山崎畜産HP

ランキング参加中

無料ブログはココログ

« 口蹄疫・280例目 | トップページ | 口蹄疫・281~285例目 »

2010/06/10

口蹄疫・都城 感染疑い関連報道他 6/10(木)

日本経済新聞 Web刊
宮崎・都城の牛、口蹄疫と確認 首相「迅速な対応を」
 鹿児島県は道路の一部閉鎖検討 2010/6/10 13:43

山崎:要約

政府は口蹄疫対策本部の会合を急きょ開き、菅直人首相は現地への自衛隊派遣など迅速な対応を指示

・自衛隊員約30人を現地に送った
・九州の各県警から国道や高速道路での車両の消毒などに300人程度の警察官を手当

口蹄疫:「自衛しかない」 最大の畜産地・都城、悲嘆
            毎日jp

 感染拡大もようやく収まるのかと思っていた矢先に--。日本有数の畜産地、宮崎県都城市にも9日、拡大した口蹄疫(こうていえき)疑い。市は発生覚知から約2時間後に現地対策本部を設置。埋却地や獣医師の確保、さらには発生農家周辺の道路封鎖、消毒などの作業を迅速にこなした。一方、地元や県境を越えた鹿児島県の畜産農家からは驚きと「自衛するしかない」など悲嘆の声が聞かれた。【小原擁、木元六男、新開良一】

 現場に近い都城市高崎総合支所。10日午前5時20分過ぎ、埋却作業に向かう白い防護服姿の職員100人を前に、長峯誠市長は「市内で口蹄疫が発生したことは残念。畜産王国のプライドにかけて封じ込める」と激励した。ワクチン接種については「するつもりはない。えびの市のように接種をせずに封じ込めたい」と述べた。

 市によると、殺処分は10日午前2時40分に終了。農家敷地に隣接する畑での埋却作業が進んでいる。

 一方、同日午前6時過ぎ、殺処分などの作業を終えた市職員らがバスで支所へ帰ってきた。市職員の関孝さん(55)は畜舎の周りに青いシートを張り、消石灰などをまく作業を夜通し行った。関さんは「農場主の奥さんが泣き崩れている姿を見た時、とうとう自分の町にもとんでもないことが起きたんだということを実感した。とにかく早く封じ込めなければ」と話した

 JA都城の和牛生産部会長で、自らも約200頭を飼育する井ノ上廣實さん(71)は疑い例発生に息をのんだ。「ヘリで地域全体に消毒薬を散布するなど、思い切ったことを考えないといけない。金の問題ではない」と訴えた。

 都城市に隣接し、半径20キロの搬出制限区域に入る三股町で280頭の和牛を肥育する福永広文さん(58)も「えびの市の終息で一段落したと思っていた。まさか、という思いだ」。希釈酢による牛舎の全面消毒を2回に増やした。「それぞれが自分の牛舎を防衛するしかない」

 一方、県境を挟んだ鹿児島県曽於(そお)市にも衝撃は広がった。市とJAは9日夜、幹線道路に設置する独自の消毒ポイントを2カ所増やした。全国一の子牛の取扱頭数(年間2万4000頭)を誇る曽於中央家畜市場は、4月下旬から競りは延期されたまま。外園孝男・肉用牛課長(52)は10日、「終息に向けかすかに先が見え出している時期に都城で発生しショックだ。農家からの不安の声も多く寄せられているが感染を避けるため巡回はできず電話しかできない」と厳しい表情で話した。

都城の牛、口蹄疫確認…全208頭を殺処分

 宮崎県都城市の畜産農家で家畜伝染病「口蹄疫」の疑いのある牛3頭が見つかった問題で、農林水産省は10日、遺伝子検査の結果、いずれも陽性だったと発表した。

 同県などは同日朝までに、この農家で飼育する牛全208頭を殺処分すると同時に、半径5キロ圏内の農家に対し、感染の疑いのある牛や豚がいないか確認作業を進めている

 宮崎県と、都城市に隣接する鹿児島県は、発生地から半径10キロ圏内を移動制限区域に、同20キロ圏内を搬出制限区域に指定する予定。鹿児島県は、県境近くでは消毒ポイントを設けた幹線道路に通行を限定し、それ以外の一般道路を封鎖する方針。

 一方、政府の現地対策本部長を務める篠原孝農林水産副大臣は「発生農家から一定の範囲で家畜をすべて処分したい」と述べ、口蹄疫対策特別措置法に基づき、一定範囲での全頭殺処分も検討している。

 農水省などによると、東京都内の動物衛生研究所の施設で遺伝子検査したところ、3頭ともに陽性反応が出た。ウイルスのタイプは、まだ分かっていない。感染が多発している宮崎県川南町周辺や終息宣言を出したえびの市ではO型だった。同省は、都城市の感染がこれらの地域から飛び火した可能性もあるとみて、ウイルスのタイプや感染経路を調べている。

 感染が判明した農場では、9日に牛によだれなどの症状を確認。写真判定の結果、同省が口蹄疫の症状と判断した。このため、まず同じ牛舎の計9頭を殺処分し、さらにこの農場の牛もすべて殺処分した。

 山田農相は10日の口蹄疫対策本部の緊急会議の後、「午前中のうちにすべて埋却を終える方針」とした上で、「迅速に対応したい。交通遮断も含めて、総力を挙げて封じ込めなければいけない」と述べた。

 都城市は2006年の肉の生産額が牛151億円、豚225億円で、いずれも市町村別で全国トップ。隣接する鹿児島県も日本一の黒豚の産地。都城市に隣り合う同県曽於市も90戸が豚計約16万8400頭を飼育している。

(2010年6月10日14時03分  読売新聞)

都城・口蹄疫 発生農場 208頭殺処分 鹿児島県 県境一部封鎖へ 日向市でも感染疑い
2010年6月10日 14:05

 宮崎県は10日、都城市高崎町の農場で家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」の症状を示した牛3頭について、遺伝子検査結果がいずれも陽性だったと発表。結果判明を待たず同日未明、同農場の牛208頭をすべて疑似患畜として殺処分、隣接地で埋却を始めた。一方、日向市でも特有症状を示す牛が見つかり、政府と県が南北の防御ラインと位置付けた一ツ瀬川(宮崎市と新富町の境)と耳川(日向市)を越えて感染が広がっている恐れが強まった。鹿児島県の伊藤祐一郎知事は同日、都城市と接する鹿児島県曽於(そお)市で、幹線道路を除く宮崎県境の一般道路を封鎖する方針を示した。

 政府の現地対策本部長に就任した篠原孝農林水産副大臣はこの日朝、宮崎入り。全国最大級の畜産地帯で起きた事態を踏まえ、記者団に「(川南町など県東部から)50キロも離れた所に飛び火した。一から対応を見直さなければならないのではないか」と説明。東国原英夫宮崎県知事も「口蹄疫対策特別措置法をフルに使い、早急に防疫措置を進める」と強調した。

 県は10日夕までに、家畜の移動制限区域(発生農場から半径10キロ圏)と搬出制限区域(同10―20キロ圏)を設定する。移動制限区域には都城、小林、宮崎3市と高原町が、搬出制限区域には三股、綾、国富3町も含まれる。鹿児島県も曽於市の一部を搬出制限区域とする見通し。

 5月28日に成立した特措法は、感染拡大防止のため強制殺処分に関する権限や補償責務を強化。国や県が健康な家畜にもワクチンを接種し、発症を遅らせた上で全頭を殺処分する法的根拠を明確化しており、こうした対応も視野に封じ込め策が進められるとみられる。

 ただ発生農場から20キロ圏には都城市内だけで牛、豚計約37万頭がおり、長峯誠市長は現地対策本部に「現段階でワクチン接種はしないでほしい」と要請した。

 一方、関係者によると、今回の発生農場では、近隣の農場関係者も飼育作業に携わることがあったという。県や都城市は、出入りした人や車両などを介して周辺に感染が拡大する恐れもあるとみて警戒を強めている。
=2010/06/10付 西日本新聞夕刊=

山崎メモ  今まで分かっている事

・都城家畜保健衛生所から「口蹄疫の症状が見られる牛を確認した」との連絡が都城市へ入ったのは9日午後4時

・午後7時ごろには長峯誠市長に山田正彦農相から電話があり、早急な殺処分を行うよう指示

・午後8時半ごろから市職員が道路封鎖や殺処分作業のため、現場近くにある高崎総合支所へ向かった

・牛208頭の殺処分を10日午前0時半から2時間余りで終えた

・現地では埋却も殆ど終わっているらしい

・農場周辺には消毒ポイント3カ所を設けており、10キロ圏内の12カ所にも消毒ポイントを設置する予定

・無線操縦のヘリでの消毒薬の散布が行われているらしい

・都城市を含む北諸県地域での飼育数(2007年)
  肉用牛7万2390頭
  乳用牛   9540頭
  豚  38万70頭

・感染疑い農場から半径3キロには69戸の畜産農家がある

・移動制限区域にはミヤチク高崎工場がある

・搬出制限区域には県畜産試験場がある
 (種牛候補生らは、高千穂に移動済み) 

« 口蹄疫・280例目 | トップページ | 口蹄疫・281~285例目 »

口蹄疫関連」カテゴリの記事

コメント

ウィルスの空気中での寿命は、どのくらいうなのですかね。
起こって欲しくはなかった。ただ、えびので、発症例がなくても、発生拡大があるなか、移動制限解除は、新たなる、危機を生みだす可能性は、容易に予測できた。防疫には、『大丈夫だろう』は、いらない。縦横斜め、密に、徹底して行わなけば、目に見えぬ敵に勝つことはない。

繁殖・さん

寿命ねぇ・・・どうなんでしょう?

牛での潜伏期間を考えると、えびのの制限区域解除は
あんまり関係なさそうに思えるのですが・・・

敵が目に見えないってのが、辛いですよね。
いっそ「もやしもん」みたいに見えれば戦いやすいのでしょうけど。
それに自分がどんなに防疫をしても、住んでる地域の中を見渡せば、
きっとどこかに穴があるものなんです。

一人が靴の消毒をし忘れたことで、ウイルスを運んでしまうかも、
牛好きの子供が消毒もせずに農場に入り込んでくるかも、
宅配便のお兄ちゃんが、わけのわからんセールスの人が・・・・
なんて考えたら、穴なんてどこにでもありそうです。

繁殖・さんも、自分だけががんばるのではなく、地域の人達を
巻き込んでの防疫をして下さい。
ぜひ、ぜひ、お願いします。

度々お邪魔します。私の相方は、楽天で~、いまも牛さんたち自主的に夜食食べに出かけちゃって(^o^;)。防疫以前の問題ですね(^^ゞ

テレビで大学教授が言っていましたが、

宮崎県内全域で家畜の移動制限と
農家の外出禁止令
を出さないと終わらないんじゃ・・・。

えさ運搬車以外の出入り禁止、農家間の接触禁止。
運搬車はGPSで逐一、位置確認、車内消毒、運転手さんの身体にお酢を噴霧。

20キロを飛び越して出たということは、韓国、イギリスと同じということ。

農水官僚さん、何か手だては・・・?

繁殖・さん

夜食を食べに行く、牛さんですかすごい!
夜間の徘徊などしないように生徒指導部が取り締まって下さい

ブンリン君

副大臣は農水省の官僚出身ですよね。
ちょっと期待しているのですが・・・・
どうでしょう?

川南の友人から電話がありました。 迷惑を掛けて申し訳ないと。。。 友人宅はワクチン接種済みで処分が決定してます。
誰のせいでもないのにごめんねごめんねと涙ながらに言う友人の声を聞いて凄く辛かったです。 
川南では埋却になった近辺での悪臭とガスの発生で大変な状況らしいです。埋却場所でガスの爆発音がするとの事。洗濯物も勿論外には干せない状態で外出は勿論最小限しか出来ないし精神的にも限界だと。
川南ではえびの市の解除はとてもうれしく心が勇気付けられたと。都城の早期の終息を心から願ってると言っていました。
こんな思いをするのは川南だけで十分だと

友人の思いしかと胸に受け止めて防疫活動に励みます。

早期の終息で希望の光になろう!!!

ちなみに前回の移動制限の時に実践してた事を一つ☆

負けないで(ZARD)を大きな声で歌いながら消毒すると結構いやかなり元気がでます。しかも大声でってところが結構大事だったりします。☆ べたな感じですが・・・結構これ元気がでるんです^^

うしかいさん

埋却地の様子、壮絶ですね。
近隣の方の理解が得られず埋却地が決まらないって話も聞きますが、ガスや臭いがそういう状態なら納得もできます。
しかし・・・川南のお友達、謝る事ないのに・・・・
彼らの為にも、がんばって封じ込めなきゃですね!

「負けないで」ですか?
確かに元気がでそうです。
大声で歌うのはストレス解消にもなりそうです!!!

今日も一日負けないでがんばったど~~♪

そうですウィルスとの戦いもそうだけどストレスとの戦いも結構しんどいのでセンムさんも溜め込まない様にご自愛くださいね。

どこに書いていいか判らなかったのでここにうちの防疫の事を少し書きますね。

 場内への入り口は勿論封鎖してどうしても業者さんが場内に入る時は場外で使い捨てのつなぎと防疫様の帽子、靴カバー マスク、手袋(すべてネットで購入できます)ポンプ式の消毒液(クエン酸)で全身消毒し車両の消毒をして入ってもらいます。場内に入った人全てに記帳(入場時間と退場時間、名前連絡先等々)してもらってます。

 従業員は泊り込みにて外部との接触を遮断。

朝昼夜の場内消毒(クレンテとビルコンを使用)(クレンテは休薬期間が2日)と畜舎内の消毒(バイオシッド)(空中に2分間消毒液が浮遊しているともっとも効果的だと獣医師からの指導があったので畜舎内は噴霧器によって消毒)
*移動制限区域に入っている時はクレンテをメインに使用
 解除前にバイシッドメインに戻します。

*クレンテで体に薬疹の症状の報告受けてますのでクレンテを使う際は注意が必要です。 


 道路沿いは片ラミのシートですべて遮断してます。

 かわいそうなのですが牛さんは運動場に一切だしてません。

 牧場との境界線には全て幅2メートルで石灰を厚めにまいてます。
*野生動物が多いので電木の確認は毎日しますが石灰は気休めかもしれません><

 石灰を使っているので中和されやすいビルコンの踏み込み消毒槽の中身ははこまめに替えます。

 そしてこれは外からですが牧場の周りの道路の消毒を一日2回。石灰も5メートル幅で主要なところにまいてます。

 公道なので一応市役所に許可をもらいました。

 *石灰は雨に濡れると非常に滑りやすいので徐行を促す看板を設置してます。 

 他にも多々ありますが取り急ぎこんな感じでうちは防疫してます。

 あ! 凄くありがたかったのは地域住民の方達が持ち回りを決めて毎日道路を3回消毒してくれてました。これには物凄く感動しました。
 
 
 なんか・・・まとまりのないコメントになってすみません。。。

 参考になれば幸いです。

 
 鬼の消毒師うしかいでした^^

 

 

>センム

今日は埋設場所の状況が悪かったのと、作業に危険性があるので中止になりました。

で、さっきNHKニュースに篠原副大臣が出ていました。
国の責任意識をもたれているようで、かつ農家寄りの姿勢だけでなく、冷静に口蹄疫を終息させることを考えておられるように思いました。
期待しているとかの感情はありませんが、浮き足立つこと無くその状況に応じた考え方で指揮を執ってもらえそうです。
ここら辺は官僚上がりの良いところだと思います。
今後、キレる官僚の協力があると頼もしいです。

飛び火の地区の方には防疫をがんばってもらいながら、こちらでは処分の早期終了にがんばりたいと思います。

ブンリン君

今日はゆっくり休めました?
作業の遅れは気になりますが、毎日体力・気力を使う作業ですから無理はしないように。

篠原さん、いかにも官僚って感じの方ですね。
なんかテキパキ処理してくれそうで頼もしかったです。

こっちも防疫がんばってますよ。
さすがにシャチョーはきつそうですけど。

うしかいさん

コメント頂いていたのにお返事が遅れてごめんなさい。
徹底した防疫、おみごとです!
ウチは・・・甘いかも・・・

頂いた消毒の内容は、「まとめ」に使わせてもらいますね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 口蹄疫・都城 感染疑い関連報道他 6/10(木):

« 口蹄疫・280例目 | トップページ | 口蹄疫・281~285例目 »

2019年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

ブクログ

  • ブクログ

ブログパーツ

  • 3月31日まで投票できます

  • ジオターゲティング