平成23年6月期 西諸地区 子牛セリ。
6月22~24日 西諸地区子牛セリ市が開催されました。
結果は
雌 560頭 平均 389,615
去 694頭 平均 432,781
トータル 1,254頭 平均 413,504
前回比 11,820安
さすがに今回は下げました。
A4で1500円に届かないことが普通に起こるような枝相場です、、、
枝重500キロでも1500円だと 75万円。
経費が40万だとすると
素牛には35万までしか掛けられないということです
これで儲けは無しですから、、、
下げるのは当然ですし まだ高いくらいだと思います。
でも繁殖の立場だと
「このくらいで下げ止まってくれ」 って感じだと思います。
この相場を見てると やはり子牛が足りなくなって
きているのだろうなあと感じます。
農家が淘汰されていく時代がしばらく続くのでしょうか??
種牛別結果。
種雄牛 頭数 雌平均 去勢平均
福之国 384 356 426 20
忠富士 330 487 459
勝平正 232 374 424 94
秀菊安 97 356 423
美穂国 76 396 414
梅福6 73 362 412
安重守 40 341 423
西諸畜連HPよりhttp://www.nishimoro-chikuren.or.jp/
淘汰されないように頑張ります。
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コメント
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ALICの統計によるとH18年度の全国子牛出荷頭数は364,404頭で、当時の子牛高に後押しされて、増頭運動がなされ、その結果、H21年度には388,234頭にまで出荷頭数は伸びています。
しかし、H20、H21あたりの子牛安の煽りを受け、H22年度からは大反転が始まり、何と、ピーク時の4万頭減の346,596頭まで減少しています。
おそらく、近年規模拡大した肥育農家は、キャパとしては38万頭の牛舎を持っているけれども、出荷される子牛は34万頭ということになっております。
枝肉相場は下げるけれども、子牛は足りない。
よって、子牛を取り合わなくてはならないという非常に厳しい状況です。
減り始めた子牛の頭数が増える方に反転するには、相場が上がってこないといけないので、しばらくは時間がかかると思います。
うちは小さな行政ですので力はないですが、肥育農家のために先を見据えた対策を早めに考えたいです。
投稿: ヤッバのN | 2011/06/29 09:05
私も最終日だけでしたが、西諸地区のセリに行ってきました。
シャチョーさんともお会いして少し話しましたが、今本当に肥育農家さんが苦しいようですね。飼料価格も上がってきているみたいだし、私の両親もこのままじゃ飼料を買えなくなる・・・と言っていました。日本全体がもっと元気にならなければ!!ですね。
あと、お借りしていた本お返ししておきました。興味深いことがたくさん書かれていて
おもしろかったです。ありがとうございました(o^-^o)
また来月のセリを楽しみにしています
投稿: hana | 2011/06/29 12:52
ヤッバのNさん
詳しい数字を示していただきありがとうございます。
なんとなく感じていたことが こうして数字で示されると
よくわかりますね。
西諸はまだ頑張ってる様な気がします。他地域には子牛頭数
が激減してるとこがありますね 需給バランスがくずれた状況が
しばらく続くのでしたら 肥育農家にはきびしい時代が、、、
消費者の動向を見ているとこちらも需給バランスが、、
現状では和牛は多すぎなのでしょう 日本の人口は減っていく方向
ですから 景気刺激策や海外への輸出等の販売を考えないと
投稿: シャチョー | 2011/06/30 06:28
hanaさん
相変わらず がんばってますね
先日は愛想なしで失礼しました。(ωV_vω)ペコ
日本全体の景気が良くなって皆がお肉をどんどん食べてくれるように
なるのが一番なんでしょうがなかなか思うようにはならないですね。
おっしゃる通り 飼料も値上がりしてますしね
でも まだやめるわけにはいかないので頑張ってみます。
お貸ししてた本は宮崎の和牛会の重鎮の書かれた本ですので
牛に興味のある人なら楽しく読めると思います。
面白かったと言っていただければ良かったです。
投稿: シャチョー | 2011/06/30 06:30