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2011/11/18

安愚楽牧場・消費者庁 監督不十分?

消費者庁の監督が不十分 自民・安愚楽牧場問題対策PT 日本農業新聞 (11月16日) http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=10750

 自民党は15日、消費者問題調査会安愚楽牧場問題対策プロジェクトチーム(PT)の第2回会合を開き、安愚楽牧場(栃木県)が破産に至った経過などを協議した。同牧場出資者の弁護団長を務める紀藤正樹弁護士は、消費者庁の監督が不十分だったと指摘した。

(以下転載・改行等加えた)

 紀藤弁護士によると、2009年に消費者庁ができ、和牛オーナー制度を行う同牧場の監督は農水省から同省に移った。

 しかし、同庁は牧場に経営報告を求めず、牧場の資金繰りが悪化しても、気付かなかったため、被害が拡大したと説明した。

 紀藤弁護士は「何のための消費者庁なのか」と厳しく追及。「オーナーへの配当金の支払いが遅れているのに、利率が高い商品を出し続けた安愚楽牧場と、監督官庁の消費者庁双方に問題がある」と指摘した。

 出資者救済の弁護団は全国に14あるが、預託農家救済の弁護団は一つしかないことについて紀藤弁護士は「現状は餌代が払われているので(弁護団の結成は)様子見の状態」と述べた。


安愚楽牧場問題 対応不備認める 消費者庁福嶋長官
日本農業新聞 (11月17日)
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=10777

 消費者庁の福嶋浩彦長官は16日、破産手続きに入った安愚楽牧場(栃木県)への対応で不備があった点を認めた。同牧場は2010年7月、預託法に基づき経営の定期報告を同庁に申し入れたが、同庁はこれを受け入れなかった。これが一因となり、同牧場の経営悪化を見逃し、被害が拡大したため、福嶋長官は「(定期報告を)受けるべきだった」と述べた。

(以下転載・改行等加えた)

 同牧場への対応では、農水省が09年1月、預託法に基づき牧場に立ち入り検査を実施。同省は会計上の不備を指摘し、同年3月と7月に定期的な報告を同牧場に指示した。
しかし、09年9月の消費者庁設立を受け、預託法の所管が農水省から消費者庁に移った

 同牧場からの報告を受けなかった理由について、福嶋長官は「会計上の問題点が改善され、事業全体として大きな問題はないと判断し、定期報告を受けなかった」と述べた。

 ただ、口蹄疫の発生など牛肉をめぐる問題が相次いで発生した中、同牧場の経営を監視する立場でありながら、資金繰りの悪化に気付かなかったことについて、福嶋長官は「消費者からの相談があまり寄せられていなかったため、立ち入り調査をしないといけないという判断にならなかった」と説明した。

 預託農家の救済は「農水省と連携しながら、消費者庁としてできることがあれば何らかの対応をしたい」と述べた。


安愚楽の報告「放置」 自民・上野氏の質問に山岡氏
(11月15日)下野新聞
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/national/news/20111115/660438

 自民党の上野通子参院議員は14日、参院消費者問題特別委員会で、破産手続きに入った「安愚楽牧場」問題への対応などについて、山岡賢次消費者問題担当相を追及した。

 上野氏は、消費者庁が同牧場に立ち入り調査していないことを問題だと指摘。自民党政権下の2009年2月に、農林水産省が預託法に基づき立ち入り調査をしたことを挙げ、「消費者を守る消費者庁であるなら、積極的に立ち入り調査をすべきだった」と迫った。

 山岡氏は「昨年夏に安愚楽牧場から預託法順守状況について報告があったが、必要な場合には話を聞くということでとどめていた。きちんと聞くべきだった」と答弁した。

 さらに上野氏は、10年7月に安愚楽牧場側が行った消費者庁への報告について、「報告を放置した事実はあるか」とさらに追及。山岡氏は「申し出があったが、こちらから問い合わせをすると答えたまま、その後進んでいないと最近報告を受けた。もっと進めるべきだった」と、事実上放置状態になっていたことを認めた。

消費者庁の「放置」に批判 安愚楽問題で自民PT (11月16日)下野新聞 http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20111115/660846  自民党の消費者問題調査会安愚楽牧場問題対策プロジェクトチーム(PT)が15日、同党本部で開かれ、消費者庁や農林水産省、全国安愚楽牧場被害対策弁護団など関係者ヒアリングを行った。安愚楽牧場からの預託法順守状況の報告を、消費者庁が事実上放置状態にしていた問題で批判の声が上がった。

 安愚楽牧場への対応について農水省は2009年1月、預託法に基づき初の立ち入り検査を実施し、貸倒引当金などが計上されていないことや監査体制の改善を指摘。同3月には財務状況などの定期的な報告を指示した。

 同9月に事務や資料を引き継いだ消費者庁は、10年7月ごろに安愚楽牧場20+ 件から定期報告の連絡があったが、報告を受けなかった。同庁は「09年7月の段階で引当金不記載の不備は改善されたと確認されていて、農水省から『おおむね問題はない』と引き継いでいる」と説明。一方、農水省は「監査体制の整備について引き続き定期報告を指示している旨を消費者庁に伝えた。『問題ない』という引き継ぎをしたとは聞いていない」と指摘するなど、省庁間で認識の違いが明らかになった。

 同弁護団長の紀藤正樹弁護士は「10年7月ごろは口蹄疫の問題があった時期で、報告を受けなかったのは失策に近い。不作為どころか作為による被害の放置だ」と強調した。


※メモ

先日、日経に書かれた記事(農水省が安愚楽牧場に対して会計上の不備があったとし、定期的に報告を求めた件)に関係するニュース。
やはり農業新聞と地元紙は詳しく書かれている。

関連:安愚楽牧場・日経「09年には実質債務超過」
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/11/post-c134.html
(この記事中のリンク先は、会員にならなければ読めないようです。)

また、安愚楽牧場に関しては次のような記事も。
「二次被害」には、くれぐれもご注意を。


「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)
2011年11月16日 02:01 カテゴリー:コラム > デスク日記
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/273471

 「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)。高利回りの和牛オーナー制度で手広く多額の金を集めながら行き詰まり、経営破綻したこの畜産会社の名前を耳にするたびに、昨年夏までデスクだった宮崎県で起きた家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」禍を思い出す。

 同社は宮崎に多くの直営牧場などを持ち、九州とも関わりが深い。口蹄疫禍では地元畜産関係者から厳しい目が向けられていた。政府の現地対策本部長を務めた山田正彦前農相が著書「実名小説 口蹄疫レクイエム 遠い夜明け」の中で、初発例として同社の牛に疑いを持っているのも、そうした地元事情を知っているからだろう。

 仮にそうで、牛を投資商品として扱った揚げ句にあの口蹄疫禍だったとすれば、被害を受けた多くの畜産農家はやりきれない。ただ、農林水産省の疫学調査チームは山田前農相とは別の見解を示している。真相は? 心の霧は晴れない。(橋本洋)

=2011/11/16付 西日本新聞朝刊=


安愚楽牧場で「二次被害」 国民生活センターに相談例
2011/11/14 19:04 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201111/CN2011111401000654.html

 和牛オーナー制度が行き詰まり経営破綻した畜産会社「安愚楽牧場20+ 件」(栃木県)について、国民生活センターは14日、出資した消費者に「被害を取り戻す」と別の金融商品の購入などを勧める「二次被害」の相談が寄せられているとして、注意を呼び掛けた。

 同センターによると、岐阜県の出資者は「安愚楽牧場20+ 件の所有する土地を手に入れ、太陽光発電所をつくるので、出資金の権利証を額面の4割で買い取る。その代わりファンドを購入してほしい」と持ち掛けられたという。

同センターは「公的機関が被害の救済を業者に依頼することはない。勧誘を受けた場合、すぐに相談してほしい」と助言している。


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