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2011/11/10

安愚楽牧場・宮崎県内への影響 H23年11月

「安愚楽は無責任」 経営継続に不安 宮日 2011年11月09日

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=41890&catid=74&blogid=13&catid=74&blogid=13

 本県を含め全国で大規模農場を展開する安愚楽(あぐら)牧場(栃木県)の民事再生手続き廃止が決まった8日、県内の関係者の間に動揺が広がった。

 同社から預かった牛を飼育する預託農家は、預託料の支払いが一部滞っており「経営を続けることができるのか」と不安視。同社が経営に関わる小林市の観光地、コスモス牧場への影響も懸念されている。

 県内の同社の預託農家22戸を取りまとめる新富町新田の伊藤成年さん(51)は「安愚楽と預託契約をすることで経営が安定し、救われた農家もいるだけに残念。安愚楽に対する世間の評判はよくないが、口蹄疫後の対応など、預託農家には比較的親切だった」と肩を落とす。

 ただ、6月以降、農家に支払われる預託料の一部は未払いの状態が続く。「多くの預託農家は畜産経営を続けたい。そのためにも、きちんと預託料を受け取りたい」と伊藤さん。10月中旬に県内の預託農家で集まり、預託料が支払われるまで牛を手放さないことを確認し合ったという。

 小林市と同社などが出資する第三セクター「北きりしまリゾート牧場」運営のコスモス牧場への影響を与える恐れもある。

同市によると、同社などが市に支払う借地料は期限を過ぎても支払われていない。借地上にある直営牧場やレストランなどの施設の解体が必要になった場合、新たな費用が発生する可能性もあるという。

 同市の肥後正弘市長は「いまはまだちょっと信じることができず、コメントのしようがない。仮に破産手続きが始まった場合、第三セクターの運営と預託農家の問題は非常に難しくなる」と述べた。9日には関係課を集め対策会議を開く。

 県内の預託農場を統括する児湯第3牧場(高鍋町上江)は同日夕、入り口から見える牛舎は空のまま。事務所にいた男性は「申し訳ないが、何も話せない」と言葉少なだった。

 児湯郡内の元従業員女性は同社の状況に「無責任だ」と憤る。「会社の悪い評判が耳に入るようになり、辞めようとしても内部事情を知っているからか引き留められた。社員のメンタルケアもしてくれなかった。」と当時の不満を口にした。

 県外のある直営農場では同日、会社側から再生手続き廃止に関する説明があったという。県内から同牧場へ移動になった男性従業員は「畜産に携わりたいが、存続できるのか不安。今後の動きによっては、畜産をあきらめないといけない」と心境を語った。


安愚楽牧場が破産見通し・小林市が対策会議

2011年11月09日  UMK

今年8月、経営が破たんした安愚楽牧場について、民事再生手続きが廃止され、破産する見通しとなりました。

これを受け、安愚楽牧場との第3セクターがある小林市では、対策会議が開かれました。
対策会議には、肥後市長をはじめ幹部職員約10人が出席しました。

小林市内には、安愚楽牧場の預託農家が11戸ありますが、会議では、今年6月?8月分の預託料が支払われていないケースがあることや、小林市と安愚楽牧場などが出資する第3セクターが運営するコスモス牧場について、今年度の借地料、約137万円が、安愚楽牧場から支払われていないことが報告されました。

小林市では、今後、預託農家への対応やコスモス牧場の存続について協議することにしています。


安愚楽牧場預託農家の反応
2011年11月09日 UMK

一方、安愚楽牧場の預託農家の反応です。

新富町の肥育農家・伊藤成年さんは、安愚楽牧場の預託農家の会の会長です。
きのう夕方、安愚楽牧場から、民事再生手続き廃止の決定を知らせるFAXが届きました。

伊藤成年さんは、「預託農家同士の話では、未払いの預託料を取り戻そうということで、売却になっても牛は引渡ししませんよということで動こうということです」と話しています。

県内の預託農家では、安愚楽牧場に対し、今後の対応について、説明を求めていくことにしています。


安愚楽牧場破産へ 県内への影響は?
11月9日 18時57分 MRT

 県内への影響も懸念される安愚楽牧場のニュースです。経営破たんした安愚楽牧場は、再生手続きではなく破産手続きに移行する見通しとなりました。県内の直営牧場の牛は、今後、売却をめざす方針だということです。

 全国で和牛オーナー制度を展開してきた栃木県の安愚楽牧場。去年の口蹄疫や福島第一原発事故の影響で経営が悪化し、今年8月、民事再生法の適用を申請。

その後の調査で、資金繰りのひっ迫により早期に牧場と牛を売却しなければ、大量の牛が餓死する状況にあることが分かり、8日、東京地裁から、民事再生手続きの廃止決定を受けました。

県内にある安愚楽牧場の直営牧場は15か所。このうち児湯地区の12か所は去年の口蹄疫で牛が処分され、牛舎はカラの状態が続いています。

県内の直営牧場を統括する高鍋町の事務所には、9日も数人の従業員の姿がありました。県によりますと、西都市と小林市にある3か所の直営牧場では今年8月時点で、あわせて2000頭余りの牛が飼育されていました。

こうした直営牧場について安愚楽牧場の保全管理人は「牛や牧場の管理を当面継続しながら適宜、事業や資産を処分していく」としています。

(西都の直営牧場近くの住民)「餓死してそのまま放置しているわけにもいかないでしょうし、なんとかしてほしい」

影響は直営牧場だけではありません。安愚楽牧場から牛を預かって飼育し預託料を受け取っている預託農家は県内に22戸あります。再生手続きの廃止決定を受け、小林市の預託農家は・・・

(小林市の預託農家)「残念だけれども世の中の流れだから・・」

県内の預託農家には預託料の一部が支払われていないほか、牛の扱いも今後どうなるか不透明な状況です。

(小林市の預託農家)「覚悟してたことはしてたから予想のことが来たという感じで、あとはどう生きるかを兄弟や家族で話し合わないといけない」

一方、安愚楽牧場や小林市などが共同で運営しているコスモス牧場。
小林市ではこの問題をめぐり9日朝、緊急の対策会議を開催。弁護士と相談しながら今月18日に株主総会を開いて、対応を決めていく方針を確認しました。

(小林市・肥後正弘市長)「継続して観光地を守っていくという方策でいきたいなというふうには思ってます」

安愚楽牧場の破産手続きはおよそ1か月後に開始決定となる見通しです。


安愚楽牧場破産へ コスモス牧場重要 三セク出資小林市 「継続を目指す」

宮日 2011/11/10付転載(改行等加えた)

 和牛オーナー制度が行き詰った畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)の民事再生手続き廃止決定を受け、小林市は9日、市役所で対策会議を開いた。その後の記者会見で肥後正弘市長は、市内の預託農家の保護へ関係機関と協議を進めると説明。同社や市などが出資する第三セクターが運営を手掛けるコスモス牧場については「市の観光の重要地点の一つ。継続を目指したい」と述べた。18日の株主総会で存続へ向けた協議を行うという。

 会議は民事再生法の適用申請時に続き2回目で、冒頭を除いて非公開。

 肥後市長によると、市内11戸の預託農家については、JAこばやしと協議しながら対策を取ることを確認し、同社直営の2農場に対しては今後の推移を見守ることになった。

 コスモス牧場は旧市域では唯一のレジャー施設で、運営する第三セクター「北きりしまリゾート牧場」の株主は安愚楽牧場とその子会社、市、同JAの4者。現状では、今後の経営は市と同JAだけで当たらなければならない。

 このほか、同社と子会社が支払う借地料が期限後も未払いの状態。子会社運営のレストランが8月に閉鎖されたことが客足に影響するなど、施設の経営環境は厳しい。両社の出資金約2300万円の扱いなどを含め、施設存続の課題は多い。

 肥後市長は継続して観光地を守っていく方策を取っていきたい」と説明。株主総会で同JAと具体的な協議に入る考えを示した。


安愚楽出資の観光牧場、小林市が継続目指す
(2011年11月10日 読売新聞)宮崎版

http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/20111110-OYS1T00221.htm

市や安愚楽牧場などが出資するコスモス牧場
 東京地裁から民事再生手続きの廃止決定を受けた安愚楽牧場(栃木県那須塩原市)が、破産手続きに移ることが明らかになったことについて、県内の関係者に動揺が広がった。同社が出資する第3セクターがある小林市は9日、急きょ対策会議を開き、3セクが運営する観光施設「コスモス牧場」について、2013年度まで営業継続を目指す方針を決めた。

 小林市は1994年、安愚楽牧場などと3セク「北きりしまリゾート牧場」を設立、牛やウサギなどの動物と触れ合えるコスモス牧場(約10ヘクタール)の共同運営を始めた。出資比率は市が54・3%、安愚楽牧場21・3%、JAこばやし13・7%、安愚楽牧場の子会社「レストラン安愚楽北霧島」が10・7%で、割合に応じて牧場の借地料年間約433万円を負担している。

 しかし、安愚楽牧場の経営悪化が表面化した夏場以降、安愚楽牧場と子会社は借地料を滞納、計約137万円を市が肩代わりしている

 肥後正弘市長は、借地契約が14年3月で終わることに触れ、「コスモス牧場は重要な観光施設。少なくとも契約の残り期間は(営業)継続を目指したい」と話した。安愚楽牧場側の借地料は市側での負担も検討するという。

(2011年11月10日 読売新聞)


安愚楽牧場:出資のコスモス牧場、市長らが対策会議--小林 /宮崎
毎日新聞 2011年11月10日 地方版

http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20111110ddlk45020654000c.html

 和牛オーナー制度で出資会員を集めていた「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)の破産の可能性が高まったとして、安愚楽が出資する第三セクターの体験型観光施設「北きりしまリゾート牧場」(通称コスモス牧場)がある小林市が9日、市役所で対策会議を開いた。

 会議は、安愚楽の経営破たんが明らかになった8月に続き2回目。議長を務める肥後正弘市長ら10人が出席した。

 市によると、コスモス牧場には安愚楽と子会社の「レストラン安愚楽」、市、JAこばやしが出資し、市は株式54・3%を保有する。同牧場の敷地約10ヘクタールの借地料は4者で負担。年間約434万円のうち約275万円が安愚楽側の負担だが、今年度下半期分の約138万円は市が立て替えており、安愚楽側に督促中という。

 肥後市長は「できれば市の観光拠点として(コスモス牧場を)継続したい。新しい三セクでやるかどうか検討したい」と述べた。18日に定期株主総会が予定されている。【重春次男】

※コスモス牧場に関して

宮日10月15日の記事「安愚楽牧場が借地料を未納」では

肥後正弘市長は「再生に伴う手続きで支払い事務が遅れているかもしれない。契約を守って支払ってもらえることを信じている」と話している。

「信じている」とか、あんまりだろ、と思っていたのだが、8日の宮日の取材に対しても

「いまはまだちょっと信じることができず、コメントのしようがない。」

かなり残念なコメント・・・・
もっと怒って良いと思うよ、マジで。

8月22日に第1回の対策会議が開かれた。
この時から何も進んでいなかったということか・・・

▼コスモス牧場の出資割合など過去の農業新聞が詳しかったので再掲載


安愚楽牧場問題で協議
 コスモス牧場の情報共有 宮崎

日本農業新聞 2011年8月25日付転載(改行等加えた)

 安愚楽牧場が経営破たんし、民事再生法の適用申請したことで、小林市、同社、同社の子会社、JAこばやし4者が共同出資している第三セクター「北きりしまリゾート牧場」(コスモス牧場)の対応について、同市の対策会議が22日、開かれ関係各課との情報を共有した。

観光体験型牧場は存続中だが、子会社経営のレストランは同日から休業している。

敷地は借地で契約では更地にしなければならず、同社からは一切連絡がなく、同市は困り果てている。

同牧場の株式は1446株。
 同市  786株(54.4%)の3930万円
 同社  308株(21.3%)の1540万円
 同JA  198株(13.7%)の990万円
 同社子会社「安愚楽レストラン北霧島」154株(10.7%)の770万円

敷地は約10ヘクタールあり、契約は2014年3月までで、借地料は約430万円。
株所有割合で負担している。

体験型牧場は今も営業しているものの、見通しはついていない。閉鎖した場合には建物などの撤去にかかる費用をどうしていくのかという問題も出てくる。

同市での同社預託農家は11戸で、約2400頭を使用している。民事再生法申請後、預託料と餌は9日以降、2週間分が送られてきたという。

同市の宇都文昭経済部長は「安愚楽からの連絡がなくて、施設の今後も具体的に検討できず、JAとも協議していきたい」と話している。

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