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2011年11月

2011/11/30

安愚楽牧場・安愚楽牧場・景品表示法違反で行政処分

消費者庁 プレスリリース
http://www.caa.go.jp/representation/pdf/111130premiums_2.pdf

 

安愚楽牧場を行政処分、消費者庁 景品表示法違反で

 和牛オーナー制度が行き詰まり、破産手続きに移行予定の畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)について、消費者庁は30日、雑誌広告でオーナーを募り契約した繁殖牛の頭数より飼育していた牛の頭数が少なかったとして景品表示法に基づき違反事実の公表を命じる処分をした。

 消費者庁によると、同社は子牛を売却して配当を得られるとして雑誌広告などで繁殖牛のオーナーを募集。同社が実際に飼育していた繁殖牛の頭数は、オーナー持ち分の契約総頭数と一致していなければならないが、2007年3月末で契約総頭数の6割に満たない約56%しか飼育していなかった。今年3月末の時点でも約67%だった。

2011/11/30 19:24   【共同通信】

安愚楽牧場:消費者庁が措置命令 繁殖牛、契約頭数達せず http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111201k0000m040061000c.html

 和牛オーナー制度で多くの出資者を集め経営破綻した「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県那須塩原市)に対し、消費者庁は30日、広告で「子牛の売却益を配当にあてる」とうたいながら、実際に飼育していた繁殖牛が出資者の契約頭数より少なかったことが景品表示法に抵触するとして、違反の事実を公開するよう求める措置命令を出した。

 同社は出資会員に繁殖牛のオーナーになってもらい、生まれた子牛の売却益を配当にあてる方式を雑誌広告などで紹介し出資を募集。オーナーは全国で約7万人に上る。

 消費者庁によると、遅くとも07年3月ごろから繁殖牛の飼育頭数がオーナーの契約頭数の55~69%にとどまり、繁殖能力のないメスの子牛やオス牛も含め数合わせをしていた。同社は消費者庁に「配当を支払えばオーナーに迷惑はかからないと思った」と説明しているという。

 景表法は商品やサービスの広告の不当表示を禁じており、消費者庁は「子牛の売却益で配当が出ているとする広告の内容と実態に乖離(かいり)がある」と認定。ただ、同社のビジネスモデルがいずれ破綻するようなものだったかや、新たな出資を既存のオーナーの配当にあてる自転車操業状態だったかは判断しなかった。【曽田拓】

毎日新聞 2011年11月30日 21時10分

 

安愚楽牧場に措置命令=景表法違反で消費者庁-「遅過ぎる」と批判も
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011113001131

 「和牛オーナー制度」を運営していた安愚楽牧場(栃木県那須町)が、雑誌広告などで実態と著しく異なる表示をしていたとして、消費者庁は30日、景品表示法違反(優良誤認)で措置命令を出した。
 同社は既に破産手続きに移行する見通しとなっており、被害対策弁護団長の紀藤正樹弁護士は「あまりにも遅過ぎて遺憾。結果として、被害が拡大した」と話している。
 消費者庁によると、同社は遅くとも2007年3月以降、雑誌などで繁殖牛のオーナーを募集したが、実際に飼育していた牛は55.9~69.5%にすぎなかった。

jiji.com(2011/11/30-21:38)

 

牛不足 安愚楽牧場を行政処分
11月30日 21時9分  NHK

経営破綻した栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」が「子牛を産む繁殖牛のオーナーになれる」とうたって投資を募っていたのに、実際には投資対象となる牛の数が大幅に少なかったとして、消費者庁は、景品表示法に基づき会社に対してこうした実態を周知するよう命じました。

栃木県那須塩原市に本社がある安愚楽牧場は、繁殖用の牛への投資を募る「和牛オーナー制度」で成長し、会員の数は7万人を超えましたが、原発事故の影響などで牛肉価格が下落して経営が破綻し、現在、破産手続きが行われています。

安愚楽牧場の「和牛オーナー制度」は、繁殖牛が毎年産む子牛を育て、売却益を配当するというもので、繁殖牛のオーナーになれるとうたって投資を募っていました。

しかし、消費者庁が調べたところ、昨年度にはオーナーの数に対しておよそ9万8000頭の繁殖牛がいなければならないところ、実際には6万5000頭余りで、およそ66%にとどまっていました。

過去5年間でもおよそ55%から69%にとどまり、計算上、足りない数は子牛や食用牛、さらには雄牛を充てていたということです。

このため、消費者庁は、安愚楽牧場に対し、事実と違う表示で投資を勧誘したとして、景品表示法に基づき、こうした実態を周知するよう命じる行政処分をしました。消費者庁によりますと、安愚楽牧場は処分を受け入れてインターネットのホームページで周知する方針だということです。

 

破綻の安愚楽牧場、景表法違反で措置命令
2011/11/30 20:21
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E1E2E2E6978DE1E2E3E3E0E2E3E39180EAE2E2E2;av=ALL

 

「安愚楽牧場」繁殖牛、契約の6割以下
(2011年11月30日22時13分  スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20111130-OHT1T00281.htm

 和牛オーナー制度が行き詰まり、破産手続きに移行予定の畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)について、実際に飼育していた繁殖牛の頭数が、契約頭数の6割に満たない時期があったことが30日、消費者庁の調査で分かった。

 消費者庁は同日、安愚楽牧場が遅くとも2007年以降、繁殖牛を飼育しているように見せかけ、消費者に優良だと誤認させたとして景品表示法に基づき違反事実の公表を命じた。

 同社の負債総額は、約4330億円で全国の出資者は約7万3000人に上るとみられ、被害者の弁護団は「詐欺的手法だ」と主張していた。安愚楽牧場は共同通信の取材に「取材を受けません。回答できない」としている。

 消費者庁によると、同社は子牛を売却して配当を得られるとして雑誌広告で一口30万~200万円程度で繁殖牛のオーナーを募集。オーナー制度は同社が実際に飼育していた繁殖牛の頭数と、オーナー持ち分の契約総頭数が一致していなければならないシステム。しかし07年3月末でオーナー持ち分が約9万2000頭だったのに対し、飼育頭数は約5万1000頭で約56%にすぎなかった。今年3月末の時点でも約67%。不足分は雄牛や子牛などを繁殖牛と称して割り当てていた。

 消費者庁の調査に対し安愚楽牧場側は「配当ができていれば繁殖牛の数が合わなくても問題がないと思っていた」と説明したという。

 同社は8月、東京地裁に民事再生法の適用を申請したが、東京地裁は11月、手続きの廃止を決定。財産の保全管理命令を出した。関係者から不服を申し立てる即時抗告がなければ12月中にも破産手続きに移行する予定。

※メモ・独り言

このブログの中でも何回か指摘してきた「どう見たって繁殖牛の数が足りないのでは?」という点に、消費者庁が突っ込んでくれた。違反事実の公表を命じたという事だが、破産した会社に対してでも、そういう措置が取られるのか。(今更感が・・・)でもこれで、今後、詐欺事件とかに進展する?

消費者庁のプレスリリース(http://www.caa.go.jp/representation/pdf/111130premiums_2.pdf)に安愚楽のオーナー募集のコース、頭数・売り上げ推移などの資料あり。

平成21年度に繁殖牛1頭当たり200万円だったのが、翌年には400万円になっている。
牛の値段が1年で倍になる時点で、オーナーは何の疑問も持たなかったのだろうか。

★黒毛和種牛の売り上げ

平成18年度・・・236.5億円
平成19年度・・・234.3億円
平成20年度・・・210.0億円
平成21年度・・・170.9億円
平成22年度・・・159.5億円

★食肉等売上

平成18年度・・・11.7億円
平成19年度・・・・8.2億円
平成20年度・・・・8.2億円
平成21年度・・・・9.9億円
平成22年度・・・24.0億円

餌代月に20億円などと報道されていたが、餌代さえも売り上げてない。

2011/11/29

寒くなったし、やっぱ「すき焼き」だよね

今日11月29日は、
年に一度の「良い肉の日」なのだ。

やっぱ  っしょ、、食べなきゃよ。

寒くなったし「すき焼き」が旨いよね~ (* ̄ー ̄*)


白菜も買ったしheart01

糸こんにゃくは冷蔵庫に入ってるheart02

今回はしいたけじゃなくてエリンギを使うのさ、shine

焼き豆腐も買っちゃったもんね~shine
(いつもは、普通の豆腐)

お肉は、もちろん解凍済みさ!up

ウチの自慢のマイナス60度の冷凍庫から取り出したお肉は

二日かけて じっくり解凍するのさ!

一昨日から準備万端だもんね!punch



・・・・・・痛恨のミス

間違ってら・・・

違うじゃん・・・

誰よ、間違ったの?

あぁ、アタシだよ。

アタシが冷凍庫から出しましたよ。


どう見ても、

焼き肉用のお肉だわ・・・・il||li _| ̄|○ il||li

20111129

・・・・というわけで

今夜は焼肉にしますね!!

わ~い、焼肉、焼肉!!!

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2011/11/28

曽於の子牛セリに行ってきた!

「今日、曽於のセリやってるじゃん。見に行こか」

日曜だし、仕事を早めに終わらせて急きょ曽於の家畜市場に行くことに。

道に迷いつつ(カーナビの指示を無視した結果)、ようやくたどり着きましたよ。

Photo

Photo_3


曽於の市場は初めて。大きくてきれいで立派だわ。

予納金を納めてないので、今回は見学のみ。

※ご存知ない方のために 

子牛を買うには、前もって市場にお金を振り込んでおかねばなりません。
税・手数料等込みで50万の牛を20頭買おうと思ったら1千万円の予納金が必要。

しばらく見ていたのですが「安福久」母体の「百合茂」とか、結構高値が付いていたみたい。

▼セリの前に子牛の体重を測ります

2011112704

▼セリの様子
 一番長くボタンを押し続けた人が競り落とします

2011112702

▼競り落とされた子牛は購買者ごとに分けて、一時こちらに繋がれます
(ここも小林より広くて明るいわ~)

Photo_5

▼牛の頭絡には曽於仔牛と書かれています
 ○に十の字が鹿児島らしいですね

2011112705

▼肉の直売所もありました

Photo_6

▼冷凍の内臓肉やリブロースの断面を切った物も
 すき焼き用と焼肉用を購入!

Photo_7

神戸に出荷する肥育仲間にも会えたし、なかなか楽しいひと時でした。

※曽於市場で見つけた珍しいもの  ヽ(´▽`)/

▼ゴム長洗い機
 ゴム長の靴底やつま先に付いた う○こ もきれいに落ちます。toilet
 いいわ~、これ。小林にも置けばいいのに。

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▼べにふうき茶と金茘枝(きんれいし)茶
 金茘枝茶、なんとゴーヤとウコン入りです!
 にがっ!でも身体に良さそう(笑) どちらも鹿児島経済連販売

Photo_9

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2011/11/25

専門料理 12月号「牛肉 進化する選択肢と料理」

表紙は何かと話題の「ドライエージングビーフ」

201112

料理通信、専門料理、どちらもプロの調理人向けの本なんだけど、
牛肉の特集の時は目に付いたら出来るだけ買うようにしています。

専門料理 12月号は、ズバリ「牛肉」

買わなきゃでしょ、とアマゾンに注文。
なかなか読みごたえのある本でした。

プロ向けの本を読むのは、

牛肉がどんな風に調理されるの?、

普通の主婦でも参考にできるレシピはないの?

ってのを見るのが目的。

何より美しい料理の写真は、幸せな気分になれるから。


・・・ですが、やはり生産者としては

「プロが どんな肉・部位を どう使うのか」

知りたいというのもあります。

カッコ良く言うと「市場調査の一環」 (* ̄ー ̄*)


最近の傾向を見ていると、やはり「黒毛和種」以外の牛肉料理が多いのに気付かされます。


この本を見ても褐毛(あかげ)和種の「すだち牛」「くまもとあか牛」「土佐あかうし」、日本短角種の「いわて短角和牛」、中には好んでホルスタインの肉を使う料理人が紹介されています。


今日見たNHK宮崎ローカルの特別番組でゲストとして招かれていた山本謙治氏が、この本を番組内で紹介しつつ、「ヨーロッパなどで修行してきたシェフは霜降りの肉は使わない。赤身の肉での料理を学んできている。日本でも良い赤身の肉があるんだと知り、褐毛や短角を使うようになってきた」みたいな事を言っていました。


牛肉自由化で、サシが入っていないアメリカ産牛肉と競合し衰退していった褐毛や短角種に、若手の料理人の台頭で再び注目が集まってきているのです。

この様な本で紹介されれば、読者である「プロ」達もまた
「一度は褐毛や短角を使ってみたい」と思うでしょう。

「黒毛和種」でも料理で使われているのは「フィレ」「シンタマ」「ラムシン」などの赤身が中心。


転換期が来ているのは、間違いがなさそうです。

かといって「黒毛和種」がなくなるとは、私は思っていませんが。( ̄ー+ ̄)


また、この本では「料理人に伝えたい 農家と牛の現在」と題して、松本大策獣医師へのインタビューに基づいた記事が書かれています。

「現実は厳しく、まずは畜牛業が ”仕事として成り立つ” レベルにならなくては。そのためには、料理人の協力が必要です!!」

口蹄疫、ユッケ事件、原発事故などで牛肉が「コストが高いのに、安くしか売れない肉」になっている現状(特に東北・北関東での)や問題点を語られています。

これを「実際に肉を扱う、消費者に一番近い存在の料理人」向けの本が取り上げ記事にしてくれた意味は大きいと思います。

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口蹄疫・安愚楽の獣医師への告発受理

安愚楽 獣医師への告発受理

安愚楽牧場の川南町にある直営農場の専属獣医師が、牛を診察せずに薬を投与していたのは、獣医師法違反に当たるとして、畜産農家2人が提出していた告発状について、25日、警察が受理しました。

告発の対象となっているのは、経営破たんして破産の手続きが進められている「安愚楽牧場」の専属獣医師です。

「安愚楽牧場」の川南町にある直営農場では、口てい疫が発生する直前の去年3月以降、専属の獣医師が農場に出向かないまま従業員に指示し、牛に抗生物質などの薬を投与していていたことが県の調査でわかっています。

この獣医師について、川南町の畜産農家2人が診察をせずに薬を投与したのは獣医師法に違反する疑いがあると指摘して、10月に警察に告発状を提出していました。

警察は25日、この告発状を受理し、今後、関係者から事情を聴くなどして捜査を進めることにしています。

安愚楽牧場は県内に15か所の直営農場を持ち、この獣医師が1人で担当していました。

また、ことし3月には口てい疫への感染の疑われる牛が見つかったのに通報が遅れたとして、県から文書で厳重注意を受けています。

告発した森木清美さんは「受理されてホッとした。捜査を通じて、安愚楽牧場が口てい疫の感染拡大にどのように関わったのかについても解明して欲しい」と話しています。

安愚楽牧場の破産管財人を務める弁護士の法律事務所では「コメントはできない」と話しています。

11月25日 18時49分 NHK


畜産農家の告発状受理

11月25日 17時46分 MRT

 去年の口蹄疫に関連し、先月、川南町の畜産農家が、安愚楽牧場の獣医師について、獣医師法違反の疑いで告発状を提出した問題で、高鍋警察署は25日付けで、告発状を受理しました。

 25日受理されたのは、先月5日、口蹄疫の被害を受けた川南町の2人の畜産農家が、高鍋警察署に提出していた告発状です。

告発状によりますと、安愚楽牧場の獣医師は、去年3月から4月にかけて、川南町の直営牧場で牛の診察をしていないのに獣医師の資格を持たない従業員に投薬させた獣医師法違反の疑いがあるとしています。

告発状を提出した畜産農家によりますと、高鍋警察署は25日、告発の経緯などについてまとめた陳述書とともに、告発状を受理したということです。

安愚楽牧場の獣医師については、口蹄疫が確認される前の去年4月17日、十分な診察をしないまま牛に抗生物質を処方したとして、今月14日、県が文書による行政指導を行っています。

※メモ・独り言

告発状が受理されたとのニュース。

今後の関係者からの事情聴取で、

・3月から4月初旬の安愚楽牧場の牛の状態がどの様なものだったのか、

・4月24日に家畜の異変を届け出た(実際には家保が立入調査の電話→「昨日届けるつもりだったけど、夜遅かったから朝になって届けようと思ってました。」みたいな感じ。)時点での従業員から見た家畜の様子。

・4月20日の口蹄疫発生のニュースを知っているのに、牛の状況から自社牧場での口蹄疫発生の疑いを持たなかったのか、

・獣医師並びに従業員に「隠ぺい」という意識は、本当になかったのか、

・感染源に心当たりはないのか

などなどまで、できることなら獣医師の問題だけでなく、安愚楽牧場川南第7牧場の問題として調べて欲しい。そして、それが感染源の特定につながる事を願っている。

感染源が特定されない事で、畜産業を再開できない農家は多いのだから。


明日の宮日新聞記事にも期待。

関連

県の調査報告書
 http://www.pref.miyazaki.lg.jp/parts/000151738.pdf
P31~32、

家保から当該農場に対して、他の農場の関連農場として立入検査を行う旨の電話連絡があり、この電 話の中で、初めて農場側から家保に異常の報告がなされた。 このときの家保の立入検査では 、全体の半分程度の牛房で流涎を確認し、検体を採取している。

P52

【検証結果】
○ 7例目の大規模農場では、1人の専属獣医師が、関連の多数の大規模農場も併せて担当しており、日常の家畜の健康状態のチェックや薬剤の投与は一般の従業員が行っていた。

○ 今回の発生の通報に際して、専属獣医師が本社役員との協議を行ったために少なくとも1日以上の通報の遅れがあったが、こうした通報の遅れとともに、通報すべきかどうかの判断が会社の意向に左右されることが懸念される。

○ この大規模農場では、家保の立入検査(4月24日)の時点で相当数の牛に感染が拡がっており、少なくとも最初の口蹄疫発生が確認された4月20日以降に、専門的知識を持つ専属獣医師が頻繁に家畜の状態をチェックし、かつ、自らの判断で家保に通報していれば、もっと早期に対処することができたのではないかと思われる。

2011/11/24

お肉券プレゼント 結果発表!!

先日行いました キリ番ゲット お肉券プレゼント

22日午前1時ごろに 555555 達成した模様です。

555555をゲットした方が現れませんで、

代わりに 555556 の方が、お二人(なんでなのか不明)

というわけで、前後賞ゲットの3名様で山分けして頂くことに!

おめでとうございます!!!

555554・・・・・宮崎県の しん さん

555556・・・・・東京都の かずちぇ さん

555556・・・・・北海道の じゅん さん

以上3名の方に

全国加盟店共通お肉券、7000円分をお送りします。

使用可能な店舗については

http://www.ajmic.or.jp/shouhisha/shop-search/             

を、ご覧ください。

11月29日は、年に一度の 「いい にく の日」!!!

ぜひ、美味しい牛肉をお召し上がりください。

Photo_2

 

実は、この「お肉券」神戸の枝肉共励会の賞品なんです。
(小林市では使える店が少なくて、そのままになってました。)

要するに、我が家のフトコロは全然痛んでおりません。わはは( ̄▽ ̄)

次回は 777777 で、キリ番お肉券プレゼント企画を
やりたいと思ってます。

それまでに、またお肉券、貯めておきますわ。
(そのためには、また共励会で入賞しなきゃですね)

あ、携帯でご覧の方は企画に参加できなかったようです。
ごめんなさい。m(. ̄  ̄.)mス・スイマセーン

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安愚楽牧場・関連報道 11/24

安愚楽牧場破綻問題 岐路に立つ農家経営 来月に預託料停止 自立模索も壁高く 日本農業新聞 (11月24日付転載 改行等含む)

 経営破綻した安愚楽牧場(栃木県)から牛を預かり飼養してきた預託農家が、大きな岐路に立たされている。農家経営を支えてきた預託料の支払いが、来月5日にも止まる見通しとなったためだ。北海道内の預託農家間では、新たに肉牛一貫経営の法人を設立するという自立を探る動きもあるが、資金の確保など実現には高い壁が立ちはだかる。

 道内の預託農家47戸と、同牧場と取引がある5JAでつくる「JAグループ北海道安愚楽債権者連絡会議」が22日に開いた会合で、同牧場の保全管理人側が農家側に求める契約内容について報告された。

 過去の未払いの預託料は農家に牛の所有権を譲渡することで相殺する。そして、同牧場が現在払っている預託料は来月4日までとし、5日からは支払いを止めるというものだ。

 同牧場が破産手続きに入るのは来月上旬の見通し。「契約に応じないまま破産手続きに移れば、牛も手元に残せない可能性が高い」(同連絡会議事務局のJA北海道中央会)。

 被害を最小限に抑えるには預託料の支払い停止を含む契約を飲まざるを得ない、との受け止めが広がる。


    ◇

 保斬管理人側は並行し、同牧場の直営牧場を新たな引き受け手へ譲渡することも進めている。預託農家は預かった牛に出産させ、近隣にある直営牧場に子牛を供給してきた。直営牧場の数は全国38カ所で、うち道内には八つある。預託料の支払いを受けられるよう、多くの農家は、直営牧場の引き受け手が現れて預託関係も結べることを期待してきた。

 しかし、現状は厳しい。十勝地域にある直営牧場は「同外の畜産業者が引き継ぐ見通し。ただ、周辺農家と預託関係を結ぶ気配はない」(管内に直営牧場があるJA幹部)。
 預託を続けられるめどが立たない中、「手元の牛を切り売りするなどして経営をつなぐしかないが、その先が見えない」(十勝の預託農家)との声が上がる。


   ◇

 自立を模索する動きも出てきた。預託農家で組織する全道安愚楽対策預託者協議会は、農事組合法人の設立に向けて検討を始めた
 目指すのは、各農家が繁殖させた子牛を肥育センターで育て、市場に出荷するという一貫体制。構想の説明会も今月中旬から道内各地で開いている。

 農水省の8月10日現在のまとめでは、預託農家は全国346戸で道内が136戸。同協議会によると、道内の約半数の預託農家がこの構想に関心を示しているという。

ただ、同協議会の横山和夫事務局長は「経営継続への残された選択肢だが、資金確保のめどが立たない。法人を設立しても、牛の出荷まで時間も経費も掛かる。当面をつなぐ短期融資の確保も必要になる」と厳しさを訴える。

※メモ・独り言

ほぼ、昨日の記事と同じ内容。

「預託農家で農業組合法人を作り、一貫体制を目指す動き」も出てきているようだ。
九州の預託農家と比べると、やはり北海道は規模が大きすぎて(特に繁殖の預託。数千頭規模の繁殖農家は、こちらでは考えられない)新たな預託契約を結ぶのも至難の業だと思われる。


「牧場」頓挫 戸惑う住民/豊後大野市
2011年11月24日 asahi.com> マイタウン> 大分
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000001111240011


 豊後大野市大野町宮迫に、破綻(は・たん)した安愚楽牧場(本社・栃木県那須町)が牧場を造りかけていた土地があり、すでに市が国や県の補助も得て、そこに至る農道をつくっていた。予定地はどうなるのか。予算を投じた自治体はどうするのか。地元で話題になり、近隣住民から困惑の声が出ている。

 宮迫の、ある集落から高台に向かって長さ637メートルの新しい舗装道路が延びる。上がると雑草の生えた土地に行き当たる。広さ5・5ヘクタール。安愚楽が2008年までに購入し、「大野牧場」として畜舎などを建てる予定だった。

 市や畜産関係者によると、安愚楽が03年、合併前の大野町に県を介して進出を持ちかけた。進出協定は町とも、05年にできた市とも結んでいないが、県が積極的に仲介し、協議や用地買収が進んだ

 09年に畜舎建設、家畜導入の予定だったが、牛糞(ふん)処理の委託先の協議や排水路の付け替え、土砂搬入などの影響で遅れ、昨年には宮崎県で口蹄疫(こう・てい・えき)が発生し、事業は一時休止となった。
その後「2千頭を1500頭に変更して計画を進める」と市や地元に説明があったが、今年8月、民事再生法の適用を申請し、8月末、大分支社長が「事業再開は難しい」と市に伝えてきた。
今月上旬には破産手続きに移ることになった。

 道路は06~08年に農水省の交付金事業を活用し、地域の農道として整備した。事業費は約1億2千万円。うち55%が国、10%が県の補助金。県は大野牧場を08年度の農業への企業参入の実績に数えている。

 周辺は高齢化し、農業後継者もほとんどいない。土地を売った1人は「圃場(ほ・じょう)整備していない畑で、これから耕し手もいない。進出話が出た当初、優先雇用すると聞いて売却を決めた人もいた」と話す。住民の1人は「せっかく道路もできたし、何か別のものでも来て欲しい。でも、変なものが来たら困る」と話す。

 予定地は、道路工事の残土を搬入しているため畑に戻せないが、畜舎や水耕栽培のハウスは建てられるという。橋本祐輔市長は「実質的に住民の被害はないとはいえ道路までつくった。跡地の今後は、立地を進めた県とも協議していきたい」と話す。

 一方、県畜産振興課の金塚秀夫課長は「基本的には市の問題だが、農業への企業参入の一環として県が関わった経緯はある。土地が管財人に引き継がれているのかなどを見ながら、対応を考えたい」と話す。

 10月半ば、畜産農家の求めに応じ、市の職員が大野牧場の進出について、牛の増頭を目指す県の指導のもとで進んだと説明した。畜産農家から「県の方針のためになぜ市もここまでしなければいけなかったのか」「地元畜産への貢献が見えない事業なのになぜ進めたのか」などの声が上がった。(後藤たづ子)


※メモ・独り言

同じ九州の自治体で安愚楽牧場に振り回されたのは小林市だけではなかった。
自治体を巻き込んでの規模拡大。
他にも多くの自治体や国までもが踊らされてしまった恰好。

しかし、金も無いのに何考えて馬鹿みたいに拡大路線を突っ走っていたのか。

自分を大きく見せたくて、お腹を膨らませ過ぎて破裂して死んでしまったカエルの出てくる寓話を思い出してしまった。

口蹄疫・NHKローカルで特別番組

みやざきスペシャル
「よみがえれ"畜産王国" ~宮崎県産牛 再興への道~」

放送予定
11月25日(金) 午後 7時30分~ 8時43分

11月26日(土) 午前10時 5分~11時18分(再)

去年、宮崎県で発生した口てい疫を始め、生肉による食中毒事件や牛肉からの放射性物質検出など、畜産を取り巻く現状は最悪と言っても過言ではありません。特に牛肉の生産は宮崎県を支える産業の大きな柱です。これを元気にするためには、どうすればいいのか?消費者の皆様のご意見も参考にしながら、畜産農家や流通コンサルタント、大学教授など県内外の専門家をスタジオに招き、討論します。

http://www.nhk.or.jp/miyazaki/program/midokoro/index.html

宮崎だけの放送ですが、ぜひご覧ください。

2011/11/23

安愚楽牧場・牛所有権、預託農家へ

「牛肉所有」農家へ 保全管理人が方針 北海道農家ら会合 安愚楽牧場破産問題

 日本農業新聞 (11月23日付転載 改行等加えた)

 安愚楽牧場(栃木県)と取引などがある北海道内の預託農家47戸と5JAでつくる「JAグループ北海道安愚楽債権者連絡会議」は22日、札幌市で会合を開いた。

同社の財産を管理する保全管理人側から、未払いの「預託料」と引き換えに「牛の所有権」を農家に渡す契約を求められていることが報告された。同連絡会議は被害を最小限にとどめるために受け入れが必要と判断し、今後、農家の了解を早急に取り付けることを決めた。

東京地裁は8日に同社の民事再生手続きの廃止を決定。現在、保全管理人(第一東京弁護士会の渡辺顕弁護士)が同社の財産の処分手続きを進めている。来月中旬に破産手続きに移行する見通しだ。

 保斬管理人側はまた、牛の所有権を農家に渡す契約とセットで預託料を来月4日まで支払うとしている方針に応じない場合、来月5日以降の預託料の支払い継続は不透明な状況だ。

 預託料は1日当たり1頭480円。現在は預託料は支払われているが、多くの農家は同社が民事再生法の適用を申請する前の約2か月分を受け取っていない

 契約に応じないまま破産手続きに移れば、牛は一般債権化される。牛も未払いの預託料の大半も農家に残らないまま預託料の支払いが止まる公算が大きいため、同会議は早期に契約に応じることが被害を最小限に抑えられることにつながると判断した。

 会合に参加した十勝地域の預託農家の男性は「牛が手元に来ても預託料の支払いが止まれば、自己資金だけで経営を続けることは厳しい。引き受けた牛を売り出すことなどを模索しているが、見通しは立たない」と語った。

 同連絡会議は、JA北海道中央会の顧問弁護士を窓口に同社や保全管理人側との交渉を進めている。


※メモ・独り言

保全管理人側から農家へ契約の申し出
 「未払いの預託料と引き換えに牛の所有権を渡す」

契約に応じないと牛は一般債権化 → 牛及び未払いの預託料が農家に残らない

JAグループ北海道安愚楽債権者連絡会議
 「契約に応じることが預託農家の被害を最小限に抑えることになる」
 「預託農家は契約を受け入れるよう農家の了解を取り付ける」動き。

・・・ということらしい。


先日、天塩牧場譲渡のニュースが流れたが、九州でも直営牧場譲渡の動きはあるようだ。
他企業による預託農家との新たな契約模索の話も、ぼちぼち聞こえてきた。
同じ預託でも肥育農家は次の契約先が見つかりやすいが、繁殖農家は難しいとの話も聞く。
また、預託農家が繁殖牛の所有権を得ても、やはり「わけのわからない血統」が足を引っ張っているとの話も。

2011/11/21

第93回 西畜グループ枝肉共励会

11月18日に神戸西部市場で行われた第93回 西畜グループ枝肉共励会において、賞を頂きました。

20111118

最優秀賞、優秀賞、優良賞の3頭です。

201111170699

▲最優秀賞

めす  月齢 33ヶ月

血統  勝平正×茂福×福桜

A5等級 BMS.12

枝肉重量  511.7

ロース芯面積  78

歩留基準値   75.7

201111170741

▲優秀賞

めす  月齢 32ヶ月

血統  勝平正×上福×福桜

A5等級 BMS.12

枝肉重量  469.8

ロース芯面積  68

歩留基準値   75.4

▼これは写真なしってことで ( ̄▽ ̄)

★優良賞

めす  月齢 33ヶ月

血統  忠富士×安平×隆桜

A5等級 BMS.11

枝肉重量  548.2

ロース芯面積  86

歩留基準値   76.6

そこまで権威のある共励会ではないし(西社長に叱られそうだ)、出荷枠も「こんだけ出荷してたら入賞しない方がどうかしてる」と言われそうな位に頂いてますので、今回はわざわざブログに載せなくてもいいかなぁ・・・なんて思ったのですが、口蹄疫の中、生きることを許してもらえた種牛の子供も頑張ってるんだよ、ってのを知ってほしかった(特に3頭とも小林生まれの子なんで、地元の繁殖農家さんたちに)っていうか。。。
ま、そんなところです。

勝平正、良い子です。

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安愚楽牧場・北海道の直営「天塩牧場」を売却

安愚楽牧場:北海道の直営「天塩牧場」を売却 http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111120k0000m040076000c.html

 経営破綻した安愚楽牧場(栃木県)が北海道天塩町で直営していた「天塩牧場」が、稚内市の牧場に売却されたことが分かった。従業員約20人の雇用は継続するが、近隣農家との預託契約は「牧場の受け入れ限度を超えている」としており継続は難しい状況だ。

 道内に8カ所ある安愚楽の直営牧場のうち、売却が明らかになったのは初めて。

 購入したのは、栃木県の「ジェイイーティーファーム」の関連会社で稚内市にある「宗谷岬牧場」(阿部忠男社長)。天塩牧場所有の牛3000頭や土地などを引き継ぐが、購入金額は公表していない。

 関係者によると、天塩牧場では近隣農家十数戸と預託契約を結び、母牛を飼育させていた。阿部社長は「天塩町などからの要請もあり購入を決めた。預託契約については現段階で白紙だが、農家からの要請があれば話し合いたい」と話している。【横田信行】 毎日新聞 2011年11月19日 22時11分

破綻の安愚楽牧場、北海道の直営牧場を売却 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111119-OYT1T00767.htm

 約4300億円の負債を抱え、破産手続きに入る予定の「安愚楽牧場」(栃木県那須塩原市)が、北海道天塩町に所有する直営牧場を稚内市の牧場に売却していたことが19日、わかった。

 保全管理人の弁護士は、資産売却の方針を示しており、今後売却が進むとみられる。

 売却されたのは天塩町の「安愚楽牧場天塩牧場」。生後約10か月までの牛約3000頭を飼育している。買い取った宗谷岬牧場によると、8日以降、同社と協議を進め、16日に契約したという。同牧場の阿部忠男社長は、子牛を引き取る関係にあった安愚楽牧場の預託農家との取引継続は現状では難しい、としている。

(2011年11月19日20時33分 読売新聞)

安愚楽牧場が直営の「天塩牧場」を譲渡 http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20111120-866153.html

 和牛オーナー制度が行き詰まり、破産手続きに移行予定の畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)が、直営の「天塩牧場」(北海道天塩町)を、北海道稚内市の農業生産法人「宗谷岬牧場」に事業譲渡したことが20日、分かった。譲渡契約は16日付。

 保全管理人の弁護士は、早期に直営牧場などの保有資産を売却する方針を示していた。  宗谷岬牧場の阿部忠男社長は「天塩牧場は地理的に近く、事業拡大のために契約した」と話している。

 天塩牧場は約3千頭の育成牛を肥育していた。従業員22人は継続雇用するという。(共同)  日刊スポーツ[2011年11月20日16時20分]

※産経も同じ内容(共同通信の記事のまま)

安愚楽直営牧場を北海道の農業法人に譲渡 2011.11.20 16:51 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111120/trl11112016530001-n1.htm

※日本農業新聞(2011/11/21)にも同じ記事

稚内の牧場が買収

2011年11月20日  asahi.com> マイタウン> 栃木 http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001111200003

   和牛オーナー制度が破綻(は・たん)し、民事再生手続きから破産手続きへ移行することが決まった安愚楽牧場の直営牧場を、市貝町刈生田の農業生産法人「JETファーム」のグループ会社である北海道稚内市の「宗谷岬牧場」が買い取っていたことが19日、分かった。

 宗谷岬牧場は北海道稚内市宗谷岬に拠点を置き、乳牛と肉牛計約4千頭を飼育している。同牧場の阿部忠男社長によると、買い取ったのは北海道天塩町にある安愚楽牧場の直営牧場「天塩牧場」。育成牛約3千頭、牧場の土地と施設を16日付で買い取った。

安愚楽牧場が東京地裁から民事再生手続きの廃止を受けた直後、天塩町からJETファームを通して買い取りの要請があったという。

 阿部社長は「ちょうど規模拡大を考えており、互いの利害が一致した」と話している。

従業員22人については安愚楽牧場からの出向として雇い続けるという。

※メモ・独り言 先日の記事(日経・湯浅商事が全直営牧場を買い取る)に対しての安愚楽牧場HPにおける管財人の文書「事実と異なる内容が含まれている」ってのは、この事だったのか?

2011/11/20

口蹄疫・子牛出荷農家へ補償(2011年11月)

県が子牛価格下落に補助

前倒し出荷の農家に最大で1万5000円


 口蹄疫の発生に伴う牛の人工授精の自粛の影響で、12月以降、子牛の出荷減が想定されるため、県は18日、出荷の前倒しに協力した農家に、価格の下落分を支援する補助事業を行うと発表した。この事業を含む総額約45億5700万円の一般会計補正予算案を、25日開会の定例県議会に提案する。

 県復興対策推進課によると、口蹄疫の感染が広がった昨年4月から3か月間、県は農家に雌牛への人工授精の自粛を要請。この影響で、出荷適齢期となる生後10か月前後の子牛が近く激減するという。

 県は農家に出荷の前倒しを依頼し、協力した農家の競り価格が、月平均で県の基準価格(40万円)を下回った場合、最大1万5000円を補助する。大幅に下落した場合は国による助成が適用されることもあるという。

 出荷の減少が深刻化する来年1、2月と、自粛要請の解禁で増加による下落が想定される3~5月までの計3万1000頭分を想定、今年度分の事業費として約9900万円(1万8000頭分)を計上する。

 また、子牛の出荷数の減少で、県外の買い手が県内の市場を敬遠することも懸念されるため、県外輸送費として、1頭につき2500~1000円の補助も行う。

 このほか、国の放射能監視体制の強化を受けて、大気中の放射線量を測定する放射線観測装置(モニタリングポスト)を3基増設し、延岡、小林、都城の各保健所に設置する。

     ◇

 県議会は18日、議会運営委員会を開き、会期を12月13日までの19日間と申し合わせた。一般会計補正予算案など35議案が提案される。一般質問は30日~12月2日と5、6日。

(2011年11月19日 読売新聞)

口蹄疫:余波 子牛出荷農家へ補償、県が財政支援策を発表 /宮崎 毎日新聞 2011年11月19日 地方版

 県は18日、前倒しで子牛を出荷した農家への支援策として1頭あたり最大1万5000円を補償するなどの財政支援策を発表した。25日開会の県議会定例会に関連議案を提案する。

 県復興対策推進課によると、子牛価格が県の基準価格40万円を下回った場合、差額の4分の3を、最大1万5000円まで補助。各農家に出荷調整への協力を呼びかける。

 また購入も促すため、県内家畜市場で子牛を買い、県外に輸送する場合、九州内は1頭あたり1000円、九州以外は同2500円を上限に輸送費を補助する。

 対象期間はともに1~5月の予定。定例会に提案する一般会計補正予算案には、1~3月分の計9891万円を盛り込む。【百武信幸】


子牛の安定出荷 子牛価格を補填 県外購買者の輸送費助成
宮日 2011年11月19日付転載(改行等加えた)

 口蹄疫により県内全域で和牛の人工授精が自粛された影響で12月から競り市に出荷される子牛が激減し、その後に急増する問題を受け、県は18日、子牛価格の補填(ほてん)や県外購買者への輸送経費助成などの支援策を示した。

 関連事業(9891万円)を盛り込んだ補正予算案を25日開会の11月定例県議会に提出する。

 通常、母牛は種付けから10カ月後に出産。子牛は10か月間程度育てられ、競りに出される。つまり、種付けから出荷までに要する期間は「20か月」となる。

 県は口蹄疫の感染拡大防止を目的に、昨年7月下旬までの約3カ月間、全域で種付け自粛を要請。今年12月が、自粛を始めて「20か月」後に当たる。

 このため、県の見込みでは出荷適期(生後10カ月)を迎える子牛は12月が1900頭、1月400頭、2月700頭と、通常を大幅に下回る。

 逆に、自粛解除後の種付けで生まれた子牛が出荷適期となる3月は1万頭、4月が7700頭と急増する。

 県はJAや家畜市場を通じ、子牛を1カ月程度前倒しで出荷するよう農家に要請している。出荷頭数の乱高下を緩和するためだが、生育不足などで価格低下の懸念が残る。

 県は、県内で1~3月に開かれる子牛競り市(計18回)について、月平均が40万円を下回った場合、全ての出荷農家に差額の4分の3(上限1頭1万5千円)を一律に補填。

 県外の購買者には、九州管内は1頭千円、九州外は同2500円の運送費を助成する。

 県復興対策推進課は「購買者と繁殖農家の双方が安心して競り市に参加できるよう両面からの対策を打った。市町村やJAと連携し、影響を最小限にとどめたい」と話している。

※関連

口蹄疫:余波 来月から3カ月間、子牛の出荷数激減 /宮崎
毎日新聞 2011年11月19日 地方版
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20111119ddlk45040649000c.html

 ◇「空白期」到来、不安広がる

 家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の防疫のため県内で昨年4~7月にかけて肉牛の人工授精が自粛された影響で、来月~来年2月の3カ月間、市場に出荷される子牛の数が激減する。子牛の繁殖農家は収入が途絶え、肥育農家は頭数確保が危ぶまれる。口蹄疫の余波である「空白期」到来に、不安が広がっている。【石田宗久】

 母牛は、人工授精で優れた血統の種牛の子を妊娠する。子牛は妊娠期間約10カ月で生まれ、生後9~10カ月で出荷される。

 しかし、口蹄疫発生後、県は人工授精師が農家間を移動して感染を広げるのを避けるため自粛を要請。結果、計画的な人工授精と出荷サイクルが乱れた。

 県家畜協会によると、通常5000~7000頭程度の出荷頭数は「空白期」中、約300~1900頭まで減る見込みだ。出荷できるのは人工授精師の資格を持っていた農家などに限られる。「県外からの購買者がよそに流れるのでは」と同協会。

 宮崎市清武町で母牛49頭を飼う繁殖農家、落合博美さん(41)は「出荷できる牛がおらず、収入がなくなる」と不安を訴える。落合さんは、年9回開かれる宮崎家畜市場に毎回3、4頭ずつ出荷してきたが、来月から1回あたり百数十万円の収入は得られない。

 県や畜産協会は、極端な価格の動きに備え、出荷調整で繁殖農家に子牛の早めの出荷を勧める。が、それを受け取る肥育農家にも影響は大きい。小林市野尻町で約1400頭を育てる肥育農家、山崎浩二さん(47)は「若くて体が小さな牛では肥育の仕方が違う」と言う。また、空白期は頭数が少ないため値上がりも予想される。「牛がいなければ県外から買うことになるだろう」とため息をつく。

 一方、空白期の後は、供給過多による値崩れが心配されている。口蹄疫終息後、農家が一斉に人工授精を再開した反動で、3月の出荷頭数は約9000頭まで激増するからだ。「あきらめず、良い牛を育てて耐えるしかない」と落合さん。

 母牛は乳離れや発情のタイミングなど「一年一産」が原則で、口蹄疫前に戻すには数年かかるとみられる。

※今まで何度も書いてきたが、口蹄疫関連の記事では私が一番信頼している「毎日新聞 石田記者」の記事。今回の子牛出荷数激減の記事に関して、電話で取材を受けた。わ~い。

緊急のお知らせ・キリ番でお肉券プレゼント

ブログを初めて約2年半、おかげさまでたくさんの方に見て頂いています。

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ま、該当者が現れない場合もあると思いますので
555550~555559あたりの方は とりあえず送って頂くと・・・・
良いことがあるかもですよ!

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安愚楽牧場・消費者庁に監視責任の声(日本農業新聞2011/11/19)

20111119

※メモ

●預託法の所管が農水省から消費者庁に移管したのが09年9月。
 農水省は消費者庁に預託法を引き継ぐ際に資料一切を渡した。


●農水省と消費者庁の主張

・農水省「安愚楽問題の一切を消費者庁に引き継いだ」
・消費者庁「出資者と事業者の契約関係を監視するのが預託法。それを監視するのは消費者庁。牧場経営そのものは農水省の管轄だ」

●09年3月からの定期報告(牛の使用状況や決算内容の説明など)を安愚楽側が申し出たが、消費者庁は「必要ない」と判断。

※なんだか色々もめております。

2011/11/19

安愚楽牧場・小林市コスモス牧場問題

※UMKニュース、お昼と夕方では少々言い回しが違っている

安愚楽牧場問題・コスモス牧場の運営協議 2011年11月18日 UMK

経営が破たんした安愚楽牧場が出資している小林市の第3セクターの取締役会が開かれました。

第3セクターは、コスモス牧場を運営し、営業を当面、続ける考えですが、安愚楽牧場の出資金の返還問題を抱え、先行きは不透明となっています。

コスモス牧場を運営する第3セクター・「北きりしまリゾート牧場」の取締役会は、小林市役所で開かれました。

社長を務める小林市の西川副市長や出資者のJAこばやし・入佐副組合長などが出席しましたが、安愚楽牧場側は欠席しました。

取締役会では、コスモス牧場の営業を来年度末、2013年3月末まで続ける方針が承認されました。

しかし、安愚楽牧場側は、北きりしまリゾート牧場に小林市に次ぐ2310万円を出資し、今後、安愚楽牧場の破産処理が進めば、出資金の返還問題が起きると懸念されています。

また、安愚楽牧場側が地主に払う借地料も滞り、小林市が公費で肩代わりする必要が生じているため、先行きは不透明となっています。


安愚楽問題・コスモス牧場の運営など協議
2011年11月18日 UMK

経営が破たんし、破産手続きに入る、安愚楽牧場の問題です。

安愚楽牧場も出資している小林市の北きりしまリゾート牧場の取締役会が開かれ、今後の対応を協議しました。
北きりしまリゾート牧場は小林市や安愚楽牧場などが出資する第3セクターで「コスモス牧場」を運営しています。

取締役会は、小林市役所で開かれ、社長を務める小林市の西川和孝副市長のほか、出資者のJAこばやしの入佐美昭副組合長が出席しましたが、安愚楽牧場側は、欠席しました。

安愚楽牧場は、北きりしまリゾート牧場に2310万円を出資し小林市に次ぐ株主です。

小林市は、コスモス牧場を存続させたい考えですが、今後、安愚楽牧場の破産手続きが進めば、安愚楽への出資金の返還も懸念されます。

また安愚楽牧場が地主に負担する借地料も滞っており、小林市が公費で肩代わりせざるを得ない事態も出てきそうです。


安愚楽破たんも3セク継続

経営が破たんした安愚楽牧場が出資する宮崎県小林市の第3セクターが経営する観光施設は、風評被害のため収支が悪化し、当面は経営を続けるもののコストの圧縮に努める方針を確認しました。

宮崎県小林市は、和牛のオーナー制度で全国に展開し、経営が破たんした安愚楽牧場と子会社からの出資を受けて、第3セクターの「北きりしまリゾート牧場」で、観光施設を経営しています。

18日は、第3セクターの取締役会が開かれ、安愚楽牧場の経営破たんを受けた下半期の事業計画などを承認しました。

取締役会では、小林市にとって観光施設は重要だとして、今後安愚楽牧場側が出資を引き上げても当面は経営を続ける方針を確認しました。

安愚楽牧場側は、観光施設の中にあるレストランの営業を停止し、借地料137万円の支払いも滞っていますが、小林市では赤字補填を行わないことを前提として平成24年度までに、コストの圧縮を行うことにしています。

第3セクターの社長を務める西川和孝副市長は、「安愚楽牧場の経営破たんによる風評被害で入場客が例年の6割まで落ち込んでいる。今後は支出の見直しなど経営悪化を食い止めたい」と話していました。

11月18日 12時35分 NHKローカル

 

コスモス牧場 当面営業継続へ
11月18日 17時11分 MRT

 経営が破たんした安愚楽牧場も出資している小林市の第3セクター、コスモス牧場の取締役会が開かれ、今後もコスト削減に努めながら当面、営業を継続することが確認されました。

 小林市役所で18日開かれた取締役会には、出資者のうち小林市とJAこばやしの代表者らが出席したものの、安愚楽牧場の関係者は出席しませんでした。取締役会では、今年度上半期の入場客が減少していることなどが報告されたあと、今後については来年度までは、現状のまま営業していく方針を確認しました。

(小林市・西川和孝副市長)「集客力のあるイベントの開催など社員の努力により入場客及びそれに伴う収入の増加に努めてまいります」

 小林市では、さ来年度以降については、安愚楽牧場に関する問題もふまえながら対応を決めたいとしています。


コスモス牧場継続
13年3月まで取締役会が決定

http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/20111110-OYS1T00221.htm

 破産手続きに移行する安愚楽牧場(栃木県那須塩原市)や、小林市などが出資する第3セクター「北きりしまリゾート牧場」(社長・西川和孝=小林市副市長)は18日、同市役所で取締役会を開き、3セクが運営する市内の観光施設「コスモス牧場」について、2012年度まで営業を継続することを決めた

 取締役会には、出資する市やJAこばやしの担当者ら約10人が出席。安愚楽牧場側は欠席した。非公開で行われ、市によると、コスモス牧場の来場者が例年より4割ほど落ち込んでいる現状や、施設内で安愚楽牧場の子会社が運営するレストランが8月から休業していることなどが報告された。

 コスモス牧場が同市の重要な観光施設の一つであることから、13年3月までの営業継続を決定。3セクの出資比率などに応じて負担している同牧場の借地料については、現在、市が安愚楽牧場側の滞納額137万円を肩代わりしているが、今後については未定という。

 また、当面の経営改善のため、年末年始に餅つきや、たこ揚げなどのイベントを開いて集客に努めたり、経費節減に取り組んだりする事業計画が承認された。

 コスモス牧場には、レストランのほか畜舎などの安愚楽牧場の関連施設があるが、西川副市長は「取り扱いは今後、検討したい」と話した。

(2011年11月19日 読売新聞)


安愚楽牧場:出資のコスモス牧場、13年3月末まで運営継続を承認 /宮崎
毎日新聞 2011年11月19日 地方版
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20111119ddlk45020667000c.html

 「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)が出資する、小林市細野の第三セクター「北きりしまリゾート牧場」(通称コスモス牧場)の中間決算取締役会が18日、市役所であった。会は「風評被害で集客が低下しているが、牧場は市の重要な観光拠点」として、当面は経費を圧縮しながら集客力のあるイベントで増収をはかり、13年3月末まで運営を継続することを承認した。

 コスモス牧場は安愚楽と子会社の「レストラン安愚楽」、市、JAこばやしが出資し、西川和孝副市長が社長を務める。この日は役員11人中、安愚楽側の3役員は欠席。今年下半期の事業計画など審議した。


小林コスモス牧場 来年度営業現状通り 三セク取締役会で決定

宮日 2011年11月19日付転載

 民事再生法の手続きが廃止された畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)などが出資し、小林市のコスモス牧場を運営する第三セクター「北きりしまリゾート牧場」(社長・西川和孝同市副市長)の中間決算取締役会は18日、同市役所であった。

 安愚楽牧場の破綻で影響が出ていたコスモス牧場の経営について、土地の借地契約期間などを考慮して2012年度までは現状通り営業することを決めた。

 取締役会は委任状1人を含めて市、JA、リゾート牧場側から8人が出席。安愚楽牧場側は欠席した。

 取締役会は非公開。終了後、西川副市長は12年度までの営業が承認されたことを発表した。ただ、その後については、土地を所有する同市内の有限会社側との借地契約(14年3月まで)以降の契約がまとまっていないこと、安愚楽牧場側の出資金約2300万円が返還を求められた場合の取り扱い、安愚楽牧場の施設が解体になった場合の費用負担といった課題があるため、結論は出なかった。

 コスモス牧場について肥後正弘市長は9日、「継続を目指したい」として存続に向けた協議を進める意向を示している。

※関連 
安愚楽牧場・宮崎県内への影響 H23年11月
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/11/2311-f8ee.html

安愚楽牧場・小林市 対策会議 2
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/08/post-78a1.html


※メモ・独り言

・北きりしまリゾート牧場の取締役会が開かれたが安愚楽側は欠席

・コスモス牧場の来場者が例年より4割ほど落ち込んでいる
 (安愚楽牧場の風評被害もあるらしい。中にはコスモス牧場も破綻していると思っている人もいるとか)

・安愚楽側の出資金2310万円を返還しろと言ってきた時の取り扱いがどうなるのか

・安愚楽側の借地賃貸料を小林市が立て替えている状況

・安愚楽の牛舎、レストランの取り扱いに苦慮
 (借地契約では、契約終了時に更地に戻さねばならない。解体費用に1億近くかかるという話も。その費用をどうするのか)


小林市民の一人としては「なんで、こんな会社と組んで三セクなんてやっちゃったんだろうねー」って感じ。
正直、安愚楽なんかの施設の解体費用に税金使われちゃかなわんです。
(あたしだって納税者)

口蹄疫・宮崎県全市町村参加の防疫演習(11/15~11/16)

制限区域設定、消毒ポイント設置…  有事備え家畜防疫演習 全市町村参加 県、レベル底上げ狙う

宮日 2011年11月16日付転載(改行等加えた)

 口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザの発生に備える県の家畜防疫演習は15日から2日間の日程で始まった。

 県内26市町村の各農場で口蹄疫か高病原性鳥インフルエンザのどちらかが発生したと想定し、移動制限区域の設定や消毒ポイントの設置場所などを確認している。全市町村が参加する防疫演習は全国初

 県主催の演習は今年4月に続き本年度2回目。県内の半数の市町村が口蹄疫と鳥インフルエンザのいずれも経験していないことから、防疫レベルの底上げを目的に全市町村を対象とした

 15日は、12市町村の各農場から口蹄疫に似た症状の牛が見つかったとの想定で、県対策本部から一斉に電話連絡し演習がスタートした。

 具体的には、各市町村で
①農家からの通報時
②家畜保健衛生所の農場立ち入り時
③遺伝子検査での陽性反応時
―― の各段階に応じ、関係機関との連絡体制構築や重機の手配などの作業手順を確認。

このうち高原町役場では、発生想定農場近辺に設置する町営の消毒ポイント3カ所の選定や作業に動員する職員のリストなどを作成。農場近くを通る町道の一部閉鎖などについて県と協議した。

 同町農政畜産課の田中博幸係長は「実際に発生すれば(殺処分した家畜の)埋却地の確保やマスコミ対応、町民への説明などさらに多くの職員がかかわることになり、人の動き方が難しくなると感じた。役場内での役割分担と合わせて、JAや県など関係機関との連携も深めていきたい」と話していた。

 県家畜防疫対策室の岩﨑充祐室長は「市町村で経験や職員数など条件が異なり、問題が浮き彫りになってくると思う。市町村の協力なしに防疫は成り立たないので、万全な対応が取れるよう演習を重ねたい」と述べた。

 16日は残る14市町村が参加する。県は2日間の演習で出た問題点などをまとめ、25日に副市町村長を集めて開く連絡会議で報告する。


家畜伝染病を想定 机上演習

口てい疫や鳥インフルエンザが発生したという想定で、宮崎県と県内のすべての市町村が連携し、感染拡大を防止するための机上演習が、2日間の日程で行われています。

この演習は、宮崎県で口てい疫や鳥インフルエンザの発生が相次いだことを受けて、万一、再発した場合の感染拡大を防止するため県が市町村との連携を強化しようと初めて行われているものです。

初日は12の市町村が参加し、このうち高原町では町内の大規模な農場で口てい疫に似た症状の牛が見つかったという想定で演習が行われました。

県から連絡を受けた町役場の農政畜産課では、およそ20人の職員が地図を見ながら農場の場所を調べ、消毒ポイントの位置や家畜の移動を制限する地域を確認しました。

また家畜の処分に必要な人員や機材、それに処分した家畜を埋める場所の確保などの手順を確認し、日高町長に報告しました。

演習には宮崎県の牧元副知事も視察に訪れ、日高町長から状況について説明を受けました。
農業団体や建設業協会が町に協力する対策会議の演習も行われ、提供できる人員や機材をどう配置するか話し合いました。

日高町長は、「町の職員と関係機関が一体となって、緊張感を持って演習を行うことができた。家畜伝染病の発生やまん延の防止は喫緊の課題で、万全の対策を取っていきたい」としています。

また牧元副知事は、「今回の演習で見えたさまざまな課題を検証し、今後の防疫態勢の強化につなげたい。家畜伝染病を2度と発生させないという強い気持ちで対応していく」としています。

この演習は、16日も残りの14の市町村が参加して行われ、宮崎県によりますと、家畜の伝染病でこうした大規模な演習が行われるのは全国でも初めてだということです。

11月15日 12時06分 NHK

防疫演習始まる きょうまで県内全市町村で実施 /宮崎 毎日新聞 2011年11月16日 地方版

 口蹄疫(こうていえき)や高病原性鳥インフルエンザの発生を想定した大規模な防疫演習が15日、始まった。16日まで県内全26市町村がそれぞれで実施し、マニュアルに基づく防疫対応の手順や初動態勢を確認する。

 演習は県が主催し、初日は12市町村が実施した。高原町は、町農政畜産課を中心に約40人が参加。町内の肥育牛農家の牛が口蹄疫に感染した疑いがあるとの想定で、机上演習を展開した。

 まず県から連絡を受けて対策本部を立ち上げ、消毒ポイント設置や通行止めにする路線などを割り出し、地図上に書き込んだ。さらに発生農家から1キロ以内にある畜産農家11戸の立ち入り調査、3キロ以内にある157戸の家畜移動自粛を設定。検体が陽性だった場合に備え、殺処分に必要な動員者のリストアップや重機の手配、埋却地選定などを進めた。

 町によると、町内の畜産農家は約500戸。これまで口蹄疫は発生していないが、昨年6月、隣接の都城市で発生した際には移動・搬出制限区域となった。このため、演習では町が10キロ以内の移動制限区域、10~20キロ以内の搬出制限区域となった場合も想定。対策本部会議を開き、演習の経過が次々に報告された。

 日高光浩町長は「常に緊張感を持ち、適切な防疫に当たりたい」。視察に訪れた牧元幸司副知事は「県や町の役割分担、家畜伝染病の発生経験のない市町村の初動態勢など課題を明確にして、防疫体制を確立したい」と話した。【重春次男】


全市町村で防疫演習

 県内の全26市町村を対象に、高病原性鳥インフルエンザや口蹄疫が発生した際の初動態勢や、県との連携などを確認する防疫演習が15日、各地で始まった。16日までで、実在する農場での発生を想定し、移動制限区域などを机上で設定する。県によると、全市町村が参加する防疫演習は全国で初めてという。(篠原太、麻生淳志)

 県内では、昨年から口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザなどの家畜伝染病が相次いで発生。県はこれまでの経験から「農家の事情や地理に詳しい市町村の協力なしに、十分な防疫作業はできない」と判断、全ての市町村が参加する防疫演習を企画した。

 15日は延岡市などの12市町村で口蹄疫を想定した机上演習が行われた。

 高原町は牛100頭以上を飼育する町内の農場で、口蹄疫に感染した疑いのある牛が見つかったとする想定で実施。県から一報を受けた町は、担当者が対象の農場を地図上に示し、農場につながる町道の封鎖や、消毒ポイント3か所の設置場所を決めた。

 農場を中心とする家畜の移動制限区域(半径10キロ)なども示し、隣接する広場を牛の埋却地に選定。半径1キロ以内の農家11戸への調査や、半径3キロ以内の157戸を対象に、家畜の移動自粛の要請なども検討した。

 日高光浩町長らが出席した対策本部会議では、参加者から「埋却地に至る途中に畜舎や大木などがあると重機が入れない。事前に現場の様子を知りたい」などの意見が出された。

 日高町長は「緊張感を持って対応できた。有事に備えたい」と振り返った。視察した牧元幸司副知事は「家畜伝染病を経験したかどうかで、自治体のノウハウに違いがある。県内全体の防疫強化に努めたい」と話していた。

 16日は、宮崎、都城市など14市町村で鳥インフルエンザや口蹄疫を想定した演習が行われる。県は今後、演習での各自治体の対応を精査し、自治体は自己評価して課題を検証するという。

(2011年11月16日 読売新聞)


全市町村で防疫演習 宮崎県、初動態勢など確認
2011年11月16日 02:12 カテゴリー:九州 > 宮崎

 家畜伝染病・口蹄(こうてい)疫や鳥インフルエンザの発生に備え、宮崎県内すべての自治体を対象にした初めての家畜防疫演習が15日から始まった。初日は高原町など12市町村で口蹄疫発生を想定した机上訓練が行われた。16日は宮崎市など14市町村で実施される。

 今年5月に県が定めた防疫マニュアルに沿った演習で、より実態に沿ったものにするため、いずれも実在の農場から感染した家畜が見つかったとの想定で行われた。高原町では県から「和牛肥育農家から口蹄疫に似た症状の牛が出た」と報告が入り訓練が始まった。

 一報を受けた町農政畜産課は日高光浩町長に報告後、庁内に対策本部を設置。発生農家から半径10キロの遮断ポイントや殺処分後の埋却地の確認、人員や重機の手配などの手順を確認した。訓練を視察した牧元幸司副知事は「万が一の発生時は、初動が最も大事。県と各自治体の連携を強化していきたい」と話していた。

=2011/11/16付 西日本新聞朝刊=


全市町村で防疫演習 宮崎、口蹄疫など想定
(2011 11/15 21:53) 南日本新聞

 宮崎県は15日、2日間の日程で、県内26市町村で口蹄(こうてい)疫か高病原性鳥インフルエンザのいずれかが発生したとの想定で机上防疫演習を始めた。全市町村対象の演習は全国初。

 高原町では、実在する肉用牛農家で口蹄疫の疑似患畜発生を想定して実施した。午前10時すぎ、県から発生連絡を受けた町は対策本部を置き、移動制限(発生農場から半径10キロ)や搬出制限(同10~20キロ)の区域設定、消毒ポイントの設置などに取り組んだ。

 発生農家に関する情報は直前まで町に知らされず、演習は本番さながらの雰囲気。町職員は県の防疫マニュアルに基づき、口蹄疫の確定から24時間以内で殺処分できるよう、人員の手配や関係機関との連絡に追われた。


口蹄疫、鳥インフル…万一を想定し全県防疫演習

日本農業新聞 2011年11月16日付転載(改行等加えた)

 第2回県家畜防疫演習が15日、2日間の日程で全26市町村で始まった。口蹄疫の発生を想定したのは日南市など18市町村、高病原性鳥インフルエンザの想定は宮崎市など8市町となっている。

 15日の演習は日南市など12市町村が口蹄疫の発生を想定した。県庁の防疫対策本部とのやりとりは高原町対策本部。午前10時過ぎ、同本部から同町に「口蹄疫の疑い家畜が出た」との都城家畜保健衛生所からの報告を電話してスタート。県家畜・口蹄疫復興対策局の約30人が移動制限・消毒ポイント、焼却支援など6班に分かれて対応した。

 高原町では
①移動・搬出制限区域設定
②消毒ポイント設置場所の調整
③移動制限対象の農場確認
④移動者のリストアップ
⑤町対策会議開催―
―など、県や町の防疫マニュアルに従って実務作業を行った。

 16日は高病原性鳥インフルエンザを8市町、口蹄疫を6市町村がそれぞれ想定して行う。

口蹄疫・来年の子牛せり日程決まる。正常化まで3年。

宮崎県の子牛せり 来年1月は3市場      12年の日程決まる 正常化まで3年

日本農業新聞 2011年11月9日付転載(改行等加えた)

 県内7家畜市場の役員でつくる県郡畜産連合会議は11月、12月の子牛せり市日程の一部変更と2012年日程を決めた。

 昨年の口蹄疫での人工授精自粛、解禁で「繁殖サイクル」が狂っているため、今年11月、12月から来年5月までは例年に比べて日程増減が続いている。この狂いが平準化されるまでには約3年かかりそうだ。

 11月は9、10日の延岡を皮切りに宮崎、児湯、高千穂、串間、都城の6市場で開催のはずだったが、高千穂を12月に繰り延べ。同月は小林、都城を加えて3市場になる。

 人工授精自粛の減少影響は来年1、2月まで続くため、1月は児湯、宮崎、都城の3市場、2月は児湯を除く6市場で、都城は中、下旬の2回となる。

 12月から3カ月間は入場頭数を確保するため「前倒し出荷」で調整される。
しかし、生産者には子牛が小さいことなどから不安が募っている。

 逆に人工授精解禁後の増加影響は3、4、5月に出ている。
3月は7市場だが、小林は上、中旬の2回。
4月は例年と同じ都城、宮崎、小林の3市場だが、小林、都城は3、4月の入場数が昨年よりも大幅に増えている。
5月は全7市場で開催され、平年を上回っている。

 口蹄疫が発生していなかった09年の年間入場数は7万8000頭(売却数6万6000頭)だった。
しかし、口蹄疫発生の昨年、経営再建が6割にしか達していない今年は入場数が少ない。

12年の年間予定入場数も少なく、5万9000頭しか予定されていない。


※県の方でも対策を


子牛価格安定で補助へ

去年の口てい疫の影響で、宮崎県の家畜市場で来月から子牛の出荷が極端に少なくなる問題で、県は出荷に適した成長段階より早く子牛を出荷し安定供給に協力した農家に、損失額の4分の3を国とともに補助する方針を固めたことがわかりました。

この問題は、去年、口てい疫の感染を防ぐため、宮崎県が牛の繁殖農家に対して、一時、人工授精を禁止したり自粛を求めたりしたもので、その結果、県内の家畜市場では、来月から3か月間、子牛の出荷が極端に少なくなると見られています。

県は子牛の出荷量が安定しないと価格の乱高下や市場からの客離れが懸念されるため、農家に出荷に適した成長段階より早く子牛を出荷し、安定供給に協力するよう呼びかけています

しかし、成長が十分でない子牛は価格が安くなってしまうおそれがあることから県は協力した農家をどう支援するか検討を進めています。

関係者によりますと、県はこれまでの検討の結果、1頭の子牛の県内の市場価格の1か月の平均が40万円を下回った場合、もともと国が補助の基準としている38万円を上回っていても、差額の2万円の範囲で損失額の4分の3を国とともに補助する方針を固めたということです。

県はこの補助を来年1月から実施するとともに、県外からセリに参加した購買者が子牛を輸送する費用の一部も補助する方針で、関連の予算案を今月開会する予定の定例議会に提出することにしています。

県の担当者は、「出荷頭数が激減した後は、逆に一気に増えることが予想される。出荷頭数を平準化することで、価格を安定させ市場からの客離れを防ぎたい」としています。

11月16日 18時24分 NHKローカル


※18日に県の方針が固まり25日開会の県議会に予算案を提出。
 詳しい内容は後日。


※独り言
 ウチも、とうとう他所で子牛を買うことになりそうです。
 買わないと2年後に出荷する牛がいなくなるし、仕方あるまい。

2011/11/18

PAPO(パポ社)牛のフィギア

このところニュースが多くて、ブログの内容もそんなんばっかり。
ちょいと息抜きに・・・

フランス、PAPO(パポ社)のFarm Animalsシリーズです。
まずは子牛のフィギアから買ってみました。

子牛、たまらん(* ̄ー ̄*)

Photo_2

▲シンメンタール(Simmental)

スイス西部のシンメンタール谷が原産で、アルプス山岳地帯や、比較的平坦で経営面積の大きい地方で多く飼われている。

ヨーロッパ牛の中では最大級の大型牛。シンメンタールの呼称はイギリス、アメリカ、スイスが主体。

毛色は淡黄褐または赤褐白斑、白面斑で、有角。

国によって肉用種としているところと、乳用種にしているところがあり、前者は肉付きが良く、尻が丸くなってる。乳房は体のわりに小さく、垂れ気味で、乳頭は全体として下に尖ったようになっている。

明治時代に褐毛和種を作るのに使われた。

Photo_3

▲リムーザン(Limousine)

フランス中部リモージュ(リムーザン)地方の在来役牛を改良し、1886年に役肉兼用種として成立。

毛色は赤褐色~暗褐色で花や目の周りなどが淡色で有角。胴長で体積は豊富だが、脚は短い。

肉質に優れており、肉用牛の赤肉生産能力の向上に利用されている。

フランス中部、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアで肉生産に利用。日本にも導入されている。

Photo_4

▲ちょっとだけ生えた角もかわいい ヽ(´▽`)/

リムーザンはアメリカではリムジンとも呼ぶようです。
(アメリカで農場研修をしていたシャチョー談)

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忠富士の偽装冷凍精液証明書見つかる。管理システム強化へ。

県種牛 偽装冷凍精液証明書見つかる 11月14日 18時00分 MRT

 偽造された県の種牛の冷凍精液証明書が、県外で見つかったことが分かりました。
詳しい状況は分かっていませんが、県は、再発防止のため、冷凍精液の管理体制を強化することにしています。

 県によりますと、今年6月、人工授精用の精液ストローに添付される証明書2通について「本物と異なるものが見つかった」との情報提供が県外から寄せられました。

県で調べた結果、証明書は、種牛「忠富士」の2006年の冷凍精液として偽造されたものであることが分かりましたが、誰がどんな目的で証明書を偽造したのか、詳しい状況は把握できていません。

こうした事態を受け、県では、冷凍精液の管理体制を強化するため、スマートフォンを使って冷凍精液の在庫や利用状況をリアルタイムで確認できるシステムを、今年度中からスタートすることになりました。

冷凍精液をめぐっては、2006年と2007年に、高原町の県畜産試験場から精液ストロー140本余りが盗まれる事件も起きていて、管理体制の強化が課題となっています。

種雄牛証明書偽造情報で管理強化 2011年11月14日 UMK

県の種牛を巡り、精液証明書が偽造されていたことがわかりました。

県によりますと、今年6月、種牛の精液証明書の偽造について情報があり、調べたところ、家畜改良事業団が発行している証明書とは違うことがわかりました。

県では、凍結精液の管理強化策として家畜の人工授精師に対し、配布された精液の利用状況についてスマートフォンでの入力を義務付けます。

県では、これにより、精液の管理状況を家畜改良事業団がリアルタイムで把握できると説明しています。


人気の県有種雄牛「忠富士」 県外で偽造精液証明書

宮崎日日新聞 2011年11月15日付転載(改行等加えた)

 県は14日、全国で人気が高い県有種雄牛「忠富士」の冷凍精液ストローに添付する偽造精液証明書2枚が県外で見つかったと発表した。
県有種雄牛の精液は業界の申し合わせで原則、県外には売却できないことになっている。

 県畜産・口蹄疫復興対策局によると、今年6月、県内の畜産関係者から「県外で忠富士の偽造精液証明書2枚を見つけた」との電話が同局に寄せられた。同局がこの証明書の写真を入手して調べたところ、証明書の発行年は2006年と記されていたが、記載内容と添付されたバーコード情報に食い違いが見つかり、偽物と判断
偽造した人物や時期、目的などの特定には至らなかったという。

 県種雄牛をめぐっては、1991年、人工授精師が人気種牛だった「隆美」の精液証明書を偽造し、偽造証明書付きストローが出回った。


和牛精液証明の管理強化 システム構築へ 宮崎県

日本農業新聞 2011年11月18日付転載(改行等加えた)

 県は、所有する種雄牛「忠富士」の精液証明書2通が偽造されていたことから、「県有種雄牛凍結精液利用報告システム」を構築し、管理強化策を打ち出した。

 偽造の証明書が見つかったのは6月。県外で見つけたとの情報があり、県家畜・口蹄疫復興対策局で調査したところ、偽造されたものと分かった。

 同局が構築したシステムは、凍結精液の製造・配布団体・人工授精師の需給情報を通信で一元化する仕組み。

 人工授精師にスマートフォン(多機能携帯電話)を貸与して、リアルタイムで利用や在庫状況を報告してもらう。

 精液証明書についても、製造元の県家畜改良事業団(高鍋町)で「採取年月日」を記載するように改善することにしている。


種牛精液販売、会員以外にも 管理システムも見直し
2011年11月16日 02:12 カテゴリー:九州 > 宮崎

 家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)からの復興に取り組む宮崎県は、県有種牛5頭の精液の販売先について、県内の家畜改良協会員に限定していたのを見直し、会員以外の人工授精師にも販売する。公正取引委員会から独禁法に抵触する可能性を口頭注意されたことなどを受けて改めた。来年度から実施する。

 精液は、県家畜改良事業団(高鍋町)が種牛を一元管理して生産している。宮崎ブランド牛を支える「県民の財産」が県外に流出するのを防ごうと、会員だけに販売し、県内農家に限って種付けしてきた。しかし、公取委は2009年、協会が県外産精液を扱う人工授精師の入会を認めていない点を注意していた。今後は会員約130人に加えて約100人が購入できるようになる。

 今回の見直しに合わせて県は、精液の管理強化のためインターネットを使った在庫管理システムを導入した。人工授精師はこれまで使用済みの数を事業団に報告していたが、未使用や廃棄分、譲渡の履歴は把握されておらず、管理の甘さが指摘されていた。

=2011/11/16付 西日本新聞朝刊=

宮崎県・家畜改良協会外にも県有種雄牛精液ストロー配布へ

県・種牛の冷凍精液利用門戸開放へ 2011年11月14日 UMK

宮崎県は、家畜改良協会に所属する家畜人工授精師に限定してきた種牛の冷凍精液の配布を来年度以降、協会以外の受精師にも広げることにしました。

これは、家畜改良協会に所属しない人工授精師にも種牛の冷凍精液の配布を求める声があがり、独占禁止法に抵触する可能性も指摘されていたためです。

今後は、協会員以外で人工授精所を開設している人や自家授精を行う肉用牛経営者にも配布します。

一方、県では、種牛作りについて、新たに配布を受ける人にも試験交配などの協力を求めることにしています。

県有種雄牛精液ストロー 家畜改良協会外も配布        独禁法抵触恐れ県変更  流通管理強化へ

宮崎日日新聞 2011年11月15日付転載(改行等加えた)

 県は14日、県内の八つの家畜改良協会に所属する家畜人工授精師に限定配布していた県有種雄牛の冷凍精液ストローを、会員以外にも配布すると発表した。

 約40年間、県産和牛ブランド確立のために配布を制限していたが、独禁法に触れる可能性があるとの公正取引委員会の注意を受けて、方針を変更。今後、具体的な配布基準を作成し、ストローの配布開始時期は2012年度になるという。同時にストロー・精液証明書の管理体制を強化する。

 県畜産・口蹄疫復興対策局によると、ストロー配布に関連し、09年に公取委から県内のある地域の人工授精師協会の入会制限について「独禁法に抵触する可能性がある」と口頭で注意を受けた。

 家畜改良協会の会員は家畜人工授精師協会員とほぼ重なるため、同局は家畜改良協会員に加え、新たに家畜人工授精所を開いている授精師や授精師免許を持っている肉用牛経営者にもストローを配布する方針に変更。

 新たな対象者には、本県産牛のブランド維持と県家畜改良事業団(高鍋町)の試験交配に協力を要請、配布するストローの種類も検討する。

 県有種雄牛ストローは法律的に県外流出は防げられないが、業界内で県内使用を申し合わせてきた。新方針でも、県内での使用を最優先し、他の授精師に譲渡しないよう求める方針という。
来年度は年間約13万本を配る予定で、授精師の利用状況や繁殖牛飼養頭数などを勘案して配布する。

 同局によると、家畜改良協会に所属する人工授精師は約130人で、新たな対象者は約270人。県内に県有種雄牛ストローがとどまることで、高い子牛価格を維持できた背景もある。
配布対象の拡大が県外流出につながる懸念も指摘されるが、同局の永山英也局長は「管理態勢をより一層、強化する。県産牛の精液ストローの本数と県内の使用状況を勘案すると県外に出す余裕はない」としている。

 県外流出をできるだけ防ぎ、これまでの精液証明書の偽造事件なども踏まえ、県は「県有種雄牛凍結精液利用報告システム」を構築。
精液ストローの製造、配布団体、人工授精師間での需要情報を常時通信・一元化するシステム
精液ストローを配布された家畜改良協会は利用・在庫状況などを入力、人工授精師はスマートフォン(多機能携帯電話)を貸与され、授精したときや損傷した場合に情報を入力する。一部の地域で年度内の稼働を予定している。

 県は1973(昭和48)年の県家畜改良事業団の創設に合わせ、8地域の家畜改良協会でばらばらだった種雄牛づくりを一本化。
その後、全県挙げた産地づくりを目指し、協会員に配布を限定していた。


県種雄牛精液配布拡大 「県外流出防いで」
     「当然のこと」歓迎の声も

宮崎日日新聞 2011年11月15日付転載(改行等加えた)

 「経費が減る」「県外流出を防ぐため管理態勢の強化を」―。これまで家畜改良協会員のみに限っていた県有種雄牛の冷凍精液ストロー配布先。
県が協会員以外にも認める方針を打ち出した14日、民間種雄牛業者や協会に所属しない授精師などからは歓迎の声が聞かれた一方、配布先を広げることで管理が行き届かなくなる不安から「県外流出をさせないために管理をしっかりしてほしい」との意見も聞かれた。

 家畜改良協会に入るための株券を持たず県が持つ種雄牛の精液を一切扱うことができなかったという県内の30代男性人工授精師も「新規参入を阻まれてきたが、これからは技術力がある人だけが生き残るような競争が生まれる」と歓迎。

 家畜人工授精師の資格を持ちながら協会に入っていないため別の授精師に依頼していたという都城市山田町の繁殖農家乙守孝志さん(33)は「自家受精できれば年間200万円ほどの技術費が浮く」とメリットを指摘する。

 「当然のことを県はやっていなかった」としたのは、県内唯一の民間種雄牛業者で公正取引委員会に県家畜改良事業団の調査を訴えるなどしてきた高鍋町南高鍋の薦田長久さん(73)。昨年の口蹄疫で殺処分された県有種雄牛「忠富士」の父が鹿児島県の種雄牛「平茂勝」だったことを挙げ「種雄牛は広く使って改良に貢献するのが当たり前」と話す。

 配布対象が広がることで、原則的に県内農家のみ利用できた貴重な精液が県外に流出する懸念も根強い。家畜改良協会に所属する授精師歴50年の三股町樺山、下西幸和さん(67)は「もし流出すれば全国に宮崎の種が出回ることになり、県外からの和牛購買者が減って農家が困る。(精液の配布先拡大は)これまでつくり上げたブランドにとってマイナスだと思う」と話す。

 宮崎市清武町の繁殖農家落合博美さん(41)は、県が強化する方針を打ち出している精液の管理態勢について「現場を知る農家の代表も参加したより万全なものにするべきだ」と提言する。また「精液が流出して県外で宮崎牛がつくられるのは駄目だが、口蹄疫による県有種雄牛の減少や環太平洋連携協定(TPP)を考えると、良い系統をつくるためには県外と精液を融通し合う事も必要ではないか」と先を見据えた。


宮崎県 牛精液の供給広く 来年度 家畜改良協会外も

日本農業新聞2011年11月17日付転載(改行等加えた)

 宮崎県は14日、高鍋町の県家畜改良事業団の県有種雄牛凍結精液を、2012年度から8地域家畜改良協会所属の人工授精師以外にも配布することを発表した。

 同協会所属の人工授精師は約130人だが、新措置で人工授精師免許を持って自家受精を行う肉用牛経営者ら約270人にも新たに供給される。

 昨年の口蹄疫発生で種雄牛も殺処分され、現在は県有種雄牛が5頭、待機牛も14頭しかいないことなどから、供給の門戸を開くことで新規種雄牛の能力を検定するための試験交配などで協力してもらうことも考えている。

 今回の措置は、現在の運用が公正取引委員会から独占禁止法違反の恐れを指摘されたため。

 県が1973年に同事業団を発足させたのは、これまでばらばらだった種雄牛づくりを集中的に育成、管理することで「宮崎牛」のブランド確立を目指すためだった。血統を重視し、地域家畜改良協会所属の人工授精師たちだけに限定供給されてきた。
所属以外の人工授精師にはその門戸は閉ざされていたが、2009年に公取委がこのような措置が独禁法違反の恐れがあると口頭で県に注意した。

 県家畜・口蹄疫復興対策局では年間13万本の凍結精液ストローの12年度配分について、人工授精師の利用状況や繁殖雌牛の頭数などを見極めながら対応していく。

安愚楽牧場・消費者庁 監督不十分?

消費者庁の監督が不十分 自民・安愚楽牧場問題対策PT 日本農業新聞 (11月16日) http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=10750

 自民党は15日、消費者問題調査会安愚楽牧場問題対策プロジェクトチーム(PT)の第2回会合を開き、安愚楽牧場(栃木県)が破産に至った経過などを協議した。同牧場出資者の弁護団長を務める紀藤正樹弁護士は、消費者庁の監督が不十分だったと指摘した。

(以下転載・改行等加えた)

 紀藤弁護士によると、2009年に消費者庁ができ、和牛オーナー制度を行う同牧場の監督は農水省から同省に移った。

 しかし、同庁は牧場に経営報告を求めず、牧場の資金繰りが悪化しても、気付かなかったため、被害が拡大したと説明した。

 紀藤弁護士は「何のための消費者庁なのか」と厳しく追及。「オーナーへの配当金の支払いが遅れているのに、利率が高い商品を出し続けた安愚楽牧場と、監督官庁の消費者庁双方に問題がある」と指摘した。

 出資者救済の弁護団は全国に14あるが、預託農家救済の弁護団は一つしかないことについて紀藤弁護士は「現状は餌代が払われているので(弁護団の結成は)様子見の状態」と述べた。


安愚楽牧場問題 対応不備認める 消費者庁福嶋長官
日本農業新聞 (11月17日)
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=10777

 消費者庁の福嶋浩彦長官は16日、破産手続きに入った安愚楽牧場(栃木県)への対応で不備があった点を認めた。同牧場は2010年7月、預託法に基づき経営の定期報告を同庁に申し入れたが、同庁はこれを受け入れなかった。これが一因となり、同牧場の経営悪化を見逃し、被害が拡大したため、福嶋長官は「(定期報告を)受けるべきだった」と述べた。

(以下転載・改行等加えた)

 同牧場への対応では、農水省が09年1月、預託法に基づき牧場に立ち入り検査を実施。同省は会計上の不備を指摘し、同年3月と7月に定期的な報告を同牧場に指示した。
しかし、09年9月の消費者庁設立を受け、預託法の所管が農水省から消費者庁に移った

 同牧場からの報告を受けなかった理由について、福嶋長官は「会計上の問題点が改善され、事業全体として大きな問題はないと判断し、定期報告を受けなかった」と述べた。

 ただ、口蹄疫の発生など牛肉をめぐる問題が相次いで発生した中、同牧場の経営を監視する立場でありながら、資金繰りの悪化に気付かなかったことについて、福嶋長官は「消費者からの相談があまり寄せられていなかったため、立ち入り調査をしないといけないという判断にならなかった」と説明した。

 預託農家の救済は「農水省と連携しながら、消費者庁としてできることがあれば何らかの対応をしたい」と述べた。


安愚楽の報告「放置」 自民・上野氏の質問に山岡氏
(11月15日)下野新聞
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/national/news/20111115/660438

 自民党の上野通子参院議員は14日、参院消費者問題特別委員会で、破産手続きに入った「安愚楽牧場」問題への対応などについて、山岡賢次消費者問題担当相を追及した。

 上野氏は、消費者庁が同牧場に立ち入り調査していないことを問題だと指摘。自民党政権下の2009年2月に、農林水産省が預託法に基づき立ち入り調査をしたことを挙げ、「消費者を守る消費者庁であるなら、積極的に立ち入り調査をすべきだった」と迫った。

 山岡氏は「昨年夏に安愚楽牧場から預託法順守状況について報告があったが、必要な場合には話を聞くということでとどめていた。きちんと聞くべきだった」と答弁した。

 さらに上野氏は、10年7月に安愚楽牧場側が行った消費者庁への報告について、「報告を放置した事実はあるか」とさらに追及。山岡氏は「申し出があったが、こちらから問い合わせをすると答えたまま、その後進んでいないと最近報告を受けた。もっと進めるべきだった」と、事実上放置状態になっていたことを認めた。

消費者庁の「放置」に批判 安愚楽問題で自民PT (11月16日)下野新聞 http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20111115/660846  自民党の消費者問題調査会安愚楽牧場問題対策プロジェクトチーム(PT)が15日、同党本部で開かれ、消費者庁や農林水産省、全国安愚楽牧場被害対策弁護団など関係者ヒアリングを行った。安愚楽牧場からの預託法順守状況の報告を、消費者庁が事実上放置状態にしていた問題で批判の声が上がった。

 安愚楽牧場への対応について農水省は2009年1月、預託法に基づき初の立ち入り検査を実施し、貸倒引当金などが計上されていないことや監査体制の改善を指摘。同3月には財務状況などの定期的な報告を指示した。

 同9月に事務や資料を引き継いだ消費者庁は、10年7月ごろに安愚楽牧場20+ 件から定期報告の連絡があったが、報告を受けなかった。同庁は「09年7月の段階で引当金不記載の不備は改善されたと確認されていて、農水省から『おおむね問題はない』と引き継いでいる」と説明。一方、農水省は「監査体制の整備について引き続き定期報告を指示している旨を消費者庁に伝えた。『問題ない』という引き継ぎをしたとは聞いていない」と指摘するなど、省庁間で認識の違いが明らかになった。

 同弁護団長の紀藤正樹弁護士は「10年7月ごろは口蹄疫の問題があった時期で、報告を受けなかったのは失策に近い。不作為どころか作為による被害の放置だ」と強調した。


※メモ

先日、日経に書かれた記事(農水省が安愚楽牧場に対して会計上の不備があったとし、定期的に報告を求めた件)に関係するニュース。
やはり農業新聞と地元紙は詳しく書かれている。

関連:安愚楽牧場・日経「09年には実質債務超過」
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/11/post-c134.html
(この記事中のリンク先は、会員にならなければ読めないようです。)

また、安愚楽牧場に関しては次のような記事も。
「二次被害」には、くれぐれもご注意を。


「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)
2011年11月16日 02:01 カテゴリー:コラム > デスク日記
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/273471

 「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)。高利回りの和牛オーナー制度で手広く多額の金を集めながら行き詰まり、経営破綻したこの畜産会社の名前を耳にするたびに、昨年夏までデスクだった宮崎県で起きた家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」禍を思い出す。

 同社は宮崎に多くの直営牧場などを持ち、九州とも関わりが深い。口蹄疫禍では地元畜産関係者から厳しい目が向けられていた。政府の現地対策本部長を務めた山田正彦前農相が著書「実名小説 口蹄疫レクイエム 遠い夜明け」の中で、初発例として同社の牛に疑いを持っているのも、そうした地元事情を知っているからだろう。

 仮にそうで、牛を投資商品として扱った揚げ句にあの口蹄疫禍だったとすれば、被害を受けた多くの畜産農家はやりきれない。ただ、農林水産省の疫学調査チームは山田前農相とは別の見解を示している。真相は? 心の霧は晴れない。(橋本洋)

=2011/11/16付 西日本新聞朝刊=


安愚楽牧場で「二次被害」 国民生活センターに相談例
2011/11/14 19:04 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201111/CN2011111401000654.html

 和牛オーナー制度が行き詰まり経営破綻した畜産会社「安愚楽牧場20+ 件」(栃木県)について、国民生活センターは14日、出資した消費者に「被害を取り戻す」と別の金融商品の購入などを勧める「二次被害」の相談が寄せられているとして、注意を呼び掛けた。

 同センターによると、岐阜県の出資者は「安愚楽牧場20+ 件の所有する土地を手に入れ、太陽光発電所をつくるので、出資金の権利証を額面の4割で買い取る。その代わりファンドを購入してほしい」と持ち掛けられたという。

同センターは「公的機関が被害の救済を業者に依頼することはない。勧誘を受けた場合、すぐに相談してほしい」と助言している。


2011/11/17

口蹄疫・宮崎市で復興シンポジウム

再生へ課題、展望探る 宮崎市で口蹄疫復興シンポ

宮日 2011年11月09日

 口蹄疫被害からの復興の機運を高め、力強い再生に向かう本県の指針を考える「『いっぽ、いっぽ。宮崎』口蹄疫再生・復興シンポジウム」(宮崎日日新聞社、県、県口蹄疫復興財団主催、JAグループ宮崎後援、新宿みやざき館KONNE協力)は8日、宮崎市民プラザ・オルブライトホールで開いた。

 児湯地域を中心とした事例発表を基に、復興を進める上での課題や展望を探り、訪れた約400人が聞き入った。

 宮崎日日新聞社の町川安久社長は開会あいさつで「先日、東京で宮崎の牛や豚などの焼き肉大会を開き、宮崎の香りを立ち上らせて復興をアピールした。『いっぽ、いっぽ。』は、口蹄疫の経験や教訓を後世に伝えるプロジェクト」と同シンポジウムの意義を説明した。

 青森大社会学部の見城美枝子教授は「食は信頼から」と題して記念講演。福島第1原発事故と口蹄疫に共通する風評被害を例に挙げ、リスクについて生産者と消費者が情報を共有し、正しい分析・評価に基づいて行動することの重要性を訴えた。

 クロストーク「宮崎、復興のいま~大きな一歩にかける思い」では、高鍋農業高や県立農業大学校の学生、畜産農家、商工業関係者、NPO法人のメンバーらが復興の取組について事例発表。アドバイザーの見城教授、河野知事と意見を交わした。

 養豚会社「共同ファーム」(川南町)の日高義暢社長は「国民と生産者の考えにはギャップがある。餌代が上がっているのに豚価は下がっている。しかし、口蹄疫では全国からの応援を感じた。人の思いと市場にギャップがある」と、食と農業に対する消費者の意識や流通の在り方を課題として提示。

 宮崎大産業動物防疫リサーチセンターの三澤尚明副センター長は「口蹄疫と鳥インフルエンザが同時に発生したのは宮崎だけ。そこで得たノウハウなど多くの財産を再発防止に役立てたい」と誓った。

 河野知事は「6次産業化や耕畜のバランスのとれた経営など、可能性を広げる取り組みが聞けた。若い人の『明日の宮崎の畜産は任せてください』という力強いメッセージにも希望の光を感じた」と語り、復興と再生に手応えを得ていた。


口蹄疫:宮崎でシンポ、将来展望語る /宮崎
毎日新聞 2011年11月9日 地方版

 口蹄疫(こうていえき)からの再生・復興へ向けたシンポジウムが8日、宮崎市民プラザであり、経営を再開した被害農家などが現状や将来展望を語った。

 宮崎日日新聞社や県などが主催した口蹄疫復興応援プロジェクト「いっぽ、いっぽ。宮崎」の催し。約400人が参加した。

 農家など7人による意見発表で、川南町の養豚農家、日高義暢さんは、豚の殺処分を経ての経営再開について「もう命を無駄にしたくない。東日本大震災もあり、宮崎から立ち上がるところを見せたい」と心境を語った。独自ブランド「まるみ豚(とん)」のハンバーガー販売も再開したという。

 また、新富町の礒部辰則さんは現在、繁殖牛と野菜生産のバランスのとれた農業に取り組んでいる。牛に与える飼料用稲の栽培など「循環型農業で自己完結させたい」と力を込めた。【石田宗久】

口蹄疫再生シンポに400人

 県内に甚大な被害をもたらした口蹄疫からの再生を考える「口蹄疫再生・復興シンポジウム」が8日、宮崎市の市民プラザで開かれ、家畜を殺処分された農家や、畜産を学ぶ農業高校の生徒らが、復興に懸ける意気込みなどを語った。

(関屋洋平)

 口蹄疫ですべての牛や豚を殺処分された児湯郡で、畜産経営が再開されて1年の節目を迎えたことから、再生・復興に向かう機運を高めようと、県などが主催、約400人の市民が来場した。

 冒頭、河野知事は「(被害農家のうち)経営再開にこぎ着けたのは五十数%。県の農業生産の6割を占める畜産を立ち上がらせることが本県の大きな力になる」とあいさつ。青森大教授の見城美枝子さんが「食は信頼から」と題して講演し、「口蹄疫の際に宮崎は殺処分などの防疫措置を徹底的にやったため、消費者の信頼を取り戻すことができた」などと話した。

 被害農家や高鍋農業高の生徒らが、復興に懸ける思いや現在の取り組みなどを報告。見城さんや河野知事らを交えた意見交換もあった。

 高鍋農業高畜産科2年の松下あゆ美さんは、口蹄疫の後、学校で育て始めた雌牛が出産するまでの過程を映像で紹介。「命の大きさに感動した。残り1年で畜産の仕事をしっかり学びたい」と話した。

 ブランド豚「まるみ豚」の育成を手掛ける協同ファーム(川南町)の日高義暢社長は「育てた豚が食べられて、人の生きる力になることを誇りに思っている。口蹄疫で犠牲になった豚の命を無駄にはできない」と復興に向けた決意を語った。

(2011年11月9日 読売新聞)


復興への歩み披露 宮崎でシンポ 防疫の重要性も確認
日本農業新聞2011年11月9日付転載

 口蹄疫復興をテーマにした「口蹄疫再生・復興シンポジウム」(宮崎日日新聞社、県主催、JAグループ宮崎後援)が8日、宮崎市民プラザ・オルブライトホールで開かれた。講演の後、クロストークで高鍋農業高校生や畜産、商工業などの7人が復興の歩みなどの事例を発表。JAグループ宮崎役職員、組合員ら約400人が参加し、復興の確信を確認した。

 クロストークで高鍋農高2年の松下あゆ美さんは同校のビデオ「口蹄疫終息から1年~希望の光誕生」を上映しながら、寄贈された和牛の飼育と出産、やる気、希望などを話した。県農業大学校1年の松元武蔵さんは「家畜防疫日本一を目指して 私がチャレンジしたい畜産」のタイトルで意見発表した。

 有限会社の社長2人が再開と6次産業化、畜産と耕種のバランス経営をそれぞれ実践報告。商工業では東児湯5町連絡協議会、特定非営利活動法人(NPO法人)の代表が食と農を結びつけた取り組み、人と人のつながりの再生などを訴えた。10月に新設されたばかりの宮崎大学産業動物防疫センターの三澤尚明副センター長が家畜防疫の強化と大学の役割について述べた。


2011/11/16

安愚楽牧場・湯浅商事に直営牧場売却

破綻の安愚楽牧場、湯浅商事に直営牧場売却へ
2011/11/16 14:24 日本経済新聞 電子版

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819490E3E4E2E2E18DE3E4E3E3E0E2E3E39790E0E2E2E2;n_cid=TW001

 
 8月に4330億円の負債を抱えて経営破綻した安愚楽牧場(栃木県那須塩原市)は16日までに全国約40カ所に持つ直営牧場を中堅の飼料商社、湯浅商事(名古屋市、湯浅薫社長)に売却、300カ所以上ある預託牧場の和牛は未払いの預託料と相殺する方式で契約農家に優先譲渡する方針を決めた。

 湯浅商事は牧場部門も持つ飼料販売会社で、破綻後の安愚楽牧場にも飼料供給を続けている。同社は各地の取引先などに牧場を再譲渡するものとみられる。

 安愚楽牧場は民事再生手続きによる資産処分を計画していたが、東京地裁が今月8日に同手続きの廃止を決定。渡辺顕弁護士を保全管理人に任命し、破産処分への移行を準備している。

 同牧場では破綻後も直営牧場や契約農家の牧場で継続管理している約13万頭の和牛の飼料代が大きな重荷になり、和牛の栄養状態の悪化や投資家など債権者への配当財源の流出が懸念されていた。

【関連記事・情報】

※メモ・独り言

・約40カ所の直営牧場は湯浅商事に売却

・300カ所以上の預託農家の牛は未払いの預託料と相殺する方式で契約農家へ優先的に譲渡

湯浅商事は安愚楽牧場の一般債権(取引業者)では最大(約12億円)の債権者である。
この会社に関しては安愚楽をめぐり色々な話を聞いていたので、いずれは名前が挙がってくるとは思っていたが、まさか直営農場全部を買い取るとは予想外だった。

預託料と相殺されるという形なら、預託農家に牛だけは残るわけだが・・・

繁殖牛農家なら、現在種付けは行われておらず、今から人工授精するにしても、子牛が生まれセリにかけられるまで約2年、餌代・人件費はかかるが無収入。

肥育農家にしても、今まで安愚楽が行っていた出荷を 自分で出荷先を探すところから始めなければならない。直ぐに出荷できる牛がいればまだましだが、出荷適齢期になるまでの期間は、やはり収入が途絶える。

また、農家の中には既に安愚楽が牛を引き上げた所もあるようで、いずれにしてもこれからまだまだ問題は長引きそうだ。


次回の小林市場の子牛競り市名簿に久しぶりに安愚楽の牛が登場。
登場と言っても、今までも安愚楽の子牛が一般の農家に売るべく競り市にかけられたことは一度もない(少なくとも小林では)。
「評価」といって、実際にセリにかけられるわけではなく、子牛が「黒毛和種」と認知され証明されるのが目的。(だと思う)
名簿を見る限り、母牛も過去に小林子牛競り市などで購入された由緒正しい血統。
子牛も、あの「安愚楽○号」の血統は含まれていない。


※11月18日追記

安愚楽牧場のHPにおいて、管財人から「報道に事実と異なる内容が含まれている」との報告がなされている。

安愚楽牧場・宮崎県 安愚楽獣医師を行政指導2

安愚楽牧場:県が専属の獣医を指導 「抗生物質処方に問題」 /宮崎

毎日新聞 2011年11月15日 地方版 http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20111115ddlk45020612000c.html

 県は14日、破産手続きに移行予定の畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」専属の獣医師について、川南町にあった同社の農場の牛を十分に診察しないまま抗生物質を処方したのは「獣医師法上問題となる恐れがある」として文書で指導した。

 県によると、獣医師は昨年4月、農場の従業員から「牛1頭が風邪のような症状を示している」と報告を受けたが、十分な診察をしないまま、全725頭にペニシリンの投与を指示したという。同法は、獣医師が自ら診察せず医薬品を投与・処方することを禁じている。県は「適切な獣医療を実施すること」と指導。ただ「前例がないため、明確に法に触れるとは判断しておらず、現時点で告発は考えていない」とした。

 同農場を巡っては今年3月、口蹄疫(こうていえき)初期の通報遅れなどについて県が指導。また先月には農家2人が「獣医師免許のない従業員に投薬を指示した」などとして、この獣医師を獣医師法違反容疑で県警高鍋署に刑事告発した。【百武信幸】

安愚楽牧場獣医師に文書指導、十分診察せず薬指示
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20111115-OYS1T00148.htm

 宮崎県は14日、「安愚楽牧場」(栃木県那須塩原市)の男性獣医師が、宮崎県川南町の直営牧場で牛を十分に診察しないまま、従業員に医薬品の投与を指示したとして文書で指導した、と発表した。指導は11日付。

 県によると、獣医師法は「特別な変状」がある場合、獣医師は直接診察し、医薬品を処方する必要があると定めている。しかし獣医師は昨年4月17日、牛の風邪のような症状について、従業員からの電話で聞き取っただけで医薬品の投与を指示。従業員が全725頭にペニシリンを投与した。

 昨年の口蹄疫で、この農場は感染7例目となり、全ての牛が殺処分された。家畜保健衛生所への報告が遅れたとして、宮崎県は今年3月、同牧場に文書で厳重注意している。

(2011年11月15日 読売新聞)

「安愚楽」の獣医師指導 抗生物質処方に問題
宮日2011年11月14日
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=42001&catid=74

 昨年発生した口蹄疫で通報遅れを指摘された畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)の男性獣医師について、県は14日、十分な診察をしないまま、農場の牛725頭に抗生物質を処方したことは「獣医師法に照らして問題があった疑いがある」として文書で指導したと発表した。

 県畜産・口蹄疫復興対策局によると、男性獣医師は昨年4月17日、同社が経営する川南町の大規模肥育農場で牛に風邪のような症状を確認したにもかかわらず、十分な診察をしないまま農場従業員からの電話を聞いただけで、18~20日に農場の牛に抗生物質を処方した。

(以下15日付転載)

 同局は、牛725頭に抗生物質を投与するような事態は、獣医師法で診察をするべき「特別の変状」に当たるのではないかと指摘。「同法に照らして男性獣医師の行為は問題がある疑いがある」とし、同法を守ることを指導した。

 文書は11日付で送付。男性獣医師から12日に受け取ったと連絡があった。

 同牧場の獣医師については、川南町の畜産農家が10月、獣医師法違反の疑いで県警に告発状を提出。

 提出した畜産農家は「県の指導は妥当。むしろ遅いくらい。国の免許を持っている以上、獣医師には直接農家に足を運んで牛の状況を把握する責任がある。そうしなければ、家畜防疫の観点からも伝染病は防げない。と話している。

 同農場は県口蹄疫対策検証委員会が「通報遅れ」と指摘している。

2011/11/14

安愚楽牧場・宮崎県 安愚楽獣医師を行政指導

県 安愚楽獣医師を文書で指導

破産手続きへの移行が決まっている「安愚楽牧場」の川南町の農場の専属獣医師が、去年4月、牛を診察せずに薬を投与したのは、法律上、問題があるとして、宮崎県はこの獣医師に対して、法律を守るよう文書で指導しました。

文書による指導を受けたのは、栃木県に本社がある「安愚楽牧場」の男性の専属獣医師です。

宮崎県によりますとこの獣医師は、県内に15か所ある直営牧場を1人で担当していましたが、去年4月17日、川南町の農場に出向かず従業員に指示して、診察していない牛700頭余りに抗生物質などの薬を投与していたということです。

宮崎県はこうした行為が獣医師法上、問題があるとして、この獣医師に対して、今月11日付けで法律を守り、適切な診療を行うよう指導したということです。

「安愚楽牧場」は、去年、口てい疫への感染の疑われる牛が見つかったにもかかわらず通報が遅れたとして、ことし3月、宮崎県から文書による厳重注意を受けています。

宮崎県畜産・口蹄疫復興対策局の永山英也局長は、「獣医師法を遵守し、今後、適切に対応するよう改善してほしい」としています。

「安愚楽牧場」は経営が破たんして民事再生の手続きが進められていましたが、今月8日、会社の財産を直ちに処分する破産の手続きに移行することを明らかにしています。

11月14日 17時56分 NHKローカル

安愚楽牧場の獣医師を行政指導
11月14日 17時43分 MRT

http://mrt.jp/localnews/(1週間程度は動画が見られます)

 県は、去年の口蹄疫の際、安愚楽牧場の獣医師が十分な診察をしないまま牛に抗生物質を処方したとして、この獣医師を文書で指導しました。

(県の会見)「獣医師法を順守し、適切な獣医療を実施することという内容の文書指導を行いました」

 県によりますと、安愚楽牧場の獣医師は、口蹄疫が確認される前の去年4月17日、従業員から、「かぜのような症状の牛がいる」との報告を受けたにも関わらず、電話による聞き取りのみで十分な診察をしないまま、ペニシリンを投与するよう農場の従業員に指示したということです。

その後、この農場では、飼育する725頭、すべての牛にペニシリンが投与されました。獣医師法では、「自ら診察しないで医薬品の投与、もしくは処方をしてはならない」と定められていて、県では、この獣医師の行為が「獣医師法に照らして問題がある疑いがある」と判断。今月11日付けで、文書による指導を行いました。

口蹄疫7例目農場の獣医師を文書指導
2011年11月14日 UMK

去年の口蹄疫で県が指導です。

県は、発生7例目となる農場の獣医師に対し「獣医師法に照らして問題がある疑いがある」として、文書で指導しました。

今月11日付けで文書指導を受けたのは、口蹄疫の発生7例目、川南町の安愚楽牧場の男性獣医師です。

県によりますと、この獣医師は、去年4月17日、従業員から「農場に、風邪のような症状の牛がいる」との報告を受け、翌日から3日間、農場にいる全ての牛725頭に、ペニシリンを投与するよう指示しました。

獣医師法では、特別な状況がない場合を除いて獣医師自らが診察せずに医薬品を投与してはならないと定められています

しかし、県は、今回のケースは、特別な状況と判断すべきと見ています。

県畜産・口蹄疫復興対策局〜永山英也局長の話
「全頭ペニシリンを投与しなければならないような状況は、通常の獣医師であれば、家畜に特別な変状があると判断すべきではないか、そういう点で18条に照らして問題がある疑いがあると判断」。

今回のケースは、県の口蹄疫対策検証委員会で指摘され、指導はこれを踏まえました。

※今更感が拭えないのですが・・・
 先日、川南の農家(2人)が警察に告発状を提出したのに関係してるのか?
 (http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/10/post-fcf3.html

安愚楽牧場・八重山、北海道への影響(2011年11月)

安愚楽の破産手続き 「牧場経営が心配」、市内の預託牛関係者ら 
八重山毎日新聞オンライン  Category: 社会・経済

http://www.y-mainichi.co.jp/news/19679/

 民事再生手続き中の(株)安愚楽牧場(栃木県那須町)が東京地裁(鹿子木康裁判長)の同手続きの廃止決定を受け、破産手続きに移行する見通しとなった。預託牧場に波紋が広がっている。

 石垣市内の預託牧場の経営者は「預託料は今のところ、きちんと支払われているが、破産したらどうなるのか心配。牛だけ残されると、毎日のエサ代だけがかさんでいく」と不安げに話した。

 また、預託牛(母牛)について、安愚楽牧場本社から買い取ってほしいと依頼されているが、具体的な価格の提示はないという

 ある牧場関係者は「買い取る方向で考えているが、母牛更新がされていないので高齢母牛が多い」と難色を示す

 また「買い取っても子牛が生まれて出荷するまでに8カ月かかる。その間、収入がない。牛を引き取ってもらっても収入がない」と八方ふさがり状態だ。

 市内には預託牧場が7カ所あり、母牛約2100頭が預託されている。

未払い金回収に不安の声…安愚楽牧場破産へ

http://www.ehako.com/news/news2010a/3672_index_msg.shtml

 民事再生中の「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)が破産手続きへ移行することが決まったことを受け、道南の関係者からは未払い預託料の支払いについて不安の声が相次いだ。来年度以降、同社からの預託牛の受け入れはなくなる見込みで、公共牧場収入への影響を心配する声も出ている。

 道によると、道内には直営牧場8カ所、預託農家136戸に約6万5400頭が飼育されていて、道南では渡島管内に預託先牧場が3カ所、個別に牛を預かっている農家が1カ所あり、直営農場はない。

 関係者によると、12月上旬までに東京地裁に再生債権届出書を提出。破産法に基づき来年2月ごろに手続きが完了、各債権者に配当される見込み。預託料の未納分は八雲町が約346万円、北斗市が約490万円、JA新はこだてが約38万円。破産手続きに移行しても債務の弁済を続けることに変わりはなく、関係機関の債権回収作業も変化はない。

 八雲町育成牧場(熱田)で210頭を預かっていた町は「全額支払ってほしいという町の方針に変わりはない。牧場では、地元の乳牛を中心に預託頭数が増える傾向にあり、安愚楽の分が減っても大きな影響はないのでは」(農林課)とする。同町内で個別に牛を預かっている農家については「農家の意向を聞き、町としても何らかのアドバイスをしたい」と同課。

 今年から北斗市営牧場(村山)で527頭を飼育していた市は「安愚楽がなくなるので、来年度以降の牧場での預託を検討する余地がなくなった。牧場の収入面から見て、安愚楽に匹敵する大口を探す必要がある」(農政課)という。

 南渡島地区家畜育成牧場(木古内町幸連)で43頭を預かっていた同JAは「幸いにして未納額は少ないが、一円でも多く回収できるよう頑張る」(酪農畜産課)としている。

 同社の民事再生手続きは「清算型」を選んだため、破産手続きに移行しても牛や施設を売却した収入を弁済資金に充てる方針。

 道農政課は「道内への影響はまだ明らかではないが、引き続き預託農家や直営牧場について情報収集し、総合振興局・振興局、市町村とも連携し相談に応じていく」とする。

update 2011/11/10 09:41
提供 -- 函館新聞社

苫小牧市、放牧料56万円回収困難 安愚楽牧場破産
(苫小牧民報社 2011年 11/10)

http://www.tomamin.co.jp/2011t/t11111004.html

 経営破綻した安愚楽(あぐら)牧場(栃木県那須市)が破産手続きを開始する見通しとなり、苫小牧市は市営放牧場で受け入れていた和牛100頭の放牧料56万円の回収が困難になりそうだ。今後、市は一債権者として未収金を請求することになり、「優先順位を考えると、債権の回収は非常に難しいのでは」(市財政部)と頭を抱えている。

 未収金は7月と8月1日の放牧料金。市農林水産課は「9月の民事再生手続き開始後も、安愚楽牧場側から放牧料は優先的に支払うと説明を受けてきた」と言うが、いまだ支払いはない。破産手続きが始まると資産はすべて管理される。未収金は他の債権と同様に優先順位が決められ、支払われることになる。

 市は「管財人からの連絡を待つしかない」(市財政部)と状況を見守るが、仮に回収が困難な場合、不納欠損金とするなど「何らかの対応を検討する」としている。

新規種雄牛 早期造成急ぐ(宮崎県)

新規種雄牛 早期造成急ぐ     口蹄疫で宮崎県 3年後に15頭へ

日本農業新聞 2011年11月5日付転載(改行等含む)

 昨年の口蹄疫発生で県有種雄牛55頭のうち、50頭が殺処分されたことから、県は新規種雄牛の早期造成を急いでいる。

 2013年度には現在の教養種雄牛5頭を13頭に、14年度には15頭に増やす。

 産能力後代検定控えの待機牛も30頭まで増やし、同年度以降は計45頭体制を維持していく考えだ。

 新規種雄牛の早期造成は昨年度できた県種畜再生対策基金(15億円)を活用している。10月末現在、高鍋町の県家畜改良事業団種牛センターに供用牛3頭、待機牛11頭、高原町の産肉能力検定所に同2頭、同8頭がいる。

 県の計画では12年度は待機牛だけ10頭を増やして計39頭。13、14年度に供用種雄牛を増やし、待機牛と合わせてそれぞれ計45頭に持っていく。

 12年度からはリスク分散から西米良村内に同事業団分場を整備し、そこで計20頭、同事業団種牛センターで計25頭を飼養する。
 
 県では口蹄疫の際、一時避難させた西都市の尾八重牧場施設も、緊急避難施設として確保したままにする。

2011/11/13

口蹄疫・似た症状の牛の検体送付

口蹄疫に似た症状の牛 6月検査で「陰性」 2011年11月11日 asahi.com> マイタウン> 宮崎

   県西部の繁殖牛を飼育する農場で今年6月下旬、口蹄疫(こう・てい・えき)に似た症状の牛が見つかり、県が動物衛生研究所(動衛研)海外病研究施設に検体を送っていたことが10日、明らかになった。結局、口蹄疫ではなかった。県は「気軽に通報してもらい、症状の原因究明を積み重ねることが大事」と説明している。

 同日の家畜保健衛生業績発表会で、都城家畜保健衛生所の前田浩二副主幹が研究発表した。
  前田さんによると、6月26日、繁殖牛約300頭を飼育する農場の管理獣医師から、子牛の診断依頼があった。同じ牛舎の約20頭のうち、症状は1頭だけにしかなかったため、県は口蹄疫ではないと判断。しかし、その症状は、発熱があり、激しいよだれを流し、口の中に潰瘍(かい・よう)があるなど、口蹄疫に似た症状だった。このため、動衛研に検体を送った。検査結果は陰性とされた。

  その後、この牛は「牛ウイルス性下痢ウイルス」に感染していたことが判明。この病気は法定伝染病ではないが、消化器官に症状が広がり、最後は死んでしまうという。
  前田さんは「昨年は口蹄疫でなければそこで終わっていた。似た症状でも原因を究明することが、口蹄疫の見分けにもつながる」と話した。

  県の防疫マニュアルでは、口蹄疫を否定するための検体送付は、発表しない。同家保には今年4月以降、獣医師らから7件の診断依頼があり、2件の検体を動衛研に送付している。このうち1件は4月に陰性と確認された都城市の例だった。(中島健)

※メモ
6月下旬にも口蹄疫に似た症状の牛の検体が動物衛生研究所に送られていたとの記事。
記事内にもあるように「気軽に通報できる」環境を作っていくのが大事だと思われる。

口蹄疫・宮崎県内の防疫協定進む

防疫協定県全域へ 東臼杵地域が調印


 延岡、日向市と東臼杵郡の4町村は7日、口蹄疫や鳥インフルエンザなどの家畜伝染病の発生に備えて、情報の共有や職員の相互派遣などを盛り込んだ防疫協定を締結した。県内で5地域目で、近く西臼杵郡や、宮崎市と周辺町でも締結が予定されており、県内全域の市町村で協力関係が築かれることになる。(門岡裕介)

 県は「口蹄疫からの再生・復興方針」の工程表に、防疫業務の市町村間の協力について、協定の締結を盛り込み、県内各地の農林振興局ごとに協議が進められてきた。

 今回の協定書には、

〈1〉市町村の防疫マニュアルや担当者の氏名、連絡方法などの情報を共有化する

〈2〉家畜伝染病の発生状況や応援要請内容などを明確に伝える

〈3〉応援要請を受けた市町村は最大限の支援をする

〈4〉派遣された市町村職員は、発生市町村の指揮下で行動する

――などが明記されている。

 調印式には延岡、日向市のほか、門川、美郷町、諸塚、椎葉村の首長らが出席。県などが作製したDVDで、口蹄疫の発生から終息までを振り返った後、東臼杵農林振興局の楠原謙一局長が立会人となり、協定書に調印した。

 延岡市の首藤正治市長は「県との連携を深めながら、協定を実りあるものにしたい」と、封じ込めへの決意を述べた。

 中部農林振興局管内の宮崎市と国富、綾町は10日、防疫協定を締結する。西臼杵支庁管内の高千穂、日之影、五ヶ瀬町も近く、同様の協定を交わす予定。

 昨年の口蹄疫で、飼育していた牛を殺処分された日向市東郷町の畜産農家、谷口峰久さん(60)は「迅速な応援態勢が確立されると、蔓延(まんえん)のリスクは少なくなる。農家としては心強い」と歓迎していた。

(2011年11月8日 読売新聞)

県北6市町村が口蹄疫防疫協定 11月7日 17時05分 MRT

 延岡市と日向市、それに、東臼杵郡のあわせて6つの市町村が、口蹄疫など、家畜伝染病の発生に備えて、防疫協定を結びました。

 延岡市で行われた7日の調印式には、県北6市町村の関係者、約40人が出席。まず、去年の口蹄疫をまとめたDVDが上映されたあと、それぞれの市町村長が、協定に調印しました。

協定では、それぞれの地域で、口蹄疫や鳥インフルエンザが発生、または、発生するおそれがある場合、各市町村で情報を共有するとともに、職員の派遣や物資を提供。互いに連携しながら、円滑な防疫措置を取ることにしています。

(日向市・黒木健二市長)「一市町村だけでは対応できませんので、あれだけ拡大していきましたから、今回行われた対策は非常に適切と思います、喜んでます」

 口蹄疫などの家畜伝染病に備えて、隣接する自治体が協定を結ぶのは、県内では8例目となります。


相互応援協定:防疫強化、まん延防止を 東臼杵6市町村、口蹄疫対策で締結 /宮崎
毎日新聞 2011年11月8日 地方版

 延岡、日向、門川、美郷、椎葉、諸塚の東臼杵6市町村が7日、「口蹄疫等発生時の防疫業務等に関する東臼杵地域市町村間相互応援協定」を締結した。

 調印式には首藤正治・延岡市長ら6自治体代表と農協、家畜衛生保健所など関係者約40人が出席。立会人の楠原謙一・東臼杵農林振興局長は「協定を機に、防疫体制強化、まん延防止を進めたい」とあいさつした。

 自治体間の協定は、県が各農林振興局単位で主導し、東臼杵地区が5番目。【荒木勲】

宮崎県北6市町村 口蹄疫など防疫協定

日本農業新聞 2011年11月10日付転載

 延岡、日向市など県北⁶市町村は7日、口蹄疫などの発生に備えた防疫協定を締結した。人的な相互派遣などを盛り込み、地域ぐるみで防疫に当たっていく。県内自治体間では5例目。県境越えを含めると、8例目となる。

 6市町村は延岡、日向市、門川、美郷町、諸塚、椎葉村。協定では同地域で口蹄疫などが発生、または発生の恐れがある場合に6市町村が連携・協力して迅速で的確な防疫措置を取り、まん延防止を図っていく。このため防疫マニュアル、細かな連絡方法などの情報共有化や人的派遣の要請、派遣などを盛り込んだ。

 調印式は延岡市の県延岡総合庁舎であり、6市町村の首長らが出席し、県東臼杵農林振興局の楠原謙一局長が立会人となった。

※宮崎市・国富・綾町も協定、残る地域も今月中をめどに

宮崎など1市2町が防疫協定

宮崎市と周辺の2つの町が去年の口てい疫などを教訓に、家畜の伝染病の拡大を連携して防ぐための協定を結びました。

協定を結んだのは、宮崎市と国富町、それに綾町の1市2町で、それぞれの市長と町長が宮崎市役所で協定書に調印しました。

今回の協定は、県内で発生した口てい疫や鳥インフルエンザの被害を教訓に近隣の自治体が連携して家畜の伝染病の拡大を防ぐことが目的です。

中でも「情報の共有化」に重点が置かれ、口てい疫や鳥インフルエンザなどが発生した時に素早く連携できるよう、消毒の手順などを定めた防疫のマニュアルをあらかじめ自治体間で交換しておくとしています。

さらに、鳥や家畜の感染が疑われた段階から、場所や症状などの情報を共有するとしています。

家畜の伝染病の拡大を連携して防ぐための協定を結んだのは、これで県内23の市町村に上り、残る高千穂町と日之影町、それに五ヶ瀬町の3つも今月中をめどに協定を結ぶ予定です。

調印式に立ち会った宮崎県中部農林振興局の小八重雅裕局長は、「防疫対策には周辺の自治体との連携が欠かせないため、市町村どうしの連絡を密にして万が一の発生に備えてほしい」と話していました。

11月10日 19時00分 NHKローカル


宮崎市・国富町・綾町が防疫連携協定を調印
2011年11月10日 UMK

宮崎市、国富町、綾町は、口蹄疫や鳥インフルエンザなどが発生した際に、防疫業務を連携する協定を結びました。

調印式には、宮崎市の戸敷市長、国富町の河野町長、綾町の前田町長が出席し、防疫業務の協定書を取り交わしました。
1市2町は、去年、口蹄疫が発生した時も、感染を防ぐための防疫作業を行ないました。
今回の協定書でも、口蹄疫や鳥インフルエンザなどが発生した際の情報の共有化や、迅速な応援要請などの項目が盛り込まれ、さらに連携を図る内容になっています。

2011/11/10

安愚楽牧場・宮崎県内への影響 H23年11月

「安愚楽は無責任」 経営継続に不安 宮日 2011年11月09日

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=41890&catid=74&blogid=13&catid=74&blogid=13

 本県を含め全国で大規模農場を展開する安愚楽(あぐら)牧場(栃木県)の民事再生手続き廃止が決まった8日、県内の関係者の間に動揺が広がった。

 同社から預かった牛を飼育する預託農家は、預託料の支払いが一部滞っており「経営を続けることができるのか」と不安視。同社が経営に関わる小林市の観光地、コスモス牧場への影響も懸念されている。

 県内の同社の預託農家22戸を取りまとめる新富町新田の伊藤成年さん(51)は「安愚楽と預託契約をすることで経営が安定し、救われた農家もいるだけに残念。安愚楽に対する世間の評判はよくないが、口蹄疫後の対応など、預託農家には比較的親切だった」と肩を落とす。

 ただ、6月以降、農家に支払われる預託料の一部は未払いの状態が続く。「多くの預託農家は畜産経営を続けたい。そのためにも、きちんと預託料を受け取りたい」と伊藤さん。10月中旬に県内の預託農家で集まり、預託料が支払われるまで牛を手放さないことを確認し合ったという。

 小林市と同社などが出資する第三セクター「北きりしまリゾート牧場」運営のコスモス牧場への影響を与える恐れもある。

同市によると、同社などが市に支払う借地料は期限を過ぎても支払われていない。借地上にある直営牧場やレストランなどの施設の解体が必要になった場合、新たな費用が発生する可能性もあるという。

 同市の肥後正弘市長は「いまはまだちょっと信じることができず、コメントのしようがない。仮に破産手続きが始まった場合、第三セクターの運営と預託農家の問題は非常に難しくなる」と述べた。9日には関係課を集め対策会議を開く。

 県内の預託農場を統括する児湯第3牧場(高鍋町上江)は同日夕、入り口から見える牛舎は空のまま。事務所にいた男性は「申し訳ないが、何も話せない」と言葉少なだった。

 児湯郡内の元従業員女性は同社の状況に「無責任だ」と憤る。「会社の悪い評判が耳に入るようになり、辞めようとしても内部事情を知っているからか引き留められた。社員のメンタルケアもしてくれなかった。」と当時の不満を口にした。

 県外のある直営農場では同日、会社側から再生手続き廃止に関する説明があったという。県内から同牧場へ移動になった男性従業員は「畜産に携わりたいが、存続できるのか不安。今後の動きによっては、畜産をあきらめないといけない」と心境を語った。


安愚楽牧場が破産見通し・小林市が対策会議

2011年11月09日  UMK

今年8月、経営が破たんした安愚楽牧場について、民事再生手続きが廃止され、破産する見通しとなりました。

これを受け、安愚楽牧場との第3セクターがある小林市では、対策会議が開かれました。
対策会議には、肥後市長をはじめ幹部職員約10人が出席しました。

小林市内には、安愚楽牧場の預託農家が11戸ありますが、会議では、今年6月?8月分の預託料が支払われていないケースがあることや、小林市と安愚楽牧場などが出資する第3セクターが運営するコスモス牧場について、今年度の借地料、約137万円が、安愚楽牧場から支払われていないことが報告されました。

小林市では、今後、預託農家への対応やコスモス牧場の存続について協議することにしています。


安愚楽牧場預託農家の反応
2011年11月09日 UMK

一方、安愚楽牧場の預託農家の反応です。

新富町の肥育農家・伊藤成年さんは、安愚楽牧場の預託農家の会の会長です。
きのう夕方、安愚楽牧場から、民事再生手続き廃止の決定を知らせるFAXが届きました。

伊藤成年さんは、「預託農家同士の話では、未払いの預託料を取り戻そうということで、売却になっても牛は引渡ししませんよということで動こうということです」と話しています。

県内の預託農家では、安愚楽牧場に対し、今後の対応について、説明を求めていくことにしています。


安愚楽牧場破産へ 県内への影響は?
11月9日 18時57分 MRT

 県内への影響も懸念される安愚楽牧場のニュースです。経営破たんした安愚楽牧場は、再生手続きではなく破産手続きに移行する見通しとなりました。県内の直営牧場の牛は、今後、売却をめざす方針だということです。

 全国で和牛オーナー制度を展開してきた栃木県の安愚楽牧場。去年の口蹄疫や福島第一原発事故の影響で経営が悪化し、今年8月、民事再生法の適用を申請。

その後の調査で、資金繰りのひっ迫により早期に牧場と牛を売却しなければ、大量の牛が餓死する状況にあることが分かり、8日、東京地裁から、民事再生手続きの廃止決定を受けました。

県内にある安愚楽牧場の直営牧場は15か所。このうち児湯地区の12か所は去年の口蹄疫で牛が処分され、牛舎はカラの状態が続いています。

県内の直営牧場を統括する高鍋町の事務所には、9日も数人の従業員の姿がありました。県によりますと、西都市と小林市にある3か所の直営牧場では今年8月時点で、あわせて2000頭余りの牛が飼育されていました。

こうした直営牧場について安愚楽牧場の保全管理人は「牛や牧場の管理を当面継続しながら適宜、事業や資産を処分していく」としています。

(西都の直営牧場近くの住民)「餓死してそのまま放置しているわけにもいかないでしょうし、なんとかしてほしい」

影響は直営牧場だけではありません。安愚楽牧場から牛を預かって飼育し預託料を受け取っている預託農家は県内に22戸あります。再生手続きの廃止決定を受け、小林市の預託農家は・・・

(小林市の預託農家)「残念だけれども世の中の流れだから・・」

県内の預託農家には預託料の一部が支払われていないほか、牛の扱いも今後どうなるか不透明な状況です。

(小林市の預託農家)「覚悟してたことはしてたから予想のことが来たという感じで、あとはどう生きるかを兄弟や家族で話し合わないといけない」

一方、安愚楽牧場や小林市などが共同で運営しているコスモス牧場。
小林市ではこの問題をめぐり9日朝、緊急の対策会議を開催。弁護士と相談しながら今月18日に株主総会を開いて、対応を決めていく方針を確認しました。

(小林市・肥後正弘市長)「継続して観光地を守っていくという方策でいきたいなというふうには思ってます」

安愚楽牧場の破産手続きはおよそ1か月後に開始決定となる見通しです。


安愚楽牧場破産へ コスモス牧場重要 三セク出資小林市 「継続を目指す」

宮日 2011/11/10付転載(改行等加えた)

 和牛オーナー制度が行き詰った畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)の民事再生手続き廃止決定を受け、小林市は9日、市役所で対策会議を開いた。その後の記者会見で肥後正弘市長は、市内の預託農家の保護へ関係機関と協議を進めると説明。同社や市などが出資する第三セクターが運営を手掛けるコスモス牧場については「市の観光の重要地点の一つ。継続を目指したい」と述べた。18日の株主総会で存続へ向けた協議を行うという。

 会議は民事再生法の適用申請時に続き2回目で、冒頭を除いて非公開。

 肥後市長によると、市内11戸の預託農家については、JAこばやしと協議しながら対策を取ることを確認し、同社直営の2農場に対しては今後の推移を見守ることになった。

 コスモス牧場は旧市域では唯一のレジャー施設で、運営する第三セクター「北きりしまリゾート牧場」の株主は安愚楽牧場とその子会社、市、同JAの4者。現状では、今後の経営は市と同JAだけで当たらなければならない。

 このほか、同社と子会社が支払う借地料が期限後も未払いの状態。子会社運営のレストランが8月に閉鎖されたことが客足に影響するなど、施設の経営環境は厳しい。両社の出資金約2300万円の扱いなどを含め、施設存続の課題は多い。

 肥後市長は継続して観光地を守っていく方策を取っていきたい」と説明。株主総会で同JAと具体的な協議に入る考えを示した。


安愚楽出資の観光牧場、小林市が継続目指す
(2011年11月10日 読売新聞)宮崎版

http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/20111110-OYS1T00221.htm

市や安愚楽牧場などが出資するコスモス牧場
 東京地裁から民事再生手続きの廃止決定を受けた安愚楽牧場(栃木県那須塩原市)が、破産手続きに移ることが明らかになったことについて、県内の関係者に動揺が広がった。同社が出資する第3セクターがある小林市は9日、急きょ対策会議を開き、3セクが運営する観光施設「コスモス牧場」について、2013年度まで営業継続を目指す方針を決めた。

 小林市は1994年、安愚楽牧場などと3セク「北きりしまリゾート牧場」を設立、牛やウサギなどの動物と触れ合えるコスモス牧場(約10ヘクタール)の共同運営を始めた。出資比率は市が54・3%、安愚楽牧場21・3%、JAこばやし13・7%、安愚楽牧場の子会社「レストラン安愚楽北霧島」が10・7%で、割合に応じて牧場の借地料年間約433万円を負担している。

 しかし、安愚楽牧場の経営悪化が表面化した夏場以降、安愚楽牧場と子会社は借地料を滞納、計約137万円を市が肩代わりしている

 肥後正弘市長は、借地契約が14年3月で終わることに触れ、「コスモス牧場は重要な観光施設。少なくとも契約の残り期間は(営業)継続を目指したい」と話した。安愚楽牧場側の借地料は市側での負担も検討するという。

(2011年11月10日 読売新聞)


安愚楽牧場:出資のコスモス牧場、市長らが対策会議--小林 /宮崎
毎日新聞 2011年11月10日 地方版

http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20111110ddlk45020654000c.html

 和牛オーナー制度で出資会員を集めていた「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)の破産の可能性が高まったとして、安愚楽が出資する第三セクターの体験型観光施設「北きりしまリゾート牧場」(通称コスモス牧場)がある小林市が9日、市役所で対策会議を開いた。

 会議は、安愚楽の経営破たんが明らかになった8月に続き2回目。議長を務める肥後正弘市長ら10人が出席した。

 市によると、コスモス牧場には安愚楽と子会社の「レストラン安愚楽」、市、JAこばやしが出資し、市は株式54・3%を保有する。同牧場の敷地約10ヘクタールの借地料は4者で負担。年間約434万円のうち約275万円が安愚楽側の負担だが、今年度下半期分の約138万円は市が立て替えており、安愚楽側に督促中という。

 肥後市長は「できれば市の観光拠点として(コスモス牧場を)継続したい。新しい三セクでやるかどうか検討したい」と述べた。18日に定期株主総会が予定されている。【重春次男】

※コスモス牧場に関して

宮日10月15日の記事「安愚楽牧場が借地料を未納」では

肥後正弘市長は「再生に伴う手続きで支払い事務が遅れているかもしれない。契約を守って支払ってもらえることを信じている」と話している。

「信じている」とか、あんまりだろ、と思っていたのだが、8日の宮日の取材に対しても

「いまはまだちょっと信じることができず、コメントのしようがない。」

かなり残念なコメント・・・・
もっと怒って良いと思うよ、マジで。

8月22日に第1回の対策会議が開かれた。
この時から何も進んでいなかったということか・・・

▼コスモス牧場の出資割合など過去の農業新聞が詳しかったので再掲載


安愚楽牧場問題で協議
 コスモス牧場の情報共有 宮崎

日本農業新聞 2011年8月25日付転載(改行等加えた)

 安愚楽牧場が経営破たんし、民事再生法の適用申請したことで、小林市、同社、同社の子会社、JAこばやし4者が共同出資している第三セクター「北きりしまリゾート牧場」(コスモス牧場)の対応について、同市の対策会議が22日、開かれ関係各課との情報を共有した。

観光体験型牧場は存続中だが、子会社経営のレストランは同日から休業している。

敷地は借地で契約では更地にしなければならず、同社からは一切連絡がなく、同市は困り果てている。

同牧場の株式は1446株。
 同市  786株(54.4%)の3930万円
 同社  308株(21.3%)の1540万円
 同JA  198株(13.7%)の990万円
 同社子会社「安愚楽レストラン北霧島」154株(10.7%)の770万円

敷地は約10ヘクタールあり、契約は2014年3月までで、借地料は約430万円。
株所有割合で負担している。

体験型牧場は今も営業しているものの、見通しはついていない。閉鎖した場合には建物などの撤去にかかる費用をどうしていくのかという問題も出てくる。

同市での同社預託農家は11戸で、約2400頭を使用している。民事再生法申請後、預託料と餌は9日以降、2週間分が送られてきたという。

同市の宇都文昭経済部長は「安愚楽からの連絡がなくて、施設の今後も具体的に検討できず、JAとも協議していきたい」と話している。

安愚楽牧場・北海道預託農家への影響(民事再生から破産へ)

安愚楽牧場破産で北海道 預託先 確保を注視

 日本農業新聞 2011年11月10日付転載(改行等加えた)

 安愚楽牧場(栃木県)が破産手続きに移行する見通しとなったのを受け、同社の牛を預かる農家(預託農家)が多い北海道内では「破産手続きへの移行による大きな変化はない」(JA北海道中央会)との声が出ている。従来の民事再生手続きも、全資産を売却する「清算型」だったためだ。

 一方で、破産手続きは債権者の承認が不要など「牛の処分などの手続きは早まる」(同)。
預託農家にとって、預託事業の新たな引き受け手が確保できるかどうかが、引き続き大きな焦点となる。

 民事再生手続きでは、同社が再生計画を実行する際、和牛オーナーら債権者に計画案の承認を得る必要がある。

 一方、破産手続きは、東京地裁が選任した破産管財人が進め、債権者の承認は不要なので、牛の処分なども早まるとみられる。

 預託農家にとって、同社に代わる預託事業の引き受け手が見つからないまま、牛の引き上げなどが始まれば「生活の糧はなくなる」(十勝地域の預託農家)。道内の預託農家の多くは、預託事業の新たな引き受け手を求めている。

 これに対し、破産手続きを進める見通しの弁護士(保全管理人)側は、同社の牧場や牛の買い手を探す交渉を進めるとし、「預託農家との委託契約の継続に協力してもらえるか否かについても重視する」との方針を示している。

 十勝地域の預託農家約50戸でつくる全道安愚楽対策預託者協議会の明河修会長は「今後、破産管財人が(同社の)直営牧場を売りに出すはず。牧場の買い手が現れ、農家と預託契約を結んでくれることを願いたい」と話す。


※メモ・独り言

・民事再生の場合・・・債権者に計画案の承認を得なければならない
・破産の場合・・・・・債権者の承認は不要。管財人がとっとと牛や牧場を売ることができる

文字通り牛が「食い潰す」資産(餌代月に20億円)の事を考えれば、最初から「破産」にしておけば良かったんじゃね?と、素人目にはうつるわけですが・・・

安愚楽牧場・民事再生手続き廃止決定(破産へ)

※11月4日に東京地裁より管財人を選任して財産管理させる「管理命令」が出たが、8日の午後になって管財人が財務状況を調べた結果、民事再生は困難として異議申し立てがなければ「破産」手続きに入ることがわかった。

破産の記事はマスコミ各社から出ているが、分かりやすい物(預託農家の事を含めて)を選択したつもり。

民事再生手続きの安愚楽牧場、管財人を選任

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111104-OYT1T01145.htm

 和牛オーナー制度の運営で知られ、民事再生手続き中の「安愚楽牧場」(栃木県那須塩原市)について、東京地裁(鹿子木康裁判長)は4日、財産管理の権限を経営陣から再生管財人に移す管理命令を出した。


 再生管財人には、同手続きで監督委員を務めてきた渡辺顕弁護士(64)を選任した。

 和牛オーナー約7万3000人のうち約5000人が地裁に対し、ずさんな経営を行ってきた現経営陣には財産管理を任せられないとして、再生管財人を選任するよう申し立てていた。

 渡辺弁護士らは記者会見で、「牛や牧場の売却をスピードアップし、配当を積み増したい」と説明。東京電力福島第一原発事故の影響で経営が行き詰まったことについては、「直接的な被害だけでなく、風評被害も含めて東電に請求することになるだろう」と述べた。

(2011年11月4日20時58分 読売新聞)


安愚楽牧場:破産へ 東京地裁、民事再生手続き廃止決定 道内6万5400頭飼育

毎日新聞 2011年11月9日 北海道朝刊

http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20111109ddr041020006000c.html

 「和牛オーナー」制度で出資会員を集めていた「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県那須塩原市)の経営が破綻した問題で、東京地裁(鹿子木康裁判長)は8日、進行中だった民事再生手続きの廃止を決定し、破産法に基づく保全管理命令を出した。同日付で保全管理人に選任された渡辺顕弁護士が明らかにした。今後1カ月間に異議申し立てがなければ、破産手続きに移行する。

 9月に始まった民事再生手続きでは、地裁が今月4日、財産管理の権限を経営陣から再生管財人に移す管理命令を出した。しかし、管財人に選任された渡辺弁護士が同牧場の資産状況を調べた結果、資金繰りが逼迫(ひっぱく)し、早ければ今月中にも運転資金がショートする状態であることが判明。再生計画の立案は極めて困難と判断し、再生手続きの廃止を求める上申書を提出した。牧場側も了承しているという。

 資金繰りを圧迫している最大のネックは、約13万頭の牛にかかる月約20億円のエサ代。牧場側は牛の売却を進めて現金収入を確保するとともにエサ代を削減していく意向だが、7万人を超える和牛オーナーの同意を一つ一つ得るのは非常に難しい。渡辺弁護士は「債権者の同意が逐一求められる民事再生手続きでは手間とコストがかかり過ぎ、迅速な破産手続きが妥当と判断した」と述べた。

 オーナー側の被害対策弁護団の調査によると、オーナーへの配当に充てる引当預金は約20億円にとどまっており、配当率は被害額の1%未満になる見通しという。【和田武士】

 ◇道内6万5400頭飼育
 ■預託農家

 安愚楽牧場は今年8月の民事再生申請時点で、北海道や栃木、宮崎県などに計40カ所の直営牧場を持つほか、全国346戸の預託農家があり、計約14万5100頭を飼育。このうち道内の直営牧場8カ所、預託農家136戸に約6万5400頭が飼育されている。

 安愚楽牧場の破綻処理に伴い、農家への未払い預託料などは保全財産次第で弁済が一部カットされる可能性が高い。また仮に牛を買い取って事業を続ける場合でも多額の資金が必要になるとみられる。道農政課は「各地の振興局で農家からの相談を受け付けているが、まずは安愚楽牧場や市町村などから情報を収集し、道内への影響を把握したい」としている。

 また、9月に十勝地方などの預託農家約50戸が集まり、結成した「全道安愚楽対策預託者協議会」は、新たな飼育の受け皿とする肉牛飼育法人の設立を検討中。横山和夫事務局長は「今後の事業見通しが見えない中で、既に破産に備え、準備してきた。預託農家が団結し、今後も飼育を続けられるよう、今月中旬から各地で説明会を開いていきたい」と話している。【田中裕之、三沢邦彦】

 ■オーナー

 老後や家族のために、と安愚楽牧場に多額の資金を預けていた全国の「オーナー」たちは先行きへの不安を語った。

 栃木県内の40代のオーナー夫妻は20年ほど前、生まれたばかりの長女の養育費にしようと「預金感覚」で契約した。やがて「老後の蓄えになるから」と考え、約9000万円をつぎ込んだ。破綻直前、牧場側から「特別なオーナー様だけに」と銘打って、出資を促す案内も届いたという。夫婦は「少しでも多くお金を戻してほしい」と話した。【柴田光二、泉谷由梨子】

安愚楽牧場:「どう生活すれば…」預託農家悲痛

毎日新聞 2011年11月8日 22時03分(最終更新 11月8日 22時05分)

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111109k0000m040110000c.html

 破産手続きに入ることが明らかになった安愚楽牧場。預託農家が集中する九州・沖縄では、安愚楽牧場と契約している農家から「どう生活すればいいのか」と悲痛な声が上がった。

 農水省によると、安愚楽牧場の直営牧場は全国に38あり、このうち20カ所が九州、1カ所が沖縄県。また全国346の預託牧場のうち、4割近い133戸が九州・沖縄に集中している。

 宮崎県新富町の預託農家の男性(51)は、脱サラした約10年前、安愚楽牧場と和牛肥育の契約を結んだ。牛約110頭を飼育しているが男性は今も預託料約80万円余を受け取っていないという。「会社が説明会を開くのを待っていたが残念だ。利益が出ないのに無理して配当する制度に問題があったのでは」と力なく語った。

 約500頭の牛を肥育する鹿児島県大隅地方の預託農家の男性(67)も「現状がどうなっているのか情報がまったく入ってこない。廃業するしかないのか。今後、どうやって生活すればいいんだ」と肩を落とす。

 預託農家限定の被害弁護団(事務局・鹿児島市)の柿内弘一郎事務局長は「牛の価値を正当に判断せず、早急に牛が安く売られ、その結果、預託農家の救済が後回しにならないように願いたい」と話している。【石田宗久、黒澤敬太郎】


安愚楽牧場破産へ 配当・農家の影響は
2011年11月09日 asahi.com> マイタウン> 栃木> 記事

http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001111090005


和牛オーナー制度が破綻(は・たん)した安愚楽牧場が8日、東京地裁から民事再生手続きの廃止と保全管理命令を受けた。今後は破産手続きに移行する。命令の申し立てをしていた被害対策弁護団からは歓迎の声があがったが、全国7万人以上の出資者や預託農家への影響はまだ見えてこない。

 那須塩原市埼玉の安愚楽牧場の事務所は同日夕、混乱もなくひっそりとしていた。午後7時過ぎ、車で門から出てきた契約社員の男性(62)は「午後3時ごろ、本社(那須町)で説明を聞いた。当面は状況は変わらず、通常通り働く。不安はあるといえば、ある」と話した。

 被害対策県弁護団の須藤博弁護士は、「このまま会社が再生手続きを続けるよりは、第三者が公正で迅速な財産処理を進められるだろう」と決定を歓迎。オーナーへの配当については、「管財人がどれだけ早く会社の財産を処理できるかにかかっている。配当は(債権額の)10%にはならないだろうが、それでも再生手続きを続けるよりは増える可能性がある」という。

 オーナーのひとり、兵庫県加古川市の主婦(44)は「1割戻ってくるかどうか。それより少なかったら返金されても何にもならない」と憤る。この夏、投資金200万円分が満期を迎える予定で、全額返金を求めていた。「手続きの進捗(しん・ちょく)状況を逐一知りたい」と訴えた。

 保全管理人の渡辺顯(あきら)弁護士は8日、安愚楽牧場のホームページ(HP)で資料を公表。「オーナーが牛を受け取るという話は現実的ではない。大半の牛については売却を余儀なくされると認識している」とし、今後はHPなどで情報公開をしていくとした。

 また、預託農家への預託料については、「今後、牛の売却処分の進捗によっては、ご相談を申し上げることもある」とした。従業員の給料や退職金は確保されているとしたが、保全管理命令後の雇用継続については「ご相談申し上げることもある」とした。

 東京地裁に保全管理命令の申し立てをしていた全国被害対策弁護団の紀藤正樹弁護士はこの日声明を出し、「弁護団の懸念に対し裁判所が理解を示した」と評価。「財産の早期の回収だけでなく、関連会社や役員の責任追及も視野に入れ、できる限りの被害回復と情報公開がなされるよう努力する」とした。


「少しでもお金返して」「牛がやせた」 県内オーナーら

(11月9日) 下野新聞

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20111108/656677


 安愚楽牧場20+ 件(那須塩原市埼玉)の破産手続きが始まる見通しになったことについて、県内の和牛オーナー制度の出資者や預託農家は8日、「少しでもお金を返してもらいたい」「飼料が十分でなく牛がやせた」といった悲痛な声が上がった。一方、同牧場の被害者の相談に応じている県弁護団の須藤博弁護士は「第三者が管理することで透明性が担保される」と評価しながらも、オーナー救済には厳しい見方を崩さなかった。

 「民事再生でやれるのか半信半疑だっが、時間を掛けて少しでも返してもらえればと期待していたのに…」。老後の資金として夫婦で約5400万円を出資していた宇都宮市、無職男性(76)は深いため息をついた。

 同牧場は資金ショート寸前。大量の牛が餓死しかねない厳しい状況が判明し、男性は「お手上げになったということか。どうしていいのか分からないが、つぎ込んだ財産を少しでも返してもらいたい」と訴えた。

 約200万円を出資した那須塩原市の男性(71)は「これまでいい思いをさせてもらった。無理とは思うが、これからの生活を考えると少しでも返してもらえれば」とあきらめ口調だった。

 県内預託農家の50歳代男性は「今のところ安愚楽側から飼料供給や預託料の支払いは続いているが、十分な飼料を与えられず牛はやせてしまった。早く新しい経営の引き受け手がみつかることを願っている」と心配そうな表情を浮かべた。

 同牧場本社には現在約15人が勤務。応対した人事部の男性社員(62)は「破産について詳しいことは分からない。ホームページに載っているのでそちらを見てほしい」と繰り返した。

 県弁護団の須藤弁護士は「破産処理で配当が少し増える程度ではないか。財産である牛がどれだけ売れるかは分からない」と厳しい見方を示す。

 今後は資金の流れの解明や経営責任の追及が求められると指摘し、「破産手続きにまで追い込まれた同牧場を監督する立場にある国、県の責任も問われる」と強調した。


和牛オーナー制度で県内預託農家も困惑(秋田県)
[ 11/9 19:22 秋田放送]

http://news24.jp/nnn/news8612180.html


和牛オーナー制度で経営破たんした安愚楽牧場の民事再生手続きの廃止が、決まりました。

資金繰りのひっ迫が原因で、県内の預託農家からは不安の声が上がっています。

安愚楽牧場は繁殖牛のオーナーを募集し、仔牛が生まれると売却益をオーナーに還元する仕組みで急成長した畜産会社です。

しかし、資金繰りの悪化からことし8月に民事再生法の適用を申請していました。その後、牧場主体で 手続きが進められてきましたが、管財人の調査で牛の売却が進まず、えさ代すら賄えない逼迫した資金繰りが分ったということです。

県内では、先月末時点で、秋田市や潟上市などの3戸の農家が預託契約を結び、およそ400頭の肉牛を肥育しています。

今後、破産手続きが始まる事を受けて、預託農家からは「新たに自前で仔牛を購入する資金はない」「安愚楽牧場に補償を求めていくことも検討したい」との声が上がっています。県では、経営資金の融資など支援をしていく考えです。


※メモ・独り言

破産とか、その後の処理の事とか、私は知識を持ち合わせていないのでよくわからないままに書くが、破産になることで今後の動き(牛の譲渡・処分含めて)は少しは早くなるのではと期待している。

8月の「倒産」から3カ月以上経つのに、いたずらに牛を出荷するだけの状況で牧場や牛、預託農家の引受先は殆ど決まらないまま。
「民事再生」(最終的には清算)と言いながら時間ばかりが過ぎていた感がある。

破産になることで、牛の出荷数がいきなり増えたりしたのでは、また枝肉市場を混乱させる原因になるのかもしれないが、何某かの企業への牛の譲渡がなされれば、きちんと時間をかけ肥育された牛が出荷されるに違いなく、それに越した事はない。

市場の混乱と言っても、現在安愚楽牧場が出荷している牛は頭数は多いが、肥育途中の物(月齢が若い物)などが多く、いわゆる「裾もの」であり、ある程度のランクの物には影響を与えるまでには至っていない。が、需要と供給のバランスが崩れている事は確かだと思われる。

早急に、今まで停滞していた牛の引受先が決まる事を願う次第。

今回の安愚楽の問題で一躍有名になった「預託」という形態は、実は色々な企業がやっている。(もちろんオーナー制とかではなく)

ダイエーは預託肥育農家を抱え自社ブランドの「さつま姫牛」を、伊藤ハムも預託事業を展開。
イトーヨーカ堂は流通業界発の「繁殖から肥育まで」を、食肉業界大手のエスフーズの関連会社に預託し、牛肉の自社ブランド確立を目指している。

こういった大手の企業なら「牧場(牛舎などの飼育施設・従業員込み)」で安愚楽の直営牧場の引受先、もしくは預託農家との新たな契約などができるのではないかと思うのだが。
(大手の名前だけを挙げたが、実際には預託農家を抱える中小の企業もある)

今までは「民事再生」と言いながら動きの見えなかった牧場などの譲渡が「破産」によって早まるのではないだろうか。

もちろん「買い叩き」(言葉は悪いが)は、あるだろう。
が、現在の「約13万頭の、月に約20億の餌代」がかかるという状況を考えれば、いくら安くとも今よりは少しはマシなのではないだろうか。


ところで「月に約20億の餌代(現在は餌の量を減らしている状況でこの金額)」、現在の枝肉相場を考えると餌代を得るにも厳しい状態のはず。

東京市場では1キロ当たり300~400円台の値段を見る事があるが、安愚楽の牛が全体の相場を引き下げている格好だという話も聞く。
と畜料などの手数料・経費を差し引けば15万程度か。
ならば、引き受け手がいるなら子牛の内に譲渡してしまうのが得策だろう。


つーか、月に20億の餌代が(しかも今は量をケチってる)かかるってことは、年間240億円以上。
安愚楽は年間に2万5千頭から3万頭を出荷していたらしいのだが・・・・

1頭当たり80万円以上で売らなければ餌代だけで赤字だったってこと?

オーナーへの配当(集めた金額4000億、配当3%としても120億)まで考えたら、1頭当たり120万円以上で売らなきゃいけなかったわけか・・・・

すげ~、どこのブランド牛やねん

2011/11/08

ヒレステーキ、わさびクリームソース

10月29日(肉の日)は、当然牛肉を食したわけであります。
(色々あって書くのが遅れた)

この日使ったのは、宮大Beefの「ヒレ」

サイコロステーキにしました。

Photo

さて、このソースなのですが・・・・

ウチにある本のなかの、どれかに紹介されていたソースです。

で、本を探したが見つからない。。。(;ω;)

で、正確な分量がわからない。。。。( ̄Д ̄;;

記憶を頼りに作ってみました。 (A;´・ω・)アセアセ

①お肉を焼いた後のフライパンに生クリームを投入

②醤油と、チューブに入った練りワサビを投入

③ワサビは、本ワサビではなくチューブ入りのものを使う

覚えてるのは、これだけでして。il||li _| ̄|○ il||li

結果として・・・・ま、旨かったです。

生クリームに対して醤油が少々多かったのが反省点でしょうか。

きちんとした分量が分かったら、またご紹介します。

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クローズアップ現代「黒毛和牛オーナー 7万人の悲鳴」

11月3日から7日の夕方までアップされていた予告

黒毛和牛のオーナーを募り、高利の配当をアピールして7万人を超える市民から出資金を集めたまま倒産した『安愚楽牧場』(栃木・那須塩原)。負債額は4300億円にのぼり、出資金が戻ってくる目処もたっていない。今、全国12カ所で被害対策弁護団が結成。弁護団は、徹底的に返済を求めていく構えだ。被害は消費者だけでなく、畜産農家にも広がっている。14万頭の黒毛和牛を保有するという安愚楽牧場。牛を預かって育ててきた300軒余りの酪農家が「廃業せざるを得ない」と窮状を訴える。7万人の消費者に被害が及んでいる「黒毛和牛オーナー制度」はなぜ成り立ってきたのか、日本の黒毛和牛のシェア20%を占める「安愚楽牧場」の破たんの深層に迫る。

この中の「酪農家」という表現、並びに「日本の黒毛和牛のシェア20%を占める」の20%の数字の根拠に関して、NHKの方に問い合わせのメールを送りましたら、放送前にNHKの方から、なんと「電話」を頂きました(笑)

まず「酪農家」に関しては「畜産農家」に書き換えをして頂けました。
(牛を飼ってれば「酪農家」なんだろうね、世間の人には)

黒毛和牛のシェア20%に関しては

・日本の黒毛和牛の飼育頭数は約180万頭、と畜数が50~60万頭。
 安愚楽の公表している頭数が約14万頭。
 と畜数(従って市場に出回る数)の約20%であるという説明。

 安愚楽の牛が繁殖から肥育までの全ての牛を対象にしてるのに、なんで「と畜」数の20%という表現なのか、私にはわからんのですが。

 番組の中でも「5頭に1頭の割合」という表現を使ってたし。誤解を招くと思うのですが。

 「日本の飼育頭数の10%」じゃ、いかんの?

さて、中身は・・・ちょっと残念な内容でした。

電話を頂いた際に「安愚楽の問題から日本の畜産の抱える問題点も見えてきた。TPPも踏まえて何たらかんたら」と言われていたのですが、結果的に、消費者問題、預託農家の問題、畜産の抱える問題点(?)、全てが中途半端な印象を受けました。

印象深かったのは、預託農家と安愚楽の関係を取り持っていたのがJAという図式。

JAで借金を作った農家が、安愚楽牧場の預託となることで月々決まった収入を得る事が出来る
  ↓
農家はJAへの借金が返せる

JAとしては、安愚楽への飼料などの販売+貸付金の回収という利点があったわけですね。

これが安愚楽を無暗に肥大化させた一因にもなってるわけでしょうが、この事と絡めて
「日本の畜産の問題点」を提示しながら、雁屋 哲さんを引っ張りだして

「日本の畜産技術は外国に比べて劣っている」

とか、もう、わけわからんし。(苦笑)

つか、失礼だけど 雁屋 哲さん、必要なかったでしょう?
少なくとも安愚楽問題には。

今後もまた安愚楽の問題を取り扱ってくれて、今回のが第1回目とかだったら
ちょっとは納得がいくんですけど。

2011/11/07

安愚楽牧場・日経「09年には実質債務超過」

安愚楽牧場、09年には実質債務超過 開示文書
 農水省、改善指導「会計処理が不適切」

2011/11/06

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819490E2E6E2E5E28DE2E6E3E3E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2

 4330億円の負債を抱えて8月に民事再生法の適用を申請した安愚楽牧場(栃木県那須塩原市、渡辺顕再生管財人)が2009年2月、投資家への会計処理の仕方や情報開示が不適切だとして、当時、和牛預託取引(オーナー制度)の監督官庁だった農林水産省から改善指導を受け、事後点検のための定期報告も求められていたことが、消費者庁がこのほど開示に応じた行政文書で明らかになった。

※あとは会員限定の記事のため、ご自分で登録の上お読みください。

 つーか、他にも
「安愚楽牧場破綻の真相 経験不足で子牛繁殖できず」
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/tc/g=96958A9C93819490E1E3E2EAE68DE1E3E2EAE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;bm=96958A9C93819490E2E6E2E5E28DE2E6E3E3E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;bu=BFBD9496EABAB5E6B39EB8BAAA84A3A2FD94BCB6ABBBB4E0FDA6B38A82B3A0E18AB080869993B4A6A397A7EAE39A9EA7EBBE9F85E3A79E9D97BCE4B9A39DEBEAB690B7E39DE4BDE195BB96BF8780A4839497A38BB0B9A2F9B39C9E83B3BD859C838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3919A9886FDB7A4ABB59697EF

「安愚楽牧場の巨額負債、要因は10倍以上の高値取引」
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/tc/g=96958A9C93819490E0E3E2E2EB8DE0E3E2EAE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;bm=96958A9C93819490E2E6E2E5E28DE2E6E3E3E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;bu=BFBD9496EABAB5E6B39EB8BAAA84A3A2FD94BCB6ABBBB4E0FDA6B38A82B3A0E1E7A0BAA4BCA6ABE1B0E5EBE28086B5E0A8A09487A8B79E9D97BCE4B9A39DEBEA8A9DA686B68B938B95FD81E4E2A1F9BE90E1EB9E91B9A2F9B39C9E83B3BD859C838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3919A9886FDB7A4ABB59697EF
「安愚楽牧場の経営破たん、隠れ債務の落とし穴」

http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/tc/g=96958A9C93819490E3E7E2E49F8DE3E7E2EAE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;bm=96958A9C93819490E2E6E2E5E28DE2E6E3E3E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;bu=BFBD9496EABAB5E6B39EB8BAAA84A3A2FD94BCB6ABBBB4E0FDA6B38A82B3A0E19B84B8B7B98BA5BEA5AAE4E3E482FDE38598A499B7B79E9D97BCE4B9A39DEBEAE2AA91BBA798A0FDBD8AE1E3F9B0BD9687BFB3959B97A2F9B39C9E83B3BD859C838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3919A9886FDB7A4ABB59697EF

など、必見。

とりあえず今回の記事を要約すると

・09年3月末期でオーナー契約残高は2889億円。
 しかし、投資家向けに公表した数字は当時の資産688億円、純資産27億円で実質的には2千億円を超す債務超過状態だった。

・09年2月、預託取引法に基づく農水省の立ち入り検査では「一般に公正妥当と認められる会計基準に従って作成しているとは言いがたい」との指摘を受けている 。

・同年3月に農水省から、投資家には開示していないオーナー契約残高を含めたオーナー制度の詳細な運用状況や2月に受けた指摘事項や公認会計士の関与、中期的な計画の策定など財務健全化に向けた改善状況を定期的に報告するよう指導を受けた。

・農水省が公認会計士の関与を求めたのは、同社が株式会社になり、会社法の規定で負債額200億円以上の「大会社」には会計監査人の設置が義務付けられることを念頭に置いたものだが、同社はその後も監査人を置かないまま破綻を迎えた。

など。監督官庁の責任にもちょっとばかし言及しています。

2011/11/05

安愚楽牧場・預託農家に対する説明会(鹿児島)

安愚楽牧場:預託農家に対する報告・説明会 県弁護団、30日開催 /鹿児島

毎日新聞 2011年10月28日 地方版

http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20111028ddlk46020598000c.html

 和牛オーナー制度で資金を集め、民事再生法の適用を申請した「安愚楽(あぐら)牧場」について、預託農家救済のための県弁護団は30日、預託農家に対する報告・説明会を開く。

 弁護団は県内にある預託農場の代理人として安愚楽側と現在交渉中。預託農家が畜産を継続できるよう、預託料の全額回収を目指している

 説明会では、弁護士が交渉の途中経過を報告。今後の活動方針などを説明し個別の相談も受け付ける。午後3時、鹿児島市東千石町のビジョンビル「ビジョンホール」で。問い合わせは弁護団事務局(099・225・6306)。【黒澤敬太郎】

安愚楽破綻で鹿児島県内預託農家へ弁護団説明会

南日本新聞社 (2011 10/31 06:30)

http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=35998

 和牛オーナー制度が行き詰まり、栃木県の畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」が経営破綻した問題で、県内の預託農家を対象にした弁護団の説明会が30日、鹿児島市であった。会場からは「牛の価値が下がり、今後の生活が不安」との声が相次いだ。

 弁護団は預託料など未収債権の全額回収を目指しており、事務局長の柿内弘一郎弁護士は「会社側が事業を継続できないことも想定し、預託事業を引き継ぐ第3者の選定も進めている」と説明した。

 参加した男性(70)は「預託事業を続けるのか辞めるのか、会社側が早く方針を出さなければ、牛の価値がなくなり生活できなくなる」と訴えた。

 県内には南さつま市に直営牧場2カ所と、同社から繁殖雌牛や肥育牛を預かる預託農家が約50戸ある。

 弁護団によると、現在依頼を受けているのは県外も含め37戸、未収債権は総額1億円を超えるという。弁護団事務局(アーバンリバティス法律税務事務所)=099(225)6306。


安愚楽牧場:預託農家、早期救済求める 県弁護団が説明会 /鹿児島

毎日新聞 2011年11月4日 地方版

http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20111104ddlk46020339000c.html

 和牛オーナー制度で資金を集め、民事再生法の適用を申請した「安愚楽(あぐら)牧場」をめぐり、預託農家救済のための県弁護団がこのほど、説明会を開いた。約10人の農家が参加し、早期の救済を求めた。

 弁護団は現在、県内外の約30の預託農場の代理人として、未払いの預託料回収などについて安愚楽側と交渉を進めている

 説明会では弁護士がこれまでの交渉経過を報告。「『預託料が全額回収できなければ牛の出荷に同意しない』などと同社側に通知し、現在回答を待っている状況」と説明した。

 薩摩川内市の預託農家の60代男性は「安愚楽側からの説明がなく、今は情報が不足している。今後も預託農場として営めるよう、安愚楽には、別の業者を見つけてほしい」と訴えた。【黒澤敬太郎】

2011/11/04

口蹄疫・家畜飼育密度の基準(宮崎県素案)

家畜飼育密度 国要件を暫定基準 県独自策定は来年度に

宮崎日日新聞 2011年11月02日

 口蹄疫の感染が集中した東児湯5町の経営再開から1年を迎えた1日、県は再発防止の進捗(しんちょく)状況を明らかにした。家畜の飼育密度の高さが感染拡大の一因とされるため、1頭当たりの飼育面積について国の補助事業の要件を暫定的な基準とするガイドライン素案を公表。県独自の基準策定は来年度に持ち越した。
また、農家の8割程度が埋却地を確保しているとした。同日の県議会環境農林水産常任委員会で県が報告した。

 県は、農場や地域での家畜の適正な飼育規模について農家や専門家との意見交換を踏まえ、県独自の基準を盛り込んだガイドラインの作成を目指していた。

 しかし、農場に対する独自の基準を設けるには、県内の飼育実態を詳細に調査、分析する必要があると判断。宮崎大が進める研究などを基に、生産性向上と防疫が両立できる基準を来年度検討することにした。

今回の素案は、国が補助事業の要件としている牛、豚1頭当たりの必要面積を暫定的に盛り込んだ。県やJA、獣医師らが農家を指導する際の基準として用いる。

 農場新設時の他農場との距離など地域防疫の在り方については、県が家畜頭数や戸数、埋却地の分布などから本年度中に作成する防疫マップを基に、来年度も検討を続ける

 宮崎大農学部の末吉益雄教授(家畜衛生学)は「国の基準に準拠したのは妥当」とした上で「児湯地域ではゆったりとした密度で飼うことで分娩までの期間が短縮されるなど成果も出てきている。1年間しっかり議論して『宮崎モデル』のガイドラインを作ってほしい」と求める

 一方、埋却地については10月21日現在、県と市町村が調査を終えた9257農場(養鶏を含む)のうち、80.7%に当たる7477農場が「確保した」と回答。頭数に見合った面積があるかどうかなどの詳細についても調べ、来年3月までに確保状況を取りまとめる。

 また、現在5頭となっている県種雄牛を2013年度に13頭、14年度に15頭まで増やすとの計画も示した。

家畜飼育密度 県独自の基準見送り

11月1日 17時40分 MRT

 県は、口蹄疫の再発防止に向けて、課題の一つになっていた家畜の飼育密度について、県独自の基準の策定を見送り、暫定的に、国の基準を活用していくことを決めました。

 県が1日明らかにした飼育密度に関するガイドラインの素案によりますと、県は、県独自の基準の策定を見送り、畜舎の整備などに関わる国の補助事業の適用基準を暫定的に活用することにしています。

国の基準では、肥育牛1頭あたりの飼育密度が、5から5.5平方メートル。また、豚は、畜舎の状況に応じて、1頭あたり0.7から1.3平方メートルを確保するよう求めています。

県では、来月中に、ガイドラインをまとめることにしていますが、県独自の基準を策定するかどうかについては、来年度、再検討する方針です。


家畜飼育面積 県が素案

 昨年の口蹄疫で、牛や豚の過密飼育がウイルス蔓延(まんえん)につながったとする指摘を踏まえ、県は1日、一頭あたりの飼育面積の基準を盛り込んだガイドライン(素案)を、県議会環境農林水産委員会で示した。

 国の口蹄疫検証委員会は、狭い範囲に家畜が密集する「密飼い」が蔓延リスクを高めたとして、都道府県ごとに飼育密度に関するルール作りが必要と指摘。県は7月から、農家や生産者団体、宮崎大の識者らと意見交換の場を設け、ガイドライン作りを進めていた。

 ガイドラインの素案によると、繁殖牛は一頭当たり3・7~4・8平方メートル、肥育牛5・0~5・5平方メートル、繁殖豚は間口60~65センチ、奥行き180~210センチの広さが必要と明記。国が畜舎改修などの補助事業で、採用基準として設けている数値を用いたという。

 ただ、数値は目安であって強制力はない。市町村や関係団体の意見を募り、12月以降、農家への指導などに利用する予定で、2012年度以降、県独自の数値や、農場の密集を解消するための基準作りも進める

 県畜産・口蹄疫復興対策局は「地域で異なる飼育状況や生産性なども考慮しなければいけない。宮崎大の産業動物防疫リサーチセンターとも連携し、効果的な基準を設けたい」としている。

(2011年11月2日 読売新聞)


国の基準暫定適用 宮崎県・家畜飼育面積
   繁殖牛1頭 3.7~4.8平方㍍ 肥育牛は5.0~5.5平方㍍

日本農業新聞 2011年11月3日付転載(改行等加えた)

 昨年の口蹄疫で感染が爆発的に広がった背景の一つに取り上げられている家畜飼養の密飼い問題で、宮崎県は1日、これまでの検討の結果として、飼育面積は国の畜舎補助事業の数値を暫定基準として適用する考えを明らかにした。県独自の基準は次年度以降作成する。同日の県議会環境農林水産委員会で説明した。

 県が示したガイドラインの素案では、1頭当たり繁殖牛3.7~4.8平方㍍、肥育牛5.0~5.5平方㍍、繁殖豚は間口60~65㌢、奥行き180~210㌢とした。

宮崎県の実態に即した独自基準作りのためには、さらに詳細な実態調査や分析などが必要だとしている。

 飼育面積の問題は国、県の口蹄疫検証委員会で狭い畜舎での密飼いがまん延のリスク要因の一つにつながったのではとみられ、適正な基準作りが指摘されていた。

 同県の密飼いの現状は豚換算頭数1頭当たり面積479平方㍍で、全国平均の8分の1以下と最も狭い面積になっている。

 このため県は生産者、生産団体、大学教授らで構成する「家畜の適正飼養密度に関する意見交換会」で検討を続けてきた。

※UMKのニュースでは埋却地の問題に絡めて異臭問題も取り上げている


家畜埋却地の確保・8割に留まる

2011年11月01日 UMK

口蹄疫を教訓に、先月から、家畜を埋めるための土地=埋却地の確保が義務付けられました。

しかし、調査した畜産農家で埋却地を確保しているのは、約8割に留まっていることが分かりました。
これは、きょう開かれた県議会の環境農林水産常任委員会で明らかになりました。

県によりますと、先月21日現在、1万636の畜産農家のうち、9257の農場を調査したところ、埋却地を確保しているのは、7477の農場で、全体の約8割に留まっています。

県では、今後、畜産農家に対し埋却地確保の指導を続け、来年3月までに取りまとめる予定です。

また、委員会では、都農町で、先月、埋却地近くの農業用水路から異臭がすると役場に連絡があったことが報告されました。
周辺に異常は無かったということです。

県内では、これまでに、3ヵ所の井戸水などで、異臭がするなどの報告があり、県では、今後、異臭がする場所について調査を続けていくことにしています。

2011/11/03

安愚楽牧場・NHKクローズアップ現代11月7日放送

NHKクローズアップ現代で「安愚楽牧場」を取り上げるようです。

11月7日月曜日 午後7時30分~ 放送予定

http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/yotei/index.cgi

黒毛和牛オーナー 7万人の悲鳴(仮題) (NO.3115) 黒毛和牛のオーナーを募り、高利の配当をアピールして7万人を超える市民から出資金を集めたまま倒産した『安愚楽牧場』(栃木・那須塩原)。負債額は4300億円にのぼり、出資金が戻ってくる目処もたっていない。今、全国12カ所で被害対策弁護団が結成。弁護団は、徹底的に返済を求めていく構えだ。被害は消費者だけでなく、畜産農家にも広がっている。14万頭の黒毛和牛を保有するという安愚楽牧場。牛を預かって育ててきた300軒余りの酪農家が「廃業せざるを得ない」と窮状を訴える。7万人の消費者に被害が及んでいる「黒毛和牛オーナー制度」はなぜ成り立ってきたのか、日本の黒毛和牛のシェア20%を占める「安愚楽牧場」の破たんの深層に迫る。

※NHKがどんな切り口で安愚楽牧場の問題に迫るのか、興味深いです。

しかし、「牛を預かって育ててきた300軒余りの酪農家」 ┐(´д`)┌ヤレヤレ

NHKさん、酪農の意味を分かって使ってますよね?

黒毛和牛のシェア20%も間違いだし。

2011/11/02

口蹄疫・都城市と曽於市、霧島市が防疫協定

都城市 “県境越え”防疫協定

去年、宮崎県で感染が広がった口てい疫を教訓に、県境をはさんで隣接する自治体の間でも連携して感染の拡大を防ぐための協定が、都城市と鹿児島県の曽於市と霧島市の間で結ばれました。

都城市役所で行われた調印式には、都城市の長峯誠市長と、鹿児島県曽於市の池田孝市長、それに霧島市の前田終止市長が出席し、協定書に署名しました。

協定では、県境をはさんで隣接する3つの市が連携し、口てい疫や鳥インフルエンザといった家畜伝染病の感染拡大を効果的に防ぐため、

それぞれの市があらかじめ連絡責任者を決めて迅速に詳しい情報を共有することや、

幹線道路などの消毒ポイントの設置を協力して行うことなどが盛り込まれています。

都城市の長峯市長は、「畜産農家も安心できる内容だと思う。3市とも畜産が盛んな地域でこの協定をさらに充実させれば、全国のモデルになると期待している」と述べました。

また霧島市の前田市長は、「私たちにはまさかのときの対応力が求められている。こうした協定を結ぶことで危機管理に対する意識が高まると思う」としています。

11月01日 18時24分 NHKローカル


都城も曽於、霧島市と

宮崎日日新聞 2011年11月02日

 都城市と鹿児島県曽於市、霧島市は1日、口蹄疫など家畜伝染病発生時の防疫対策に関する協定を締結した。都城市で昨年6月に発生した際の反省を踏まえ、口蹄疫などの発生や発生の恐れがある場合、情報の共有化や消毒ポイントの位置設定などで連携を強化し、迅速な防疫対策につなげる。

 協定書は3市の防疫対策マニュアルなどの情報共有化、家畜伝染病発生時の対応などを規定。定期的な意見交換会も盛り込み、年2回ほど会合を開いて消毒ポイントの設定などを行うという。

 同日、都城市役所で調印式があり、長峯誠都城市長は「3市でスクラムを組み、口蹄疫と戦っていきたい」と抱負。池田孝曽於市長は「家畜伝染病は初動で落ち度がないことが大事」、前田終止桐嶋市長は「県境の自治体として強い意識を持って危機管理に臨みたい」と話していた。

 県境を越えた同様の協定締結は、串間市と鹿児島県志布志市、えびの市と鹿児島県湧水町に次いで3例目

県境でも締結 都城市と鹿児島県曽於、霧島市

日本農業新聞 2011年11月2日付転載(改行等加えた)

 都城市と隣の鹿児島県の曽於、霧島市の3市が1日、都城市役所で口蹄疫などの発生時の防疫協定を締結した。情報の共有化や境目の消毒ポイントなどで協力関係を密にしていく。県境越えの自治体間協定は3例目となる。

 協定内容は7条。宮崎県内の地域防疫協定にある人的支援は入っていないが、口蹄疫などの発生または発生の恐れがある場合に防疫マニュアル、相互の連絡体制、定期的な意見交換などを盛り込んだ。

調印式には長峯誠市長、池田孝曽於市長、前田終止霧島市長、土屋秀二北諸県農林振興局長らが出席した。


※他県でも防疫協定が結ばれている

家畜伝染病で協定(大分) 2011年11月01日 asahi.com> マイタウン> 大分> 記事

 県とJA大分中央会は31日、鳥インフルエンザや口蹄疫(こう・てい・えき)などの家畜伝染病が発生した場合、伝染病の被害拡大を防ぐために必要な防疫資材などを搬送する協定を結んだ。

 協定書では、県内四つの家畜保健衛生所で備蓄している防護服やマスクなどの防疫資材を同会の車を使い、発生農場に迅速に輸送してもらう約束を結んだ。同会の佐藤洋会長は「伝染病の被害拡大は初動防疫が何より大事なので、JA全体で対応することが使命だ」と話した。

 県によると、家畜伝染病の発生時を想定した同様の協定は県建設業協会や県ペストコントロール協会などとも結んでおり、同会は14団体目。

口蹄疫・西都、児湯地域7市町村が防疫協定

西都・児湯 7市町村防疫協定

去年、口てい疫の被害が集中した西都・児湯地域の7つの市町村が家畜の伝染病の拡大を連携して防ぐ協定を結びました。

この協定は、西都・児湯地域で家畜の飼育が再開されて1年になるのに合わせて結ばれたもので、新富町の施設で行われた調印式には西都市や川南町など7つの市町村の代表者が出席しました

協定では、去年、口てい疫が発生した際、市町村の間の情報共有が不十分で初動対応が遅れたことが感染の拡大につながったという反省から、

互いの防疫マニュアルを交換しておくことや、

家畜の伝染病の感染の疑いが確認された時点で速やかに情報を共有し、支援し合うことなどが取り決められています。

川南町の日高昭彦町長は、「去年の爆発的な感染の拡大を反省しなければならない。地域で危機意識を共有し、対策に取り組むことが大切だ」と述べました。

11月01日 18時24分 NHKローカル


西都・児湯地区が口蹄疫防疫協定

11月1日 17時51分 MRT

 去年の口蹄疫で、すべての牛や豚が殺処分された児湯地区は、1日、畜産農家の経営再開から1年を迎えました。1日は、西都・児湯地区の7つの市町村が、口蹄疫など家畜伝染病が発生した場合に備えて、防疫協定を結びました。

 新富町で行われた調印式には、西都・児湯地区の7つの市町村長らが出席し、協定書を交わしました。

(西都市・橋田和実市長)「もう二度と発生させてはならない。発生してほしくない。そういう気持ちでございますけども、もし発生した場合は初動で抑え込む、そしてまん延を防止するという、そういうための協定」

 協定では、地域内で、口蹄疫や鳥インフルエンザが発生した場合、7つの市町村が職員の派遣や物資の提供などを実施。連携して防疫措置を行い、まん延防止を図ることにしています。また、発生のおそれがある場合も、連携して侵入防止を図ります。

(川南町・日高昭彦町長)「農家の皆さんに安心して経営できるんだという思いを我々は伝える義務がありますので、信念を持って取り組みたい」

 口蹄疫の激震地となった西都・児湯地区。出席者たちは再発防止とともに、復興への決意を新たにしていました。

 また、1日は、全国有数の畜産地帯である都城市と、隣接する鹿児島県の曽於市、霧島市も防疫協定を結びました。


初動防疫へ連携 西都・児湯7市町村 協定調印  情報共有や相互支援

宮崎日日新聞 2011年11月02日

 深刻な口蹄疫被害を受けた西都・児湯地域の7市町村は1日、連携して家畜伝染病の発生に備える防疫協定を結んだ。

 家畜の全頭殺処分を経て、いまだに経営を再開できない農家がいる中、首長たちは「悲しい経験を二度と繰り返さないためにも、協力して初期の抑え込みに力を入れる」と気持ちを新たにした。

 調印式は新富町のNOSAIみやざき北部センターであり、管内のJAや畜産関係者が立ち会う中、1市5町1村の首長らが協定書に押印した。

 協定は初動防疫に重点が置かれ、口蹄疫や鳥インフルエンザの発生が予想される場合または発生時に、情報を共有したり、相互支援体制を整えたりすることでウイルス侵入とまん延の防止を目指す。

 事前の情報共有化にも力を入れ、防疫マニュアルや資材の備蓄状況、担当者の連絡先などを細かに交換。相互支援には物理的な支援だけでなく、人的な支援も含む

 昨年の口蹄疫では初動の遅れのほか、市町村間や国、県との意思疎通の不足が感染拡大の要因の一つとされた。西都市の橋田和実市長は「それぞれの市町村で対策本部を設置し対応したが、情報が入らなくて非常に戸惑いや不安があった。二度と発生させてはならないが、もし発生した場合でも、初動で抑え込み、まん延を防止するための体制構築ができる」と協定締結の意義を語る。

 川南町の日高昭彦町長は協定の実効性を高めるため「情報と知識を共有し、局面に応じて『今、なにをすべきか』を市町村で統一することが大切だ」と連携の深化を鍵とみる。

 調印式に立ち会った児湯農林振興局の米良弥局長は「1市町村のみの対応では圧倒的にマンパワーが不足し、迅速かつ的確な防疫措置が困難だった」と昨年の口蹄疫を振り返り、「初期の抑え込みがいかに大切か身に染みており、一致協力した防疫体制を構築することは大切だ」と評価した。


宮崎県西都・児湯地域 7市町村が防疫協定 家畜疾病に態勢万全

日本農業新聞 2011年11月2日付転載(改行等加えた)

 昨年、口蹄疫が感染拡大した西都・児湯地域の西都市、川南町など7市町村が1日、「口蹄疫などの防疫措置協定」を新富町のNOSAIみやざき北部センターで締結した。

発生時には職員派遣や消毒薬剤などの物資の提供で迅速な防疫措置を実施する。協定は県内で4地域目となる。

 協定は、同地域で口蹄疫などが発生または発生の恐れがある場合、7市町村が連携・協力し、迅速で的確な防疫措置を実施し、地域への侵入、まん延防止を図っていくことを目的にする。

このため、各市町村の防疫体制の情報交換や発生した場合の情報収集・提供態勢を共有化するとともに、防疫措置の応援態勢を明記している。

 調印式には橋田和実西都市長、小澤浩一高鍋町長、土屋良文新富町長、日高昭彦川南町長、河野正和都農町長、田口晃文木城町長、黒木定藏西米良村長、県児湯農林振興局の米良弥局長が出席。それぞれ協定書に調印した。

 西都、尾鈴、児湯の3JAの組合長も調印を見守り、防疫強化へ行政と意識を一つにした。

 同日はちょうど1年前、本格的な経営再開が同地域で始まった日。調印式はこのことを再認識し合う意味もあった。調印式に先立ち、同センターでは7市町村と3JAの畜産担当者40人が参加して防疫研修会を行った

 地域防疫協定は、県の口蹄疫からの再生・復興に向けたロードマップでうたわれている。これまでに都城・北諸(都城市、三股町)、西諸県(小林、えびの市、高原町)、日南・南那珂(日南、串間市)の地域で締結している。

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