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2011年9月

2011/09/30

口蹄疫・えびの市と湧水町 防疫協定

県境防疫強化へ協定 家畜伝染病でえびの市、湧水町(鹿児島)

宮崎日日新聞 2011年09月30日
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?catid=6&blogid=2

 えびの市と鹿児島県湧水町は27日、家畜伝染病発生時の防疫業務等に関する相互応援協定を締結した。

 同市で昨年4月に口蹄疫が発生した際の教訓を生かし、両市町や近隣で口蹄疫や鳥インフルエンザなどが発生、または発生する恐れがある場合に情報を共有化。県境の消毒ポイント運営などで連携を強化し、迅速な防疫につなげる。

(以下、紙面を転載。改行等加えた)

 協定は「迅速かつ的確な防疫業務を実施するため、相互に協力して被害を最小限に抑止する対策を行う」ことを目的に掲げる。

このため、防疫業務に関するマニュアル、連絡責任者、連絡先などをそれぞれ交換

昨年は、県境に両市町が近接して消毒ポイントを設置した反省もあるため、情報を共有して効率的な県境防疫の体制構築を目指す。

 また、必要な物資の要請、提供などの協力も盛り込んだ

 協定の調印式はえびの市役所で開かれ、あいさつで村岡隆明市長は「防疫は一つの自治体では完結しない。県境を越えた取り組みを充実したい」、米満重満町長は「昨年の口蹄疫問題では情報の共有が一番大事と感じた。湧水とえびのに(防疫の)県境はない」と協定締結の意義を述べていた。

 県境を越えた同様の協定締結は串間市と鹿児島県志布志市に次いで2例目。口蹄疫の発生自治体では初めてとなる。


家畜伝染病県境越え対応

えびの市と湧水町、防疫協定

 えびの市と、隣接する鹿児島県湧水町は27日、口蹄疫などの家畜伝染病が発生した際、協力して防疫対策に取り組む協定を結んだ。昨年の口蹄疫では同市の農場で感染が確認された。市によると、口蹄疫が発生した自治体と県外の自治体が防疫協定を結ぶのは初めてという。

 速やかに初動態勢を整え、感染の拡大を最小限に抑えるのが目的。協定書には、協力して防疫作業に取り組むため、職員は派遣先の首長の指揮に従うことや、防疫マニュアルと担当者の氏名、連絡先を交換することなどが盛り込まれている。

 えびの市役所で開かれた調印式で、村岡隆明市長は「(口蹄疫などは)一つの自治体では解決できない。県境を越えた取り組みを充実させたい」と述べ、米満重満町長は「情報の共有が最も大事。隣接しているので県境は意識せず、一体となって対策を進めたい」と話した。

 えびの市では昨年4月28日から5月13日までに4農場で口蹄疫の感染が確認され、計672頭の家畜が殺処分された。

(2011年9月28日 読売新聞 宮崎)

農業新聞にも同様の記事

内容はほぼ同じだが、やはり串間市と志布志市の協定と同じで、人的支援は含まれていない事が書かれている。


※関連
口蹄疫・串間市と志布志市が口蹄疫防疫協定
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/09/post-7170.html


県境越え口蹄疫防疫協定 志布志市と串間市
(2011 09/22 06:30) 南日本新聞


 口蹄(こうてい)疫はじめ家畜伝染病の発生に備え、志布志市と串間市は21日、防疫対策に関する協定を締結した。鹿児島県と宮崎県の県境を越えた自治体同士で結ぶのは初めて。

 27日には湧水町とえびの市が同様の協定を締結する。
曽於市は近く都城市と協議予定。
霧島市も、都城市を含む隣接自治体との協定を検討し始めており、県境をはさんだ自治体間での連携が広がっている。


人員や物資相互提供 都城市と三股町応援協定
2010年06月18日
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=27930&catid=6

 隣接する都城市と三股町は18日、口蹄疫の疑似患畜が両市町で発生した場合に人員や物資を相互に提供する応援協定を締結した。

 市によると、口蹄疫に関する自治体間の応援協定は初めて。

 感染拡大を防止するためには迅速な殺処分、埋却作業が効果的とされている。協定では、疑似患畜発生で要請があった場合は必要な職員を派遣し、物資を提供する。

 県内で口蹄疫発生以降、両市町は消毒ポイント設置や対策本部会議などでも連携。防疫マニュアルも共通しており、今後は職員派遣の規模などを決めて反映させる。

初動防疫へ職員相互派遣 西諸2市1町が協定 2011年07月15日 宮日 http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=39434&catid=6

 小林、えびの市、高原町の2市1町は13日、西諸県地域で口蹄疫などが発生した際、職員が発生市町で防疫業務に携わるなどの地域相互応援協定に調印した。協定は、都城市と三股町の協定に続いて2例目。

 昨年、県内で発生した口蹄疫は複数農場で同時多発するなどして、単独市町では職員の動員数が限られ、防疫措置に時間がかかるなどの課題が残った。西諸地域では6月、口蹄疫、鳥インフルエンザといった家畜伝染病の発生防止対策や発生の際の初動防疫、まん延防止などを行う西諸県地域家畜防疫対策会議を発足。相互応援協定の確立を目指していた。


家畜伝染病防疫で協定 日南、串間市
2011年08月30日 宮日
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=40416&catid=5

 日南市と串間市は30日、口蹄疫などの発生時における防疫業務に関する協定を締結した。県内の市町村間の協定は3例目。

 口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザなど家畜伝染病が発生、予想される場合、協力して防疫業務に当たることを確認した。

 協定書は、「情報共有化」「応援の要請」「応援の実施」「経費負担」など8条。


※メモ、独り言

鹿児島県内自治体・都城市間では、曽於市、霧島市などとも協議、協定検討を予定している。

他に、宮崎県内で防疫協定を結んでいるのは

都城市と三股町、
西諸県(にしもろかた)2市1町(小林、えびの市、高原町)、
日南市と串間市

都城、えびのは鹿児島や熊本との県境であり、昨年の口蹄疫での反省も踏まえ、情報の共有を目指す意味でも県内隣接地域、及び、隣県との防疫協定も大きな意味を持つ。

・・・・・肝心の児湯地域で、防疫協定の予定があるのか気になるところ・・・。

2011/09/29

牛肉の八幡巻きをキチンと作ってみた

29日(肉の日)なので、久しぶりに牛肉レシピrestaurant

牛肉の八幡巻きって、ある意味、牛肉料理の定番だったりしますよね。
ところが、上手に作れない・・・・(アタシだけ?)

ってわけで、できるだけcoldsweats01 レシピ通りに作ってみました。
(今までは自己流だったわけやね、要するに)

参考にしたのはこれです。↓

http://www3.jmi.or.jp/su02.html

京料理の老舗菊之井のご主人村田吉弘さんの料理指南なのだ!

もとにしたレシピでは牛肉はローススライス(厚さ3ミリ)とありますが、
今回は、すき焼き用モモスライスを重ねて作りました。

Photo_2

★材料

・牛肉スライス   300㌘
・ごぼう       4分の1本
・ニンジン      2分の1本

☆合わせ地
 ・酒        100cc
 ・濃口しょうゆ  50cc
 ・みりん     50cc

☆ごぼうとニンジンの下煮用
 ・だし汁    200cc
 ・薄口しょうゆ   5cc
 ・塩        1g

・片栗粉     適宜


★レシピ

①ごぼうはよく洗い、15㎝程度に切り、たて4つ割り位にしておく

②ニンジンは皮をむき、ごぼうと同じ位の大きさに切る

③だし汁、薄口しょうゆ、塩を入れた鍋にごぼうとニンジンを入れ10分程度煮る
 そのまましばらく置き(今回は30分置いた)、下味をつける

Photo

④ごぼうとニンジンを取り出し、ペーパータオルで水けをふきとる

⑤牛肉に片栗粉をはたき、市松模様になるように組んだごぼうとニンジンを芯にして巻く
 巻き終わったら表面にも片栗粉をはたく

Photo_3

⑥熱したフライパンに⑤を巻き終わりの部分を下にして入れ、転がしながら全体を焼く

※牛肉はレシピ通りだとロースですが、今回はモモ肉スライス。
 脂が少ないので、牛脂を少々使いましたがロースなら油は必要ありません。

Photo_4

⑦8割方火が通ったら「合わせ地」を回しいれ、煮汁がなくなるまで、転がしながら煮からめる

Photo_5

⑧粗熱を取ってから切り分け、盛り付ける

Photo_6

※作ってみての感想

元のレシピには

ごぼうとニンジンを入れて、一回煮立ったら火を止めてそのまましばらく置き下味をつける

と書いてあったのですが、それだとごぼうもニンジンも、ちょっと固すぎました。

ごぼうとニンジンは、火を止めたら冷ましながら じっくりと味を含ませるのがコツみたい
(今までの敗因は、これだったのか・・・)

牛肉にはたく片栗粉は、ごく薄く。
元のレシピ動画では、刷毛を使って片栗粉をはたいていました。

つけ過ぎると煮からめている内に、ダマが出来たりするようです。

ごぼうとニンジンが市松模様に組めていないのは、ご愛嬌ってことで。

しかし、やっぱり牛肉とごぼうの愛称は抜群だわ (* ̄ー ̄*)

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2011/09/28

ちょっと、すごいから見て!Σ( ̄ロ ̄lll)

ちょっと、マジすごい!!

必見!!!

大阪の焼き肉ホルモン屋「たっとん亭」さんのブログ

プロが話す焼肉解説・平野区焼肉ホルモン屋 のはなし
http://ameblo.jp/222289/entry-11030546000.html

欲しいわ~、これ。
実物、見てみたい。

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牛肉全頭検査

先日行った神戸市場の中にも、こんな部屋が出来ていました。
(神戸市場では8月から検査)

Photo

東京食肉市場でも9月5日分から全頭検査が始まりました。
ほかの食肉処理場でも、自主的に検査を行っているようです。
宮崎でも↓


飼料汚染牛問題 自主検査で安全担保
   県内食肉処理場 消費者不安を払拭

宮崎日日新聞 2011年9月5日付(転載改行等加えた)

 放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた可能性のある牛肉が流通していることを受け、県内で稼働する牛の食肉処理場6カ所の内3カ所が、放射性物質の値の自主検査に取り組んでいる。関係者は「消費者や取引先の不安を払拭(ふっしょく)するのが目的」と説明する。


 県畜産課によると、食肉卸県内最大手の「ミヤチク」(都城市高崎町)が都城と都農町の2カ所で1日から、延岡市の「宮崎ビーフセンター」が8月上旬からそれぞれ始めた。

 このうち、県全体の約半分に当たる年間約3万頭を処理するミヤチクは、食品中の放射性セシウムを測定できる「サーベメーター」2台を約300万円で購入。高崎工場と都農向上に1台ずつ配備した。

 ミヤチクによると、東日本大震災に伴う福島第1原発事故への不安から、5月以降香港やマカオなど海外取引先の県産牛肉の取扱量が激減。汚染稲わらの流通がわかった7月以降、国内の取引先からも検査実施の有無に関する問い合わせがあった。

 同社の長友和美副社長は「検査にかかる人件費も大きいが、取引先からの要望もある。牛肉の価格低迷や輸出のてこ入れなど総合的に判断して、安心・安全を担保する体制が必要だった」と話す。

 同社では、2工場に1日に搬入される牛約120頭について、と畜後に枝肉表面の放射線量を測定。高い数値を示した5頭分の枝肉から放射性セシウムが蓄積されやすい赤身部分約1㌔を採取して2次検査に回す。

同検査で食品衛生法で定める暫定基準値(500ベクレル)の半分である250ベクレル以下であれば流通させ、250ベクレルを超えた場合は、詳細な測定ができる外部機関に検査を依頼する。

 一方、県は7月中旬から同下旬に実施した調査で汚染稲わらの県内流通がない事を確認しており、県畜産課は「汚染稲わらの流通がないので、牛の汚染もないと考えている。検査しなくても宮崎産の牛は安全・安心だと考えている」と話している。

東京での検査費用は、一頭約8500円程度。
生産者の負担になってるそうです。
他でも、検査費用が生産者負担の所があるみたいですね。

神戸市場では、検査料は市場側が負担してくれています。

「枝肉価格が安いのに、これ以上生産者に負担をかけるのは良くない」

との配慮からとか・・・

ありがたいことです・・・・感謝!


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2011/09/27

口蹄疫・読売新聞(宮崎) 復興の課題

読売新聞でも宮崎版で連載企画を組んでくれている。
(アンダーラインはやまさき)

過密飼育改善進まず


農家強い抵抗、県「収益も念頭」

 「頭数を減らせば収入が減る」「畜産県なら飼育密度が高くなるのは当たり前だ」――。

 県庁で7月に開かれた牛豚の飼育密度に関する意見交換会。県が打ち出そうとする“過密緩和”の方向に、出席した畜産農家から反発する声が相次いだ。

 昨年、県内に甚大な被害をもたらした口蹄疫で、国や県の検証委員会は、家畜の「過密飼育」が拡大の一因になったと指摘。県は再発防止策の一環として、過密の解消を検討し始めた。


 意見交換の場で、県の担当者は、牛と豚の頭数に対する都道府県面積の比率を提示。鹿児島県に次いで2番目に狭いことを示して、過密飼育をアピールしたが、農家側の抵抗は想像以上だった。

 2回の会合を経て、県は近く飼育頭数の指針を取りまとめるが、強制力のない基準にとどめる方針だ。

 座長を務めた県畜産・口蹄疫復興対策局の永山英也局長は「極めて難しい課題。防疫だけでなく、農家の収益も念頭に置かないと」と、生産者側への配慮を示す。

 畜産振興の旗を振る県は、農家とともに経営の効率化を推進する立場を取ってきた。これまでの手法を翻し、一転して過密緩和を打ち出すのは現実的ではないと判断した。

    ◇

 宮崎市などで母豚約800頭を飼育する日高養豚場の日高省三専務理事(56)は「豚は一頭あたりの利益が1000~2000円。ある程度の頭数を飼育しないと、安定的な収入にならない」と語る。

 ただ、宮崎大の長谷川信美教授(家畜管理学)は「過密状態だと行動の自由がなくなり、ストレスで免疫機能が低下する。病気の多発や突然死、肉質の低下などを招く恐れがある」と指摘する。

 長谷川教授によると、欧州連合(EU)では飼育環境などに配慮した「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の観点から、子牛(150キロ・グラム未満)一頭あたりの飼育面積1・5平方メートルなどの基準を示し、加盟国が法律で飼育密度を規制しているという。

 アニマルウェルフェアに基づいて飼育された家畜の肉には、認証ラベルを貼って販売。意識の高い消費者が好んで購入するなど、付加価値も生まれている。長谷川教授は「生産の現場を変えるには消費者の意識を変える必要がある」と主張する。

    ◇

 県内で約30万頭の牛や豚が犠牲になった口蹄疫の終息宣言から1年が過ぎた。復興、再生を目指す畜産農家や行政の取り組み、課題を探った。

(2011年9月23日 読売新聞)

畜産からの転換手探り

受け皿整備、西都に冷凍野菜工場

 「陸上選手が水泳選手になるようなものだと思うんです」

 口蹄疫の終息宣言から丸1年となるのを控えた8月26日、河野知事は記者会見で、畜産農家が畑作にくら替えすることの難しさをスポーツに例えて表現した。

 約30万頭の家畜が犠牲になった昨年の口蹄疫は、5年間で2350億円ともされる経済損失を被る打撃となり、畜産が県全体に及ぼす影響の大きさを知らしめる結果となった。これを機に県は、畜産に偏る農業からかじを切る方針を取り始めた。

 昨年8月に策定した口蹄疫からの再生・復興方針で掲げた旗印の一つが「畜産から耕種へ」。家畜の密集を防いで口蹄疫の蔓延(まんえん)リスクを軽減するとともに、被害農家の廃業による地元経済の減速にも歯止めをかけられると判断した。

 ただ、知事が口にしたように、終息から1年を経た今も、転換は思うように進まず、絵に描いた餅になっている。

 口蹄疫で24頭の牛を失った川南町の石川以和保(いわお)さん(64)は、後継ぎもいないことから畜産を断念。兼業していたキャベツやサトイモ作りに専念し始めた。

 ただ、餌やりのために夜明け前から起きていた生活スタイルは激変し、収入も落ち込んだ。石川さんは「新しい生活に慣れるのに精いっぱい。ゼロから始める人は大変だろう」と言う。

 JAグループの子会社「ジェイエイフーズみやざき」は8月、西都市で九州最大規模の冷凍加工工場の操業を始めた。野菜の栽培農家と一括して買い取り契約を結ぶため、農家の収入が安定し、「耕種転換への受け皿になる」として、県と国は総事業費20億円のうち半分を助成した。

 しかし、ホウレンソウの出荷を契約した農家86戸(作付け面積150ヘクタール)のうち、口蹄疫の被害農家は2戸(5ヘクタール)のみ。いずれも口蹄疫の発生前から畜産と畑作を兼業していた農家で、畜産から完全に乗り換えたケースはない。

 県の口蹄疫対策検証委員会で座長を務めた宮崎大工学部の原田隆典教授は「発生前と同じような規模で畜産が再開されても、ひとたび感染が拡大すれば、深刻な事態が想定される。県は国や市町村とも協力して、目指すビジョンを明確に示し、畑作だけでなく、他の産業への転換も含めて、最大限の後押しを検討するべきだ」と指摘する。

(2011年9月24日 読売新聞)


初動態勢強化でコスト増

県「感染拡大防ぐ基本的対応」

都城市で口蹄疫が疑われる牛が見つかり、県庁で急きょ開かれた対策本部会議(4月25日)
 県内で口蹄疫の感染が確認されて1年が過ぎた今年4月25日、都城市の畜産農家で牛に異常が見つかった。獣医師が7頭の口の中にただれなどを確認し、「口蹄疫のような症状」とする診断結果が伝えられると、畜産業界に緊張が走った。

 県は4月に全面改定したばかりの「口蹄疫防疫マニュアル」にのっとって初動態勢を取った。検体の遺伝子検査結果が出る前に報道機関に連絡。陽性と分かり次第、すぐに殺処分や埋却ができるように、資材や人を確保し、半径20キロの約4600農場に牛や豚の移動自粛を求めた。隣接する小林市で翌26日に予定されていた家畜市場にも中止を要望した。

 26日早朝に陰性と判明したが、あらかじめ農場近くに待機させていた県職員らの人件費などに約60万円の費用が発生した。費用は県が負担した。

 ただ、遺伝子検査の結果が日中にずれこめば、重機のキャンセル料などが数百万円に上り、小林市の家畜市場も中止されると、経済的な損失はさらに膨らむ可能性があった。岩崎充祐・県家畜防疫対策室長は「コストはかかるが、感染拡大を防ぐ基本的な対応」と理解を求める。

 昨年、口蹄疫が蔓延(まんえん)した教訓から、初動態勢を重視したマニュアルとなったが、農家や獣医師からは戸惑いや不安も見え隠れする。

 宮崎市内で牛を飼育する畜産農家の男性(52)は「感染の有無がはっきしない段階で通報することで、周囲の農家や市場に迷惑をかけることもある。ためらう農家がいるかもしれない。報告しやすい環境を作ることが必要」と指摘する。

 また、マニュアルでは、発生初期の防疫作業について、県の家畜防疫員らが従事することを明記しているが、民間獣医師については「不足に応じて支援を要請」とする表現にとどめた。県獣医師会児湯支部の矢野安正支部長は「大規模農場に感染が広がると、経験豊富な開業獣医師を当初から動員しないと殺処分は追いつかない。昨年の経験を生かしきれていない」と苦言を呈する。

 県畜産・口蹄疫復興対策局の永山英也局長は「迅速に封じ込めるため早めの準備をすることで、経済的な負担が生じるのは確かだ。ただ、口蹄疫を経験した県として、他県の模範となるような対応も取らないといけない。経験を積み重ねることで、実態に合うようにマニュアルを改善していくこともできる」と話している。

(2011年9月25日 読売新聞)

地域経済の回復見えず


関連産業多岐、損失年400億円超の試算

8月に都城市で開かれた県牛削蹄競技大会(県牛削蹄師会提供)
 「ひいきにしてくれる農家が増えてきたところだったのに…。仕事は激減したが、若い自分がやめるわけにはいかない」

 口蹄疫ですべての牛や豚が殺処分された川南町で最年少の削蹄師(さくていし)、菊池敬典(けいすけ)さん(26)は、自分に言い聞かせるようにつぶやいた。

 県立農業大学校(高鍋町)を卒業し、国富町のベテラン削蹄師宅に1年間、住み込んで修業を積んだ。実家は牛の繁殖農家。子どもの頃から慣れ親しみ、自分を育ててくれた牛と生涯かかわっていこうと、この道を選んだ。削蹄師として独立し、ようやく軌道に乗り始めたときに口蹄疫が襲った。

 削蹄師の仕事は、馬や牛のひづめを削って歩行のバランスを整える。畜産が盛んな県内では牛がメーンだが、農家が経営を再開しても、すぐに依頼があるわけではない。削蹄の頻度は母牛で年に1回程度、子牛は出荷前。母牛への種付けから子牛の出荷までは2年近くかかる。

 菊池さんは口蹄疫発生まで、月に80~100頭のひづめを削っていたが、現在は3分の1程度。仕事が全くなかった時期は、土木作業や精米所でのアルバイトで生活費を稼いだ。今後は母牛を購入して繁殖農家との兼業にするつもりだ。

 菊池さんは8月、2年ぶりに開かれた削蹄技術を競う県大会に出場し、約40人のうち、自身最高となる13位になった。九州大会に出られる8位入賞はかなわなかったが、「さらに技術を磨き、『あなただから頼みたい』と言われるような削蹄師になりたい」と語る。

 児湯削蹄会によると、児湯地域の削蹄師8人のうち、大半は50~60歳代。同会の河野久徳会長(59)は「仕事がないため、多くの削蹄師がアルバイトなどで、やりくりしているが、体力的にきつい状況」と話す。

    ◇

 「牛の往診は3分の1に激減した。病院経営は赤字」。やの動物病院(西都市)の矢野安正院長は頭を抱える。

 1日平均20件程度だった往診は今や5、6件程度。獣医師5人を雇用しているが、賃金カットで急場をしのいでいる。「経営を断念する農家も多い。往診数が以前と同じ程度に戻ることはないだろう」と話す。

 畜産が関係する業種は、ほかに人工授精師や食肉加工業、家畜の運送業者など多岐にわたる。東京商工リサーチ宮崎支店によると、県内の食肉処理工場の稼働率は、口蹄疫発生前の7割程度にとどまっており、牛や豚を中心に搬送する運送業者では、リストラなどで経営を維持しているところもあるという

 口蹄疫による畜産業や関連産業の経済損失を年間426億円と試算した根岸裕孝・宮崎大准教授(地域経済)は「地域経済の回復には数年かかる。復興には、川南町の軽トラ市のような、地域でお金を回していくための工夫も必要」と指摘する。

(2011年9月27日 読売新聞)


2011/09/26

西畜グループ枝肉共励会で最優秀賞

9月22日に行われた西畜グループ枝肉共励会で最優秀賞頂きました。

うううう(感涙)・・・・ ずっと ご無沙汰だったんです。

20110922

口蹄疫以降、何かが狂っていて   (´・ω・`)

枝肉成績が振るわない日々が続き・・・・・ (ノ_≦。)

少しずつ、何となく「持ち直してきたなぁ」と感じ始め (* ̄ー ̄*)

ようやく・・・・久しぶりの受賞です。 ヽ(´▽`)/

長かった・・・・

めす  月齢 34ヶ月

血統  梅福6×福之国×安平

A5等級 BMS.12

枝肉重量   461.0
ロース芯面積  78
歩留基準値   76.2

20110922_2

他に優秀賞、優良賞も頂きました。

優秀賞

めす  月齢 33ヶ月

血統  福之国×安平×上福

A5等級 BMS.11

優良賞

めす  月齢 32ヶ月

血統  福之国×茂福×福桜

A5等級 BMS.9


西畜グループ枝肉共励会では、山崎畜産は他所より多くの出荷枠を頂いており

入賞して当然という面もあって、あんまり自慢もできないんですが・・・・

それでも、久しぶりの最優秀賞はホント嬉しいです。

購買者のみなさま、ありがとうございました!

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2011/09/25

口蹄疫・串間市と志布志市が口蹄疫防疫協定

家畜伝染病防疫へ協定 串間と志布志

宮崎日日新聞 2011年09月22日付転載(改行等加えた)

 串間市と鹿児島県志布志市は21日、口蹄疫など家畜伝染病の防疫対策に関する協定を締結した。県境を越えて防疫協定が結ばれるのは県内初。

 昨年の口蹄疫発生時に一部の消毒ポイントを分担して設置するなどした協力関係をさらに深め、迅速で的確な防疫態勢がとれるよう情報共有や意見交換を進める。

協定書は7項目からなり、両市の防疫マニュアルや連絡責任者に関する情報の共有、防疫対策についての定期的な意見交換を明記。

 家畜伝染病が発生または発生する恐れがある場合、県境での消毒活動などで協力するとしている。

 また、昨年は別々に消毒ポイントを設置した国道220号などでも、合同でポイントを設置するなど効率的、効果的な態勢を協議する。

 同日、串間市役所で調印式があり、約20人が出席。南那珂農林振興局の西重好局長らが立ち会い、野辺修光串間市長と本田修一志布志市長が協定書に押印した。

 その後、担当者を交えて意見交換。
本田市長は「昨年は志布志港から発生地域に飼料を毎日運搬し、緊張感は高かった。一方で、情報がなかなか入ってこないということもあった。連携や連絡を密にし、防疫態勢をつくりたい」などと期待感を示した。

 野辺市長は「県境をまたいだ協定は大変有意義。しっかり情報を共有し、万一発生した時は初動を素早くやりたい」と話した。

 県内では、えびの市も27日に鹿児島県湧水町と防疫業務などに関する相互応援協定を結ぶ。


家畜防疫 県境越え協定
  串間、志布志 両市が初  初動対応素早く

日本農業新聞 2011年9月23日付転載(改行等加えた)


 宮崎県串間市と鹿児島県志布志師は21日、口蹄疫などの防疫に対応するため、発生時の防疫協定を串間市役所で締結した。県境を越えて自治体が協定を結ぶのは初のケース。
情報共有や境目の消毒ポイントなどで協力関係を密にしていく。

 協定内容は7項目で、家畜伝染病などが発生、または発生の恐れがある場合に、迅速な防疫対策実施で相互に協力し合う。

 このために防疫マニュアル、相互の連絡体制、定期的な意見交換などを盛り込んだ。高病原性鳥インフルエンザでも協力し合う

 志布志港には大規模な飼料工場があり、両県からの飼料車両が出入りしている。昨年の口蹄疫発生時にも、宮崎からの車両が串間市を通り、地発生拡大した児湯地域まで運搬していた

国道220号では別々に消毒ポイントを設置し対応したが、鹿児島県側には詳細な発生状況が伝わらず、同県内の畜産農家、団体から不信感もあった

 協定により、情報の共有化、初動態勢や消毒ポイントなどの取り組みへ効果が期待できる。
志布志師も「いざという時、両市が迅速な防疫に対応できる協定を」(畜産課)と締結を求めていた。

 締結式では、野辺修光串間市長、本田修一志布志市長、宮崎県南那珂郡農林振興局の西重好局長が立ち会った。

 県境越えての協定は27日に、えびの市と鹿児島県湧水町との間でも締結を予定している。

宮崎県内では3地域の7自治体で締結している。県境越えては初めてで、宮崎県内の自治体間の協定にある人的支援は今回の協定には入っていない

串間市と志布志市が口蹄疫防疫協定

9月21日 17時18分 MRT

 串間市と、隣接する鹿児島県志布志市は、口蹄疫の発生に備えて、防疫業務協定を結びました。
自治体が、県境を越えて、口蹄疫の防疫協定を結ぶのは、県内では初めてです。

 串間市役所で行われた調印式には、両市の関係者など、約20人が出席。
串間市の野辺修光市長と、志布志市の本田修一市長が、協定書を交わしました。

協定には、串間市と志布志市で口蹄疫が発生した場合、両市が協力して防疫対策を講じることや県境の消毒作業を、速やかに実施することなどが盛り込まれています。

(志布志市・本田修一市長)「志布志港には南九州地域全域の飼料を供給する飼料コンビナートがある。効果的な消毒体制がひかれることになるんじゃないかなと思う」

 自治体が、県境を越えて、口蹄疫の防疫協定を結ぶのは、県内では初めてだということです。
来週には、えびの市と鹿児島県湧水町も、同じような協定を結ぶことにしています。

※メモ
農業新聞より
「鹿児島県側には詳細な発生状況が伝わらず、同県内の畜産農家、団体から不信感もあった」

不信感はもっともですが・・・同じ県内でも情報は全く入ってきませんでした。

2011/09/24

安愚楽牧場、出資金で配当調達か 「自転車操業」と専門家

安愚楽牧場、出資金で配当調達か 「自転車操業」と専門家

http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011092301000658.html

 和牛オーナー制度が行き詰まり、4千億円超の負債を抱えて破綻した畜産会社安愚楽牧場(栃木県)が、遅くとも5年前には新たな出資金で既存の出資者向けの配当などを調達していた疑いが強いことが23日、財務諸表を検討した複数の専門家の指摘で分かった。

 専門家は「自転車操業状態に陥っていた」と指摘。破綻の最大の理由について、同社は昨年発生した口蹄疫や東京電力福島第1原発事故による経営悪化としていたが、ビジネスモデル自体がそれ以前に破綻していた可能性が出てきた。

 経緯を確認する同日までの取材に対し、安愚楽牧場の回答はなかった。

2011/09/24 02:02 【共同通信】


20110924

※宮崎日日新聞は、1面(共同通信配信)と25面で記事にしている。
 記事の写真を貼っておくが、とりあえず全文転載(改行を加えた)

安愚楽牧場、出資金で配当調達か 5年前にはビジネス破綻

宮崎日日新聞 2011年9月24日
 

 和牛オーナー制度が行き詰まり、4千億円超の負債を抱えて破綻した畜産会社安愚楽牧場(栃木県)が、遅くとも5年前には新たな出資金で既存の出資者向けの配当などを調達していた疑いが強いことが23日、財務諸表を検討した複数の専門家の指摘で分かった。

 専門家は「自転車操業状態に陥っていた」と指摘。破綻の最大の理由について、同社は昨年発生した口蹄疫や東京電力福島第1原発事故による経営悪化としていたが、ビジネスモデル自体がそれ以前に破綻していた可能性が出てきた。

 経緯を確認する同日までの取材に対し、安愚楽牧場の回答はなかった。

 和牛オーナー制度は、安愚楽が雌の繁殖牛を一頭当たり300万~500万円程度でオーナーと呼ばれる出資者に売却し、数年後に買い戻す仕組み。

飼育は安愚楽が担当し、その間に生まれた子牛を売却して、年3~4%程度の配当が得られると宣伝していた。

 最近5年間の財務諸表によると、毎年3億~5億円程度の当期純利益を計上しているが、資産運用に詳しい大手町会計事務所の大黒崇徳代表税理士は「本業のもうけの割合を占める数字は0.1~0.8%。年3%以上の利益が出る事業ではなかった」との見方を示す。

 さらに
①自己資本比率が低く資本の大半はいずれ出資者に返還する必要がある
②現金が40億円減少する一方で固定資産が65億円増加し、資金繰りが悪い

―などから「出資が増えると、それ以上のお金が必要になるビジネスモデルだった可能性が高い」と指摘している。

 大手信用調査会社の担当者も「オーナーを募集し続け、必然的に簿外債務が膨らむ構造」と分析。

全国安愚楽牧場被害対策弁護団(東京)は、東日本大震災まで35万~50万円で推移していた繁殖牛の市場平均価格に注目し、「出資が増え続けないと成り立たない経営だった」とみている。


2011092425

破綻の安愚楽牧場「利益どう工面」
   経営状態 長年の謎  畜産関係者 生産性を疑問視

宮崎日日新聞 2011年9月24日


 「どう想像しても利益を出せると思えなかった。なぜ拡大し続けられるのか不思議だった」。
畜産農家や市場関係者は、日本最大の肉牛を保有する安愚楽(あぐら)牧場(栃木県)のビジネスモデルを疑問視。その経営状態が長年の謎だったとあかす。

 一般的な肥育農家のモデルは40万円で子牛を仕入れ、餌代など30万~35万円の経費をかけて育て80万円で売る。

だが、東京食肉市場の関係者は「安愚楽の肉は平均的に相場より安く、普通の農家なら赤字だろう。技術もそうだが、肉質を決める血統も悪かったのではないか」と推測する。 

 安愚楽は自社の強みとして
①繁殖牛が生んだ子牛を市場で売却せず、肥育して出荷する一貫生産
②大規模経営によるスケールメリット
―などと宣伝していた。

 しかし、東北地方のある畜産農家は「餌代の値引きはあまりなかったと聞いた。それに多数の牛を肥育すると目が届かず、死にやすい。大規模経営は技術がないと難しく、宣伝通りの生産能力があるとは思えなかった」と振り返る。

 「毎年子牛が1頭産まれ、それが配当になる」との表現についても「1年1産は理想にすぎない」と否定的だ。

 ある家畜商は、安愚楽が2000年代半ばから後半、市場で子牛を大量に買い付けていたと打ち明ける。「一貫生産なのになぜ必要だったのか。」40万円程度の牛でも50万、60万円で競り落としていた。肥育の経費を相当切りつめても利益を出すのは難しかったはず」と疑問を呈した。


高配当で解約防ぐ

【全国安愚楽牧場被害対策弁護団長の紀藤正樹弁護士の話】
安愚楽牧場が販売した繁殖牛の価格は市場の数倍から10倍で、オーナーと呼ばれる出資者には子牛が産まれなくても毎年「利益金」が還元されていた。
 
実態は牛の売買というより金融商品といえる。
満期を迎えたオーナー向けに年利8%超で継続出資を勧誘した時期もあった。
資金繰りが苦しい時期ほど高配当にして払い戻しや解約を防いでおり、自転車操業の状態が続いていた。


2011/09/23

口蹄疫・宮崎日日新聞「新生の分岐点」5 疫学調査

※宮崎日日新聞が口蹄疫終息1年の宮崎の畜産会の現状を連載したものを転載
 (改行等、加えてある)


新生の分岐点5 疫学調査
物的証拠の確保必要

(2011年9月4日付)

 アジア地域の口蹄疫発生国から人、あるいは物を介してわが国に侵入したと推測される-。

農林水産帳の疫学調査チーム(チーム長=津田知幸・動物衛生研究所企画管理部長)が昨年11月に公表した中間報告では、国内へのウイルス侵入経路は限定的な”解明”にとどまった。

 宮崎大農学部の後藤義孝教授(獣医微生物学)は「(発生農場で家畜から採取した)血液サンプルが少なく、文書類も埋却されていた。証拠となる材料が少なかったようだ」と述べ、「殺処分の前にもっと多くの血液サンプルや家畜の健康状態を記録した文書などを集めておくべきだ。殺処分する防疫班とは別に、こうした人員を確保することも必要ではないか」と指摘する。

 国の新たな防疫指針の策定に加わる帝京科学大生命環境学部の村上洋介教授(動物ウイルス学)は今後、農家に義務づけられた人や物の出入り記録の重要性に言及。「農場とは別の場所に保管し、口蹄疫が発生しても汚染物品として埋却されない工夫が必要」と呼びかける。

       □  □  □

 農水省動物衛生課によると、調査チームは動物衛生研究所での感染実験が終了後、今年中に最終報告書を出す方針。感染実験では乳用・肉用種の牛、豚など畜種ごとの症状の現れ方を検証する。

だが、感染源・経路の解明に劇的な進展は期待できない。津田チーム長も「中間報告が根本的に変わる様な情報は得ていない」と明かす。

 ただ、農場での防疫に繋がるような情報の提示は求められる。調査チームは川南町などの多発地域で最後まで感染を防いだ農家に注目し、聞き取り調査などを実施。
 津田チーム長は「統計的な数値化は難しい。だが、発生後に人の出入りが少ない農場は感染を免れている。と、人や物の動きを抑える有効性をほのめかす。

       □  □  □

 調査チームは疑似患畜から採取した血液中の抗体を調べた結果6例目の農場(都農町)を県内初発の農場と推測。

しかし、県の口蹄疫対策検証委員会は今年1月に出した最終報告書で、7例目の大規模農場(川南町)の可能性も否定できないとした。

獣医師からも調査チームの推測に対し、科学的根拠の不足などを指摘する声が上がる。

 県は国に対し、疫学調査における強制的な調査権を論議するよう提言したが、家畜伝染病予防法の改正には盛り込まれなかった。
「家伝法は疾病のまん延防止が目的で、取締法ではない」と農水省動物衛生課。法令違反があれば、あくまで警察など捜査機関の役割だという。

 県の検証委員会も強制調査権の付与を提言していたが、委員会座長の原田隆典・宮崎大工学部教授は「書類を改ざんされれば、分からない」と実効性への不安を拭いきれない。

 原田座長は「近隣国で発生している間だけでも、サンプルの農場、家畜を抽出して定期的に採血しておく必要性がある」と、発生前から追跡できる、確実な証拠の確保を訴える。

中国や台湾、韓国など口蹄疫の終息が見えない国・地域に囲まれた日本。ウイルス侵入を想定した準備が求められる。  ==おわり==


※関連

新生の分岐点1 飼育密度
 http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/09/post-8c33.html

新生の分岐点2 防疫意識
 http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/09/post-c848.html

新生の分岐点3 埋却地確保
 http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/09/post-2865.html

新生の分岐点4 マンパワー
 http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/09/post-456f.html

口蹄疫・宮崎日日新聞「新生の分岐点」4 マンパワー

※宮崎日日新聞が口蹄疫終息1年の宮崎の畜産会の現状を連載したものを転載
 (改行等、加えてある)


新生の分岐点4 マンパワー
初動防疫へ官民協力

(2011年9月2日付)

 「埋却地はあるが『殺処分が間に合わないからまだ掘るな』という状況があった」。
 昨年の口蹄疫で、埋却地確保の難航が殺処分の遅れを招いたとされている点に川南町農林水産課の押川義光課長は、こう反論する。
「100%ではないが、農家の7割は用地があった」と述べ、殺処分に当たるマンパワー不足も遅れの要因だと指摘する。

 県の新しい防疫マニュアルは、牛400頭の肥育農家で発生した場合の防疫措置には獣医師や家畜を押さえておく保定員など114人が必要とはじく。

 特に、発生市町村には埋却地の確保や作業員の食事の用意、発生農場の下調べなど多くの役割がある。このため、えびの、小林など隣接する市町村間で職員を相互派遣する協定がすでに県内3例締結されている。

       □  □  □

 一方、県職員の獣医師確保は抜本策が見えない。県内3家畜保健衛生所に勤務する獣医師は47人(2009年現在)にとどまり、1人当たりの管理農家戸数は246戸と全国最多。

昨年の口蹄疫では3カ月近く県外獣医師の派遣を受け、最盛期は1日200人超に及んだ。

 県人事課によると、7月に行った獣医師の採用試験では16人が合格したが、辞退者が出ている。
同課は「ほかの都道府県と併願できるため競争がある」と苦慮する。県は本年度から給与に15年間、3万円を上乗せする初任給調整手当(11年からは減額)を導入。

「九州の中でも充実した待遇」というが、牛や豚を扱う産業獣医師が減っており、県は長期的な解決も視野に入れる。

       □  □  □

 県は1日、畜産行政の経験がある職員を中心に、83人を新たに家畜防疫員に任命。これまでの48人から131人に増えた。
家畜防疫員は農家の衛生管理に目を配り、有事の際には発生農場で防疫措置を指揮する重要な役割を担う。

 その現場では民間の協力を得る仕組みができた。農業共済団体(NOSAI)に所属する獣医師の活用だ。
牛や豚の扱いに慣れ、昨年の口蹄疫でも活躍したが、県がNOSAI連宮崎に派遣要請したのは発生から2週間も後だった。

 その教訓から県は今年4月、初動で25人の派遣を受ける協定を結んだ。
NOSAI連宮崎の大和田孝二・リスク管理指導センター所長は「口蹄疫は初動に尽きる。だが、タイミングを逸したらマンパワーをいくら投入しても制圧できない」と語り、初期段階の手厚い対応と感染疑いの早期発見が重要だと説く。

 昨年、殺処分と埋却の現場には官民のさまざまな団体に所属する人員が入り乱れ、指揮系統が混乱した。

 県家畜防疫対策室の岩﨑充祐室長は「新しい防疫マニュアルは経験に基づき作られており、この手順に沿えば、適切に対応できるはず。実働演習を繰り返したい。」と話す。

 マニュアルを生かすのはあくまで人であり、人員は数を揃えればいいという話ではない。技術や経験の共有と確かな継承、そして再発防止への決意が伴われなければならない。


※関連

新生の分岐点1 飼育密度
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新生の分岐点2 防疫意識
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新生の分岐点3 埋却地確保
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2011/09/22

安愚楽牧場・預託農家が北海道で団体設立

安愚楽の委託農家 団体設立へ

「和牛オーナー制度」で成長した全国最大規模の畜産会社「安愚楽牧場」が経営破綻したことを受けて、子牛の生産を委託されている道内の畜産農家が、21日、十勝の足寄町で対策会議を開き、委託農家の団体を設立し、事業の継続を訴えていくことを確認しました。

「安愚楽牧場」をめぐり、道内では全体の45%の6万5000頭を飼育しています。

安愚楽牧場から牛を預かり、子牛の生産を委託されている道内各地の畜産農家54人が、21日、足寄町に集まり、初めて対策会議が行われました。

会議では、道内の委託農家が会員となる団体を設立することを決めたうえで、安愚楽牧場から、ことし6月から8月にかけて支払われていない委託料を回収することや、子牛の生産委託事業を続けていくために、今後、牛を引き受けて肥育し、出荷してもらう企業を見つけていくことなどを確認しました。

団体の会長に就任した足寄町の明河修さんは「今後、国や道にも協力を訴えていきたい」と話していました。

09月21日 19時39分 NHK 北海道のニュース


安愚楽牧場問題 預託農家が全道対策協議会設立

2011年09月22日 15時11分 十勝毎日新聞社ニュース
http://www.tokachi.co.jp/news/201109/20110922-0010436.php


 【足寄】黒毛和牛生産の安愚楽牧場(本社栃木県)が東京地裁に民事再生法の適用を申請し、再生手続きが開始された問題で21日、道内の和牛預託農家約50戸が足寄町内に集まり、「全道安愚楽対策預託者協議会」を設立した。預託料の未払い金の返還や、預託システムを引き継ぐ企業がないか関係各機関に協力を呼び掛ける。会長には明河修さん(53)=足寄町=を選んだ。安愚楽問題で全道規模の協議会が設立されたのは初めて。

 十勝ブロック安愚楽対策協議会の会長を務める明河さんらが呼び掛け、足寄町、浦幌町、清水町、オホーツク管内津別町、根室管内別海町、中標津町などの預託農家が同日、道立足寄少年自然の家・ネイパルあしょろで「全道安愚楽対策意見交換会」を開いた。意見交換会には預託農家ら約70人が出席、意見交換後に協議会の設立を決めた。

 協議会には現時点で道内の預託農家の3割に当たる約50戸が参加、安愚楽側に未払いとなっている預託料の返還を求める。

 和牛預託事業を引き継ぐ企業を探す上で、農水省など関係各機関にも協力を求める。同会未加入の預託農家にも入会を呼び掛ける。

 留萌管内手塩町の男性は「福島第1原発の問題がなければシステムは機能していた。国の責任で一頭いくらの補助金があってもいい」、浦幌町の預託農家は「安愚楽側の求めでここ数年設備投資を増やしてきた。まとまって陳情などができないか」などと述べていた。

 明河会長は「牛の命・価値を守るのが第一。安愚楽の形態で預託事業を継続できるよう、みんなで各方面に働き掛け続ける」と話していた。

※預託農家関連
 
連絡会議立ち上げ 北海道の農家やJA (日本農業新聞 2011年9月16日)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/09/916-bc17.html

牧場主30人、安愚楽連絡会議発足へ・・・債権回収目指す(2011年9月9日 読売新聞)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/09/99913-12c3.html

安愚楽牧場 JA北海道中央会が交渉窓口に(十勝毎日新聞社ニュース 2011年09月05日 14時34分)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/09/post-f6cf.html

安愚楽牧場・預託農家問題ほか
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/09/post-8ded.html

安愚楽牧場・預託農家関連報道(宮崎、鹿児島)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/09/post-4475.html

安愚楽牧場・北海道の預託農家
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/08/post-bfaf.html

安愚楽牧場・債権者説明会(神戸)、及び地方のニュース
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/08/post-6e6a.html

安愚楽牧場・札幌で説明会
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/08/post-b282.html

安愚楽牧場・預託農家他関連報道
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/08/post-a8b1.html

安愚楽牧場倒産?3
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/08/post-d045.html

MKB総選挙!!

いやね、アタシも思っていたんですよ。

いつまでも前知事のイラスト使ってるって、どうなのよって。

つーか、あのイラスト 個人的に好きじゃなかったんですけど。

なにより、あれじゃ「ゆるキャラ運動会」に出れんがね!
(そこかい!って突っ込みは なしで)coldsweats01


そこで

MKB総選挙!!

みやざきシンボルキャラクターベストセレクション

で、     M K B 

・・・・少々、無理やり感が否めませんが・・・・ (;´▽`A``

とにかく

みんなで選ぼう!宮崎のシンボルキャラクター

投票すると抽選で賞品も!(v^ー゜)ヤッタネ!!

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MKB総選挙 http://www.umk-s.co.jp/mkb/

お問い合わせ先 : 宮崎県みやざきアピール課  Tel. 0985-26-7591

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ハッと気が付けば22日でやんす。
23日から25日って銀行が休みじゃないですか・・・( ̄○ ̄;)!

いつもの支払日は25日なんだけど、休みとなると・・・

「22日のうちに振り込み済ませなきゃ!」ですよ ( ̄Д ̄;;

ハハ・・ン、忙しいじゃんか、自分。
ブログの更新してる場合か?

2011/09/21

口蹄疫・宮崎日日新聞「新生の分岐点」3 埋却地確保

※宮崎日日新聞が口蹄疫終息1年の宮崎の畜産会の現状を連載したものを転載
 (改行等、加えてある)


新生の分岐点3 埋却地確保
住民同意取得に課題

(2011年9月1日付)

 
 先の口蹄疫で感染拡大を招いた要因の一つに、殺処分した家畜の埋却地確保の難航が挙げられる。
終息後、国や県、市町村は再発に備え、埋却地確保への取り組みを進める。

 国は新たな飼養衛生管理基準に「家畜所有者が埋却地を用意する」ことを盛り込む方針。県畜産課は「(新基準の)適用が始まる10月1日までに確保率100%を目指す」と意気込む。

 しかし、現時点では「経営再開を優先し、埋却地に手が回らない農家もいる」と都農町担当者。県内最大の畜産地帯・都城市は農家を巡回し、埋却地確保を指導するなどしている。

       □  □  □


 一方、農家は埋却地確保の難しさを口にする。

 飼料価格の上昇や牛の枝肉価格の急落など、畜産を取り巻く環境は依然として厳しい。
県内の大規模肥育農家など32戸(31日現在)が所属する県乳用牛肥育事業農業協同組合の岩城和宏参事は「埋却地用の経費を新たに工面することは難しい」と語る。

 埋却地を用意しても、昨年のように地下水や地中の岩盤の影響で掘削できなかったり、環境汚染を気にする周辺住民の同意が得られなかったりする可能性がある。
 
 県は、こうした課題の解決を埋却地確保の条件に含めておらず、岩城参事は「土地を確保しても、埋却地として使えるか不安」と訴える。

 川南の農家も「埋却地を事前に確保できたとしても、発生時に周辺住民の同意を得られる保証はない。昨年、あれだけ苦労したのだから同意に関しては行政が調整役を担うなり、強制的に埋却できる仕組みを作るなりしてほしい」と切実だ。

 県は公有地を共同埋却地としてリストアップしているが「農家間に不公平感が生まれてはいけないし、家畜を移動させないのが防疫上の基本。共同埋却地確保は最終手段で、あくまでも埋却地確保は農家の責任」と強調。昨年の口蹄疫で生じた農家、行政間の溝は埋まらないままだ。

       □  □  □


 一方、使用済み埋却地周辺の環境問題は、長期にわたる丁寧な管理が求められそうだ。

 県によると終息の前後、東児湯地域の井戸と湧水で埋却が原因と考えられる悪臭が2件発生。
原因となる有機物を水道水の基準値の12~13倍検出した。一度は収まったが、大雨に見舞われた5月以降、この2件を含む3件の悪臭問題が起きた。

 英国で2001年に発生した口蹄疫に詳しい宮崎大農学部の西脇亜也教授(生態学)は「英国では環境への影響が20年以上続くといわれ、池や川に進出した汚泥などが多くの魚類を死亡させた例もあったという。宮崎の埋却方法は英国と似ており、同様の問題が生じる可能性がある」と警鐘を鳴らす。

 県と宮崎市によると、県内の井戸は把握しているだけで約3万本。うち約7500本(調査中の同市を除く)が飲料用として利用されている。

西脇教授は「汚染された水を飲むと健康被害につながるため、埋却地周辺では頻繁に水質を調査する必要がある」提言。加えて、英国で一部実施したレンダリング(化成処理)など環境負荷が少ない処理方法の検討を促す。


※埋却地確保の問題に関しては次のような報道もある。


口蹄疫問題 「牛農家の7割が埋却地確保」

9月7日 17時05分 MRT

 改正家畜伝染病予防法で畜産農家に義務付けられた埋却地の確保について、県は、7月末の時点で、牛を飼育している7割の農家が、確保できたとの調査結果を明らかにしました。

(県農政水産部・岡村巌部長)「7月末時点で埋却地を確保していると答えた農家は約7割でした」これは7日から始まった県議会の代表質問で、県側が明らかにしたものです。

それによりますと、県が、県内7000戸の肉用牛農家と酪農家を対象に聞き取り調査を行ったところ、約7割の農家が埋却地を確保していると答えたということです。家畜伝染病予防法の改正に伴い来月1日から施行される新たな飼養衛生管理基準では、口蹄疫が発生した場合、農家が殺処分した家畜の埋却地を確保することが義務付けられています。

(河野知事)「農家の方、市町村、関係団体と一緒になりながら、しっかりと埋却地の確保に努めているところであります」

 県では、市町村と協力しながら、10月末をめどにすべての農家が埋却地を確保できるよう努めたいとしています。 


埋却地 住民同意が課題

日本農業新聞 2011年9月14日付転載

 昨年、宮崎県で口蹄疫の感染が広がった一因になったのは、埋却地の確保が進まず、疑似患畜の処分が遅れたことだった。

 こうしたことを踏まえ、各県とも全農家を対象に聞き取りや、アンケートで埋却地の確保状況を調査している。新しい飼養衛生管理基準では埋却地の確保が求められることから、既に全戸の埋却候補地を選定した県もある。

 ただ、そうした県でも、ほとんどの場合、試掘や現地確認まではできていない状況だ。実際に口蹄疫などの発生時には、地域住民の同意が得られるかなど、課題もありそうだ。

 
※関連

新生の分岐点1 飼育密度
 http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/09/post-8c33.html

新生の分岐点2  防疫意識
 http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/09/post-c848.html

口蹄疫・宮崎日日新聞「新生の分岐点」2 防疫意識

※宮崎日日新聞が口蹄疫終息1年の宮崎の畜産会の現状を連載したものを転載
 (改行等、加えてある)


新生の分岐点2  防疫意識
農家間の温度差課題

(2011年8月28日付)


 「知り合いの獣医師が往診先で靴底を消毒しようとしたら、農家から『もう口蹄疫は大丈夫やから、せんでいいよ』と言われ驚いたそうだ」

 ある県職員はそう語り、「喉元過ぎれば・・・かな」と落胆の色を隠さなかった。

 口蹄疫の終息から時間が経過し、似たような話はほかにもある。県央部の農場を回る畜産団体の職員は「無料配布された消毒薬の噴霧器を全く使っていない農家、『消毒はもういいやろ』と話す農家がいる。消毒の大切さをを繰り返し伝えても、分かってもらえない」と唇をかむ。

 一方で、多くの農家が懸命の防疫を続ける。ワクチン接種で約80頭を殺処分された宮崎市佐土原町の和牛繁殖農家、立山尚美さん(41)の牛舎では天井のスプリンクラーから消毒液が1時間おきに散布される。農場への人の出入りを制限し、車両の消毒槽を設置。農場の内外で長靴を使い分ける。立山さんは「再発すれば一つの農場の問題ではない」と妥協しない。

       □  □  □

 立山さんの言葉通り、いくら個々の農家が防疫レベルを上げても、地域に1カ所でもほころびがあれば、地域全体がその犠牲になる。

 都城市では繁殖や肥育などの生産者グループごとに「農場へ出入りした人の記録を取る」などの防疫目標を立て、看板に記して農場内に掲示している。市畜産課の上西利茂課長は「行政の一方的な指導だけでは農家の意識は高まらない。農家同士で目標が守られているかを確認しあってほしい」と狙いを語る。

 このほか、県内では「畜舎用」と大きく書かれた長靴を農家に配布し、長靴の履き分けを意識づけると同時に、その長靴で競り市など農場外に出ないよう地域でチェックし合う試みも見られる。


       □  □  □

 一部の農家には「どの消毒液が効果的なのか分からない」「消毒に時間がかかり手が回らない」といった戸惑いや、「口蹄疫は夏には発生しない」という誤った情報が広がっている。

 宮崎大学農学部獣医学科(獣医微生物学)の後藤義孝教授は「防疫作業を苦痛に感じると長続きしない」と指摘。ポイントを押さえた防疫が重要という。

 ウイルスは家畜の導入や餌搬入時に、外部から持ち込まれるリスクが高い。後藤教授は「農場にウイルスを入れないことが防疫の基本。外部から家畜や車両、人が入る時には必ず消毒しなければならない。ウイルスが侵入してからでは、農場を消毒しても意味がない」と、農場における"水際対策"に重点を置くよう助言する。

 口蹄疫は7月に中国、台湾で発生しており、夏場でもウイルスが国内に侵入する恐れがある。後藤教授は「消毒薬の使い方など、農家が相談できる窓口づくりも必要。農家が正しい知識や情報を持たないと、防疫レベルは向上しない」と、地域防疫の底上げに向けた整備を求める。

※関連
 新生の分岐点1 飼育密度
 http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/09/post-8c33.html

2011/09/20

素人が牛肉(リブロースブロック)を捌いてみた

先日のブログに書いたBMS.12のリブロースブロックを捌いてみました。

なんたってBMS.12です。(くどい)coldsweats01

A5等級 BMS.12って言ったら 格付の最高ランク です。

でも「格付」は「味」の指標じゃないんだよ~ ( ̄ー ̄)ニヤリ
ってことは、このブログでも何度も書いてきました。

生産者の立場から言えば、最高ランクというのは

牛の持つ能力 と 肥育技術 の集大成 なのです!

やっぱ、自慢に値するんですよね~。 ( ^ω^ )

・・・・そんな肉を素人が触る事自体、間違ってるとは思うのですが、
卸屋さんに頼んだら、これしかなかったんだもん・・・・ (;´▽`A``

取りあえず、カブリ、リブ芯(ロース芯)、リブ巻きを分けるのが目標。

▼真空パックを開けてみる。

Photo

▼サーロインに近い方は、こんな感じ。

Photo_2

「あ、ステーキで食べるのもアリなんだわ」と今頃、気が付く。

▼表面の脂をこそぎ取り、カブリ(僧帽筋)を切り離す。

Photo_3

素人には、これだけで一仕事 ( ̄◆ ̄;)

「あ~、このままローストビーフにすりゃ楽なのに」

と思ったが、その言葉は封印。

▼巻き(背半棘筋)の部分を取り外す。

Photo_4

「あ~~~、全国の肉屋さんから冷たい目で見られてるわ、きっと」

「素人が触る肉じゃないよ、って全国の料理人から罵られてるよね、絶対」

誰も見てないんだけど、誰か見てるんじゃないかと・・・・

ネガティブな妄想ばかりが浮かんでくるわけで・・・・

触ってるうちに脂が溶け出して、肉の表面が悲しい事になってくるんだもんcrying

▼リブ芯の周りの筋を削ぐ。

Photo_5

何となく、形になったぞ ヽ(´▽`)/

というわけで、リブロースステーキにすることに(苦笑)

調べてみたらこのお肉、胸最長筋面積 72.0 (全国平均は59強)

▼結構でかいからステーキにしても、さまになるわ~heart04

20110909

付け合せは、ジャガイモとエリンギ

宮崎特産の「平兵衛酢(へべす)」とバターを合わせたソースで食べてみました。

▼これが「平兵衛酢(へべす)」です

Photo_6

(詳しくはこちら→http://www.miyazakiya.jp/webshop/hebesu/

柚子やカボスよりも酸味がやわらかheart02

うまっ!

脂ギッシュに見えるかもしれないけど、さっぱりした脂だし、
平兵衛酢が好い感じで効いてる。

個人的にはサーロインステーキより好みかも。up



切り取った所をちょこちょこ味見してみました。

ロース芯(リブ芯)、カブリ、巻き、それぞれ違うもんですねぇ。

私の舌では細かな味の違いまではわかりませんでしたが、歯触りの違いは歴然でした。

▼ロース芯はステーキ用、あとは焼肉用に切ってマイナス60度で冷凍保存!

Bms1220110909

★結論 

・とにかく素人が安易にブロック肉を扱うもんじゃない。

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2011/09/19

口蹄疫・宮崎日日新聞「新生の分岐点」1 飼育密度

※宮崎日日新聞が口蹄疫終息1年の宮崎の畜産界の現状を連載したものを転載
 (改行等、加えてある)


新生の分岐点1 飼育密度
適正化と経営 両立を

(2011年8月27日付)


 17万4375頭---。口蹄疫の「爆心地」である川南町(370農場)で殺処分前に飼育されていた家畜の数だ。県内総頭数の14%に当たり、家畜と農場の密集が爆発的な感染の下地となった。

 国や県の検証委員会の報告書は、密集地域におけるリスクの高さを問題視。適正な飼育規模の検討を提言してきた。

 県は農家や団体、防疫の専門家らを集めた交換会を2回開催。10月までに1頭当たりの飼育面積など独自のガイドラインをまとめる方針を示している。

 一貫して増頭政策をとってきた国内において適正な飼育規模を議論するのは前例のない試み。県畜産・口蹄疫復興対策局の永山英也局長は「農家の技術や設備に差があり、単純に1頭当たりの面積だけで判断できるものではない。また、畜産経営が持続可能な範囲のものでなければ意味がない」と、その難しさを口にする。

           □  □  □  □


 防疫と生産性の両立-。口蹄疫終息後に経営を再開した農家の思いは複雑だ。

 川南町川南の養豚農家柳川勝志さん(40)は現在、殺処分前の9割に当たる母豚約90頭を飼育。農場や家畜が密集するリスクは理解しているが、「経営を考えれば将来的には頭数を増やしたい」と胸の内を明かす。

 県が開いた意見交換会でも農家側からは頭数制限に否定的な意見が目立った。

 農家だけで判断できる問題でもない。宮崎大学農学部の末吉益雄教授(家畜衛生学)は「銀行から新たに融資を受ける場合、母豚や母牛の頭数をどこまで増やすかが重視される。これでは地域の飼育密度は落ちない」と指摘する。

 地域の飼育密度が変わらないまま畜産が続けられるのであれば、「地域は『運命共同体』という意識でこれまで以上に防疫を徹底しなければならない」と末吉教授。「口蹄疫の再発に備え、ワクチン接種のタイミングなどについても議論を重ねるなど、相応の覚悟が必要だ」と語る。

           □  □  □  □


 県はガイドラインについて「強制力はなく、農家を指導する際の指標」と位置付けており、実効性を担保する仕掛けが求められる。

 ガイドラインに準じる農家への補助率引き上げなど政策誘導も考えられるが、永山局長は「農家への指導以外にどんな方法で浸透を図るかは、次の段階。ただ、出産額の増加や増頭に重点を置いてきた政策は変えるべきではないかという思いはある。」と話す。

 県の獣医師として30年以上勤務してきた県畜産試験場の税田緑場長は、飼育規模の適正化と経営安定は両立可能と考える。1年1産を目指している県内の和牛の分娩間隔が平均で420日程度であることを挙げ「分べん間隔を20日短縮できれば母牛を増やすより効率的。頭数を減らしてロスも減らす。適正規模でも経営は成り立つ」と訴える。


     ×  ×  ×  ×

 口蹄疫終息から1年。畜産新生に向けた取り組みは緒に就いたばかりだが決して順調とは言えず、成否を左右する最初の分岐点を迎えている。現状を報告し、課題を探る。

口蹄疫・終息から1年 宮崎日日新聞解説(2011年8月27日)

 増頭追求転換図れ  「安心・安全」で付加価値(転載)

 口蹄疫の終息から1年がたち、家畜伝染病予防法の改正や県防疫マニュアルの改訂など再発への備えは徐々に進んでいる。一方で、県や農家が目指す「畜産の新生」に目を移すと、感染まん延を招いた家畜密集の解消など畜産の構造転換は五体的な方向性が見えていない。

 児湯地域に限らず、農場の密集化と大規模化は国際競争などを背景に「効率」や「増頭」を追求してきた構造的な問題だ。児湯地域の農業は畜産への依存度が高く、家畜と農場の密集がより顕著となっていた。

 その解消に向けた、畜産から畑作など耕種への転換は進んでいない。26日の会見で河野知事が「陸上選手が水泳選手になるようなもの」と表現したように、畜産で培った経験や技術は耕種では通用しない。口蹄疫で家畜を失った農家が、耕種転換に意欲を持てるような技術指導や農地の確保、資金調達などに踏み込んだ支援策が求められる。

 児湯地域よりも畜産の集積度で懸念されるのは、都城周辺だ。県が3月に行った机上演習ではこの地域で口蹄疫が発生すれば、殺処分対象が39万頭に及び、連日500人の獣医師が必要となる実現困難な試算も出た。防疫の観点からは決して好ましい状態ではない。

 県はこれまでに農家や関係団体、防疫の専門家らを集めた交換会を2回開き、10月までに家畜1頭当たりの飼育面積などを示したガイドラインを作成する。しかし、強制力はなく、農家がガイドラインに準じるとは考えにくい。飼料価格の上昇や肉価の低迷によって、頭数の削減は売り上げの減少に直結するという考えが根強いからだ。

 従来の効率や増頭の追求から「安全」「衛生」に軸足を移す環境整備が必要だ。

 安心・安全に対する要求は年々高まっているが、小売りの現場で消費者に示される情報は産地や枝肉等級に限られる。そうしたニーズに合致させる認証制度などを設け、増益につなげたい。

 例えば、近年は「農場HACCP(ハサップ)」という食品加工業などで取り入れられている厳格な衛生管理手法を導入する農場も出てきた。こうした安全・衛生に要するコストを農家が価格に上乗せできる仕組みを作ることが求められる。

 消費者のニーズは多様化している。ストレスの少ない環境で飼育された家畜に付加価値を認める「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の考え方が欧米で盛んだが、いずれ国内でも普及するだろう。そうした潮流の先取り、新たな価値観の提示も必要ではないだろうか。

 「新生」とは生やさしいものではない。既成の概念や仕組みの否定であり、極めて創造的な挑戦でもある。県や関係団体、農家にはそれを成し遂げる気概と誇りを期待したい。
(報道部・野辺忠幸)

2011/09/18

「日本の畜産のため」と言う安愚楽牧場のオーナー

これから書くことは会社のブログにふさわしい話題ではないと思いつつも、
たまには毒など吐きたくなるのです。(今、夜中だし) ( ̄ー ̄)ニヤリ

よって、ワタクシ(センム)の独り言。会社としての総意ではありませんので。
個人が特定されるブログで、こういうのを書くのは、かなり勇気がいるのですが、敢えて。

宮崎の畜産農家の一人として、口蹄疫の問題も絡め「安愚楽牧場」から目が離せないでいます。
ニュース、新聞、弁護団をはじめとする色々な方のブログやツイッターなど、チェックする毎日。

そもそも私が安愚楽ウオッチャーと化しているのは、口蹄疫が発端となっているわけですが、口蹄疫と安愚楽牧場の関係を書いていくと長くなるので、ここでは端折ります。

安愚楽のオーナー制度の問題に関しては、今のところ預託法や出資法に違反しているとか詐欺だとか、はっきり「そうだ」と言えない事もあり、オーナーの事を「被害者」と呼ぶのもどうかと思っています。自らが「被害者」だと言えば、そうなのかもしれませんが。

んで、多くのお金を失ってしまうかもしれない「被害者」に対して「大変だなぁ」とは思うわけですが、心の底から同情できないでいるワタクシがいます。

安愚楽の問題が詐欺だとすれば、言葉巧みに出資者を募っていたわけで、その手法は非難すべきであり、一番悪いのはやはり安愚楽牧場という事になるのでしょう。

ただ気になるのは、あちこちで見かけるオーナー(被害者)の人達の言葉。

「日本の畜産のために安愚楽牧場に出資していた」

私から見れば「はぁ???」って感じなんですけど。

安愚楽牧場の配当金(実際は何と呼ぶのかわかりません)が銀行並みの利率でも出資していましたか?
最低でも年利3%程度が見込めるからこそ、出資していたのではないですか?


本当に心の底から日本の畜産を応援するためなら、もちろん、スーパーに並ぶブラジル産の鶏肉やメキシコ産の豚肉、アメリカ産やオーストラリアの牛肉より、例え100g当たり100円高くても国産の物を買ってくれていましたよね?



口蹄疫の時、日本中の人達が署名を集め、義捐金を送ってくれました。
宮崎の畜産農家を助けるため、広い意味ではそれは日本の畜産を助けるためでした。
それをご存知ですか?


オーナー(被害者)の中には、昨年の口蹄疫で安愚楽牧場がいち早く感染疑いの事例となっていたことを知らない人もいますよね?


口蹄疫の問題で、宮崎県から安愚楽牧場が行政指導を受けた事を、つい最近まで知らなかった人もいますよね?


口蹄疫は宮崎だけでなく、日本の畜産業全体の問題だったのに安愚楽牧場さえ無事ならと気にも留めなかった人もいるのではないですか?


もちろん、日本の畜産業の事を考えて安愚楽牧場に投資した人もいるでしょう。
日本の畜産業の事を考えて下さっただけでも、畜産業者として感謝すべきなのかもしれません。


でも、それを7万人のオーナーの総意であるが如く世論や政治家に訴えるのは果たしてどうなの?



「日本の畜産のため」



その言葉を大義名分に、あたかも錦の御旗の様に使うオーナー(被害者)には心底、違和感を覚えます。


「日本の畜産のため」

それを、自分達のためだけの、都合の良い言葉にしないで欲しいと心から思います。

口蹄疫・廃業農家339戸、27%

廃業検討339戸に 本県農家、口蹄疫受け

宮日 2011年09月16日

 県は15日、昨年の口蹄疫で家畜を殺処分された農家1238戸の経営再開状況を明らかにした。


 8月末時点で廃業を検討している農家が前回調査(5月末)より53戸増え、全体の27%に当たる339戸となった。肉用牛繁殖と養豚では、小規模農家に廃業を検討するケースが多い。県議会環境農林水産常任委員会(田口雄二委員長、8人)で県が報告した。

 廃業検討の理由で最も多いのは「高齢など」で169戸(50%)。次いで「耕種への転換」98戸(29%)、「他産業への就業」42戸(12%)となっている。

 防疫、価格面への不安や高齢などで「見極め中」と回答した農家は前回より85戸減少し57戸。
経営を再開した農家は704戸(57%)にとどまり、経営再開を予定している農家は98戸だった。

 殺処分前の飼育規模別の再開状況も今回初めて調査。母牛飼育頭数10頭以下の繁殖農家607戸の約4割に相当する257戸、母豚飼育頭数100頭以下の養豚農家81戸の約3割に当たる25戸が廃業を検討するなど、小規模農家の苦悩が浮き彫りとなった。


経営再開7割切る 口蹄疫被害 小規模農家が断念

日本農業新聞 2011年9月17日付転載(改行等加えた)

 宮崎県で昨年発生した口蹄疫で家畜を殺処分した農家のうち、経営中止を検討している農家は27%、見極め中は5%おり、経営を再開または再開を見込む農家は7割を割っていることが、県が16日までにまとめた意向調査(8月末現在)で分かった。

 経営を再開する農家は県が当初見込んでいた8割に達しない可能性が出てきた。

 家畜を殺処分した農家は1238戸で、経営を再開したのは8月時点で704戸(57%)、飼養頭数は3万3746頭(47%)だった。
一方、経営中止を検討している農家は339戸、見極め中は57戸となった。

 県畜産・口蹄疫対策局によると、経営中止を検討する理由のトップは「高齢のため」(50%)、次いで「耕種への転換」98戸(29%)、「他産業への就業」42戸(12%)が続いた。

 また、経営規模別にみると、5頭以下の繁殖牛農家377戸のうち、経営再開は114戸(30%)、中止は204戸(54%)、見極め中は16戸(4%)などとなった。

養豚は100頭以下の農家81戸のうち、再開が24戸(29%)、中止が25戸(30%)、見極め中が6戸(7%)などとなり、繁殖牛、養豚とも、小規模農家が畜産経営に見切りをつける傾向がでた。


畜産再開断念27%検討殺処分の農家調査「高齢」など理由

 県は15日、県議会環境農林水産常任委員会で、口蹄疫で牛や豚を殺処分された農家の約3割が、再開断念を検討したり、続ける意向はあっても踏み切れなかったりしている、とする調査結果を明らかにした。高齢や防疫面の不安が再開を踏みとどまらせるケースもあり、県は農家の不安解消に力を入れる方針。

 県畜産・口蹄疫復興対策局が8月末、家畜を殺処分された農家1238戸に今後の意向を尋ねた。このうち、「経営を中止する方向で検討している」と答えたのは339戸で、全体の27%を占めた。理由として、「高齢」を挙げた農家が50%を占め、県が促進している「耕種への転換」と回答したのは29%だった。

 また、再開の意向を持ちながら決断できず、「見極め中」と答えたのが57戸(5%)あった。理由として「防疫や価格面での不安」「高齢などによる不安」を挙げたのが、それぞれ12%だった。再開時期を検討するなど、前向きな意見も半数あった。

 同対策局の日高正裕・復興対策推進課長は「再開する予定の農家には経営計画の策定を支援する一方、迷っている農家には積極的に相談に乗り、少しでも不安を解消したい」と話している。

(2011年9月16日 読売新聞)宮崎


※メモ、独り言

 先日、川南の人(実家が10数頭の黒毛和牛繁殖農家、ワクチン接種後察処分)と話す機会があった。その人の実家は廃業するとのことなったという。

 枝肉価格低迷などによる将来への不安もあるが、何より防疫面での不安が大きいとの事だった。 また、海外での口蹄疫の発生、それによる防疫設備や消毒にかかる経費も考えての事だという。

 消毒薬は大容量での販売の物が多く(故に高額になる)、小規模農家にとっては消毒薬を購入する事自体が農場経営の負担になるらしい。JAでの共同購入による少量ずつの個別農家への販売などは行われているのだろうか?気になるところ。

2011/09/17

口蹄疫・宮崎県の種牛、西米良村で分散管理

西米良に分場整備へ 県家畜改良事業団

宮日 2011年09月17日

 昨年の口蹄疫を受け、分散管理の必要性が指摘されていた県有種雄牛について、県は16日、新たな管理施設の建設予定地を西米良村内に選んだと発表した。

 家畜伝染病に対する感染リスクの軽減が目的で、現在、種雄牛を飼育する県家畜改良事業団(高鍋町)の分場として整備。本年度中に用地造成を終え、来年度の着工、完成を予定する。

 予定地は約50㌃の民有地。事業団から西へ31㌔、熊本県境から東へ10㌔に位置しており、半径10㌔以内の肉用牛農家は15戸。周辺に畜産農場が少なく、事業団や県境から一定の距離があることなどを重視した。同村が所有者から購入し造成する。

 口蹄疫による殺処分で現在5頭となっている県有種雄牛について、県は2016年までに45頭に増やす計画。分場では20頭前後を飼育することにしている。

 分場には牛舎や管理棟、採精施設のほか、車両や職員の消毒設備を整備する予定で、国が設置している口蹄疫からの復興のための基金の活用を見込んでいる。


種牛分散管理は西米良村で

宮崎県は、去年の口てい疫で、種牛の多くが1度に失われたことを教訓に、種牛を分散して飼育する方針で、西米良村の山あいに新たな飼育施設が作られることになりました。

宮崎県は、高鍋町にある県家畜改良事業団の施設で、宮崎牛の種牛を管理していたところ、去年、口てい疫の感染によって、主力の5頭を除いてすべて処分を余儀なくされました。

県では、これを教訓に、種牛を2か所に分散して管理する方針を決め、事業団が予定地の選定を進めていました。

その結果、16日までに高鍋町の施設から31キロ離れた西米良村の山あいに新たな施設を建設することが決まりました。

県によりますと、予定地は、10キロ四方に畜産農家が15戸しかなく、施設に通じる道路の交通量が少ないため、口てい疫が発生した場合に、感染防止対策を取りやすいいうことです。

新たな施設は来年度中に完成する予定で、現在、事業団が管理している種牛と育成中の種牛の合わせて24頭の一部を移すことにしています。

宮崎県の畜産課では、「今後は、1度にすべての種牛を失う最悪の事態は避けられるのではないか」と話しています。

09月16日 19時46分 NHKローカル


西米良で種牛分散飼育

口蹄疫のリスク軽減

 県は16日、県有種牛を分散して飼育するため、西米良村小川に県家畜改良事業団の分場を建設すると発表した。2012年度中の着工、完成を予定しており、高鍋町の事業団との2か所で管理し、口蹄疫が発生した際のリスクを軽減する。

 昨年の口蹄疫で、同事業団が一括管理していた県有種牛55頭の一部が感染、50頭が殺処分された。1か所に集めて飼育したことで被害が拡大したため、県は分散管理する計画を進めていた。

 建設予定地の面積は0・5ヘクタールで、熊本県境から約10キロの位置にある。半径10キロ圏の畜産農家が15戸と少なく、交通量の多い幹線道路からも離れているという。39か所の候補地から選定し、9月上旬に開かれた同事業団の理事会で決定した。

 県畜産課は「口蹄疫を発生させないことが第一だが、万が一再発した時に、貴重な種牛を守りたい」と話している。

(2011年9月17日 読売新聞)宮崎


宮崎牛:守れ! 種牛を分散管理、西米良村に分場新設--県家畜改良事業団 /宮崎
毎日新聞 2011年9月17日 地方版

 黒毛和牛の高級ブランド「宮崎牛」の種牛を管理する県家畜改良事業団(高鍋町)が、西米良村小川に土地約50アールを取得して分場を整備し、種牛を分散管理することを決めた。ほとんどの種牛を殺処分で失った口蹄疫(こうていえき)を教訓に、感染リスクの分散を図る。

 県畜産課によると、施設規模や飼育頭数は未定。今年度中に用地造成を終え、12年度に着工、完成させる。

 分場予定地は、同事業団種雄牛センターから直線距離で31キロ、熊本県境から10キロの山間部。県内39カ所の候補地から▽交通量や農場などの施設が少ない▽緊急時の道路封鎖が可能▽自然環境--などを考慮して選んだ。【石田宗久】

2011/09/16

安愚楽牧場・関連報道 9/16

「これからの方針が分からない」 安愚楽破綻で、戸惑う県内預託農家

下野新聞(9月16日)

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20110915/610990

 黒毛和牛生産の安愚楽牧場(那須塩原市埼玉)が民事再生手続きを申請し、経営破綻が表面化してから1カ月が過ぎた。和牛オーナーに対する債務は約4200億円。同時に大きな問題となるのが、同社から子牛の預託を受ける肥育農家の今後だ。「これからの方針が分からない」「肥育をやめるしかない」。見えない先行きに、県内でも戸惑いや不安の声が上がっている。

 オーナー制度では繁殖牛が契約対象となり、生まれた子牛の売買により収益が出る。県によると、子牛を預かり出荷適齢期まで育てる預託農家は県内に6戸、飼養頭数は計約1400頭。農林水産省の調べでは全国の預託農家は346戸、約7万3500頭に上る。

 ■餌を削減

 県内の複数の預託農家によると、預託料は1頭当たり1日百数十円。餌代は安愚楽側が負担する。「電気代や寝床の敷料が農家持ちになる」という。

 翌月払いだった預託料は8月以降、2週間ごとの前払いに変更され、支払われているという。しかし、7月分の預託料は未払いとなっている。

 8月下旬には安愚楽側から、餌の量を半分に減らすよう求めるファクスが届いた。「腹を空かせて鳴く牛もいる。かわいそうで、多めに与えていた」という農家もいる。今月に入り、3分の2にまで戻すよう指示があった。

 ■別の預託元探す

 現在飼養中の牛は、安愚楽側の指示を受けて出荷できる見通しだが、今後の預託について説明はないという。

 県内農家の一人は「預託ではなく、個人で1頭50万円の子牛を購入して200頭飼うとすれば、億単位の投資が必要。個人では無理なので、別の預託元を探すしかない」と打ち明ける。

 別の農家も「自分の牛を肥育していたときは、牛肉価格の低迷もあり赤字続きだった。預託がなければ肥育をやめるしかない」とあきらめ顔だ。

 「この先のことは、だれに聞いても『分からない』と言うだけ」「オーナー債権者への説明はあった。預託農家にも配慮してほしい」。不安を抱えたまま、牛と向き合う日々が続いている。


連絡会議立ち上げ 北海道の農家やJA

 日本農業新聞 2011年9月16日付転載(改行等加えた)

 安愚楽牧場(栃木県)が経営破たんした問題で、北海道内の預託農家37戸と同社と取引がある5JAが15日、「JAグループ北海道安愚楽債権者連絡会議」を立ち上げた

 JA北海道中央会の顧問弁護士が代理人となり、債権回収や預託事業の継続などに向け同社との交渉を進める。

 連絡会議事務局の道中央会は同社の破綻を受け顧問弁護士の澤田昌廣弁護士に預託農家やJAに対し、債権回収などにかかわる委任の取り付けを進めている。連絡会議は同日までに委任取り付けに応じた農家、JAで立ち上げた。

 連絡会議は同日、札幌市で初会合を開催。澤田弁護士によると、預託事業の引き受け手確保に向け同社に協力を求めることを確認した。一方、預託を止めたい農家もおり、牛の売却先の確保などの課題も想定されるため、意向ごとに農家を分け、同社側と交渉することにした。

 預託農家は同社から未払いの預託料があるため、連絡会議は牛の返却と引き換えに未払いの預託料を回収する交渉も想定。澤田弁護士は交渉に向け「牛の所有権を持つ主体の特定が第一の課題になる」としている。
 
※関連  牧場主30人、安愚楽連絡会議発足へ・・・債権回収目指す(読売)
     http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/09/99913-12c3.html


安愚楽でプロジェクトチーム発足 自民党
日本農業新聞 (09月16日)
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=9395

 自民党は消費者問題調査会に安愚楽牧場問題対策プロジェクトチーム(PT、座長=柴山昌彦議員)を立ち上げ、15日、東京・永田町の党本部で初会合を開いた。PTは、経営破綻した同牧場に出資していた和牛オーナーや、和牛を預かって飼育する預託農家の救済が目的。初会合ではこれまでの経緯を確認し、オーナー制度に対する法規制強化の必要性などを話し合った。

(以下新聞より転載)
 オーナー側の弁護団長を務める紀藤正樹弁護士は「安愚楽牧場は経営に問題が多い」とし、「資金繰りが悪化したのにもかかわらず、オーナーに通常より高い配当金を出していた」「コスト削減のため、餌を半分にするよう安愚楽牧場は預託農家に要請していた」などの問題点を指摘した。

※関連  柴山昌彦ブログ平成23年9月10日
http://shibamasa.blogspot.com/2011/09/blog-post.html

※メモ、独り言

下野新聞の預託農家の話は、全部「肥育農家」のもよう。
「繁殖」の預託は栃木にはいないのか?

北海道では「JAグループ北海道安愚楽債権者連絡会議」が立ち上がった。
牛の返却と引き換えに未払いの預託料を回収する交渉も想定。

鹿児島では「預託農家弁護団」が結成されている。
参照:http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/09/post-4475.html

鹿児島の弁護団に宮崎の預託農家も入りゃいいのになんて簡単に考えてしまうわけですが
・・・・どうなんでしょ???

2011/09/15

宮大Beefカレー

宮崎市内に野暮用がありまして・・・

野暮用つーか、実はメガネを作りに行ったわけですが。

(なんと 遠近両用メガネ でございます!!・・・シャチョーのだよ)( ´艸`)プププ

んで、せっかくだから足を延ばして清武町まで行き、カレーをゲットしてきました。

宮大Beefカレー

Photo

宮大の生協と宮大がある清武町のファミリーマート、
交流プラザきよたけ「四季の夢」でしか売っていないらしいです。

(数に限りがあるので売り切れ御免みたいです)

宮崎大学農学部住吉フィールド(牧場)で生産・育成された牛さんの肉(黒毛和牛「宮崎大学Beef」)を使ったカレーです。

1パック472円(税込)

パッケージが可愛いでしょ。heart04

内側には、こんなイラストも。

Photo_2

この牛さん、みやだいもうくん といいます。

宮崎大学オリジナルキャラクターだそうです。

詳しくはこちら(http://www.of.miyazaki-u.ac.jp/~kikaku/moukun/moukun.html)を。

University  of  Miyazaki の o(鼻環)と M(角・蹄)が使われています。

尻尾は ヤシの木。

カウベル(首に付けた鈴)には 宮崎大学のマーク(校章?)が。

キャラクターグッズがあったら買うんだけどなぁ・・・lovely

あ、肝心のカレー。

ジャガイモごろごろ のカレーでしたー ( ̄▽ ̄)

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2011/09/14

口蹄疫・農大校に消毒施設完成

防疫策強化にエアシャワー 県立農大校

宮日 2011年09月12日

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=40692&catid=3

 昨年の口蹄疫で飼育する牛など家畜220頭すべてを殺処分した高鍋町・県立農業大学校(井上裕一校長、125人)で、防疫態勢を強化しようと、学生らが農場に入る前に浴びるエアシャワー付きの更衣施設2棟が完成し、12日、供用開始式があった。

 更衣室は木造平屋建ての各32平方メートルで、肉用牛エリアと酪農や交雑種牛肥育などを行う乳肉複合エリアの入り口にそれぞれ設置した。

 事業費は1530万円。学生らは男女別の部屋で作業着と靴を着替え、中のエアシャワーを通って畜舎などのエリアに入る。

エアシャワーは、風圧で服に付着しているごみを吹き飛ばした後、塩素酸を含む殺菌水を噴霧する。食品工場などで用いられており、ウイルスを死滅させる効果が期待できる。動向によると、全国の農大校で初めての導入という。

 式典は畜産経営学科の学生40人が出席してあり、濱川清副校長が「より高度な防疫ができるようになった。農場を守るのは皆さんの責任。適切に衛生的に利用し、一丸となって家畜防疫日本一の農大校にしたい」とあいさつ。学生らが使い方を確認していた。

 同校の飼育頭数は乳牛15頭を含む牛137頭まで回復。畜産エリア入り口の車両消毒を強化し、担当教員と学生以外の立ち入りを禁じている。


口蹄疫を教訓に…農業大に消毒施設完成

9月12日 17時26分 MRT

 去年の口蹄疫で、家畜が犠牲となった高鍋町の県立農業大学校に、ウイルスの侵入を防ぐための新たな消毒施設が完成しました。

(清藤記者)「県立農業大学校では去年の口蹄疫を受け、この先を畜産エリアに指定し、関係者以外の立ち入りを禁止しています。この畜産エリアの入口に新たな消毒施設が設置されました」

 県立農業大学校に新たに設置された消毒施設。
畜産エリアに入る学生や指導職員が作業服に着替える際、エアシャワーを浴びることにより、畜産エリアへのウイルスの侵入を防ごうというものです。
施設は、1500万円余りをかけて、畜産エリアの入口2か所に設置されました。

(清藤記者)「それでは体験してみたいと思います」「強い風が出てきました。これで全身のほこりを落とすということです。続いて霧のようなものが出てきました。これで全身を消毒するということです」

 12日は、施設の完成を記念して、供用開始式が行われました。

(県立農業大学校・濱川清副校長)「この更衣室でちゃんと着替えて噴霧シャワーで消毒して畜産エリアに入ってもらうということで、より高度な防疫ができるんじゃないかと思ってます」

 県立農業大学校では、去年5月、学校で飼育していた実習用の牛が口蹄疫に感染し218頭の牛と2頭のヤギが殺処分されました。現在、学校では、口蹄疫発生前のおよそ6割にあたる137頭の牛を導入しています。

(学生)「二度と口蹄疫が起きないようにしっかり消毒していこうと思いました」「この更衣室を今後、活用し、もう二度と口蹄疫を発生させないようにしたいと思います」

(県立農業大学校・濱川清副校長)「施設ができることが目的ではなくて、施設を適切に使って、それぞれの意識を高めることが学生と職員の防疫意識を高めることが重要」

 県立農業大学校では、消毒施設の整備と防疫意識の向上により、「防疫日本一」の学校を目指したいとしています。


農業大学に消毒専用施設

去年の口てい疫の問題で、感染の疑いが見つかり家畜がすべて処分された宮崎県の県立農業大学校で、農場を出入りする人が使う専用の消毒施設が初めて作られました。

高鍋町にある県立農業大学校では、去年、口てい疫の疑いがある牛が見つかり、実習用に飼育していた220頭の家畜すべてが処分されました。

去年11月に飼育を再開した農業大学校では、防疫態勢の強化のため1500万円ほどかけて、農場を出入りする人が必ず通る2か所に、専用の消毒施設を建設しました。

施設は、広さがおよそ32平方メートルあり、作業着に着替える更衣室と、消毒液を全身に浴びるスペースが設置されています。

消毒は、まず、20秒間、強い風を当ててごみを払い落としたあと、15秒間、全身に霧状の消毒液を吹きかける仕組み
で、農業大学校で消毒専用の施設はこれが初めてです。

12日は施設の開始式が行われ、畜産経営学科の学生などおよそ50人が出席しました。
担当の教授が使い方を説明したあと、4人の学生が、実際に消毒を体験しました。

このうち19歳の女子学生は、「再び口てい疫が起きないようにしっかりと消毒したいです」と話していました。

農業大学校の濱川清副校長は、「立派な施設ができたので、二度と農業大学校から口てい疫を発生させないよう活用していきたい」と話していました。

09月12日 18時04分 NHKローカル


農業大学校に消毒施設


 昨年の口蹄疫で218頭の牛が殺処分された高鍋町の農業大学校に、ウイルスの感染拡大を防ぐ消毒施設が完成し、12日から使用が始まった。

 同校は口蹄疫の防疫対策を徹底するため、1月頃から消毒施設の設置計画を進めており、約1500万円をかけて、畜産経営学科の乳肉複合経営コースと肉用牛コースに1施設ずつ設置した。

 実習で畜舎に出入りする学生たちが対象で、個室内で全身に向かって空気が噴射され、ほこりを落とし、さらに次亜塩素酸を希釈した水を霧状に吹き付けて、消毒効果を高めるという。

 学生らは完成を祝って施設に入り、入念に消毒を行った。畜産経営学科1年の松岡香奈さん(19)は「昨年、在籍していた高鍋農高で、口蹄疫のため飼っていた家畜が殺処分された。二度とあのようなことが起きないように消毒を徹底したい」と気を引き締めていた。

 同学科の溝辺牧男教授は「防疫の基本は畜舎周りの整理で、消毒はその担保。消毒だけで安心しないよう教育していきたい」と話していた。

(2011年9月13日 読売新聞)


※農高などにも設備設置計画中


農業高校などに消毒設備

口てい疫の再発防止策を強化するため、宮崎県は、牛や豚を飼育している農業高校などに、人や車を自動で消毒する設備を新たに設ける方針です。

宮崎県が消毒設備を設けようとしているのは、いずれも県立の▼高鍋農業高校と▼都城農業高校、▼それに高原高校と▼高千穂高校のあわせて4校です。

これらの高校では、これまで牛や豚を飼育している農場に人や車が出入りするたびに、人が噴霧器を使って消毒をしていましたが、自動で人や車に消毒液をかけるシャワーやゲート式の設備を設ける計画だということです。

また、農家の研修などを行う県の8つの農業改良普及センターにも、車を消毒するゲート式の設備を設ける方針です。

このため宮崎県は、これらの設備の整備費として、あわせて5300万円あまりの予算案を開会中の定例県議会に提出しています。

09月09日 09時16分 NHKローカル


安愚楽牧場・関連報道 9/9~9/13

牧場主30人、安愚楽連絡会議発足へ・・・債権回収目指す http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20110909-OYT8T00016.htm

 和牛オーナー制度を運営する「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県那須塩原市)の経営破綻問題を受け、道内で牛の肥育などを預託されている約30の牧場主などが「安愚楽債権者連絡会議」を発足させることが8日、わかった。連絡会議の初会合は15日に札幌市で開催され、今後の見通しについて情報収集を行って、同社からの債権回収に取り組む一方、同社に代わる受け皿企業を探し、牧場の事業継続を目指すとしている。預託牧場の救済では、1日に鹿児島県で有志弁護団が結成されている。

 発足する連絡会議で中心的な役割を果たしている沢田昌広弁護士によると、牛の肥育を預託されている道内の牧場主など約30人から、債権回収に向けた依頼があったという。沢田弁護士は「牛の飼育を続けている以上、餌代などがかかる。債権回収の実を上げて、農家の利益を守っていきたい」としている。

 民間信用調査会社の東京商工リサーチ北海道支社の調査では、同社は道内に八つの直営牧場があって3万頭を超える牛を保有、このほかに、牛の肥育などを預託されている牧場が道内には約130あり、エサなどの仕入れ業者を含めた一般債権者総数は214人と、全国の約3割を占める。一方で、同社のオーナー会員債権者は1892人いるという。

 同社を巡ってはすでに、東京地裁が民事再生手続きの開始を決定。今後、所有資産を売却して債権者への弁済に充てる方向という。

(2011年9月9日 読売新聞)

安愚楽牧場の民事手続き 再生計画案、来年2月が期限 日本農業新聞 (09月13日) http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=9318

 「和牛預託オーナー制度」を運営する安愚楽牧場(栃木県)の民事再生手続きに関する今後のスケジュールが12日までに分かった。同牧場は9月末までに、和牛オーナーに対して債権の届け出提出書類を発送。オーナーからの債権の届け出は12月6日まで受け付ける。同牧場は来年2月14日までに、再生計画案を裁判所に提出する。


小林市議会一般質問から 安愚楽牧場破綻

宮崎日日新聞 2011年9月9日付転載

 安愚楽牧場破綻に伴い、同牧場などと市が共同出資するレジャー施設・コスモス牧場などについて坂下春則議員(新生会)らが尋ねた。

 コスモス牧場の運営について肥後正弘市長は「今後の存続運営にも大きな支障をきすのではないかと憂慮している」と答弁。

市が同牧場とともに支払っている借地料については「歳入が入ってこない場合、債務が発生する。発生した段階で弁護士とも相談しながら協議を進めないといけない」と述べた。

 土地を所有する霧島牧場(小林市)との借地契約について「2014年3月で契約が切れる。継続がなければ、更地にして元の状態で返さないといけない」と指摘。
「更地にするにしても、それぞれの建物をそれぞれが負担(解体など)するが、安愚楽牧場が負担できない状況が出てくると、非常に重くのしかかってくる。皆さんと相談しながら存続問題についての協議をしていかないといけない」と述べた。


※メモ、独り言

 北海道内の牧場主(預託)約30人などが「安愚楽債権者連絡会議」を発足。
 債権回収、受け皿企業を探し牧場の事業継続を目指す、らしい。

 宮崎でも、数年前に安愚楽との契約を継続せずに他の企業の預託を請け負って現在に至っている肥育農家もいるようだ。受け皿になってくれる企業さえいれば、何とか「事業の継続」だけはできるのかもしれない。(その受け皿探しが難しいのだろうけど。)

  
 コスモス牧場の問題。
 市議会では、もっと突っ込んだ質疑応答があるのかと思っていたのだけれど、結局まだ何にもわからず「憂慮している」状況のようで・・・。

2011/09/13

乾草入れと種雄牛ポスター

大事な仕事のひとつ「乾草入れ」

乾かして丸めた乾草を倉庫に保管。

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作業完了!

西諸県畜連から、種雄牛のポスターを貰ってきた。

このうちの何頭が大成してくれるか・・・・

楽しみでもあり、チョイとばかし不安でもある。

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こういうポスターを張ると、畜産農家の事務所らしくなるよね (* ̄ー ̄*)

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2011/09/12

口蹄疫・宮崎大が防疫研究拠点を設立

県の口蹄疫、鳥フル対策支援  宮大に防疫センター     来月 海外研究機関と連携も

宮崎日日新聞 2011年9月7日付転載(改行等加えた)

 口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザの発生を受け、宮崎大(菅沼龍夫学長)が「産業動物防疫リサーチセンター」(仮称)を10月に設置する。

 口蹄疫発生時の防疫戦力構築や専門知識を身に付けるための研修生の受け入れのほか、迅速な診断技術や飼料生産の研究に取り組む計画。

国や県と連携しながら、大学を挙げて畜産県・宮崎を支援する体制を整え、同時に世界水準の研究体制の確立を目指す。

 構想ではセンター内に「防疫戦略」「感染症研究・検査」「国際連携・教育」「畜産研究・支援」の4部門を設置。

農、医、工、教育文化の全学部の教員15~20人がセンター業務を兼務し、各部門に4、5人を配置する。

 防疫戦略部門では、農学部獣医学科内に開設される「産業動物伝染病防疫学研究室」の教授、准教授を中心に昨年の口蹄疫の分析、発生シミュレーションなどを実施

その上で、国内や県内での再発に備え、家畜の殺処分やワクチン接種を行うべき範囲を導き出すなど、科学的な裏付けを伴う防疫の在り方を模索する。

 国産連携・教育部門は、家畜伝染病対策の先進地である欧米の獣医系大学への研修生の派遣や、口蹄疫の発生が続くアジア諸国からの研修生受け入れなどを通じて、国際的な情報ネットワークの構築を目指す。

 このほか、県やJAなど農業団体の職員を研修生として受け入れ、疫学や消毒の正確な知識を学んでもらうなど、県内の防疫レベルの底上げを図る

 同大学には全学部横断の「産学・地域連携」「教育・学生支援」「フロンティア科学実験総合」「国際連携」の4センターがあり、今回のリサーチセンターは5番目の設置となる。

宮大が防疫研究拠点設立へ

口てい疫や鳥インフルエンザの感染が広がり、宮崎県内で大きな被害が出たことを受けて、宮崎大学は、家畜の伝染病を専門に研究するセンターを来月、設立することになりました。

この研究センターは、「産業動物防疫リサーチセンター」と名づけられ、宮崎大学のすべての学部と学内にある別の研究センターから20人ほどの教員を配置することにしています。

センターには

▼去年、県内で感染が広がった口てい疫の発生をシュミレーションするなどして、防疫について研究する部門と、

▼アジアの周辺諸国の研究機関や大学と連携して、情報交換をしながら防疫研究に取り組む部門など、4つの部門を設けて、研究を進めることにしてます。

また、県や農業団体などから職員を研修生として受け入れて、防疫態勢を強化することにしています。宮崎大学はこの研究センターを10月1日に設置し、研究をスタートさせることにしてます。

宮崎大学の中山建男副学長は、「研究成果がしっかりと実地で生かせる研究機関をつくり、日本の畜産を支えていく人材を育てていきたい」と話していました。

09月12日 18時04分 NHKローカル

※ メモ・所感

 去年の口蹄疫の際の、よくわけのわかんないワクチン接種区域の設定に疑問を持った人は多かったはず。
 殺処分やワクチン接種の範囲の根拠を科学的な裏付けの下に示してくれるのを期待。

 いずれは、県やJAに限らず、市町村からも研修生を受け入れて欲しいなぁ。

2011/09/10

平成23年9月期西諸県子牛セリ。

9月5日~7日 西諸地区子牛セリ市が開催されました。

結果は

雌 727頭 平均 358,850 

去 914頭 平均 426,587 

トータル 1,674頭 平均 396,578 

前回比 1,582安 。

http://twilog.org/k_ichiba より

前回7月と比較すると

雌は1万円ほど下げ

去勢は4000円ほど上げでした。

雌に関しては高かった裾ものが落ちついた値になってきた感じです。

また セシウム稲わらの問題を受け

今回からはセリ電光表示板に稲わらの入手先を

表示するようになりました。

自家産の稲わらを使っている方がほとんどで

購入稲わらも地元産が多かったようです。

一部、佐賀や鹿児島産の稲わらを使っている方がおられましたが

さすがに遠いので 東北産の稲わらを使っているという方は

いなかったようです。

種牛別結果。

種雄牛  頭数  雌平均 去勢平均

福之国    546    337    420 20
忠富士  359  426   465
勝平正  357   352    419
安重守    128  344    402 
94
秀菊安    113   334
  402
美穂国     75  331    402
梅福6     28   379    403

西諸畜連HPよりhttp://www.nishimoro-chikuren.or.jp/

前回までと同じ様な傾向でした。

今回も 忠富士強し! です。

「忠富士がいなくなったら買う牛がいない」

とおっしゃる県外購買者もいらっしゃいます

「忠富士がいなくなったらどんな相場になっちゃうんだろう?」

と 繁殖農家の方の不安気な声も聞きます。

華盛桜の間検の結果が良かっただけに、、、

余計に口蹄疫で失われたものの大きさを感じます。

美穂国と安重守に期待しましょうか。

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口蹄疫・宮崎県、全農家の巡回指導開始

県が全農家の巡回指導開始

口てい疫の再発防止に向けて、宮崎県は農場の衛生管理の指導に当たる家畜防疫員を大幅に増員した上で1日から県内の牛と豚の飼育農場、およそ1万か所を対象に巡回指導を始めました。

この巡回指導は、口てい疫の再発防止のために各農場の管理態勢などを確認しようと行うもので、このうち、綾町にある牛の飼育農場には、衛生管理の指導などを行う家畜防疫員3人が訪れました。

指導は、去年の口てい疫をきっかけに農林水産省が見直そうとしている新しい衛生管理基準の案をもとに、県が独自に作成したチェックシートに沿って行われています。

防疫員たちは部外者の立ち入りを制限しているかや、感染が疑われた家畜を処分したあと埋める土地を事前に用意しているか、それに人の出入りを記録しているかなど、31項目について確認していました。

県では今回の指導の対象が9600か所余りにのぼることから、これまで任命していた獣医師の資格を持つ職員に加えて畜産担当などの職員も新たに家畜防疫員に任命し、従来の2倍以上の110人体制を組んだ上で、来年3月までに指導を終えることにしています。

指導に当たった家畜防疫員の内山伸二さんは「農場の入り口が2か所あるので1か所にするようお願いした。去年のような事態を繰り返さないよう指導していきたい」と話していました。

09月01日 19時51分 NHKローカル


口蹄疫教訓に全戸巡回調査スタート

9月1日 18時27分 MRT

 口蹄疫の再発防止に向け、牛と豚を飼育する県内すべての畜産農家を対象にした巡回調査が、1日から始まりました。来年3月までに約1万戸を立ち入り調査し、防疫体制の徹底を図ります。

 この巡回調査は「口蹄疫からの再生・復興方針工程表」に基いて、県が初めて実施するもので、牛と豚を飼育する県内すべての農場9635か所が対象です。

初日の1日は、3人の家畜防疫員が繁殖牛など300頭余りを飼育している綾町の農場を訪問。出入り口の消毒設備や農場専用の作業靴、それに口蹄疫の発生に備えた埋却地の状況など飼養衛生管理基準31項目について確認しました。

(家畜防疫員は)「家畜を飼う中で最低限必要なことをやることで農場内に疾病が入らないように農家に気をつけていただきたい」

対象が約1万戸に上る今回の巡回調査。県は、現在110人態勢となっている家畜防疫員を、今後、民間獣医師の活用でさらに増員し、来年3月までに終わらせる予定です。

(県畜産・口蹄疫復興対策局・永山英也局長)「課題が出てくることは間違いない。1戸1戸の農家が自らの問題として、自分のところで(口蹄疫を)出さない。地域で出さないという強い意識をもっていただきたい」

県では、巡回調査のほか、10月には県内7地区で畜産農家を対象にした研修会も開催し、防疫体制の強化につなげたいとしています。

県:飼養衛生管理基準を確認 全ての牛、豚農家調査--来年3月まで /宮崎

毎日新聞 2011年9月3日 地方版


 家畜の新たな飼養衛生管理基準への対応を確認するため、県は全ての牛と豚農家に対する巡回調査を開始した。来年3月までに計9635農場を回り、防疫体制や衛生状態などを指導する。

 新基準は昨年の口蹄疫(こうていえき)を教訓に作り直され、10月から運用開始予定。県は調査で、「面積当たりの飼育頭数が過密ではないか」「埋却地確保」など31項目を点検する。

 開始日の1日、綾町で母牛と子牛計310頭を飼育するJA宮崎経済連の農場には、午前10時半すぎに宮崎家畜保健衛生所の職員ら家畜防疫員3人が到着。白い防護服に着替え、農場長に話を聴きながら、場内を調査した。

 農場に対しては、容易に部外者が立ち入らないよう使わない出入り口をチェーンでふさぐよう求めたという。宮崎家保の内山伸二主査は「二度と口蹄疫を出さないという気持ちで新基準を守ってほしい」と話していた。【石田宗久】


牛豚農場 県が巡回調査

2011年09月02日  asahi.com> マイタウン> 宮崎>


  畜産農家の防疫意識を高め、口蹄疫(こう・てい・えき)の再発を防ぐため、県は1日、牛と豚を飼育する9635農場を対象とした巡回調査を始めた。家畜伝染病予防法の改正で変更される飼養衛生管理基準に基づき、埋却地確保の状況なども確認する。

 この日は、県宮崎家畜保健衛生所の家畜防疫員ら3人が、綾町南俣の「JA宮崎経済連妊娠牛供給センター綾農場」に調査に入った=写真。

 敷地と牛のいる衛生管理区域の線引きや、出入りの際の車両の消毒など、31項目を確認。新たに加わった埋却地の予定場所や一頭当たりが過密飼育になっていないかも、チェックシートに沿って確認した。

 巡回調査は、口蹄疫からの復興をめざす「工程表」で、牛・豚を飼育する全農場と全養鶏場を対象に、年に1回の実施が掲げられている。約千ある養鶏場では7月4日から始められており、養鶏場については8月19日現在で37%の371施設が終わった。

 しかし、牛を飼育する農場は約9千あり、県家畜保健衛生所の獣医師48人だけで調査するには困難。このため、県農林振興局や県農業改良普及センターの専門職職員83人も家畜防疫員となり、このうち62人が巡回調査に加わる。

さらに、県獣医師会などの協力も得て、民間獣医師を非常勤職員として雇用し、家畜防疫員として活動してもらうという。(中島健)


※メモ

これに先駆けて、4月には大規模農場(牛200頭以上)の調査は行われていた。(当社も該当)

また別に、防疫マップ作成のために農場や埋却地の場所をGPSで確認するための調査も6月に行われ、当然、当社も調査対象だった。

来年3月までに約1万戸を立ち入り調査

巡回調査は、口蹄疫からの復興をめざす「工程表」で、牛・豚を飼育する全農場と全養鶏場を対象に、年に1回の実施が掲げられている

ということは、3月までにあと1回は調査が来るってことですね。

「いつでも、来いや~~~!」って言える位に、飼養衛生管理、やらなきゃですね。

2011/09/07

リブロースブロック

20110908

これも、卸屋さんにお願いして手に入れたもの。

はい、もちろんウチの牛さんのお肉です。

Bms12

この位のリブロースなら、やっぱり薄切りにして 

すき焼き か しゃぶしゃぶ が美味しいですよねぇ。

んでも、ウチにある通販で買ったスライサーではこの大きさのブロック肉を薄切りにするのは無理!

そ~だわ、
リブロースのローストビーフなんて素敵じゃないのさ!!!

わ~~~い、ローストビーフ作っちゃおheart04

・・・・なんて思っていましたら、相方から阻止されました。

なにが悲しゅうて、BMS.12の肉でローストビーフを作らんといかんの?

た、たしかに・・・・ ( ̄◆ ̄;)
ローストビーフ用の肉がBMS.12である必要はないですよね。

それにローストビーフなんて、これまで数回しか作ったことないのに無謀ちゃぁ無謀。

┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

素人が手を出さない方が賢明かもしれないです。。。。。。( ̄Д ̄;;


とりあえず、

リブ芯(胸最長筋)

かぶり(僧帽筋)

リブ巻き(背半棘筋)

に分けて、焼肉で食べ比べてみようかと思ってます。

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安愚楽牧場・民事再生手続きの開始を決定‎

安愚楽牧場の民事再生決定 資産売却、弁済原資に (9月7日) 下野新聞 http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20110906/604521

 約4330億円の負債を抱え経営破綻し、民事再生法の適用を申請していた黒毛和牛生産の安愚楽牧場(那須塩原市埼玉)について、東京地裁(鹿子木康裁判長)は6日、再生手続きの開始を決定した。

 再生手続きの申立書や代理人の説明によると、手続きは「清算型の民事再生」で実質的に同社は清算される方向。全資産を一括または分割して売却し、その代金を弁済原資とする考え方。オーナーの資産である和牛約11万頭を保護するため、事業継続できる再生手続きを選択した。実際の弁済額は現段階では不透明という。

 同社側は今後、全国約7万3千人に上る和牛オーナー(出資者)ら債権者からの債権届け出などを経て、資産や負債の額を確定し、正式な再生計画案を作成。半年後にも、同案の可否を決める債権者集会を開く見込み。同案が認められなければ、手続きは破産に移行する。

 既に本県を含め全国各地でオーナー救済を目的にした被害対策弁護団の結成が相次ぎ、経営陣の刑事責任追及を視野に入れた動きなどが活発化している。

 安愚楽牧場33 件によると、宮崎県で発生した口蹄疫問題や福島第1原発事故の影響によるオーナーの契約解除、和牛相場の値崩れなどが引き金となり、急激に資金繰りが悪化したという。

 同社は8月9日に同法適用を東京地裁に申請、財産の保全命令を受けた。


安愚楽牧場、再生手続き開始…負債4330億円
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110906-OYT1T00889.htm

 和牛オーナー制度で知られる「安愚楽牧場」(栃木県那須塩原市)の経営破綻問題で、東京地裁は6日、同社に対する民事再生手続きの開始を決定した。


 負債総額は、今年の企業倒産では最大規模の約4330億円に上るとみられる。民事再生手続開始申立書などによると、うち約4200億円が全国約7万3000人の和牛オーナーに対する債務。

 破綻処理にあたっては、預託先の牧場などにいる牛を直ちに処分することが難しいため、形式上は事業存続を前提とした手続きを進め、最終的には会社を清算する方向

 同社のこれまでの説明では、所有する資産を売却して債権者への弁済に充てる。畜産事業では約40か所の直営牧場の牛や施設を引き受ける企業・団体を探し、ホテル事業などは施設を譲渡するという。今後、同社は債権の届け出を12月6日まで受け付け、負債総額を確定。債権者に再生計画案を提示し、認められ次第、再生計画を進める。

(2011年9月7日01時30分 読売新聞)

安愚楽牧場に民事再生法を適用=弁済の作業開始へ―東京地裁 2011年 9月 6日 20:06 JST http://jp.wsj.com/Japan/Economy/node_301871

 東京地裁は6日、「和牛オーナー制度」を運営する安愚楽牧場(栃木県那須町)が適用を申請した民事再生法による再生手続きの開始決定を行った。民間信用調査機関によると、同社の負債総額は4330億円で、今年最大の倒産となっている。東京地裁の今回の決定を受け、債務の弁済のための資産売却などの作業が動きだす。

 安愚楽牧場は、繁殖牛のオーナーを募集し、生まれた子牛の売却益を配当するビジネスモデルで人気を集め、オーナーは7万3300人に上る。東京電力福島第1原発事故の影響で放射性セシウムに汚染された肉牛が流通したことなどで経営が悪化し、8月に破綻した。

 同社は債権者説明会で、畜産事業やホテルなどの全資産を売却して債務の弁済に充てる方針を表明した。ただ和牛のオーナーの出資金や、肥育・繁殖を受託していた畜産農家が持つ未収債権のうち、どの程度が弁済されるかは不透明だ。 

[時事通信社]

※色んなメディアが報道しているが、農業新聞の視点はちょっと違う


安愚楽牧場 再生手続き開始
  東京地裁が適用決定  農家の先行き不透明

日本農業新聞 2011年9月7日付転載(改行等加えた)

 東京地方裁判所は6日、「和牛預託オーナー制度」を運営する安愚楽牧場(栃木県)が申請していた民事再生法の適用をきめた。同法が適用されなければ破産となる可能性があったが、適用の決定で再生手続きが本格的に始まる。

ただ、安愚楽牧場は全資産を売却する「清算型」の方針を示しており、飼育している牛や牧場の今後は依然として不透明だ

 安愚楽牧場は昨年4月の口蹄疫の被害や今年3月の東日本大震災の影響により、売り上げや和牛オーナー会員が減少、資金繰りが悪化した。負債は4000億円を超え、債権者は7万人を超す。

 同牧場は8月、神戸と東京でオーナー向けに債権者説明会を開催。その際の説明では、10月下旬にも再生債権の届け出をして負債総額を確定。再生計画案を作り、債権者集会にかけることになっている。

 同社の黒毛和牛14万5000頭のうち、45%を飼養(農水省調べ)する北海道では「取りあえず破産を免れたことは預託農家にとってはよかった」(JA関係者)との受け止めがある。

 東京地裁は同社に弁済禁止命令を出したため、預託農家は同社が民事再生法の適用を申請した前日である8月8日以前の預託料について、一部を受け取れずにいる。

 JA関係者は「破産となれば預託料の回収は非常に厳しくなっていた」と指摘。
農家側は、「同社から預かり飼育している牛と引き換えに預託料の回収交渉を進めることも検討しているが、「破産すれば、農家が牛を留置する権利は認められず、同社と交渉する前提を失ってしまう」(同)状況だった

2011/09/06

口蹄疫・終息宣言から1年 ②

口蹄疫終息から1年 秋には官民一体態勢

宮日(2011年8月27日付)


 口蹄疫に関する防疫措置を終え、県が県内外に安全性をアピールした「終息宣言」から、27日で1年を迎えた。

県は26日、家畜頭数に比べて不足が指摘されていた家畜防疫員について、9月から農政水産部の畜産職員83人を新たに任命する方針を明らかにした。10月以降、NOSAI連宮崎や民間の開業獣医師の任命も検討しており、官民一丸となった防疫態勢の構築を急ぐ。

一方、再発への不安や枝肉価格の低迷などで、家畜を殺処分された農家の経営再開は8月末で57%にとどまる見通しであることも同日公表された。


 県は飼養衛生管理基準の順守状況を確認するため、県内で牛と豚を飼育する農家全戸(9635戸)を対象に9月から立ち入り調査を実施。これに合わせ、農政水産部の畜産職員など83人を防疫員に任命する。このうち農林振興局などに勤務する62人と、家畜保健衛生所の防疫員48人の計110人が調査に当たる。


 10月からは民間獣医師からの任命も目指しており、NOSAI連宮崎や県獣医師会に協力を要請している。

民間獣医師は県の非常勤職員に任用した後、防疫員に任命する計画。任用経費と獣医系大学に通う学生への奨学金(2人分)を含めた家畜防疫体制強化事業費2770万円を9月定例県議会に提案する。


 被害農家の経営再開は昨年9月の日向市を皮切りに、最も遅い東児湯5町でも同11月からスタート。県復興対策推進課によると、経営を再開した農家は8月末現在で57%の704戸となる見通し。周辺諸国での口蹄疫発生や県内での再発懸念、枝肉価格の低迷など不安要素が多く、5月末の前回調査から3ポイント増にとどまる。


 県内の子牛競り市の平均価格は、1頭40万円台の高値を維持。しかし、福島第1原発事故に伴う放射性セシウム汚染の影響で牛の枝肉価格が低迷しており、7月の県内の枝肉価格(和牛A4等級)は1キロ1445円と昨年同期を7・7%も下回った。


 感染疑いによる殺処分で55頭から5頭に減った県有の種雄牛について、県は5年間で15億円の基金を設置し造成を続ける。その一方で、血統の偏りを防ぐため県家畜改良事業団が県外から精液ストロー1500本を購入し、県内の農家に供給している。

 河野知事は同日の復興対策本部会議で「厳しい向かい風が吹いているが、意欲ある人に寄り添いサポートしていくことが大事だ。一歩一歩、新生に向けて取り組んでいきたい」と述べた。


「感染経路突き止める」 宮大研究員牛島さん独自調査

宮日(2011年8月27日付)


 口蹄疫の終息から1年がたった今も、多くの被害農家が経営再開をためらっている。感染経路が分かっていないことへの不安が理由の一つ。

そんな中、宮崎大農学部獣医学科の研究員、牛島留理さん(36)は1人で被害農家を訪ね、地道な聞き取り調査を続けている。国も県も感染経路の解明をあきらめたが、同大学で独自に解明しようというのだ。9月には、これまで集めた100戸以上のデータを獣医疫学の先進地、英国で解析する。被害農家は「まだ見捨てられていなかった」と勇気づけられている。


 同学科を卒業した牛島さんは、県内の大規模農場に就職後、獣医疫学を学ぶためにオランダの農業系大学に入学。卒業2カ月前に本県で口蹄疫が発生し、現地にも獣医師が足りないなどの情報が届いた。「帰国すべきか悩んだが、ちゃんと卒業して宮崎のために役立ちたかった」と振り返る。そして終息宣言が出た昨年8月27日に帰国、母校の門をたたいた。


 今年4月から川南町内の発生農家とワクチン接種農家を対象に本格的な調査を開始。当時の飼育管理や生活パターン、思い当たる感染原因などを聞き取る。わずかなヒントも見逃せないため、じっくりと農家の話に耳を傾け、1戸で5時間を要したことも。携行する地図には多くの書き込みや汗の痕があり、苦労の跡がうかがえる。


 農林水産省の疫学調査チームは昨年11月24日に中間取りまとめを発表。ウイルス拡散の要因として人や車両の移動を挙げるが、「情報収集には限界が見られた」とした。

牛島さんは「国などは自分たちの立場があるが、私たち第三者機関は科学的分析を優先し、独自の調査ができる。宮崎で発生したのに自分たちがあきらめてどうするのか」と力を込める。


 集めたデータを解析するため、来月からは英国の研究機関へ赴く。多くの専門家と議論しながら、感染拡大をシミュレーション。効果的な消毒方法や消毒ポイントの位置、ワクチンの接種時期などを導き出し、国や県へ提案するつもりだ。分析結果は来年になる見込みで、帰国後は同町以外にも対象を広げる。


 川南町内の繁殖牛農家の50代男性は「感染経路に関し国と県の見解が違うなど、あやふやな状態だ。原因究明に期待したい」。経営再開を迷う同町川南の養豚農家、森本ひさ子さん(61)は「口蹄疫の記憶が風化する中、いまだに再開できずに悩んでいる農家は多い。こういう取り組みで見捨てられていないことが分かり、勇気が出た農家は多いはずだ」と喜ぶ。

口てい疫被害考える市民講座

宮崎県に大きな被害をもたらした口てい疫の終息宣言から27日で1年になるのを前に、宮崎市では26日夜、口てい疫の感染防止対策などを考える市民講座が開かれました。

この市民講座は、去年の口てい疫と将来の畜産のあり方を考えてもらおうと、大学の研究者で作る団体などが11月まで4回にわたって開くものです。

26日夜は宮崎市で第1回が開かれ、動物の感染症に詳しい宮崎大学農学部の後藤義孝教授が日本の家畜感染症の現状と課題について講演しました。

後藤教授は、牛と豚の感染の仕方の違いや宮崎県での検証結果を示しながら、感染源が分からない以上、口てい疫の拡大を防ぐためには感染経路を絶つしかなく、国と県、それに市町村と農家が連携し、防疫訓練を繰り返しながら、改善していくことが大切だと指摘しました。

参加したおよそ20人の市民からは、
▼ハエがウイルスを運ぶことはないのか、とか
▼車に付着したウイルスが風で飛ばされて広がったのではないかと、熱心に質問が出されました。

後藤教授は「ハエについては専門家でも意見が分かれる。ウイルスは衣服や靴にも付着し、感染を広げる」と答えていました。

この市民講座は、ことし11月までにあと3回開かれ、次は9月16日、午後6時半から宮崎市中央公民館で開かれます。

08月27日 09時11分 NHKローカル


口蹄疫:終息宣言1年 無念の殺処分から飼育再開、復興へ愛情注ぐ /宮崎

 約30万頭の牛や豚が殺処分され、県内の畜産農家に深刻な打撃を与えた口蹄疫(こうていえき)の終息宣言から27日で1年。県によると、8月末現在で飼育を再開した農家は57%。復興を目指し、教訓を生かした防疫体制への取り組みが進む一方、農家の実態に即した対策を指摘する声もある。

 ◇西都の繁殖農家・浜砂さん

 「何も分からず埋められていった牛たちのためにも、病気にかからん丈夫な牛を育てる」。2万頭あまりが殺処分となった西都市で、繁殖農家を営む浜砂朋宏さん(32)は言葉に力を込める。西都市は7月、「口蹄疫からの復興のシンボルに」と市内の園芸農家からの義援金で雌の牛「ふつさ」を購入。その飼育を託されたのが、若手の浜砂さんだった。

 浜砂さんは24歳の時、畜産農家だった祖父の体調悪化を機に会社勤めをやめ、跡を継いだ。当時は8頭。結婚し、2人の子供が生まれるなか「飯を食っていくだけでも最低30頭。教育費も考えたらもっと要る」と母子40頭に増やした。ようやくこれから経営が回り始めると思った矢先、口蹄疫が地域を襲った。

 農協施設に預けていた5頭を除き、35頭はワクチン接種の対象になり、殺処分された。「農家は割り切ることを知っている。ペットじゃないから出荷するし、こちらの都合で子も産ませる。でもやっぱりかわいいし、かわいそうで」。

 1年前の終息宣言後、すぐに子牛2頭を購入した。再開への不安もよぎったが「怖いとか不安とか思っていたら飯が食えん」。それ以上に「ちゃんとやることが、人間のルールで突然処分された牛たちに報いることになる」と思ったからだ。国や県からの補償金は新たな牛舎建設費につぎ込んだ。殺処分から1年となる6月22日には埋却地に花を手向けに行き、決意を誓った。

 現在はシンボル牛を含め29頭を養う。「また涙を流さんよう、悔いなく愛情を注いでいく」。餌を元気に食べる牛の姿が、浜砂さんの励みになっている。【百武信幸】

 ◇「水際での防疫強化を」 消毒設備は零細農家に負担大--県獣医師会・矢野支部長

 口蹄疫終息宣言から1年がたっても経営再開に足踏みする農家が多い現実。県獣医師会児湯支部の矢野安正支部長は、往診で日常的に農家と接するなかで「気持ちが萎縮している」と慎重姿勢に理解を示す。

 国や県は再発防止のために防疫の徹底を重視する。今後改正予定の新たな飼養衛生管理基準は、農家に消毒設備の整備充実を求める方向だ。

 矢野支部長は「消毒は重要」と前置きしたうえで「100万円前後の車両の消毒ゲートなど高額の設備投資は、零細農家には負担が大きすぎる」とみる。

 海外からのウイルス侵入を防ぐ水際対策は、足踏みマットによる靴底消毒が一般的。だが、「それで満足していいのか。徹底するなら消毒薬を霧状にして人や衣服、手荷物も消毒すべきだし、国内にウイルスが存在しない今は、むしろ水際での防疫をより強化すべきだ」と指摘する。

 口蹄疫の発生時、農家には他の農家との接触自粛が求められ、終息後もまだ遠慮があるという。「口蹄疫で多くの農家が心に傷を負った。仲間同士で牛を眺め、語り合うのが牛飼いのやりがい。きちん消毒したうえで交流し、気持ちを高め合ってほしい」と励ます。【石田宗久】

毎日新聞 2011年8月27日 地方版


終息1年 高校生が研究発表

口てい疫の終息宣言から1年となる27日、再発防止策を考える畜産関係者の研修会が新富町で開かれ、神戸の高校生のグループが感染拡大を防止するシミュレーションを行うために開発したパソコンのプログラムを発表しました。

新富町で開かれた研修会には、県内の獣医師や畜産農家らおよそ100人が参加しました。
27日は、兵庫県立神戸高校の生徒たちのグループが招かれ、口てい疫に関する独自の研究成果を披露しました。

高校生たちは、去年、宮崎県で口てい疫が発生した際に、感染が確認された農場や処分された牛の数などのデータをもとに、牛の間で感染がどのように広がっていくのかを解析する数式とパソコンのプログラムを開発したいきさつを説明しました。

そして、架空の地域や農場を設定してシミュレーションをしたところ、1例目に感染が確認された農場から半径6キロの範囲で牛の予防的な処分などを行えば、感染拡大を阻止できるという結論が得られたと発表しました。

これに対して参加者からは、「牛よりも大量にウイルスを排出する豚を含めて解析しないと、現実的でない」といった意見が出されました。

発表した高校生は、「解析の対象に豚を加えるアドバイスをもらったので、さらに研究を進めたい」と話していました。

都農町の獣医師の青木淳一さんは「宮崎県から遠く離れた高校生が対策を考えてくれたことがうれしい。さらなる研究を期待したい」と話していました。

08月27日 19時18分 NHKローカル


安愚楽・JA北海道中央会が交渉窓口

十勝毎日新聞社ニュース 安愚楽牧場 JA北海道中央会が交渉窓口に

2011年09月05日 14時34分

 黒毛和牛生産の「安愚楽牧場」(本社栃木県)が東京地裁に民事再生法の適用を申請した問題で、JA北海道中央会(飛田稔章会長)は、道内預託農家や各JAの委任を受けて、安愚楽側との交渉窓口を担うことにした個別に弁護士に委任する農家らとも連携する考えで、飛田会長は「組織化して交渉することが大事」と話している。

 5日午前、帯広市内の農協連ビルで開かれた十勝管内の関係組合長会議で、飛田会長が説明した。

 会議には浦幌、足寄など管内7市町村のJA組合長、ホクレン、十勝農協連など関係者約20人が参加。道中央会の阿賀準一経営対策部長と澤田昌広顧問弁護士(札幌)が状況を説明し、今後の対応について話し合った。

 飛田会長は「道内の畜産農家、JAへの影響を重要視している。預託農家が経営を継続できる方向をきちんとつくらねばならない。組合員でない農家にもしっかり対応し、弁護士を中心に皆が一緒に交渉することが大切」と述べた。

 道中央会によると、全道の預託農家数154戸(個人139戸)のうち現在、道中央会の顧問弁護士に委任しているのは約30戸。現在、各JAを通じて預託農家に委任を呼び掛けている。非JA組合員にも市町村を通じて参加を促す。

 安愚楽側との交渉については、民事再生の開始決定が出ておらず、具体的交渉に入れない状況。阿賀部長は「今は優先債権として餌代が出ているが資金繰りが滞ると優先弁済もできない。預託牛もやがて処分する方針なので、それまでに経営をどうするか」と今後の課題を指摘した。

 JAうらほろの馬場幸弘組合長は「預託形式での継続を望む組合員が多い。安愚楽の資金繰りがいつまで続くのかが一番関心のあるところだ」と話していた。

 十勝管内には12市町村に預託牧場53戸があり、預託牛9232頭がいる。3日に11市町村42戸が農家組織「十勝ブロック安愚楽対策協議会」を設立している。


※メモ、独り言

・JA北海道中央会が道内預託農家や各JAの委任を受けて、安愚楽側との交渉窓口を担うことに

・全道の預託農家数154戸(個人139戸)、道中央会の顧問弁護士に委任しているのは約30戸

・北海道ではJA組合員が預託農家となっていることもあるようだし、一般債権者(取引業者)の名簿に道内の農業協同組合の名前が並ぶのを見れば、JAが窓口になるのも頷ける。

・JA幹部は「(同社には)保証金を積んでもらうなどしており、JAの未回収資金の大部分は回収できる(後略)」(日本農業新聞8月29日付 http://koji.air-nifty.com/cozyroom/cat22866074/index.html)との話もある。また、飽くまでも今のところ確証のない「ウワサ」だが、ある取引業者は「動産を担保」にしているという話も。

う~~~~ん・・・「動産」ねぇ・・・普通、和牛農家の「動産」と言えば牛なわけだが。
その担保は果たして誰の物?

保証金だの動産を担保だの、わからない事が多すぎ。

・一般債権者の名簿に「○○畜産」だの「△△ファーム」「××牧場」なんて名前もあるのだが、これって預託農家とは別物の債権者?これもよくわからん。

・宮崎県小林市では5日、市議会の一般質問が始まった。
 預託や直営牧場、第3セクターのコスモス牧場など安愚楽関係の質問もなされた模様。
 5日は、森田哲朗議員、6日は坂下春則、時任隆一議員が質問。
 議会録はまだUPされないが、宮日の記事になるかも。期待しておこう。

2011/09/05

安愚楽牧場・預託農家問題ほか

安愚楽牧場に説明求める要望書

2011年09月03日 asahi.com> マイタウン> 宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001109020002

 和牛オーナー制度を運営する「安愚楽牧場」(本社・栃木県)の経営が行き詰まった問題で、同社から牛を預かって育てている県内の預託農家が同社に対し、今後の経営方針などの説明を求める要望書を送ったことが2日、分かった。

 関係者によると、要望書は、県内の預託農家でつくる「宮崎安愚楽会」の伊藤成年会長名で送付。主に

(1)経営が悪化し、民事再生法の適用を申請するに至った経緯
(2)同社の再生計画の見通し
(3)預託農家の取り扱いの今後の見通し
(4)再生計画が明らかになる時期

――について、「なるべく早く説明会を開いてもらい聞きたい」としている。

 伊藤会長は「情報を得たいという声が一部の農家から寄せられている」と話している。同社は朝日新聞の取材に対し、「個別の事案については説明できない」としている。(北村有樹子)


美幌峠牧場、来年は直営で…

2011/08/27掲載(美幌町/政治・社会)

http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=55070

夏季のみ放牧
町議会臨時会開く
  安愚楽牧場の破たん影響

 美幌町議会臨時会が25日、開かれた。町が美幌峠牧場の24年度の運営について「直営で、夏季のみ放牧する」という考えを示した。

 町は美幌峠牧場を運営する峠牧場振興公社を23年度末で解散する予定で、24年度からの委託について安愚楽牧場(本店・栃木県)と交渉していた。しかし、安愚楽牧場が民事再生法を申請したため、委託できない状況にとなっている。

 土谷耕治町長は行政報告で、6月から預かっている安愚楽牧場の黒毛和牛60頭の7月1日から8月8日までの使用料60万8400円が未収になっているとし「回収に最大の努力を行う」と述べた。8月9日?9月5日の使用料は入金を確認したという。(浩)


安愚楽牧場破たんで「雇用不安懸念」

2011/08/29掲載(津別町/政治・経済)

http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=55093

津別町議会臨時会で町長が行政報告

 津別町議会臨時会が26日、開かれた。佐藤多一町長は行政報告で、民事再生法を申請し町内に直営牧場がある安愚楽牧場(本店・栃木県)について「雇用不安が懸念される」と述べた。

 町内には平成19年に直営牧場が開設。育成牛など4500頭が飼育されている。佐藤町長は「従業員30人のうち13人が町内に住んでいる。報道以外の情報がほとんどなく対応に苦慮しているが、道や関係市町との連携を密にして推移を注視し適切な措置を図りたい」と述べた。

 議案は特定公共賃貸住宅建設工事の契約締結案など4件を原案通り可決した。(浩)

牛預託継続を模索 安愚楽問題 十勝の農家が対策協

(09/04 09:40)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/316149.html

 【帯広】和牛オーナー制度の行き詰まりで安愚楽牧場8 件が民事再生法の適用を申請した問題で、十勝管内の肉用牛の預託先農家が3日、「十勝ブロック安愚楽対策協議会」を設立し、事業継続に向け協力して活動していくことなどを決めた。

 帯広市内の事務所で開かれた設立会合には、安愚楽牧場8 件から牛を預かって育てている清水町や浦幌町などの預託先農家32人が参加。会長に、足寄町で245頭の牛を飼う明河修さん(53)を選んだ。<北海道新聞9月4日朝刊掲載>


安愚楽対策協議会が発足

2011年09月04日 14時19分 十勝毎日新聞

http://www.tokachi.co.jp/news/201109/20110904-0010279.php


 黒毛和牛生産の安愚楽牧場(本社栃木県)が民事再生法の適用を申請した問題で、繁殖牛(雌牛)を預託している管内の農家が3日、「十勝ブロック安愚楽対策協議会」を設立した。被害に遭った農家が情報を共有し、道や国、会社に対して農業が続けられるよう対応を求めていく。将来的には全道規模の協議会へと発展させる考えだ。

 足寄町や浦幌町など各地の預託農家が発起人となって同日に帯広市内の新党大地鈴木宗男事務所で開かれた「十勝ブロック安愚楽問題相談会」で、11市町村42戸で協議会を設立することを決めた。会長は足寄町の明河修さん(53)、副会長に浦幌町の阿部大輔さん(56)と清水町の松本安太郎さん(60)が就任した。いずれも預託農家。

 相談会には32人の預託農家が出席。浅野貴博、石川知裕両衆院議員、池本柳次、山崎泉両道議を招き、農家が置かれる現状を訴えた。安久津勝彦足寄町長、JAあしょろ新津賀庸組合長も同席した。

 参加者は「先が見えない現状。ここに残って仕事を続けていけるのか」「事業がなくなると路頭に迷う」「原発事故による風評被害は人災だ」などと話し、繁殖農家を継続して営める仕組みを求めた

 浅野議員は「何か良い方法はないか、力になれるようにしたい」、石川議員は「預託農家は地域経済への影響がある。営農が続けられるように努力したい」と応じた。

 明河会長は「預託農家は地域に残り農業を続けたいと思っている。北海道の預託事業を信頼のできる会社に引き継いでもらえるよう、十勝を一つにして活動を進め全道にも輪を広げていきたい」と話していた。


※メモ・独り言

・宮崎では預託農家が説明会を求める要望書を提出
・北海道では、対策協議会が発足
・北海道の預託事業を引き継ぎできる方法を模索中


預託事業を引き継ぎできる会社が現れるのは、北海道に限らず全国の預託農家が願ってやまないのであろうが、実際、預託を抱える余力のある会社があるのかが疑問。


預託農家が、これからも預託を続けるとして・・・

今いる肥育牛は、とりあえず肉として売れば何とかなるかもしれないが、その後、預託(肥育)農家に誰が肥育牛を預けるのか?(肥育牛の導入元が、誰になるのか?)

(血統などを考えると)市場価値が殆ど無い母牛を抱える預託の繁殖農家は、今後、今いる繁殖牛を飼育していって、例え子牛が産まれ子牛のセリ市に上場しても、ろくな値段にならないであろう。

それを考えると、繁殖・肥育、両方の預託農家を引き受ける事の出来る会社でなければ、問題は解決しない気がするのだが・・・(考え過ぎか?)

前にも書いたが、直営牧場の牛に関してはJAなどが引き受けるのが一番現実的だろうとは思うが、預託農家の牛に関しては、問題が複雑すぎて(まず、牛の持ち主は安愚楽なのか、オーナーなのか からして)私の頭では予想するのも不可能。


・安愚楽牧場に関するスタンス

宮崎県で昨年発生した口蹄疫については、感染ルートの解明に「安愚楽牧場」が重要なポジションを占めていると考えます。安愚楽牧場の倒産により、今まで口をつぐんでいた人達から何らかの証言が得られるのではと期待しています。

また小林市には直営牧場2カ所、預託農家11戸があり、市民として、同じ畜産業の人間として今後どうなっていくのか、非常に心配もしています。

安愚楽牧場が倒産したからといって、日本全国の黒毛和牛の生産現場には、殆ど影響は無いと思っています。(大量出荷により枝肉市場などに影響はあるかもしれないが、限定的だろうと推測)
一部に「日本の黒毛和牛の生産の1割を占める安愚楽牧場が倒産すると云々」という意見もあるようですが、「黒毛和牛生産者を舐めんなよ」と言いたいです(笑)。

というわけで、これからも安愚楽牧場がどうなるのか(特に預託農家問題)には、注目していきたいと思っておりますが、基本的に消費者被害問題に関しては単なるウォッチャーの立場です。

被害者(?)の立場の方からのお問い合わせがあっても、お役にたてるとは思いませんので。
念のため。

2011/09/01

安愚楽牧場・預託農家関連報道(宮崎、鹿児島)

預託農家が説明要望へ 安愚楽牧場

2011年08月31日 asahi.com> マイタウン> 宮崎>


 和牛オーナー制度を運営する「安愚楽(あ・ぐ・ら)牧場」(本社・栃木県)の経営が行き詰まった問題で、同社から牛を預かって育てている県内の預託農家が、同社に今後の経営方針について説明を求める方針であることが30日、わかった。

一時滞っていた農家への預託料の支払いは再開されたものの、農家からは先行きを心配する声が上がっている。

 新富町の伊藤成年さん(51)は、肉用牛を育てる肥育農家だ。県内の預託農家でつくる「宮崎安愚楽会」の会長で、一部のメンバーから「自分たち(預託農家)の先行きや同社の経営方針を聞きたい」との声が寄せられている。「会としての総意ではないが、情報を得ていくらかでも不安を解消したい」と伊藤さんは話す。

 11年前に会社員を辞め、家族の勧めで預託農家になった。昨年の口蹄疫(こう・てい・えき)では、預かっていた牛50頭を殺処分。だが今年5月10日に飼育を再開し、増設した畜舎2棟で109頭を育てている。

 預託金はこれまで月1回振り込まれてきた。今は一頭あたり一日120円で、月約36万円になる。うち十数万円を肥育に必要な光熱費などに充てている。

 安愚楽牧場の経営難が表面化する以前の6月分から預託金が一時、振り込まれなくなった。同社から供給される餌の量もいったん4分の1まで減った。

 ただ、預託金の振り込みは今月12日から再開、餌の量も3分の2程度にまで回復した。

 しかし、安愚楽会のメンバーの中には、同社から「支給する餌を半分に減らしたい」との連絡を受けた農家もあるという。同社の再生計画はまだ不明。預託農家の今後の取り扱いについても、今のところ同社から連絡はない。

 同社との預託契約は1年単位。伊藤さんは「次の契約ができるのか。飼育成績がよくないと打ち切られるのではないか」と不安げだ。「県内のすべての預託農家が存続できるよう、同社に求めたい」と話す。


◆県内 預託22戸、210人が出資

 農林水産省のまとめでは、8月10日現在、「安愚楽牧場」直営の牧場は全国に38カ所、預託農家は346戸。両方を合わせた飼育牛は計14万5100頭。地域別の預託農家数は、北海道(136戸)が最も多く、これに九州(121戸)が続く。

 県などによると、県内の預託農家は22戸(ほかに1戸が休止中)で全国の6%だ。内訳は、肉用牛を育てる「肥育農家」が9戸、子牛を生ませて育てる「繁殖農家」が13戸。同社の牧場3カ所と預託農家で計約6千頭が飼育されている。

 一方、帝国データバンク宮崎支店の調べでは、県内には210人の出資者がいる。うち1千万円以上の大口出資者は32人。債権総額は10億3900万円に上るという。


鹿児島に「安愚楽預託農家弁護団」結成

 畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)が東京地裁に民事再生法の適用を申請したことを受け、鹿児島県内で預託牛を飼育している農家19軒の代理人弁護士が1日、「安愚楽預託農家弁護団」を結成した。

弁護団によると、預託農家の弁護団結成は全国で初めてという。

 弁護団によると、安愚楽牧場は投資家に繁殖牛を購入してもらい、生まれた子牛を同社が買い取って飼育、売却する「和牛オーナー制度」を展開。

19軒の預託農家は計約2400頭の牛を飼育中だが、総額約3600万円の預託料などが未払いになっているという。

 弁護団事務局長の柿内弘一郎弁護士は「えさ代などに困っている預託農家は多い。県外の弁護士とも連携して、集団で交渉していきたい」と話している。(共同)

 [2011年9月1日20時39分] 日刊スポーツ


預託農家の弁護団発足=安愚楽牧場の経営破綻-鹿児島

 「和牛オーナー制度」を運営する安愚楽牧場(栃木県那須町)が経営破綻した問題で、同社から和牛の肥育や繁殖を受託していた鹿児島県内の農家の代理人として同社と交渉してきた弁護士らが1日、鹿児島市で記者会見し、「安愚楽牧場預託農家弁護団」(事務局長・柿内弘一郎弁護士)を結成したと発表した。

今後、未収債権を持つ農家などの相談を受け、債権回収や畜産継続に向けて交渉していく方針

 弁護団によると、肥育や繁殖などの同社の預託先農家は各地に存在するが、支援のための弁護団結成は初めてという。

(2011/09/01-21:31) 時事ドットコム

鹿児島県内預託農家に弁護団 安愚楽牧場破綻で

(2011 09/01 23:28) 南日本新聞

 和牛オーナー制度を運営する畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)が民事再生法適用を申請した問題で、同社から牛を預かり育てる預託農家の弁護団が1日、鹿児島市で結成された。

県内19農家に対し滞納されている、預託料などの未収債権を全額回収する目的。

東京商工リサーチ(東京)は「預託農家の弁護団結成は全国で初めてではないか」としている。
 鹿児島市と福岡市の3弁護士事務所で構成。1日、鹿児島市で、事務局長の柿内弘一郎弁護士(同市)らが会見した。

 弁護団事務局(アーバンリバティス法律税務事務所)=099(225)6306。

※メモ・独り言

・宮崎の預託農家・・・預託金の振り込みは8月12日から再開、餌の量も3分の2程度にまで回復。
             預託の契約は1年単位。
             肥育農家が9戸、繁殖農家が13戸。
             肥育農家の預託料は1日1頭当たり120円


・鹿児島県内の預託農家は約50軒との報道(8月11日 MBC南日本放送)があったので、今回は、そのうちの19軒が弁護団を結成したということのようだ


・預託の繁殖農家では、現在は受精(種付け)は行われていない。

8月29日付、農業新聞にも

 JA北海道中央会は呼びかけ人となり、中央会の顧問弁護士に預託農家から交渉の委任の取り付けを進めている。 「安愚楽牧場やオーナー側と牛の取り扱いなどをめぐる公証も想定される。団結して交渉する」(同中央会幹部)ためだ。
(参照:安愚楽牧場・北海道の預託農家 http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2011/08/post-bfaf.html)


とあるので、今後全国各地で預託農家の弁護団の結成が続くのかもしれない。

しかし、現実問題として、1年契約の預託農家が畜産経営を続けていくのは非常に難しいのではなかろうか。

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