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2011/08/10

安愚楽牧場 再生法申請

再生法申請という事で、多くのマスコミが取り上げ始めた。


帝国データバンク

http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3497.html

2011/08/10(水) 肉牛飼育、和牛預託オーナー制度の運営
放射能汚染による風評被害で牛肉価格が下落
株式会社安愚楽牧場
民事再生法の適用を申請
負債619億8700万円
TDB企業コード:200798903
「栃木」 (株)安愚楽牧場(資本金3000万円、那須塩原市埼玉2-37、登記面=那須郡那須町高久丙1796、代表三ヶ尻久美子氏、従業員514名)は、8月9日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

 申請代理人は柳澤憲弁護士(港区虎ノ門1-22-13、電話03-3580-1331)ほか1名。監督委員には渡邊顯弁護士(港区虎ノ門4-3-1、電話03-5405-4080)が選任されている。

安愚楽牧場が再生法を申請 「原発事故後に解約増えた」

asahi.com
記事2011年8月10日3時1分(改行を加えた)


 和牛オーナー制度を運営する安愚楽(あぐら)牧場(本社・栃木県、資本金3千万円)が9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、財産保全命令を受けた。同社幹部によると、契約していたオーナーは約7万1千人。同社の決算書(3月末時点)によると、負債額は619億8700万円。

 同社幹部は朝日新聞の取材に「契約上、オーナーから繁殖雌牛を買い戻さなければならず、その費用を含めると4千億円以上が必要になる」と語った。しかし、同社の再建計画案では、牛の買い戻し額は元本の1割程度と想定されており、オーナーにとっては大幅な元本割れになる可能性が高い。

 同社幹部によると、東京電力福島第一原発事故のあった3月以降、オーナーからの解約申し込みが従来の3~4倍に増えた。牛肉の価格や消費の急落もあって経営悪化が表面化。取引先やオーナーらへの支払いを止める一方、財務調査を弁護士に依頼していた。

 この幹部によると、再建計画案は、

全国に40カ所ある直営牧場を10カ所程度に集約

▽333カ所の委託牧場も縮小か廃止

▽飼育規模を現状の約15万頭から数万頭に減らす

▽700人近い従業員の整理――が柱。

 オーナー制度は、個人投資家らに和牛の繁殖雌牛を購入してもらい、生まれた子牛を安愚楽牧場が買い取るというもの。繁殖雌牛は同社関連の牧場で飼育し、契約終了後には買い戻す。投機目的で利用するオーナーも多いという。

 幹部は「オーナーは47都道府県に約7万1千人」と説明。繁殖雌牛の購入費や飼育・管理費、えさ代など3億円を投じているオーナーもいる。利回りはバブル期には年10%を超え、東日本大震災前で年3~4%という。

 まず17日に神戸市、19日に東京都内でオーナーら債権者を対象にした説明会を開く予定。幹部は「和牛市場は右肩上がりを想定していたが、昨年に発生した口蹄疫(こうていえき)に次いで原発事故と、想定外の事態に見舞われた。誠意をもって経緯を説明する」と話している。(細見るい)


安愚楽牧場が再生法申請 負債総額620億円 東電に賠償請求へ
2011.8.10 09:43 産経

 和牛オーナー制度で資金調達し、黒毛和牛の生産を全国展開する畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)が、9日に東京地裁に民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けたことが10日、同社幹部への取材で分かった。3月末時点の負債総額は約619億8700万円。

 オーナーは47都道府県に約7万人おり、契約解除にかかる費用は最大で約4千億円になる見込みで、負債総額はさらに膨らむとみられる。

 幹部は、経営悪化の要因として、東京電力福島第1原発事故による契約解除の増加や和牛の価格下落を挙げ、「われわれの過失もあるが、東電の過失割合は大きい」として、損害賠償を請求する考えを示した。

 今月17日に神戸市、19日に東京都内で債権者への説明会を開く予定。


※日付は前後するが、出資者の弁護団結成のニュース

安愚楽牧場問題、出資者の弁護団結成

 和牛オーナー制度で知られる安愚楽牧場(栃木県那須塩原市)が経営悪化により出資者へ代金の支払いを停止している問題で、栃木県弁護士会消費者問題対策委員会委員長の須藤博弁護士らが8日、同牧場への出資者の相談などに応じる弁護団を結成した。


 同県内の弁護士13人で構成し、出資者らを対象とした説明会を今後開く。東京での弁護団結成も呼び掛けるという。須藤弁護士は「歴史的な大型倒産になりかねない。大規模な消費者被害を出さないよう対応していきたい」と話した。

(2011年8月9日08時57分 読売新聞)


安愚楽会員の弁護団を結成

「和牛オーナー制度」と呼ばれる投資で全国に会員をもつ栃木県の畜産会社、「安愚楽牧場」の経営が悪化し、取引先への支払いが停止していることを受けて、栃木県内の会員の相談に応じる弁護団が8日、結成されました。

那須塩原市に本社がある安愚楽牧場は、繁殖用の牛への投資を募り子牛を買い取って配当する「和牛オーナー制度」を運営し、全国におよそ3万人の会員がいるとされています。

ところが原発事故や口てい疫による牛肉価格の下落などの影響で経営が悪化し、今月に入って、取引先への支払いを停止していることが明らかになりました。

こうした事態を受けて栃木県内の13人の弁護士が弁護団を結成し、8日夜、宇都宮市で初めての会議を開きました。

弁護団によりますと、これまでに会員からの相談が数十件寄せられ、中には3億円も出資したケースもあるということですが、会社側からの具体的な説明はないということです。

このため弁護団は、今月28日に宇都宮市で県内の会員を対象とした相談会を開き、詳しい状況を把握するとともに今後の対応を検討するということです。

また、安愚楽牧場の会員は全国に数多くいることから、弁護団では、県外で相談に応じる弁護団の結成も呼びかけることにしています。

08月09日 09時58分 NHK(栃木)


※九州の報道では、畜産業に与える影響や預託農場の問題なども


出資者対象に弁護団結成 安愚楽牧場経営悪化
2011年08月10日 宮日

 本県をはじめ全国で黒毛和牛生産を展開する畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県那須町)の経営が悪化している問題で、同県の弁護士が9日までに、出資者の相談を受け付ける弁護団を結成した。

 須藤博弁護士によると、対象は同県の出資者。28日に説明会を開き、契約状況や出資額などを聞き取り調査する。他県の出資者からも相談が寄せられていることから、消費者問題を扱う東京都内の弁護士が中心となって、全国的な弁護団設立に向けて準備を進めているという。 

 同社の経営悪化を巡っては、同社から預かった牛を飼育する「預託農場」への預託料の支払いが滞っている問題も発生している。 本県の畜産・口蹄疫復興対策局によると、5月末現在、県内にも同社の預託農家が22戸あるという。

 須藤弁護士は「救済対象に預託農家を加えることも今後検討する必要がある」としている。
(後略)

安愚楽牧場 再生法申請、九州の畜産業に影響も


 和牛オーナー制度を運営する「安愚楽牧場」(栃木県那須塩原市)は9日に民事再生法の適用を東京地裁に申請し、財産保全命令を受けたことが10日、わかった。帝国データバンクによると負債総額は619億円。

                ◇

 帝国データバンク福岡支店によると、安愚楽牧場は全国の直営牧場約40か所のうち、九州・沖縄で21か所を展開。県別では、宮崎が15か所で最も多く、大分と鹿児島に各2か所、熊本と沖縄に各1か所ある。ほかに契約牧場も約130か所あるという。

 飼育頭数(3月末)は全国の直営牧場で約7万3400頭、契約牧場で約7万1800頭に上るが、この約半数が九州で飼育されているとみられ、地場畜産業への影響も懸念される。

(2011年8月10日 読売新聞 九州版)


★以下、独り言

朝日新聞の記事が一番詳しいか。

しかし・・・・

あれれれれ?
オーナー数が約3万人から7万1千人に増えてるし。
普通ならオーナー数の増加は大いに宣伝したいところだろうに、なぜ少なく公表していたのだろうか?

オーナーは繁殖牛を購入し、それを安愚楽に預け、子牛の売却益を得て、契約が終了したら繁殖牛を安愚楽に買い取ってもらう仕組みらしいのだが、果たして繁殖牛の数とオーナーの数が合うのか精査する必要があるかも。

しかし、「3億円を投じているオーナー」とか・・・・


再生法申請のニュースが出ると、こんな記事も出てくる↓

安愚楽牧場「経営ずさん」と元従業員 口蹄疫隠そうとしたことも 2011.8.10 14:36 産経

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110810/biz11081014370010-n1.htm

 民事再生法の適用を申請した安愚楽牧場は、昨年に宮崎県内の同社牧場で口蹄疫が発生した際、牛の異常について通報遅れがあったとして、今年3月に県から改善指導を受けていた。発生牧場の元従業員は10日、「当時の経営はかなりずさんだった」と話した。

 県によると、牛約720頭が殺処分された川南町の同社大規模農場では昨年4月中旬、牛によだれなどの異常を確認したが、2日後に県が聞き取り調査を実施するまで通報しなかった。獣医師の診断に基づき投薬すると法律で定められているが、診断を受けないまま従業員が投薬することも常態化していたという。

 口蹄疫が発生した別の同社農場にいた元従業員の男性は「上司は口蹄疫が疑われる症状を見つけても隠そうとしていた。投薬もやっていいと会社から言われていたので、疑問を持たず、当たり前にやっていた」と振り返る。

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