よりずっと「牛さん」は近い存在であるわけですが。

というか・・・私なんかより牛の事に詳しい中学生がゴロゴロいそうな気がします(笑)

(つづく)引っ張ってすんませんm(_ _)m

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コメント

とっても大事な事だと思います。
うちも肥育していますが、地域の子供はうちで牛を飼ってることは知ってても食べる機会はなく、それは残念な事だと思います。
このような活動を通じて和牛の美味しさを伝えていく事はホントに素晴らしいです。参考にさせていただきます!

広島の神石牛さま

コメントありがとうございます。
宮崎ではJAが「宮崎牛と輸入牛の食べ比べ」なんてのを小中学校でやってるんですよ。
対象は学校に付き一クラス・・・みたいな感じらしいですが。

小林市のお隣の「高原町」という町では、年に一度の町主催の駅伝大会で
農家がお金を出し合って、参加した子供たちに黒毛和牛の焼肉を振る舞っています。

和牛の味を伝えるには色んな方法がありそうですね。
これからも色々模索していきたいと思ってます。

お互い、がんばっていきましょうね!happy01

ブログ拝見しました。うちのページも見ていてくれていたとは感激です。
苗字が同じ、山﨑なのでよけい感動してます。

>>「小中学生、こいつらみんな、10年後、20年後の消費者じゃん!」
ここの部分、とても大切なことだと最近感じています。

というのが、小売りの前線で「うちの子供は牛肉食べない」、「国産牛は高いから手が出ない」という方が非常に多くなっているんです。
豚肉・鶏肉のウェートが非常に高くなってきています。
このままでは国産牛肉の消費拡大はほんとうに厳しいと思います。

私が子供のころは安いアメリカ産牛肉で牛肉に慣れ親しんでいました。
そして大人になってよりおいしい和牛を楽しむことができるようになりました。
いまの30代以上のひとはそんな方が多いんじゃないかなと感じています。

いま学校給食のメニューでも、予算の都合もありますが、牛肉が使われることはまれです。
しかも少ない予算で頑に国産牛肉にこだわるので、お世辞にもおいしい牛肉を使っているとは言いにくいです。
そして家庭でも牛肉メニューが減っているのが現状だと感じています。

輸入牛肉との食べ比べはおもしろい取り組みですね。いずれにせよ子供たちが牛肉をおいしいと感じてもらう機会を増やすことが、今後の国産牛肉の消費拡大につながると思っています。


学長さん

>小売りの前線で「うちの子供は牛肉食べない」、「国産牛は高いから手が出ない」という方が非常に多くなって

やはりそうなのですね。
先日、卸の方とお話をする機会がありましたが「牛肉がだぶついている状態」と
おっしゃっていました。
もちろん放射性物質などの影響もあるのでしょうが・・・。

流通の方に任せるだけでなく、生産者として少しでも牛肉の美味しさを
子供たちに伝えることができれば嬉しいです。
そのためにも、まずは生産者が食え!とも思ってるんですが(笑)

輸入牛と和牛の食べ比べ・・・
宮崎のJAさんも色々考えてるようです。
そこら辺りは、流石畜産県ですよね。bleah

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