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2011年8月

2011/08/31

宮崎県における安愚楽牧場の実態(後)~進出から破綻まで

宮崎県における安愚楽牧場の実態(後)~進出から破綻まで

倒産を追う2011年8月30日 07:00  NET IB NEWS(改行等加えた)

<1993年に宮崎に進出>

 安愚楽牧場(株)、1981年12月の設立。現在は北海道から九州、沖縄まで国内各地に直営農場38カ所、生産預託農場330カ所を擁し、仔牛の生産から成牛飼育まで一貫した生産肥育体制を持つ、国内大手に位置付けされる黒毛和牛牧場。

 93年に宮崎県に進出し、宮崎支店(児湯郡高鍋町大字上江6573-2)を開設、97年には児湯地区(高鍋町、川南町、都農町)、西都市を中心に直営農場を順次開設、また、規模拡大を図るなか、預託農場も増やし、2011年5月末現在では小林市や児湯地区に直営農場38ヵ所のうちの15カ所が宮崎県内(児湯地区12カ所、西都地区1カ所、小林地区2カ所)にある。

だが、口蹄疫発症により、児湯地区の12カ所の直営牧場は現在、閉鎖状態にあり、西都の1牧場と、小林の牧場2カ所で約2,000頭を飼育している。また、預託農場は22カ所が聞かれ約4,000頭を飼育している。

ほかは、小林市のレジャ-施設「コスモス牧場」を運営する第三セクタ-・北きりしまリゾ-ト牧場に小林市JAこばやしなどとともに出資している。また、子会社が運営するコスモス牧場内にも「レストラン安愚楽北霧島」「ラマイ市場」を出店していたが、11年8月23日で閉館状態とされた。

<殺処分による保証金88億2,330万円受ける>

 昨年(10年)発生した口蹄疫により15カ所の直営農場を持ち、児湯地区12カ所の農場が殺処分の対象となった。預託農家の分はわからないが約1万5,000頭が殺処分による埋却処理が行なわれたと聞かれ、殺処分による保証金88億2,330万円を受けた。
(算出基準・乳用牛が20~60万円・肥育牛が60万円~90万円程度。豚が約5万5,000円程度)

 保証金は家畜の所有者に対して暫定的に支払われ、その後、実際の評価額に足りない分が上乗せされるといったやり口で、全額が支払われた。

しかし、これらの保証の対象は家畜の所有者に限られ、委託を受けて牛や豚を肥育して、出荷価格の一部を受け取る預託農家は対象外であった。

 当時の預託農家は川南町で12軒(牛4軒・約1,500頭、豚8軒・約6,000頭)、木城町で4軒(牛3軒・約1,700頭、豚1軒・約1,000頭)があった。ただし、一部では見舞金として預託元が預託農家へ金一封を支給するようになっていた。

 現代表はカネへの執着が強く、シビアであるとも聞かれていたが、今回の保証金に対しても、各預託農家に25~30万円程度は支払われようだが、当時の預託農家全体でも支払は数百万円程度で済ましたものと推定される。

 ある預託農家は、「1頭につき1日120円の預託料がでるが、7月分は支払われていない。また、安愚楽牧場から指定されたエサしか与えられないル-ルがあるため、そのエサも届かず、このままでは牛が餓死してしまう」と、嘆いていた。

小林地区の預託業者は、「8月9日に2週間分預託料が送られてきたが、今後はどうなるのか、不安を隠せない状況となっている」など、苦慮している一面が実態として聞かれた。

<オ-ナ-制度利用者は宮崎県内で210人>

 今回の当社の倒産は、口蹄疫により再開した畜産業者は53%余り、再開の有無を思考する畜産業者などへ大きなショックを与えるところとなった。

 当県におけるオ-ナ-制度を利用した出資者は1,000万円以上が32人内外で、同1,000万円未満が178人内外いると言われている。また、県内在住の出資者の債権総額は10億3,900万円内外が見込まれており、最大の債権額は約6,100万円であると聞かれる。

 また、配当金などの支払遅延が生じた7月以降も、元本保証、高配当(48万円を出資すれば、半年後に予定額52万円、予定額を下回った分は同社が負担などの内容)で新たに出資を募っていたようだが、当県内でのその後の被害者は不明である。

 当社は否定しているが、口蹄疫発症の証拠隠ぺいや報告を伸ばすなど、宮崎県内での口蹄疫問題から地元を中心に、全国的にも大きく信用失墜をしていたのは否めず、また、従来から資金的には内部留保も乏しく余裕はなかったとも聞かれていた。
また、運営はいずれ行き詰るとの風評もあった。

 しかし、カネの執着心の強い代表者とも言われ、安愚楽牧場自体シビアな経営であったにもかかわらず、口蹄疫終息から1年余りであっけない幕切れとなった。

(了)
【特別取材班(宮崎)】

※独り言

前編に比べ、後編は「なんだかなぁ・・・・」

預託農家に関する記述は、週刊現代の記事やMRTのニュースを転用したと思われる。
(つーか、そのままっぽい)
「嘆いていた」とか「聞かれた」とか書いてるけど、恐らく実際に取材していないでしょ、これ。

> 今回の当社の倒産は、口蹄疫により再開した畜産業者は53%余り、再開の有無を思考する畜産業者などへ大きなショックを与えるところとなった。

いや、再開しない農家と安愚楽の倒産は関係ないし。
「あの最大手の安愚楽牧場が潰れるくらいだから、再開は・・・」とか、考えてないって。
無理に結び付けるなよ、って感じ・・・・かな?

2011/08/30

安愚楽牧場・北海道の預託農家

安愚楽牧場の預託農家の問題は、どこの地域でも大変だが、安愚楽の牛の45%が飼育されている北海道では、特に問題が大きいようだ。

「餌の量半分に」 再生法申請の安愚楽牧場から指示 道内の預託先農家に

(08/29 07:50、08/29 10:44 更新)北海道新聞

 【中標津】民事再生法の適用を申請した安愚楽牧場9 件(栃木県)が、釧路、根室管内の預託先農家に対し、牛に与える餌の量を半分にするよう指示したことが分かった。

 両管内の複数の預託先農家によると、指示は27日午後5時すぎにファクスで届いた。文面には「8月27日からの給与量ですが(中略)マニュアル量の半分でお願いします」と記されていた。<北海道新聞8月29日朝刊掲載>


20110829_2


安愚楽牧場破綻 突然撤退と言われても
  牛飼い継続無理かも…  引き受けて確保に不安
 北海道の預託農家

日本農業新聞 2011年8月29日付転載(改行等を加えた)

 民事再生法の適用を申請し、事実上倒産した安愚楽牧場(栃木県)。農水省のまとめによると、同社の黒毛和牛14万5000頭のうち45%が北海道で飼われている

多数の農家が同社から牛を預かって飼養し、飼料の売買といったJAとの取引などもあり、同社は「よくも悪くも地域に入り込んでしまっている」(道内のJA幹部)。

安愚楽なき後の預託農家の経営と地域の畜産をどうするか、先の見えない日々に農家らの不安が募る。
 (仁木隼人)

「清算型」で切り捨て?

「安愚楽牧場が示した方針は結局、ゆっくり倒産するという内容。自分たちは牛を飼い続けられるのか、まったく分からない」。

飼育する牛240頭全てを同社から預かる北海道十勝地域の男性(53)は、うなだれる。同社が債権者説明で示した対応方針が、牧場などの資産をすべて売却する「清算型」だったからだ。


 預託農家はメス牛を同社から預かり、子を産ませ同社に引き渡す。この男性には、1日1頭当たり480円の預託料が、同社から支払われていた。しかし、民事再生法の適用を申請した前日の今月8日まで59日分の預託料(合計680万円)は未払いのままだ。
牛は増やせないとして同社から受精を禁じる指示を受け、ただ飼料を与える日々が続く。


 この男性が住む町内では、14戸の農家が同社の牛計2500頭を預託する。
うち2戸は6月末に預託を始めたばかり
「4月に確認した時点では、(同社は)預託農家を募集していた」という。
男性は「安愚楽牧場には誠意を持って、預託事業の引き受け手を見つけてほしいと訴える。


雇用や取引 地域に浸透

日本農業新聞 2011年8月29日付転載(改行等を加えた)

 農水省によると、今月10日現在で同社の直営牧場は全国に38、預託農家は346あり、うち道内は直営が8、預託農家は136に上る

 この町にも3000頭規模の同社の直営牧場がある。牧場の従業員27人のうち、20人は地元の住民。地元JAは管理する牧場で直営牧場の牛を預かり、放牧したり、飼料を直営牧場に販売したりして、年間1億5000万円を超える取引がある。直営農場から出る糞尿は、地域の畑作農家の堆肥にもなる。

JA幹部は「(同社には)補償金を積んでもらうなどしており、JAの未回収資金の大部分は回収できるだろう。ただ、地域にとっては突然撤退して済む問題ではない」という。

 預託農家の牛の所有権は同社やオーナーにあるが、牛を手放せば農家の生活の糧は消える。そのため、牛を手放さなくても済む対応を求める農家は多い。未払い預託料の支払いや、同社の直営牧場と牛の引き受け手の確保も課題だ。

 JA北海道中央会は呼びかけ人となり、中央会の顧問弁護士に預託農家から交渉の委任の取り付けを進めている
「安愚楽牧場やオーナー側と牛の取り扱いなどをめぐる公証も想定される。団結して交渉する」(同中央会幹部)ためだ。

※宮崎でも預託農家や直営牧場の問題は避けて通れない。
児湯地域の直営農場が地元住民の反対などにより再開していなかったことは、ある意味、幸いといえるかも。

2011/08/29

8月29日は焼肉の日なのだ!

年に一度の焼肉の日であります。

というわけで、もちろん焼肉です。

20110829

正確には「焼肉の日、イブ」に食べたわけですが

妹たち夫婦が神戸から友達を連れてやってきたので、この日になった次第。

お肉は 安平×紋次郎 という血統です。

購入してくれた肉屋さんも

「サシもモモ抜けも、申し分ない。儲かる肉やね」って。

もうめったに食べられない「安平」のお肉なんで注文して分けてもらいました。

うん、やっぱり血統と味って関係あるよなぁ・・・・

安平、すごいよ。

ついでにヒレも焼きました。

厚さ4センチの物です。こちらは 梅福6。

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本当に惜しい牛を亡くしました・・・・・(´;ω;`)ウウ・・・

フライパンでのヒレステーキの焼き方も、だいぶ上達した感じ。

好い加減のミディアムレアheart04

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みんなも焼肉、食べてね~(◎´∀`)ノ

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お肉が余ったので、本日も もちろん焼肉!

ちょこっと自慢すると・・・・ワタクシ、ウチの牛肉なら毎日でも食べられます。
(って、今の所は4日連続が最高ですが)
やっぱり脂の質って大事だよなぁ・・・

宮崎県における安愚楽牧場の実態(前)~口蹄疫で訴訟

ネットアイビーニュースでは、「倒産を追う」というシリーズでずっと安愚楽牧場を取り上げていますが、今回は宮崎での口蹄疫の事を記事にしてくれました。

終息宣言から1年。
ようやく、こういう記事が出てきたことに感無量。
下の記事には改行が加えてあります。

宮崎県における安愚楽牧場の実態(前)~口蹄疫で訴訟

倒産を追う2011年8月29日 10:44  NETIBNEWS 

http://www.data-max.co.jp/2011/08/post_16135.html

 畜産王国と言われる宮崎県だが、昨年(2010年)4月から家畜伝染病口蹄疫の発生で大ダメ-ジを受けた。また、口蹄疫終息から1年が過ぎようとしていた矢先の8月10日、皮肉にも口蹄疫発症の届出を遅らせ、口蹄疫拡大の基にもなったとも言われている、(株)安愚楽牧場が東京地裁に民事再生法の適用を申請した、負債総額4,330億8,300万円(出資オ-ナ-分含む)で破綻したことが明らかになったことで、畜産県である宮崎県にも衝撃が走った。

 
<口蹄疫発症拡大の基を否定、裁判訴訟が続く>

 昨年4月20日、児湯郡都農町の繁殖牛農家で口蹄疫感染した疑いのある牛3頭が見つかった。宮崎県では2000年以来、10年振りの発症。

ところが、この約2週間前、すでに感染の疑いがある牛が発見されていたと関係者は話す。それは、700頭余りを飼育する安愚楽牧場第7牧場(児湯郡川南町)で口蹄疫症状のひとつである"よだれ"を大量に流す牛が発見された。

当初はその牧場長らは「風邪だ」と無視、その間、胃腸薬やペニシリン接種で凌ごうとしていたようだが、そのうち1頭が死亡、その間150頭~200頭に同じような症状が見られた。この第7牧場から感染牛の報告があったが、確定したのは5月4日。

安愚楽牧場は1カ月近くも牛が口蹄疫に感染していたことを隠していた等々...をより詳細に、地元ロ-カル誌が取り上げた。だが、安愚楽牧場は、これを全面否定し、裁判訴訟にまで発展した。なお、現在も訴訟は続いている。

 たしかに、届出を遅らせたことで、安愚楽牧場の飼料配送車の行き来でえびの市の預託農場にまで口蹄疫が飛び火、後には日向市、宮崎市、さらには県内最大の畜産地帯である都城市にまで口蹄疫が感染拡大に繋がったことは否定できない。

また、その間上層部ではデ-タ改ざんなど隠ぺい工作が行なわれていたのではとの推察もされるなか、従業員には厳しいかん口令が引かれ、また従業員も他牧場への移動(入れ替え)が頻繁に行なわれるなど、情報漏れを防ぐ策が取られていたとも聞かれていた。

結果として、預託農家の分は解らないが、児湯地区12ヵ所の直営牧場の家畜1万5,000頭が殺処分による埋却処理の対象となった。

 今年(11年)1月にまとめられた、検証委員会の報告書によれば、地元農場などのアンケ-トや現地のヒヤリング調査などを実施して、現在も続く裁判訴訟のなかで、国の疫学調査チ-ムの報告は、安愚楽牧場の直営農場(第7牧場から初発)の可能性を指摘した。

だが、結果は1例目ではなく、第7例目に位置づけた。第7例目として「3月30日に風邪の症状を示す牛がいた」「4月8日には複数の牛に食欲不振が見られ9日から改善薬を一斉に投与」「4月18日から20日にかけて飼養牛全頭に抗生物質を投与」していたことなどが報告された。この結果、国の疫学調査チ-ムは4月8日と推測している。

 これに対して、県検証委員会は、4月24日の段階で、多くの牛が発症していただけではなく、殺処分の4月26日には治癒している牛も相当数見られたことで、「かなり以前からウイルスが侵入し、口蹄疫を発症していた」と推測している。

(1)4月9日に同一棟の数十頭の牛に食欲不振改善を投与。
(2)その後数日の内に症状が爆発的に感染。
(3)発生初期の伝染力は弱かった

―などから4月8日より前に口蹄疫の症状が出て、まん延していたとしている。国と県とは食い違いがあるが、今年3月、県は「家畜伝染病予防法違反の疑いがある」として、安愚楽牧場に対して厳重注意の文書指導を行なった。

 同社の獣医師についても第7牧場には3月から4月にかけてまったく行っておらず、家畜の症状を従業員から電話で聞き、投薬の支持をするなど、ズサンな経営の一面も見え隠れするなどしていた。

 児湯地区の地元畜産業者は、「口蹄疫が拡大したのは安愚楽牧場が発症元」と口を揃えて話す。しかし、その確証は取れない。

また、前述した国や県の検証委員会が検証した事実を認めながらも児湯郡川南町が提示した条件を無視、地元住民の了承を得ないまま児湯地区の12ヵ所の直営牧場を6月の再会を目論んでいた。

だが、とくに問題となった発症が多かった児湯第7牧場周辺の住民から牧場再開反対が満場一致で決議された声明文が提出されていた。

★第7安愚楽牧場再会に反対します★

 平成22年4月に発生した口蹄疫は県内に大きな被害をもたらしました。私たちの第10分館地域も例外ではありませんでした。その様な中、第7例目である安愚楽牧場は22日には口蹄疫の症状を有する多数の牛が居るにもかかわらず、経過観察とし4月24日に家畜保険所に通報したとして県から業務改善命令が出されました。一連の流れの中で従業員にはかん口令を出し弁護士を通してしか話さないなど、問題の解決にも非協力的であり地域の住民からの信頼は得られない。以上から再開に反対します。
決議・平成23年度第10分館総会

 声明文の内容は、地元の信用が大きく失墜していたことを告げている。そして児湯地区にある12カ所の牧場の再開はされないまま、安愚楽牧場は経営破綻し、頓挫した状態となっている。

(つづく)
【特別取材班(宮崎)】

口蹄疫・終息宣言から1年 ① 

終息宣言1年で対策本部会議

去年、宮崎県に大きな被害をもたらした口てい疫の終息宣言から、27日で1年の節目を迎えます。宮崎県は、26日、口てい疫の復興対策本部会議を開き、肉の消費拡大を通して畜産農家の支援を続けることを決めました。

県庁で開かれた口てい疫の復興対策本部会議では、去年、家畜を処分した農家のうち、今月末までに経営を再開するのが57%にとどまっている現状が報告されました

。経営再開が進まない要因として、

▼原発事故の影響などで、牛肉の価格がピーク時より3割近く下がっていること、

▼エサとなる飼料の価格が4割ほど上がっていること、

▼それに韓国などアジアで口てい疫のまん延が続いていることが指摘されました。

会議では、再発防止に向けて、県内に9600戸あまりある牛と豚の畜産農家すべてを家畜防疫員が訪問して、衛生管理や感染防止の指導を行う初めての巡回調査を行うことを決めました。

また、消費拡大に向けて、JAグループなどと連携して、

▼牛肉を購入したり指定のレストランで食べると、1000円で200円の特典が付く、プレミアム商品券を1億円分発行することや、

▼肉の質や量を増やした宮崎牛を、「消費拡大パック」と名付けて、4000万円分販売することを決めました。

また豚肉についても、復興イベントなどで牛肉といっしょに売り込むことにしています。

会議のあと、河野知事は記者会見を開き、「この1年、スピード感もって対策を進めてきたが、現実には牛肉の下落や飼料の高騰など向かい風で厳しい状況にある。宮崎の畜産の新生に向けて取り組んでいきたい」と話していました。

08月26日 18時48分 NHKローカル

補正予算案 口てい疫対策も

宮崎県は、口てい疫の再発防止策や震災の支援事業などを盛り込んだ一般会計でおよそ38億円の補正予算案を来月の定例議会に提出することになりました。

宮崎県が26日発表した補正予算案は、一般会計の総額でおよそ38億円で、去年は口てい疫の復興対策事業で膨らんだのに比べ規模が小さくなっています。

主な新規の事業は、口てい疫の感染防止態勢を強化するため、

▼民間の獣医師を家畜保健衛生所に非常勤で採用する事業に2700万円あまり、

▼県内に8か所にある農業改良普及センターに、消毒装置を設置する事業に2000万円が計上されました。

また、震災の復興支援としては、

▼被災者の生活支援に当てる基金に宮崎県が拠出するおよそ9億9800万円や、

▼被災地から県内に避難している子どもたちの入園料や学用品の支援におよそ730万円などが盛り込まれています。

今回の補正予算案を審議する宮崎県の9月定例議会は、9月2日に開会し、7日から代表質問が行われ、22日に議案の採決が行われます。

08月26日 18時48分 NHKローカル

口蹄疫終息宣言あす1年

8月26日 19時10分 MRT


 県内に甚大な被害をもたらした去年の口蹄疫。その終息宣言から27日で1年となります。被害農家の経営再開が進まないなど依然として、復興に向けての課題は山積しています。

(川南町・間野雄一さん)「こわい、ウイルスがどこから入ってくるかわからない以上は・・・」

去年の口蹄疫で牛73頭を殺処分された川南町の間野雄一さん。牛がいなくなって1年以上が経ちますが、まだ畜産を再開していません。口蹄疫再発への恐怖が最大の理由です。

(川南町・間野雄一さん)「消毒の徹底といわれても原因がわかっていないのに、防げるのか、いちばん不安なところ」

間野さんは口蹄疫により家畜を失ったあと、じゃがいもの栽培面積をおよそ5倍の9ヘクタールに増やして生計を立てています。

(川南町・間野雄一さん)「殺処分のときの記憶がどうしても思い返す、牛みれば。そういうのを考えずに作物を管理できる方が気分的に楽」

30万頭の家畜が犠牲となった口蹄疫。確認農場のうち、およそ7割にあたる197か所が川南町でした。終息宣言から1年が経ち、町民は・・・

(川南町民は)「大変でした農家は。テレビ見るたびに私たちも涙が出ていた」「(1年発生がなくて)よかったなと安心している」

口蹄疫は畜産業以外にも大きな打撃を与えました。
川南町商工会の組合員で廃業に追い込まれたのは飲食業など8事業所。
現在も全体の売り上げは、発生前の7割程度にしか戻っていません。

(川南町商工会・津江章男会長)「人の往来、車は終息宣言以降、活発はしてきている。ただ元の状態に戻るまでには全然至っていない」

一方、県庁で26日開かれた復興対策本部会議。
経営を再開した畜産農家が、今月末の見込みで704戸と全体の57%、頭数ベースでは3万3746頭と以前の47%にとどまっているなど、厳しい状況が報告されました。

これに対し河野知事は・・・
(河野知事)「いろんな風の向かい風が吹いている状況だが焦ってはいけない。農家の方には不安はあると思うが関係団体連携して一歩一歩着実に再生復興の歩みを進めていきたい」

牛肉枝肉価格の下落や東アジアで相次ぐ口蹄疫の発生など畜産を取り巻く厳しい状況。県は今後、牛や豚を飼育する全ての畜産農家を対象にした巡回調査を初めて実施するほか、再開をためらう農家へのサポート事業など様々な対策で復興に取り組むことにしています。

  

口蹄疫防疫対策で民間獣医師を活用へ

8月26日 19時17分 MRT

 県は、口蹄疫への防疫体制を強化するため、民間の獣医師を家畜防疫員として活用することになりました。
 これは26日開かれた県議会の議会運営委員会で県側が明らかにしたものです。

この事業は、口蹄疫の防疫対策で課題の一つとなっている家畜防疫員の人員不足を補うため民間獣医師を活用するもので、非常勤で40人程度の採用を見込んでいます。

事業費は2760万円で、早ければ来月にも始まる全ての農家を対象にした巡回調査に従事することになっています。

また、県は、産地構造の転換を進める事業にも取り組みます。

畜産から野菜などの耕種に転換し契約栽培する農家に対し、1年間、出荷野菜の価格差を保障するもので、事業費は3300万円です。今回の口蹄疫復興対策事業の予算案は来月2日に開会する9月県議会に提出されます。


   
   


農家の心身への影響調査 口蹄疫終息1年

2011年08月26日 asahi.com> マイタウン> 宮崎

  約30万頭の家畜が殺処分された口蹄疫(こう・てい・えき)の終息から27日で1年を迎えるのを機に、県精神保健福祉センターは市町と連携し、被災農家の心身への影響を追跡する訪問を始めた。

昨年の調査では、約2割でうつや不安障害、アルコール依存など健康への影響が見られており、保健師が変化をフォローする。

 追跡訪問の対象は、口蹄疫の発生やワクチン接種により家畜を殺処分された約1300戸の農家。被災市町や県の保健師が各戸を回り、昨年と同じ調査項目で体調などを聞き取る。不調に気づけば、医療機関への受診や往診を勧める。

 同センターによると、昨年の調査は、殺処分や埋却処分が増えていた6~7月に電話で聞いた。1225人に聞き取りした結果、255人に健康への影響が見られた。約2割という割合は、大規模災害の被災者の場合と変わらない状況だという。

 ただ、大きな衝撃を受けて生じる心的外傷後ストレス障害(PTSD)はほとんど見られず、約4割は「意欲が湧かない」などの抑うつ症状、約4割は不安障害だったという。

 昨年、感染が拡大した時期には、畜産農家は農場からの出入りを厳しく制限され、家畜の殺処分に加えて、周囲からも孤立しがちだった。家畜がいなくなり、生活のリズムも一変。健康への影響が著しくなったとみられる。

 調査結果でも、経営相談などをせず、人との接触が少ない人や別の病気を抱えていた人が影響を受けやすい傾向だった。

 抑うつ症状になる危険性の強弱は、市町ごとの地域差があり、埋却地確保の難航などが影響した可能性もあるという。

 また、今年1~2月、地域の飲食業者に心身の状態などを尋ねた別のアンケートでは、体調について「自覚症状あり」との回答が平常時(国民生活基礎調査)より7・4ポイント高い42・8%だった。「眠れない」「頭痛」などが多く、「悩みやストレスがある」と答えた割合は、平常時を11・1ポイント上回った。

 「昨年の調査を見ると、口蹄疫は地域生活自体を変えてしまった」と渡路子所長は分析する。

 口蹄疫からの復興は道半ばだが、センターに寄せられる声からは、復興に向かう農家と経営再開を思いとどまる農家の二極化がみられ、周囲との交流が切れて孤立化する農家が出てきているという。

 渡所長は「健康を取り戻すには、日常生活のリズムを取り戻すことや、孤立化しないよう地域の結びつきを意識することが重要。農畜産分野の政策だけでは再起は難しい」と話す。(中島健)

宮崎・口蹄疫終息 27日で1年 畜産再開半数止まり

2011年8月26日 00:19 カテゴリー:社会 九州 > 宮崎

 宮崎県で牛や豚など約30万頭が殺処分される被害を出した家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の終息宣言から27日で1年を迎える。県は被害農家向けに支援策を講じているが、経営を再開したのは依然半数にとどまる。「畜産王国宮崎」の復興は道半ばだ。

 県によると、5月末現在で被害農家1238戸のうち54%の666戸が飼育を再開。
再開予定の8%(95戸)と合わせ、約6割が畜産を継続する見通しだ。
一方、23%に当たる286戸は畜産を断念し、11%(142戸)は状況を見極めている最中という。

 約半数の農家が畜産を再開できていない理由について県は、福島第1原発の事故に伴うセシウム汚染問題で牛肉価格が低迷していることなどを挙げる。高齢化も進み、健康不安や後継者不足に悩む農家も多いという。

 県は35億円を超える義援金の一部を「口蹄疫復興基金」に拠出。無利子・低利の融資で農家の経営再開を後押しする。霧島連山・新燃(しんもえ)岳噴火や鳥インフルエンザ発生も重なり、県内経済全体の落ち込みが厳しい。農商工連携による新たな産業づくりや、園芸作物など畜産以外の農業育成にも基金を充てる予定だ。

 一方、防疫態勢の初動が遅れた反省から、農場にウイルスを持ち込ませないよう、空港や港、観光施設に消毒マットを設置する「水際作戦」を継続中。県の畜産・口蹄疫復興対策局は「毎月20日を『消毒の日』と定め、関係機関の気の緩みがないよう努めたい」としている。

 口蹄疫は昨年4月20日、最初の感染疑い牛が都農町で見つかり、315農場に拡大。予防的なワクチン接種後の殺処分も含め計29万7808頭が犠牲となった末、8月27日に県が終息を宣言した。

=2011/08/26付 西日本新聞朝刊=


口蹄疫終息1年、飼育再開まだ半分 防疫・種牛など課題

asahi.com>ニュース>社会>その他・話題

 家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)について、宮崎県が終息を宣言して27日で1年になる。約30万頭の牛や豚が殺処分され、被害を受けた農場で飼育を再開したのは5月末現在、54%にとどまる。県は3年計画の工程表を示して防疫体制の強化や経営再開への支援などを掲げるが、課題は多い。

 口蹄疫は昨年4月20日~7月4日に県内11市町で292例発生。感染拡大防止のための殺処分を前提としたワクチン接種も含め計29万7808頭が殺処分された。

 県によると、殺処分がされた1238農場のうち飼育を再開したのは666。牛と豚は2万8751頭まで戻ったが、元々いた母牛や母豚など7万1855頭の40%にとどまる(いずれも5月末現在)。

 再開が進まない要因について、韓国や台湾での口蹄疫発生や子牛価格の高騰、枝肉市場の低迷などがあると県は分析。一方で、感染ルートを特定できない行政への不信感などから再発を恐れ、農家が再開できないケースもあるとみられる。

2011/08/27

子牛の名前 H23年7月編

もっと早くやりたかったネタなんですが、いろいろあって遅くなりました(笑)

前にも書いたけど子牛の名前って、その時の世相が反映されていて面白いんですよね。

年寄りって朝が早いもんだから、目が覚めたらまず最初に牛の様子を見に行って、
餌をやり一仕事終えて、ご飯食べながら朝の連続テレビ小説なんかを見るわけです。

んで、

「そうだ、昨日産まれた子牛の名前は、ひまわり にしよう!」

なんて思いつくんでしょうね。

子牛の名前に「まんてん」だの「わかば」だの流行った時期もありました。

あと、大河ドラマも影響があるようで一時期は「あつひめ」ってのも流行りました。

今年は「龍馬」という子牛がたくさんいます。

子牛の流行りの名前とNHKのドラマの視聴率が、
微妙にシンクロしていると思うのは私だけじゃないと思うのですけど・・・・。
( ̄▽ ̄)

さて、今年7月の子牛名簿を見てみると・・・・
H22年10月から11月に産まれた子が多いです・・・・・

去年の口蹄疫の時には、母親のお腹の中にいた子牛たちです。

えびの市で口蹄疫が発生し、都城や宮崎市での発生が続き、
西諸県管内では、何とか牛達を守ろうと和牛農家はピリピリした日々を送っていました。

口蹄疫の「終息宣言」が出されたあと、9月の小林市場の子牛セリ市の初日に
「口蹄疫疑い」の牛の検体が東京に送られ、再び緊張が走りました。

H23

今年7月の子牛セリ市に出荷された子牛は、大体去年の10月から11月に産まれた子たち。

口蹄疫の時の緊張感から、やっと解放された時期に産まれた子牛たちなんですね。

▼そんな子牛に付けられた名前・・・・

Photo

「銀座宮地区」、JA宮崎が東京に出している鉄板焼きの店「銀座みやちく」でしょう。

「毛呂露軍曹」、ケロロ軍曹ですね。

緊張感が一気にほぐれたのが、分かります。coldsweats01

▼これは、一層気合を入れねばという気持ちが入っていますね (* ̄ー ̄*)

Photo_2

▼「まこち(本当に)」「よかった」

この2頭、同じ繁殖農家さんの子牛です。
いいなぁ・・・・やっと心に余裕が出てきて、心底ほっとした様子が見てとれます。

Photo_3

「希望」や「めぐみ」なんて名前も多いようです。happy01

▼そして、何よりこれ ヽ(´▽`)/

全国の皆さんが署名をして下さったり、義捐金を送って下さったり・・・・

隣県を含め、周りの人がみんな防疫に協力して下さったたおかげで、
無事終息を迎えることができた、その気持ちの表れた名前ですよね。

Photo_4

8月27日。
再発も無く、口蹄疫の終息宣言から1年を迎える事ができました。

本当にありがとうございます!

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2011/08/25

安愚楽牧場の牛の頭数

安愚楽牧場:預託農家346戸 牛は7万頭…農水省

2011年8月24日 19時16分 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/today/news/20110825k0000m040035000c.html

 農林水産省は24日、和牛オーナー制度で資金を集め、民事再生法適用を申請した安愚楽(あぐら)牧場(栃木県)の預託農家戸数などを発表した。預託農家は計346戸で飼養頭数は計約7万3500頭、38の直営牧場を含めた総飼養頭数は約14万5100頭だった。安愚楽牧場から10日現在の数を聞き取った。

 地域別で預託農家が最も多いのは北海道の136戸(計約2万7200頭)で、九州(沖縄県を除く)121戸(計約2万7700頭)▽東北51戸(計約7500頭)--など。総飼養頭数の種別は、繁殖牛約6万6600頭(国内の頭数の約10%)▽肥育牛約5万1500頭(同約6%)--など。【佐藤浩】

※毎日新聞が一番早く報道、宮崎日日新聞は当然、記事にしてくれる。

安愚楽牧場破綻 飼育牛計14万5100頭
  全国、預託農家は346戸

宮崎日日新聞 2011年8月25日付転載(改行等加えた)

 農林水産省は24日、民事再生法適用を申請した畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場(栃木県)に対する牛の飼育数などの聞き取り調査を発表した。

今月10日現在、全国で直営の自社牧場は38カ所、牛を預託している農家は346戸で、飼育している牛は計14万5100頭だった。

 地域別では、北海道の飼育数が最も多く、自社牧場8カ所、預託農家136戸で計6万5400頭に上った。

これに九州が自社牧場8カ所、預託農家121戸で4万1000頭、東北は自社牧場5カ所、預託農家51カ所で2万1500頭と続いた。都道府県別は公表していない。

 預託農家は、安愚楽牧場を通じて牛を預かって子牛を産ませたり、肉用まで飼育したりする。

 同社は東京地裁に提出した民事再生申立書で、自社牧場については黒字の牧場を事業譲渡し、赤字の牧場は閉鎖後に土地建物を売却する方針を示しているが、預託農家の扱いについては不明だ。

※一番詳しいのは、やはり農業新聞

▼農業新聞より

Photo

安愚楽牧場 関連農家384戸
 全国で14万頭超す 農水省調査

日本農業新聞 2011年8月25日付転載(改行等加えた)

 農水省は24日、民事再生法の適用を申請した安愚楽牧場(栃木県)関連の農家数と飼養頭数を発表した。
 農家数は384戸(うち預託346戸)
 飼養頭数は14万5100頭(うち預託7万3500頭)

地域別では北海道の繁殖牛と九州の肥育牛が多い。安愚楽牧場からの聞き取り調査でわかった。
同調査は2010年3月以来。

 北海道で飼養される同牧場関連の繁殖牛は預託農家と直営牧場を合わせ4万4900頭で、地域の繁殖牛に占める割合は52.9%。

ただ、同牧場関連の子牛は自社の関連農場だけに出荷されているため、肥育農家への子牛供給に影響することはない。

繁殖牛の処分方法は再建計画を検討する中で決める。

九州で飼養される同牧場関連の肥育牛は2万4600頭で、地域の肥育牛に占める割合は6.9%。
肥育牛は適期になったものから出荷される。

 

※メモ、独り言

安愚楽牧場の破綻によって、関連業者(飼料・製薬会社、運送業、などなど)の受ける影響は大きく、倒産の連鎖もあるかもしれないということは前にも書いた。

また、安愚楽関連牧場の受精師、削蹄師、獣医師などにも影響は大きい。

では、一般の和牛農家への影響はあるのだろうか。

安愚楽の換金目的の大量出荷があれば、当然枝肉の価格が下がり、肥育農家にとってはしばらくは厳しい時期が続くと思われる。肥育農家の収入が減れば、子牛を高値で買うこともできないため、繁殖農家にも当然影響は出てくるだろう。

また、一般の和牛生産現場に影響があるかといえば農業新聞にも書かれているように、
同牧場関連の子牛は自社の関連農場だけに出荷されているため、肥育農家への子牛供給に影響することはない。
と言えるだろう。

「安愚楽の繁殖牛は全国の繁殖牛の1割を占めるから、大変な影響を持っている」
「これだけの牛がいるのだから、安愚楽が日本の畜産に貢献してきた」

などと書かれたオーナーさん達の言葉を目にすることがあるが、生産現場からすれば、「そんなに影響ありませんから」としか言えない。

そもそも安愚楽は子牛の競り市に子牛を出荷することがないから、一般の肥育農家は安愚楽の子牛がいなくても、別に困らないのだ。

(もっとも牛肉の流通量は減るだろうが、昨今の牛肉消費の減り具合から考えても、多少流通量が減ったからと言って、牛肉が高騰するとかもないと思うのだが。)

農業新聞には「繁殖牛の処分方法は再建計画を検討する中で決める。」と書かれている。

事業を引き継ぐ企業があれば、牧場や施設とともに引き取られる繁殖牛もいるだろうが、赤字の牧場を閉鎖するとなると、多くの繁殖牛は肥育され肉になる運命だろう。

繁殖牛の価格だが、地方の子牛市場でのメスの価格をもとに「約40万程度」と表現する人が多い。しかし、繁殖牛の血統により価格は大きな幅がある。

安愚楽の繁殖牛の価値は、血統が加味されないため、非常に安い価格になると思われる。中には地方の市場で購入した血統の良いものもあるだろうが、安愚楽独自の種牛の血統に価値を見出す人はいないだろう。

また、繁殖牛を肥育用として販売するとなると、価格は数段安くなる。
繁殖牛の年齢にもよるだろうが、一頭あたり10万円程度ではないか。

子牛にしても血統が重要視されるため、安愚楽の子牛が高く売れるとは考えにくい。

しかし、安愚楽の繁殖牛・・・・66600頭、子牛・・・・27000頭だそうだ。

帝国バンクの記事の

当社がオーナーから再購入する予定の10万6343頭の売買代金債務
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3499.htmlより)

この数字の差の方が・・・・・・。

安愚楽の頭数は、あくまで聞き取り調査。
まぁ、(独)家畜改良センターには固体登録番号がきちんと登録されているはずですから、
精査されるとは思いますが。

それにしても預託農家の約7万頭の牛が気になるところ。

安愚楽牧場・小林市 対策会議 2

※日本農業新聞の記事が詳しかったので、それも合わせ、8月23日のブログ記事を分割して再掲載

安愚楽破たんで3セクのレストラン休業
2011年8月23日 00:26 カテゴリー:九州 > 宮崎

 4300億円の負債を抱え、東京地裁に民事再生法の適用を申請した畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)の問題で、宮崎県小林市は22日、初の対策会議を開いた。同社も出資する第三セクター「北きりしまリゾート牧場・コスモス牧場」内の「レストラン安愚楽北霧島」が、同日から休業したことなどが報告された。

 会議には肥後正弘市長ら市幹部16人が出席。同市によると、市内に直営農場は2カ所あるが、運営状況は把握できていないという。預託農家は11戸あり、約2400頭が飼育されている。

 現在、同社から直接の連絡はなく、市が預託農家から聞き取りしたところ、10日以降の飼料は同社から届いているという。同レストランの従業員は2人で、再開のめどは立っていない。肥後市長は「安愚楽問題が市に与える影響は大きい。情報を収集し対応に努めたい」と話した。

=2011/08/23付 西日本新聞朝刊=

安愚楽牧場破綻 小林のレストラン休業
     コスモス牧場内 市が初の対策会議

宮崎日日新聞 2011年8月23日付転載(改行等加えた)

 安愚楽牧場(栃木県)が民事再生法の適用を申請したことを受け、小林市は22日、初めて対策会議を開いた。同牧場や市などと出資している同市のレジャー施設「コスモス牧場」の経営に関し、牧場内のレストランが同日から休業したことが報告された。

 休業したのは、同牧場の子会社「レストラン安愚楽北霧島」が運営するレストラン。社員2人と臨時職員2人が働いている。社員2人は9月10日に解雇されるという。

 同牧場の信用不安から銀行取引が出来なくなったことに加え、業者が現金取引を求めてきたため、資金が底をついたことが原因とみられる。

 会議では、市内で11戸の預託農家と、2カ所の牧場があり、預託農家が預かっている牛は約2400頭あることを確認。

 預託農家への預託料は、民事再生法の適用を東京地裁に申請した8月9日に2週間分送金されたことが説明された。

 肥後市長は「今後、債権や債務問題が出てくる。これから情報を収集して対応していきたい」と話している。

※メモ

小林市内の預託農家11戸・・・・牛、約2400頭

宮日の記事でも、現時点では「何もわかっていない」事しかわからなかった(苦笑)

※23日13:00追記

小林市が会議 安愚楽問題で

経営が悪化し民事再生法の適用を申請した栃木県の畜産会社、安愚楽牧場の関連施設がある小林市で、22日夜、対策会議が開かれ、子会社の店が休業するなどの影響が報告され、今後も情報収集に努めることを申し合わせました。

小林市には、安愚楽牧場の直営牧場が2か所あるほか、会社から預かり料を得て和牛を飼育している農家が11軒で、およそ2400頭が飼育されています。

このほか、市の第3セクターにも会社が出資するなど、影響は各方面に及ぶ可能性があるとして、小林市は22日夜、この問題で初めての対策会議を開きました。

この中で、民事再生法の適用手続きに入った今月10日以降は、それまで滞りがちだった牛のエサが会社側から供給されるようになったことが、農家の情報として報告されました。

一方、第3セクターの観光施設、コスモス牧場に入っている安愚楽牧場の子会社のレストランは、22日から休業したことが報告されました。

会議では、影響を最小限にとどめるため、今後も情報の収集に努め、速やかに対策を検討することを申し合わせました。

小林市の肥後正弘市長は、「大変だと思っている。さまざまな情報を収集しながら対応していくことを確認した」と話していました。

08月23日 08時51分 NHK ローカル

※23日23:00追記

安愚楽牧場:破綻 コスモス牧場、今後の対応を協議--小林市対策会議 /宮崎
毎日新聞 2011年8月23日 地方版

 小林市は22日、和牛オーナー制度で資金調達し、経営破綻した「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)が出資する市内の牧場などについて対応を協議するため、肥後正弘市長を議長とする対策会議を設置し、初会議を開いた。【重春次男、石田宗久】

 市によると、同市細野には同牧場が出資する第三セクター「北きりしまリゾート牧場」(通称コスモス牧場)がある。牧場内のレストラン安愚楽は22日、休業した。また、市内に預託農家は11戸(黒毛和牛約2400頭を飼育)あるという。

 対策会議は市幹部16人で構成。協議は冒頭のみ公開し、肥後市長は「市に影響が及ぶ事態だ。畜産関係者らと連携を強め、対応していきたい」と述べた。

 市によると、コスモス牧場は安愚楽牧場と子会社のレストラン安愚楽、市、JA小林が出資して94年10月、設立。95年4月、観光体験型牧場としてオープンした。敷地約10ヘクタールの借地料として、三セクが年間約430万円を地主に支払うが、半額以上は安愚楽側の負担という。

市は今後

▽単独で負担を続ける

▽閉鎖する

▽JAと協議のうえ他の出資者を探す、

などの方策を探るという。

◇県内債権額10億円

 東京商工リサーチ宮崎支店によると、安愚楽牧場に出資した県内のオーナー会員債権者は210人で、債権額は10億3900万円にのぼる。最高債権額は6100万円。1000万円以上の債権者が32人、1000万円未満が178人だった。

 全国の債権者は7万3356人で、債権額は4207億6700万円。県内の債権者数、債権額はいずれも都道府県別で46位。全国の直営40農場中、最多の15農場が県内に集中する一方、出資の比率は低かった。

 口蹄疫の影響で、県内15農場のうち、現在も児湯地域の13農場ででは牛の飼育は再開されていない。

 安愚楽牧場は繁殖牛のオーナーを募り、生まれた子牛の売却益を配当する商法で全国展開した。

※独り言

宮崎には安愚楽の牛は多くても、出資者は少なかったようだ。

去年の口蹄疫の事を考えたら、あたりまえか。

今後の小林市の方針について書かれたものは、毎日新聞が初めて。
石田記者は、口蹄疫の時からけっこう信頼している記者さんなのだ。

初発とされた水牛農家さんを独自に取材し、発生ルートに関する疑問にも踏み込んで記事にしてくれた。

安愚楽の預託農家さんの事などを取材した記事にも期待してます。

※さすがに農業新聞は詳しいのだ 8月25日追記

安愚楽牧場問題で協議
 コスモス牧場の情報共有 宮崎

日本農業新聞 2011年8月25日付転載(改行等加えた)

 安愚楽牧場が経営破たんし、民事再生法の適用申請したことで、小林市、同社、同社の子会社、JAこばやし4者が共同出資している第三セクター「北きりしまリゾート牧場」(コスモス牧場)の対応について、同市の対策会議が22日、開かれ関係各課との情報を共有した。

観光体験型牧場は存続中だが、子会社経営のレストランは同日から休業している。

敷地は借地で契約では更地にしなければならず、同社からは一切連絡がなく、同市は困り果てている。

同牧場の株式は1446株。
 同市  786株(54.4%)の3930万円
 同社  308株(21.3%)の1540万円
 同JA  198株(13.7%)の990万円
 同社子会社「安愚楽レストラン北霧島」154株(10.7%)の770万円

敷地は約10ヘクタールあり、契約は2014年3月までで、借地料は約430万円。
株所有割合で負担
している。

体験型牧場は今も営業しているものの、見通しはついていない。閉鎖した場合には建物などの撤去にかかる費用をどうしていくのかという問題も出てくる。

同市での同社預託農家は11戸で、約2400頭を使用している。民事再生法申請後、預託料と餌は9日以降、2週間分が送られてきたという。

同市の宇都文昭経済部長は「安愚楽からの連絡がなくて、施設の今後も具体的に検討できず、JAとも協議していきたい」と話している。

2011/08/23

安愚楽牧場・小林市 対策会議

安愚楽牧場問題で小林市が初の対策会議

8月22日 18時58分 MRT

 経営破たんした安愚楽牧場の問題です。
安愚楽牧場の預託農家11戸がある小林市は22日、初めて対策会議を開きました。

 今月9日に民事再生法の適用を申請した安愚楽牧場。県内には安愚楽牧場の直営農場が15か所あるほか安愚楽牧場から牛を預かって飼育する「預託農家」が22戸あります。

このうち11戸の預託農家がある小林市では、情報の共有化を目的に、22日、初めての対策会議を開催。肥後市長をはじめ約15人が出席しました。

会議は非公開で行われ、預託農家の現状のほか小林市が安愚楽牧場などと共同で経営しているコスモス牧場の今後の対応などについて話し合われたということです。

このうちコスモス牧場にある「レストラン安愚楽」は22日から休業していて、再開のメドは立っていないということです。

(小林市・肥後正弘市長)「とにかく大変だと思っている。預託農家の件とリゾート牧場ということで、共同出資者で同じ経営をしている。今から(情報)収集をしながら対応していくことを確認した」

小林市は、今後、安愚楽牧場の動向を見ながら対応を考えていくとしています。

安愚楽牧場破たん・小林市が対策会議

2011年08月22日 UMK

経営が破たんした安愚楽牧場の問題です。

安愚楽牧場と関わりがある小林市は対策会議を開きました。
小林市の対策会議には、肥後市長や、幹部職員、約10人が出席し、肥後市長が「破綻が小林市に与える影響は非常に大きい」とあいさつしました。

県内には、安愚楽牧場の直営牧場が15箇所、安愚楽から牛を預かり、飼育している預託農家が22戸あります。

このうち小林市には、2つの直営牧場と、11戸の預託農家があります。

また小林市のレジャー施設、コスモス牧場は安愚楽牧場と共同出資で運営されていて安愚楽の子会社が運営するレストランがきょうから休業したことが報告されました。

小林市は、今後、安愚楽牧場が、コスモス牧場から撤退した場合に備えて協議するほか、預託農家経営の行方についても注視することにしています。

ついでに紀藤正樹弁護士のツイッターより
http://twitter.com/#!/masaki_kito

masaki_kito 弁護士 紀藤正樹 Masaki kito

安愚楽被害:過半数の株を持つ小林市は安愚楽商法に加担した責任があります。安愚楽株を買い取るべき⇒@Ume70301 「株式会社北きりしまリゾート牧場」bit.ly/mWYhfp 自治体と共同出資・安愚楽は信用できると短絡的に考えてしまった #agura

※メモ、独り言

ニュース記事を見る限りでは、結局、安愚楽側と連絡が取れず、
「小林市も何もわかっていない状況」なのか?
宮日の記事に期待。

コスモス牧場 第3セクター ㈱北きりしまリゾート
http://www.cosmos-fm.jp/

小林市、安愚楽共済牧場、小林農業協同組合、レストラン安愚楽の北霧島が出資。
H17年現在、小林市51%、
安愚楽共済牧場20%、
小林農業協同組合19%、
レストラン安愚楽で10%

(その後、増資があったかも。)

ポニーやヤギやウサギと触れ合ったり、乳牛の搾乳体験、陶芸体験もできます。
牧場内には、レストラン安愚楽があり、焼肉食べ放題が楽しめます。

・・・・・という観光牧場なわけですが・・・・。

安愚楽のオーナーさんのブログやツイッターでの発言を見ると、

地方自治体と共同で黒毛和牛の生産をしていた

と、思われてる方が見受けられます。

安愚楽牧場のパンフレットを見ると

●安愚楽牧場のあゆみ

1981年  栃木県那須町に有限会社安愚楽共済牧場を設立、農業生産法人を取得

(中略)

1994年  コスモス牧場を宮崎県小林市ほかとの第三セクター方式により開設、九州に進出

・・・・と書いてありますし

牧場だより(2006年No.7)には

 星のふるさと日本一に何度も輝いた小林市の夷守岳山麓にある小林牧場は、1995年、小林市、JA、安愚楽牧場が共同出資して設立した肥育型牧場です
眼下に市街地を一望できるレストランや遊戯施設を持つ観光牧場のコスモス牧場が隣接しています。

・・・・と書かれています。

これを読むと確かに小林市やJAが「肥育型牧場」に共同出資しているようにも読めます。

小林市民の私から見ると、コスモス牧場の隣に安愚楽の肥育施設があり、
コスモス牧場は単なる観光牧場で、安愚楽はそこにレストランを出しているだけ

という認識なんですけど。

実際、共同出資で土地を提供したり、放牧をさせたり(肥育型牧場なら放牧はありません)は、あるのかもしれませんが、
一企業の生産現場にまで立ち入る事は無いかと思っています。

紀藤弁護士が

「小林市は安愚楽商法に加担した責任があります。安愚楽株を買い取るべき」

とまで書かれています。

小林市は、ますます難しい対応が・・・・

※コスモス牧場の経営形態についてご存知の方があれば、ぜひ教えてください。
 メールを頂ければ、うれしいです。




2011/08/22

神戸市場でも全頭検査開始

 山崎畜産が出荷している神戸・西部市場でも放射性セシウムの全頭検査が行われることになりました。(8月23日以降、順次実施)

スーパーや飲食店などでも消費者の不安に対応するため、独自に放射性物質の検査を行っているところも出てきています。

 神戸・西部市場では、これまでも「飼料調査」などは行われてきましたが、買参人からの強い要望もあり、また、牛肉の販売促進と生産農家の経営の安定化を図るためにも全頭検査に踏み切ったようです。

☆検査部位・採取量・・・・・枝肉のネック部分の赤身 1頭当たり約630g

☆検体のカット、保管・・・・毎日、と畜番号順に1頭分ごとにサイコロ状にカットした検体を
                ビニール袋(検体採取袋)に入れる

☆検査方法・・・・・・・・・タッパウエアにカットした検体を入れ、それを鉛の容器に入れ計測 

☆検査機器・・・・・・・・・NaIシンチュレーションサーベメータ(キャンベラ製)
              ベクレルモニターLB200(ベルトールド製)

☆計測結果・・・・・・・・・250Bq/㎏未満 ⇒ OK
              250Bq/㎏以上 ⇒ 精密検査 ⇒ 500Bq/㎏以下 ⇒ OK
                                      500Bq/㎏以上⇒出荷停止

☆購買証明書に検査結果を表示

・・・・という事のようです。

国が「全頭実施は難しい」と言ってる間に、自治体や市場、流通業者までがやり始めています。

本当は国がきちんとした基準(使用機器の統一、計測結果の表示方法など)を設け、
国主導でやるのが一番良いのですけれどねぇ。

今、消費者は本当に心配しているんです。

神戸市場の検査で、少しでも安心して牛肉を購入してくれると良いのですが。

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2011/08/20

安愚楽牧場・TBS「報道特集」8月20日放送

8月20日の放送

破綻した和牛商法・・・殺処分対象の牛で授精も

▽負債総額4300億円は今年最大
▽国内の繁殖牛の1割を保有する安愚楽牧場の破綻
▽「和牛オーナー制度」の虚と実
▽今週2回の債権者説明会で三ヶ尻社長が語ったこと
▽70代夫婦の出資額は3千万円
▽送られてきた8月以降の出資を募るパンフレット
▽「解約に応じてもらえなかった」という男性
▽「特別なオーナー様だけに」という異例の勧誘
▽経営の内情を知る元幹部の証言
▽宮崎で発生した口蹄疫と安愚楽牧場
▽殺処分対象の牛に授精
▽元従業員の告発
▽預託牧場の不安と憤り

※独り言

まさに予告通りの内容。(かなり踏み込んだ?)

昨日のブログに書いた「殺処分の決まった繁殖牛に種付け」の「ウワサ」、

訴訟にもなっている旬刊宮崎の記事を紹介し、
「受精に関しては安愚楽側も認めている」との事(但し「手当金目的では無い」らしい)。
また、元従業員の「受精をしていた」との証言も。


昨年の口蹄疫の7例目(安愚楽第7牧場)での通報遅れに関して宮大の教授へのインタビューもあった。

特に元従業員の証言として

「3月位から」症状(?)が見られたとの言葉。

そして4月24日の口蹄疫の症状(口腔内の爛れなど)の出た牛達の写真。
地元テレビ(MRT)では流れた映像だったが、全国ネットに乗った意味は大きいか。


安愚楽がこうなったことで、口を閉ざしていた関係者の証言がメディアに出るようになった。
少しずつでも口蹄疫の感染ルート解明につながる証言が出てくること願いたい。

ところで・・・・今回も・・・・

あれれれれれれ?

報道特集の中で「安愚楽の繁殖牛は7万頭」との表現があった。

ホントですか?TBSさん。

前にも書いたけど帝国バンクの記事によれば


●直営牧場での飼育約7万2000頭と委託飼育約7万3900頭、合計約14万5900頭

●当社がオーナーから再購入する予定の10万6343頭の売買代金債務があり

オーナーが投資している「繁殖牛」の数は10万6343頭のはずなんですが。

繁殖牛7万頭では、数が合いませんが・・・・


きっとTBSさんの間違いですよね(笑)


ところで、もうひとつ。

安愚楽の債権者を知る事ができました。
(情報ありがとうございます)

やはりJA関係が多いようだが、小さな会社(例えば運送屋さんや、牛舎の修理を請け負ったであろう電気工事屋さんなど)も目に付く。小さい事業所にとっては死活問題。
預託農家への支払いも含め、早く何とかしてほしいと切に思います。

債権者については、個人情報もありますので この場に書くことはできませんが
既にネット上に公開されている分については問題がないと思いますので・・・。

株)安愚楽牧場/清算型の民事再生申請・債権者判明
http://n-seikei.jp/2011/08/post-1018.html

2011/08/19

安愚楽牧場・20日のTBS「報道特集」

20日のTBS「報道特集」

http://www.tbs.co.jp/tv/daily/20110820.html

17:30 報道特集 メインキャスター:金平茂紀、日下部正樹 / ニュースキャスター:久保田智子(TBSアナウンサー) / スポーツキャスター:岡村仁美(TBSアナウンサー)

破たんした和牛商法…殺処分対象の牛で授精も▽なぜ?神社の手前で大津波が止まっているワケ

「破たんした和牛商法…殺処分対象の牛で授精も」


※メモ

口蹄疫の最中は、畜産関係者間の接触を避けるために牛の人工授精も自粛された。

そんな中宮崎では「安愚楽牧場では、殺処分が決まった繁殖牛にも種付け(人工授精)をしている」
との「うわさ」が流れていた。

普通なら、殺処分が決まった牛に無理に種付けをすることなどありえない。
生まれてくるはずの子牛の分まで、余計な殺生をしなきゃならないから。

妊娠牛は補償金が加算される。
だから、より多くの補償金を貰うため、種付けをしているとの「うわさ」だ。

実際どうだったかは知らない。飽くまで「うわさ」だ。


TBS「報道特集」では、そこの所にまで踏み込むのか?


参考:【時価評価算定基準】肉用牛
http://www.the-miyanichi.co.jp/special/kouteieki/index.php?id=1604&paging=1&cat=standard

  (4)妊娠牛…妊娠牛については、妊娠期間1月につき、3万円を加算することとする。ただし、胎子の月齢が、2カ月齢以上のものに限る。

安愚楽牧場・債権者説明会(神戸)、及び地方のニュース

すいません、安愚楽牧場ネタが続きます。

やはり、宮崎の畜産農家の一人としては、
口蹄疫の時の絡みもあって、避けては通れない話題なのです。

宮崎は直営牧場や預託農家も多く抱えていますし。

どんな流れになるかだけでも留めておきたいので。

「しつこい」言われても、続きますんで(笑)

・・・で、読み返しやすいようにカテゴリも「安愚楽牧場関係」を作りました。
飽くまでも、記録と個人的メモのためです。(念のため)


安愚楽牧場 債権者説明会

宮崎県内で全国で最も多くの直営牧場を経営しながら、今月、裁判所に民事再生法の適用を申請した栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」が、17日神戸市で債権者への初めての説明会を開きました。

宮崎県内で全国で最も多い15か所の直営牧場を経営していた「安愚楽牧場」は、繁殖用の牛への投資を募って全国に会員を持ち、子牛を買い取って配当する「和牛オーナー制度」を運営するなどしていましたが、福島第一原子力発電所の事故で牛肉価格が下落するなどの影響を受けたとして、今月、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請しました。

17日は神戸市で債権者への初めての説明会が開かれ、およそ900人が参加しました。
出席した債権者によりますと、三ヶ尻久美子社長は「資産をなげうってでも、債権者に迷惑をかけないよう対処したい」と述べ、経営悪化のいきさつや、出資額の返還に関する説明などを行ったということです。

一方、債権者の一部からは「このままでは自殺者が出てしまう。お金を返して下さい」と、詰め寄る場面もあったということです。

民間の信用調査会社によりますと債権者は全国で7万人、負債総額はことし最大の4330億円に上るということで説明会は19日、東京でも開かれます。

800万円を預けたという兵庫県の74歳の男性は「将来の生活費に充てようと思っていたのでショックです」と話していました。

08月17日 18時08分 NHKローカル(宮崎)

県内影響も 安愚楽牧場説明会

「和牛オーナー制度」と呼ばれる投資で全国に会員を持ち、大分県にも直営の牧場などがある栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」が、裁判所に民事再生法の適用を申請したことを受けて、神戸市で17日に、債権者への初めての説明会を開きました。

「安愚楽牧場」は、繁殖用の牛への投資を募り、子牛を買い取って配当する「和牛オーナー制度」を運営するなどしていましたが、東京電力・福島第一原子力発電所の事故で牛肉価格が下落するなどの影響を受けたとして、今月、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請しました

。神戸市で17日に開かれた債権者への初めての説明会には、およそ900人が参加し、三ヶ尻久美子社長が「資産をなげうってでも、債権者の皆さんに迷惑をかけないよう対処したい」と述べ、出資額の返還に関する説明などを行ったということです。

民間の信用調査会社によりますと、債権者は全国で7万人、負債総額はことし最大の4330億円に上るということですが、「和牛オーナー制度」に投資していた人が、県内にどれだけいるかはわかっていません。

大分県によりますと、杵築市と竹田市に安愚楽牧場直営の牧場があるほか、13の農家が委託を受けて肉用牛を育てていて先月時点での飼育頭数は県内の肉用牛の1割以上にあたる8000頭余りにのぼっていて県内の畜産への影響も懸念されています。

08月17日 19時13分 NHKローカル(大分)

安愚楽牧場債権者説明会    怒り、存続願う声 納得いく対応求める

日本農業新聞 2011年8月18日付転載(改行等加えた)

 経営破綻した「和牛預託オーナー制度」を運営する安愚楽牧場(栃木県)は17日、神戸市内で債権者説明会を開いた。

弁護士を通じて経営破綻までの経緯と今後の会社の存続、債権者への対応について説明し、オーナー制度の存続は厳しいとの見通しを示した。

参加者からは「説明が不十分だ」「自分達で弁護団を立ち上げる」など怒りの声が上がる一方、少数ながら「牛の餌代などを負担してでも、オーナー制度を続けてほしい」という声も出た。

 三ヶ尻久美子社長は、東京電力福島第1原子力発電所の事故に伴い「牛肉の出荷停止により、資金繰りが悪化した」と経緯を説明。個人資産も全額投げ出し、オーナーへの返済に充てると涙交じりに話した。

 直営・預託牧場の経営について担当弁護士は「赤字の牧場を優先的に閉鎖するが、黒字の牧場は、事業を譲渡して存続を目指す」とした上で「オーナーには解約するかどうかの判断をお願いし、(解約)しない場合は月に1万5000円の餌代などの負担をお願いすることになる」と説明した。

 債権者向けの説明だったためか、預託農家への預託金支払いが滞っている問題についての説明はなかった

 10年以上にわたり7000万円を出資してきたという、名古屋市の70代の女性は「前触れもなく(8月)1日に突然通知が届き、納得がいく説明がなかった。今回はもっと誠意を見せて丁寧に説明してほしかった」と会社の対応に憤りをみせた。


※やはり安愚楽の預託、直営牧場を抱える所では色々と問題が

小林市協議へ  22日にも初会合

宮崎日日新聞 2011年8月18日付(改行等加えた)

 安愚楽牧場は小林市のレジャー施設「コスモス牧場」を運営する第3セクター・北きりしまリゾート牧場にも同市やJAこばやしなどと共同で出資している。

 8月上旬に経営危機が判明して以降、小林市に連絡はないといい、市産業振興課は「今後どうするか市役所内に対策本部を作って対応を考える」とし、1回目の会合を22日にも開く予定という。

 県畜産・口蹄疫復興対策局によると、同社が和牛を預託している県内の畜産農家は22戸で飼育頭数は約4千頭。直営農場は県内に15カ所あり、このうち12カ所の牛は口蹄疫で殺処分されている。

る西都、小林市の計3農場では現在でも約2千頭を飼育している。(後略)


安愚楽牧場の牛80頭、別々川放牧場で放牧中 苫小牧市、今後の対応に苦慮
(2011年 8/18) 苫小牧民報社

 9日に民事再生法の適用を申請し、経営破綻(はたん)した和牛オーナー制度運営の安愚楽(あぐら)牧場(栃木県那須町)の和牛80頭が苫小牧市樽前の市営別々川放牧場に放牧されている。同社は、所有資産を売却した上で債権の弁済に充てる方針を示しており、今後の放牧料の支払いは不透明。市は対応に苦慮している。

 市は毎年5月から11月まで、別々川放牧場で白老町内の安愚楽牧場の直営牧場から和牛を受け入れている。今年も5月下旬から生後12カ月以上の成牛80頭を受託した。現在同放牧場で管理している和牛全頭が安愚楽牧場の牛という。

 放牧料は日額で1頭180円。市は毎月末に放牧料を徴収しており「民事再生後も所定の放牧料が支払われる限りは、基本的に受け入れる」(市農林水産課)考えだが、「現段階で安愚楽牧場側からは連絡がないので何とも言えない」と話す。

 ただ、安愚楽牧場が17日に開いた債権者説明会で、和牛を含む所有資産を清算する方向性が示されたことから「清算対象となり、今後、放牧料の支払いが不確定となった場合は、放牧場から出て行ってもらうことも考える」と市では話している。


安愚楽牧場のオーナー債権者県内に309人

2011年8月18日 [18:15] 大分放送

「和牛オーナー」制度という投資で会員を集め、東京地裁に民事再生法の適用を申請した栃木県の畜産会社、「安愚楽牧場」の会員債権者が県内では309人に上ることがわかりました。

安愚楽牧場は繁殖用の牛への投資を募り、子牛を買い取って配当する「和牛オーナー制度」を運営していましたが、8月9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請しました。
民間の信用調査会社東京商工リサーチによりますと全国の債権者は7万3000人余り、債権額の総額はおよそ4207億円となっています。

このうち県内ではオーナー制度に出資していた人が309人、債権額の総額は19億1800万に上ることがわかりました。

さらに県内には安愚楽牧場直営の農場が竹田市と杵築市にあり、13の農家が委託を受けて肉用牛を育てています。
県や畜産関係者によりますと県内の飼育頭数は8000頭余りとなっていて、委託農家には契約料などが払われていないケースもあるということです。

※安愚楽牧場の出荷に関して

22日以降は上場未定  安愚楽牧場

日本農業新聞  2011年8月18日付転載(改行等加えた)

 東京都中央卸売市場食肉市場で、来週以降の和牛取引で需給バランスが崩れる懸念が広がっている。

経営悪化から東京地方裁判所に民事再生法の適用申請をした安愚楽牧場(栃木県)の同市場への上場が22日(19日と畜分)以降、未定になっているためだ。

稲わらのセシウム問題に伴う東北・関東産の出荷制限の影響で上場数が落ち込む中、和牛の供給が不安定になる可能性がある。

 年間9万頭とされる同市場の取引頭数のうち、同牧場の上場数は最多の約3500頭に上る。
卸売会社によると、同牧場の上場予定は18日(17日のと畜分)が23頭、19日(18日のと畜分)が36頭で、それ以降の予約はないという。
17日は和牛237頭が上場し、うち99頭が同牧場の牛だった。

同牧場はこのところ上場を増やしていた。流通関係者は「東京食肉市場は即日決済で翌日には口座に代金が振り込まれる。急いで資金を確保する必要があったのではないか」と話す。

※メモ、独り言

・日本農業新聞の記事 弁護士の説明

「オーナーには解約するかどうかの判断をお願いし、(解約)しない場合は月に1万5000円の餌代などの負担をお願いすることになる」と説明

これは、新聞・TV等ほかの報道には無く、初めて目にした。

しかし「解約しなきゃ毎月お金がかかるぞ」ってのもなんだか変 ???

・宮崎にいる安愚楽の牛の数・・・約6千頭
 預託農家・・・22戸 約4千頭
 直営牧場・・・西都、小林牧場、のじりこ牧場  計約2千頭


・大分県にいる安愚楽の牛・・・8千頭余り

・22日以降の芝浦への上場予定は無しとの事
 2週間分の預託農家への飼料代他を前払いするとのことなので(実際には12日入金予定が15日に延期?)29日からの週に何らかの動きがあるか?


※22:50追記
預託農家への支払いは、宮崎ではなされていない模様。
MRTニュース

安愚楽牧場破綻から10日 預託農家の不安
8月19日 17時36分

 安愚楽牧場が民事再生法の適用を申請してから19日で10日。安愚楽牧場からの説明はなく、県内の預託農家に不安が広がっています。

 今月9日、民事再生法の適用を申請した安愚楽牧場。負債総額は約4330億円に上り、今年最大の経営破綻となりました。県内には、安愚楽牧場の直営農場が15か所あるほか、安愚楽牧場から牛を預かって飼育する「預託農家」が22戸あります。預託農家の1人、小林市野尻町の市来秀志さん。安愚楽牧場から約250頭の牛を預かっていますが、6月分の預託料は、3分の1、7月分に関しては、全額支払われておらず、不安を募らせています。

(中略)

 安愚楽牧場の破綻から19日で10日。小林、えびの地区の預託農家12戸は、このまま説明がない場合、預託料の支払いと、説明会の開催を求める要望書を安愚楽牧場に提出することにしています

2011/08/18

安愚楽牧場・東京食肉市場

東京食肉市場 和牛8割が安愚楽 価格に変動なし

日本農業新聞 2011年8月17日転載(改行等を加えた)

 東京中央卸売市場食肉市場の16日の牛枝肉取引で、経営悪化から東京地方裁判所に民事再生法の適用申請をした大規模和牛生産会社・安愚楽牧場(栃木県)の牛が多数上場された。

 価格に多きな変動はなかったが、同牧場は全国有数の飼養頭数を誇り、市場への影響力があるとみられ、取引業者は同牧場の動向に気をもむ。

 市場関係者は「一度に大量の牛が出続ければ値崩れする」
と話す。

 この日は、北海道や島根、岡山、九州産の牛174頭が上場。セシウム問題に伴う出荷制限の影響などで上場頭数は少なくなっているが、このうち、安愚楽牧場の牛が83%に当たる144頭を占めた

 同牧場の牛は、宮崎、長崎、熊本、鹿児島産の牛だった。
価格は、中位等級といわれる和牛A3等級が1㌔あたり1285円。
前回取引があった11日に比べ105円高いが、前年同時期に比べ13%安かった。

 価格が前年を割り込んでいる要因について、仲卸業者は「(セシウム問題に伴う)牛肉離れは深刻で、お盆の消費も平年比では大きく落ち込んでいる」と話す。

 卸売会社によると、東京食肉市場が取引する牛肉は年間約9万頭分に上る。
安愚楽牧場は同市場に、月間200~300頭、年間3500頭ほど出す最大手の出荷元となっている。

 同牧場は9日に裁判所に民事再生法の適用を申請した。
出荷頭数が急激に増えており、15日のと畜分は144頭、16日は約100頭と、2日間で同牧場の1カ月分に相当する出荷をしている

 16日に取引があったのは、15日に東京でと畜した枝肉の取引で、関東・東北産の牛の取引はなかった。関東・東北産の枝肉は放射性物質検査があり、17日の上場になる。

※メモ および 独り言

・安愚楽牧場の東京市場への出荷は、月間200~300頭、年間3500頭ほど

 意外と少ない頭数。尤も、他所でと畜して持ち込み競りにかける分もあるのだろうが。

東京中央卸売市場としては年間3500頭の出荷がなくなれば、と畜に伴う手数料などが減るのは必至。

「今後、安愚楽牧場から牛が一頭も出なくなった時が心配。ただでさえ(稲わらのセシウム問題で)上場数が少ない」
と言うが、東京市場での上場数が減ることが日本全域の問題としてとらえるとどうなのかが、良くわからない。

「東京市場での九州産牛肉の引き合いが増えている」との話も聞きますが、山崎畜産としては神戸市場以外への出荷は考えておりません。
(あ、宮崎での出荷も、ほんの少しだけありますが)

それが「長年の付き合いと信用」だと思っていますので。

 

2011/08/17

安愚楽牧場 負債4330億8300万円 宮崎での報道

宮崎では、やはり口蹄疫の絡みもあってか安愚楽牧場関連のニュースは大きく扱われるのです。


安愚楽牧場負債4330億円
  出資者への債務大半 今年最大の倒産 民間調べ

2011年8月16日付(1面)

 和牛オーナー制度で資金調達し、黒毛和牛の生産を全国で展開していた畜産会社、安愚楽牧場(栃木県)の負債額が4330億8300万円に達することが15日、東京商工リサーチの調べで分かった。

 会社更生手続き中のバイオ企業、林原(岡山市)の約1322億円を大幅に上回る、今年最大の倒産となった。
 
 東商リサーチによると、安愚楽牧場の負債の大部分が、オーナー制度を利用した全国の出資者(7万3356人)に対するもので、計約4207億円。

 契約上、同社は契約終了時にオーナー所有の牛を買い取らねばならず、この経費を負債に計上した場合、3月末までの約619億8700万円から大きく膨らんだ。

 昨年の本県での口蹄疫発生に伴う牛の殺処分に加え、東京電力福島第一原発事故後の契約解除の増加や、和牛価格の下落などで経営が悪化したとみられる。

 同社は今月9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。17日に神戸市、19日に東京都内で債権者説明会を開く。

 宮崎県によると、同社は県内に15カ所の直営農場を展開。同社から牛を預かって飼育する預託農家は5月末現在で22戸あるという。 

「安愚楽牧場」事業清算へ

宮崎県内に全国で最も多い直営牧場を持ちながら、今月、経営破たんし、民事再生法の適用を申請した栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」が、経営再建を目指さずに牧場や牛をすべて売却し事業を精算する方針であることが民間の信用調査会社の調べでわかりました。

「安愚楽牧場」は、繁殖用の牛への投資を募り、子牛を買い取って配当する「和牛オーナー制度」を運営してきたほか、全国各地で黒毛和牛の飼育を行い宮崎県内で全国で最も多い15か所の直営牧場を経営してきました。

しかし、去年の口てい疫に続き、原発事故による牛肉価格の下落などの影響で経営が破たんし、今月9日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請していました。

民間の信用調査会社によりますと、出資者は全国で7万人余りにのぼり、負債総額は4300億円を超えると見られています。

民事再生法の適用を申請した場合通常はスポンサーとなる企業を探すなどして経営の再建を目指しますが、信用調査会社によりますと「安愚楽牧場」は全国の直営牧場や飼育してきたおよそ14万頭の牛などをすべて売却して出資金の返還などにあて、事業を精算する方針だということです。

宮崎県によりますと、県内には15か所の直営牧場のほかに、契約を結んで牛を預かって飼育してきた「預託農家」が小林市を中心に23戸あり、今後、こうした牧場の従業員の雇用や農家の経営への影響が懸念されています。

08月16日 17時36分 NHKローカル


※以下、独り言

 NHKローカルのニュースで、安愚楽牧場第7農場の映像が流れるのは お約束。
 宮崎日日新聞の預託農家数(22戸)とNHKの数(23戸)が違うのはなぜ?
 
 今週から、ある月齢に達した牛の出荷が始まるとの情報。
 出荷しなければ現金収入が得られないわけで・・・・
 それが、きちんと預託農家に支払われることを願ってます。 

2011/08/15

安愚楽牧場 負債4330億8300万円

続報 (株)安愚楽牧場 [栃木] 和牛畜産、和牛オーナー制度運営 民事再生法申請 / 負債総額 4330億8300万円

~負債総額判明 会員数7万3356人 負債4330億8300万円で今年最大の倒産~
http://www.tsr-net.co.jp/news/flash/1212727_1588.html

TSR企業コード:26-013666-2

 8月9日に東京地裁に民事再生法の適用を申請した(株)安愚楽牧場(那須塩原市埼玉2-37、登記上:那須郡那須町高久丙1796、設立昭和56年12月18日、資本金3000万円、三ヶ尻久美子社長、従業員514名)の負債額は、入手した民事再生申立書によると当初の619億8705万円(平成23年3月期末決算ベース)から大きく膨らみ、債権者7万4798人に対して総額4330億8300万円に達することがわかった。


 負債の内訳はオーナー債権者(7万3356名、負債合計4207億6700万円)が大部分を占め、負債額では(株)林原(岡山市、会社更生法、負債1322億円)を抜いて今年最大の倒産となった。
 監督委員には渡邊顯弁護士(成和明哲法律事務所、港区虎ノ門4-3-1、電話03-5405-4080)が選任された。
 安愚楽牧場では債権者向けの説明会を8月17日(水)(10:00~、14:00~)グリーンアリーナ神戸、8月19日(金)(13:00~、18:00~)両国国技館で開催する。


【負債内訳】
         債権者数(名)        債権額(百万円)
優先債権         729              983
金融債権           3             5,225
リース債権          15              113
一般債権          695            5,993
オーナー債権    73,356          420,764
合計          74,798          433,083


※23:30 追記


帝国データバンク 倒産・動向記事(改行他を加えた)

http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3499.html

2011/08/15(月) 肉牛飼育、和牛預託オーナー制度の運営
【続報】放射能汚染による風評被害で牛肉価格が下落
株式会社安愚楽牧場
直近の負債額判明
負債4330億8300万円

TDB企業コード:200798903

「栃木」 既報、8月9日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した(株)安愚楽牧場(資本金3000万円、栃木県那須塩原市埼玉2-37、登記面=那須郡那須町高久丙1796、代表三ヶ尻久美子氏、従業員514名)の負債額が判明した。2011年7月末時点で、債権者は7万4798名、負債は約4330億8300万円

 申立書によると、申立会社は債務超過に陥っているわけではないとしながらも、黒毛和牛委託オーナー制度のもとでは、飼養契約期間満了時において牛の再売買が予定されており、当社がオーナーから再購入する予定の10万6343頭の売買代金債務があり、負債が大幅に膨らんだ。

 なお、当社が管理する、直営牧場での飼育約7万2000頭と委託飼育約7万3900頭、合計約14万5900頭の和牛の存命のため民事再生法の適用を選択したが、

(1)畜産事業は牧場単位での売却、

(2)食品加工事業は事業譲渡、

(3)ホテル事業は事業譲渡若しくは施設売却、

を柱とする実質的な清算型となる。


 債権者説明会は以下の日程で開催される予定。
【日時】8月17日(水)第1回:午前10時~12時、第2回:午後2時~4時
【場所】グリーンアリーナ神戸 神戸市須磨区緑台
【日時】8月19日(金)第1回:午後1時~3時、第2回:午後6時~8時
【場所】両国国技館 東京都墨田区横網


【債権の種類別内訳】
優先債権:729件、合計債権額9億8300万円(百万円未満切捨て、以下同じ)
金融債権:3件、同52億2500万円
リース債権:15件、同1億1300万円
一般債権:695件、同59億9300万円
オーナー債権:7万3356件、同4207億6700万円
(以下、オーナー債権内訳)
 ・オーナー:3万5491件、同3196億円)
 ・オーナー<まきば>:3万5199件、同914億8600万円
 ・中途解約者:2666件、同96億8100万円

総合計:7万4798件、同4330億8300万円


※以下、独り言

先日、このブログの中(安愚楽牧場倒産?2 )で次のように書いた。

>負債の619億には、本来ならオーナーへ返さねばならない金額(満期が来たら安愚楽がオーナーの繁殖牛を買い取るシステム)は、恐らく含まれていないと思われる。

負債4330億8300万円の内オーナー債権が4207億6700万円なら、それ以外の負債は123億1900万円。

最初の619億円には3月時点でのオーナーへの返済予定金額は入っていたということのようだ。「4月以降満期の将来払わねばならないオーナーへの返済金額」と書くべきでした、ごめんなさい。


約123億円、安愚楽規模の農場の負債なら和牛経営として納得できる金額。
と言うか、オーナー債権がなければ十分に再建できる金額だと思う。
もちろん、資産の整理や規模縮小が前提の話だが。

・・・・で、再び、あれれれれれ??????

安愚楽牧場の7月末時点での和牛の数、帝国データバンクの記事によれば

●直営牧場での飼育約7万2000頭と委託飼育約7万3900頭、合計約14万5900頭

●当社がオーナーから再購入する予定の10万6343頭の売買代金債務があり


あれれれれれ????

オーナーが購入したのは繁殖用メス牛のはずなんですが・・・・
14万5900頭の内、繁殖牛が10万6343頭もいたわけですか???

安愚楽牧場の年間出荷頭数は約2万5000頭~3万頭のはずなんですが・・・・

繁殖をしない肥育牛だけで、5~6万頭位はいなきゃおかしいんですが・・・・

繁殖牛が10万頭もいたら、産まれる子牛の数も半端ないわけですが・・・
肥育に入る前の子牛の数は?

当たり前だけど、産まれた子牛にはオスもいるわけですが・・・・

公表していたオーナー数が3万人から7万3356人に増えてる事も考えあわせても
「オーナーから再購入する予定の10万6343頭(=繁殖牛の数)」に、納得がいかないなぁ。


まぁ、オーナー募集の際の牛の価格(1頭400万円程度)を考えれば計算は合うんだけど。

2011/08/14

都城「本宮崎肉 領山」に行ってきた

都城って所は「畜産の町」だけあって、焼肉屋さんがすごくたくさんあるのだ。

が、あんまり行ったことないわけでして。

ちょっと新規開拓してみなきゃねぇ・・・なんて思っていたところにお誘いが。
(こっちから誘ったって話もあるけど)

同行者は種雄牛「勝平正」の生みの親(?)であるNさんなのだ。へっへっへ。

Photo

最近流行ってるみたい・・・・という噂は聞いていた「領山」へ。

2階に通されると、すぐの所に牛の登記のコピーが貼ってある。
ふむふむ、本日頂くお肉はこの牛なのね。

あ~、鹿児島の種牛とか、よくわかんない。
とか言いつつ、月齢をチェックしてしまうあたり(苦笑)

Photo_2

既にほぼ満席。

このお店、コースで食べさせてくれるんだけれど、3500円以上のコースを頼むと
なんと、「2時間飲み放題」になるのだ。

会社の飲み会とか、女子会とかに使いやすい値段設定。

実際、そういったグループばかりで、すごくにぎやか!

▼タレは宮崎らしい甘めの物と、ポン酢ベースの物、あと、酢と醤油が別に。

Photo_3

▼今回は、敢えてコースは頼まずに単品で注文。

Photo_4

写真奥から左回りに

特選ロース(サーロインだった)

特選ヒレ

特上ハラミ

特上カルビ

(特選ロースに付いていた脂身に「邪魔!」「いらん!」「何のため?」と
3人でダメ出ししちゃったですよ。 マジ、余計です。トリミングして欲しい)

ツラミ、ミノ、タンとかも頼んだのだけど、食べるのに夢中で写真を撮り忘れ。

▼タタキにセンマイ刺し(レバ刺しは品切れ)

Photo_5

▼タタキはポン酢ベースのタレに漬けこんである。
 玉ねぎと紫蘇が効いてる~。
 (自分ちのお肉で作るタタキは、絶対に漬けこまないので新鮮)

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▼溶岩プレート

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おおぉぉぉおお、初めて使うぞ!
噂の溶岩プレート!

「遠赤外線効果で、お肉がふっくらジューシー」

という謳い文句につられて通販で買いそうになった一品。

▼溶岩プレートでタンを焼いてみる

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溶岩プレートって温まりにくく、時間が経つと熱過ぎて・・・・
非常に焼くのが難しかったです。
(って、ほぼNさんが焼き係で、私は食べるだけだったんだけど)

ホルモン系を焼くと肉汁と脂がプレートにこびりつきます。

網の様に気軽に「代えて」と言えない所が何とも・・・・

好みでしょうが、私としてはガスコンロ+網の方が好きかなぁ。

決められた予算内で色々飲んで食べて、楽しい時間を過ごすなら最高のお店!

本 宮崎肉 領山
http://www.ryo-zan.net/

都城市牟田町23街区12 0986-24-4129(良い肉)

焼肉の他、鍋料理や「とねどり」も食べられます。

▼おまけ
 2次会(?)で行った、おしゃれなバー
 ・・・・なのに、ビールを頼むシャチョーであった・・・

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2011/08/13

安愚楽牧場・札幌で説明会

安愚楽牧場 牛の委託料 9日以降から支払う  札幌で説明会 再生計画認可に不安

日本農業新聞 2011年8月13日付転載(改行等を加えた)

 黒毛和牛生産の安愚楽牧場(栃木県那須塩原市)が民事再生法の適用を申請した問題を受け、同社の和牛生産にかかわる農家やJA、自治体関係者らと同社役員との会合が12日、札幌市で開かれた。

 出席者によると同社は今月9日以降の牛の委託料は2週間ごとに前払いすると説明した。一方、民事再生法の適用を申請する以前の委託料といった資金は回収のめどが立たないままだ。

 農家らは和牛生産を続けたい意向だが、同社の再生計画の認可を不安視する声も出ている。

 会合には道内から約1000人が出席。会合では、今後の対応を問う位置的に進めるため、関係農家らで全道的な組織づくりを検討することも確認した。

 出席した十勝地域の肉牛農家(53)は、飼育する牛240頭が全て同社から委託されたもの。同社が支払う牛の委託料は、1日1頭当たり480円だが、今月8日までの59日分、約680万円が未払いという。

 「(同社の)再生計画が認められ、今後も飼育を続けたいのが農家皆の思い。ただ、説明を聞く限り計画の認可は難しい印象を受けた」と表情を曇らす。

 道内の安愚楽直営農場に飼料を販売するJAの組合長は「販売代金の回収も手をつけられない状況だ。先が見えない」という。

 同JA管内では、数戸が同社の牛を預かっている。「最悪でも農家経営だけは守ってほしい」と訴える。

 同社は自社農場を全国に40か所持つ他、生産委託牧場が338カ所ある。うち、道内は自社牧場が8カ所、生産委託牧場が154カ所。
 飼養頭数は直営牧場が約3万4000頭、委託牧場が約3万頭の計6万4000頭で、道内の黒毛和牛の3分の1を占める。

※九州地区でも行われるのか??
しかし、数の多さに唖然。
 枝肉相場に関しては来週あたりからの動きが気になるところ。

2011/08/12

安愚楽牧場・預託農家他関連報道

安愚楽牧場の預託農家を多く抱える九州・北海道では影響が大きい

安愚楽牧場が民事再生法申請

去年の口てい疫で通報が遅れたとして宮崎県から厳重注意を受けた栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」が、原発事故などの影響で経営が悪化したとして、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請しました。

栃木県に本社がある「安愚楽牧場」は、繁殖用の牛への投資を募り、子牛を買い取って配当する「和牛オーナー制度」を運営するほか、全国各地で黒毛和牛の飼育を行っています。

ところが原発事故による肉用牛の出荷停止や牛肉価格の下落などの影響を受け、取引先への代金の支払いを停止するなど経営状況が悪化し、会社は10日までに東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し財産の保全命令を受けました。

会社の説明によりますと、ことし3月末時点の負債総額はおよそ619億8700万円にのぼるほか、全国におよそ7万人いるオーナー制度の会員、全員の契約の解除に応じるにはおよそ4000億円が必要だということです。

会社側は原発事故の影響で経営が悪化したとして、東京電力に損害賠償を請求することにしています。

一方、安愚楽牧場をめぐっては去年、県内で口てい疫が発生した当初、感染が疑われる牛の通報が遅れたとして宮崎県からことし3月に文書で厳重注意を受けていました。

県によりますと、県内には安愚楽牧場の直営農場が15か所あるほか、オーナーの牛を預かって飼育している「預託農家」が23戸あり、畜産業全体への影響も心配されています。

新富町の預託農家、伊藤成年さん(51)は安愚楽牧場から100頭余りの牛を預かって飼育していますが、毎月支払われていた安愚楽牧場からの預かり料が7月は支払われませんでした。

また安愚楽牧場側から供給を受けていたエサも、8月に入ってからふだんの4分の1に減らされたということです。
さらに牛舎の水道代など、一か月に15万円かかる費用は自己負担しなければなりません。

伊藤さんは「預託料の支払いが止まって収入がないので牛に十分なエサを与えられない。牛舎に行くとエサを求める鳴き声が聞こえて辛い。牛の世話をやめるわけにはいかずこの先どうなるのか不安だ」と話しています。

また去年、口てい疫の流行で牛を処分したあと、ことし5月に飼育を再開した矢先で「やっと再開できたのに、まさに泣きっ面にハチだ」と話しています。

伊藤さんは、県内の預託農家23戸のグループの会長を務めているため、安愚楽牧場に対し再建計画などの詳しい説明を求めていくことにしています。

県畜産・口蹄疫復興対策局の永山英也局長は「県内の預託農家にきちんとエサが供給され続けるのかなど、今後の影響が心配される。また安愚楽牧場の農場が県内にはたくさんありエサ会社などの取引先も多いので、口てい疫からの復興を目指す畜産業全体にとってもマイナスだと思う」と話していました。

08月10日 19時27分 NHKローカル


安愚楽牧場が再生法申請 県内への影響は…
8月10日 18時08分 MRT

 口蹄疫の問題で、県から行政指導を受けた安愚楽牧場が9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請しました。 県内には安愚楽牧場の預託農家などもあり影響が心配されます。

 民事再生法の適用を申請したのは栃木県に本社がある安愚楽牧場です。安愚楽牧場は、県内3か所を含む全国40か所で直営農場を経営するほか、和牛オーナー制度で事業を拡大。今年3月期には1027億円の売上を計上していました。

しかし、去年の口蹄疫で、約1万5000頭の牛が殺処分されたほか、福島第一原発事故の影響で契約を解除するオーナーが増えたことなどから、経営が悪化。9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し保全命令を受けたということです。

負債額は今年3月末の時点で約620億円に上っていますが、オーナーとの契約の解除にかかる費用は、最大で4000億円になる見込みです。

また、県によりますと県内には安愚楽牧場から預かった牛を飼育する預託農家が西諸地区や児湯地区に22戸あります。

このうち小林市内の預託農家は「6月分の預託料が3分の1しか支払われていない」と話すなど、県内の預託農家の間に不安が広がっています。

(小林市畜産課・大久津和幸課長)「6月分(の預託料)が半分や3分の1しか支払われていないという状況で生活が困窮している状況が続いている。県とも相談しながら対策を考えている状況」

全国に和牛オーナーが約7万人いるという安愚楽牧場。本社がある栃木県などでは、弁護団が結成されていて、出資者の相談を受け付けているということです。

安愚楽牧場を巡っては、川南町の直営農場が、県の検証委員会から水牛農場同様、口蹄疫の「初発」と指摘されたほか、口蹄疫の疑いがある牛が確認されながら通報が遅れたとして、今年3月、県から行政指導を受けていました。


預託料どうなる 安愚楽牧場破綻で本県農家
2011年08月11日 宮日

 全国各地で大規模農場を展開する安愚楽牧場(栃木県那須町)の民事再生法適用の申請が明らかになった10日、畜産県である本県に衝撃が走った。


 同社から預かった牛を飼育する預託農家は「預託料が支払われないと、経営の存続は難しい」と危機感。今後、同社が大量の牛を食肉処理することも予測され、枝肉相場への影響も懸念される。

 県によると、5月末現在、預託農家は22戸。県西部の60代の預託農家は「100頭規模と大規模で牛を預かる農家が多い。預託料が支払われないことになれば、存続は難しい」と苦しげに語る。

新富町新田の伊藤成年さん(51)は「7月支払い分の預託料の振り込みがない。電気、水道料や牛舎にしくのこくず代が月15万円程度かかるが、預託料がないと支払いが厳しい。加えて、支給される餌の量が通常の4分の1になっており、牛の体づくりにも影響が出る」と嘆く。

 県内の預託農家の取りまとめ役を務める伊藤さん。「昨年の口蹄疫では、安愚楽の直営農場の対応が問題視されたが、多くの預託農家はまじめに牛飼いをしている。他の預託農家のためにも今後の再建計画の説明を要求していく」と力を込める。

 走者は、県内15カ所で直営農場を展開していたが、口蹄疫で児湯地域内の12農場が殺処分の対象に。現在も経営を再会できていない。

 高鍋町の直営農場近くに土地を所有する30代の畜産業男性は「口蹄疫の終息後は掃除に来ていたようだが、3か月ぐらい前から人の出入りがなくなった。いつから再開するのかなと思っていたが・・・」と驚いていた。

 同社関係者も不安を隠せない。県内から県外の直営農場へ移動になった従業員は「8月以降、牛の餌が入ってこないため、与える餌の量を半分にして調整している」と苦しい経営状態を証言。
今回の騒動について会社からは何の説明もなく、新聞やテレビ報道で情報を集めており「今後も働くことができるのか不安」と漏らしていた。

 同社は今後、和牛生産事業を縮小し再建を目指すため飼育する牛を大幅に減らす方針という。

 JA宮崎経済連肉用牛課の川原浩二課長補佐は「牛肉が大量に出回ると、相場価格が下がる。東京、大阪の相場価格を基に値を決める県産牛にも影響が広がる」と懸念する。


大分県の畜産農家にも影響

「和牛オーナー制度」を運営し、大分県にも直営の牧場や牛の育成を委託された農家がある栃木県の畜産会社、「安愚楽牧場」が、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、財産の保全命令を受けました。

栃木県に本社がある安愚楽牧場は、繁殖用の牛への投資を募り、子牛を買い取って配当する「和牛オーナー制度」を運営するほか、大分県など全国各地で黒毛和牛の飼育を行っています。

ところが、家畜の伝染病、口てい疫や、原発事故による牛肉価格の下落などの影響で経営状況が悪化し、会社は10日までに東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、財産の保全命令を受けました。

民間の信用調査会社、「東京商工リサーチ」によりますと、ことし3月末時点の負債総額は、600億円以上にのぼるということです。

大分県によりますと、県内でも、杵築市と竹田市に直営の牧場があるほか、13の農家が委託を受けて安愚楽牧場の肉用牛を育てています。

飼育頭数は去年11月の時点で、県内の肉用牛の1割以上にあたる合わせて8000頭余りにのぼるということで、県は、「牛の数が多く、県内の畜産への影響も懸念される」としています。

委託を受けて牛を育てている県北部の農家は、「経営が厳しいという話は以前からあり、最近は委託料も払われていなかった。大きな収入だったので今後どうなるか心配だ」と話していました。

会社側は今月17日に神戸市で、19日に東京で債権者向けの説明会を開く予定だということです。

08月10日 18時42分 NHKローカル(大分)

安愚楽牧場の預託料は…対策組織の動き【十勝】

十勝毎日新聞 - 2011/08/11 14:24


民事再生法の適用を申請した安愚楽牧場の足寄にある直営牧場。預託農家に不安が広がっている

 黒毛和牛生産の「安愚楽牧場」(本社・栃木県)が東京地裁に民事再生法の適用を申請し、十勝管内でも関係する農家に不安が広がっている。道農政部によると、管内の契約預託牧場は約50戸に上る。直営牧場を抱える自治体では対策を模索しているほか、今後、被害農家が連携して組織を立ち上げる動きも出てきそうだ。

 「この先どうなるのか…」

 「民事再生は可能か」

 10日午後、足寄町内で開かれた預託農家6戸の会合では不安の声が上がった。240頭を預かる農家は粗飼料を自前で賄っているが、「今週中に餌が底を突く農家もいる」と心配する。

 直営牧場のある足寄町では14戸の預託農家で約2500頭を飼養、JAあしょろ管理の町営大規模草地に約550頭が預けられている。直営牧場では3000頭が飼われ、27人が雇用されている。

 会社側から同日、「9日以降の預託料は数日分支払う」という内容の文書が町内の預託農家に送付された。240頭を預かる農家は「9日以降の預託料5日分は数日中に払うと言うが本当に資金は回るのか。9日以前の分は債権になると言われ支払われないと感じた」と漏らした。

 同じく直営牧場がある浦幌町には、預託農家が11戸あり、総飼養頭数は約3900頭と町内全体(3月末で7867頭)の半数に及ぶ。JAうらほろは育成牧場で預託農家の牛を預かっており、今後の動向に気をもむ。町、JA、農業委員会、改良普及センターなどは11日、連絡会議を開いて情報共有を図る。

 JAうらほろの関係者は「安愚楽は個々の農家と契約して事業を行っている。農家個々の立場は弱く、連携することが必要」と語る。

 全国各地では出資者の弁護団立ち上げの動きが起きており、管内の関係者は「被害農家の組織を立ち上げる必要がある」とする。12日にはJA道中央会が札幌市内で対策会議を開催するが、被害農家の組織立ち上げも議題に上がる可能性がある。

 一方、同社は和牛オーナーに対する返還金について、和牛を順次売却して得られた資金を充てる方針。これに対し管内のあるJA幹部は「預託の牛はどうなるのか。もし市場で売られたら相場が大変なことになるのでは」と市場価格への悪影響を懸念する。

 十勝管内は直営が3牧場(音更、浦幌、足寄)、預託牧場は約50カ所。十勝毎日新聞社の取材では、同社関係の牧場があるのは9JA管内(うらほろ、あしょろ、十勝清水町、帯広かわにし、さつない、上士幌町、大樹町、中札内村、本別町)となっている。JA道中央会のまとめでは当初11JA管内に牧場があるとされたが、帯広大正、幕別町、忠類の3JAの管内にはなかった。


入金停止で連鎖破綻も  契約農家が悲鳴

日本農業新聞 2011年8月11日付転載(改行を加えた)

 安愚楽牧場と契約して北海道で2000頭近い繁殖雌牛を育てている農家は、同牧場が民事再生法を申請したと聞き「先月分の資金も十分にもらっていない。今月も資金が入らなければ、経営はおしまいだ」と困惑する。

 同牧場から連絡があったのは7月25日。農家によると「原発の影響で肉牛が値下がりし、預託料を支払うことができないと言われた」という。

その後、8月1日には債務調査の方針が同牧場から出たが、今後についての説明はなかった

 預託料は牛の餌代と従業員の給料、納期や設備の資金としているもの。十数人の従業員を抱えているため何とか人件費分は振り込んでもらったものの、飼料代は滞ったままだ。

農家が十年間で投資した額は数億円に上り、「このままでは人件費はもちろん、牛を管理し続けることもできない」と苦悩する。

 次に資金が入る予定なのは8月25日。農家は「毎日が不安で仕方がない」と話す。

安愚楽牧場 県内でも影響 [08/11 19:28] MBC 鹿児島放送

「和牛オーナー制度」と呼ばれる独自の投資商法で和牛生産を全国展開する栃木県の安愚楽牧場が多額の負債を抱え民事再生法の適用を申請したことを受け、県内でも影響が広がっています。

安愚楽牧場が行う「和牛オーナー制度」とはまず、投資家に繁殖用の牛を購入してもらいます。生まれた子牛は安愚楽牧場が買い取って育てます。そして大きくなった牛を売却した際に出た利益の一部を投資家に配当金として支払うものです。

高利回りの投資商品として人気を集め投資した和牛オーナーは全国におよそ7万人いるとされていますが、口蹄疫の影響や福島第一原発事故の影響で経営が悪化。おととい民事再生法の適用を申請しました。負債総額は今年3月末でおよそ620億円です。

南さつま市には安愚楽牧場直営の牧場があり、およそ500頭の牛を飼育していますが、今回の民事再生法適用の申請について、「詳しいことは分からない。牧場では、牛の世話などの通常業務を行っている」と話していました。

一方、南さつま市では、きょう午前中に、担当の職員が直営農場と、合わせておよそ280頭の牛を預かって育てている2つの農家に牛のえさが届いているかなど、状況の確認を行ったということです。

なお、県畜産課によりますと県内には安愚楽牧場から子牛の飼育を委託されている農家がおよそ50件あり、「ここ1~2か月分の委託金が支払われていない」との相談も寄せられているということです。

また県消費生活センターには和牛オーナー商法に関する相談が今年1月から5月までに6件寄せられているということで今後、更に影響が広がる可能性もあります。

道南は4カ所「預託」…安愚楽牧場問題


 経営難に陥っていた和牛オーナー制度の「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)が東京地裁に民事再生法の適用を申請した問題で、道南には預託先牧場が3カ所、個別に牛を預かっている農家が1カ所あることが11日分かった。直営牧場はない。いずれも渡島管内で、既に預託料の支払いが滞っている例もあり、関係者からは不安の声も出ている。

 道農政部によると、道内には音更牧場(十勝管内音更町)や胆振牧場(胆振管内厚真町)など8直営牧場がある。このほかに、預託牧場や農家が154カ所、飼育頭数は約6万4000頭に上る。今回の事態を受け、道は「情報を集め、今後の対応を研究している段階」(農政部)という。

 渡島管内は、北斗市営牧場(同市村山)で534頭を飼育。同牧場では6月から牛を預かり始めたが「6、7月分の預託料が入ってこない。遅れてでも入ってくれば問題はないが、万が一焦げついた場合に、どういった対応が可能か慎重に検討したい」(市農政課)とする。

 八雲町育成牧場(同町熱田)でも210頭を飼育。「月に約200万円の預託料は牧場収入全体の約3分の1を占めていて、それが入ってこないと町財政に与える影響も大きい。預託料をきちんと納めてもらいたいが、先行きが見えず不安…」(町農林課)と漏らす。

 JA新はこだてが管理する南渡島地区家畜育成牧場(木古内町幸連)でも43頭を飼育。このほかに、八雲町内に預託先農家が1戸あり、約70頭を飼育している。

 道などによると、同社は債権者説明会を17日に神戸市、19日に東京都内でそれぞれ開く。

 同社は、黒毛和牛生産では全国トップ規模を誇る畜産会社。オーナーは全国に約7万人いる。福島第一原発事故の影響で、放射性セシウムを含む稲わらを食べた牛肉の流通により、牛肉消費が減り市場価格が下落したことなどで、急速に資金繰りが悪化したとみられる。

update 2011/8/12 10:33 提供 函館新聞社

※23:18追記
 入金がなかったらしい件 ↓


安愚楽牧場破たん・不安募る預託農家

2011年08月12日 UMK

和牛のオーナーを募っていた安愚楽牧場の経営破たんで牛の飼育委託を受けていた県内の農家は不安と戸惑いを見せています。

安愚楽牧場の牛を預かり飼育している県内の農家は23戸、「安愚楽」の経営破たんで農家への預託料の支払いは滞り、えさの供給が大幅に減るなど影響が出ています。

新富町の肥育農家・伊藤成年さんは、預託農家の会の会長です。
伊藤さんの所にはきのう安愚楽牧場側からFAXで「今月9日から22日までの2週間分の預託料は支払う」と連絡が来ました。

FAXでは支払い予定日はきょうになっていましたが入金はなく農家の不安は募っています。

2011/08/11

近江牛グッズいろいろ

なんか重いネタやら、硬いネタが続いたので息抜き (* ̄ー ̄*)

Photo

△近江牛キューピーheart01

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△近江牛ステーキキューピー heart01 霜降りですぜ ( ´艸`)プププ

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△近江牛根付ストラップheart01  牛の顔が怖いんですけど・・・

いずれも、このブログにコメントをくれるYOSHIさんがお土産にくれたもの。

名古屋で畜産関係の車両が多く集まる場所で働いてるYOSHIさんは、

去年の口蹄疫の時、実家が高鍋にあるがために

「帰省するなよ」と言われて、宮崎に帰れなかったのだ。

今回帰省するにあたって、我が家にも寄ってくれた。

お土産、ありがとね。

ご当地キューピー(牛バージョン)は、ちょいと憧れなのさ。

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2011/08/10

口蹄疫・家畜の飼養ルール、防疫指針 2011年

家畜の飼養ルール決定 埋却用地面積を提示 農水省

日本農業新聞 2011年8月6日付(改行等を加えた)

 農水省は5日、家畜伝染病予防法の改正を受けて見直す、新たな飼養衛生管理基準や防疫指針といった飼養ルールを決めた。

殺処分した家畜を焼却・埋却するための事前準備として、成牛1頭当たり約5平方メートル、肥育豚は同0.9平方メートル、成蹊100羽当たり0.7平方メートルの埋却用地、もしくは焼却・化製処理のための施設などを用意することなどを求める内容。

国民から意見を聞くパブリックコメントを経て、10月1日から運用する。

 食料・農業・農村政策審議会家畜衛生部会が同日、見直し案をまとめ、鹿野道彦農相に答申。
飼養衛生管理基準が守られていない場合、殺処分に対する手当金が減る可能性がある。

ただ、基準違反に対して、すぐに罰則(3年以下の懲役または100万円以下の罰金)が適用されることはない。

 確保すべき埋却用地面積はあくまで目安で、疑似患畜を埋める重機を使うのに必要な作業スペースなどを踏まえ、都道府県の家畜保健衛生所が基準を満たしているかを確認する。

自治体が共同埋却用地として公用地を用意することも認める。

農場を開設する場合や畜舎を増設する場合が対象で、既存の畜舎には当面、適用しない。

 埋却などへの準備のほかには

①農場内で消毒を徹底する衛生管理区域を決め、養豚・養鶏農家は同区域専用の衣服と靴を用意

②家畜の健康に悪影響となる過密な状態で飼養しない

③大規模農場は家畜保健衛生所と緊密に連絡を取る獣医師を設置

-------などを見直す。

 高病原性鳥インフルエンザの防疫指針では、昨年11月の発生事例で封じ込めに成功したことなどを踏まえ、移動制限区域を従来の発生農場から原則10キロから3キロ圏内に縮小。
これに伴い、搬出制限区域を3キロから10キロ圏内にする。

★飼養ルール見直しのポイント

☆飼養衛生管理基準

・農家が都道府県に通報すべき症状を、畜種別に明確化

・家畜の埋却地の確保、または焼却・化製処理の準備

・農場内で諸毒を徹底する衛生管理区域を明確化
 豚舎、鶏舎は、同区域専用の衣服と靴を用意

・家畜の健康に悪影響となる過密な状態で飼養しない

・大規模農場は家畜保健衛生所と緊密に連絡を取る担当獣医師を設置

☆防疫指針

・消毒ポイントの設置場所の考え方を明記

・高病原性鳥インフルエンザの移動制限区域の範囲を、発生農場を中心に半径10キロから半径3キロ圏内に縮小、搬出制限区域を同3キロから10キロ圏内にする

・低病原性鳥インフルの移動制限を同5キロから1キロに縮小

・口蹄疫への対応で、殺処分の対象の種雄牛などに対し、特例的に救済は一切行わない

 

農家の順守事項明確化 家伝法改正に伴う飼養衛生管理基準案/食料・農業・農村政策審議会 家畜衛生部会

農業共済新聞(2面・総合)【2011年8月1週号】(改行を加えた)
nosai

 農林水産省は7月26日、食料・農業・農村政策審議会家畜衛生部会を開き、改正家畜伝染病予防法を踏まえた新たな飼養衛生管理基準案を示した。

農場内に消毒などを徹底する衛生管理区域の設定など農家の順守事項をまとめた。
口蹄疫と鳥インフルエンザは、家畜保健衛生所への早期通報を義務付ける特定症状を定め、国や都道府県の役割を規定した防疫指針の見直し案も提示した。

9月上旬に正式に決定し、改正家伝法とあわせて10月から施行する。今年も韓国や台湾などでは口蹄疫が発生しており、防疫対策の強化は欠かせない。新たな飼養衛生管理基準や防疫指針を周知・徹底し、着実に実行していく必要がある。

 改正家伝法は、家畜伝染病の「発生の予防」「早期発見・通報」「迅速・的確な初動」の3点セットによる防疫対策の強化を掲げている。

 「予防」の強化・徹底は、牛や豚、鳥など畜種ごとに規定する新たな飼養衛生管理基準で実効性を確保する。

基準案では共通事項に

〈1〉家畜防疫に関する最新情報を把握

〈2〉農場内に衛生管理区域を設定し、不要不急な者の立ち入り制限や入場車両・者の消毒の実施などを徹底

〈3〉入場者に関する記録を作成し、1年間保存――などを挙げた。

毎日の健康観察と異状時の早期通報・出荷停止も明記した。

 早期通報を義務付けされる特定症状は、口蹄疫や鳥インフルエンザについて具体的に示した。

口蹄疫は39度以上の発熱があり、泡沫性流涎〈ほうまつせいりゅうぜん〉(よだれ)や起立不能などを呈し、口腔(こうくう)内や口唇、蹄部などに水疱(すいほう)やびらんが見れる場合などとした。

また、成牛は200頭以上などの基準を示し、大規模農家には追加措置を設けた。

家畜保健衛生所と緊密に連携を行う担当獣医師の設置や通報ルールの作成と従業員への徹底を求めた。

 改正家伝法では、患畜・疑似患畜の評価額は全額を国が補償する。一方、飼養衛生管理基準を順守しなかった場合などは、手当金の不交付・返還を求める罰則規定がある。

▼詳しくは農水省のHPを

食料・農業・農村政策審議会 第15回家畜衛生部会 配布資料一覧
http://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/eisei/bukai_15/index.html

全体概要
http://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/eisei/bukai_15/pdf/gaiyou.pdf

家伝法改正を踏まえた飼養衛生管理基準等の見直し
(口蹄疫関連を抜粋:山崎)

1 「予防」のための飼養衛生管理基準(別紙1)

① 農家の防疫意識の向上
② 消毒等を徹底するエリアの設定
③ 毎日の健康観察と早期通報・出荷停止
④ 埋却地の確保等
⑤ 大規模農場に関する追加措置

2 特定の症状を発見した場合における「早期通報」 (別紙2)

○ 農家は、特定の症状があれば、必ず家畜保健衛生所に届け出る義務

3 「的確な初動」等のための防疫指針(別紙3)

① 発生時に備えた国・都道府県の事前準備の明確化
② 通報から病性判定に至るプロセスの改善
③ 発生確認時の国からの職員派遣等、国と都道府県との連携
④ 殺処分等のルール化・マニュアル化
⑤ 移動制限区域の設定、解除等のルールの改善

1飼養衛生管理基準の見直し

1 家畜防疫に関する最新情報の把握(内容を具体化して冒頭に)

2 衛生管理区域の設定(新設)
・ 徹底した衛生管理が必要な区域とその他の区域との区分

3.衛生管理区域への病原体の持込み防止(拡充強化)
・ 不要不急な者の立入りの制限
・ 消毒設備の設置と入場車両・入場者に対する消毒の実施

4.野生生物等からの病原体の感染防止(拡充強化)
・ 給餌・給水設備への野生生物の排せつ物等の混入防止
・ 養鶏農家の防鳥ネット等の整備

5.衛生管理区域の衛生状態の確保(拡充強化)
・ 畜舎・器具の定期的な清掃又は消毒及び密飼いの防止

6.家畜の健康観察と異状がある場合の対処
(早期通報を明示し、拡充強化)
・ 毎日の健康観察と異状時の早期通報・出荷停止

7.埋却地の確保等(新設)
・ 埋却地の確保又は焼却・化製のための準備

8.感染ルート等の早期特定のための記録の作成・保存(新設)
・ 入場者に関する記録の作成・保存

9.大規模農場に関する追加措置(新設)
・ 家畜保健衛生所と緊密に連絡を行う担当獣医師の設置
・ 通報ルールの作成

2飼養衛生管理基準の見直しについて(畜産農家の皆様へ)

1 昨年4月に宮崎で発生した口蹄疫は、残念ながら、我が国の畜産にとってかってないほど大きな被害をもたらしましたが、家畜伝染病による被害を最小限に止めるためには、「発生の予防」、「早期の発見・通報」及び「迅速・的確な初動」が重要です。

2 「発生の予防」のためには、空港や海港における輸入検疫の強化と並んで、畜産農家の方々に日頃から適切に飼養衛生管理していただくことが大切です。このため、今回、家畜伝染病予防法に基づく「飼養衛生管理基準」を大きく見直すこととしました。

3 飼養衛生管理基準は、これまでは畜種別に分けることなく設定していましたが、今回は畜種別に分け、かつ、衛生管理の基本となる事項について、より具体的にわかりやすく設定する方向で検討を進めております。

既に取り組まれている方もかなりおられるかと思いますが、こうした衛生管理を徹底していただくことで、悪性の家畜伝染病の発生予防のみならず、慢性疾病の予防、育成率や増体の向上など、経営面でも大きな効果が得られるかと思います。

4 飼養衛生管理基準は、畜産農家のみなさんに遵守していただく必要がありますが、改正された家伝法では、都道府県による「指導・助言→勧告→命令」という手順が規定されております。
したがって、基準違反に対して、いきなり罰則が適用されることにはなりませんが、各県におかれましては、地域の衛生水準向上の観点からも、市町村や関係団体と連携しながら、畜産農家のみなさんに遵守していただくよう、積極的な取組をお願いいたします。

5 なお、改正された家伝法では、殺処分に際しての手当金について、評価額の4/5から5/5に引き上げる一方で、発生の予防等に必要な措置を講じなかった場合には、手当金を交付しない、あるいは減額することになります。

具体的には、発生農家における「飼養衛生管理基準」全体の遵守状況が、標準的な畜産農家の遵守状況と比べて、大きく劣っているかどうかなどを精査した上で判断することになります。したがって、「飼養衛生管理基準」の一部項目の遵守が不十分であることのみを理由として、手当金が直ちに減額されることにはならないことを申し添えます。

6 また、「発生の予防」は、地域ぐるみでの対応がより効果をあげることになります。是非、家畜保健衛生所等と連絡を密にし、地域の畜産農家が連携して「飼養衛生管理基準」の遵守に取り組んでいただきますよう、お願いいたします。

3特定の症状を発見した場合における早期通報について

【口蹄疫】

次の1~3のいずれか一つ以上の症状を呈していることを発見した獣医師又は家畜の所有者若しくは管理者は、都道府県知事にその旨を届け出なければならない。

牛、水牛、鹿、めん羊、山羊、豚及びいのしし

1-① 39.0℃以上の発熱を示した家畜が、

1-② 泡沫性流涎、跛行、起立不能、泌乳量の大幅な低下又は泌乳停止のいずれかを呈し、

1-③ かつ、その口腔内、口唇、鼻腔内、鼻部、蹄部、乳頭又は乳房(以下「口腔内等」という。)のいずれかに水疱、びらん、潰瘍又は瘢痕(外傷に起因するものを除く。以下「水疱等」という。)を呈している場合
※ 鹿にあっては、1-①及び1-③を呈している場合

2 同一の畜房(単飼の場合にあっては、同一の畜舎)内において、その口腔内等に水疱等を呈している家畜が複数頭存在している場合
※単飼:繁殖農家やスタンチョンを用いたつなぎ飼い

3 同一の畜房内において、哺乳畜の半数以上が過去2日以内に死亡した場合(単飼の場合にあっては、隣接する畜房において、複数頭の哺乳畜が過去2日以内に死亡した場合)
※ 上記の症状を呈している原因が、不適切な飼養管理、急激な気温の変化又は火災、風水害その他の非常災害等明らかな場合を除く。

口蹄疫防疫指針の見直し

1.予防及び発生時に備えた事前準備

2.異常家畜の発見・検査・病性判定

・ 通報があった場合、都道府県は直ちに現地に赴き、異常家畜の写真等を国に報告、検体を動物衛生研究所に送付

・ 農林水産省は、遺伝子検査の結果等を踏まえて病性を判定

3.病性判定時の措置

・ 農林水産省対策本部・都道府県対策本部を速やかに設置

・ 国は、国と都道府県との連絡調整員、疫学の専門家、緊急支援チーム及び疫学調査チームを直ちに現地に派遣

4.発生農場における防疫措置

・ 殺処分・埋却等のルール化(別途作業マニュアルを作成)

5.移動制限区域及び搬出制限区域の設定

・ 原則として発生農場を中心に半径10kmの移動制限区域、半径20kmの搬出制限区域を設定

・ 通報が遅れた場合、半径10kmを超えて設定

・ 発生状況を踏まえて区域を拡大・縮小

6.ウイルスの浸潤状況の確認

・ 疫学調査・周辺農場の調査のルールの明確化
・ 国は、上記調査の結果等を踏まえ、必要に応じ速やかに防疫方針を改定(緊急防疫指針の決定など)

7.予防的殺処分

・ 予防的殺処分を実施するタイミング( 通報の遅さ、感染の広がり、周辺の飼養密度、埋却等の 進捗状況等を考慮して、初動対応では感染拡大の防止が困難と考えられる場合)を明記

8. その他

・ 種雄牛など個別の特例的な扱いは一切行わない旨を明記

※ 牛疫 、牛肺疫及びアフリカ豚コレラについては、口蹄疫防疫指針に準じて作成

※農水省ではパブリックコメントを募集中(2011年9月4日まで)

家畜伝染病予防法施行規則の改正等についての意見・情報の募集について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=550001415&Mode=0

口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針の変更等について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=550001414&Mode=0

通報の症状明確化
 家畜伝染病 防疫指針で見直し案
(日本農業新聞 2011年7月27日) 

鳥フル移動制限3キロ
 防疫指針 経済考慮10キロから縮小 農水省検討
(宮崎日日新聞 2011年7月28日)

と、報道は他にもされたが、内容が被るので割愛。

宮日の記事では、

★防疫指針は本県での教訓を反映

・ウイルスの地域への広がりを調べる湿潤調査を盛り込んだ
・湿潤調査の結果を踏まえ、必要に応じ緊急防疫措置などを策定し、予防的殺処分の実施時期を明示

★水際対策

・10月の完全施行をめざし、8月中に空港で試験的に入国者への質問などを実施する予定

★宮崎県としては「密飼い」の定義を国に求めている

などが書かれている。

また、適正飼育規模に関して指標を作るとの報道も

適正飼育規模の指標作成へ

去年の口てい疫で、家畜の飼育頭数が過密状態とされた問題で、宮崎県は来月までに家畜一頭あたりの適正な飼育面積などの指標を作ることを決めました。

去年、宮崎県で感染が広がった口てい疫の問題では、およそ30万頭の家畜が処分され、国と県の検証委員会は、いずれも農場での飼育頭数が過密状態だったことが感染拡大の要因の1つになったと指摘しています。

これを受けて宮崎県は先月から生産者や、畜産団体の代表、大学教授などと、飼育規模に関する検討を始めています。

8日は県庁で2回目の会合が開かれ、再発や感染拡大を防ぐことを最優先としながらも、同時に農家の生産性を維持する観点も重要だという認識で一致しました。

その上で宮崎県は、農家が飼育する家畜1頭あたりで適正とされる農場の面積などの指標を作る方針を決めました。

宮崎県は今後、関係団体などと意見交換を進め、9月までに指標を示すことにしています。

宮崎県畜産・口蹄疫復興対策局の永山英也局長は「農家単位のほか、地域単位でも飼育規模の調査を進めて指標を示し、農家への普及を進めていきたい」と話していました。

08月08日 18時23分 NHKローカル

安愚楽牧場 再生法申請

再生法申請という事で、多くのマスコミが取り上げ始めた。


帝国データバンク

http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3497.html

2011/08/10(水) 肉牛飼育、和牛預託オーナー制度の運営
放射能汚染による風評被害で牛肉価格が下落
株式会社安愚楽牧場
民事再生法の適用を申請
負債619億8700万円
TDB企業コード:200798903
「栃木」 (株)安愚楽牧場(資本金3000万円、那須塩原市埼玉2-37、登記面=那須郡那須町高久丙1796、代表三ヶ尻久美子氏、従業員514名)は、8月9日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

 申請代理人は柳澤憲弁護士(港区虎ノ門1-22-13、電話03-3580-1331)ほか1名。監督委員には渡邊顯弁護士(港区虎ノ門4-3-1、電話03-5405-4080)が選任されている。

安愚楽牧場が再生法を申請 「原発事故後に解約増えた」

asahi.com
記事2011年8月10日3時1分(改行を加えた)


 和牛オーナー制度を運営する安愚楽(あぐら)牧場(本社・栃木県、資本金3千万円)が9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、財産保全命令を受けた。同社幹部によると、契約していたオーナーは約7万1千人。同社の決算書(3月末時点)によると、負債額は619億8700万円。

 同社幹部は朝日新聞の取材に「契約上、オーナーから繁殖雌牛を買い戻さなければならず、その費用を含めると4千億円以上が必要になる」と語った。しかし、同社の再建計画案では、牛の買い戻し額は元本の1割程度と想定されており、オーナーにとっては大幅な元本割れになる可能性が高い。

 同社幹部によると、東京電力福島第一原発事故のあった3月以降、オーナーからの解約申し込みが従来の3~4倍に増えた。牛肉の価格や消費の急落もあって経営悪化が表面化。取引先やオーナーらへの支払いを止める一方、財務調査を弁護士に依頼していた。

 この幹部によると、再建計画案は、

全国に40カ所ある直営牧場を10カ所程度に集約

▽333カ所の委託牧場も縮小か廃止

▽飼育規模を現状の約15万頭から数万頭に減らす

▽700人近い従業員の整理――が柱。

 オーナー制度は、個人投資家らに和牛の繁殖雌牛を購入してもらい、生まれた子牛を安愚楽牧場が買い取るというもの。繁殖雌牛は同社関連の牧場で飼育し、契約終了後には買い戻す。投機目的で利用するオーナーも多いという。

 幹部は「オーナーは47都道府県に約7万1千人」と説明。繁殖雌牛の購入費や飼育・管理費、えさ代など3億円を投じているオーナーもいる。利回りはバブル期には年10%を超え、東日本大震災前で年3~4%という。

 まず17日に神戸市、19日に東京都内でオーナーら債権者を対象にした説明会を開く予定。幹部は「和牛市場は右肩上がりを想定していたが、昨年に発生した口蹄疫(こうていえき)に次いで原発事故と、想定外の事態に見舞われた。誠意をもって経緯を説明する」と話している。(細見るい)


安愚楽牧場が再生法申請 負債総額620億円 東電に賠償請求へ
2011.8.10 09:43 産経

 和牛オーナー制度で資金調達し、黒毛和牛の生産を全国展開する畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)が、9日に東京地裁に民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けたことが10日、同社幹部への取材で分かった。3月末時点の負債総額は約619億8700万円。

 オーナーは47都道府県に約7万人おり、契約解除にかかる費用は最大で約4千億円になる見込みで、負債総額はさらに膨らむとみられる。

 幹部は、経営悪化の要因として、東京電力福島第1原発事故による契約解除の増加や和牛の価格下落を挙げ、「われわれの過失もあるが、東電の過失割合は大きい」として、損害賠償を請求する考えを示した。

 今月17日に神戸市、19日に東京都内で債権者への説明会を開く予定。


※日付は前後するが、出資者の弁護団結成のニュース

安愚楽牧場問題、出資者の弁護団結成

 和牛オーナー制度で知られる安愚楽牧場(栃木県那須塩原市)が経営悪化により出資者へ代金の支払いを停止している問題で、栃木県弁護士会消費者問題対策委員会委員長の須藤博弁護士らが8日、同牧場への出資者の相談などに応じる弁護団を結成した。


 同県内の弁護士13人で構成し、出資者らを対象とした説明会を今後開く。東京での弁護団結成も呼び掛けるという。須藤弁護士は「歴史的な大型倒産になりかねない。大規模な消費者被害を出さないよう対応していきたい」と話した。

(2011年8月9日08時57分 読売新聞)


安愚楽会員の弁護団を結成

「和牛オーナー制度」と呼ばれる投資で全国に会員をもつ栃木県の畜産会社、「安愚楽牧場」の経営が悪化し、取引先への支払いが停止していることを受けて、栃木県内の会員の相談に応じる弁護団が8日、結成されました。

那須塩原市に本社がある安愚楽牧場は、繁殖用の牛への投資を募り子牛を買い取って配当する「和牛オーナー制度」を運営し、全国におよそ3万人の会員がいるとされています。

ところが原発事故や口てい疫による牛肉価格の下落などの影響で経営が悪化し、今月に入って、取引先への支払いを停止していることが明らかになりました。

こうした事態を受けて栃木県内の13人の弁護士が弁護団を結成し、8日夜、宇都宮市で初めての会議を開きました。

弁護団によりますと、これまでに会員からの相談が数十件寄せられ、中には3億円も出資したケースもあるということですが、会社側からの具体的な説明はないということです。

このため弁護団は、今月28日に宇都宮市で県内の会員を対象とした相談会を開き、詳しい状況を把握するとともに今後の対応を検討するということです。

また、安愚楽牧場の会員は全国に数多くいることから、弁護団では、県外で相談に応じる弁護団の結成も呼びかけることにしています。

08月09日 09時58分 NHK(栃木)


※九州の報道では、畜産業に与える影響や預託農場の問題なども


出資者対象に弁護団結成 安愚楽牧場経営悪化
2011年08月10日 宮日

 本県をはじめ全国で黒毛和牛生産を展開する畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県那須町)の経営が悪化している問題で、同県の弁護士が9日までに、出資者の相談を受け付ける弁護団を結成した。

 須藤博弁護士によると、対象は同県の出資者。28日に説明会を開き、契約状況や出資額などを聞き取り調査する。他県の出資者からも相談が寄せられていることから、消費者問題を扱う東京都内の弁護士が中心となって、全国的な弁護団設立に向けて準備を進めているという。 

 同社の経営悪化を巡っては、同社から預かった牛を飼育する「預託農場」への預託料の支払いが滞っている問題も発生している。 本県の畜産・口蹄疫復興対策局によると、5月末現在、県内にも同社の預託農家が22戸あるという。

 須藤弁護士は「救済対象に預託農家を加えることも今後検討する必要がある」としている。
(後略)

安愚楽牧場 再生法申請、九州の畜産業に影響も


 和牛オーナー制度を運営する「安愚楽牧場」(栃木県那須塩原市)は9日に民事再生法の適用を東京地裁に申請し、財産保全命令を受けたことが10日、わかった。帝国データバンクによると負債総額は619億円。

                ◇

 帝国データバンク福岡支店によると、安愚楽牧場は全国の直営牧場約40か所のうち、九州・沖縄で21か所を展開。県別では、宮崎が15か所で最も多く、大分と鹿児島に各2か所、熊本と沖縄に各1か所ある。ほかに契約牧場も約130か所あるという。

 飼育頭数(3月末)は全国の直営牧場で約7万3400頭、契約牧場で約7万1800頭に上るが、この約半数が九州で飼育されているとみられ、地場畜産業への影響も懸念される。

(2011年8月10日 読売新聞 九州版)


★以下、独り言

朝日新聞の記事が一番詳しいか。

しかし・・・・

あれれれれ?
オーナー数が約3万人から7万1千人に増えてるし。
普通ならオーナー数の増加は大いに宣伝したいところだろうに、なぜ少なく公表していたのだろうか?

オーナーは繁殖牛を購入し、それを安愚楽に預け、子牛の売却益を得て、契約が終了したら繁殖牛を安愚楽に買い取ってもらう仕組みらしいのだが、果たして繁殖牛の数とオーナーの数が合うのか精査する必要があるかも。

しかし、「3億円を投じているオーナー」とか・・・・


再生法申請のニュースが出ると、こんな記事も出てくる↓

安愚楽牧場「経営ずさん」と元従業員 口蹄疫隠そうとしたことも 2011.8.10 14:36 産経

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110810/biz11081014370010-n1.htm

 民事再生法の適用を申請した安愚楽牧場は、昨年に宮崎県内の同社牧場で口蹄疫が発生した際、牛の異常について通報遅れがあったとして、今年3月に県から改善指導を受けていた。発生牧場の元従業員は10日、「当時の経営はかなりずさんだった」と話した。

 県によると、牛約720頭が殺処分された川南町の同社大規模農場では昨年4月中旬、牛によだれなどの異常を確認したが、2日後に県が聞き取り調査を実施するまで通報しなかった。獣医師の診断に基づき投薬すると法律で定められているが、診断を受けないまま従業員が投薬することも常態化していたという。

 口蹄疫が発生した別の同社農場にいた元従業員の男性は「上司は口蹄疫が疑われる症状を見つけても隠そうとしていた。投薬もやっていいと会社から言われていたので、疑問を持たず、当たり前にやっていた」と振り返る。

2011/08/04

安愚楽牧場倒産?3

安愚楽牧場経営悪化  牛の管理どうすれば   県内預託農家 支払い滞り募る不安

2011年08月03日 宮日

 本県をはじめ全国で黒毛和牛生産を展開する畜産会社「安愚楽牧場」(本社栃木県)が経営悪化した問題で、同社から預かった牛を飼育する「預託農家」に不安が広がっている。

 預託料の支払いが滞りがちで、先行きが見えないからだ。同社が手掛ける「和牛オーナー制度」も含め、専門家は「被害総額は数千億円」と指摘する。

 県畜産・口蹄疫復興対策局によると、5月末現在、県内の同社の預託農家は22戸。本県を昨年襲った口蹄疫で、感染が集中した児湯地域にも3戸あるという。

 県内で100頭以上の牛を預かる60代の畜産農家男性は、同社からの7月分の支払いが、それまでと比べて3分の1程度に減ったという。

「安愚楽牧場が再建できないなど最悪の場合、生きている牛の管理をどうすればいいのか。農家に所有権はなく、預かっている以上、処理することはできない」と不安を隠せない。

 県内の預託農家の半数に上る11戸が管内にあるJAこばやしが1日、経営状態などの聞き取り調査を行ったところ、「7月支払いの預託料が一部しか払われていない」との声が聞かれた。

 同社によると、口蹄疫、東日本大震災に伴う福島第一原発事故による牛の出荷制限が経営を直撃。さらに、牛から放射性セシウムが検出された問題による風評被害で牛肉の消費や価格が急落したことが響いた。
「各預託農家に支払いが困難になった経営状態を説明した上で、理解を求めている」という。

 同対策局は「具体的にどのように動くかは決めていないが、市町村と情報を交換しながら事態の把握に努めたい」と受け取る。

 一方、同社は繁殖牛への出資者を募り、生まれた子牛を買い取る独自のビジネス「和牛オーナー制度」も全国で展開しているが、オーナーらへの7月分の支払いも止めている。

 この問題に詳しい紀藤正樹弁護士(東京)は「今後も預託農家やオーナーへの支払いが滞る可能性が高く、経営を好転させるのは難しいだろう。被害総額が数千億円に上る可能性がある」と指摘。被害者救済のための弁護団設立に向けて準備を進めているという。

 

安愚楽牧場の経営悪化問題、被害者弁護団結成へ


 和牛オーナー制度で知られる栃木県那須塩原市の安愚楽牧場が経営の行き詰まりから取引先などへの代金支払いを停止している問題で、日本弁護士連合会消費者問題対策委員会の副委員長を務める紀藤正樹弁護士(東京第二弁護士会)は3日、弁護団を来週にも結成し、牛のオーナーなどからの相談に応じる方針を明らかにした。

 4日に開かれる全国各弁護士会の消費者問題対策委員長が集まる会議で議題にし、詳細を詰める。

 紀藤弁護士の事務所(東京都千代田区)には1~3日、和牛のオーナーや牛を預かっている農家からの電話相談が計約330件寄せられ、大半が「解約したい」という相談だという。

(2011年8月3日21時12分  読売新聞)

安愚楽牧場:経営悪化で和牛オーナー弁護団結成へ

 和牛オーナー制度による投資を募り、約3万人の会員がいる「安愚楽(あぐら)牧場」(本社・栃木県那須塩原市)の経営悪化で、出資者の弁護団が結成されることが3日分かった。今後、出資金返還を求める大型訴訟に発展する可能性も出てきた。

 多くの消費者問題を担当してきた紀藤正樹弁護士によると、7月末予定の配当金などが未払いとなっており、本社などは閉鎖状態。3日午後4時現在で約300人の出資者から相談があったという。

 弁護団についての問い合わせはリンク総合法律事務所(電話03・3515・6681)。【泉谷由梨子】

毎日新聞 2011年8月3日 22時15分(最終更新 8月4日 0時21分)

 

原発事故賠償対象の可能性 細野氏が見解

2011年08月03日 宮日

 黒毛和牛生産を全国展開する畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)の経営が悪化したとされる問題で、細野豪志消費者・食品安全担当相は2日の閣議後の記者会見で「牧場の場所や牛の問題という事から言っても、賠償の枠組みに乗る可能性は十分ある」と述べ、東京電力による福島第一原発事故の損害賠償支払いの対象になりえるとの認識を示した。

 細野氏は、原発事故との因果関係などを確認する必要があるとした上で「枠組みに乗るようであれば、できるだけ早い賠償が行われるようにのぞみたい」と述べた。

 

安愚楽牧場、東電に賠償請求の方針

(8月4日 05:00) 下野新聞

 資金繰りの悪化で取引先などへの支払いが停止状態にある黒毛和牛生産の安愚楽牧場5 件(那須塩原市埼玉)の男性役員(52)が3日、下野新聞社の取材に応じ「東京電力や国に何らかの形で相談したい」などと福島第1原発事故に伴う賠償請求や支援を要請する方針を明らかにした。一方、同社の和牛オーナー制度の出資者からは「元金だけでも戻してほしい」「電話がつながらない」などと苦情や不安の声が相次いでる。

 東京商工リサーチ宇都宮支店によると、3月末時点の同社の負債総額は約620億円。全国に約3万人とされる和牛オーナーへの配当も停止している。

 経営悪化の要因について男性役員は「原発事故による福島県内での肉牛の出荷停止や、風評被害で和牛の価格が下落したことが大きい」と釈明した。

 男性役員は「資産や負債の現状を把握する調査を弁護士に一任している。一定の方向性が出ればオーナーの皆さんにきちんと説明したい」と理解を求め、「あくまで事業の継続を目指している。オーナーの皆さまにはご心配をお掛けして申し訳ない」と謝罪した。

 同社は和牛オーナー制度の出資者など債権者向けのコールセンターを設置して問い合わせに対応している。しかし「電話がつながらない」と那須塩原市の本社などに駆け付ける出資者らは後を絶たない。

 新幹線で来たという東京都の40代女性は「経営状態もいいとか、風評被害に負けず持ち直していると言われ信じて申し込んだのに…。(出資した50万円の)元金だけでも戻してほしい」と訴えた。

 1億2千万円を出資しているという埼玉県上尾市の主婦(42)は「安愚楽の経営を応援したいという思いは強いが、説明だけはしっかりしてもらいたい」と語気を強めた。

 県くらし安全安心課によると、3日までの6日間に県消費生活センターへ寄せられた相談は計32件。大半は「入金がなく電話もつながらない」「支社に行っても臨時休業で連絡がとれない」などの内容だという。

★メモ、所感

昨日のブログに書いたように、やはり宮崎でも影響が。
3日付の宮日では預託農家の事だけが書かれているが、他にも色んな業者から「売掛金が入ってこない」という声が実際に聞こえてくる。

・宮崎県内の預託農家の数は22戸。
内、児湯管内に3戸、JAこばやし管内に11戸。
頭数、および預託の形態(繁殖か肥育か)は不明。
記事にある100頭規模は、肥育農家と推測。

・弁護団も結成されたようだが、紀藤弁護士によれば被害金額は数千億円。
この数千億円は、オーナーからの出資金?

・原発事故賠償対象になるのは、安愚楽の抱える牛の内、果たして何頭か?
というか・・・出荷停止の対象になってる県の牛、セシウム検出肉の買い上げ分、
未だ補償金額等が明確になされていないのに、安愚楽の牛の件に言及する細野氏に違和感。

・安愚楽牧場が東電に賠償請求の記事もでたが、これにも違和感。
業績悪化は「口蹄疫のせい」「原発のせい」?
(正直、宮崎県の畜産農家の一人としては、口蹄疫以来、安愚楽牧場への不信感でいっぱい)

★以下、勝手に考えてみたこと

JAこばやし管内には直営牧場が2か所。いずれも繁殖・育成。
頭数までは知らないけれど、

・管内の削蹄師、人工授精師、獣医師などの債権をJAが買い取り、代わりに支払い

・買い取った債権分と飼料代(おそらくJAが納入)とを安愚楽に請求

・管内にいる直営牧場の繁殖牛・育成牛を全て引き受けるのを条件に安愚楽への請求を放棄

・繁殖、育成牛をJAが管内農家に貸付、その後販売

・・・・というのが、一番現実的だと思うのですが。

数年前までは小林市場でも高額の牛を安愚楽牧場が購入していたので、血統の良い物も残ってはいると思うのですが、果たして、その他の安愚楽の限定種牛が付けられた子牛に、どの程度の価値があるかが疑問。

繁殖農家は「安愚楽6号なんて、聞いたことも無い血統の牛なんかいらん!」と言うだろうし、
肥育農家からしても、血統の定かではない牛は購入しづらいだろうと思う。

預託農家に関しては、問題が難しすぎて全くわかりません・・・

2011/08/03

安愚楽牧場倒産?2

ついにNHKでも。
本日(8月2日)の日経新聞には記事は無し。
日本農業新聞は、昨日の共同通信発の内容とほぼ同じ。

「安愚楽牧場」経営が悪化 8月2日 17時56分 NHK


「和牛オーナー制度」と呼ばれる投資を募り、全国に会員を持つ、栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」が、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響などによる牛肉価格の下落で経営状況が悪化し、取引先に支払いを停止していることが分かりました。

また、会員からは「配当金が支払われない」という報告が寄せられていることから、消費者庁や栃木県では情報収集を進めています。

栃木県那須塩原市に本社がある「安愚楽牧場」は、オーナーを募集して繁殖用の牛を飼育し、生まれた子牛を買い取ることで配当を支払う「和牛オーナー制度」を運営し、全国各地で黒毛和牛の飼育を行っています。

会社の弁護士が債権者に出した通知書によりますと、家畜の伝染病、口てい疫や、原発事故による牛肉価格の下落などの影響で経営状況が悪化し、現在、取引先への代金の支払いを停止しているということです。また、通知書では、1か月以内に会社の資産と負債の内容を調査したうえで、今後の方針を決定するとしています。

民間の信用調査会社「東京商工リサーチ」によりますと、安愚楽牧場が運営している「和牛オーナー制度」の会員は全国で3万人に上るということです。

栃木県消費生活センターには、会員から「配当金が支払われない」とか「会社と連絡が取れない」という相談が寄せられているということで、消費者庁や栃木県では情報収集を進めています。

安愚楽牧場:経営悪化 

 和牛オーナー商法、出資者ら「元金だけは返して」 /栃木

 ◇那須塩原本社に

 会員3万人の「和牛オーナー」制度で知られる安愚楽(あぐら)牧場(那須塩原市、三ケ尻久美子代表)の経営悪化が報じられたことなどを受け、同市埼玉の本社には出資者らが説明や出資金の返還を求めて駆けつけた。

 代理人弁護士の通知書や出資者らによると、先月分の配当金などがまだ支払われていないという。

 1日には本社の電話も通じない状況。門扉には「社員以外立入禁止」と書かれた張り紙が張られていた。警備員から通知書を手渡された出資者らが、不満を口にしながらもなすすべなく引きあげる姿も見られた。

 通知書には代理人弁護士名で経営悪化が報告され「負債状況を正確に把握し、今後の方針を早々に決定する必要から、お支払いは目下停止させていただいている」と書かれている。

 1億円を投資しているという群馬県内の主婦(47)は「先月の配当金が入らず電話も通じないので確認しに来ました」と夫と車でやってきたと話す。通知書を見て「どうなるのか」と不安を隠し切れない表情だった。

 また、2500万円を出資しているという埼玉県内の主婦(61)は「元金だけは返してもらいたい」と怒りをあらわにしていた。

 栃木県にも出資者から数件の問い合わせが寄せられたという。

 同牧場は1981年設立。「繁殖牛のオーナー」として会員から出資を募り、生まれた子牛の売却益を配当金とする方式で資金調達してきた。

 同社のホームページによると、「売買・飼養委託契約金」として100万円(4年契約)を同社に支払うと、年1回、3万8000円の配当が得られるとしている。金融商品としては年利3・8%の高利回りで人気となっていた。同社はその商法の元祖といわれている。

 しかし、同種のビジネスを手がけた後続業者の中には、実際には牛を飼育しないで資金集めだけをする詐欺や、自転車操業による破たんなどが、90年代に相次いで発生、社会問題化した。同社は「最後の砦(とりで)」と言われていた。

 同社が出資者に示した通知書によると、問い合わせ先は電話050・5505・3720。受付時間は月~金曜日の午前9~午後5時。【柴田光二、泉谷由梨子】

毎日新聞 2011年8月2日 地方版


老後の生活費を…途方に暮れる安愚楽牧場会員

 安愚楽牧場東京支店(東京都中央区)には2日午前、取引先への代金支払い停止を知った会員ら約20人が詰めかけたが、この日は休業中。


 群馬県から来たという50歳代の主婦は「老後の生活資金をためるため700万円を預けていた。7月中旬以降も新規募集を呼びかけるお知らせが届き、『経営は大丈夫』と説明を受けていたので信用していた」と途方に暮れた様子だった。

 「臨時休業」の紙が貼られた栃木県那須塩原市の本社にも、2日朝からオーナーや取引業者など十数人が詰めかけた。同社執行役員は読売新聞の取材に応じ、「一部の店を除き、通常通り営業している。会社として状況を取りまとめて近く発表したい。それまで待ってほしい」と話した。

(2011年8月2日14時46分 読売新聞)


安愚楽牧場が経営悪化 牛肉価格急落で
2011年08月02日 宮日

 東京商工リサーチ宇都宮支店は1日、本県を含め全国で黒毛和牛生産を展開する畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県那須町、三ケ尻久美子社長)が資金繰りの悪化で、牛の餌など資材の購入代金が支払えない状況に陥ったと明らかにした。

 東京電力福島第1原発事故の影響で、牛肉の価格が急落したことなどが原因としている。安愚楽牧場は本県で昨年発生した口蹄疫で「通報遅れ」を指摘されていた。

 同支店によると、負債総額は3月末時点で約619億円で、安愚楽牧場は担当弁護士に資産や負債の調査を依頼。9月初旬に調査を終え、今後の方針を決める見込み。

 取材に対し「弁護士にすべて任せており、詳細は話せない」としている。

 安愚楽牧場は1979(昭和54年)に那須町で牧場経営を開始。繁殖牛のオーナーを募集、生まれた子牛を買い取る「和牛オーナー制度」で資金調達する独自ビジネスを確立した。

 現在、直営を含む約380カ所の農場で黒毛和牛を飼育し、国内では最大規模。和牛オーナーの投資者は約3万人いるとされる。

 県内では児湯地域を中心に15カ所の直営農場を展開。東京商工リサーチ宮崎支店によると、口蹄疫の影響で約1万5千頭が殺処分された。直営農場のほか、安愚楽牧場が牛を預けている預託農場もあるが数は明らかになっていないという。

 県口蹄疫対策検証委員会は今年1月にまとめた最終報告書の中で、川南町の直営農場(感染疑い7例目)で牛に口蹄疫の典型的な症状を確認しながら家畜保健衛生所へ通報しなかったことを指摘。県は3月、「家畜伝染病予防法違反の疑いがある」と厳重注意を行った。

 また、安愚楽牧場は小林市のレジャー施設「コスモス牧場」を運営する第三セクター・北きりしまリゾート牧場に市やJAこばやしなどと共に出資している。市産業振興課は「正式な報告はまだ受けていないため、今の段階では何も言えない。事態の推移を見守りたい」としている。

 

「和牛オーナー」安愚楽牧場が経営悪化 もともとビジネスモデルに無理あった? 2011/8/ 2 18:52 J-CASTニュース

「和牛オーナー制度」で知られる安愚楽牧場(本社:栃木県)が経営悪化を理由に、全国3万人のオーナーや取引先への支払いを休止している。福島第一原発事故の影響で出荷規制があったり、牛肉価格が下落したことが原因だと牧場では説明している。

2011年8月2日に細野豪志・原発担当兼消費者担当相が同牧場も賠償の対象となる可能性を示唆したが、「和牛オーナー制度」問題に長く取り組んできた紀藤正樹弁護士は、初めからこのビジネスモデルには無理があったのではないかと推測する。

「和牛預託商法」、同業者は過去に次々と経営破綻 

安愚楽牧場は1981年に設立。現在は全国40ヵ所に直営牧場と338ヵ所の委託牧場で14万頭以上の黒毛和牛を飼育している。

ここの「オーナー制度」は和牛を出産・飼育するための出資を募り、生まれた子牛を買い取っている。子牛の買い取り価格から諸費用を差し引いたものがオーナーに「金利」として渡される。その「金利」は年に5%から7%ほどで銀行預金に比べれば高利回りだと人気になった。

同牧場のような「和牛預託商法」に参入する業者が相次いだが、1990年後半にその殆どが採算が取れず経営破綻。中には資金を集めるだけで配当をせず、出資法違反や詐欺容疑で摘発される業者が出るなど大問題になった。

紀藤弁護士によれば、「和牛預託商法」を行っていた殆どの業者が破綻したのは、このビジネスモデルが最初から無理があったため。一般的なファンドの場合、投資先を複数にすることでリスク分散させながら利益を追求するが、「和牛預託商法」の場合は投資が牛だけ。伝染病が蔓延したり、牛肉価格が下落したりすると一気に立ち行かなくなる。そうした中でなぜ、安愚楽牧場だけが生き残りオーナー達に配当金が支払われていたのか。


オーナー救済のための弁護団を立ち上げへ

「経営悪化の原因は原発事故でのセシウム問題と説明していますが、それは経営悪化を発表するきっかけにすぎず、実はかなり前から悪かったと考えられるんです」

紀藤弁護士はこう見る。2001年には国内でBSEが発症したほか、続いて伝染病の口蹄疫、最近では生食による死亡事故、そして原発事故と続いた。しかも、ここ10年間牛肉価格の下落が続いていて、市場も縮小している。

東京商工リサーチの発表によれば安愚楽牧場の11年3月時点の負債額は619億円。10年度の売上げは1027億円だった。

紀藤弁護士はオーナー達に支払われていた配当金の出所について、仮に利益から分配されたものではなく、新規オーナーからの出資金を回したものだとすれば大問題だ、とも指摘し、
「早期に弁護団を立ち上げオーナー達を救済するために動き出さなければならない」
と話している。

★メモ

※今のところわかっている事と わからない事

・3月時点の負債額 619億8705万円

・平成23年3月期の売上 1027億2394万円


3月時点ということは、ユッケ事件もセシウム牛も影響していない。
4月以降の飼料代、人件費などの必要経費を考えれば最終的な負債額は遥かに多い事に。


安愚楽牧場のオーナー制度のシステムでは、オーナーが契約を結べば、それが売り上げに含まれるらしい。つまり1027億円を超える売り上げには、実際の枝肉販売高などにオーナーとの契約金額も含まれているもよう。


負債の619億には、本来ならオーナーへ返さねばならない金額(満期が来たら安愚楽がオーナーの繁殖牛を買い取るシステム)は、恐らく含まれていないと思われる。
オーナーへの返済予定金額は今のところ不明。


では、オーナーへの返済(?)まで含めた実際の負債額はいったいいくらになるのか???

報道を見るだけでも、1億円を投資している主婦とか、2500万だとか700万だとか、
高額の投資をした人もいるようで・・・・

下手すると「恐ろしいほどの金額」の負債という話になってくるのではないだろうか。


※心配している事

・換金のための牛の一斉放出による価格低下
(尤も、4月あたりから尋常でない数の出荷がなされていたという話もあるので、今更?)
(子牛の放出があれば、一時的に子牛の価格低下もあるか?) 

・畜産関係業者(取引先)の倒産
 飼料、製薬、運送、敷料(おがくずなど)、獣医、削蹄師、受精師など
(債務調査中を理由に支払い停止状態になっている)
(生きた牛が相手なので、支払いが無いからと飼料を提供するのを止めるわけにはいかない)

・預託農家はどうなるのか?
(現在の飼料代などの支払いがどうなるのかも心配だが、債務の整理が行われた後の預託農家の運命は?)


宮崎では現在、西都、小林、野尻の3か所の直営農場が稼働中。
預託農家も多いはず・・・・
それに伴う関連業者も多いわけで、受ける影響も大きなものになりそうです。
既にあちこちに影響が・・・・

安愚楽牧場の従業員さんや、多額の投資をしている人の事も気になりますが、
畜産農家としてはやはり、安愚楽以外の畜産関係業者への影響の方を心配してしまいます。

2011/08/01

安愚楽牧場倒産?

色々聞いてはいましたが、正式に記事になった様なので・・・


(株)安愚楽牧場 [栃木] 和牛畜産、和牛オーナー制度運営 
弁護士一任 / 負債総額 619億8705万円

放射性セシウムの検出影響

TSR企業コード:26-013666-2
(株)安愚楽牧場(那須郡那須町埼玉2-37、登記上:同郡那須町高久丙1796、設立昭和56年12月、資本金3000万円、三ヶ尻久美子社長、従業員514名)は8月1日、栃木義宏・柳澤憲の両弁護士(栃木・柳澤法律事務所、東京都港区虎ノ門1-22-13秋山ビル3階、電話03-3580-1331)に債務調査を依頼した。
負債総額は平成23年3月期末時点で619億8705万円。

http://www.tsr-net.co.jp/news/flash/1212428_1588.html

15:00追記 共同通信

「安愚楽牧場」が経営悪化 原発事故の牛肉価格下落で

 東京商工リサーチ宇都宮支店は1日、黒毛和牛生産を全国展開する畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県那須町)が資金繰りの悪化で、牛の餌など資材の購入代金が支払えない状況に陥ったと明らかにした。東京電力福島第1原発事故の影響で、牛肉の価格が急落したことなどが原因としている。

 同支店によると、負債総額は3月末時点で約619億円で、安愚楽牧場は担当弁護士に資産や負債の調査を依頼。9月初旬に調査を終え、今後の方針を決める見込み。

 安愚楽牧場は1979年に那須町で牧場経営を開始。繁殖牛のオーナーを募集、生まれた子牛を買い取る「和牛オーナー制度」で独自ビジネスを確立した。

2011/08/01 14:08 【共同通信】

※21:40追記

東京商工リサーチの「倒産速報」に取り上げられたので「倒産」と理解していたのですが、
マスコミの報道などを見ると
「資金繰り悪化」
「配当停止」
「倒産危機」
などという書き方になっています。

なので、タイトルの方も「安愚楽牧場倒産」から「安愚楽牧場倒産?」に変更しました。

過去にこのブログで「某大規模農場に、非常に腹を立てている件」
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2010/08/post-9ff6.html

という文章を書いた事があるのですが、
この文章を安愚楽牧場関係者が読んで下さっていたようで(確証はありませんが、笑)
先日、ある方を通して堆肥処理に関して「釈明」というか「説明」をして頂きました。

堆肥処理に関しては専門のコンサルタントを雇い、1千万円をかけ3日ほど徹夜の作業をして間に合わせたので、宮日の書き方は必ずしも正しくない

という事でしたので、ここに書き加えておきます。


また今回も安愚楽牧場関係者が読んで下さっているかもしれず、私が「倒産」と書いた事で誤解を生じ不利益を被ったなどと言われてはかないませんので「?」マークを付けた次第です。
ご理解ください。


宮崎では、やはり口蹄疫と絡めたニュースとなっています。
FNN系列のUMK(テレビ宮崎)では、口蹄疫の時と同様、安愚楽牧場の名前が出る報道はなされていません。


安愚楽牧場 資金繰り悪化で債務調査
8月1日 17時53分 MRT

 口蹄疫問題に大きな関わりがある安愚楽牧場のニュースからです。
栃木県に本社があり、県内にも3か所の直営農場がある安愚楽牧場が、資金繰りの悪化を理由に、弁護士に債務調査を依頼しました。
負債総額は、3月末現在で、約620億円に上っています。

 和牛オーナー制度で事業を拡大してきた安愚楽牧場。県内を含む全国40か所で、直営農場を経営し、今年3月期の売上高は、初めて1000億円を超えるなど、順調に業績を伸ばしてきました。

安愚楽牧場の名前が宮崎で知れ渡ったのは、去年の口蹄疫問題。川南町の直営農場が、県の検証委員会から、水牛農場同様、口蹄疫の初発と指摘されたほか、口蹄疫の疑いがある牛が確認されながら、通報が遅れたとして、今年3月、県から行政指導を受けたのです。

 安愚楽牧場は、福島第一原発事故の影響で、福島県産の牛肉が出荷制限となったことや消費者の牛肉離れなどもあって、資金繰りが急激に悪化。
このため、1日、東京の弁護士2人に債務調査を依頼したということです。
負債総額は、3月末現在で、約620億円に上っていて、取引先への支払いは、現在、停止しています。

 担当の弁護士は、「1か月以内に調査を終了させ、今後の方針が決まり次第、発表したい」と話しています。

大規模農場経営会社支払停止

去年、県内で発生した口てい疫で、感染が疑われる牛の通報が遅れたとして、県から厳重注意を受けた川南町の大規模農場を経営する会社が、東京電力福島第1原子力発電所の事故の影響で、牛肉価格が急落したことなどから、資金繰りが悪化し、取引先への代金の支払いを停止していることがわかりました。

取引先への支払いを停止しているのは、栃木県に本社があり、全国およそ380か所の農場で肉用牛を生産している「安愚楽牧場」です。

この会社をめぐっては、去年、県内で口てい疫が発生した際、川南町の直営農場で感染が疑われる牛が見つかったにもかかわらず通報が遅れたとして、ことし3月、宮崎県から文書による厳重注意を受けたほか県が設置した専門家の検証委員会から県内で最初にウイルスが侵入した可能性も指摘されています。

信用調査会社などによりますと、安愚楽牧場は、原発事故のあと、福島県にある牧場の肉用牛が出荷停止になったほか、牛肉価格の急落によって資金繰りが悪化し、えさ会社などの取引先に、支払いができない状態に陥っているということです。

ことし3月期の決算では、売上高は1000億円を超え、業種別で全国1位だった一方で、負債総額はおよそ620億円にのぼり、会社は1日、債務と資産の詳しい調査を東京の弁護士に依頼しました。弁護士は、「1か月以内に対応を決めて発表する」としています。
08月01日 20時32分 NHKローカル

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