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2011/08/25

安愚楽牧場の牛の頭数

安愚楽牧場:預託農家346戸 牛は7万頭…農水省

2011年8月24日 19時16分 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/today/news/20110825k0000m040035000c.html

 農林水産省は24日、和牛オーナー制度で資金を集め、民事再生法適用を申請した安愚楽(あぐら)牧場(栃木県)の預託農家戸数などを発表した。預託農家は計346戸で飼養頭数は計約7万3500頭、38の直営牧場を含めた総飼養頭数は約14万5100頭だった。安愚楽牧場から10日現在の数を聞き取った。

 地域別で預託農家が最も多いのは北海道の136戸(計約2万7200頭)で、九州(沖縄県を除く)121戸(計約2万7700頭)▽東北51戸(計約7500頭)--など。総飼養頭数の種別は、繁殖牛約6万6600頭(国内の頭数の約10%)▽肥育牛約5万1500頭(同約6%)--など。【佐藤浩】

※毎日新聞が一番早く報道、宮崎日日新聞は当然、記事にしてくれる。

安愚楽牧場破綻 飼育牛計14万5100頭
  全国、預託農家は346戸

宮崎日日新聞 2011年8月25日付転載(改行等加えた)

 農林水産省は24日、民事再生法適用を申請した畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場(栃木県)に対する牛の飼育数などの聞き取り調査を発表した。

今月10日現在、全国で直営の自社牧場は38カ所、牛を預託している農家は346戸で、飼育している牛は計14万5100頭だった。

 地域別では、北海道の飼育数が最も多く、自社牧場8カ所、預託農家136戸で計6万5400頭に上った。

これに九州が自社牧場8カ所、預託農家121戸で4万1000頭、東北は自社牧場5カ所、預託農家51カ所で2万1500頭と続いた。都道府県別は公表していない。

 預託農家は、安愚楽牧場を通じて牛を預かって子牛を産ませたり、肉用まで飼育したりする。

 同社は東京地裁に提出した民事再生申立書で、自社牧場については黒字の牧場を事業譲渡し、赤字の牧場は閉鎖後に土地建物を売却する方針を示しているが、預託農家の扱いについては不明だ。

※一番詳しいのは、やはり農業新聞

▼農業新聞より

Photo

安愚楽牧場 関連農家384戸
 全国で14万頭超す 農水省調査

日本農業新聞 2011年8月25日付転載(改行等加えた)

 農水省は24日、民事再生法の適用を申請した安愚楽牧場(栃木県)関連の農家数と飼養頭数を発表した。
 農家数は384戸(うち預託346戸)
 飼養頭数は14万5100頭(うち預託7万3500頭)

地域別では北海道の繁殖牛と九州の肥育牛が多い。安愚楽牧場からの聞き取り調査でわかった。
同調査は2010年3月以来。

 北海道で飼養される同牧場関連の繁殖牛は預託農家と直営牧場を合わせ4万4900頭で、地域の繁殖牛に占める割合は52.9%。

ただ、同牧場関連の子牛は自社の関連農場だけに出荷されているため、肥育農家への子牛供給に影響することはない。

繁殖牛の処分方法は再建計画を検討する中で決める。

九州で飼養される同牧場関連の肥育牛は2万4600頭で、地域の肥育牛に占める割合は6.9%。
肥育牛は適期になったものから出荷される。

 

※メモ、独り言

安愚楽牧場の破綻によって、関連業者(飼料・製薬会社、運送業、などなど)の受ける影響は大きく、倒産の連鎖もあるかもしれないということは前にも書いた。

また、安愚楽関連牧場の受精師、削蹄師、獣医師などにも影響は大きい。

では、一般の和牛農家への影響はあるのだろうか。

安愚楽の換金目的の大量出荷があれば、当然枝肉の価格が下がり、肥育農家にとってはしばらくは厳しい時期が続くと思われる。肥育農家の収入が減れば、子牛を高値で買うこともできないため、繁殖農家にも当然影響は出てくるだろう。

また、一般の和牛生産現場に影響があるかといえば農業新聞にも書かれているように、
同牧場関連の子牛は自社の関連農場だけに出荷されているため、肥育農家への子牛供給に影響することはない。
と言えるだろう。

「安愚楽の繁殖牛は全国の繁殖牛の1割を占めるから、大変な影響を持っている」
「これだけの牛がいるのだから、安愚楽が日本の畜産に貢献してきた」

などと書かれたオーナーさん達の言葉を目にすることがあるが、生産現場からすれば、「そんなに影響ありませんから」としか言えない。

そもそも安愚楽は子牛の競り市に子牛を出荷することがないから、一般の肥育農家は安愚楽の子牛がいなくても、別に困らないのだ。

(もっとも牛肉の流通量は減るだろうが、昨今の牛肉消費の減り具合から考えても、多少流通量が減ったからと言って、牛肉が高騰するとかもないと思うのだが。)

農業新聞には「繁殖牛の処分方法は再建計画を検討する中で決める。」と書かれている。

事業を引き継ぐ企業があれば、牧場や施設とともに引き取られる繁殖牛もいるだろうが、赤字の牧場を閉鎖するとなると、多くの繁殖牛は肥育され肉になる運命だろう。

繁殖牛の価格だが、地方の子牛市場でのメスの価格をもとに「約40万程度」と表現する人が多い。しかし、繁殖牛の血統により価格は大きな幅がある。

安愚楽の繁殖牛の価値は、血統が加味されないため、非常に安い価格になると思われる。中には地方の市場で購入した血統の良いものもあるだろうが、安愚楽独自の種牛の血統に価値を見出す人はいないだろう。

また、繁殖牛を肥育用として販売するとなると、価格は数段安くなる。
繁殖牛の年齢にもよるだろうが、一頭あたり10万円程度ではないか。

子牛にしても血統が重要視されるため、安愚楽の子牛が高く売れるとは考えにくい。

しかし、安愚楽の繁殖牛・・・・66600頭、子牛・・・・27000頭だそうだ。

帝国バンクの記事の

当社がオーナーから再購入する予定の10万6343頭の売買代金債務
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3499.htmlより)

この数字の差の方が・・・・・・。

安愚楽の頭数は、あくまで聞き取り調査。
まぁ、(独)家畜改良センターには固体登録番号がきちんと登録されているはずですから、
精査されるとは思いますが。

それにしても預託農家の約7万頭の牛が気になるところ。

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