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2011/09/18

「日本の畜産のため」と言う安愚楽牧場のオーナー

これから書くことは会社のブログにふさわしい話題ではないと思いつつも、
たまには毒など吐きたくなるのです。(今、夜中だし) ( ̄ー ̄)ニヤリ

よって、ワタクシ(センム)の独り言。会社としての総意ではありませんので。
個人が特定されるブログで、こういうのを書くのは、かなり勇気がいるのですが、敢えて。

宮崎の畜産農家の一人として、口蹄疫の問題も絡め「安愚楽牧場」から目が離せないでいます。
ニュース、新聞、弁護団をはじめとする色々な方のブログやツイッターなど、チェックする毎日。

そもそも私が安愚楽ウオッチャーと化しているのは、口蹄疫が発端となっているわけですが、口蹄疫と安愚楽牧場の関係を書いていくと長くなるので、ここでは端折ります。

安愚楽のオーナー制度の問題に関しては、今のところ預託法や出資法に違反しているとか詐欺だとか、はっきり「そうだ」と言えない事もあり、オーナーの事を「被害者」と呼ぶのもどうかと思っています。自らが「被害者」だと言えば、そうなのかもしれませんが。

んで、多くのお金を失ってしまうかもしれない「被害者」に対して「大変だなぁ」とは思うわけですが、心の底から同情できないでいるワタクシがいます。

安愚楽の問題が詐欺だとすれば、言葉巧みに出資者を募っていたわけで、その手法は非難すべきであり、一番悪いのはやはり安愚楽牧場という事になるのでしょう。

ただ気になるのは、あちこちで見かけるオーナー(被害者)の人達の言葉。

「日本の畜産のために安愚楽牧場に出資していた」

私から見れば「はぁ???」って感じなんですけど。

安愚楽牧場の配当金(実際は何と呼ぶのかわかりません)が銀行並みの利率でも出資していましたか?
最低でも年利3%程度が見込めるからこそ、出資していたのではないですか?


本当に心の底から日本の畜産を応援するためなら、もちろん、スーパーに並ぶブラジル産の鶏肉やメキシコ産の豚肉、アメリカ産やオーストラリアの牛肉より、例え100g当たり100円高くても国産の物を買ってくれていましたよね?



口蹄疫の時、日本中の人達が署名を集め、義捐金を送ってくれました。
宮崎の畜産農家を助けるため、広い意味ではそれは日本の畜産を助けるためでした。
それをご存知ですか?


オーナー(被害者)の中には、昨年の口蹄疫で安愚楽牧場がいち早く感染疑いの事例となっていたことを知らない人もいますよね?


口蹄疫の問題で、宮崎県から安愚楽牧場が行政指導を受けた事を、つい最近まで知らなかった人もいますよね?


口蹄疫は宮崎だけでなく、日本の畜産業全体の問題だったのに安愚楽牧場さえ無事ならと気にも留めなかった人もいるのではないですか?


もちろん、日本の畜産業の事を考えて安愚楽牧場に投資した人もいるでしょう。
日本の畜産業の事を考えて下さっただけでも、畜産業者として感謝すべきなのかもしれません。


でも、それを7万人のオーナーの総意であるが如く世論や政治家に訴えるのは果たしてどうなの?



「日本の畜産のため」



その言葉を大義名分に、あたかも錦の御旗の様に使うオーナー(被害者)には心底、違和感を覚えます。


「日本の畜産のため」

それを、自分達のためだけの、都合の良い言葉にしないで欲しいと心から思います。

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