山崎畜産HP

ランキング参加中

無料ブログはココログ

« 口蹄疫・動物衛生研究所・濱岡隆文所長に聞く(宮日) | トップページ | 口蹄疫・マスコミ報道他 1/6(木)~1/9(日) »

2011/01/09

口蹄疫・日本農業新聞 口蹄疫対策 末吉益雄氏

事前対策構築を  農水省調査チーム・末吉益雄氏
日本農業新聞 1/8

 口蹄疫に詳しい、農水省疫学調査チームの末吉益雄氏(宮崎大学農学部准教授)は「冬場は消毒液が凍結するなど、対策が取りづらい。国内で発生した場合、非常に危険だ」と冬場の口蹄疫の怖さを指摘する。末吉氏に口蹄疫対策を聞いた。


 韓国で感染拡大が止まらない要因の一つに季節が挙げられる。冬のため消毒液が凍ったり、散布後の積雪で、効果的な消毒対策を取れない。消毒液は気温約20度での使用を前提としている上、寒さで凍れば消毒液を噴霧できない。道路や車両のタイヤにまくと、スリップ事故の危険性もある。消毒には消石灰を使うしかないが、雪が積もれば効果的に使えない。

 口蹄疫ウイルスはどの季節でも活動する。宮崎県で発生した夏場は紫外線が強く、ウイルスにとって厳しい季節だった。逆に冬は日照時間が短い上、雪が降れば紫外線が地面に届かず、ウイルスが死滅しにくい。

 もし今、日本で発生したら、消毒も機能しにくく、全土に広がる危険性が高い。万が一、複数県で発生した場合、どこの地域にどのようにワクチンを接種するのか、事前にシミュレーションが必要だ。発生してから対策を考えたのでは手遅れだ。九州で発生したら関門海峡、北海道なら津軽海峡を境に防疫ラインを取る・・・・・といったぐらい敵名想定が必要だ。また、複数県で発生した場合、県外からの応援が期待できない恐れもある。自分の地域は自分たちで守れる態勢を事前に構築しておく必要がある。

 韓国では、地域を越えたと畜場へ出荷していたことも感染が拡がった要因の一つだ。家畜の移動の問題は日本も同様で、今後は国内の家畜の異動について検討する必要が出てくると思う。

 韓国では、雪の下で生き延びているウイルスが、春になり雪が溶けて動き出す恐れもある。発生地域が南下しているが、南には釜山もあり、福岡との人の行き来が盛んだ。今後、人の動きが活発な春節(旧正月)を迎える。春先にかけ、日本への感染拡大の危険性が高くなってくるだろう。

 冬にできる対策は消石灰の活用だ。畜舎の周囲に消石灰をまくなどの対策が欠かせない。今、日本にウイルスが入ったら非常に危険だという認識で、日々の防疫に取り組んでほしい。

« 口蹄疫・動物衛生研究所・濱岡隆文所長に聞く(宮日) | トップページ | 口蹄疫・マスコミ報道他 1/6(木)~1/9(日) »

口蹄疫関連」カテゴリの記事

2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

ブクログ

  • ブクログ

ブログパーツ

  • 3月31日まで投票できます

  • ジオターゲティング