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2010/07/19

口蹄疫・マスコミ報道他 7/18(日)

児湯全域の制限解除 民間種雄牛を殺処分 (宮日 2010年7月18日付)

 口蹄疫問題で県は17日、高鍋町の民間種雄牛6頭の殺処分と農場の防疫措置を完了し、18日午前0時、この農場を中心とした家畜の移動制限区域(半径10キロ)を解除した。これにより、国内で初めてワクチン接種に踏み切った川南町を中心とする児湯地域での発生については、すべての移動・搬出制限区域が解除された。4月20日の都農町での第1例発生から90日ぶり。残る制限区域は、4日に発生した宮崎市跡江の農場を中心とした区域のみとなり、27日に解除の見通し。約29万頭が犠牲となった未曾有の本県口蹄疫は、全県的な終息へ向け、大きな節目を迎えた。

 種雄牛6頭の殺処分を拒んでいた高鍋町の農場経営者薦田長久さん(72)が処分を受け入れたことで、県は17日午前、作業に着手。県の家畜防疫員らが薦田さんの農場から種雄牛を町内の共同埋却地に運び、処分を行った。農場に残っていたふん尿や堆肥(たいひ)なども埋却。牛舎の消毒などすべての防疫措置を同日午後5時までに完了した。

 この農場を中心とした移動制限区域には高鍋、川南など2市4町が含まれていたが、18日午前0時に解除。併せてイベント自粛などを求める非常事態宣言も解除された。

 県は児湯地域の感染・感染疑い家畜の処分を6月24日に終了。国の防疫指針に基づき、21日を経過した今月16日に同地域の制限区域をすべて解除する予定だった。しかし、薦田さんが殺処分勧告を拒否したため、解除が不透明な情勢になった。このため東国原知事が種雄牛の救済方針を転換し、薦田さんに殺処分を要請。これにより、薦田さんの農場から半径10キロ圏内を移動制限区域として残し、それ以外の区域は16日解除された。

 宮崎市の移動・搬出制限区域の解除に向けては、発生農場から半径3キロ圏内で抗体検査のための採血を実施。20日から同3〜10キロ圏内で目視検査を行い、いずれも異常がなければ27日午前0時に解除される見通し。


全域で牛豚ゼロに 児湯4町
(宮日 2010年7月18日付)

 口蹄疫被害の“激震地”となった児湯・西都地域。中でも川南、都農、高鍋、新富の4町は全域がワクチン接種区域となり、牛と豚が1頭もいなくなるなど、壊滅的な被害を受けた。復興への道のりは険しいが、今回の制限解除が道のりの第一歩となる。

 県内11市町で発生した感染・感染疑い21万1608頭のうち、児湯・西都地域の1市5町では98・6%にあたる20万8698頭が集中。ワクチン接種後に処分された家畜を合わせると、県内飼育頭数の4分の1近い28万1078頭となり、いかに被害が甚大だったかが分かる。

 同地域の畜産産出額は約400億円(2006年度)。その規模は静岡県全体の畜産産出額(全国21位)に匹敵する。今回の口蹄疫で受けた打撃は畜産のみならず、関連産業や飲食、観光面など多岐にわたる。県は発生前の状態に回復するには数年を要するとみている。

 今後もウイルスが大量に含まれたふん尿を堆肥(たいひ)として処理し、発酵の熱で無害化する作業は8月27日まで続く。ワクチン接種地域では、国から義務付けられている畜舎の一斉消毒も2回残っており、家畜の再導入が可能になるのは9月以降の見通しだ。


民間種牛 処分完了、高鍋の制限区域解除

 宮崎県の口蹄疫問題で、県は17日、高鍋町の薦田長久さん(72)の種牛6頭の殺処分と埋却を終えた。これで殺処分の対象になった県内の家畜はすべて処分された。

 県は18日午前0時、高鍋町を中心とした家畜の移動制限区域と、制限区域内の住民にイベントや外出の自粛を求めた非常事態宣言を解除した。県内で移動制限区域が残るのは、27日に解除予定の宮崎市の一部だけとなった。

 種牛はトラックで2頭ずつ3回に分けて町内の共同埋却地に運ばれた。薦田さんは付き添わず、埋却地で獣医師が注射を打って殺処分した。

 県は、殺処分前に6頭の血液を採取した。薦田さんの求めに応じて、種牛が口蹄疫に感染していないことを証明するため抗体検査で確認したい意向だ。

(2010年7月18日 読売新聞)


口蹄疫集中の宮崎県東部地区 家畜移動制限解除 公共施設に多くの来場者
2010年7月18日 21:20 カテゴリー:社会 九州 > 宮崎

 家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」の感染被害が集中した宮崎県東部で18日、家畜の移動制限区域が解除された。不要不急の外出自粛を求めた県の非常事態宣言も解かれた。同日は連休中ということもあり、観光施設や久しぶりに開館した公共施設に多くの来場者が訪れた。未曾有の被害を受けた地域が、およそ3カ月ぶりに明るさを取り戻し始めた。

 世界的に評価の高いワイン生産で知られ、年間約13万人近くが訪れるという都農(つの)町の第三セクター「都農ワイナリー」。口蹄疫が爆発的に広がった5月の連休以降は観光客が減り、「売り上げは3割ほどダウンした」(小畑暁工場長)という。しかしこの日の客足は好調。小畑工場長は「お客さんも、(自粛という)心の重しがとれたのだろう」と、胸をなで下ろした。

 最も被害が深刻だった川南(かわみなみ)町の町複合施設「トロントロンドーム」は17日、約2カ月ぶりに再開した。同日は中学校の吹奏楽部が施設内の文化ホールで練習し、活気に満ちていたという。「これから夏休みで利用も増えるだろう。消毒マットで再発防止は続けたい」と施設の担当者。

 18日に図書館を利用した同町のパート女性(35)は「子どもが2人いるから、遊び場所が増えてよかった。絶対再発させないように協力したい」と話していた。

=2010/07/18 西日本新聞=


「生活戻りうれしい」 児湯移動制限解除
(宮日 2010年7月18日付)

 「ようやく元通りの生活に」。高鍋町の民間種雄牛が17日殺処分され、約3カ月にわたり設定されていた児湯地域の移動制限は18日午前0時、すべて解除された。17日には、休館していた公共施設が一部で再開。早速、スポーツ少年団が練習に汗を流したり、図書館を訪れる住民の姿も。深刻な打撃を受けてきた商業者にも希望が見えてきた。依然、宮崎市の発生農場周辺で移動・搬出制限は続き、家畜のふん尿が残る児湯地域も厳戒態勢に変わりはない。しかし復興へ向け、住民は確かな一歩を踏み出しつつある。

 17日は、発生が集中した東児湯5町すべてで公共施設が一部再開された。スポーツ少年団も約2カ月ぶりに練習。川南町の東地区運動公園では少年サッカー約200人が交流試合を行い、汗だくになってボールを追いかけた。同町・東小6年の黒木宏将君(12)は「大人の人たちが頑張ったから、またサッカーができるようになった。一生懸命練習して、秋の県大会で好成績を残して喜ばせたい」と元気に話した。

 高鍋町勤労者体育センターでは、高鍋東小女子バレーボールスポーツ少年団が練習。指導する木俵秀明代表(65)は「子どもたちの元通りの笑顔が見られて良かった」とうれしそうだった。

 図書館や公民館なども再開し、待ちわびた住民が詰め掛けた。都農町民図書館を訪れた都農中1年の麻生詩織さん(12)は「週末の勉強に利用していたので再開を楽しみにしていた。元の生活に戻れるのでうれしい」と笑顔。

 家畜の移動制限により、人やモノの動きが止まり、地元商業者は悲鳴を上げていた。高鍋町で町名産のカキ料理を出す「秋山商店」も県の非常事態宣言以降、予約キャンセルが続いた。制限解除に店主の秋山末義さん(75)は「ほっとした。早くお客さまに戻ってきてもらい、高鍋のおいしいカキを食べてほしい」と期待を寄せた。

 新富町飲食店組合は毎月開いていた朝市を中止していた。組合員の高松旦彦さん(64)は「やっと終息が見えた。8月1日に復興の意味を込めて朝市を開催し、町内外に元気をアピールしたい」と気持ちを新たにしていた。


※山崎メモ
残された堆肥やふん尿の事を考えれば、まだ安心とはいえないかもしれないが、制限解除に伴う「普通の生活」が戻ってきた事は、素直に嬉しい。
テレビで自衛隊が撤収していく姿が流れた時には「ようやく終わりに近づいた」(実際には、堆肥の処理までしていって帰ってくれと思ったのも事実)と、涙が流れた。

「制限区域」・「非常事態宣言」、言葉にすれば簡単だが、これは「普通の生活」を送れないことなのだ。
公民館が閉鎖された事により、学童保育や老人会の集まり、果てはリサイクルごみの収集さえなされなかった。
予定されていた集団検診も先送りになり、田植え前の用水路の共同清掃も中止された。
図書館をはじめ、体育館の使用も中止され、地域での活動はほぼ皆無だった。
それでもなお「非常事態一部解除」のニュースでネット上では「宮崎は甘すぎる」との非難を受けた。

確かに畜産農家にしても、その防疫に対する意識の差があり、批判を受けても仕方が無い部分があったのは否めない。が、「これ以上、何をどうしろと!」と思っていた畜産農家も多かったのではあるまいか。

何はともあれ、西諸県地域では16日の0時を持って(都城も?)人工授精が出来るようになった。
これで、今まで無収入であった人工授精師の人達にも、少しは光が見えてくる。
削蹄師の仕事もしかり。
あとは、防疫に神経を注ぎつつ子牛のセリ市が開催されるのを待つばかりである。
そして畜産に関係ない人々の生活が元に戻ることを、何より祈りたい。

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コメント

おつかれさまです

やっと終息の光がみえてきましたね

K氏の件は僕は批判的にとらえていましたが、牛飼いとして、気持ちは理解できます

無駄な命はありませんし

すべての家畜の冥福をいのります

しかし、やっと授精も開始されましたが、きづいたらなんと7割が空胎でした

そしてショックな事に忠富士は家には配布がないかもしれません

さらにショックな事に、試験種付けでうまれた子牛は種牛もいなくなったので、通常のセリに出荷とのことでした


いたしかたないのはわかっていますが多分涙が出るくらい安いでしょう

売却できる牛がいるだけましとはいわれましたが(-_-;)

再建の道は遠いです(-_-;)

久々のコメントなのに愚痴になっていまいました。

ごめんなさい

あとごめんなさいついでに、ブログも引っ越ししました。

よろしくお願いいたします

ガキのころ、クラスにいいところのぼっちゃんがいた。そいつはちょっとすりむいただけで皆が「大丈夫?」「痛くない?」と、よってたかって心配する。俺はというと、本来なら医者にかかって縫わなければならない大出血の怪我をしても「そんなもん唾つけときゃ治る!」と言われ、誰も助けてくれなかった。2ヶ月間痛みが引かなかったからヒビくらいは入っていたように思われる。大人になって、職と住まいを同時に失っても、やはり誰も何も助けてはくれなかった。仕事が決まるまで2ヶ月間小麦粉を水と醤油で溶いて喰い、ガード下でダンボールを敷いて汚い毛布に包まって寝た。
君たちに限らずTVではよく救済を全国的に叫ぶ報道がされることがある。その度にいつも思う。君たちは天上人で俺は虫なのだと。

↑の方、 今は、ネットできるまでなって、善かったですねw
途上国や、内戦国では、餓死者もいますし;;

防疫に関しては、各地域に一人ぐらいは、防疫意識の欠如した方や、
好奇心猫を殺すを地でいってる方がいるものです。
自分の地域にも、間違いなくいます。
畜産と関係ない方なら、なおさらです。
都城が、制限かかっているとき、都城から、堆肥をただで引き取ろうとした畑作農家もいました。もちろん、関係機関がストップをかけましたが。。。

宮崎を非難される方は、常識ある方なのでしょうが、周りにいる方すべてが、そうではないと思います。
ですから、私は、非難することを、やめました^^;
がんばっている方がいるのは、間違いのない事実。

他人の欠点はよく見える。
同じように、他県の欠点もみえるでしょう。
でも、自分の県のすべての人間が、自分と同じレベルの意識を持っていると確信できる方がいるでしょうか?
非難するよりも、よりよい方法を提案するほうがいいと思う。

人間は、人の不幸をみて同情しますが、不幸から抜け出そうになると嫉妬や、憎悪にかわる傾向があります。
終息、再興に向けて、がんばる宮崎に、反感が始まっているのはそのためだと思います。

自分よりも幸福になって欲しいと、願う気持ちが、自分も幸福に導くものだと、私は思います。
相変わらず、あまちゃんですがね・・

しんさん

あ~~~試験種付けとかあるわけですね。
種牛もいなくなったから、仕方がないっちゃぁ、ないんでしょうけど・・・・
やっぱり安いですかね?
うん、安いかもねぇ・・・・

ウチなんか役に立たないけれど、しんさんをはじめとする繁殖農家のがんばりが、
殺処分された農家さんの再建に一役買うわけですから、やりがいもあるはず!
しばらくはキツイだろうけど、西都・児湯地区の人たちの分までがんばりましょう!

あ、引越し先はさっそく「お気に入り」に登録しましたぜ。

名無しさん
ほかぞのさん
永田さん

まとめてお返事です。ごめんなさい。
ほかぞのさん、永田さん、フォローして下さってありがとうございます。
名無しの方へのお返事、どうやって書いて良いのか ちょっと悩んでいたのですが、
お二人が書いてくださったことで、少しは名無しさんへ伝わる事があるのを願っています。

ネットの世界において例えば大きな災害が起こった時など、それまで好意的だったコメント欄が、ある時から批判一色になっていく様を何度も見てきました。
いつでも「振り子」は返ってきます。
その揺れの幅が大きければ大きいほど、返って来るものも容赦ないものになります。

そういったのを見てきているから「べぶろぐ」では口蹄疫に関する個人の方のブログ等を紹介するなどして取り上げる事はしませんでした。
(そして、終息を前にして、その姿勢だけは正しかったと思っています。)

また、署名へのお願いはしましたが、宮崎県の一畜産農家である弊社の立場として、寄付や義捐金のお願いをする事は避けてきました。
自分の会社が被害者になるかもしれない、義捐金を貰う立場になるかもしれないと考えた時、個人ならまだしも会社(会社であるが故に社会的な責任・立ち位置が問題になってきます)として「寄付をお願いします」と簡単に言ってしまって良いのだろうかという気持ちがあったからです。
(チャリティTシャツに関しては、写真提供の立場もありましたので紹介させて頂きましたが)

同情も、ある位置を過ぎれば批判に変わることも承知したうえで書かせて貰うなら・・・・
今回の口蹄疫に対しての寄付・義捐金を、本当に感謝しています。
実際に畜産農家としての収入の術を失ってしまった方々、関連業種の方々が再建するため・生活するために必要だったのは、何より現金でしたから。

また、それらの寄付を受け取る方の経済状況がさまざまであるのも事実です。
年齢的な事もあり廃業を考えている方と、借金を抱え尚且つ子供の教育費を捻出せねばならない人では、その価値もまた違ってくるでしょう。

そして、その寄付金のあり方を快く思わない方が出てくるのも仕方が無い事だと思います。
これに絡めて補償金の事もまた、批判の対象になるのかもしれません。

上手く言えませんが・・・・・
(これだけの事を書くのに2時間以上、かかってしまったです・・・・)


しかし・・・・永田さんてばハードな人生だわ(笑)
いや、笑っちゃ失礼なんですけど、私が想像できる範囲の、はるか彼方を生きてきていらっしゃるのねと。。。。なんか妙に嬉しかったりもして。
ホント、少しでも早くみんなが笑顔になれればステキです。

おはようございます。

過去の事はあまり語ったことはないのですが、
今回の異常事態で
皆さんマイナス思考へはいってしまってる方も
多いと思いますが、頑張ればどうにかなるものです。
もちろん、戦略はたたて頑張らなきゃ意味ないですけどね。

あと、お願いですが、、
名無しさんが、書き込みをすでに見られたことを願って、
先の投稿削除しといてください。

ほかぞのさんもいい方ですね。
がんばってください。


永田さん

今、削除しました。

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