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2011/05/24

口蹄疫・宮崎県有種雄牛関連記事(2011年5月)

種雄牛3頭事業団帰還

  県検討月内にも  避難でストレス

宮崎日日新聞 2011年5月8日付け転載(改行を加えた)


 口蹄疫問題で県は昨年5月から西都市尾八重に避難させている種雄牛3頭を今月中に高鍋町の県家畜改良事業団に戻す方針を固めた。

まもなく1年となる避難生活のストレスで3頭の採精(精液採取)に影響が出ていることに加え、標高800㍍の山中で水の確保が難しいことなどが理由。種雄牛の残り2頭については、高原町の同事業団・産肉能力検定所での分散管理を当面続ける。

 3頭は「美穂国」「勝平正」「安重守」。昨年末に事業団へ戻す予定だったが、韓国での口蹄疫まん延などを考慮し、延期していた。

 県などによると、同市尾八重の避難先は周辺に家畜がおらず口蹄疫の感染リスクは低いが、施設が手狭で飲用水も運搬しなければならないなど長期の飼育には不向き。
また、運動不足の影響で筋力が低下したり、静止の活力が落ちたりするなど、人工授精に用いる精液ストローの供給に不安が出始めているという。

 このため、県は精液の安定供給には環境の整った同事業団での飼育が最善と判断した。同事業団は受け入れに備え、管理棟や牛舎に噴霧式消毒装置を新設。牛舎周辺を「衛生管理区域」として出入り可能な職員を限定するなど防疫体制を整えている。

 ただ、児湯・西都地域の農家からは「国道に近く感染リスクの高い事業団では不安」「山間部のほうがいいのでは」との声も根強く、県は農家や関係団体に説明を続けている。

 また、県は家畜の使用密度が低い中山間地域を中心に新たな管理施設の候補地選びを進めており、将来的には同事業団と新施設で分散管理を行う考えだ。

 県は口蹄疫の感染が拡大していた昨年5月、特例措置としてエース級種雄牛6頭を同市尾八重に避難させた。その後、感染疑いが確認された「忠富士」を殺処分。現在は5頭で年間約14万本とされる精液ストローの需要を賄っている。


種雄牛避難先から帰還へ 宮崎県家畜改良事業団
   家畜と距離、リスク分散めざし 新センター建設急ぐ

日本農業新聞 2011年5月12日付け転載(改行を加えた)


 高鍋町の県家畜改良事業団は今月末までに、昨年の口蹄疫で西都市山間地に避難させている種雄牛3頭を同事業団種牛センターに戻す。口蹄疫の教訓から同事業団はリスク分散のため、県内に新たな種雄牛センターを造ることにし、今年度中に用地選定を急ぐ。

 口蹄疫以前、同事業団には現役・次世代種雄牛55頭がいたが、感染拡大で移動制限区域となり6頭だけを農水省の特例で西都市尾八重に避難させた。

 うち1頭に口蹄疫症状が発生したことから殺処分された。このため、同所に3頭、残り2頭を高原町の同事業団産肉能力検定所に移し、分散管理を続けてきた。

 西都市の3頭は4㍍四方の簡易牛舎で管理されており、運動不足も目立っている。飲料水の確保が難しく、現在、同事業団から毎日、1㌧タンクで運んでいるのが実情だ。より施設の整った種牛センターでの管理が必要となり、同センターへ戻すことになった。

 高原町の2頭はそのまま管理を続ける。しかし、周辺地域で畜産が盛んなことから、家畜伝染病のことを考えて新たな種牛センターを造り、そこに移すことにした。

 建設場所は同事業運営特別委員会で検討している。県境から離れた場所で、周辺に家畜がいないなどの条件を踏まえながらの場所選定となりそうだ。

 種雄牛からの精液ストローは口蹄疫前には年間供給14~15万本だった。昨年は口蹄疫発生、人工授精自粛など12万5000本。

 同事業団では、現在の5党で1頭当たり3万本が供給できるため、供給体制に心配はなく、2年後には優れた種雄牛も育つ見通しだという。


 


種雄牛3頭お帰り 西都から1年ぶり

宮崎日日新聞 2011年5月20日

 県は19日、口蹄疫発生後の昨年5月から西都市尾八重に避難させていた種雄牛3頭を高鍋町の県家畜改良事業団へ戻した。飼育環境の整った同事業団で、安定して精液を採取することが狙い。

 県畜産・口蹄疫復興対策局によると、避難先から戻ったのは「美穂国」「勝平正」「安重守」。3頭を載せたトラックは同日午後2時ごろ、同事業団に到着。消毒槽と噴霧器で車両全体を消毒し、さらに職員がタイヤや車両裏を丁寧に消毒した。その後、牛も1頭ずつ消毒したという。

 JA尾鈴肥育牛部会長の岩崎勝也さん(41)は「環境が整い、効果的に精液をとれる事業団への移動は、県内の子牛生産を滞らせないために不可欠。県内の精液でつくった宮崎牛を、自信を持って売り込みたい」と喜んだ。

 口蹄疫の被害農家でつくる県畜産復興対策協議会(旧口蹄疫被害者協議会)の吉松孝一会長は「昨年は事業団でも口蹄疫が発生したとあって、今回の移動に不安を感じる畜産農家もいる。防疫態勢を地域の農家にきちんと説明してほしい」と求めた。

 同事業団は受け入れに備え、施設内のエリアごとに人の出入りを細かく制限した新しい衛生管理マニュアルを作成。約1千万円を掛け、牛舎に噴霧式の消毒装置を設けるなど防疫態勢を強化した。


種牛3頭無事に帰還


 口蹄疫(こうていえき)で西都市尾八重の山中に避難していた県の主力級種牛3頭が19日、高鍋町の県家畜改良事業団本所に戻り、約1年に及ぶ避難生活を終えた。管理を続けてきた県や事業団の関係者は、「県の宝」が無事に帰還したことに安堵(あんど)の表情を浮かべる一方、改めて再発防止を誓った。(帆足英夫)

 3頭は「勝平正(かつひらまさ)」と「美穂国(みほのくに)」、「安重守(やすしげもり)」。正午頃、尾八重の臨時畜舎をトラックで出発し、午後2時頃に事業団に到着した。体調は良好という。

 この3頭を含む県有種牛6頭は、口蹄疫が猛威を振るっていた昨年5月14日、尾八重に避難。うち「忠富士(ただふじ)」は口蹄疫を発症して殺処分された。

 感染のリスクを分散させるため、県は口蹄疫終息後の昨年9月4日、「福之国(ふくのくに)」と「秀菊安(ひできくやす)」を高原町の事業団・肉用牛産肉能力検定所に移したが、東アジアで口蹄疫が多発していることから、残る3頭については戻す時期を慎重に見極めてきた。

 国の検証委員会は、口蹄疫発生前の事業団本所の防疫態勢について、「牛の飼育エリアへの人の入場は着替えのみで、シャワー設備は使用していなかった」と不備を指摘。県と事業団は、職員が種牛管理エリアに入る際に使う空気シャワーや消毒液噴霧設備を新設、車用のゲート型消毒設備をこれまでの1台から3台に増やすなどした。

 県は感染のリスクを減らすため、高鍋町と高原町の事業団2施設に新たに一か所を加え、計3か所で分散管理する方向で検討している。

 記者会見した県畜産・口蹄疫復興対策局の永山英也局長は「事業団の防疫態勢構築に一定のめどが立ち、無事に牛を戻すことができた」とし、事業団の荒竹正則副理事長は「牛は元気で安心した。安定的な管理で精液供給を行っていきたい」と話した。

(2011年5月20日 読売新聞 宮崎版

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