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2011/05/13

口蹄疫・新マニュアル研修及び防疫演習関連報道 2011年4月

口てい疫マニュアルで研修会

宮崎県は去年の口てい疫の問題を教訓に策定した新しいマニュアルに習熟してもらおうと、感染対策を分担する市町村の担当者などを対象にした研修会を宮崎市で開いています。
宮崎市内で開かれている研修会には、市町村の担当者や畜産関係者など300人あまりが参加しています。

去年の口てい疫の問題で、感染の拡大を防げず29万頭あまりの家畜の処分を余儀なくされた教訓から、宮崎県は、対策を見直した新しいマニュアルを作りました。

新しいマニュアルでは、早期発見のため、口てい疫が疑われる通報があれば、東京の研究機関に検査を依頼することや、感染が拡大を見せる場合は家畜へのワクチン接種や予防的な処分といった踏み込んだ対策を国に要請することなどが盛り込まれました。

また、市町村や畜産関係団体の役割についても、処分した家畜を埋める土地の周辺住民への説明など、具体的に定められています。

18日の研修会は、去年の1例目の感染確認から20日でちょうど1年となるのを前に、担当者が防疫対策に習熟を図るために開かれ、ほかの都道府県でも参考にしてもらいたいとする宮崎県の呼びかけで、九州沖縄の各県からも畜産担当者が参加していました。

ところで、新しいマニュアルには、感染対策を迅速に進めることができるよう、さまざまな見直しが盛り込まれました。

まず、口てい疫が発生した際に設置する消毒ポイントについてです。去年は当初、飼料を運ぶトラックなど畜産関係の車両だけが対象でしたが、新しいマニュアルでは、発生直後から対象を一般の車にも広げ、設置場所もより発生農場の近くで交通量の多い道路などを加えました。

次に、発生農場の公表のしかたです。
去年は、農家が「加害者扱い」され非難や中傷を受けるおそれがあるとして、発生農場を公表しませんでしたが、新しいマニュアルでは、「できるだけ早く詳しい情報を公表すべきだ」とする専門家の指摘を受けて、感染の疑いが確認された農場は、原則として所在地を公表するとしています。

こうした見直しについて、県では、「発生直後から同時多発的に感染が広がることも想定して、できるかぎりの対応をとるため」と話しています。
04月18日 11時39分 NHKローカル


口てい疫対応大規模訓練実施

宮崎県で口てい疫の発生が確認されて20日で1年となるのに合わせて、宮崎県庁などでは、口てい疫を想定して、農場への立ち入り検査や消毒ポイント設置などの手順を確認する大規模な訓練が行われました。

訓練には、宮崎県のほか、宮崎市やJA、それに警察の担当者など150人余りが参加し、宮崎県庁や宮崎市役所など3か所の会場をテレビ会議のシステムで結んで行われました。

訓練は、宮崎市内で300頭の牛を飼育する農家で、口てい疫に感染した疑いのある牛が見つかったという想定で始まりました。

県の職員たちは、口てい疫の教訓を生かして新たに作成されたマニュアルに基づいて、まず、感染が疑われるという通報を受けて東京の研究機関にただちに検査を依頼する手順を確認しました。

そして、感染が広がっていないか、発生場所の周辺農場に立ち入り検査を行う人員を確保するとともに、地図の上で、交通量の多い場所を選んで、車両の消毒ポイントを設置していきました。

一方、宮崎市内の公園に向かう道路では防護服を身につけた家畜保健衛生所の獣医師や県職員などが発生農場での対応を実際に確認しました。

獣医師などは、周辺の道路の規制や処分された家畜を埋める大型の建設用機械を運び入れる訓練をしました。
04月19日 18時48分 NHKローカル

口蹄疫想定し初の実働演習   MRT(04/19 19:05)

30万頭の家畜が犠牲になった宮崎の口蹄疫問題は、20日、1例目の発生確認から、1年を迎えます。
県は、20日、口蹄疫の発生を想定した初めての実働演習を行いました。

県がまとめた新たなマニュアルに基づき、適切な防疫措置ができるかどうかを確認するため、初めて実施された口蹄疫の実働演習。
県や宮崎市の職員など、約150人が参加しました。

演習は、300頭の牛を飼育している宮崎市内の農場で、口蹄疫の症状を示す牛が見つかったとの想定で行われ、県の職員らが防疫対策や移動制限などの対応にあたりました。
また、県庁と宮崎市役所をテレビ電話で結んで、防疫方針などが確認されました。

(県家畜防疫対策室・岩崎充祐室長)「市町村、団体も含めて対応が初動からできるような状況にはなっております」

そして、通報から約2時間後の午前11時45分、県庁で対策本部会議が開かれました。

(牧元副知事)「現場の状況見ながら、柔軟に対応していただいているところでありますので、今後の演習の中でもぜひ状況を見て、処理を早められるところは極力処理を早めるというような方向でよろしくお願いします」

一方、発生農場となった宮崎市の現場では、午後2時、発生農場近くに重機が到着。
殺処分が行われる直前の段階まで、本番さながらの演習が行われました。
演習後、参加者による総括会議が開かれ、様々な意見が出されました。

(宮崎市の担当者)「先遣隊の数が少ないと、農場内に入った時に、現地対策本部等に情報が伝わらないので、もう少し、人数をかけて先遣隊は充実すべきではないか」

(県の担当者)「マニュアルはマニュアルでございますけれども、一番いい方法を、その時どうやってとるか、柔軟な対応が取れるような県本部のあり方、そういったものも(考える必要が)あるのかなという感じを持ったところ」

口蹄疫の1例目の発生確認からあすで1年。
県では、今回の演習を踏まえ、改善すべき点があった場合、マニュアルに反映させることにしています。


口蹄疫想定し演習  新マニュアル確認
日本農業新聞 2011年4月20日

 宮崎県で口蹄疫が発生してから20日で1年になるのを踏まえ、同県は19日、口蹄疫が宮崎市で発生したとの想定で防疫実働演習を実施した。

県対策本部を置いた県庁講堂、県中部農林振興局の対策本部、同市対策本部に約150人が参加し、移動・搬出制限区域、消毒ポイントの設置、防疫措置、防疫資材、埋却地などについて、策定したばかりの県口蹄疫防疫新マニュアルの対応手順を確認しあった。

 想定では、県庁から北へ約15キロ離れた同市の肥育農家が発生場所で、300頭のうち1頭から口蹄疫疑いが見つかった。宮崎家畜保健衛生所から県対策本部に通報があり、防疫、資材、消毒班など6班が一斉に動き出した。通報はテレビ会議システムで同振興局、同市にも中継。防疫などの段取りをする先遣隊4人が現場に派遣された。

 発生農家から半径1キロ内の畜産農家13戸への緊急立ち入り調査、3キロ内の聞き取り調査を机上で実施。10キロ内641戸の牛、豚2万2841頭のうち、大規模農家に目視検査に入った。検体は動物研究所海外病研究施設に送付した。

 この間、消毒班は地図上で消毒箇所20カ所、移動・搬出制限区域を設定した。各班とも新マニュアルの進行に従ってチェック。いずれも真剣な表情で、県、現地本部では農政水産部の各職員の他、JA宮崎中央会、JA宮崎経済連、NOSAIみやざきなどの団体が班員に加わり、県警察、自衛隊など担当者らは演習を見守った。
市対策本部には職員、市町村職員らがそれぞれ参加した。

 牧元幸司副知事は「演習には、新防疫マニュアルの検証と県内の防疫意識を高める狙いがあり、意義を深めることができた。いくら立派なマニュアルでもゼロリスクにはならない。さらに皆で検討を加えてほしい」と総括した。


県、発生想定し演習 マニュアル手順を検証

(2011年4月20日付)

 県は19日、口蹄疫の防疫実働演習を初めて実施した。県や宮崎市、関係団体の職員ら150人以上が参加。同市内で口蹄疫が発生したことを想定、県が新たに定めた口蹄疫防疫マニュアルの手順を確認し、改善点を洗い出した。

 演習は、宮崎市で牛300頭を飼育する肥育農家で口蹄疫が発生したと想定。県庁講堂に県対策本部、県庁内にある県中部農林振興局に県現地対策本部、宮崎市役所に市対策本部を設置し、テレビ会議で各対策本部をつないだ。

 このうち、県対策本部は「総括企画」「防疫対策」「資材・埋却支援」「移動制限・消毒ポイント」「動員」「総務」の6班態勢で対応。防疫措置に必要な人員の割り出しや移動・搬出制限区域の設定などをした。新マニュアルの手順通り、動物衛生研究所海外病研究施設(東京)への検体送付を決めた時点で、県内全市町村や九州各県への情報提供態勢を整えた。

 演習後の総括会議では、各対策本部が「発生が単発の場合、対策本部が三つもあると混乱する」「(発生農場の状況をいち早く調べる)先遣隊に、農家に詳しいJA職員や、埋却地を掘る建設業者を入れるべき」など、マニュアルの改善すべき点を指摘した。

 県畜産・口蹄疫復興対策局の永山英也局長は「さまざまな指摘があった。マニュアルをどう変えるのか、実際に発生したときにどう対応するのかを考えていく必要がある」と述べた。


都農町で口蹄疫初動訓練  
MRT(04/20 19:01)

去年、口蹄疫の1例目が確認された都農町でも、初動訓練が行われました。
町内の農場で、口蹄疫の症状を示す牛が見つかったとの想定で行われた訓練。
参加した職員らは、遺伝子検査の結果を待たずに、農家に防災無線やFAXを使って情報提供することや、感染拡大を防ぐため交通規制や公共施設の封鎖を指示することなどを確認しました。

(河野正和都農町長)「1日も早く元の元気な姿を取り戻したい、そのためには二度と口蹄疫を発生させないそういう仕組みを整える必要があると思います。」

訓練の後、参加者たちは、町内にある畜魂碑を訪れ、処分された家畜の冥福と再発防止への願いを込め黙とうをささげました。

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