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2010/10/03

口蹄疫・マスコミ報道他 10/3(日)

循環型畜産へ移行を 獣医師ら課題など報告 (宮日 2010年10月3日付)


 口蹄疫被害と地域の再建について考える「口蹄疫リレー報告会」は2日、宮崎市の中央公民館であった。家畜の病気に詳しい牧村進宮崎大名誉教授(獣医内科学)や、感染疑い1例目農場を診察した青木淳一獣医師ら3人の講演に市民約25人が耳を傾けた。

 NPO法人みやざき住民と自治研究所の主催。牧村名誉教授は感染拡大の要因について、1例目確認時点で豚に感染が及んでいたことやマニュアルの不備、過密飼育などを挙げ「将来は環境負荷の少ない自然循環型畜産への移行が必要だ」と指摘。加えて「初発農場の問題がおざなりになれば、あらゆる対策もすべて無駄になってしまう」と感染経路究明の必要性にも言及した。

 青木獣医師は感染疑い1例目の確認に至った経緯を報告。来場者との意見交換で「家畜の殺処分は感染を止めるとともに、口蹄疫汚染国からの安価な輸入畜産物から全国の畜産を守るための取り組みだったということを理解してほしい」と訴え、今後の畜産の在り方について「共同で消毒に取り組むとか地域で支え合う仕組みができないか考えている」と話した。


口蹄疫見極めに苦労 研究所や専門家少ない 密集飼育の現状非難
診察の獣医師ら検証報告

 約29万頭の家畜が殺処分され、地域経済にも大きな影響を与えた口蹄疫(こうていえき)を検証し、教訓をくみ取ろうと、「NPO法人みやざき住民と自治研究所」は2日、宮崎市の市中央公民館で「口蹄疫リレー報告会」を開いた。

 口蹄疫に関わった獣医や大学の専門家ら3人が報告を行い、市民ら約50人が聞き入った。

 都農町で動物病院を開業する獣医師の青木淳一さん(38)は、口蹄疫の1例目を診察。4月7日に発熱した牛を往診して以来、同月20日の1例目発表までのいきさつを詳細に説明した。最初は風邪だと思っていた牛の口の中に、わずかな潰瘍(かいよう)を見つけたが、口蹄疫の症状の見極めに苦労したという。また感染が拡大し家畜の移動制限が出され、人との付き合いが疎遠となり、情報が錯綜(さくそう)し、疑心暗鬼になっていった農家の様子も話し、「人と人の付き合いがいかに大切かを感じた。地域の絆を取り戻すことも大切だ」と語った。

 続いて、宮崎大の牧村進名誉教授(獣医学)(69)が、口蹄疫被害の教訓と再建への課題について講演。国内には口蹄疫の研究所と専門家が少ないことを指摘。法令やマニュアルの整備も早急に進めるべきと語った。

 同大の藤原宏志元学長(地域農学)(70)は、経済効率を最優先にして、大量の家畜を密集して飼育する県内の畜産業の現状を非難。今回の口蹄疫を、「天災ではなく、人災によるものだ」とし、「伝染病に強い農村づくりが求められている」と述べた。

(2010年10月3日 読売新聞)


口蹄疫水際対策  海外並みに強化を
 宮崎県の畜産関係者 観光客増え要望

日本農業新聞 2010/10/03

 宮崎県での口蹄疫問題を教訓に、空港など水際でのウイルス進入防止態勢の強化を求める声が、同県の畜産関係者の間で大きくなっている。政府の観光誘致キャンペーンで、海外からの観光客が3割以上も増えている。各空港に靴底消毒マットを置く対策を講じているが、関係者は十分とは見ていない。「このままでは、海外からいつウイルスが入って来てもおかしくない。宮崎だけの問題ではない」と指摘し、海外並みの対策を求めている。(寺田展和)


 「マットだけでなく、ほかにも消毒態勢をとってほしい。」同県都城市の担当者は9月下旬、県に対し、空港などでより効果的な消毒方法を講じるように求めた。同県は8月末、水際検疫の体制強化を国に要望した。

 宮崎市で和牛一貫経営をする尾崎宗春さん(50)は「防疫強化なしに観光客誘致だけをすべきではない。外国の例も参考に、水際の対応を強化すべきだ」と話す。

 農水省動物検疫所によると、国際便が就航する空港にはすべて乗客が通る場所に消毒マットを設置した。中国、ロシアなど口蹄疫発生国で農場や家畜感染施設に入った人は、動物検疫カウンターに申し出るよう、空港内で呼びかける。

 米国やオーストラリアなど「家畜大国」はより踏み込んだ対策をとっている。米国大使館によると、観光客らの入国時、全員に提出させる申告書に、家畜のそばや農場、大牧場、牧草地にいたかどうかを質問する。答えが「はい」の場合、ウイルスまん延の危険性がないかチェックするため係官が質問や荷物検査などを行う。

 オーストラリアも、入国カードで過去30日以内に家畜と接したかどうかや、農場、淡水の川、湖に行ったかどうかを確認する。全身の消毒を求められる場合もある。同国農林水産省は「入国カードの情報はリスク評価に生かす。日本人客は検疫対策に協力的」と話す。日本は入国時、こうした確認を取っていない。

 日本政府観光局によると、今年1~8月の海外観光客などの数は前年同期比33.5%増の588万4000人。中国からは、7月の観光ビザの発給条件の緩和で、約104万人と同1.5倍の伸び。口蹄疫非清浄国の韓国からも約165万人で同1.5倍だった。

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口蹄疫関連」カテゴリの記事

コメント

大量の家畜を密集して飼育する県内の畜産業の現状を非難。>>>>>

非難されるのは、その人の意見でしょうから、仕方ないのですが、山間部、地目山林で、市街化調整区域指定地であれば、畜舎もトイレも、糞尿浄化設備も、建託確認申請が要るものは、すべて建築不可でしょうし、雨水排水ですら、水利権のある地元農業委員会の承諾書がいるのが、普通でしょうから、おっしゃるように、適当な緩衝帯を間に作って、住宅地から離れて、牛舎等を建築するのは、法令違反で、不可能と思うのですが、宮崎県の都市計画図は、どうなっているのでしょうか?

畜産農家だけでなく、野菜農家、米農家さんも、本当は、農機具小屋が、現場にあれば、わざわざ毎回、自宅からトラクターを運ぶ必要も無くなるのですが、農器具小屋も、市街化調整区域では、建設不可能でしょう。。

結局、地元農家の居住条件による緩和特例など、使っての建築しかありえない?
となれば、現在の位置から、山間部へ引越しすることは、不可能なのでは?

宮崎の都市計画法地図を見ていないので、詳しくは、わからないけど、農家さんが、好きで、今の畜産団地状態を作ったのかというと、そうばかりも言えないと思うのですが。。。

鹿児島県の霧島に、アジア一大きな養豚場が計画されています。年間30万頭出荷の規模の養豚場を、ゴルフ場建設に頓挫した建設業者がナンチクと売買予約の上での計画です。今、環境アセスが始まってしまってます。市議会 県議会陳情中ですが、行政とのつながりがあるのか、なかなか。口蹄疫を考えると、宮崎で起きたことをわかってる人は出来ない、 信じられない計画です。県境ですから、鹿児島だけの問題ではないと思い、書いてしまいました。
「霧島を守ろう 」で検索してみてください。詳しくせつめいしてあります。
口蹄疫の発生の発表された4月20日に、始めて説明会があり、一般の私たちは知りました。
このような事 書いたらだめかもと思いながら、失礼なことになってたらごめんなさい。
今年は大変な年でした・・まだ終わってませんが・・・

初めてコメントします。口蹄疫関連のコメント受付がなくなるとのことで、一言お礼が言いたくて。私は牛農家かつ県の獣医師という立場です。べぶろぐさんを覗かせてもらって、このたびの口蹄疫発生による宮崎の方々の苦しみを想像し、涙が出たこと何度もありました。私の県に口蹄疫が入らなかったのはほんとに宮崎県の方々の努力と犠牲のおかげと思っています。本当にありがとうございました!最近は、明るいエントリーが増えて嬉しいです。これからも同じ牛農家として応援しています。

口蹄疫記事のコメントクローズされるのですね。
これまでたくさんの記事をご紹介いただきありがとうございました。
自身で見つけられなかったものもありましたし、
参考にさせていただいておりました。
感謝しています。

失った動物たちの生命や被災された方々への敬意の気持ちを
いつも忘れずにいたいと思います。

動物たちよ、どうぞ安らかにお眠りください。

センムさん、シャチョーさん、こんにちは。

本日は匿名ではなくHNでコメントさせていただきます。
こうてい疫関連のコメント欄をクローズされるのは残念ですが、
センムさんのお気持ちお察しします。
そして有難うございます。
本日のセンムさんのコメント、スッキリしました。

これからも頑張ってくださいね。
宮崎に休暇で帰った時には地の物をお腹いっぱい食べてふるさと貢献します!!

ひろさん

コメントのお返事が遅れてごめんなさい。
ついでに、この前頂いたコメントの返事も愛想なしで、ごめんなさいねm(_ _)m

養豚場の事は鹿児島の方のブログ(だったと思う。色々ググってたので記憶が・・・・)
で知りました。
まだ口蹄疫が猛威を振るっていた頃だったので、一番最初に頭に浮かんだのは
「そんな大規模農場・・・・埋却地は、どうするんだろう?」でした。

他にも農場からの排水の問題など、心配な事は色々ありますよねぇ・・・

ふじこさま

コメントありがとうございます。
県の獣医師さんとの事ですが、同僚の方などが宮崎に応援に来てくださったのではないでしょうか?
もしいらしたら、ありがとうございましたとお伝えください。m(_ _)m

宮崎県民だけでは、到底抑え込めるものではありませんでした。
全国から応援に駆けつけて下さった、獣医さんや自衛隊・警察官の皆様には本当に感謝しています。

色んな事を書いていきたいと思っていますので、またコメントを下さると嬉しいです!

Canonさん

抜けている物もありますが、過去の記事を探すのに自分でも重宝しています。
Canonさんのお役にもたてたみたいで嬉しいです。

口蹄疫は終わった問題じゃない・・・・。
忘れないでいて下さる方がいるのが心強いです。

namiiroさん

namiiroさん=匿名さん でよろしいのでしょうか?

ちょっと熱くなってしまいましたが・・・・
肝心の方が読んでくださったかどうか(笑)

他のカテゴリーはコメントを残せるようになっていますので、また書いてくださいね!
宮崎にお帰りの際は「チキン南蛮」や「コシの無い うどん」(笑)やら
お腹いっぱい食べて下さい!

東国原知事のTwitterより

「薦田氏の種牛の抗体検査の結果は、全て陰性だった。」


ひとつ溜飲の下がる思いです。

薦田氏の種牛について、
県内のある畜産家がご自身のブログの中で
「売名行為」と記されていました。
同業者ですらこのような発言をされるのですから
世の中色々な方がいらっしゃるのだなぁとしみじみ。

薦田さんの衛生管理と疫病対策に敬意を表したいと思います。

Canonさん

口蹄疫関連のコメント欄を閉めてしまった今、この話題についてお返事を差し上げるのは、なんかちょっと違和感を覚えるのですが・・・・・

民間種雄牛については、宮崎県内の和牛農家と、県外の方(特に和牛生産に携わっていない方)との間には大きな認識の差があると思うので、私なりに解釈している事を書いておきます。

こういう例えがふさわしいのかどうかはわかりませんし、すごく不謹慎な書き方になってしまうかも。

宮崎県の和牛農家を戦時中の国民、
事業団の種牛たちを「皇室」
そして口蹄疫と戦った牛たちを兵隊さんだと思ってください。

宮崎県の和牛農家にとって、事業団の種牛たちは「絶対」の存在でした。
ですから殆どの農家は種牛の移動という特例を喜びましたし、49頭の助命運動もしたのです。

中には「それはおかしい」と思った方もいるでしょうが、戦時中の国民の多くにとって皇室が絶対に守るべき存在で、戦後においては復興に欠かせない希望の光だった事から考えれば、事業団の種牛が皇室に近い存在だった事は想像して頂けるのではないでしょうか。

それに比べると、民間の種牛は「自分達の牛と同じ、一兵卒」だったのです。
民間の「種牛」と聞いても、地元の極一部の人以外は、聞いた事も見た事も無い存在です。
宮崎県に民間の種牛がいた事を知らなかった和牛生産農家も大勢います。
私にしても「聞いた事はあるけど・・・・」程度の認識でした。

自分の牛と同じ一兵卒でありながら、飼い主がワクチン接種を拒んだばかりに生き残っている牛と、県有種牛を同じレベルで語られるのに「なんで?」という疑問を持った和牛農家は多かったと思います。「売名行為」という表現も、そうした思いからだったのではないでしょうか。
自分の息子は戦死したのに・・・・という思いがあっても、おかしい事ではないでしょう?

この書き方で、少しは理解していただけるでしょうか?

戦いの中を生き残った兵隊さんに対して戦後、死刑を言い渡す事が正しい事ではないのはわかっているのですが、認識の違いだけはわかってほしくてお返事を書きました。

もちろん、
>薦田さんの衛生管理と疫病対策に敬意を表したいと思います。
この気持ちは同じです。

お返事ありがとうございます。

センムさんがご説明くださったこと
これまで目にした様々な記録から、
おぼろげながら拝察いたしておりました。

今回を機に、同業種の方たちの間で情報の交換がこれまで以上に進んで、
機能するコンソーシアムが形成されていくといいですね。

価値観は固有のものですが
否定や批判というより、
自分の国で起きた災害に、
一国民、一消費者、一生命体として
できることをしたいと思っています。

畜産農家としてのセンムさんのご見解をお示しくださったこと、
感謝しております。
ありがとうございました。

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