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2010/07/29

口蹄疫・マスコミ報道他 7/28(水) 2

小規模農家には処理難しい

家畜の伝染病、口てい疫の感染が最も集中した川南町で、畜産の復興策を検討する会議が開かれ、ウイルスを含むおそれがある大量の排せつ物の処理は小規模農家には難しいという指摘が相次ぎました。

この会議は、口てい疫ですべての家畜が処分された川南町で、畜産の復興策を探ろうと28日開かれ、町と地元のJA尾鈴、それに畜産農家の代表など10人余りが参加しました。
会議では、懸案の3万5000トンにも上る家畜の排せつ物の処理について意見が交わされ、「小規模な農家ではウイルスを死滅させる処理が難しい」との指摘が相次ぎました。
中には、「処理に必要な農業機械を持たない農家を調べ、応援を派遣すべきだ」といった提案もあり、今後、国や県の担当者を交えて検討することになりました。

また、家畜の飼育の再開時期について、町側から、排せつ物の処理が終われば、9月半ばから3か月程度かけて、牛や豚を試験的に飼って感染のおそれがないことを確認した上で、来年の1月に一斉に再開するという、スケジュールの案が示されました

28日の会議には、川南町にある県外資本の大規模農場は参加していませんが、これについて農家から、「来月にも終息宣言が出ればすぐに再開するおそれがあり、何らかの規制が必要だ」という意見が出されました。
川南町の内野宮正英町長は、「排せつ物の処理に対する不安の声には対応をしたい」と話していました。
07月28日 17時58分 NHKローカル


※山崎メモ
・処理の必要な排せつ物は約3万5000トン
・9月半ばから「おとり」を使ってウイスルの有無を確認するもよう
・県外資本の大規模農場(A牧場)は、会議に参加せず。
終息宣言が出されれば、すぐに再開するかもしれず、農家側は不安がっている。
口蹄疫宮崎全県で制限解除
 総力戦で終息道筋 ふん尿処理など課題も

日本農業新聞 7/28付

 宮崎県の口蹄疫問題で、県は27日、県内で唯一、残っていた宮崎市を中心とする地域の家畜などの移動・搬出制限区域を解除した。ウイルス封じ込めが後手に回り、国と県の足並みの乱れも目に付いたが、JAをはじめ地域を挙げた ”総力戦” で、最初の確認から99日目にようやく終息に向けた節目を迎えた。

 この3ヶ月余り、組合員農家を支える立場のJAは、組織を挙げて防疫人員を投入。経済連や中央会、全国連も連日、作業員を送った。家畜の殺処分や消毒作業などにも当たったJAグループ職員は、県が把握するだけで15日までに延べ1万6000人を超えた。

 一方「非常事態」の下で、行政との役割分担はあいまいになった。行政は動くのに財源と手続きが必要で、一刻を争う中、殺処分の補助作業や消毒ポイントの運営、農家の意向調査、物資の配給、ふん尿処理まで、さまざまな仕事が「協力要請」という形で、JAに投げられた。

 だが、JA職員らは殺処分の過酷な作業に出ても、日当すら支給されていない。農家からは「JAは良くやってくれている」との声が聞かれる。

 感染拡大で行政の責任を問う声も大きい。初動のまずさだけでない。5月の大型連休中も、JAはコンテナでの家畜の隔離や川を挟んだ領域のワクチン接種といった封じ込め策を提案したが、聞き入れられなかった

 県西部のえびの市。いち早く消毒ポイントを設置したのはJAだった。市内で感染牛が見つかり、県の消毒ポイントに指定されると、県から職員が派遣されたが、制限解除と同時に引き上げた。結局、最後まで防疫を続けたのはJAや市町村、農家、青年部、建設業などの協力者だった。

 各地で防疫作業に当たったJA職員には今も、消石灰によるやけどの跡が痛々しく残る。あるJAの管理職は口蹄疫発生から1日も休まず、防疫対策に神経をすり減らす中で、鎮痛剤が手放せなくなった。

 県内全域で移動制限区域が解除された反面、国や県による現地の人的体制は大幅に縮小した。だが、発生集中地域ではふん尿の堆肥化や一斉消毒など、清浄化への課題は山積みだ。JAも経営に大きな打撃を受けたが、まだ仕事が尽きない。


※山崎メモ
日本農業新聞による自画自賛の記事内容だが、今回一番の機動力を持って防疫措置に当たったのがJAであったのは間違いない。ホントにホントに感謝しています。

・5月の大型連休中にワクチン接種を提案したという話は聞いていたが、おそらく記事になったのは初めて。

「農場規模は許可制」 知事、議論の必要性言及
(宮日 2010年7月28日付)

 東国原知事は27日の定例会見で、口蹄疫で被害を受けた今後の畜産の在り方について「許可制や埋却地確保の義務化が議論になる」として、農場の規模に対する規制の必要性に言及した。口蹄疫対策特別措置法第23条に盛り込まれている基金については、国へ早急に対応するよう求めた。

 畜産復興について、知事は「再生というより新たなものの創造を」として、日本一清潔で工業システム化された業態を県全体で目指す考えを表明。家畜の飼養頭数など農場の規模については「無制限ではなくそれなりの防疫措置、意識をしていただく」として、許可制や埋却地確保の義務化の必要性に触れた。

 全体像が明らかになっていない特措法の基金に対して、知事は「どれぐらいの規模であれば復興の礎になるのかを県が示さないと、国の重い腰は上がらない」と指摘。国に示す時期については「(畜産関係の生産者大会が開かれる予定の)8月19日、もしくは(8月27日予定の)終息宣言時にポイントを絞りたい」と述べた。

 一方で知事は「発生農家主義は非現実的」として、国や県が共同埋却地を用意することや、埋却のために移動制限区域内を移動させることなどを家畜伝染病予防法で認めるべきとも述べた


JA都城で子牛登記始まる 競り再開へ不安も
(宮日 2010年7月28日付)

 口蹄疫問題で県内全域の家畜の移動・搬出制限区域が解除された27日、JA都城(新森雄吾組合長)は競り再開に向けて子牛検査を再開した。検査は4月に県内での口蹄疫発生を受けて中断していた。7、8月の競りに出荷予定だった子牛約800頭について、30日までに登記作業を行う。

 同日はJA職員が各農家を回り、子牛の鼻紋を採取して子牛の雌雄や血統、生年月日などを記入した調査台帳を農家に確認していった。51頭を飼育する同市高木町の繁殖農家亀田寛さん(55)の牛舎でも子牛4頭が検査を受けた。亀田さんは「牛舎も満杯で収入もなく大変だった。ほっとした」と話しながらも、「競りが始まってもしばらくは購買者が来ないかもしれない。価格次第では、雌は繁殖素牛として残す方法も考えないといけない」と、今後に不安をのぞかせた。

 JA都城によると、都城地域家畜市場で開催している子牛競り市の出場頭数は県内最多で月平均約1800頭。競りは口蹄疫発生で5月から中止されており、8月までの4カ月で約7300頭の子牛が滞留している。

 和牛生産課は「競り市開催を月2回にして日数や出場頭数も増やし、滞留している子牛を11月ごろまでに出荷させたい」としている。

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コメント

ワクチン接種農家の糞尿処理の時も、篠原副大臣はボランティアを期待するようなことを、おっしゃっていましたねぇ^^;
農業新聞の話だと、行政の行動力のなさは、改めて、浮き彫りにされたような気がします。
最後まで、JAに負担をかけるおつもりなんですかね?
天下り先といわれる全農や経済連解体まで(補助事業の天引きは事実ですからね)考えている政権が、
結局末端のJAに丸投げで終わらせようなんて、虫のいい話はないような気がしますがね・・
最後まで、自衛隊と重機を出すのが、筋だとおもいます。

県外資本の大企業とやらは、渦中の預託業者さんですか^^;
思うに、病気持ちの牛も結構いたようですから、知人の農場には肺炎持ちの子牛が肥育用で大量に島から上がってきたことも在りますし、
今回の評価額を受け取ることで、一番利益を上げた会社になるのではないでしょうか?
何が正しいのか、わからなくなってきましたヤレヤレ ┐(´(エ)`)┌クマッタネ

ほかぞのさん

ワクチン接種農家のふん尿処理は、皆さん苦労しているようです。
特にホルスの農家さんでは水分量が多く温度が上がりきらないのではと。
自衛隊の応援も少しはあったもようですが、最初だけでしたし・・・・。

昨日のNHKローカルでは、川南の獣医さんhttp://pathovets.exblog.jp/
が、ワクチン接種農家で発症していた可能性の家畜がいたかも知れない事を考えると、殺処分された農家と同等のふん尿処理が行われるべきだとおっしゃってました。

誰かが確実に行わなければならないふん尿処理ですから、やはりJAに負担が行ってしまうのかもしれません。国・県にもうちょっと手を貸して欲しいです。

件のA牧場は、言っては悪いですが「焼け太り」になりそうな雰囲気です。
この会社に関してはきちんと調べた上で補償金の支払いをして欲しいです。
ホント、なんだかなぁ・・・・・

あ、MRTで口蹄疫特集の番組を放送しました。
なかなか見ごたえのある特集でした。
録画していますので、もし、興味がおありでしたら会社宛にメール下さい。
メールアドレスはHPの方に書いてあるはずです。

JAのかたと話す機会があったのですが、口蹄疫の殺処分の作業にいった人は、手当てがでてると世間のかたは思ってるらしく、いくらもらったときかれるそうです。協力依頼を受けて行っただけで、お金はもらっていないそうです。
また、殺処分に参加しなかったりした職員もいたり、真面目に頑張ってケガした職員もいたりして、ギクシャクしているみたいです。例のA牧場にも関係ないけど役員が命令して処分に参加させられたみたいです。連合会も役職にかかわらず参加した連合会と部長級でも行かなかった連合会もあり、内部、単位農協とねあいだでいざこざがあるのではといわれてました

すめらぎさん

お返事が大変遅くなって、ごめんなさい。
実は私もJAの人達が手当無しで作業されていたと知らなかった一人です。殆どJAさんとの繋がりが無いので、詳しい事は知りませんでした。
けれど、今回の防疫で先頭に立って活動してくれたJAさんの組織力は、流石に素晴らしいものがありました。
感謝、感謝です!

でも、やっぱり県下のJAが一枚岩とは言えないのですね
「おとり牛」(ウイルスが残っているかどうかを確認する為、試験的に導入する)についても、各JAによって、対応に差があるようです。
今後の宮崎の畜産の信頼性にも影響があることですし、過去はどうであれ、連携を取りながら復興を目指して欲しいです。

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