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2010/08/09

口蹄疫・マスコミ報道他 8/8(日)

現場発:感染経路不明でも「初発」特定 口蹄疫調査に農家不信 毎日新聞 2010年8月8日 西部朝刊

 宮崎県で牛や豚などの家畜約29万頭を殺処分に追い込んだ家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)は、県が27日に終息宣言する見通しだが、感染ルートの解明には至っていない。感染の経緯を調べる農林水産省の疫学調査チームは7月23日、第4回の検討会で初発事例を具体的に示しながらも「ウイルス侵入経路の特定は困難」とした。初発とされた農家らは「まともに当事者の話を聞かずに結論を出してほしくない」と戸惑い、不信感を募らせている。【石田宗久】

 ◇旅券見ず渡航確認/聞き取りに来ない
 初発とされた都農町の竹島英俊さん(37)はイタリアでチーズ作りを学び、3年前、移住した。水牛約40頭を飼い、未明に搾った乳を東京のレストランに届ける日々は、口蹄疫で絶たれた。

 3月末、元気のない水牛をかかりつけ獣医師は風邪と疑った。獣医師が保管していた検体で4月23日、6例目と確認。疫学チームは「ウイルス侵入は最も早い3月中旬と推察される」とした。

 口蹄疫は今年に入り韓国や台湾で流行していた。竹島さんは調査で、渡航歴などを質問されたが、「パスポート提示さえ求められなかった。こんな調査じゃ納得できない」と怒る。一日のほとんどを農場内で過ごし、観光客も原則として受け入れていない。「なぜ感染したのか。殺された動物のためにも徹底的に調べてほしい」と強く求める。

 「水牛から人を介して広がったのなら、まず発症するのはうちのはず。なぜ何も話を聞きに来ない?」

 4月23日に5例目と確認された川南町の森木清美さん(61)は首をかしげる。竹島さんの農場を手伝う親族が連日、お茶を飲むため家に立ち寄っていたからだ。牛75頭の中に発熱を確認したのは22日朝。「ウイルスがどこから来たのか。はっきりしなければ怖くて経営再開できない」

 疫学チームは、3月下旬にウイルスが侵入したとみられる農場に1、7例目を挙げた。4月20日に確認された1例目の黒木保行さん(59)方は竹島さんの農場から約500メートル。黒木さんは月2回、竹島さん方に都農町の広報誌を届けていた。

 黒木さん方から約3キロ離れた2~5例目と7例目の農場は百~数百メートル内にある。7例目は全国に和牛牧場を展開する畜産会社の農場で、約700頭を飼育。4月24日に症状を確認し通報したが、地元旬刊紙が「感染を隠ぺい」と報じ、会社側は名誉棄損で提訴した。代理人は「4月18日に風邪を疑い投薬し、19日に治った。専属獣医師の判断で経過観察していた」と疑惑を全面否定する。

 疫学調査チーム長の津田知幸・動物衛生研究所企画管理部長は、ウイルス侵入時期の根拠を「症状の写真や抗体検査の結果から推定した」と説明する。ウイルスの潜伏期間を約1週間、感染の痕跡を示す抗体ができるまでを約2週間などとして逆算したという。

 チームは来月にも中間報告を取りまとめる方針。津田チーム長は「感染時期の推定は今までのデータが基であり、データが足りなければさらに聞き取りが必要」と、追加調査の可能性を認める。


 田村主将(高鍋農)甲子園で始球式
(宮日 2010年8月8日付)

 「口蹄疫に苦しむ県民の皆さんに一日も早く立ち直ってほしい」。甲子園球場で7日始まった第92回全国高校野球選手権大会開幕試合の始球式で、高鍋農の田村栄二主将(17)=園芸科3年=が投げたのは、そんな思いが詰まった一球だった。実習用家畜が殺処分されるなどの悲しみから立ち直ろうとする姿に、スタンドから惜しみない歓声と拍手が送られ、開会行事のハイライトとなった。

 夏の大会で本県選手が始球式を務めるのは初めて。田村主将は一塁側ベンチから勢いよく飛び出し、笑顔でマウンドへ。受け取ったボールを両手で大事そうにこねるようなしぐさを見せ、じっと目を閉じた後、思い切り投げた。ワンバウンドしたが、捕手のミットにきっちりと収まった。

 スタンドでは父勝幸(47)、母あけみ(45)、妹江美理(14)さんが見守った。バックネット裏から息子の勇姿を写真に収めた勝幸さんは「こんな機会を与えてもらい、本当にありがたい。忘れられない一生の思い出です」と感謝。江美理さんは「この数カ月、苦しいことやつらいこと、たくさんあったと思う。野球部の主将として頑張ってきたのが伝わってきた」と大粒の涙をあふれさせた。

 同校野球部の1、2年生19人も同じスタンドから、晴れ舞台に立った先輩をまぶしそうに見詰めた。畜産科1年の岡崎孝文君(15)は「育てていた家畜が殺処分され、落ち込んだ時期もあった。キャプテンの投球に勇気をもらった」と晴れやかだった。

 笑顔を絶やさず大役を果たした田村主将は「緊張して足が震えた。ワンバウンドは残念だったけど、気持ちを込めて全力投球した。大歓声は宮崎県全体への応援の気がしてうれしかった」と白い歯をのぞかせた。

 同校は口蹄疫により実習用の牛53頭、豚281頭の殺処分を余儀なくされた。本県高校球児の夏にも影響が及び、対外試合の中止や県大会の無観客試合など異例の事態が続いた。今回の始球式は日本高野連が、口蹄疫被害からの復興を図る本県を励まそうと、畜産農家の野球部員がいる高鍋農の田村主将を選んだ。


※山崎メモ
正直、田村君の始球式では感涙。いや、ワンバウンドだったんだけど、そんなの関係なく泣けた。
対策費総額73億5338万円 県内26市町村
(宮日 2010年8月8日付)

 県内26市町村が口蹄疫対策費に総額73億5338万円(7月末現在)を計上していることが、宮崎日日新聞社のアンケートで分かった。主な内訳は家畜の殺処分や埋却、消毒剤の購入などに使う防疫対策費や農家支援など。国の財政支援策が具体的に決まっていない中、20市町村が「余裕はない」と答えており、厳しい財政事情が浮き彫りとなった。

 アンケートは、各市町村の財政担当者に五つの質問をメールで示すなどして、6日までに回答を得た。

 対策費が最も多かったのは宮崎市の20億3千万円。内訳は、消毒剤の購入や殺処分した家畜の埋却などに使う防疫対策費8億6475万円、競り市の中止や延期で出荷が遅れた家畜の飼料代助成や取引価格の補てん費2億5627万円など。財源として、自治体の貯金となる財政調整積立金(財調)19億2300万円を充てた。

 口蹄疫の発生が集中した川南町は2億3371万円を計上。26市町村中8番目に多かった。内訳は、防疫費2億1371万円、地域経済対策としてプレミアム商品券の発行2千万円。財調2億971万円などを財源とした。

 発生地域外の自治体の負担も大きく、小林市4億3706万円、串間市1億9324万円、高原町2億7294万円などとなっている。

 「対策費は、今の財政状況で捻出(ねんしゅつ)できる範囲か」という問いに対しては、えびの市や新富町など6市12町2村が「余裕はない」と回答。「どちらでもない」などとした自治体も「復興支援のための追加措置や財源がどうなるか明確にされていないため、どちらともいえない」(小林市)、「余裕あるなしにかかわらず、当然財政出動すべきだと認識」(日南市)などと答えた。「余裕がある」とした自治体はなかった。

 財調を取り崩して財源の一部としたのは宮崎市や都城市など6市10町2村に上り、総額は51億8825万円(7月末現在)。日南市や高鍋町など3市4町1村は交付税や繰越金などを充てた。


18市町村財調頼み 対策費で本紙調査
(宮日 2010年8月8日付)

 宮崎日日新聞社が県内26市町村に実施した口蹄疫対策費に関するアンケートで、18市町村が貯金に当たる財政調整積立金(財調)を取り崩して対策費を工面している実態が明らかになった。国は口蹄疫対策特別措置法に基づき、ワクチン接種後に殺処分した家畜の補償や埋却費用は全額国費負担する方針を示しているが、防疫費や復興対策費への支援は不透明。このままでは来年度予算の編成が危ぶまれる自治体も出てきそうだ。

 発生が集中した川南町は財調の取り崩しが2億971万円に上り、現時点の残高は6336万円。来年度以降の予算編成が困難、もしくは編成できない状況に陥っている。年度末には3億円程度まで積み戻す考えだが、財源の当てはない。町総務課は「特別交付税(特交)を期待し、国県の支援も見込んでいるが、現状では見込めないのでしばらく静観したい」としている。

 特措法は国の対策費負担について、都道府県知事や家畜防疫員が実施する消毒や埋却に要した費用、損失補償などは「全部または一部を負担する」と定めているが、市町村の費用負担についての記述はない。

 このため、都城市は「市町村が要する費用の国負担について、国が早急に提示し、その全額を特交で措置」するよう要望。新富町も「『きちんとみる』『特交で手当てする』など明確にしてもらわねば、安心して対策に当たれない」として、国が早期に方針を立てるよう訴える。

 ただし特交は、自然災害など特殊な財政事情が生じた場合に交付される(年2回)もので、規模は全体で約1200億円にすぎない。

 国富町は「算定根拠が不明確」とも指摘。さらに「細かい事業ごとに補助の対象が分かり、市町村の申請に基づき支給されるので使いやすい」として、補助金の創設を求める。補助金の場合、補助率を10分の10とすれば全額国庫負担となる。

 このほか、発生地域以外からも「県全域が防疫区域になり、自主防疫や出荷遅延対策に経費を要した。家畜の制限区域にもかからなかったが、国からの支援が得られるか」(串間市)と危惧(きぐ)する声が上がっている。


フェニックス自然動物園が再開
MRT (08/08 16:29)

口蹄疫の影響で休園していた宮崎市のフェニックス自然動物園が、8日、およそ3か月ぶりに、営業を再開しました。
口蹄疫の影響で、5月17日から休園していた、宮崎市のフェニックス自然動物園。
非常事態宣言が、7月末に解除されたことを受けて、8日、84日ぶりに、営業を再開しました。

園内には、消毒マットや立ち入りを制限するための柵が設置されるなど、口蹄疫の感染防止対策が続けられていますが、訪れた家族連れらは、思い思いに動物との楽しい時間を過ごしていました。
(来園者は)「楽しみにしてきた。
動物たちをよく見て遊びたい」「これでまた、宮崎が元気になってくれれば良い」(宮崎市フェニックス自然動物園・出口智久園長)「十分待っていただいたわけですけど、なんとかオープンすることができた。
動物との出会いを満喫してほしい」また、8日は、園内にある流れるプールもオープンし、子供たちが、大きな歓声をあげながら、水遊びを楽しんでいました。
フェニックス自然動物園の流れるプールは、9月5日までで、期間中は、園内で様々なイベントが行われることになっています。

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コメント

毎日新聞 西部朝刊
報道は本来、こうあるべき!

今までの報道が国や県、あるいは見えない影の圧力の思惑に沿った意図的に作られた報道ように思えてしまう。本人たちは実名を出してまで、真相究明を切に望んでいる。彼らの勇気に感謝したい。

一部新聞のみで、他のメデェアが取り上げないことに、やっぱり不信感はぬぐえないですね^^;

国会でも、野党選出の疫学調査チームを作るくらいやったらいいのに。。
自民も、選挙で勝ってもらった政党助成金を突っ込むくらいすれば、簡単に調査チームは出来ると思うんですけどね^^;
自民にもA牧場関係がいるのかな?
公明にはいそうだから、野党もおとなしいとか。。。

犯人を公表とは言わないけど、防疫ラインの穴はしっかり究明するのが、調査の目的じゃないのかなぁ^^;

西諸牛命さん、ほかぞのさん

前にも書きましたが口蹄疫のニュースに関しては毎日新聞の地方版と西日本新聞は、丁寧な取材をされ、詳しい内容の記事を書いてくれています。
特に毎日新聞の石田さんの記事は信頼できるなと思っています。
その石田さんが一歩踏み込んだ記事を書いてくれたのは嬉しいです。

武井県議のツイッターによれば、日弁連の口蹄疫視察調査も行われたようですし、知事のブログには
「初発を水牛農家とするなら、それなりのしっかりした根拠が必要であろう。検体分析で、初発を水牛農家とするなら、じゃぁ、どこから?何から?その水牛農家にウィルスが侵入したのか?を解明することが重要である。
 今回、県も独自に調査する必要があると思っているが、そういうことを解明・究明することが「第一義」である。」
とも書かれています。

県内の畜産農家、中でも川南の畜産農家が、疫学チームの調査結果に(それは、あくまでも写真や抗体検査の結果、部分的な聞き取り調査による物ですが)不信感を持っている事は否めません。
知事はまた、「これだけの甚大な被害を出したのだ。場合によっては、警察レベルでの捜査等が必要になって来るのではあるまいか?」とも書かれています。

警察レベルでの捜査が、果たして本当に行われるのかどうかは今のところ不明ですが、より詳しい調査がなされる事を願って止みません。
ほかぞのさんが書かれているように「犯人を公表とは言わないけど、防疫ラインの穴はしっかり究明する」べきですから。

A牧場に関しては、過去に宮崎県が自民党の議員を通じて誘致を行ったとかいう「ウワサ」はあるみたいです。実際、産業の少ない宮崎にとって大手牧場による雇用は大きなメリットだったと思われますし。
それが正しく機能すれば、何の問題も無かったでしょうが。

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