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2011/08/12

安愚楽牧場・預託農家他関連報道

安愚楽牧場の預託農家を多く抱える九州・北海道では影響が大きい

安愚楽牧場が民事再生法申請

去年の口てい疫で通報が遅れたとして宮崎県から厳重注意を受けた栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」が、原発事故などの影響で経営が悪化したとして、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請しました。

栃木県に本社がある「安愚楽牧場」は、繁殖用の牛への投資を募り、子牛を買い取って配当する「和牛オーナー制度」を運営するほか、全国各地で黒毛和牛の飼育を行っています。

ところが原発事故による肉用牛の出荷停止や牛肉価格の下落などの影響を受け、取引先への代金の支払いを停止するなど経営状況が悪化し、会社は10日までに東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し財産の保全命令を受けました。

会社の説明によりますと、ことし3月末時点の負債総額はおよそ619億8700万円にのぼるほか、全国におよそ7万人いるオーナー制度の会員、全員の契約の解除に応じるにはおよそ4000億円が必要だということです。

会社側は原発事故の影響で経営が悪化したとして、東京電力に損害賠償を請求することにしています。

一方、安愚楽牧場をめぐっては去年、県内で口てい疫が発生した当初、感染が疑われる牛の通報が遅れたとして宮崎県からことし3月に文書で厳重注意を受けていました。

県によりますと、県内には安愚楽牧場の直営農場が15か所あるほか、オーナーの牛を預かって飼育している「預託農家」が23戸あり、畜産業全体への影響も心配されています。

新富町の預託農家、伊藤成年さん(51)は安愚楽牧場から100頭余りの牛を預かって飼育していますが、毎月支払われていた安愚楽牧場からの預かり料が7月は支払われませんでした。

また安愚楽牧場側から供給を受けていたエサも、8月に入ってからふだんの4分の1に減らされたということです。
さらに牛舎の水道代など、一か月に15万円かかる費用は自己負担しなければなりません。

伊藤さんは「預託料の支払いが止まって収入がないので牛に十分なエサを与えられない。牛舎に行くとエサを求める鳴き声が聞こえて辛い。牛の世話をやめるわけにはいかずこの先どうなるのか不安だ」と話しています。

また去年、口てい疫の流行で牛を処分したあと、ことし5月に飼育を再開した矢先で「やっと再開できたのに、まさに泣きっ面にハチだ」と話しています。

伊藤さんは、県内の預託農家23戸のグループの会長を務めているため、安愚楽牧場に対し再建計画などの詳しい説明を求めていくことにしています。

県畜産・口蹄疫復興対策局の永山英也局長は「県内の預託農家にきちんとエサが供給され続けるのかなど、今後の影響が心配される。また安愚楽牧場の農場が県内にはたくさんありエサ会社などの取引先も多いので、口てい疫からの復興を目指す畜産業全体にとってもマイナスだと思う」と話していました。

08月10日 19時27分 NHKローカル


安愚楽牧場が再生法申請 県内への影響は…
8月10日 18時08分 MRT

 口蹄疫の問題で、県から行政指導を受けた安愚楽牧場が9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請しました。 県内には安愚楽牧場の預託農家などもあり影響が心配されます。

 民事再生法の適用を申請したのは栃木県に本社がある安愚楽牧場です。安愚楽牧場は、県内3か所を含む全国40か所で直営農場を経営するほか、和牛オーナー制度で事業を拡大。今年3月期には1027億円の売上を計上していました。

しかし、去年の口蹄疫で、約1万5000頭の牛が殺処分されたほか、福島第一原発事故の影響で契約を解除するオーナーが増えたことなどから、経営が悪化。9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し保全命令を受けたということです。

負債額は今年3月末の時点で約620億円に上っていますが、オーナーとの契約の解除にかかる費用は、最大で4000億円になる見込みです。

また、県によりますと県内には安愚楽牧場から預かった牛を飼育する預託農家が西諸地区や児湯地区に22戸あります。

このうち小林市内の預託農家は「6月分の預託料が3分の1しか支払われていない」と話すなど、県内の預託農家の間に不安が広がっています。

(小林市畜産課・大久津和幸課長)「6月分(の預託料)が半分や3分の1しか支払われていないという状況で生活が困窮している状況が続いている。県とも相談しながら対策を考えている状況」

全国に和牛オーナーが約7万人いるという安愚楽牧場。本社がある栃木県などでは、弁護団が結成されていて、出資者の相談を受け付けているということです。

安愚楽牧場を巡っては、川南町の直営農場が、県の検証委員会から水牛農場同様、口蹄疫の「初発」と指摘されたほか、口蹄疫の疑いがある牛が確認されながら通報が遅れたとして、今年3月、県から行政指導を受けていました。


預託料どうなる 安愚楽牧場破綻で本県農家
2011年08月11日 宮日

 全国各地で大規模農場を展開する安愚楽牧場(栃木県那須町)の民事再生法適用の申請が明らかになった10日、畜産県である本県に衝撃が走った。


 同社から預かった牛を飼育する預託農家は「預託料が支払われないと、経営の存続は難しい」と危機感。今後、同社が大量の牛を食肉処理することも予測され、枝肉相場への影響も懸念される。

 県によると、5月末現在、預託農家は22戸。県西部の60代の預託農家は「100頭規模と大規模で牛を預かる農家が多い。預託料が支払われないことになれば、存続は難しい」と苦しげに語る。

新富町新田の伊藤成年さん(51)は「7月支払い分の預託料の振り込みがない。電気、水道料や牛舎にしくのこくず代が月15万円程度かかるが、預託料がないと支払いが厳しい。加えて、支給される餌の量が通常の4分の1になっており、牛の体づくりにも影響が出る」と嘆く。

 県内の預託農家の取りまとめ役を務める伊藤さん。「昨年の口蹄疫では、安愚楽の直営農場の対応が問題視されたが、多くの預託農家はまじめに牛飼いをしている。他の預託農家のためにも今後の再建計画の説明を要求していく」と力を込める。

 走者は、県内15カ所で直営農場を展開していたが、口蹄疫で児湯地域内の12農場が殺処分の対象に。現在も経営を再会できていない。

 高鍋町の直営農場近くに土地を所有する30代の畜産業男性は「口蹄疫の終息後は掃除に来ていたようだが、3か月ぐらい前から人の出入りがなくなった。いつから再開するのかなと思っていたが・・・」と驚いていた。

 同社関係者も不安を隠せない。県内から県外の直営農場へ移動になった従業員は「8月以降、牛の餌が入ってこないため、与える餌の量を半分にして調整している」と苦しい経営状態を証言。
今回の騒動について会社からは何の説明もなく、新聞やテレビ報道で情報を集めており「今後も働くことができるのか不安」と漏らしていた。

 同社は今後、和牛生産事業を縮小し再建を目指すため飼育する牛を大幅に減らす方針という。

 JA宮崎経済連肉用牛課の川原浩二課長補佐は「牛肉が大量に出回ると、相場価格が下がる。東京、大阪の相場価格を基に値を決める県産牛にも影響が広がる」と懸念する。


大分県の畜産農家にも影響

「和牛オーナー制度」を運営し、大分県にも直営の牧場や牛の育成を委託された農家がある栃木県の畜産会社、「安愚楽牧場」が、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、財産の保全命令を受けました。

栃木県に本社がある安愚楽牧場は、繁殖用の牛への投資を募り、子牛を買い取って配当する「和牛オーナー制度」を運営するほか、大分県など全国各地で黒毛和牛の飼育を行っています。

ところが、家畜の伝染病、口てい疫や、原発事故による牛肉価格の下落などの影響で経営状況が悪化し、会社は10日までに東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、財産の保全命令を受けました。

民間の信用調査会社、「東京商工リサーチ」によりますと、ことし3月末時点の負債総額は、600億円以上にのぼるということです。

大分県によりますと、県内でも、杵築市と竹田市に直営の牧場があるほか、13の農家が委託を受けて安愚楽牧場の肉用牛を育てています。

飼育頭数は去年11月の時点で、県内の肉用牛の1割以上にあたる合わせて8000頭余りにのぼるということで、県は、「牛の数が多く、県内の畜産への影響も懸念される」としています。

委託を受けて牛を育てている県北部の農家は、「経営が厳しいという話は以前からあり、最近は委託料も払われていなかった。大きな収入だったので今後どうなるか心配だ」と話していました。

会社側は今月17日に神戸市で、19日に東京で債権者向けの説明会を開く予定だということです。

08月10日 18時42分 NHKローカル(大分)

安愚楽牧場の預託料は…対策組織の動き【十勝】

十勝毎日新聞 - 2011/08/11 14:24


民事再生法の適用を申請した安愚楽牧場の足寄にある直営牧場。預託農家に不安が広がっている

 黒毛和牛生産の「安愚楽牧場」(本社・栃木県)が東京地裁に民事再生法の適用を申請し、十勝管内でも関係する農家に不安が広がっている。道農政部によると、管内の契約預託牧場は約50戸に上る。直営牧場を抱える自治体では対策を模索しているほか、今後、被害農家が連携して組織を立ち上げる動きも出てきそうだ。

 「この先どうなるのか…」

 「民事再生は可能か」

 10日午後、足寄町内で開かれた預託農家6戸の会合では不安の声が上がった。240頭を預かる農家は粗飼料を自前で賄っているが、「今週中に餌が底を突く農家もいる」と心配する。

 直営牧場のある足寄町では14戸の預託農家で約2500頭を飼養、JAあしょろ管理の町営大規模草地に約550頭が預けられている。直営牧場では3000頭が飼われ、27人が雇用されている。

 会社側から同日、「9日以降の預託料は数日分支払う」という内容の文書が町内の預託農家に送付された。240頭を預かる農家は「9日以降の預託料5日分は数日中に払うと言うが本当に資金は回るのか。9日以前の分は債権になると言われ支払われないと感じた」と漏らした。

 同じく直営牧場がある浦幌町には、預託農家が11戸あり、総飼養頭数は約3900頭と町内全体(3月末で7867頭)の半数に及ぶ。JAうらほろは育成牧場で預託農家の牛を預かっており、今後の動向に気をもむ。町、JA、農業委員会、改良普及センターなどは11日、連絡会議を開いて情報共有を図る。

 JAうらほろの関係者は「安愚楽は個々の農家と契約して事業を行っている。農家個々の立場は弱く、連携することが必要」と語る。

 全国各地では出資者の弁護団立ち上げの動きが起きており、管内の関係者は「被害農家の組織を立ち上げる必要がある」とする。12日にはJA道中央会が札幌市内で対策会議を開催するが、被害農家の組織立ち上げも議題に上がる可能性がある。

 一方、同社は和牛オーナーに対する返還金について、和牛を順次売却して得られた資金を充てる方針。これに対し管内のあるJA幹部は「預託の牛はどうなるのか。もし市場で売られたら相場が大変なことになるのでは」と市場価格への悪影響を懸念する。

 十勝管内は直営が3牧場(音更、浦幌、足寄)、預託牧場は約50カ所。十勝毎日新聞社の取材では、同社関係の牧場があるのは9JA管内(うらほろ、あしょろ、十勝清水町、帯広かわにし、さつない、上士幌町、大樹町、中札内村、本別町)となっている。JA道中央会のまとめでは当初11JA管内に牧場があるとされたが、帯広大正、幕別町、忠類の3JAの管内にはなかった。


入金停止で連鎖破綻も  契約農家が悲鳴

日本農業新聞 2011年8月11日付転載(改行を加えた)

 安愚楽牧場と契約して北海道で2000頭近い繁殖雌牛を育てている農家は、同牧場が民事再生法を申請したと聞き「先月分の資金も十分にもらっていない。今月も資金が入らなければ、経営はおしまいだ」と困惑する。

 同牧場から連絡があったのは7月25日。農家によると「原発の影響で肉牛が値下がりし、預託料を支払うことができないと言われた」という。

その後、8月1日には債務調査の方針が同牧場から出たが、今後についての説明はなかった

 預託料は牛の餌代と従業員の給料、納期や設備の資金としているもの。十数人の従業員を抱えているため何とか人件費分は振り込んでもらったものの、飼料代は滞ったままだ。

農家が十年間で投資した額は数億円に上り、「このままでは人件費はもちろん、牛を管理し続けることもできない」と苦悩する。

 次に資金が入る予定なのは8月25日。農家は「毎日が不安で仕方がない」と話す。

安愚楽牧場 県内でも影響 [08/11 19:28] MBC 鹿児島放送

「和牛オーナー制度」と呼ばれる独自の投資商法で和牛生産を全国展開する栃木県の安愚楽牧場が多額の負債を抱え民事再生法の適用を申請したことを受け、県内でも影響が広がっています。

安愚楽牧場が行う「和牛オーナー制度」とはまず、投資家に繁殖用の牛を購入してもらいます。生まれた子牛は安愚楽牧場が買い取って育てます。そして大きくなった牛を売却した際に出た利益の一部を投資家に配当金として支払うものです。

高利回りの投資商品として人気を集め投資した和牛オーナーは全国におよそ7万人いるとされていますが、口蹄疫の影響や福島第一原発事故の影響で経営が悪化。おととい民事再生法の適用を申請しました。負債総額は今年3月末でおよそ620億円です。

南さつま市には安愚楽牧場直営の牧場があり、およそ500頭の牛を飼育していますが、今回の民事再生法適用の申請について、「詳しいことは分からない。牧場では、牛の世話などの通常業務を行っている」と話していました。

一方、南さつま市では、きょう午前中に、担当の職員が直営農場と、合わせておよそ280頭の牛を預かって育てている2つの農家に牛のえさが届いているかなど、状況の確認を行ったということです。

なお、県畜産課によりますと県内には安愚楽牧場から子牛の飼育を委託されている農家がおよそ50件あり、「ここ1~2か月分の委託金が支払われていない」との相談も寄せられているということです。

また県消費生活センターには和牛オーナー商法に関する相談が今年1月から5月までに6件寄せられているということで今後、更に影響が広がる可能性もあります。

道南は4カ所「預託」…安愚楽牧場問題


 経営難に陥っていた和牛オーナー制度の「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)が東京地裁に民事再生法の適用を申請した問題で、道南には預託先牧場が3カ所、個別に牛を預かっている農家が1カ所あることが11日分かった。直営牧場はない。いずれも渡島管内で、既に預託料の支払いが滞っている例もあり、関係者からは不安の声も出ている。

 道農政部によると、道内には音更牧場(十勝管内音更町)や胆振牧場(胆振管内厚真町)など8直営牧場がある。このほかに、預託牧場や農家が154カ所、飼育頭数は約6万4000頭に上る。今回の事態を受け、道は「情報を集め、今後の対応を研究している段階」(農政部)という。

 渡島管内は、北斗市営牧場(同市村山)で534頭を飼育。同牧場では6月から牛を預かり始めたが「6、7月分の預託料が入ってこない。遅れてでも入ってくれば問題はないが、万が一焦げついた場合に、どういった対応が可能か慎重に検討したい」(市農政課)とする。

 八雲町育成牧場(同町熱田)でも210頭を飼育。「月に約200万円の預託料は牧場収入全体の約3分の1を占めていて、それが入ってこないと町財政に与える影響も大きい。預託料をきちんと納めてもらいたいが、先行きが見えず不安…」(町農林課)と漏らす。

 JA新はこだてが管理する南渡島地区家畜育成牧場(木古内町幸連)でも43頭を飼育。このほかに、八雲町内に預託先農家が1戸あり、約70頭を飼育している。

 道などによると、同社は債権者説明会を17日に神戸市、19日に東京都内でそれぞれ開く。

 同社は、黒毛和牛生産では全国トップ規模を誇る畜産会社。オーナーは全国に約7万人いる。福島第一原発事故の影響で、放射性セシウムを含む稲わらを食べた牛肉の流通により、牛肉消費が減り市場価格が下落したことなどで、急速に資金繰りが悪化したとみられる。

update 2011/8/12 10:33 提供 函館新聞社

※23:18追記
 入金がなかったらしい件 ↓


安愚楽牧場破たん・不安募る預託農家

2011年08月12日 UMK

和牛のオーナーを募っていた安愚楽牧場の経営破たんで牛の飼育委託を受けていた県内の農家は不安と戸惑いを見せています。

安愚楽牧場の牛を預かり飼育している県内の農家は23戸、「安愚楽」の経営破たんで農家への預託料の支払いは滞り、えさの供給が大幅に減るなど影響が出ています。

新富町の肥育農家・伊藤成年さんは、預託農家の会の会長です。
伊藤さんの所にはきのう安愚楽牧場側からFAXで「今月9日から22日までの2週間分の預託料は支払う」と連絡が来ました。

FAXでは支払い予定日はきょうになっていましたが入金はなく農家の不安は募っています。

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