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2011/01/09

口蹄疫・動物衛生研究所・濱岡隆文所長に聞く(宮日)

動物衛生研究所・濱岡隆文所長に聞く

(宮日 2011年1月1日付)

 本県で口蹄疫が終息して以降も、韓国では口蹄疫、国内では鳥インフルエンザの感染が拡大している。家畜伝染病が多発する今、農家や行政関係者、消費者はどう畜産と向き合うべきなのか。疾病対策の中枢を担う動物衛生研究所(動衛研、茨城県つくば市)の濱岡隆文所長に聞いた。(口蹄疫取材班・野辺忠幸)

 ―本県の口蹄疫ではどんな苦労がありましたか。

 陽性だけでも292件と検査件数は多く、大変な思いをしました。検体が到着してから一定の時間内に診断結果を出さないと、現場は防疫ができません。「今働かなければ何のために動衛研で働いているんだ」という意識で長丁場を乗り切りました。

 ―鳥インフルエンザや口蹄疫など危険な家畜伝染病が多発しています。農家はどう飼育管理するべきですか。

 原点に返るしかありません。感染症は病原体と宿主(牛や豚)、感染経路の三つの要素で成り立っています。病原体と宿主をつなぐことで病気が起きるため、日々の消毒や農場への立ち入り制限によってつながなければいい。結果は目に見えませんが、非常に有効です。

 ―口蹄疫報道は家畜衛生の重要性を国民に訴える機会となりました。報道機関や行政の役割は。

 今はどんなことでも効率化を求められ、畜産では最初に削られるのが衛生コストと言われます。健康な家畜を生産し安心、安全な畜産物を得るコストを誰が負担するのかという議論をしてほしい。(消費者が)肉を買う中で負担してもいいという議論が起きてくると、農家の皆さんも衛生に十分コストをかけて病気に強い畜産を実現できます。

 また、今の行政は(行財政改革で)スリム化が求められています。しかし、(家畜)衛生行政は口蹄疫や牛海綿状脳症(BSE)の発生以降、仕事が増えています。農家に入り、家畜の様子を見ることが原点。人が減れば農家に入る回数も減ります。現場に立脚した行政を実現してほしいと思います。

 ―家畜衛生の中枢を担う動衛研として新年の決意を。

 われわれも原点に返り、安心して家畜を飼える技術開発に向かってまい進します。農家の皆さんも原点に返って病気に打ち勝つ畜産を実現していただきたい。(動衛研で)

 はまおか・たかふみ 1952(昭和27)年、東京都出身。酪農学園大卒。78(同53)年、旧農林省家畜衛生試験場(現動衛研)入省。総合診断研究部疫学研究室長、企画管理部長など経て2010年4月から現職。

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