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2010/04/20

口蹄疫って何が怖いの?

宮崎県児湯郡都農町の農家で口蹄疫に感染したと思われる牛が見つかりました。宮崎では平成12年に擬似患畜が見つかって以来10年ぶり2件目です。

10年前は野尻町も移動制限区域に入り、子牛のせり市は中止され肥育牛の出荷も出来ない日が続きましたが、県の防疫態勢の徹底により口蹄疫の封じ込めに成功しました。
今回も何としても、少しでも早い終息を願っています。


10年前の口蹄疫騒ぎで一番辛かったのは誤解による風評被害でした。

色々と心配してくれた友人からの電話の最後の言葉は
「しばらく牛肉は食べないわ」でした・・・。

肉を食べる事に何の問題もないわけですが、その時私自身も口蹄疫に対して詳しい事を知らず、何も言い返すことも説明する事もできませんでした。


病気の説明は専門家に任せるとして・・・
まず、私達が理解しておかなければならない事!

①口蹄疫は牛が次々に死んでいく病気ではない

口蹄疫はウイルスによる伝染病で空気感染する為、拡散を防ぐ対策としてとられるのは殺処分です。

ですから一部の人達は

空気感染・伝染病
  ↓
牛がコロコロ死んでいく
  ↓
だから殺処分される

と思ってるようなんです。

実際には口蹄疫に罹った場合の成牛の致死率は1%程度らしいです。
放っておけば治る病気なんです。

それでも殺処分をしなければならないのは

・乳牛の場合、乳の出が悪くなる
・牛が妊娠しにくくなる
・蹄や口に出来た水泡が破れ歩行困難になったり摂食障害がでる事がある
・子牛が罹患した時は死亡率が高い

などの影響があり、もし拡がれば畜産業界にとっては大打撃を被るからなのです。
(追記:つまりこの病気が蔓延した場合、畜産業界だけの問題ではなく、消費者への食肉や乳製品の安定供給が難しくなります。病気の感染拡大・蔓延を防ぐために発生した農場の牛や豚の殺処分を行わなければならないのです。)

(この辺りをきちんとマスコミにも報道してもらいたいものです。)


②牛乳やお肉は摂取しても問題ない

宮崎で鳥インフルエンザが発生した時に就任直後の東国原知事が
「鶏肉は安心・安全なんです!」と懸命に言ってくれた事から、宮崎の鶏肉の消費が落込む事はありませんでした。

口蹄疫に関しても、もちろんお肉の安全性に問題はありません。
まず病気に罹った牛の肉が出回る事が無いのは当たり前ですが
患畜の乳や肉を食べても人に影響が出る事はありません。


ウチも10年前に経験しているから、日向・児湯地区の畜産農家の方々の不安がよくわかります。
・・・とにかく今は「落込まないで、がんばって!」

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口蹄疫関連」カテゴリの記事

コメント

今朝からビックリの一日でした


一刻も早く、口蹄疫が終息しますように・・・


肉肉大会が一刻も早く、開催されますように・・・


殺処分をされた牛さん、それを耐えて受け入れなければならない農家さん、、、

心が痛いです。

一刻も早い終息を願うばかりです(>__<)

忘れられない誕生日となりました。

こちらでは昼前に知りました…
昼休みの食堂では今回の口蹄疫の話があちこちで聞こえてきました。
うちの所では宮崎牛を取り扱っていますが、出荷自粛要請地区からの荷受なんですよね…
という事はしばらく宮崎牛が入らないという事で…
(宮崎県産という意味であれば都城牛は入荷しますが)

一刻も早く終息するのを願いたいものです。

しかし、来月帰省してもいいのかなあ…職場が職場だけに(-_-;)

口蹄疫のことテレビでお父さんと先ほど見ました。
畜産農家の方を思うとなんとも言えません
せつなくて・・・言葉がありません
つらいですね
10年前やまさきさまもそういうことを経験し
つらかったのは風評被害でしたと言っていましたが
東国原知事もそのことを言っていましたね。
最小限にくいとどまって、一日でも早い終息を
私たちも願っています

岩ちゃん

落ち着いたら、ぜ~~~~ったい「肉まつり」やるからね!!!

たけちゃん

せっかくの誕生日に悲しいニュースでしたね

んでも、ちょっと遅れちゃったけど
お誕生日、おめでと~

YOSHIさん

ミヤチクの都農工場が稼動できずに大変だそうです。
ホント早く終息して欲しいです。

帰省した際は防護服を着用の上、エアガン装備で口蹄疫と戦って下さい!

焼肉大門のお母さん

コメントありがとうございます。
昨日は神戸の肉屋さんも心配して電話を下さいました。
遠くに住んでいる方々が気遣って下さるのがほんとに嬉しいです。

10年前に比べるとマスコミの報道も冷静な気がします。
「お肉は食べても大丈夫」と繰り返し報道してくれていますし。

お肉屋さんや焼肉屋さんも何かと大変だと思います。
消費が落ち込む事の無いように、がんばっていきましょうね!

う~ん、帰省が規制されそうです…
現在、獣医師の御役人様が関係各所に問合せ中なので、御沙汰待ちです
牛や豚の生体に近寄る事がありますので、予防という意味では仕方無いですが…

高校の同期生がミヤチク都農工場にはいたはずなんですが…

ちなみにサバゲは10年前に引退しました、当時のエアガンは親父が
対猿用に使っています…親父の実家にはミカン畑があって、
幸島から流れてきたと思われる野猿の被害に遭うもので…

牛を飼っている農家なのに、車両消毒に出るよう要請されて

ほとほと困っています。断れるない立場にないものですから。

車両消毒は口蹄疫のウイルスが付着していることを前提にして

やることと考えれば、消毒中にウイルスが体に付着しないとも

限りません。ハッキリ言って怖いです。これって、どう思われ

ますかっ?

ポンさん

NOSAIの方、役場の方、農協関係の方、みなさん24時間体制で消毒作業をして下さっています。
本当に感謝しています。

宮崎は畜産王国と言われていますから、諸県地方でNOSAI・役場・農協にお勤めの方は、殆ど何らかの形で畜産に関係していますよね。
NOSAIに勤めながら牛を飼っている青年を知ってます。
実家が牛農家の市役所職員も知っています。

彼らも口蹄疫を地域に入れないために消毒作業をしてくれています。
たぶん、彼らも怖いと思います。
でも地域を守ることが自分の家の牛を守ることだと信じているからこそ一生懸命に作業に取り組んでいるのだと思います。

ですから私はポンさんの問いに答えられません。ごめんなさい。

ただ、消毒作業に携わっていただける事には、一農家としてほんとうにありがたく思います。

消毒から帰ったら洋服を全部着替える、念入りに手を洗う、
同じ履物で農場に出入りしない、これが大切だそうです。

はじめてお便りします。宮崎のみなさん、本当に大変ですね。
口蹄疫の発生とうとう17例目になってしまいました。
すでに初動防疫の段階をすぎ、国内流行の段階に入ったようですね。
奇しくも1年前には新型インフルエンザがありました。当時は、WHOのパンデミック宣言から、厚生労働省主導で、水際大作戦が展開され、国内初発生の神戸の高校生がパッシングにあったり、空港でのものものしい検疫、強制入院、休校や修学旅行自粛等々、現場は疲弊し、関西経済への多大な影響がありました。
そもそも大量の人や物がボーダーレスで動いている時代に、潜伏期間のある感染症を水際作戦で食い止めるなんてできないことは、はじめからわかっていたのに・・
今、口蹄疫も、OIEで恐ろしい伝染病に指定されており日本を清浄国とするため、農水省の定めた指針によって、牛や豚の大虐殺が行われています。
でも、口蹄疫って感染力は強いものの、ほとんどが自然に治癒して死亡率も低い病気ですよね。
発生農場にとっては、病気そのものの被害より、清浄化のための損害のほうがはるかに大きいってことですか。
これって、新型インフルエンザと似ていませんか。
国益のために現場や地方は泣いてくれっていうことでしょうか。
新型インフルエンザでは、橋本知事は「このままいくと大阪の都市機能は停止してしまう」国に抗議し、水際作戦は方向転換していきました。
このままでは、畜産王国宮崎は崩壊しまいそうです。東国原知事、いつまで霞が関のいうなりになっているのでしょうか。

しろねこさん

コメントありがとうございます。
しろねこさんのおっしゃる事はなんとなくわかります。
しかし・・・・

発生後しばらくは、前回の様に直ぐに沈静化されるであろうと思っていましたから ある程度の余裕もあり、とにかく防疫をせねばとテンションもあがっておりました。

しかし、こうも次々に感染疑いが見つかるとまるで先が見えてきません。

次は自分の番では・・・
いくら消毒をしても、それでもどこからウィルスが入ってくるのでは・・・
もし、自分の家畜が感染したら・・・
自分だけの問題ではありません、周りにも迷惑をかけます

気晴らしに出かけたくとも、どこかでウィルスを運んできてしまうかもと
思うと外出さえ避けてしまいます。

とにかく精神的に疲弊している状態です。

子牛のせりが行われなければ、繁殖農家に収入はありません。
(子牛は育ちすぎると、セリ値が落込んでしまいます)
肥育牛が動かせねば、肥育農家も収入はありません。
これは養豚農家も同じです。

収入が無い状態で、餌代はかさんで行きます。
消毒代もバカになりません。

精神的な疲労から体調を壊す人も出てきています。
そこに金銭的な不安までのしかかってきているのです。

一日でも早く終息してくれと息を潜めて暮らしている状態なのです。

そういう状態の人間に
国がどうとか、霞ヶ関がどうとか、問いかけても無理でしょう?

また発生源についても色々取り沙汰されておりますが、
犯人探しをする余裕もありません。
ただただ、終息を願っているだけなのです。

しろねこさんもきっと終息を願ってくれている方でしょうから、こういう書き方をすると お気を悪くなさるかもしれませんが・・・

そういった議論は、今は外野でなさってくださいますよう、お願いします。
現場の人間に議論に加わる余裕はありません。
どうか、議論の場に現場の人間を巻き込まないで下さい。

センムさま 
配慮にかけるメールを送信してしまい、大変、申し訳ありません。
一日も早い終息を願っています。

しろねこさん

ありがとうございます。
どうか今は暖かく見守っていてください。

今の宮崎県の畜産業を憂えるのなら・・・
ぜひとも、宮崎県産牛肉、豚肉を今までと変わらず食べて下さい。

生産者が立ち直るのに一番嬉しいのは、生産物を美味しく食べてくれている人がいる、って事です。
自分達が生産した物を待っていてくれる人達がいる事が何よりの励みになります。


青森県内で畜産関係の団体に勤務しているものです。
2年前には宮崎県内で畜産関係に勤務していたので、人ごとではありません。口蹄疫の感染力の強さは本当に怖いですね。
10年前は数戸で終息したので、今回もと思っていたのですが、この拡大ぶりは恐ろしいですね。
私の職場からも応援に行っています。これからも続々交代で行くことになっています。
その対応は体力勝負でしょうし、何人行っても効果は少ないのかもしれませんが・・・。
とにかく、国も県も、関係団体も指導力を発揮して、早い終息を願っています。
現地の人たちも心休まることのない日々が続き、体力的にも消耗されていると思います。
長期戦になることが予想されます。十分休息をとられ、健康に留意してください。
頑張ってください。応援しています。
早い終息を祈念しています。

バイサン60さま

私も今回も早い時期に終息するのでは、と思っておりました。
まさかこれほどの脅威とは・・・
我家は制限区域を外れていますので、何とかやっておりますが区域内の方々のことを思うと胸が痛みます。
こと川南の町民の皆さんのがんばりには感謝すらしています。
バイサンさんの職場からも応援との事、地元の人達は本当には心強く、頼もしく写っているのではないでしょうか。
決して効果が少ないなんて事はないです。
現場は混乱しているでしょうが、それでも一人でも多くの加勢を必要としています。
同僚の方も大変でしょうが、どうか畜産業の未来のためによろしくお願いしますとお伝え下さい。

優しいお言葉、本当にありがとうございます。

はじめまして、宮崎でまた口蹄疫の疑いのある牛がいたそうですね。検査結果は全て陰性ということで良かったです。

しかし自分は口蹄疫に関する知識がなく、「そもそも口蹄疫って何が問題なの?」という素朴な疑問を持ち、
ネットで検索していた所、こちらのブログに辿り着きました。大変わかりやすい説明、ありがとうございました。

また、センムさんのコメントの中に「現場の人間に議論に加わる余裕はありません」というものがあり、
今回、東日本大震災に遭い、現場と被災地外との間に温度差を感じている自分には、とても共感できました。

宮城の被災者さま

コメントありがとうございます。
「ほぼシロだろう」とは聞いていたのですが、やはりきちんとした結果が出るまでは落ち着きませんでした。
ホント、陰性で良かったです。ホッとしました

口蹄疫の説明、分かりやすかったですか?
本当は、「清浄国のステータス」の説明なども書くべきだったのでしょうが・・・・。

震災の被害、心からお見舞い申し上げます。
今回は家畜ではなく、人の命が関わっている災害なので、同じ様に語ってはいけないのかもしれませんが・・・・・口蹄疫を経験して「普通の生活」のありがたさが身にしみるようになりました。
震災の被害を受けた方々が、少しでも早く「日常」が戻ってくることを祈っています。

宮城と宮崎は「宮宮フェア」なんてのを昨年からやってるんですが、ご存知ですか?
今の宮崎県知事は、宮崎に来る前は宮城県庁にお勤めされてました。

そんな繋がりもあって、今回の震災では宮崎は宮城県を重点的にフォローすることになっているんですよ。
山元町には宮崎県の職員が派遣されてますし。
東京の物産館でも共同で催し物をし特産品を販売するそうです。

宮城と宮崎で共に手を取って歩いて行けたら、嬉しいですよね。

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