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2011/04/10

口蹄疫:口蹄疫 45分で診断(宮崎日日新聞)

口蹄疫45分で診断
   山崎・宮大准教授が開発

感染初期も判別  簡易で低コスト

2011年04月04日 宮日

 宮崎大農学部獣医学科の山崎渉准教授(38)=獣医公衆衛生学=がLAMP(ランプ)法と呼ばれる遺伝子検査を応用して口蹄疫の感染を迅速診断できる技術を開発した。既に特許庁に特許を出願している。

 実用化されれば、アジアで感染拡大する4タイプについて最短45分で診断でき、これまで難しかった感染初期での判別も可能となる。簡易で低コストなため、感染が拡大する発展途上国などでの利用も期待される。

 山崎准教授は既存のLAMP法を口蹄疫の診断に利用するため、世界中で確認されている口蹄疫7タイプのうち、アジアで感染が広がる4タイプに共通する遺伝子情報(標的遺伝子)を解析した。診断には標的遺伝子だけを増幅させる必要があるため、標的遺伝子に結合し増幅のきっかけとなる塩基配列「プライマー」の設計に取り組み成功。これによりLAMP法の利用が可能となった。口蹄疫の人工遺伝子を使った試験には既に成功している。

 検査はプライマーや試薬などの入った溶液に、動物から採取したRNA(リボ核酸)を加え、一定温度(約65度)に保つだけで完了する。感染していれば、標的遺伝子の増幅時にできる副産物によって溶液が白濁する仕組みだ。

 山崎准教授によると、LAMP法は45~90分で判定が可能。国際獣疫事務局(OIE)は同じ遺伝子検査のPCR(ピーシーアール)法を口蹄疫診断の基本としているが、判定には約5時間を要するという。

 また、LAMP法はPCR法の約10倍の感度を持ち、ウイルス量が微量な感染初期での判別も可能。口蹄疫の初期症状は他の疾病との判別が難しく、早期発見による感染の封じ込めが期待される。

 PCR法には高価な温度変化装置や分析機器が必要だが、LAMP法は特別な器材を必要としない。さらに、感染の有無が目視で容易に確認できるため、PCR法のような特殊な技術が要らず、発展途上国での普及も可能。同学科の三澤尚明学科町は「口蹄疫がまん延するアジア地域に対し技術協力できる。それによって周辺各国で拡がるウイルスを把握でき、国内への感染にも備えられる」と語る。

 現在、口蹄疫ウイルスを扱えるのは農林水産省の指定を受ける動物衛生研究所海外病研究施設に限られるため、山崎准教授は実証試験の場を海外に求める考え。

 山崎准教授は「韓国での感染拡大もあり、国内でもいつ発生してもおかしくない状況が続く。一刻も早い実用化を目指したい」と話す。

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